JP2872798B2 - ベルトの寄り止め装置 - Google Patents

ベルトの寄り止め装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の支持ローラに巻き掛けられて駆動さ
れる無端状のベルトの寄り止め装置に関する。
〔従来の技術〕
上述の如き無端ベルトは各種の機械、装置に広く利用
されている。例えば複写機、ファクシミリ或いはプリン
タの如き画像形成装置においても、感光体ベルトや転写
ベルトなどの無端ベルトが用いられている。感光体ベル
トは、その表面にトナー像を担持するものであり、転写
ベルトはかかるトナー像を転写すべき転写材を担持して
搬送するベルトである。
このような無端ベルトは複数の支持ローラに巻き掛け
られて駆動されるが、この動作時に、無端ベルトが支持
ローラの軸線方向に大きく片寄ったり、蛇行することを
阻止する必要がある。例えば感光体ベルトを例にとる
と、これが一方の側に大きく片寄ったり蛇行したりする
と、その表面に形成されたトナー像の画質が低下する。
転写ベルトにおいても全く同様である。
そこで従来より各種形式のベルトの寄り防止装置が提
案され、かつ実用化されている。
例えば、無端ベルトの内面にその周方向に延びるリブ
を形成し、これを支持ローラの端面又はローラの周面に
形成した周溝に係合させてベルトの寄りを防止するベル
トの寄り止め装置が公知である。ところがこの構成によ
ると、経時的にベルトのリブが支持ローラに乗り上げ、
ベルトが変形してその表面に歪みを生じる恐れがある。
その際、ベルトが感光体ベルトや転写ベルトである場合
には、転写むらを起こし、画像品質が低下する。
また、支持ローラの両側縁の近くに無端ベルトの寄り
を規制する円柱状の規制ローラを設けた無端ベルトの寄
り止め装置も公知である。ところがこの構成によると、
規制ローラを設ける必要があるため、コストが上昇す
る。
さらに無端ベルトの中央部内側にベルト寄り調整機構
を設けた装置も提案されているが、この構成によると装
置全体の構造が大型化し、コストが上昇する不具合を免
れない。
また支持ローラの全長に亘って、ベルトの幅方向中心
に向けて傾斜した多数の環状フランジを形成した構成も
提案されているが、支持ローラの構造が複雑となる割に
は、ベルトの寄り止め効果を向上させることが難しい。
また支持ローラは、その周面の全体が環状フランジによ
って連続面でなくなるため、例えば感光体ベルトや転写
ベルトのように、平面性が要求されるベルトをこのよう
な支持ローラに巻き掛けることは不適当である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上述の従来の欠点を一挙に解決し、
低コストで、かつ確実な寄り止め効果の得られるベルト
の寄り止め装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、無端のベルトを
巻き掛けた複数の支持ローラのうち、少なくとも1つの
ローラの面端部のみに、ベルトの側端部が当ったとき、
該ベルトをその幅方向中心に向けて付勢する弾性材料よ
り成る複数の環状フランジを設け、これらの環状フラン
ジは、支持ローラの軸線方向に間隔をあけて位置し、か
つ各環状フランジの最大外形が、ベルトの幅方向中心側
に位置する一番内側の環状フランジから一番外側に位置
する環状フランジに向けて、順次拡大していることを特
徴とするベルトの寄り止め装置を提案する。
また本発明は同じ目的を達成するため、無端のベルト
を巻き掛けた複数の支持ローラのうち、少なくとも1つ
のローラの両端部のみに、ベルトの周縁部が当ったと
き、該ベルトをその幅方向中心に向けて付勢する弾性材
料より成る環状フランジを設け、該環状フランジは、ベ
ルトの幅方向中心側から外側へ向けて順次外形を拡大し
ながら螺旋状に延びているベルトの寄り止め装置を提案
する。
その際、環状フランジが、ベルトの幅方向中心へ向け
て傾斜していると有利である。
また環状フランジが、椀形状をなし、その凹部側がベ
ルトの幅方向中心を向いているように構成することもで
きる。
〔実施例〕
以下、本発明を一実施例に基づき説明する。
第1図は、電子写真式の複写機の概略構成図を示し、
この例では、符号1で示すような可撓性であって無端の
感光体ベルトが用いられている。かかる感光体ベルト1
は、第2図に示すように、複数の支持ローラ2,3,4間に
掛け渡され、このうちのローラ2は駆動ローラ、3は従
動ローラ、4はテンションローラとなっている。
感光体ベルト1は転写チャージャ8と共にケース5内
に収められ、これらが感光体ユニット10として構成さ
れ、該ユニット10が作像システムキット101に対してロ
ーラ2の軸方向に挿脱自在となっている。
第2図において、感光体ベルト1の周りには、転写チ
ャージャ8と共に帯電チャージャ6や現像装置7やクリ
ーニング装置9や除電ランプ11などの作像プロセス機器
がそれぞれ配備され、この例では帯電チャージャ6と除
電ランプ11とが、除帯電ユニット12として一体ユニット
化されている。また現像装置7やクリーニング装置9
も、それぞれ現像ユニット、クリーニングユニットとし
て一体ユニット化されている。
画像形成時には感光体ベルト1が矢印方向に回転駆動
され、その表面が帯電チャージャ6によって帯電され、
次いで原稿の光像が矢印Lで示すように感光体ベルト1
上に結像投影され、これにより形成された静電潜像が現
像装置7によってトナー像として可視像化される。この
トナー像は転写チャージャ8の作用で転写紙Pに転写さ
れる。転写後の感光体ベルト1はクリーニング装置9に
より清掃され、かつ除電ランプ11によって除電作用を受
ける。感光体ベルト1から除去されたトナーは排出用搬
送スクリューによって別個の廃トナーボトルに回収され
る。
本例では、感光体ユニット10と他の各ユニットが枠体
13に組込まれ、これらが一体化された作像システムキッ
ト101として取り扱われるようになっている。そして、
かかる作像システムキット101の全体を複写機本体100に
対して手前側に引き出し、又はこれを奥側に押し込んで
セットすることができる。これと同時に、感光体ユニッ
ト10の基準として前述の各ユニットをそのセットを解除
することにより、作像システムキット101に対して手前
側に引き出し、これらユニットをキット101から着脱で
きるように構成されている。
無端ベルトの一例である感光体ベルト1は、前述のよ
うに複数の支持ローラ2,3,4に巻き掛けられて駆動され
る。その際、感光体ベルト1が支持ローラの軸線の方向
に大きく動くと、前述のように画質劣化などの不具合が
発生する。
そこで、上述した複数のローラのうち、少なくとも1
つのローラ、本例では第3図乃至第5図に示すように駆
動用の支持ローラ2に、ベルトの寄り止め装置が付設さ
れている。
支持ローラ2は、駆動モータにより回転駆動される中
心軸20と、これに一体に嵌着固定されたローラ本体部21
と、この軸線Xの方向の両側に配置されて中心軸20に嵌
着固定されたリング部材22を有し、これらが一体となっ
て回転駆動されるように構成されている。両リング部材
22は、その中心側の基部23から半径方向に突出した複数
の環状フランジ24を有している。各リング部材22とロー
ラ本体21を一体に成形してもよい。
上述の如く支持ローラ2の両端部には環状フランジ24
が設けられているが、これらはその配置が対称となって
いるほかは、同一の形状を有している。
各環状フランジ24は支持ローラ2の軸線Xの方向にδ
で示す間隔をあけて配置され、また各環状フランジの最
大外径dは、感光体ベルト1の幅方向中心CL(第3図)
側に位置する一番内側の環状フランジから一番外側に位
置する環状フランジに向けて順次拡大している。この例
では、第5図から明らかなように、ローラ本体部21の端
部からローラ2の軸線方向外方向に向けて連続的に、か
つ滑らかに拡大する曲線(又は直線でもよい)Sに沿っ
て各環状フランジ24の外周面25が位置している。このよ
うにローラ両端に位置する環状フランジがその間のロー
ラ部分よりも大径となっている。
支持ローラ2の軸線方向における最も外側に位置する
最大外径の環状フランジ24は、ローラ本体部21よりも、
半径にしてrだけ大きいが、このrの値は例えば0.3m
m、リング部材22の軸線X方向の長さlは例えば10mm程
度に設定される。
またこの例では、環状フランジ24がゴムなどの弾性材
料によって構成されている。
第3図乃至第5図は、支持ローラ2に感光体ベルト1
を掛けたときの初期状態を示しているが、ここで支持ロ
ーラ2が回転して感光体ベルト1が駆動されたとき、感
光体ベルト1が第5図に矢印αで示した図における右側
へわずかに移動したとすると、ベルト1の側端部26は、
先ず第5図の一番左側の環状フランジ24の外周面25上に
乗り上げるか、又はその側面27に当接して、この環状フ
ランジ24に対し、第6図にP1で示したαと同じ向きの外
力を加える。このためこの環状フランジ24は、第6図に
鎖線で誇張して示したように弾性的に曲げ変形し、その
弾性復元力P2によって感光体ベルト1をその幅方向中心
CL(第3図)へ向けて付勢する。
ここで感光体ベルト1の力P1が弾性復元力P2よりも大
きいときは、感光体ベルト1はさらにα方向にずれ動い
て、ベルト1の側端部26が第5図の左から2番目の環状
フランジ24に接してこのフランジを弾性変形させる。よ
って感光体ベルト1には、この環状フランジ24の弾性復
元力も作用することになる。同様の作用が、次の環状フ
ランジ24においても生じる。弾性復元力の総和が感光体
ベルト1の移動力と等しくなれば、力が釣合い、ベルト
1の移動が止められる。このように感光体ベルト1の寄
りが大きくなればなる程、該ベルト1は環状フランジ24
からより大きな戻り力を受けるので、感光体ベルト1が
大きく片方へ寄ることが阻止される。
第3図乃至第5図の例では、初期状態で感光体ベルト
1を支持ローラ2のローラ本体部21にのみ掛けるように
したが、第7図に示すように、初期状態において感光体
ベルト1の各側端部26の領域が左右の環状フランジ24の
一部に掛っているようにしたときは、このベルト1が例
えば第7図のの右方に動いたとき、該ベルト1は、右側
の環状フランジ24から前述のようにP2なる弾性復元力を
受けるほか、左側の環状フランジ24も感光体ベルトの動
きによって右側に倒れる向きに弾性変形するので、その
復元力P3(第7図)も受ける。これらの力P2,P3は、共
に感光体ベルト1をその幅方向中心CLに向けて付勢する
向きであるため、感光体ベルト1の大きな寄り動きをよ
り効果的に阻止できる。
また各環状フランジ24が支持ローラ2の端部に行く程
大径になっているので、これによる感光体ベルトの寄り
止め効果も得られる。すなわち、一般に無端ベルトの走
行時にベルト寄りが生じる原因としては、ベルト自身の
左右両端部の周長差、支持ローラの平行度、支持ローラ
周面の平行度、ベルトの左右端部の張力の差を挙げるこ
とができる。このなかで、金属ベルトなどの加圧による
ベルトの伸びの小さいベルトについては、ベルト左右の
張力に差があった場合、張力の小さい方へベルトが寄り
動く。ここで、感光体ベルト1が第5図における右方へ
動き、その側端部26が曲線Sに沿って径の大なる環状フ
ランジ24へ向けて乗り上って行くと、その環状フランジ
24が縮径する方向に弾性変形し、その復元力P4が感光体
ベルト1に作用する。このため、環状フランジ24の外周
面25に乗り上がった感光体ベルト部分の張力が部分的に
上昇し、これによって感光体ベルト1の左右のベルト張
力に差が生じ、該ベルト1には張力が小さな方向、すな
わち感光体ベルト1の側端部26が環状フランジ24から降
りて行く方向の力が作用する。この力によってもベルト
1の寄りを止めることができるのである。
以上、感光体ベルト1が第3図乃至第6図の右方へ動
いたときの、その止め作用について説明したが、逆の左
方へ動いたときも、全く同様にしてその大きな動きが阻
止される。
なお、支持ローラ3に設けられる環状フランジ24は、
その支持ローラ2の両端部のみに設けられ、感光体ベル
ト1の画像書込み幅W(第3図、第7図)、もしくは作
像プロセスに関する各ユニットの有効幅よりも外側に位
置している。従って感光体ベルト1が左右に多少寄っ
て、その各側端部が環状フランジ24の外周面25に乗り上
がり、ベルト表面の平面性が多少失われたとしても、こ
れが画像形成に影響を与えることはない。
以上、説明した実施例においては、各環状フランジ24
が、支持ローラ2の軸線Xに対して直角に突出している
が、第8図に示すように各環状フランジ24を感光体ベル
ト1の幅方向中心CL(第3図)に向けて傾斜させると、
ベルトの寄り止め効果を一層高めることができる。
第8図は支持ローラ2の一方の端部側の環状フランジ
24だけを示しているが、他方の端部側の環状フランジ
も、第8図に示した環状フランジ24と対称に位置してい
ることは当然である。
ここで、第8図に示した環状フランジ24もゴムなどの
弾性材料より成るが、各環状フランジ24がほぼ椀形状を
なし、その凹部側が感光体ベルト1の幅方向中心CLを向
くことによって、各環状フランジ24が中心CL側に傾斜し
ている。またこの例では、環状フランジ24の製造時の成
形性を高めるため、各環状フランジが個々のディスク30
に形成され、これらのディスク30が中心軸20に嵌合して
固定されている。第3図乃至第7図に示した実施例の環
状フランジ24も、第8図に示したようなディスクに形成
してもよいし、逆に第8図に示した環状フランジ24を第
3図乃至第7図と同様にリング部材22に一体化して形成
し、或いはローラ本体部21に一体化して形成することも
可能である。
第8図における他の構成は先の実施例と変りはなく、
各環状フランジ24の最大外径がローラ2の端部へ行く程
大きくなっていて、その外周面25が滑らかに変化する曲
線(又は直線)Sに沿って位置していることも変りはな
い。曲線(又は直線)Sの勾配は半径で1/30程度であ
る。
今、仮に第8図において感光体ベルト1が図の右方へ
わずかに動き、ベルト1の側端部26が環状フランジ24に
接触すると、先の実施例の説明でも明らかにしたよう
に、弾性変形した環状フランジ24の復元力P2(第9図)
が感光体ベルト1に作用し、その寄り動きを止める。こ
のとき、本例においては各環状フランジ24が中心CLを向
けて傾斜しているので、第9図に示すように環状フラン
ジ24は感光体ベルト1からの加圧作用によって実線の状
態から破線の状態にめくれ上がるように、すなわちフラ
ンジ24が平坦となるように変形する。このため、その変
形量が小さな割には大きな復元力P2が得られ、感光体ベ
ルト1の寄り防止効果を一層高めることができる。軸線
Xに対する環状フランジ24の傾斜角θ(第9図)が第3
図乃至第6図に示した例のように仮に90゜又はそれ以上
であったとすると、この環状フランジは小さな力で大き
く変形することになるため、感光体ベルト1が支持ロー
ラ2の軸線X方向に大きく動かなければ移動力P1と等し
い復元力P2が発生しない。これは、第8図に示す実施例
よりも、感光体ベルト1がローラ2の軸線方向に大きく
動かなければ該ベルト1の動きを止められないこと、従
って第8図に示す実施例のようには、大きなベルトの寄
り防止効果が得られないことを意味する。このように、
第8図に示す実施例ではより効果的に感光体ベルト1の
寄り止め効果が得られるのである。
この例においても、第7図に示した如く初期状態にお
いて、感光体ベルト1が左右の環状フランジ24に当るよ
うにしておくことにより、ベルトが寄ったとき、寄った
方と反対の環状フランジが感光体ベルト1によって引張
られ、その椀形状の湾曲状態をさらにきつくする向きに
変形するので、その復元力P3が感光体ベルト1に作用
し、P2とP3の和が感光体ベルト1からの力P1とバランス
することにより、感光体ベルトの動きが止められる。
また先に説明したように、各環状フランジ24の外周面
25の外径は、滑らかな曲線(又は直線)に沿って変化し
ていることが望ましく、その外径の変化が第10図に示す
ように急激となり、その程度が特に著しいと、この急激
に変化する部分Tに当接した感光体ベルト部分に局部的
に大きな力が作用し、感光面に歪みを生じる恐れがあ
る。
ただ、第11図に示すように、各環状フランジ24の外周
面25の全体が前述の曲線(又は直線)Sに完全に合致し
なくともよい。
また、各環状フランジ24をゴムで構成すると、その弾
性復元力P2を確実に得られ有利であるが、他の材料、例
えば第12図に示すように、薄い金属板より成る環状フラ
ンジ24を用いてもよい。第12図の例では、各環状フラン
ジ24が支持ローラ2の中心軸20に嵌着固定されている。
但し、各環状フランジ24をほとんど又は全く弾性変形
しないような、例えば硬質樹脂などで構成すると、ベル
トの寄り量が大きくなり、このベルトが環状フランジに
乗り上がったとき、ベルトが変形する恐れがあるので、
この点を考慮に入れて環状フランジの材質を選択すべき
である。
第13図は、支持ローラ2の両端部に付設される環状フ
ランジ24が、感光体ベルト1の幅方向中心CLから外側へ
向けて順次外径を拡大しながら連続的に螺旋状に延びて
いる例を示す。この構成によっても先に示したところと
同様な作用効果が得られる。第13図に示した螺旋状の構
造は、先に示した全ての実施例に対して適用できるもの
である。
本発明は感光体ベルト以外の、例えば前述の転写ベル
トなどの、特に低伸縮無端ベルトの寄り止め装置として
も構成できることは明らかである。
〔発明の効果〕
請求項1及び2に記載の構成によれば、簡単な構造に
よって、長期に亘ってベルトの寄り止め効果を得ること
ができる。
請求項3,4に記載の構成によれば、ベルトの寄り止め
の動作時に、該ベルトの移動量を極くわずかに抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子複写機の概略構成図、第2図はその一部の
拡大図、第3図は支持ローラとこれに掛けられた感光体
ベルトの正面図、第4図はその部分斜視図、第5図は環
状フランジの縦断面図、第6図は環状フランジの作用を
説明する図、第7図は感光体ベルトの巻き掛け状態を異
ならせた、第3図と同様な図、第8図は他の実施例を示
す断面図、第9図は第8図に示した環状フランジの作用
を説明する図、第10図は環状フランジの外径を急激に変
化させたときの不具合を説明する図、第11図は他の実施
例を示す断面図、第12図は環状フランジを薄い金属板で
構成したときの断面図、第13図は環状フランジを螺旋状
に形成した実施例を示す図である。 1……ベルト、2,3,4……支持ローラ 24……環状フランジ、26……側端部 CL……中心、d……外最外径 X……軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 5/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端のベルトを巻き掛けた複数の支持ロー
    ラのうち、少なくとも1つのローラの両端部のみに、ベ
    ルトの側端部が当ったとき、該ベルトをその幅方向中心
    に向けて付勢する弾性材料より成る複数の環状フランジ
    を設け、これらの環状フランジは、支持ローラの軸線方
    向に間隔をあけて位置し、かつ各環状フランジの最大外
    径が、ベルトの幅方向中心側に位置する一番内側の環状
    フランジから一番外側に位置する環状フランジに向け
    て、順次拡大していることを特徴とするベルトの寄り止
    め装置。
  2. 【請求項2】無端のベルトを巻き掛けた複数の支持ロー
    ラのうち、少なくとも1つのローラの両端部のみに、ベ
    ルトの周縁部が当ったとき、該ベルトをその幅方向中心
    に向けて付勢する弾性材料より成る環状フランジを設
    け、該環状フランジは、ベルトの幅方向中心側から外側
    へ向けて順次外径を拡大しながら螺旋状に延びているベ
    ルトの寄り止め装置。
  3. 【請求項3】前記環状フランジが、ベルトの幅方向中心
    へ向けて傾斜している請求項1又は2に記載のベルトの
    寄り止め装置。
  4. 【請求項4】前記環状フランジが、椀形状をなし、その
    凹部側がベルトの幅方向中心を向いている請求項3に記
    載のベルトの寄り止め装置。
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