JP2872696B2 - 照明器具の連続配線方法 - Google Patents
照明器具の連続配線方法Info
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Description
この発明は、蛍光灯等の照明器具の連続配線方法に関
する。
する。
従来、建造物の天井面に設置される照明器具として蛍
光ランプを用いた照明器具では、板状を成すフレーム上
にソケット、安定器等からなる点灯回路部品が配設さ
れ、各部品間に必要な配線を布設した構造を成してい
る。
光ランプを用いた照明器具では、板状を成すフレーム上
にソケット、安定器等からなる点灯回路部品が配設さ
れ、各部品間に必要な配線を布設した構造を成してい
る。
ところで、このような照明器具は、簡易な構造を成し
ているものの、フレームの加工、各部品の製造、フレー
ムに対する部品の配置及び固定、配線作業等、段階的な
工程を経て製造されるものであって、製造工程数及びそ
の時間が価格に大きく影響している。 そして、このような照明器具においては、従来から、
製造工程の簡略化等、製造価格の低減化のための種々の
対策が施されてきたが、製造時間が製造価格を上昇させ
ている。 そこで、この発明は、各部品間の布線の画一化及び単
一化を図ることにより、製造効率を高めて製造コストの
低減を図った照明器具の連続配線方法の提供を第1の目
的とする。 また、この発明は、各部品に対する布線の容易化を図
った照明器具の連続配線方法の提供を第2の目的とす
る。 また、この発明は、各部品間の布線の合理化を図った
照明器具の連続配線方法の提供を第3の目的とする。 さらに、この発明は、フレームに形成された製造途上
で用いられる透孔の有効利用を実現した照明器具の連続
配線方法の提供を第4の目的とする。
ているものの、フレームの加工、各部品の製造、フレー
ムに対する部品の配置及び固定、配線作業等、段階的な
工程を経て製造されるものであって、製造工程数及びそ
の時間が価格に大きく影響している。 そして、このような照明器具においては、従来から、
製造工程の簡略化等、製造価格の低減化のための種々の
対策が施されてきたが、製造時間が製造価格を上昇させ
ている。 そこで、この発明は、各部品間の布線の画一化及び単
一化を図ることにより、製造効率を高めて製造コストの
低減を図った照明器具の連続配線方法の提供を第1の目
的とする。 また、この発明は、各部品に対する布線の容易化を図
った照明器具の連続配線方法の提供を第2の目的とす
る。 また、この発明は、各部品間の布線の合理化を図った
照明器具の連続配線方法の提供を第3の目的とする。 さらに、この発明は、フレームに形成された製造途上
で用いられる透孔の有効利用を実現した照明器具の連続
配線方法の提供を第4の目的とする。
即ち、この発明の照明器具の連続配線方法(請求項
1)は、第1の目的を実現するため、照明器具のフレー
ムの所定箇所に所要部品を取り付け、前記部品の端子間
に連続する単一の導線を連続的に布設するとともに各端
子に前記導線を圧接接続し、前記部品の前記端子間の不
要な導線部分を選択的に切断することにより、各部品間
の配線接続を行うことを内容とする。 また、この発明の照明器具の連続配線方法(請求項
2)は、第2の目的を達成するため、前記フレームの所
定箇所に取り付けられる前記部品には、前記フレームの
配線面に開口されて布線すべき前記導線を通過させる配
線案内部を持ち、その内部に前記導線を圧接接続する圧
接接続端子を備えたことを内容とする。 また、この発明の照明器具の連続配線方法(請求項
2)は、第2の目的を達成するため、前記フレームの所
定箇所に取り付けられる前記部品には、前記フレームの
配線面に開口されて布線すべき前記導線を通過させる配
線案内部を持ち、その内部に前記導線を圧接接続する圧
接接続端子を備えたことを内容とする。 また、この発明の照明器具の連続配線方法(請求項
3)は、第3の目的を達成するため、請求項1に記載の
連続配線方法において、前記フレームに任意の透孔を形
成し、基盤に形成された案内突部を前記透孔に貫通させ
て配線面に臨ませ、前記案内突部で布線すべき前記導線
を案内することを内容とする。 そして、この発明の照明器具の連続配線方法(請求項
4)は、第4の目的を達成するため、前記請求項3に記
載の連続配線方法において、前記透孔を、配線終了後、
布線された前記導線を束ねて保持する保持具の固定に用
いたことを内容とする。
1)は、第1の目的を実現するため、照明器具のフレー
ムの所定箇所に所要部品を取り付け、前記部品の端子間
に連続する単一の導線を連続的に布設するとともに各端
子に前記導線を圧接接続し、前記部品の前記端子間の不
要な導線部分を選択的に切断することにより、各部品間
の配線接続を行うことを内容とする。 また、この発明の照明器具の連続配線方法(請求項
2)は、第2の目的を達成するため、前記フレームの所
定箇所に取り付けられる前記部品には、前記フレームの
配線面に開口されて布線すべき前記導線を通過させる配
線案内部を持ち、その内部に前記導線を圧接接続する圧
接接続端子を備えたことを内容とする。 また、この発明の照明器具の連続配線方法(請求項
2)は、第2の目的を達成するため、前記フレームの所
定箇所に取り付けられる前記部品には、前記フレームの
配線面に開口されて布線すべき前記導線を通過させる配
線案内部を持ち、その内部に前記導線を圧接接続する圧
接接続端子を備えたことを内容とする。 また、この発明の照明器具の連続配線方法(請求項
3)は、第3の目的を達成するため、請求項1に記載の
連続配線方法において、前記フレームに任意の透孔を形
成し、基盤に形成された案内突部を前記透孔に貫通させ
て配線面に臨ませ、前記案内突部で布線すべき前記導線
を案内することを内容とする。 そして、この発明の照明器具の連続配線方法(請求項
4)は、第4の目的を達成するため、前記請求項3に記
載の連続配線方法において、前記透孔を、配線終了後、
布線された前記導線を束ねて保持する保持具の固定に用
いたことを内容とする。
即ち、この発明の照明器具の連続配線方法(請求項
1)では、部品の取付け、配線及び不要導線の切断の各
工程を含んでいる。 先ず、部品の取付けでは、所要部品が固定可能に加工
されたフレームの所定箇所にソケット、安定器、スイッ
チ等の所要部品が配置され、配設された所要部品がフレ
ームに固定される。 次に、配線では、フレームに固定された各部品の端子
間に、例えば、1本の導線を用いて連続的に布線が行わ
れ、次いで、各端子間に導線の圧接接続が行われる。 次に、部品の端子間における不要な導線部分の切断が
行われる。例えば、1本の導線で全配線部分を網羅した
場合、重複部分や本来接続すべきでない端子間に導線が
配設されることになる。そこで、不要な導線部分を切断
して除くことで、適正な蛍光灯点灯回路が形成される。
したがって、このような連続配線方法によれば、各部品
間の布線の画一化及び単一化が図られ、製造効率が改善
される。 また、この連続配線方法(請求項2)では、各部品に
フレームの配線面に開口された配線案内部を備え、その
内部に圧接接続端子を設置したものを用いれば、連続し
た1本の導線を各部品の配線案内部を連続して通過さ
せ、各配線案内部に臨ませた導線をその内部に設置され
ている圧接接続端子に押し込むことにより、極めて容易
に所望の点灯回路が1本の導線によって実現される。 また、この連続配線方法(請求項3)では、フレーム
に配設された部品間に導線を導くことで可能であるが、
その効率化を図るため、部品間の任意の位置に透孔を設
け、フレームを配設する基盤に設けられた案内突部をフ
レーム上に前記透孔を通して突出させ、その案内突部を
介在させて導線を布線することにより、布線の効率化が
実現される。 そして、この連続配線方法(請求項4)では、前記案
内突部を突出させるために形成された透孔が、配線終了
後、布線された前記導線を束ねて保持する保持具の固定
に用いることで有効に利用でき、照明器具の生産効率が
高められる。
1)では、部品の取付け、配線及び不要導線の切断の各
工程を含んでいる。 先ず、部品の取付けでは、所要部品が固定可能に加工
されたフレームの所定箇所にソケット、安定器、スイッ
チ等の所要部品が配置され、配設された所要部品がフレ
ームに固定される。 次に、配線では、フレームに固定された各部品の端子
間に、例えば、1本の導線を用いて連続的に布線が行わ
れ、次いで、各端子間に導線の圧接接続が行われる。 次に、部品の端子間における不要な導線部分の切断が
行われる。例えば、1本の導線で全配線部分を網羅した
場合、重複部分や本来接続すべきでない端子間に導線が
配設されることになる。そこで、不要な導線部分を切断
して除くことで、適正な蛍光灯点灯回路が形成される。
したがって、このような連続配線方法によれば、各部品
間の布線の画一化及び単一化が図られ、製造効率が改善
される。 また、この連続配線方法(請求項2)では、各部品に
フレームの配線面に開口された配線案内部を備え、その
内部に圧接接続端子を設置したものを用いれば、連続し
た1本の導線を各部品の配線案内部を連続して通過さ
せ、各配線案内部に臨ませた導線をその内部に設置され
ている圧接接続端子に押し込むことにより、極めて容易
に所望の点灯回路が1本の導線によって実現される。 また、この連続配線方法(請求項3)では、フレーム
に配設された部品間に導線を導くことで可能であるが、
その効率化を図るため、部品間の任意の位置に透孔を設
け、フレームを配設する基盤に設けられた案内突部をフ
レーム上に前記透孔を通して突出させ、その案内突部を
介在させて導線を布線することにより、布線の効率化が
実現される。 そして、この連続配線方法(請求項4)では、前記案
内突部を突出させるために形成された透孔が、配線終了
後、布線された前記導線を束ねて保持する保持具の固定
に用いることで有効に利用でき、照明器具の生産効率が
高められる。
以下、この発明を図面に示した実施例を参照して詳細
に説明する。 第1A図ないし第1E図は、この発明の照明器具の連続配
線方法の一実施例を示す。 この実施例の照明器具の連続配線方法に用いる照明器
具は、蛍光灯点灯回路であって、その連続配線方法は、
先ず、フレームに部品を取り付け、次に、フレーム上の
各部品の端子間に連続した導線を布設するとともに各導
線を端子に接続し、次に、不要導線部分を切断するもの
である。 (a)フレームへの部品の取付け この照明器具には、第1A図に示すように、建造物の天
井面に設置される平板状で長方形状を成すフレーム2が
用いられる。このフレーム2は、軽量化のため比較的薄
い鉄板を用いて成形加工され、第3図に示すように、機
械的強度を高めるためにリブ200が形成されているとと
もに、周囲部には平板面に対して直角に立ち上がる額部
202が形成されている。フレーム2の長手方向の額部202
には、フレーム2にセードを固定するための鍔部204が
形成され、この鍔部204もフレーム2の機械的強度の強
化に寄与する。 そして、フレーム2には、点灯回路と電燈線との電気
的な接続を行うための接続孔206、天井部材に固定する
ための複数の固定孔208、210とともに、製造の便宜や導
線の固定のための複数の透孔212が形成され、さらに、
各部品を係止するための係止孔214又は係止突部216が形
成されている。また、これら係止孔214又は係止突部216
に隣接してフレーム2の切り起こしによって固定片218
が形成されている。このフレーム2の表面には、絶縁の
ために塗料が塗布されている。 そして、フレーム2は移送手段によって移送される基
盤に載せられ、部品4の固定が行われる。即ち、第1B図
に示すように、フレーム2の所定の位置に、所要の部品
4として蛍光ランプ用ソケット40、41、42、43、44、4
5、スイッチ46及び安定器47、48、49が配置され、固定
される。ソケット41、42、44にはグロースタータ用ソケ
ット402が設けられ、スイッチ46には常夜燈用のソケッ
ト408が設けられている。 例えば、安定器47では、第4図及び第5図に示すよう
に、鉄心501にコイルボビン502を以てコイル503が巻回
されたものであり、外装カバー504が設けられている。
外装カバー504の一部が安定器47の端部側に固定板505と
して突設され、この固定板505には、切り起こしによっ
て先端側に拘止部506を備えた固定片507が形成され、さ
らに、その端部側にフレーム2上の固定位置における固
定片218に対応する固定爪508が切り起こして形成されて
いるとともに、フレーム2の係止突部216に対応する係
止孔509が形成されている。 この固定板505には、導線との接続を行う圧接接続端
子を構成する端子ブロック510が、固定片507に対応して
形成されている挿入孔511に固定片507を挿入することに
より固定されている。また、安定器47の上面側に設置さ
れた端子絶縁板512には、固定突部513が形成されてお
り、端子ブロック510の背面側に突設された固定補助片5
14の固定孔515が嵌め込まれることにより、端子ブロッ
ク510が安定器47の鉄心501側にも固定されている。 そして、端子ブロック510には、上方向にV字状に開
口される一対の配線案内部516、517が切欠き部500を設
けて形成され、その内部には圧接接続端子の電気的な接
続部分である端子片518、519が嵌め込まれ、各端子片51
8、519にはV字状の切込みを以て被覆導線の芯線に食い
込ませて電気的に圧接接続を行うための導線圧接部520
が形成されている。各端子片518、519には、上方向に伸
び、かつ、端部を水平に折り曲げた接続部521が形成さ
れている。各接続部521は、端子ブロック510に端子片51
8、519が嵌め込まれた場合に丁度、端子絶縁板512の上
面に臨ませられるとともに、端子絶縁板512の上面に一
体に形成されているカバー片522、523の下側の狭隘部に
臨ませられ、コイル503から引き出されているリード52
4、525とハンダによって接続される。 また、このリード接続部分には、合成樹脂によって形
成されたコ字状を成す保護カバー526が設けられてい
る。保護カバー526は、それ自体が持つ弾性力によって
安定器47に嵌合して固定されるとともに、上面に設けら
れた透孔527に対し、端子ブロック510の固定補助片514
に一体に形成されている突部528が係合され、保護カバ
ー526が強固に安定器47に固定されている。 そして、安定器47の端子ブロック510には、被覆導線
を保持するための保持部530及び挿入部531が形成されて
おり、保持部530は布線時の被覆導線を仮止めするため
のものである。 そこで、この安定器47では、固定板505の係止孔509に
フレーム2の係止突部216を挿入して位置合わせを行う
と、第6図の(A)に示すように、固定板505の固定爪5
08がフレーム2側の固定片218と平行に設置される。そ
して、固定片218は固定爪508より高く形成されているの
で、固定片218に成形型10を下降させ、その湾曲面101に
よって第6図の(B)及び(C)に示すように、固定片
218を固定爪508を覆うように加締め加工を施す。この結
果、フレーム2上に安定器47が固定される。 このような固定方法は、他の安定器48、49においても
同様に行われ、各安定器47〜49がフレーム2上に強固に
固定される。 次に、例えば、ソケット40では、第7図に示すよう
に、ソケット本体601の側部には被覆導線との接続を行
う圧接接続端子を成す端子部602、603が形成されてい
る。端子部602、603には、安定器47の端子ブロック510
と同等に、V字状を成す配線案内部604が形成され、そ
の内部に端子片605、606がソケット金具と一体に形成さ
れている。各端子片605、606には、V字状の切込みを以
て被覆導線の芯線に食い込ませて電気的な接続を行うた
めの導線圧接部607が形成されている。そして、端子部6
02、603には、その側部にコ字状を成す切欠き部を持ち
かつ本体側が徐々に薄くなるように傾斜させた楔状の固
定部608が一体に形成されている。また、ソケット40の
底面には、フレーム2の係止孔214に係合する係止突部6
09が形成されている。 そこで、第7図の(B)に示すように、係止突部609
をフレーム2の係止孔214に挿入し、ソケット40の位置
決めを行い、安定器47と同様に、第6図の(A)ないし
(C)に示す方法で固定片218を固定部608の上に加締め
て湾曲させ、フレーム2にソケット40が固定される。 このようなソケット40の固定構造は、他のソケット4
1、42、43、44、45及びスイッチ46においても同様であ
り、それぞれフレーム2の所定位置に強固に固定され
る。 特に、固定片218のプレス加工によって固定処理を行
うことができ、固定の安定化が図られ、信頼性の高い固
定状態が実現される。 (b)導線の布設及び接続 フレーム2に所要部品4が取り付けられた後、第1C図
に示すように、連続した1本の被覆導線8を用いて布線
を行った後、各所要部品4の端子4a、4b、4c、4d、4e、
4f、4g、4h、4i、4j、4k、4m、4n、4p、4q、4r、4s、4
t、4u、4v、4w、4xに対し被覆導線8の接続が行われ
る。 この配線処理を行うため基盤800には、第8図の
(A)に示すように、載置されるフレーム2を安定化さ
せるための突部801が形成されているとともに、フレー
ム2の透孔212に係合する進退可能な案内突部802が形成
されており、部品4の取付けが完了すると、配線処理を
行うために、第8図の(B)に示すように、フレーム2
の透孔212に基盤800の案内突部802を突出させる。 そして、フレーム2上の部品4の端子間に対して1本
の連続した被覆導線8を用いていわゆる一筆書きで布線
を行う。例えば、第1C図に示すように、矢印Sを開始点
として、安定器48の端子ブロック510の切欠き部500から
端子4n、ソケット41の端子4c、4d、案内突部802(A
点、B点)、スイッチ46の端子4w、4u、安定器47の端子
4q、4r、案内突部802(C点)、ソケット42の端子4e、4
f、案内突部802(D点)、スイッチ46の端子4v、案内突
部802(C点)、ソケット40の端子4a、4b、案内突部802
(C点)、案内突部802(B点)、案内突部802(A
点)、安定器48の端子4p、ソケット43の端子4g、安定器
49の端子4t、4s、ソケット45の端子4k、4m、案内突部80
2(F点)、案内突部802(E点)、ソケット44の端子4
i、4j、案内突部802(E点)、案内突部802(F点)及
びソケット43の端子4hを経て矢印Eで示す終点に至る経
路を以て、第2図に示す点灯回路を構成するための連続
的な布線が行われる。 また、布線工程では、例えば、第9図の(A)に示す
ように、ノズル90の先端布線部901に被覆導線8を送
り、ノズル90を部品4の端子4a〜4w間を連続して移動さ
せて布線を行う。このノズル90は、その中途部に被覆導
線8を切断するための切断器902を備えており、布線完
了の被覆導線8の切断が行われる。 また、各部品4の端子4a〜4wには、例えば、安定器47
について見ると、第9図の(A)に示すように、その先
端から被覆導線8を連続的に供給しながら、ノズル90を
配線案内部516、517に移動する。そして、第9図の
(B)に示すように、配線案内部516、517を通過した直
後、ノズル90を矢印Pで示す方向に下降させると、その
下降力と被覆導線8に作用している張力Tとの相互作用
で、被覆導線8は第9図の(C)に示すように、保持部
530に保持される。 このような配線作業に伴う被覆導線8の仮固定は、ソ
ケット40〜45及びスイッチ46においても同様に行われ、
各端子4a〜4wで個別に仮固定が行われるので、各固定区
間で張力Tが食い止められ、安定した布線が行われると
ともに、適当な張力を以て直線状を成す配線が行われ
る。 次に、仮固定された被覆導線8に対し、第10図の
(A)に示すように、矢印Pで示す方向に、押圧ピン90
4を下降させて、保持部530から端子片518、519の導線圧
接部520に押し込み、電気的な接続を行う。即ち、被覆
導線8は、芯線80の周囲に合成樹脂からなる被覆81が設
けられているが、導線圧接部520が硬度の高い導体で形
成されているとともに、その間隔が芯線80の直径以下に
設定されているので、第10図の(B)に示すように、押
圧ピン904で押し込まれると、その被覆81に導線圧接部5
20で切り込まれ、第10図の(C)に示すように、導線圧
接部520に芯線80が接続されることになり、被覆導線8
と各部品4の端子4a〜4wとが電気的に接続される。 (c)不要な導線部分の切断 次に、第1D図に示すように、不要な接続区間の被覆導
線8が切断され、除去される。即ち、配線工程では、1
本の被覆導線8を用いて一筆書き布線の後、電気的な接
続を行ったので、第2図に示す点灯回路からすれば、不
要な接続箇所が生じているので、導線切断工程では不要
箇所の被覆導線8を切断することにより、適正な点灯回
路に配線を仕上げる。 例えば、第11図の(A)に示すように、安定器47の端
子4r、4qに跨がる被覆導線8は、端子4r、4q間を短絡し
ているので、端子4r、4q間を切断する必要がある。そこ
で、端子4r、4qに対応して設けられた2枚の切断刃90
5、906を、第11図の(B)に示すように下降させること
により、第11図の(C)に示すように、端子ブロック51
0の底面上で被覆導線8の不要区間部分84を切断し、第1
1図の(D)に示すように、その不要区間部分84を除去
することにより、適正な回路配線に仕上げられる。 このような切断形態は安定器48、49においても行わ
れ、同様に適正な回路配線が得られる。 なお、安定器47〜49では、2枚の切断刃905、906を用
いたが、ソケット40〜45及びスイッチ46では、1枚の切
断刃905又は906を以て被覆導線8の不要区間部分84の切
断が行われ、ソケット40〜45及びスイッチ46においても
適正な回路配線が得られる。 (d)フレームへの導線の固定 次に、第1E図に示すように、フレーム2の透孔212に
被覆導線8が保持具230を以て固定される。 即ち、フレーム2が基盤800から外されると、透孔212
から突出していた案内突部802が除かれるため、案内突
部802を以て一定の張力で張設されていた被覆導線が弛
むことになる。 そこで、第12図の(A)に示すように、合成樹脂で形
成されたコ字状の保持具230が用いられ、保持具230の端
部には係止部231が設けられるとともに、フレーム2の
透孔212に挿入されてその背面側に係止される係止爪232
が拡開方向に形成され、係止爪232と係止部231との間に
フレーム2を挿入する凹部233が形成されている。ま
た、保持具230の拡開幅は、フレーム2に形成されてい
る透孔212の幅より大きく形成され、保持具230が持つ弾
性力によって開閉可能にされている。 このため、フレーム2の透孔212の近傍に設置された
被覆導線8に跨がって保持具230をその弾性に抗して左
右端を絞り、係止爪232をフレーム2の透孔212に挿入す
れば、第12図の(B)に示すように、フレーム2の透孔
212上に保持具230を以て複数の被覆導線8が束ねられて
固定される。 以上説明したように、フレームへの部品の取付け、布
線及び接続、不要導線部分の切断、並びに、導線の固定
を経て連続配線処理が行われる。即ち、この照明器具で
は、第1E図に示すように、フレーム2の長手方向の端部
側には、3対の蛍光ランプ用ソケット40、41、42、43、
44、45が設置され、各ソケット40、41間、ソケット42、
43間及びソケット44、45間にそれぞれ蛍光ランプ60が取
り付けられる。即ち、ソケット41、42、44のグロースタ
ータ用ソケット402には、第2図に示すように、グロー
スタータ404が取り付けられ、グロースタータ404にはキ
ャパシタ406が並列に接続される。 そして、蛍光ランプ60の間隔内におけるフレーム2に
は、スイッチ46、安定器47、48、49が設置されている。
スイッチ46には、常夜燈用のソケット408が設けられ、
第2図に示すように、白熱ランプ410が取り付けられ
る。また、スイッチ46には、可動接点Mに対し、固定接
点Z、U、V、Wが設けられ、操作によって引き紐412
の引下げ操作によって可動接点Mが接点Zとの接続、2
つの接点U、Vとの接続、単一の接点Vとの接続、接点
Wとの接続に選択的に切り換えられ、消灯、蛍光ランプ
60の全点灯、蛍光ランプ60の中のL1、L3の選択点灯、白
熱ランプ410の点灯ないし消灯に切り換えられる。さら
に、端子4x,4wの間には、商用交流電源12が接続され
る。 なお、実施例では被覆導線8の不要区間部分84の切断
を切断刃905、906を下降させて行っているが、ニッパー
等で切断するようにしてもよく、実施例の切断方法に限
定されるものではない。 また、実施例では照明器具として蛍光ランプの点灯回
路を例に取って説明したが、この発明は、他の光源の点
灯装置に用いることができ、実施例の蛍光ランプの点灯
回路に限定されるものではない。
に説明する。 第1A図ないし第1E図は、この発明の照明器具の連続配
線方法の一実施例を示す。 この実施例の照明器具の連続配線方法に用いる照明器
具は、蛍光灯点灯回路であって、その連続配線方法は、
先ず、フレームに部品を取り付け、次に、フレーム上の
各部品の端子間に連続した導線を布設するとともに各導
線を端子に接続し、次に、不要導線部分を切断するもの
である。 (a)フレームへの部品の取付け この照明器具には、第1A図に示すように、建造物の天
井面に設置される平板状で長方形状を成すフレーム2が
用いられる。このフレーム2は、軽量化のため比較的薄
い鉄板を用いて成形加工され、第3図に示すように、機
械的強度を高めるためにリブ200が形成されているとと
もに、周囲部には平板面に対して直角に立ち上がる額部
202が形成されている。フレーム2の長手方向の額部202
には、フレーム2にセードを固定するための鍔部204が
形成され、この鍔部204もフレーム2の機械的強度の強
化に寄与する。 そして、フレーム2には、点灯回路と電燈線との電気
的な接続を行うための接続孔206、天井部材に固定する
ための複数の固定孔208、210とともに、製造の便宜や導
線の固定のための複数の透孔212が形成され、さらに、
各部品を係止するための係止孔214又は係止突部216が形
成されている。また、これら係止孔214又は係止突部216
に隣接してフレーム2の切り起こしによって固定片218
が形成されている。このフレーム2の表面には、絶縁の
ために塗料が塗布されている。 そして、フレーム2は移送手段によって移送される基
盤に載せられ、部品4の固定が行われる。即ち、第1B図
に示すように、フレーム2の所定の位置に、所要の部品
4として蛍光ランプ用ソケット40、41、42、43、44、4
5、スイッチ46及び安定器47、48、49が配置され、固定
される。ソケット41、42、44にはグロースタータ用ソケ
ット402が設けられ、スイッチ46には常夜燈用のソケッ
ト408が設けられている。 例えば、安定器47では、第4図及び第5図に示すよう
に、鉄心501にコイルボビン502を以てコイル503が巻回
されたものであり、外装カバー504が設けられている。
外装カバー504の一部が安定器47の端部側に固定板505と
して突設され、この固定板505には、切り起こしによっ
て先端側に拘止部506を備えた固定片507が形成され、さ
らに、その端部側にフレーム2上の固定位置における固
定片218に対応する固定爪508が切り起こして形成されて
いるとともに、フレーム2の係止突部216に対応する係
止孔509が形成されている。 この固定板505には、導線との接続を行う圧接接続端
子を構成する端子ブロック510が、固定片507に対応して
形成されている挿入孔511に固定片507を挿入することに
より固定されている。また、安定器47の上面側に設置さ
れた端子絶縁板512には、固定突部513が形成されてお
り、端子ブロック510の背面側に突設された固定補助片5
14の固定孔515が嵌め込まれることにより、端子ブロッ
ク510が安定器47の鉄心501側にも固定されている。 そして、端子ブロック510には、上方向にV字状に開
口される一対の配線案内部516、517が切欠き部500を設
けて形成され、その内部には圧接接続端子の電気的な接
続部分である端子片518、519が嵌め込まれ、各端子片51
8、519にはV字状の切込みを以て被覆導線の芯線に食い
込ませて電気的に圧接接続を行うための導線圧接部520
が形成されている。各端子片518、519には、上方向に伸
び、かつ、端部を水平に折り曲げた接続部521が形成さ
れている。各接続部521は、端子ブロック510に端子片51
8、519が嵌め込まれた場合に丁度、端子絶縁板512の上
面に臨ませられるとともに、端子絶縁板512の上面に一
体に形成されているカバー片522、523の下側の狭隘部に
臨ませられ、コイル503から引き出されているリード52
4、525とハンダによって接続される。 また、このリード接続部分には、合成樹脂によって形
成されたコ字状を成す保護カバー526が設けられてい
る。保護カバー526は、それ自体が持つ弾性力によって
安定器47に嵌合して固定されるとともに、上面に設けら
れた透孔527に対し、端子ブロック510の固定補助片514
に一体に形成されている突部528が係合され、保護カバ
ー526が強固に安定器47に固定されている。 そして、安定器47の端子ブロック510には、被覆導線
を保持するための保持部530及び挿入部531が形成されて
おり、保持部530は布線時の被覆導線を仮止めするため
のものである。 そこで、この安定器47では、固定板505の係止孔509に
フレーム2の係止突部216を挿入して位置合わせを行う
と、第6図の(A)に示すように、固定板505の固定爪5
08がフレーム2側の固定片218と平行に設置される。そ
して、固定片218は固定爪508より高く形成されているの
で、固定片218に成形型10を下降させ、その湾曲面101に
よって第6図の(B)及び(C)に示すように、固定片
218を固定爪508を覆うように加締め加工を施す。この結
果、フレーム2上に安定器47が固定される。 このような固定方法は、他の安定器48、49においても
同様に行われ、各安定器47〜49がフレーム2上に強固に
固定される。 次に、例えば、ソケット40では、第7図に示すよう
に、ソケット本体601の側部には被覆導線との接続を行
う圧接接続端子を成す端子部602、603が形成されてい
る。端子部602、603には、安定器47の端子ブロック510
と同等に、V字状を成す配線案内部604が形成され、そ
の内部に端子片605、606がソケット金具と一体に形成さ
れている。各端子片605、606には、V字状の切込みを以
て被覆導線の芯線に食い込ませて電気的な接続を行うた
めの導線圧接部607が形成されている。そして、端子部6
02、603には、その側部にコ字状を成す切欠き部を持ち
かつ本体側が徐々に薄くなるように傾斜させた楔状の固
定部608が一体に形成されている。また、ソケット40の
底面には、フレーム2の係止孔214に係合する係止突部6
09が形成されている。 そこで、第7図の(B)に示すように、係止突部609
をフレーム2の係止孔214に挿入し、ソケット40の位置
決めを行い、安定器47と同様に、第6図の(A)ないし
(C)に示す方法で固定片218を固定部608の上に加締め
て湾曲させ、フレーム2にソケット40が固定される。 このようなソケット40の固定構造は、他のソケット4
1、42、43、44、45及びスイッチ46においても同様であ
り、それぞれフレーム2の所定位置に強固に固定され
る。 特に、固定片218のプレス加工によって固定処理を行
うことができ、固定の安定化が図られ、信頼性の高い固
定状態が実現される。 (b)導線の布設及び接続 フレーム2に所要部品4が取り付けられた後、第1C図
に示すように、連続した1本の被覆導線8を用いて布線
を行った後、各所要部品4の端子4a、4b、4c、4d、4e、
4f、4g、4h、4i、4j、4k、4m、4n、4p、4q、4r、4s、4
t、4u、4v、4w、4xに対し被覆導線8の接続が行われ
る。 この配線処理を行うため基盤800には、第8図の
(A)に示すように、載置されるフレーム2を安定化さ
せるための突部801が形成されているとともに、フレー
ム2の透孔212に係合する進退可能な案内突部802が形成
されており、部品4の取付けが完了すると、配線処理を
行うために、第8図の(B)に示すように、フレーム2
の透孔212に基盤800の案内突部802を突出させる。 そして、フレーム2上の部品4の端子間に対して1本
の連続した被覆導線8を用いていわゆる一筆書きで布線
を行う。例えば、第1C図に示すように、矢印Sを開始点
として、安定器48の端子ブロック510の切欠き部500から
端子4n、ソケット41の端子4c、4d、案内突部802(A
点、B点)、スイッチ46の端子4w、4u、安定器47の端子
4q、4r、案内突部802(C点)、ソケット42の端子4e、4
f、案内突部802(D点)、スイッチ46の端子4v、案内突
部802(C点)、ソケット40の端子4a、4b、案内突部802
(C点)、案内突部802(B点)、案内突部802(A
点)、安定器48の端子4p、ソケット43の端子4g、安定器
49の端子4t、4s、ソケット45の端子4k、4m、案内突部80
2(F点)、案内突部802(E点)、ソケット44の端子4
i、4j、案内突部802(E点)、案内突部802(F点)及
びソケット43の端子4hを経て矢印Eで示す終点に至る経
路を以て、第2図に示す点灯回路を構成するための連続
的な布線が行われる。 また、布線工程では、例えば、第9図の(A)に示す
ように、ノズル90の先端布線部901に被覆導線8を送
り、ノズル90を部品4の端子4a〜4w間を連続して移動さ
せて布線を行う。このノズル90は、その中途部に被覆導
線8を切断するための切断器902を備えており、布線完
了の被覆導線8の切断が行われる。 また、各部品4の端子4a〜4wには、例えば、安定器47
について見ると、第9図の(A)に示すように、その先
端から被覆導線8を連続的に供給しながら、ノズル90を
配線案内部516、517に移動する。そして、第9図の
(B)に示すように、配線案内部516、517を通過した直
後、ノズル90を矢印Pで示す方向に下降させると、その
下降力と被覆導線8に作用している張力Tとの相互作用
で、被覆導線8は第9図の(C)に示すように、保持部
530に保持される。 このような配線作業に伴う被覆導線8の仮固定は、ソ
ケット40〜45及びスイッチ46においても同様に行われ、
各端子4a〜4wで個別に仮固定が行われるので、各固定区
間で張力Tが食い止められ、安定した布線が行われると
ともに、適当な張力を以て直線状を成す配線が行われ
る。 次に、仮固定された被覆導線8に対し、第10図の
(A)に示すように、矢印Pで示す方向に、押圧ピン90
4を下降させて、保持部530から端子片518、519の導線圧
接部520に押し込み、電気的な接続を行う。即ち、被覆
導線8は、芯線80の周囲に合成樹脂からなる被覆81が設
けられているが、導線圧接部520が硬度の高い導体で形
成されているとともに、その間隔が芯線80の直径以下に
設定されているので、第10図の(B)に示すように、押
圧ピン904で押し込まれると、その被覆81に導線圧接部5
20で切り込まれ、第10図の(C)に示すように、導線圧
接部520に芯線80が接続されることになり、被覆導線8
と各部品4の端子4a〜4wとが電気的に接続される。 (c)不要な導線部分の切断 次に、第1D図に示すように、不要な接続区間の被覆導
線8が切断され、除去される。即ち、配線工程では、1
本の被覆導線8を用いて一筆書き布線の後、電気的な接
続を行ったので、第2図に示す点灯回路からすれば、不
要な接続箇所が生じているので、導線切断工程では不要
箇所の被覆導線8を切断することにより、適正な点灯回
路に配線を仕上げる。 例えば、第11図の(A)に示すように、安定器47の端
子4r、4qに跨がる被覆導線8は、端子4r、4q間を短絡し
ているので、端子4r、4q間を切断する必要がある。そこ
で、端子4r、4qに対応して設けられた2枚の切断刃90
5、906を、第11図の(B)に示すように下降させること
により、第11図の(C)に示すように、端子ブロック51
0の底面上で被覆導線8の不要区間部分84を切断し、第1
1図の(D)に示すように、その不要区間部分84を除去
することにより、適正な回路配線に仕上げられる。 このような切断形態は安定器48、49においても行わ
れ、同様に適正な回路配線が得られる。 なお、安定器47〜49では、2枚の切断刃905、906を用
いたが、ソケット40〜45及びスイッチ46では、1枚の切
断刃905又は906を以て被覆導線8の不要区間部分84の切
断が行われ、ソケット40〜45及びスイッチ46においても
適正な回路配線が得られる。 (d)フレームへの導線の固定 次に、第1E図に示すように、フレーム2の透孔212に
被覆導線8が保持具230を以て固定される。 即ち、フレーム2が基盤800から外されると、透孔212
から突出していた案内突部802が除かれるため、案内突
部802を以て一定の張力で張設されていた被覆導線が弛
むことになる。 そこで、第12図の(A)に示すように、合成樹脂で形
成されたコ字状の保持具230が用いられ、保持具230の端
部には係止部231が設けられるとともに、フレーム2の
透孔212に挿入されてその背面側に係止される係止爪232
が拡開方向に形成され、係止爪232と係止部231との間に
フレーム2を挿入する凹部233が形成されている。ま
た、保持具230の拡開幅は、フレーム2に形成されてい
る透孔212の幅より大きく形成され、保持具230が持つ弾
性力によって開閉可能にされている。 このため、フレーム2の透孔212の近傍に設置された
被覆導線8に跨がって保持具230をその弾性に抗して左
右端を絞り、係止爪232をフレーム2の透孔212に挿入す
れば、第12図の(B)に示すように、フレーム2の透孔
212上に保持具230を以て複数の被覆導線8が束ねられて
固定される。 以上説明したように、フレームへの部品の取付け、布
線及び接続、不要導線部分の切断、並びに、導線の固定
を経て連続配線処理が行われる。即ち、この照明器具で
は、第1E図に示すように、フレーム2の長手方向の端部
側には、3対の蛍光ランプ用ソケット40、41、42、43、
44、45が設置され、各ソケット40、41間、ソケット42、
43間及びソケット44、45間にそれぞれ蛍光ランプ60が取
り付けられる。即ち、ソケット41、42、44のグロースタ
ータ用ソケット402には、第2図に示すように、グロー
スタータ404が取り付けられ、グロースタータ404にはキ
ャパシタ406が並列に接続される。 そして、蛍光ランプ60の間隔内におけるフレーム2に
は、スイッチ46、安定器47、48、49が設置されている。
スイッチ46には、常夜燈用のソケット408が設けられ、
第2図に示すように、白熱ランプ410が取り付けられ
る。また、スイッチ46には、可動接点Mに対し、固定接
点Z、U、V、Wが設けられ、操作によって引き紐412
の引下げ操作によって可動接点Mが接点Zとの接続、2
つの接点U、Vとの接続、単一の接点Vとの接続、接点
Wとの接続に選択的に切り換えられ、消灯、蛍光ランプ
60の全点灯、蛍光ランプ60の中のL1、L3の選択点灯、白
熱ランプ410の点灯ないし消灯に切り換えられる。さら
に、端子4x,4wの間には、商用交流電源12が接続され
る。 なお、実施例では被覆導線8の不要区間部分84の切断
を切断刃905、906を下降させて行っているが、ニッパー
等で切断するようにしてもよく、実施例の切断方法に限
定されるものではない。 また、実施例では照明器具として蛍光ランプの点灯回
路を例に取って説明したが、この発明は、他の光源の点
灯装置に用いることができ、実施例の蛍光ランプの点灯
回路に限定されるものではない。
以上説明したように、この発明によれば、次のような
効果が得られる。 (a)請求項1に記載の発明によれば、フレーム上に配
設された所要部品の端子間に連続した単一の導線を布線
して接続し、不要部分の導線を選択的に切断することに
より、各部品間の配線接続を行うので、各部品間の布線
の画一化及び単一化を図ることができるとともに、照明
器具の生産効率を改善でき、照明器具の製造価格の低減
を図ることができる。 (b)請求項2に記載の発明によれば、各部品にフレー
ムの配線面に開口された配線案内部を備え、その内部に
圧接接続端子を設置したものを用いたので、連続した1
本の導線を各部品の配線案内部を連続して通過させ、各
配線案内部に臨ませた導線をその内部に設置されている
圧接接続端子に押し込むことにより、極めて容易に連続
配線を行うことができ、容易に所望の点灯回路が1本の
導線を用いて実現することができる。 (c)請求項3に記載の発明によれば、部品間に基盤か
ら案内突部を突出させ、その案内突部によって配線すべ
き導線を案内するようにしたので、各部品間の布線の合
理化を図ることができ、生産効率が改善できる。 (d)請求項4に記載の発明によれば、フレームに形成
された製造途上で用いられる透孔を布線された導線の固
定に用いるので、透孔の有効利用とともに、照明器具の
生産効率の改善を図ることができる。
効果が得られる。 (a)請求項1に記載の発明によれば、フレーム上に配
設された所要部品の端子間に連続した単一の導線を布線
して接続し、不要部分の導線を選択的に切断することに
より、各部品間の配線接続を行うので、各部品間の布線
の画一化及び単一化を図ることができるとともに、照明
器具の生産効率を改善でき、照明器具の製造価格の低減
を図ることができる。 (b)請求項2に記載の発明によれば、各部品にフレー
ムの配線面に開口された配線案内部を備え、その内部に
圧接接続端子を設置したものを用いたので、連続した1
本の導線を各部品の配線案内部を連続して通過させ、各
配線案内部に臨ませた導線をその内部に設置されている
圧接接続端子に押し込むことにより、極めて容易に連続
配線を行うことができ、容易に所望の点灯回路が1本の
導線を用いて実現することができる。 (c)請求項3に記載の発明によれば、部品間に基盤か
ら案内突部を突出させ、その案内突部によって配線すべ
き導線を案内するようにしたので、各部品間の布線の合
理化を図ることができ、生産効率が改善できる。 (d)請求項4に記載の発明によれば、フレームに形成
された製造途上で用いられる透孔を布線された導線の固
定に用いるので、透孔の有効利用とともに、照明器具の
生産効率の改善を図ることができる。
第1A図ないし第1E図はこの発明の照明器具の連続配線方
法の一実施例を示す平面図、 第2図は第1図に示した照明器具の点灯回路を示す回路
図、 第3図は第1A図に示したフレームのIII−III線断面図、 第4図は第1B図に示したフレーム上の安定器を示す斜視
図、 第5図は第4図に示した安定器の分解斜視図、 第6図は第1B図に示したフレーム上の安定器の固定を示
す図、 第7図は第1B図に示したフレーム上のソケット及びその
固定構造を示す図、 第8図は基盤に対するフレームの固定を示す図、 第9図は安定器への布線の一実施例を示す図、 第10図は第9図に示した安定器の被覆導線の接続を示す
図、 第11図は安定器の被覆導線の切断方法の一例を示す図、 第12図はフレームにおける被覆導線の固定方法の一例を
示す図である。 2……フレーム 212……透孔 230……保持具 4……部品 40〜45……ソケット(部品) 46……スイッチ(部品) 47〜49……安定器(部品) 4a〜4x……端子 510……端子ブロック(圧接接続端子) 516、517……配線案内部 602、603……端子部(圧接接続端子) 8……被覆導線(導線) 84……不要区間部分 800……基盤 802……案内突部
法の一実施例を示す平面図、 第2図は第1図に示した照明器具の点灯回路を示す回路
図、 第3図は第1A図に示したフレームのIII−III線断面図、 第4図は第1B図に示したフレーム上の安定器を示す斜視
図、 第5図は第4図に示した安定器の分解斜視図、 第6図は第1B図に示したフレーム上の安定器の固定を示
す図、 第7図は第1B図に示したフレーム上のソケット及びその
固定構造を示す図、 第8図は基盤に対するフレームの固定を示す図、 第9図は安定器への布線の一実施例を示す図、 第10図は第9図に示した安定器の被覆導線の接続を示す
図、 第11図は安定器の被覆導線の切断方法の一例を示す図、 第12図はフレームにおける被覆導線の固定方法の一例を
示す図である。 2……フレーム 212……透孔 230……保持具 4……部品 40〜45……ソケット(部品) 46……スイッチ(部品) 47〜49……安定器(部品) 4a〜4x……端子 510……端子ブロック(圧接接続端子) 516、517……配線案内部 602、603……端子部(圧接接続端子) 8……被覆導線(導線) 84……不要区間部分 800……基盤 802……案内突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−90876(JP,A) 特開 昭58−46513(JP,A) 実開 平2−64108(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21V 23/00
Claims (4)
- 【請求項1】照明器具のフレームの所定箇所に所要部品
を取り付け、前記部品の端子間に連続する単一の導線を
連続的に布設するとともに各端子に前記導線を圧接接続
し、前記部品の前記端子間の不要な導線部分を選択的に
切断することにより、各部品間の配線接続を行うことを
特徴とする照明器具の連続配線方法。 - 【請求項2】前記フレームの所定箇所に取り付けられる
前記部品には、前記フレームの配線面に開口されて布線
すべき前記導線を通過させる配線案内部を持ち、その内
部に前記導線を圧接接続する圧接接続端子を備えたこと
を特徴とする請求項1記載の照明器具の連続配線方法。 - 【請求項3】前記フレームに任意の透孔を形成し、基盤
に形成された案内突部を前記透孔に貫通させて配線面に
臨ませ、前記案内突部で布線すべき前記導線を案内する
ことを特徴とする請求項1記載の照明器具の連続配線方
法。 - 【請求項4】前記透孔は、配線終了後、布線された前記
導線を束ねて保持する保持具の固定に用いたことを特徴
とする請求項3記載の照明器具の連続配線方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18925589A JP2872696B2 (ja) | 1989-07-21 | 1989-07-21 | 照明器具の連続配線方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18925589A JP2872696B2 (ja) | 1989-07-21 | 1989-07-21 | 照明器具の連続配線方法 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34234289A Division JPH0355780A (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 一端子の2本配線化構造 |
JP10820098A Division JPH113760A (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 一端子の2本配線化構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0355704A JPH0355704A (ja) | 1991-03-11 |
JP2872696B2 true JP2872696B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=16238234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18925589A Expired - Lifetime JP2872696B2 (ja) | 1989-07-21 | 1989-07-21 | 照明器具の連続配線方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2872696B2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-21 JP JP18925589A patent/JP2872696B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0355704A (ja) | 1991-03-11 |
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