JPH0720785B2 - 改良形ベルト支持及びトラッキング装置 - Google Patents

改良形ベルト支持及びトラッキング装置

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JPH0720785B2
JPH0720785B2 JP4131084A JP13108492A JPH0720785B2 JP H0720785 B2 JPH0720785 B2 JP H0720785B2 JP 4131084 A JP4131084 A JP 4131084A JP 13108492 A JP13108492 A JP 13108492A JP H0720785 B2 JPH0720785 B2 JP H0720785B2
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    • G03G15/75Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ベルト支持及びトラッキング装
置、特にベルトの内側の摩耗を軽減すると共にベルトを
駆動するために必要なトルクを減少させながら、ベルト
の所定経路からの横移動を制御する装置に関するもので
ある。
【0002】多くの市販の複写機/プリンタでは、ベル
ト状の光伝導性絶縁部材を所定の経路に沿って複数の処
理部を通過するように支持することによって、最終的に
コピー用紙上に複写像を形成できるようになっている。
光導電ベルト上に記録された潜像は、それに作用する様
々な処理部が複写品質を最適化できるように正確に位置
決めされなければならない。このため、光導電ベルトの
横方向整合を所定の許容範囲内に制御することが重要に
なる。このようにしてのみ、光導電ベルトを所定経路に
沿って移動させる時、その周囲に配置された処理部をベ
ルト上に記録されている潜像に対して正確に位置合わせ
することができる。
【0003】ベルトの横移動の制御を考える時、ベルト
が完全な構造であって、互いに正確な平行関係に取り付
けられている完全な円筒形のローラに巻き付けられてい
れば、ベルトの横移動は有り得ない。しかし、実際には
これは実現不可能である。装置の配置が不完全であるた
め、ベルトの速度ベクトルがローラの回転軸線に垂直に
ならず、運動学的に安定する位置に達するまで、ベルト
がローラに対して横移動する。ベルトの横移動を制御す
る現在の方法には、サーボ装置、王冠状ローラ及びフラ
ンジ付きローラがある。いずれの制御装置でも、感度が
高い光導電ベルトに損傷を与えやすい高い局部応力を防
止することが必要である。サーボ装置等の能動装置(act
ive system) は、ベルトに加わる応力が小さいステアリ
ングローラを用いている。しかし、この形式の能動装置
は一般的に複雑であると共に高コストである。フランジ
付きローラ等の受動装置(passive system)は、低コスト
ではあるが、一般的に高い応力を発生する。光導電ベル
トの支持及びトラッキングを改善するため、様々な形式
のフランジ付きローラ装置がこれまでにも開発されてい
る。例えば、駆動ローラの両端部に1対のフランジを取
り付けることができる。光導電ベルトが横移動してフラ
ンジの一方と係合する場合、それはローラ装置に対して
横方向に滑り移動できるか、それ自身またはローラ装置
が局部的に変形してそれの位置を維持できることが必要
である。ベルトを横移動させるか、それ自身がローラ装
置上で局部的に変形するために必要な縁部力は、最大許
容縁部力を大幅に超えているのが一般的である。このた
め、ベルトがねじれ始めて、装置を故障させることにな
る。あるいは、フランジは駆動ローラではなくアイドラ
ローラの1つに取り付けてもよい。横移動は、駆動ロー
ラに対するアプローチ角を変化させることができるよう
にベルトを曲げることによって制御される。この形式の
装置に発生する縁部力は、フランジを駆動ローラに取り
付けた場合に比べて小さくなる。しかし、この装置に伴
う主な問題は、性能がベルトのその平面上での曲がりに
大きく影響されることである。この形式の装置での力は
減少することが多いが、依然として一般的にベルトのね
じれ力を超えているために許容できないように思われ
る。このため、結果的に光導電ベルトの側縁部がねじれ
て、それの寿命を縮める。
【0004】他のベルト操作装置が米国特許第4,19
8,155号に記載されており、これに記載されている
ベルトアセンブリでは、サブベルトに光導電ベルトが取
り外し可能に取り付けられている。サブベルト及び光導
電ベルトは、駆動ローラ、ステアリングポスト及びテン
ションポストによって定められた経路に沿って互いに一
体状に移動する。サブベルトアセンブリは、光導電ベル
トと駆動アセンブリとの間に配置されている。ソビエト
連邦特許第630,141号は、トラクションベルトを
端部ガイド及び駆動ドラムに掛けたベルトコンベヤ駆動
部を開示している。このベルト駆動装置に伴う1つの問
題は、掛けられているトラクションベルトが回転自在で
はなく、従ってコンベヤベルトの牽引を阻害することで
ある。
【0005】上記問題点のほとんどを解決できるベルト
トラッキング装置が、ベルトが移動する経路を定める固
定式の非回転円弧形ベルトトラッキングシューを示して
いる米国特許第4,657,370号に開示されてい
る。ベルトを駆動ローラでトラッキングシューに沿って
駆動する時、ベルトが端部ガイドに接触している時のト
ラッキングシューの速度はゼロである。しかし、必要な
ベルト駆動トルクが高く、またベルトが常にスキッドシ
ュー表面上を摺動しているため、ベルトの摩耗が増加す
る。非常に望ましくない結果として、ベルト汚染の増加
と、駆動能力の損失がある。駆動ローラと光導電ベルト
との間の摩擦係数が減少して、ベルトのスリップが増大
する。これはベルトの移動を不均一(「ジャーキー(jer
ky) 」)にするため、ベルトが複写モードで前進する時
に複写品質不良を発生する。また、複写機内のブレード
クリーニング装置のブレードの下側から紙繊維や他の屑
を取り除く場合などに、時々ベルトを後進させる必要も
ある。
【0006】従って、本発明によれば、ベルトを支持す
るベルト経路形成表面を備えている固定式の非回転トラ
ッキングシューすなわちスキッドプレートを有してお
り、トラッキングシューの経路形成表面の両側には、経
路形成表面から外向きに延出することによってスキッド
縁部ガイドを形成している垂直方向のフランジが設けら
れている改良形スキッドプレート式感光体トラッキング
装置が開示されている。好ましくは、円弧形ベルトトラ
ッキングシューは、処理方向において第1のほぼ平面的
な経路を形成する表面と、円弧形経路形成表面と、ベル
トを搬送するのに伴って方向を逆転させることができる
第2のほぼ平面的な経路を形成する表面とを備えてい
る。回転駆動されるベルト搬送ローラが設けられてお
り、無端感光ベルトが、回転駆動搬送ローラの周囲に沿
った所定経路を移動するように配置されている。ほぼ無
拘束のスリップベルトが感光ベルトとスキッドプレート
との間に配置されており、これによってこれまでは感光
体をスキッドプレートに沿って駆動するのに必要であっ
た高駆動トルクを減少させ、感光体の裏当て被膜の摩耗
を最小限に抑え、スキッドプレートに対する感光体の衝
撃を最小限に抑え、駆動ローラの汚染を減少させ、また
スリップベルトが感光ベルトと一緒に軸方向に移動でき
ることから、ベルトトラッキングを維持することができ
る。
【0007】図1は、本発明によるスリップベルト式ト
ラッキング手段を組み込んだ自動静電写真複写機の概略
断面図である。
【0008】図2は、図1の感光体カートリッジの拡大
図であって、スリップベルト及びトラッキングシューを
断面図でさらに詳細に示している。
【0009】図3は、ベルトトラッキングシューの分解
図である。
【0010】図4は、カートリッジ内のベルトトラッキ
ングシューのさらなる拡大図であって、プラテン部分に
対する転写コロトロンの位置及び円弧部分からコピー用
紙が離脱する様子を示している。
【0011】本発明を、電子写真装置において同様に用
いられるスリップベルト及びトラッキングシューの好適
な実施態様を参照しながら、以下に説明する。
【0012】図1に示されている複写機10は、主機フ
レームに対して矢印13の方向に出し入れできる取り外
し式処理カートリッジ12を用いている。カートリッジ
12には、外周面を適当な光導電材15で被覆した像記
録ベルト状部材14が設けられている。ベルトは、カー
トリッジ内を従動搬送ローラ16及びベルトトラッキン
グシュー18の周囲に沿って回転するように適当に取り
付けられており、ベルトの内側に示されている矢印の方
向へ移動して、その上の像支持表面が複数の電子写真処
理部を通過できるようにする。モータ17等の適当な駆
動手段が設けられて、様々な対応機械部材に動力を与え
てそれらの動きを調整していることによって、原稿入力
シーン情報の忠実な複写が、紙などの最終支持材シート
30上に記録される。
【0013】最初に、ベルト14は光導電表面15を帯
電部19へ進め、ここで結像前に公知のようにして帯電
コロトロン20によって光導電表面上に付着された静電
荷でベルトを均一に帯電させる。その後、ベルト14は
露光部21へ進み、ここでは帯電光導電表面15が原稿
入力シーン情報の光像に露光されることによって、露光
領域で電荷が選択的に消散することによって、原稿入力
シーン情報が静電潜像の形で記録される。露光部21に
は、日本板硝子社が「セルフォック」(SELFOC)の商品名
で製造している束状の像伝達ファイバレンズ22を照明
ランプ24及び反射鏡26と共に設けることができる。
ベルト14の露光後、光導電表面15上に記録された静
電潜像は現像部27へ送られ、ここで現像剤がベルト1
4の光導電表面15上に加えられて、潜像が可視化され
る。適当な現像部には、現像ローラ28を備えて、粗い
磁気キャリア粒及びトナー着色粒子の磁気化混合現像剤
を用いる磁気ブラシ現像装置を設けることができる。
【0014】最終支持材シート30は、昇降式用紙束支
持トレー32上に載置された束にして支持されている。
用紙束が上昇位置にある時、用紙セパレータセグメント
ローラ34が用紙束から個々のシートを位置合わせピン
チローラ対36へ送り込む。次に、シートはベルト上の
像と適当に位置合わせされるようにして転写部37へ送
られ、光導電表面15上の現像済み像が転写部37内の
最終支持材シート30と接触して、トナー像が転写コロ
トロン38によって光導電表面15から最終支持シート
30の接触面へ移される。像の転写に続いて、紙やプラ
スチック等である所望の最終支持材は、ベルトトラッキ
ングシュー18の円弧表面の周囲を移動する時、支持材
30のビーム強さによってベルトから分離して、トナー
像を支持しているシートは定着部39へ進み、ここでは
定着ローラ40が転写粉像をそれに定着させる。トナー
像がコピーシートに定着された後、シート30は送り出
しローラ42によって用紙スタッキングトレー44へ送
られる。
【0015】トナー粉の大部分は最終支持材30へ移さ
れるが、トナー粉像が最終支持材へ転写された後も一部
の残留トナーが光導電表面15上に残ることは避けるこ
とができない。転写後に光導電表面上に残っている残留
トナー粒子は、ベルト14の外周面と摩擦接触するクリ
ーニングブレード47を有するクリーニング部46でベ
ルトから取り除かれて、上流側開口にクリーニングシー
ル50を設けたクリーニングハウジング48内に収容さ
れる。あるいは、トナー粒子を公知のようにクリーニン
グブラシによって光導電表面から機械的に取り除くこと
もできる。
【0016】一般的に、複写機を通常モードで作動させ
る時、複写しようとする原稿文書52が像側を下にして
水平搬送観察プラテン54上に載置され、プラテンによ
って露光部21を搬送される。原稿文書を忠実に複写す
るため、移動プラテンの速度と光導電ベルトの速度とを
同期させる。
【0017】本出願のためには、上記の全般説明で本発
明による装置を実現できる自動電子写真式複写機10の
全体的作動が十分に説明されていると思われる。
【0018】次に、ベルトの横移動を制御するためのベ
ルトトラッキングシューについて、図2〜4を参照しな
がら詳細に説明する。特に図3に示されているように、
ベルトトラッキングシュー18には、第1のほぼ水平方
向の経路を形成している表面54と、円弧形経路形成表
面56と、ベルトを搬送するのに伴ってその方向を逆転
させることができるように連続している、平面的表面5
4にほぼ平行でも平行でなくてもよい第2のほぼ平面的
な経路を形成している表面58とを備えている。もちろ
ん、ベルトトラッキング表面には円弧形経路形成表面5
6だけが必要であって、平面的な表面54及び58は支
持を行うと共に、製造しやすくするためのものである。
ベルトトラッキング表面自体は、比較的に摩擦係数が低
いと共に、比較的滑らかで硬質である必要がある。一般
的に、トラッキング表面の摩擦係数は0.3以下であ
り、常に駆動ローラの摩擦係数よりも小さくなってい
る。一般的に、ベルトトラッキング表面は、形削り板金
で形成したり、プラスチックから直接的に成形すること
ができる。硬質表面にするため、ベルトトラッキングシ
ューをガラス被覆鋼、テフロン(Teflon)含浸陽極処理ア
ルミニウムまたは潤滑ポリカーボネート製にすることが
好ましい。ベルトトラッキングシューは、その内側に設
けられてねじ、接着剤またははめ込み等の適当な手段で
平面的及び円弧形表面に固定される支持アセンブリ61
によって支持されている。上記プラスチックを射出成形
した一体部品に以下に説明する縁部ガイド60を設けて
もよい。ベルトトラッキングシューの平面的及び円弧形
表面は、少なくともそれらに沿って搬送されるベルトの
幅はあり、シューの両端部に垂直方向に向けられたフラ
ンジ縁部ガイド部材60が設けられて、シューに沿って
進むベルトの縁部ガイドになっている。前述したように
装置構造の不完全性のためにベルトはいずれの軸(すな
わち横)方向にも移動するので、これらの固定式縁部ガ
イドは、ベルトトラッキングシューの両側に設けられて
いる。垂直方向に向けられたフランジ部材60は、ねじ
62等の適当な手段で支持アセンブリ61に取り付けら
れたフランジ支持部材63によって支持されている。縁
部ガイドを形成している実際のフランジ部分は、終端が
図4のA−A線で示されているセグメントで示されてい
るような三日月形フランジの形状になっている。両方の
フランジ支持部材63には、図3に示されているよう
に、カートリッジアセンブリ12に設けられた軌道66
にはめ込まれるスライド64が設けられている。
【0019】ベルトトラッキングシューは、カートリッ
ジフレーム内で支持部材70によって内側及び外側端部
が支持されているばね68によって図4において左方向
へ付勢されて、ベルトに張力を与えている。図4に示さ
れているように、第1平面部分54と向き合った転写関
係に転写コロトロンが設けられ、その間に送り込まれる
コピー用紙にベルト14上のトナー像を転写できるよう
になっている。この構造では、平面部分54が複写機の
転写プラテンとして機能している。さらに図4に点線で
示されているように、コピー用紙30は、光導電ベルト
上のトナー像と転写関係を保持しながら転写域を通過し
てから、ベルトトラッキングシューの円弧形部分56の
入口でそれのビーム強さによって剥離する。
【0020】感光ベルト14とシュー18との間の滑り
摩擦のために高駆動トルクが必要である等のシュー18
(図1)に関連した欠点を軽減するため、中間スリップ
ベルト100が感光ベルトとシューとの間に配置され
て、部分的な回転摩擦を与えるようになっている。回転
摩擦は滑り摩擦よりも小さいため、入力トルクを約40
%まで減少させることができることが、試験からわかっ
ている。スリップベルト100は無拘束であるため、ス
リップベルトと感光ベルトとの間の摩擦係数の方がスリ
ップベルトとシューとの間の摩擦係数よりも大きいこと
から、感光ベルト14はスリップベルトを自由に駆動す
る。実際に、スリップベルトは、それとシューとの間の
摩擦係数が非常に低くなるように選択される。スリップ
ベルトを約0.0025インチ(0.06mm)の壁厚
のテフロンで形成することが好ましい。0.005イン
チ(0.13mm)厚さのテフロン材を使用することも
できる。他のスリップベルト材として、約0.005イ
ンチ(0.13mm)厚さのナイロンメッシュや、約
0.002インチ(0.005mm)厚さのマイラー(M
ylar) スキンがある。
【0021】本発明のスリップベルト100のさらなる
利点として、感光ベルトとシューまたはスリップベルト
との間に相対移動がないことから、感光ベルトとシュー
との間の擦り摩擦接触によって生じる感光ベルト14の
巻き付き防止裏当て被膜の摩耗を軽減することができ、
またスリップベルト表面は、感光ベルトがシューに沿っ
て移動する時に感光ベルト裏当て被膜の一次的補強材と
なる。スリップベルトは無拘束であって、感光ベルトと
一緒に軸方向へ移動できるので、感光ベルト14とシュ
ー18との間にスリップベルト100を介在させること
によってベルトトラッキングが損なわれることはないこ
とを理解されたい。スリップベルトとシューとの間の摩
擦係数は最小であるから、駆動ローラの汚染が軽減され
る。スリップベルト100をベルトトラッキング装置に
導入することによって、感光体の移動均一性(前後方
向)を向上させることができる。
【0022】スリップベルト100を組み込んだ感光ベ
ルトの横移動を制御するためのベルトトラッキングシュ
ーの作用を、図1を参照しながら以下に説明する。感光
ベルト及びスリップベルトが一体化して固定の非回転ベ
ルトトラッキングシュー上を移動する時、感光ベルト及
びスリップベルトがトラッキングシュー上を摺動するこ
とによって生じる摩擦力ベクトルは、ベルト移動の速度
ベクトルに平行な方向に作用する。ベルトの大部分の分
速度はベルトトラッキングシューに沿って移動する方向
であり、摩擦の大部分もその方向である。ベルトが軸
(すなわち横)方向に縁部ガイドの方へ移動しようとす
る場合、軸方向に縁部ガイドへ向かう分速度及び結果と
して生じる摩擦力は小さい。しかし、ベルトが縁部ガイ
ドに接触した時、軸方向の速度はゼロになる。従って、
感光ベルト及びスリップベルトに対するベルトトラッキ
ングシューによる軸方向の摩擦力はゼロになるか、ゼロ
に近づく。この時点で、装置構造は、縁部ガイドの抵抗
を必ず受ける力だけを発生し、ベルトトラッキングシュ
ーは、縁部ガイドでベルトに加えられる縁部力にまった
く関与しない。これによって、縁部ガイドにおける軸方
向の力が、駆動ローラによって与えられる力と等しくな
るため、ベルトは駆動ローラ上を軸方向に移動して、縁
部ガイドに対するそれらの位置を維持する。言い換えれ
ば、縁部ガイドにおける反作用力と、装置によってベル
トに加えられる移動誘発力とがつり合う。一般的な感光
ベルトでは、縁部破損またはねじれを生じずに耐えるこ
とができる最大縁部力は1.5ポンド(680グラム)
程度である。
【0023】シューと感光ベルトとの間にシームレスで
平滑な低摩擦係数のスリップベルトを介在させた改良形
感光ベルトトラッキング装置が開示されていることが理
解されるであろう。スリップベルトは、潤滑フィルムの
ように作用すると共に、感光ベルトの巻き付き防止裏当
て被膜の保護層としても機能する。スリップベルトは無
拘束であるから、感光ベルトのベルト牽引に影響を与え
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるスリップベルト式トラッキング
手段を組み込んだ自動静電写真複写機の概略断面図であ
る。
【図2】 図1の感光体カートリッジの拡大図であっ
て、スリップベルト及びトラッキングシューを断面図で
さらに詳細に示している。
【図3】 ベルトトラッキングシューの分解図である。
【図4】 カートリッジ内のベルトトラッキングシュー
のさらなる拡大図であって、プラテン部分に対する転写
コロトロンの位置及び円弧部分からコピー用紙が離脱す
る様子を示している。
【符号の説明】
12 カートリッジ、14 光導電ベルト、18 ベル
トトラッキングシュー、56 円弧形経路形成表面、6
0 縁部ガイド、100 スリップベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−70611(JP,A) 実開 昭53−113577(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の無端経路で移動するように配置さ
    れたベルトを支持すると共に、ベルトの所定経路からの
    横移動を制御する装置であって、ベルトを支持するベル
    ト経路形成表面を備えた固定式の非回転円弧形トラッキ
    ングシューと、前記トラッキングシューと前記トラッキ
    ングシューに巻き付けられたベルトとの間に配置される
    スリップベルトとを有しており、前記トラッキングシュ
    ーの前記経路形成表面の両側には、前記経路形成表面か
    ら外向きに延出することによってベルト縁部ガイドを形
    成している垂直方向のフランジが設けられている前記装
    置。
JP4131084A 1991-05-31 1992-05-22 改良形ベルト支持及びトラッキング装置 Expired - Fee Related JPH0720785B2 (ja)

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US708336 1991-05-31
US07/708,336 US5164777A (en) 1991-05-31 1991-05-31 Belt support and tracking apparatus

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JPH05178489A JPH05178489A (ja) 1993-07-20
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