JPH113760A - 一端子の2本配線化構造 - Google Patents

一端子の2本配線化構造

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JPH113760A
JPH113760A JP10820098A JP10820098A JPH113760A JP H113760 A JPH113760 A JP H113760A JP 10820098 A JP10820098 A JP 10820098A JP 10820098 A JP10820098 A JP 10820098A JP H113760 A JPH113760 A JP H113760A
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JP
Japan
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terminal
wiring
conductor
terminals
frame
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JP10820098A
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English (en)
Inventor
Fumio Sato
文夫 佐藤
Tetsuya Kurosaka
哲哉 黒坂
Hisayoshi Yokouchi
久喜 横内
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OODERITSUKU KK
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OODERITSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各部品間の布線の画一化及び単一化を図っ
て、製造効率を改善した一端子の2本配線化構造を提供
する。 【解決手段】 部品(蛍光ランプ用ソケット40、4
1、42、43、44、45、スイッチ46及び安定器
47、48、49)の側部に形成されて導線(被覆導線
8)を前後に貫通可能な接続端子(端子ブロック51
0、端子部602、603)を形成し、この接続端子に
接続した連続する単一の前記導線を以て2本の配線を同
時に行い他の部品と電気的に接続したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、蛍光灯等の照明
器具の連続配線方式等に用いられる、一端子の2本配線
化構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建造物の天井面に設置された照明
器具として蛍光ランプを用いた照明器具では、板状を成
すフレーム上にソケット、安定器等からなる点灯回路部
品が配設され、各部品間に必要な配線を布設した構造を
成している。
【0003】このような照明器具は、簡易な構造を成し
ているものの、フレームの加工、各部品の製造、フレー
ムに対する部品の配置及び固定、配線作業等、段階的な
工程を経て製造されるものであって、製造工程数及びそ
の時間が価格に大きく影響しているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、このような照
明器具においては、従来から、製造工程の簡略化等、製
造価格の低減化のための種々の対策が施されてきたが、
製造時間の短縮化を図り、製造価格を低減することが要
望されている。
【0005】そこで、この発明は、各部品間の布線の画
一化及び単一化を図って、製造効率を改善した一端子の
2本配線化構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の一端子
の2本配線化構造は、部品(蛍光ランプ用ソケット4
0、41、42、43、44、45、スイッチ46及び
安定器47、48、49)の側部に形成されて導線(被
覆導線8)を前後に貫通可能な接続端子(端子ブロック
510、端子部602、603)を形成し、この接続端
子に接続した連続する単一の前記導線を以て2本の配線
を同時に行い他の部品と電気的に接続したものである。
【0007】部品の側部に形成された接続端子は、その
前後間に接続すべき導線を貫通可能に形成されている。
そこで、この接続端子に単一の導線を貫通させて接続す
ると、その接続端子を中心にその前後で2本の配線が同
時に行われたことになる。そこで、この接続端子を以
て、その前後の部品間に電気的な接続を行うことがで
き、各部品間に1本の導線を以て連続配線化を行うこと
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図面に示した実
施形態を参照して詳細に説明する。
【0009】図1ないし図3は、この発明の一端子の2
本配線化構造の一実施形態を示している。
【0010】この照明器具には、図1に示すように、建
造物の天井面に設置される平板状で長方形状を成すフレ
ーム2が用いられる。このフレーム2は、軽量化のため
比較的薄い鉄板を用いて成形加工され、フレーム2に
は、点灯回路と電灯線との電気的な接続を行うための接
続孔206、天井部材に固定するための複数の固定孔2
08、210とともに、製造上の便宜や導線の固定のた
めの複数の透孔が形成され、また、フレーム2の表面に
は、絶縁のために塗料が塗布されている。
【0011】このフレーム2の所定箇所には照明器具用
部品として蛍光ランプ用ソケット40、41、42、4
3、44、45、スイッチ46及び安定器47、48、
49が配設されて固定されている。ソケット41、4
2、44にはグロースタータ用ソケット402が設けら
れ、スイッチ46には常夜灯用のソケット408が設け
られている。
【0012】そして、これら所要部品が取り付けられた
後、連続した1本の被覆導線8を用いて布線が行われ、
各部品の端子4a、4b、4c、4d、4e、4f、4
g、4h、4i、4j、4k、4m、4n、4p、4
q、4r、4s、4t、4u、4v、4wに対し被覆導
線8の接続が行われる。この場合、フレーム2上の部品
の端子間に対して1本の連続した被覆導線8を用いてい
わゆる一筆書きで布線が行われている。この実施形態の
布線ではその一例として矢印Sを開始点とし、安定器4
8の端子ブロック510の切欠き部500から端子4
n、ソケット41の端子4c、4d、案内突部802、
スイッチ46の端子4w、4u、安定器47の端子4
q、4r、ソケット42の端子4e、4f、スイッチ4
6の端子4v、ソケット40の端子4a、4b、安定器
48の端子4p、ソケット43の端子4g、安定器49
の端子4t、4s、ソケット45の端子4k、4m、ソ
ケット44の端子4i、4j及びソケット43の端子4
hに至る経路を1本の被覆導線8を以て電気的な接続が
行われている。なお、この電気的な接続は、基盤(図9
に示す基盤800)上で行われ、802はその基盤80
0に突設された案内突部であって、フレーム2の透孔を
貫いてその上面に突出している。したがって、各案内突
部802を介して1本の被覆導線8が連続的に布線され
ている。
【0013】そして、フレーム2に布線された被覆導線
8には、点灯回路とは異なる接続を成す不要区間部分8
4が生じているので、この不要区間部分84を削除する
と、図2に示すように、点灯回路と等しい配線接続が得
られる。この場合、例えば、安定器48では図3の
(A)に示すように、ソケット40では図3の(B)に
示すように、スイッチ46では図3の(C)に示すよう
に、1つの接続端子を用いてその前後で1又は2本の配
線化構造が実現されている。また、フレーム2上にその
透孔を介して保持具230を固定することにより、複数
の被覆導線8が束ねられて固定されている。
【0014】ところで、この配線化構造において、例え
ば、安定器47では、図5及び図6に示すように、鉄心
501にコイルボビン502を以てコイル503が巻回
されたものであり、外装カバー504が設けられてい
る。外装カバー504の一部が安定器47の端部側に固
定板505として突設され、この固定板505には、切
り起こしによって先端側に拘止部506を備えた固定片
507が形成され、さらに、その端部側にフレーム2上
の固定位置における固定片に対応する固定爪508が切
り起こして形成されているとともに、フレーム2の係止
突部に対応する係止孔509が形成されている。
【0015】この固定板505には、導線との貫通接続
を行う接続端子を構成する端子ブロック510が、固定
片507に対応して形成されている挿入孔511に固定
片507が挿入されて固定されている。また、安定器4
7の上面側に設置された端子絶縁板512には、固定突
部513が形成されており、端子ブロック510の背面
側に突設された固定補助片514の固定孔515が嵌め
込まれることにより、端子ブロック510が安定器47
の鉄心501側にも固定されている。
【0016】そして、端子ブロック510には、上方向
にV字状に開口される一対の配線案内部516、517
が切欠き部500を設けて形成され、その内部には圧接
接続端子の電気的な接続部分である端子片518、51
9が嵌め込まれ、各端子片518、519にはV字状の
切込みを以て被覆導線8の芯線に食い込ませて電気的に
圧接接続を行うための導線圧接部520が形成されてい
る。各端子片518、519には、上方向に伸び、か
つ、端部を水平に折り曲げた接続部521が形成されて
いる。
【0017】各接続部521は、端子ブロック510に
端子片518、519が嵌め込まれた場合に丁度、端子
絶縁板512の上面に臨ませられるとともに、端子絶縁
板512の上面に一体に形成されているカバー片52
2、523の下側の狭隘部に臨ませられ、コイル503
から引き出されているリード線524、525とハンダ
によって接続される。
【0018】また、このリード線接続部分には、合成樹
脂によって形成されたコ字状を成す保護カバー526が
設けられている。保護カバー526は、それ自体が持つ
弾性力によって安定器47に嵌合して固定されるととも
に、上面に設けられた透孔527に対し、端子ブロック
510の固定補助片514に一体に形成されている突部
528が係合され、保護カバー526が強固に安定器4
7に固定されている。そして、安定器47の端子ブロッ
ク510には、被覆導線8を保持するための保持部53
0及び挿入部531が形成されており、保持部530は
布線時の被覆導線8を仮止めするためのものである。
【0019】また、ソケット40では、例えば、図7及
び図8に示すように、ソケット本体601の側部には被
覆導線8との接続を行う接続端子を成す端子部602、
603が形成されている。端子部602、603には、
安定器47の端子ブロック510と同様に、V字状を成
す配線案内部604が形成され、その内部に端子片60
5、606が一体に形成されている。各端子片605、
606には、V字状の切込みを以て被覆導線8の芯線に
食い込ませて電気的な接続を行うための導線圧接部60
7が形成されている。また、ソケット本体601には、
ソケット本体601の開口613から蛍光ランプの接続
用端子を案内するとともに、各端子片605、606と
の間で保持するための案内保持部612が回動可能に取
り付けられている。また、端子部602、603には、
その側部にコ字状を成す切欠き部を持ちかつ本体側が徐
々に薄くなるように傾斜させた楔状の固定部608が一
体に形成されている。
【0020】そして、布線は、基盤800の上に布線す
べきフレーム2を載せて行い、例えば、図9の(A)に
示すように、ノズル90の先端布線部901に被覆導線
8を送り、ノズル90を部品の端子4a〜4w間を連続
して移動させて行う。このノズル90は、その中途部に
被覆導線8を切断するための切断器902を備えてお
り、布線完了の被覆導線8の切断が行われる。
【0021】また、各部品の端子4a〜4wには、例え
ば、安定器47について見ると、図9の(A)に示すよ
うに、その先端から被覆導線8を連続的に供給しなが
ら、ノズル90を配線案内部516、517に移動す
る。そして、図9の(B)に示すように、配線案内部5
16、517を通過した直後、ノズル90を矢印Pで示
す方向に下降させると、その下降力と被覆導線8に作用
している張力Tとの相互作用で、被覆導線8は図9の
(C)に示すように、保持部530に保持される。
【0022】このような配線作業に伴う被覆導線8の仮
固定は、ソケット40〜45及びスイッチ46において
も同様に行われ、各端子4a〜4wで個別に仮固定が行
われるので、各固定区間で張力Tが食い止められ、安定
した布線が行われるとともに、適当な張力を以て直線状
を成す配線が行われる。
【0023】次に、仮固定された被覆導線8に対し、図
10の(A)に示すように、矢印Pで示す方向に押圧ピ
ン904を下降させて、保持部530から端子片51
8、519の導線圧接部520に押し込み、電気的な接
続を行う。即ち、被覆導線8は、芯線80の周囲に合成
樹脂からなる被覆81が設けられているが、導線圧接部
520が硬度の高い導体で形成されているとともに、そ
の間隔が芯線80の直径以下に設定されているので、図
10の(B)に示すように、押圧ピン904で押し込ま
れると、その被覆81に導線圧接部520で切り込ま
れ、図10の(C)に示すように、導線圧接部520に
芯線80が接続されることになり、被覆導線8と各部品
の端子4a〜4wとが電気的に接続される。
【0024】そして、連続配線された被覆導線8の不要
区間部分84は、切断されて除去されるが、例えば、図
11の(A)に示すように、安定器47の端子4q、4
rに跨がる被覆導線8は、これら端子4q、4rに対し
て設けられた2枚の切断刃905、906を下降させ、
図11の(B)、(C)及び(D)に示すように、切断
して除去される。
【0025】以上説明したように、フレーム2に配設さ
れた部品のそれぞれに被覆導線8を貫通可能な接続端子
を成す端子4a〜4sが形成されているので、各部品の
取付けの後、布線及び接続、不要導線部分の切断、並び
に、導線の固定を経て連続配線が行われており、配線の
単純化が図られている。そして、この照明器具では、フ
レーム2の長手方向の端部側には、3対の蛍光ランプ用
ソケット40、41、42、43、44、45が設置さ
れ、各ソケット40、41間、ソケット42、43間及
びソケット44、45間にそれぞれ蛍光ランプ60が取
り付けられる。即ち、ソケット41、42、44のグロ
ースタータ用ソケット402には、図4に示すように、
グロースタータ404が取り付けられ、グロースタータ
404にはキャパシタ406が並列に接続される。
【0026】そして、蛍光ランプ60の間隔内における
フレーム2には、スイッチ46、安定器47、48、4
9が設置されている。スイッチ46には、常夜燈用のソ
ケット408が設けられており、図4に示すように、白
熱ランプ410が取り付けられる。また、スイッチ46
には、可動接点Mに対し、固定接点Z、U、V、Wが設
けられ、操作によって引き紐412の引下げ操作によっ
て可動接点Mが接点Zとの接続、2つの接点U、Vとの
接続、単一の接点Vとの接続、接点Wとの接続に選択的
に切り換えられ、消灯、蛍光ランプ60の全点灯、蛍光
ランプ60の中のL1 、L3 の選択点灯、白熱ランプ4
10の点灯ないし消灯に切り換えられる。さらに、端子
4x、4wの間には、商用交流電源12が接続される。
【0027】なお、実施形態では照明器具として蛍光ラ
ンプの点灯回路を例に取って説明したが、この発明は、
他の光源の点灯装置に用いることができ、実施形態の蛍
光ランプの点灯回路に限定されるものではない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、部品の側部に形成されて導線を貫通可能な接続端子
を設置したので、1本の導線を用いて接続端子の前後で
他の部品との接続を行うことができ、各部品間の布線の
画一化及び単一化を図って、照明器具の生産効率を改善
でき、照明器具の製造価格の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一端子の2本配線化構造の一実施形
態を示す平面図である。
【図2】この発明の一端子の2本配線化構造の一実施形
態を示す平面図である。
【図3】この発明の一端子の2本配線化構造の一実施形
態を示す平面図である。
【図4】図1に示した照明器具の点灯回路を示す回路図
である。
【図5】図1に示したフレーム上の安定器を示す斜視図
である。
【図6】図5に示した安定器の分解斜視図である。
【図7】図1に示したフレーム上のソケットを示す斜視
図である。
【図8】図7に示したソケットの分解斜視図である。
【図9】安定器への布線の一実施形態を示す図である。
【図10】図9に示した安定器の被覆導線の接続を示す
図である。
【図11】安定器の被覆導線の切断方法の一例を示す図
である。
【符号の説明】
40、41、42、43、44、45 ソケット(部
品) 46 スイッチ(部品) 47、48、49 安定器(部品) 510 端子ブロック(接続端子) 602、603 端子部(接続端子) 8 被覆導線(導線)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品の側部に形成されて導線を前後に貫
    通可能な接続端子を形成し、この接続端子に接続した連
    続する単一の前記導線を以て2本の配線を同時に行い他
    の部品と電気的に接続したことを特徴とする一端子の2
    本配線化構造。
JP10820098A 1998-04-17 1998-04-17 一端子の2本配線化構造 Pending JPH113760A (ja)

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