JP2871854B2 - 水希釈性被覆剤を製造するための混合用キット - Google Patents

水希釈性被覆剤を製造するための混合用キット

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JP2871854B2 JP4504899A JP50489992A JP2871854B2 JP 2871854 B2 JP2871854 B2 JP 2871854B2 JP 4504899 A JP4504899 A JP 4504899A JP 50489992 A JP50489992 A JP 50489992A JP 2871854 B2 JP2871854 B2 JP 2871854B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明の対象は、厳密に確定された色調を有する水希
釈性被覆剤を種々のマスターカラーから製造するための
混合用キットである。
さらに本発明は、種々のマスターカラーを別々に貯蔵
しかつ塗布の少し前に初めて所望の色調の被覆剤に混合
する、厳密に確定された色調を有する上記水希釈性被覆
剤の製法に関する。
さらになお本発明は、自動車車体及び/又はプラスチ
ック部材の被覆のための水性ベースラッカーの製造並び
に部分補修塗装のための水性被覆剤の製造への混合用キ
ットの使用に関する。
場合によっては多層状の塗装の損傷箇所を部分補修塗
装するための常法の場合には、損傷箇所の入念な洗浄及
び研磨、場合によっては目止め及び充填が行なわれる。
その後に損傷箇所は、場合によってはさらなる前処理後
に通常は下地を隠す状態及び隣接する範囲に流れ出る状
態で効果ラッカー、例えばメタリックベースラッカー、
又は単色ラッカー(Unilacke)を用いて吹き付けられ
る。このようにして得られた塗膜が乾燥し始めた後に該
塗膜及びその隣接する部分はクリアラッカーで再度吹き
付けられ、かつ、場合によっては必要である排気時間後
にクリアラッカー塗膜を先に塗布された層と一緒に有利
には50〜100℃の温度で乾燥される。
損傷箇所の部分補修塗装のための効果ラッカー及び/
又は、二層方法の場合に塗布される単色ラッカーとして
通常、固体が乏しいラッカーが使用され、このラッカー
は、結合剤の他に着色顔料及び/又は効果顔料並びに高
い含量の有機溶剤混合物を含有している。
このラッカーは、ラッカー製造業者から所望の色調で
提供されるか、或いは所望の色調が塗布前に複数のマス
ターカラーの混合用キットから得られる。混合用キット
からの該製造は、それぞれの色調を個別に製造する必要
がなくかつ貯蔵する必要がなく、かつ従って製造コス
ト、配送コスト及び貯蔵コストを下げることができると
いう利点を有している。両方の場合には、提供されたラ
ッカーが十分な貯蔵安定性(少なくとも12か月)を有し
ていることが必要である。その上、混合用キットにとっ
てマスターカラーの色調の正確さは、著しく重要であ
る。
流れ作業塗装の分野で増加的に水希釈性ベースラッカ
ーが使用される一方で、自動車部分補修塗装の分野では
なお常用の、即ち溶剤含有のベースラッカーが使用され
ている。これまで部分補修塗装に使用されてきた、固体
が乏しいベースラッカーは、これまで流れ作業塗装に使
用されてきた水希釈性ベースラッカーとは明らかに異な
る組成を有する。従って、例えば、水性系の場合にはレ
オロジー制御が外部増粘剤によってか又は結合剤の相応
する改質によって行われるのに対して、常用の系の場合
のレオロジー制御は殆どの場合に有機溶剤の蒸発率(塗
布装置と塗装すべき対象との間での固体増加率)によっ
て行われる。従って、常用の系から水希釈性系への変化
にとって、使用される結合剤と水希釈性結合剤との単な
る交換は十分ではない。
また、流れ作業塗装の分野で使用される水希釈性系を
部分補修塗装の分野で使用することは、2つの分野の系
に対する要求の違いから目下のところ不可能である。即
ち、流れ作業塗装(自動車の一次塗装)に使用される水
希釈性メタリック−ベースラッカーは、部分補修塗装の
分野にとって十分である貯蔵安定性を有しておらず、そ
れというのも、この水希釈性ラッカーの場合にはガス発
生安定性(水とアルミニウム青銅の反応によるH2形成)
及び/又は効果安定性(Effektstabilitaet)における
問題が生じるためである。この2つの問題は、得られた
被覆の色調ないしは俯瞰輝度(Aufsichthelligkeit)を
持続的に損なう。従ってこれらの系は、部分補修塗装に
は使用されない。
しかし、効果顔料を含有する水希釈性ラッカーのみが
貯蔵安定性についての問題を示すのではない。着色顔料
もまた、例えばアルカリ性媒体中での水による比較的長
期間の作用によって攻撃される可能性がある。市販の顔
料を選択する場合に過大な制限を受けないようにするた
めに、貯蔵安定性マスターカラーを上記着色顔料と配合
する必要性も存在する。
経済的な理由、作業安全性の改善(防火)及び塗膜の
乾燥の際の環境汚染の減少のために、部分補修塗装分野
の場合にも、被覆剤中の有機溶剤をできるかぎり減少さ
せる努力が払われている。しかしながら、公知の水希釈
性ベースラッカーの乏しい貯蔵安定性は、これまでこの
種の水希釈性ベースラッカーからの上記の混合用キット
の形成を妨げていた。
欧州特許出願公開第320 552号明細書から、充填剤を
施与された支持体上に先ず水性の、有利にメタリック顔
料を含有する被覆組成物が塗布されかつ乾燥され、その
後に常用の水性ベースラッカーが塗布され、引き続き、
クリアラッカーが塗布される、多層被覆の製法が公知で
ある。ベースコート/クリアコート被覆の前に水性被覆
組成物を塗布することによって、メタリック効果、特に
俯瞰輝度の改善が達成される。
欧州特許出願公開第320 552号明細書に記載されたこ
の方法は主として一次塗装を得るのに適当であるが、し
かしながら記載の中に、該方法を部分補修塗装の分野に
使用する可能性も示唆されていた。
欧州特許出願公開第320 552号明細書による方法に使
用された水性被覆組成物は、水性混合ラッカー中へのア
ルミニウム顔料ペーストの混入によって得られる。この
場合には、使用されるアルミニウムペーストは、有機溶
剤中のアルミニウム青銅と乳化剤との混練物である。し
かし、該アルミニウムペーストは既に数時間のうちに沈
殿し、かつこのようにして沈殿物を生じる。しかしまた
このことによって通常、色調の変化が生じる。この沈殿
したペーストは、適当な攪拌装置で条件付きでのみ攪拌
可能である。その上、塗装業者には通常、この種の攪拌
装置は提供されていない。従って、この種のアルミニウ
ムペーストは、部分補修塗装のための混合用キットの形
成には適当ではない。
また、水性混合ラッカー中へのアルミニウムペースト
の混入後に得られた水性被覆組成物は、塗装業者の要求
を満足させない不十分な貯蔵安定性を示す。
さらに欧州特許出願公開第195 931号明細書及び欧州
特許出願公開第297 576号明細書から、流れ作業塗装の
分野での多層被覆を得るための水性被覆剤が公知であ
る。該水性被覆剤の製造は、顔料ペーストを水性結合剤
分散液に混入することによって行われる。この場合には
顔料ペーストは、相応する顔料をできるかぎり少量の練
り用樹脂(Anreibeharz)並びに場合によっては有機溶
剤及び場合によっては水と練ることによって得られる。
しかしながら、部分補修塗装の分野のための混合用キッ
トの形成及び該混合用キットの形成に必要とされる方
法、例えば各成分の別々の貯蔵は、欧州特許出願公開第
195 931号明細書及び欧州特許出願公開第297 576号明細
書には記載されていない。この場合には顔料着色された
水性被覆剤自体は、不十分な貯蔵安定性という理由から
部分補修塗装の分野には適当ではない。
また欧州特許第38 127号明細書から、流れ作業塗装の
分野の場合の多層被覆を得るための水性被覆剤が公知で
ある。水性被覆剤の製造はこれもまた、顔料ペーストを
水性結合剤分散液に混入することによって行われる。こ
の場合には顔料ペーストは、顔料をメラミン樹脂及び場
合によっては有機溶剤と練ることによって得られる。し
かし、部分補修塗装の分野のための混合用キットの形成
及び該混合用キットの形成に必要とされる方法は、また
もや記載されていない。欧州特許第38 127号明細書によ
る顔料単色された該水性被覆剤もまた、不十分な貯蔵安
定性という理由から部分補修塗装の分野には適当ではな
い。
欧州特許出願公開第368 499号明細書には、改善され
た貯蔵安定性を有する水希釈性の、特にメタリック顔料
を含有する被覆剤が記載されている。貯蔵安定性は、先
ず水不含結合剤溶液をポリエーテル−もしくはポリエス
テルポリオール25〜95重量%、アミノプラスト樹脂2.5
〜50重量%及び有機溶剤0〜50重量%から得て、この溶
液に顔料を混入することによって達成される。該結合剤
溶液は、塗布の少し前に水でそれぞれの場合に所望の粘
度に調整される。
欧州特許出願公開第368 499号明細書には、水不含結
合剤溶液を混合用キットに使用することは記載されてい
ない。その上、欧州特許出願公開第368 499号明細書に
よる被覆剤の使用は、補修条件下では不可能であり、そ
れというのも、高いポリエーテル/ポリエステル含量に
よって十分な耐水性被覆が得られないためである。さら
に、得られたメタリック効果は、自動車の一次塗装もし
くは部分補修塗装にはまだまだ十分ではない。
最後に、Farbe und Lack、第93巻、第2号、1987年、
103〜105頁のHauska及びRaczの雑誌記事から、水性着色
剤分散液の貯蔵安定性がとりわけ、水性着色剤分散液の
製造のために、アルミニウム顔料の他に、アルミニウム
顔料と混合可能でありかつ使用前に水で希釈可能である
結合剤を含有するアルミニウムペーストを使用すること
によって改善されることは、公知である。しかしなが
ら、上記雑誌記事中でアルミニウムペーストの製造に対
して示された結合剤は、自動車部分補修塗装の分野のた
めの水性被覆剤への使用に適当ではない。従って、該雑
誌記事中でも既に、この方法が工業的な重要性を有して
いないことが確認されている。その上、該雑誌記事中に
も、混合用キットの形成及び該混合用キットの形成に必
要とされる方法は記載されていない。
従って本発明の課題は、種々のマスターカラーから
の、厳密に確定された色調を有する水希釈性被覆剤の製
造を可能にする混合用キットを提供することである。特
に、該混合用キットによって部分補修塗装、特に自動車
車体の損傷箇所の部分補修塗装に適当である水性被覆剤
の製造が可能になる。この場合には、経費のかかる方法
なしで塗装業者の場合に、できるかぎり正確かつ再現可
能性をもって調整できるようにするために、マスターカ
ラーの高い色調精度が保証されている。またこのこと
は、該混合用キットの形成に使用されるマスターカラー
が著しく良好な貯蔵安定性(>12か月)を有しているに
違いないことを意味する。最終的には、該混合用キット
の使用下で得られた水性被覆剤によって、効果ラッカー
の場合にも、単色ラッカーの場合にも、良好な機械的性
質を有する被覆が得られるべきである。
その上、該混合用キットは、常法で得られた被覆剤に
比べて減少された有機溶剤含量で上記の高い品質水準を
保証する被覆剤の配合物を保証する。
上記課題は意外にも、混合用キットが A) 水5重量%未満、少なくとも1種の着色顔料及び
/又は効果顔料、有機溶剤、少なくとも1種の水希釈性
もしくは水分散性結合剤並びに場合によっては助剤及び
添加剤を含有する種々のマスターカラーA及び B) 少なくとも1種の含水かつ顔料不含である成分B を含有していることを特徴とする、厳密に確定された色
調を有する水希釈性被覆剤を種々のマスターカラーから
製造するための混合用キットによって解決される。
本発明の対象はまた、本発明による混合用キットを使
用することを特徴とする、1つの混合用キットの種々の
マスターカラーを別々に製造かつ貯蔵し、かつ被覆剤の
塗布少し前に初めて混合することによる、厳密に確定さ
れた色調を有する水希釈性被覆剤の製法である。
最後に、本発明は、部分補修塗装のための水性被覆剤
の製造、特に部分補修塗装、殊に自動車車体の部分補修
塗装のための水性ベースラッカーの製造への混合用キッ
トの使用にも関する。
本発明による混合用キットによって、経費のかかる方
法が必要とされることなしに、正確かつ再現可能である
所望の色調の調整を示す水性被覆剤の製造が可能になる
ことは、意外なことでありかつ予想することはできなか
った。このことは、ベースラッカーの高い色調精度及び
相応して良好な貯蔵安定性によって保証される。従って
もう1つの利点は、本発明によって得られたベースカラ
ーが凍結/融解に対して不感受性であることに見られ
る。さらに、このようにして得られた被覆剤は、該被覆
剤によって良好な機械的性質を有する被覆が得られると
いう利点を有している。
さらに、本発明による混合用キットによって部分補修
塗装の分野においても、部分補修塗装についての高い要
求に応じかつ、その上、溶剤として主として水を含有
し、かつ有機溶剤を依然として少量で含有している被覆
剤が提供されることは、有利である。経済的な利点の他
には、この減少された溶剤含量によって作業安全性の改
善(防火)及び塗膜の乾燥の際の環境汚染の減少が得ら
れる。このことは、殊に自動車車体の部分補修塗装の分
野で重要であり、それというのも、該分野で使用される
効果ラッカーは通常、良好な金属効果を保証するために
90%までの著しく高い溶剤含量を有しているからであ
る。
その上、本質的に水不含、有利に完全に水不含である
ベースラッカー中での本発明による使用によって、該ベ
ースラッカーの貯蔵に、(例えば相応する内部塗装によ
って)水による腐食に対して保護されていなくともよい
容器を使用することができるという利点が提供される。
さらに一定の前提条件下でのベースラッカーの配合に感
水性顔料を使用することもでき、このことによって顔料
に対して提供される選択が著しく拡げられる。
次に、本発明による混合用キットの各成分について詳
細に説明する。
混合用キットの成分Aは、顔料が短い時間(成分Aと
Bの攪拌からラッカーの塗布までの時間)に水と反応せ
ずかつ顔料が水に溶解しないことを前提条件として、ラ
ッカーに常用である全ての顔料を含有していてもよい。
この場合には成分Aは、無機ベースもしくは有機ベース
の効果顔料及び/又は着色顔料を含有していてよい。で
きるだけ一般的な使用範囲を保証するため、かつ、でき
るだけ多くの色調を実現することができるようにするた
めに、着色顔料のみを含有する成分Aと効果顔料のみを
含有する成分Aをベースとする混合用キットを合成する
ことが有利である。
成分Aの製造には、水性被覆剤の配合の際に常用され
る全ての効果顔料が使用することができる。適当な効果
顔料の例は、市販のアルミニウム青銅、ドイツ連邦共和
国特許出願公開第3636183号明細書によって着色された
アルミニウム青銅、市販の特殊銅青銅、並びに他の通常
の金属小板及び金属薄片顔料である。成分Aの製造には
非メタリック効果顔料、例えば真珠光沢−もしくは干渉
色顔料も適当である。
無機ベースの適当な着色顔料の例は、二酸化チタン、
酸化鉄、カーボンブラック等である。有機ベースの適当
な着色顔料の例は、インダスレンブルー、クロモフタル
レッド、イルガジンオレンジ(Irgazinorange)、シコ
トランスイエロー(Sicotransgelb)、ヘリオゲングリ
ーン等である。
成分Aに使用するための結合剤として、水性被覆剤に
常用されかつ有機溶液の形であることができる全ての水
希釈性もしくは水分散性結合剤が適当である。この場合
には樹脂の水希釈性もしくは水分散性は、補助溶剤もし
くは溶剤としての相応する溶解助剤の使用によって調整
することもできる。結合剤の選択にとって決定的なこと
は、有機溶液中での良好な貯蔵安定性、特にまた、顔料
の沈殿を回避する可能性であり、一方では、成分Bへの
マスターカラーの問題のない混入可能性もしくはマスタ
ーカラーへの成分Bの問題のない混入可能性である。成
分Bへのマスターカラーの混入可能性もしくはその逆の
混入可能性は確かに、分散添加剤、例えばイオン性もし
くは非イオン性界面活性剤の使用によって調整すること
もできる。しかし、得られた被覆の耐水性を損なわない
ようにするために、この種の添加剤はできるだけ少量で
使用されなければならない。
特に、成分Aのための結合剤として水希釈性もしくは
水分散性でありかつ有機溶液の形であることができるポ
リウレタン樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリエステル
樹脂及びアミノプラスト樹脂並びにこれらの混合物が使
用される。
結合剤としてマスターカラーに使用されるポリウレタ
ン樹脂は、原理的に公知である。例えば、水性ベースラ
ッカーに使用するために文献に記載されているポリウレ
タン樹脂は、該ポリウレタン樹脂が−各文献に記載され
た製造の変法として−有機溶液の形であることができる
場合には適当である。
適当なポリウレタン樹脂の例は、次の明細書に記載さ
れた樹脂である: 欧州特許出願公開第355433号明細書、ドイツ連邦共和
国特許出願公開第3545618号明細書、ドイツ連邦共和国
特許出願公開第3813866号明細書並びに未公開のドイツ
連邦共和国特許出願第4005961.8号明細書。従って、ポ
リウレタン樹脂製造の詳細及び適当な化合物の例につい
ては上記明細書を参照されたい。しかしながら、ポリウ
レタン樹脂は、上記明細書に記載されたポリウレタン樹
脂と異なり、水性分散液としてではなく、1種もしくは
それ以上の溶剤中で溶解されて使用される。このこと
は、本発明によれば使用されるポリウレタン樹脂の製法
が上記明細書に記載された方法と比較して、二次分散液
の製造の代りに有機溶剤中でのポリウレタン樹脂の溶解
を行うという点で変更されていることを意味する。数平
均分子量(測定:標準液としてのポリスチレンを用いた
ゲル透過クロマトグラフィーによる)1000〜30000、特
に1500〜20000及び酸価KOH5〜70mg/g、特にKOH10〜30mg
/gを有しかつイソシアネート基を有するプレポリマーの
反応、特に鎖の延長によって得ることができる水希釈性
ポリウレタン樹脂を使用することは有利である。
イソシアネート基を有するプレポリマーの製造は、水
酸基価KOH10〜1800mg/g、特にKOH5〜1200mg/gを有する
ポリオールを過剰量のポリイソイアネートと温度150℃
まで、特に30〜130℃で、イソイアネートと反応するこ
とができない有機溶剤中で反応させることによって行う
ことができる。NCO基とOH基との当量比は、2.0:1.0〜>
1.0:1.0、特に1.4:〜1.1:1である。
プレポリマーの製造に使用されるポリオールは低分子
量及び/又は高分子量であってもよく、かつ該ポリオー
ルは反応不活発な非イオン基を有していてもよい。ポリ
ウレタンの硬度を高めるために、低分子量ポリオールを
使用することができる。該ポリオールは、分子量60〜約
400を有し、かつ脂肪族基、脂環式基もしくは芳香族基
を有していてよい。この場合にはポリオール成分全体の
30重量%まで、特に約2〜20重量%の量が使用される。
高い可撓性を有するNCO−プレポリマーを得るために、
有利にOH価KOH30〜150mg/gを有する主として線状である
ポリオールの高い含量を添加しなければならない。ポリ
オール全体の97重量%までは、分子量Mn400〜5000を有
する飽和及び不飽和のポリエステル及び/又はポリエー
テルからなっていてよい。選択されたポリエーテルジオ
ールは過剰量のエーテル基を導入すべきではなく、それ
というのも、さもなければ、形成されたポリマーが水中
で膨潤するからである。ポリエステルジオールは、有機
ジオールを用いた有機ジカルボン酸もしくはその無水物
のエステル化によって得られるか又はヒドロキシカルボ
ン酸又はラクトンから誘導される。枝分れしたポリエス
テルポリオールを得るために、少量の多価のポリオール
もしくはポリカルボン酸を使用することができる。
典型的な多官能イソシアネートとして、分子1個につ
き少なくとも2個のイソシアネート基を有する脂肪族、
脂環式及び/又は芳香族のポリイソシアネートが使用さ
れる。有機ジイソシアネートの異性体もしくは異性体混
合物は、有利とされる。紫外線に対するその良好な安定
性のために、黄変傾向が僅かである脂肪族(脂環式)ジ
イソシアネート生成物が得られる。プレポリマーの形成
に使用されるポリイソシアネート成分は、ゲル形成の原
因とならないという条件で、多価ポリイソシアネートを
含有していてもよい。トリイソシアネートとして、ジイ
ソシアネートの三量重合もしくはオリゴ重合によってか
又はジイソシアネートとOH−もしくはNH基を有する多官
能化合物との反応によって生じる生成物が有効と認めら
れている。平均官能価は、場合によってはモノイソシア
ネートの添加によって低下させることができる。
固体豊富なポリウレタン樹脂溶液の製造に、特に一般
式(I): 〔式中、Xは二価芳香族炭化水素基、特に、場合によっ
てはハロゲン−、メチル−もしくはメトキシ置換ナフチ
レン−、ビフェニレン−もしくは1,2−、1,3−もしくは
1,4−フェニレン基、殊に1,3−フェニレン基を表わし、
R1及びR2は炭素原子1〜4個を有するアルキル基、特に
メチル基を表わす〕で示されるジイソシアネートが使用
される。式(I)のジイソシアネートは公知であり(該
化合物の製造は、例えば欧州特許出願公開第101 832号
明細書、米国特許第3 290 350号明細書、米国特許第4 1
30 577号明細書及び米国特許第4 439 616号明細書に記
載されている)、かつ一部は購入可能である(例えば1,
3−ビス(2−イソシアナトプロプ−2−イル)ベンゼ
ンは、商品名TMXDI(META) でAmerican Cyanamid社か
ら販売されている)。
式(I)のジイソシアネートに付加的にか又は該化合
物の代りに、なおその他の脂肪族及び/又は脂環式及び
/又は芳香族のポリイソイアネートを使用することもで
きる。付加的に使用することができるポリイソイアネー
トの例として、フェニレンジイソシアネート、トルイレ
ンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、ビス
フェニレンジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、シクロペンチレンジイソシアネー
ト、シクロヘキシレンジイソシアネート、メチルシクロ
ヘキシレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート、トリメチレンジイソシアネート、テ
トラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、プロピ
レンジイソシアネート、エチルエチレンジイソシアネー
ト及びトリメチルヘキサンジイソシアネートが挙げられ
る。
ポリウレタンは通常、その合成の際に特別な成分が組
み込まれず、及び/又は特別な製造工程が実施されない
場合には、水とは相溶性ではない。このようにしてポリ
ウレタン樹脂の製造に、イソシアネート基と反応するH
活性基2個及び、水分散性を保証する基(担体基)少な
くとも1個を有する化合物を使用することができる。適
当な担体基は、非イオン基(例えばポリエーテル)、ア
ニオン基、これら2種の基の混合物又はカチオン基であ
る。
このようにして、中和された生成物が安定して水中で
分散されることが可能である程度の大きさの酸価をポリ
ウレタン樹脂に取り入れることができる。これには、イ
ソシアネート基と反応するH活性基2個及びアニオン形
成能を有する基少なくとも1個を有する化合物が使用さ
れる。イソシアネート基と反応する適当な基は、特にヒ
ドロキシル基並びに第一級及び/又は第二級のアミノ基
である。アニオン形成能を有する基は、カルボキシル
基、スルホン酸基及び/又はホスホン酸基である。有利
にカルボン酸基もしくはカルボキシレート基が使用され
る。該基は、ジイソシアネートのイソシアネート基が有
利に、該分子の、イソシアネート基に相対する他の反応
性基と反応する程度に反応不活発でなければならない。
このためにα位にある炭素原子に2個の置換基を有する
アルカン酸が使用される。置換基は、ヒドロキシル基、
アルキル基又はアルキロール基であってもよい。このポ
リオールは、1分子中に少なくとも1個、通常1〜3個
のカルボキシル基をに有している。該ポリオールは、2
〜約25個、特に3〜10個の炭素原子を有している。カル
ボキシル基を有するポリオールは、NCO−プレポリマー
中のポリオール成分全体の3〜100重量%、特に5〜50
重量%であってもよい。カルボキシル基による中和によ
って塩の形で得られるイオン化可能なカルボキシル基の
量は、固体に対して通常少なくとも0.4重量%、特に少
なくとも0.7重量%である。上限は、約6重量%であ
る。中和されていないプレポリマー中のジヒドロキシア
ルカン酸の量によって、少なくとも5、特に少なくとも
10の酸価が得られる。著しく低い酸価の場合には、とり
わけ、水分散性を達成するための別の方法が必要であ
る。酸価の上限は、固体に対してKOH70mg/g、特にKOH40
mg/gである。本発明によれば使用されるNCO−プレポリ
マーは、ポリオールもしくはポリオール混合物とジイソ
シアネートの過剰量との同時の反応によって得ることが
できる。また一方では反応は、前記の順序で段階的に行
うこともできる。例は、ドイツ連邦共和国特許出願公開
第26 24 442号明細書及びドイツ連邦共和国特許出願公
開第32 10 051号明細書に記載されている。反応温度は1
50℃までであり、この場合、50〜130℃の範囲内の温度
が有利とされる。反応は、実質的に全てのヒドロキシル
官能基が反応されるまで行なわれる。NCO−プレポリマ
ーは、固体に対してイソシアネート基少なくとも約0.5
重量%、特にNCO少なくとも1重量%を含有している。
上限は、約15重量%、特に10重量%、殊に5重量%であ
る。
反応は、場合によっては触媒、例えば有機錫化合物及
び/又は第三級アミンの存在下で実施することができ
る。反応成分を液状に維持するため、かつ反応中のより
良好な温度制御を可能にするために、ツェレヴィティノ
フ(Zerewitinoff)による活性水素を含有していない有
機溶剤の添加が可能である。溶剤の量は、広い範囲内で
変化してもよく、かつ、適当な粘度を有するプレポリマ
ー溶液の形成に十分でなければならない。通常、固体に
対して溶剤10〜70重量%、特に溶剤20〜50重量%が使用
される。
プレポリマーのなお存在するイソシアネート基は、改
質剤と反応する。この反応によって特にさらなる化合及
び分子量の増大がもたらされる。該改質剤の量は、その
官能価及びプレポリマー中のNCO含量によって決定され
る。改質剤の活性水素原子とプレポリマー中のNCO基と
の当量比は、通常3:1より少なければならず、かつ特に
1:1〜2:1の範囲内になければならない。
有利に、プレポリマーとの反応のための改質剤として
ジオール、特に有利にトリオール及び/又はポリオール
が使用される。
しかし、活性水素原子を有する他の化合物、例えばポ
リアミンを改質剤として使用することもできるが、しか
しながら、プレポリマーと改質剤の反応が有機溶剤中で
実施可能(制御可能)であること及び該反応の際に望ま
しくない反応、例えばポリアミンの使用の場合にしばし
ば観察されるアミン滴下位置のゲル化が生じないという
条件下でのみ該化合物を使用することができる。
少なくとも3個のヒドロキシル基を有するポリオール
の例として、トリメチロールプロパン、グリセリン、エ
リトリット、メソエリトリット、アラビット、アドニッ
ト等が挙げられる。有利にトリメチロールプロパンが使
用される。プレポリマーとトリオール及び/又はポリオ
ールとの反応は、有利に使用化合物の化学量論によっ
て、鎖の延長が生じる程度に制御される。
成分Aのための結合剤として使用されるポリアクリレ
ート樹脂は、同様に公知であり、かつ、例えばドイツ連
邦共和国特許第3832826号明細書に記載されている。有
機溶液の形であることができる水希釈性もしくは水分散
性ポリアクリレート樹脂は、通常適当である。
成分Aのための結合剤として、水希釈性もしくは水分
散性でありかつ有機溶液の形であることができるポリエ
ステル樹脂も適当である。例えば、相応する市販の水希
釈性もしくは水分散性ポリエステル樹脂並びに、水性ベ
ースラッカーに常用されるポリエステル樹脂が使用され
る。
成分Aのための結合剤として、水希釈性もしくは水分
散性アミノプラスト樹脂も適当である。有利に水希釈性
メラミン樹脂が使用される。該樹脂は通常、エーテル化
されたメラミン−ホルムアルデヒド縮合生成物のことで
ある。
アミノプラスト樹脂の水溶性は、−できるだけ僅かで
あるべき縮合度は別にして−エーテル化成分に依存して
おり、この場合、アルコールのうちの最も低級なアルコ
ールもしくはエチレングリコールモノエーテル類のみに
よって水溶性縮合物が得られる。メタノールでエーテル
化されたメラミン樹脂は、最も重要である。溶解助剤を
使用する場合には、ブタノールによりエーテル化された
メラミン樹脂を水性相中に分散することもできる。カル
ボキシル基を縮合物に組み込むことも可能である。オキ
シカルボン酸を有する高度にエステル化されたホルムア
ルデヒド縮合物のエーテル交換生成物は、そのカルボキ
シル基によって中和後に水溶性となり、かつマスターカ
ラー中に含有されることができる。
結合剤としてマスターカラーA中に自明のことながら
上記結合剤の混合物並びに付加的にかもしくは単独で他
の水希釈性もしくは水分散性結合剤を使用することがで
きる。
有利にマスターカラーAは、結合剤として水希釈性ポ
リウレタン樹脂もしくは水希釈性アミノプラスト樹脂又
は水希釈性ポリウレタン樹脂とアミノプラスト樹脂の混
合物を含有している。
マスターカラーAが本質的に水不含、有利に完全に水
不含であることは、本発明にとって本質的である。マス
ターカラーの水含量は、マスターカラーの全体重量に対
して5重量%未満である。
溶剤としてマスターカラーは、1種もしくはそれ以上
の有機溶剤を含有している。適当な溶剤の例は、特に水
溶性ないしは水希釈性溶剤、例えばアルコール、エステ
ル、ケトン、ケトエステル、グリコールエーテルエステ
ル等である。有利にアルコール及びグリコールエーテル
エステル、特に有利にブチルグリコール及びブタノール
が使用される。
この場合には、結合剤の製造の際に既に、後になって
も溶剤としてマスターカラー中に残留する溶剤を使用す
ることができる。しかしながら、より頻繁に結合剤の製
造の際には、結合剤の使用後に真空蒸留もしくは薄膜蒸
発によって注意深く留去されかつ結合剤溶液中に残留す
る溶剤によって置換される他の溶剤が使用され、さらに
この結合剤溶液はマスターカラーに使用される。高沸点
溶剤は、被覆形成中のポリマー粒子の融合を容易にする
ために、水溶性でなければならず、かつ、マスターカラ
ーに使用されるポリウレタン樹脂中に残留しなければな
らない。
このようにして例えばポリウレタン樹脂溶液の製造は
ケトン、例えばメチルエチルケトン又はアセトン中で行
なわれる。ブチルグリコールの添加後に引き続きケトン
(メチルエチルケトン、アセトン)の蒸留による除去に
よる溶剤交換が行なわれる。ポリウレタン樹脂の製造の
ための溶剤として、交換する必要がなく(活性水素な
し)、かつ成分A中に残留することができるメトキシプ
ロピルアセテート、エトキシエチルアセテート及びN−
メチルピロリンは、特に有利である。場合によってはポ
リウレタン樹脂の製造のためのこのような溶剤としてケ
トンとの混合物の形でも使用することができ、この場
合、しかしケトンはマスターカラー中に残留せず、ポリ
ウレタン樹脂の製造後に交換される。
その上、なお成分Aは、常用の助剤及び添加剤を含有
していてもよい。この種の添加剤の例は、消泡剤、分散
助剤、乳化剤、展開剤等である。
成分Aの製造は、当業者に公知の方法によって各成分
を混合し、かつ場合によっては分散することによって行
なわれる。このようにして着色顔料の混入は通常、有利
に有機溶剤中のその溶液の形で使用される1種もしくは
それ以上の上記結合剤を用いた各顔料の練り(分散)に
よって行なわれる。場合によっては、練りになお別の溶
剤を添加することができる。該顔料の練りは、常用の装
置、例えばパールミル及びサンドミルを用いて行なわれ
る。
効果顔料の混入は通常、効果顔料と1種もしくはそれ
以上の溶剤との均質混合によって行なわれる。さらにこ
の混合物は、一種もしくはそれ以上の上記溶剤の結合剤
に、場合によっては他の有機溶剤の添加下で攪拌機又は
分散機を用いて攪拌導入される。結合剤は、有利に有機
溶剤中の該結合剤の溶液の形で使用される。
この場合には顔料、結合剤及び溶剤の各量比は、当業
者には通常どおり、顔料ペーストの流動挙動に従って決
定され、かつ、ひいてはそれぞれの場合の使用顔料に依
存している。
もう1つの別の本発明に本質的な混合用キットの成分
は、含水成分Bである。脱イオン水のみを含有しかつ従
ってマスターカラーの加工粘度ないしは加工固体含量の
調整のみに使用される成分Bの使用が考慮の対象とな
る。しかしながら有利に成分Bは、少なくとも1種のレ
オロジー調整添加剤を含有している。場合によっては成
分Bは、なお別の助剤及び添加剤、1種もしくはそれ以
上の水希釈性ないしは水分散性結合剤並びに有機溶剤を
含有していてもよい。
レオロジー調整添加剤として、例えば欧州特許出願公
開第38127号明細書に開示されている架橋ポリマー微粒
子及び/又は他の常用のレオロジー添加剤が使用され
る。このようにして、例えば無機層状珪酸塩、例えばモ
ンモリロナイト型のアルミニウム−マグネシウム珪酸
塩、ナトリウム−マグネシウム層状珪酸塩及びナトリウ
ム−マグネシウム−フルオロリチウム層状珪酸塩並びに
イオン性及び/又は会合作用を有する基を有する合成ポ
リマー、例えばポリビニルアルコール、ポリ(メタ)ア
クリルアミド、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリビニルピ
ロリドン、スチレン−無水マレイン酸−もしくはエチレ
ン−無水マレイン酸−コポリマー及びその誘導体又はま
た疎水性に改質されたエトキシル化ウレタンもしくはポ
リアクリレートが増粘剤として作用する。有利に増粘剤
として無機層状珪酸塩が使用される。酸価KOH60〜780mg
/g、特にKOH200〜500mg/gを有するカルボキシル基含有
ポリアクリレート−コポリマーとナトリウム−マグネシ
ウム層状珪酸塩からの組合せ物は、特に有利である。
有利に水性ペーストの形のナトリウム−マグネシウム
層状珪酸塩が使用される。特に有利なペーストは、層状
珪酸塩3重量%及びポリプロピレングリコール3重量%
又は層状珪酸塩2重量%及びポリプロピレングリコール
0.6重量%或いは層状珪酸塩2重量%及び他の市販の表
面活性物質2重量%を含有しており、この場合、全ての
パーセンテージ表示は、ペーストの全体重量に対するも
のである。増粘剤の該水性ペーストは、成分Bのみに添
加されるべきであり、かつ成分Aに添加されるべきでは
ない。
成分Aの記載の際に既に示された水希釈性ないしは水
分散性ポリウレタン樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリ
エステル樹脂及びアミノプラスト樹脂は、成分Bへの使
用に適当であり、その結果、この場合にはただ本明細書
の12〜23頁が参照される。成分Aへのこれらの樹脂の使
用とは異なり、これらの結合剤は、成分Bへの使用の場
合には有機溶液としてばかりではなく、有利に水を含有
している形で使用することができる。水性相への樹脂の
この変換は、例えば、場合によっては前以ての樹脂の製
造の際に使用される有機溶剤の部分的な除去下で(アニ
オン−もしくはカチオン形成能を有する基、例えばカル
ボキシル基に対する)担体基の中和及び引き続いての水
を用いた希釈によってか又は水の存在下での樹脂の直接
合成によって行なわれる。さらに詳細なため、樹脂の製
造が記載されている文献を参照されたし(例えばドイツ
連邦共和国特許出願公開第3210051号明細書、ドイツ連
邦共和国特許出願公開第2624442号明細書、ドイツ連邦
共和国特許出願公開第3739332号明細書、米国特許第4 7
19 132号明細書、欧州特許出願公開第89497号明細書、
米国特許第4 558 090号明細書、米国特許第4 489 135号
明細書、欧州特許出願公開第38127号明細書、ドイツ連
邦共和国特許出願公開第3628124号明細書、欧州特許出
願公開第158099号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公
開第2926584号明細書、欧州特許出願公開第195931号明
細書及びドイツ連邦共和国特許出願公開第3321180号明
細書を参照のこと)。
さらに成分Bのための結合剤として、それ自体は有機
溶液の形であることができない水希釈性ないしは水分散
性ポリウレタン樹脂も適当である。このようなポリウレ
タン樹脂は特に、NCO基含有プレポリマーが改質剤とし
てのポリアミンの反応したポリウレタン樹脂のことであ
る。
該ポリウレタン樹脂の製造は通常、本明細書の12〜21
頁に記載されたNCO−プレポリマーを先ず水水希釈性な
いしは水分散性にすることによって行なわれる。このた
めに例えばNCO−プレポリマーのアニオン基が第三級ア
ミンを用いて少なくとも部分的に中和される。
このようにして達成された水中での分散性の増大は、
無限の希釈性に十分である。この分散性の増大は、中和
されたポリウレタン樹脂を常に分散させるためにも十分
である。なお存在するイソシアネート基は、改質剤と反
応する。この反応によって別の結合及び分子量の増加が
もたらされる。改質剤として水溶性化合物は有利であ
り、それというのも、水溶性化合物が水中でのポリマー
最終生成物の分散性を高めるからである。有機ジアミン
は、通常最も高い分子量を樹脂をゲル化することなく形
成するため、適当である。しかしながら、このために
は、プレポリマーが水中での鎖の延長の前に分散される
か又はプレポリマーに他の十分な希釈が行なわれること
が前提条件である。改質剤の量は、該改質剤の官能価及
びプレポリマーのNCO含量によって決定される。
過剰量の、特に第一級アミノ基の形の活性水素の存在
によって、望ましくない低い分子量を有するポリマーが
生じる可能性がある。鎖の延長は、少なくとも部分的
に、反応性水素を有するアミノ基少なくとも3個を有す
るポリアミンを用いて行なうことができる。このポリア
ミン類は、ポリマーの延長後に反応していない、反応性
水素原子1〜2個有するアミン窒素原子が存在する程度
の量で使用することができる。このような有用なポリア
ミンは、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラア
ミン、ジプロピレントリアミン及びジブチレントリアミ
ンである。有利なポリアミンは、アルキル−もしくはシ
クロアルキルトリアミン、例えばジエチレントリアミン
である。鎖の延長の際のゲル化を防止するために、少量
のモノアミン、例えばエチルヘキシルアミンを添加する
こともできる。
さらに成分Bのための水希釈性ないしは水分散性結合
剤として、ドイツ連邦共和国特許出願公開第3841540号
明細書に記載された水希釈性エマルジョンポリマーも適
当である。このエマルジョンポリマーは、 a) 第1の段階の際にエチレン性不飽和モノマー又は
エチレン性不飽和モノマーからの混合物10〜90重量部を
水性相中で1種もしくはそれ以上の乳化剤及び1種もし
くはそれ以上のラジカル形成開始剤の存在下で重合し、
この場合、エチレン性不飽和モノマー又はエチレン性不
飽和モノマーからの混合物は、第1の段階の際にガラス
転移温度(TG1)30〜110℃を有するポリマーが得られる
程度に選択され、かつ b) 第1の段階の際に使用されたエチレン性不飽和モ
ノマーないしはモノマー混合物少なくとも80重量%が変
換された後に、第2の段階の際に、特にエチレン性不飽
和モノマー又はエチレン性不飽和モノマーからの混合物
90〜10重量部を第1の段階の際に得られたポリマーと存
在下で重合し、この場合、第2の段階の際に使用される
モノマーないしは第2の段階の際に使用されるエチレン
性不飽和モノマーからの混合物は、第2の段階の際に使
用されるモノマーないしは第2の段階の際に使用される
エチレン性不飽和モノマーからの混合物の単独の重合に
よってガラス転移温度(TG2)−60〜+20℃を有するポ
リマーが得られる程度に選択され、またこの場合、反応
条件が、得られるエマルジョンポリマーが数平均分子量
200000〜2000000を有する程度に選択され、またこの場
合、第1の段階の際に使用されたエチレン性不飽和モノ
マーないしはモノマー混合物及び第2の段階の際に使用
されたエチレン性不飽和モノマーないしはモノマー混合
物は、種類及び量において、得られたエマルジョンポリ
マーがヒドロキシル化KOH2〜100mg/g、特にKOH10〜50mg
/gを有しかつTG1−TG2差が10〜170℃、特に80〜150℃で
ある程度に選択されることによって得ることができる。
本発明によれば使用される水希釈性エマルジョンポリ
マーは、公知方法による公知装置中での水性媒体中での
二段階乳化重合によって得ることができる。
重合温度は、通常20〜100℃、特に40〜90℃の範囲内
にある。モノマーと水の間の量比は、得られる分散液が
固形分30〜60重量%、特に35〜50重量%を有する程度に
選択することができる。
第1の段階の際に有利に、ヒドロキシル基及びカルボ
キシル基を本質的に有していないエチレン性不飽和モノ
マー又はエチレン性不飽和モノマーからの混合物が使用
される。「本質的に有していない」とは、ヒドロキシル
基及びカルボキシル基を有していないモノマーないしは
モノマー混合物を使用することが有利であるが、しか
し、モノマーないしはモノマー混合物が、(例えば汚染
による)僅かな量のヒドロキシル基及び/又はカルボキ
シル基を有していてもよいという意味である。ヒドロキ
シル基及びカルボキシル基の含量は有利に最大で、第1
の段階の際に使用されたモノマーないしはモノマー混合
物から得られたポリマーが最大KOH5mg/gのOH価及び最大
KOH3mg/gの酸価を有する程度に高くなければならない。
本発明によれば使用されるエマルジョンポリマーは、数
平均分子量(測定:標準液としてポリスチレンを用いた
ゲル透過クロマトグラフィーによる)200000〜200000
0、特に300000〜1500000並びに通常、酸価KOH100mg/g及
びOH価KOH2〜100mg/gを有しているべきである。この場
合にはエマルジョンポリマーが酸性基を含有していない
か又は著しく少ない量でのみ含有している(ほぼKOH3mg
/gを下回る酸価)場合には、被覆組成がカルボキシル基
を有する樹脂、例えばカルボキシル基を有するポリウレ
タン−、ポリエステル−もしくはポリアクリレート樹脂
を添加することが有利である。この場合にカルボキシル
基を有する樹脂の量は、エマルジョンポリマーとカルボ
キシル基を有する樹脂とからの混合物の酸価がKOH10mg/
g以上である程度に選択される。
上記の数平均分子量を有するエマルジョンポリマーが
当業者によって得られる乳化重合中の反応条件を当業者
が選択しなければならないことは、当業者には公知であ
る(例えばF.Hoelscher著、Chemie,Physik und Technol
ogie der Kunststoffe in Einzeldarstellungen、Dispe
rsionen synthetischer Hochpolymerer、第1部、Sprin
ger Verlag、Berlin、Heidelberg、New York、1969を参
照せよ)。
この水希釈性エマルジョンポリマーの製造は、ドイツ
連邦共和国特許出願公開第3841540号明細書、2〜5頁
に詳細に記載されており、その結果、この場合には、さ
らに詳細なために該ドイツ連邦共和国特許出願公開第38
41540号明細書のみが参照される。
その上、成分Bは、場合によってはなお1種もしくは
それ以上の有機溶剤並びに場合によってはなお別の常用
の助剤及び添加剤を含有していてもよい。適当な有機溶
剤の例は、既に成分Aの記述の際に記載された溶剤であ
る。有機溶剤の含量は、成分Bの全体重量に対して通常
0〜3重量%である。適当な助剤及び添加剤の例は、同
様に成分Aの記述の際に記載された添加剤である。該添
加剤の使用量は、成分Bの全体重量に対して通常0〜10
重量%である。
成分Bが結合剤を含有している場合には、結合剤とし
て有利に水希釈性ないしは水分散性ポリウレタン樹脂及
び/又はアミノプラスト樹脂又はポリアクリレート樹脂
が使用される。
本発明による、厳密に確定された色調を有する水性被
覆剤の製造のための混合用キットは、種々の着色マスタ
ーカラー(成分A)と少なくとも1種の含水成分Bとか
らなる。さらに水性被覆剤の所望の色調に応じて、水性
被覆剤の製造に混合用キットの1種もしくはそれ以上の
マスターカラーは、少なくとも1種の含水成分Bと水性
被覆剤の使用直前に混合される。典型的な混合用キット
は、種々のマスターカラー15〜60、特に20〜40及び種々
の成分B1〜5、特に1〜3からなる。
マスターカラー及び混合物の備蓄及び貯蔵のための常
用の混合装置の記載に関しては、文献、例えばdas Glas
urit−Handbuch、第11版、Kurt R.、Vincentz−Verla
g、Hannover1984、544〜547頁、のみが参照される。
成分Aとして、 Aa) 少なくとも1種の効果顔料及び/又は少なくとも
1種の着色顔料0.5〜70重量%、 Ab) 少なくとも1種の水希釈性もしくは水分散性結合
剤10〜80重量%及び Ac) 少なくとも1種の有機溶剤 を含有するマスターカラーが使用される場合には、有利
に本発明による混合用キットが得られ、この場合、成分
Aa〜Acの重量の割合の合計は、それぞれの場合に100重
量%である。
その上、マスターカラーはなお、成分Aの全体重量に
対して常用の助剤及び添加剤0〜10重量%を含有してい
てもよい。効果顔料のみを有するマスターカラーと着色
顔料のみを有するマスターカラーから構成されている混
合用キットは、特に有利とされる。
効果顔料を基礎とする特に有利なマスターカラー(成
分A)は、 Aa) 少なくとも1種の効果顔料0.5〜50重量%、 Ab) 少なくとも1種の水希釈性もしくは水分散性結合
剤20〜80重量%及び Ac) 少なくとも1種の有機溶剤 を含有し、この場合、成分Aa〜Acの重量の割合の合計
は、それぞれの場合に100重量%である。
無機着色顔料を基礎とする特に有利なマスターカラー
(成分A)は、 Aa) 少なくとも1種の無機着色顔料1〜70重量%、 Ab) 少なくとも1種の水希釈性もしくは水分散性結合
剤10〜80重量%及び Ac) 少なくとも1種の有機溶剤 を含有し、この場合、成分Aa〜Acの重量の割合の合計
は、それぞれの場合に100重量%である。
有機着色顔料を基礎とする特に有利なマスターカラー
(成分A)は、 Aa) 少なくとも1種の有機着色顔料1〜30重量%、 Ab) 少なくとも1種の水希釈性もしくは水分散性結合
剤10〜80重量%及び Ac) 少なくとも1種の有機溶剤 を含有し、この場合、成分Aa〜Acの重量の割合の合計
は、それぞれの場合に100重量%である。
自明のことながら、少なくとも1種の有機着色顔料と
少なくとも1種の無機着色顔料からの組合せ物を含有す
るマスターカラーも成分Aとして使用することができ
る。
成分Bとして有利に、 Ba) 水60〜100重量%、特に80〜97重量%、 Bb) 溶剤を含有していない純粋な添加剤の重量につい
ての量として少なくとも1種のレオロジー調整添加剤0
〜10重量%、特に2〜5重量%及び Bc) 場合によっては少なくとも1種の水希釈性もしく
は水分散性結合剤 を含有する混合物が使用され、この場合、成分Ba〜Bcの
重量の割合の合計は、それぞれの場合に100重量%であ
る。
種々のマスターカラーAは、水性被覆剤の製造の際
に、所望の色調が得られる程度の比で混合される。成分
Aと種々の成分Bとの混合比は、生じる被覆が色調に関
係なく所望の粘度、所望の固体含量及び有機溶剤の所望
の含量等を有するという必要性によって決定される。
固体含量(使用固体顔料の量と使用顔料の量)並びに
有機溶剤の量等は、水性被覆の使用目的によって変化す
る。自動車部分補修用ラッカーの範囲内では固体含量
は、水性被覆剤のそれぞれ全体重量に対して、メタリッ
クラッカーについては有利に7〜25重量%であり、か
つ、単色ラッカーについては有利に10〜45重量%であ
る。
本発明による混合用キットの有利な実施態様は、全て
のマスターカラーが同じ結合剤ないしは結合剤混合物の
場合には同じ複数の結合剤を含有する混合用キットであ
る。特に有利に混合用キットの全てのマスターカラー
は、使用固体顔料(即ち溶剤なし)と使用有機溶剤の量
の同じ量比を有している。このことは、−所望の色調に
関係なく、ひいては種々のマスターカラーの混合比に関
係なく−得られる種々のマスターカラーの混合物が常に
同じ結合剤:溶剤比を有しかつひいては色調に関係なく
ほぼ一定した蒸発挙動(乾燥)並びに類似したレオロジ
ーを示すことを保証する。その上、全てのマスターカラ
ー中のこの一定した結合剤:溶剤比は、成分Bが結合剤
を含有している限り、場合によっては、完成した水性ラ
ッカー中の結合剤(溶解された):結合剤(分散され
た)の比が一定であることも保証する。
それぞれ同一の結合剤:溶剤比を有する種々のマスタ
ーカラーの使用は、それぞれの所望の色調に関係なく一
定の被覆性質が達成されるという実際の利点を有してい
る。
マスターカラー中でそれぞれ種々の結合剤の混合物が
使用される場合には、種々の結合剤の混合比も相互に各
マスターカラー中で有利にそれぞれ一定でなければなら
ない、それというのも成分Bとの混合後であっても結合
剤の一定した混合比を色調に関係なく達成するためであ
る。成分Aにも使用された結合剤の混合物が成分Bに使
用される場合には、成分Bの場合にも種々の結合剤の混
合比は、相互に有利に、成分A中の該結合剤の混合比と
同じでなければならない。
成分Aが結合剤として水希釈性ポリウレタン樹脂及び
場合によってはアミノプラスト樹脂を含有し、かつ成分
Bが結合剤としてポリウレタン樹脂分散液を含有する場
合には、特に有利な混合用キットが得られる。本発明に
よる混合用キットを使用して得られた水性被覆は、種々
の支持体、例えば金属、木材、プラスチック又は紙に塗
布することができる。本発明による混合用キットを使用
して得られた水性被覆がプラスチックに塗布される場合
には、マスターカラーA並びに成分Bがアミノプラスト
樹脂を含有していないことが有利である。殊にこの場合
には、結合剤として水希釈性ポリウレタン樹脂を含有し
かつアミノプラスト樹脂を含有していないマスターカラ
ーAが使用される。
本発明による混合用キットを使用して得られた水性被
覆剤は、例えば自動車の流れ作業塗装にも適当である。
殊に該水性被覆剤は、損傷箇所の部分補修塗装、特に自
動車部分補修塗装に適当である。この場合には被覆剤
は、その製造直後に成分AとBを混合することによっ
て、相応して準備された損傷箇所(例えば目止め及び充
填による)に常法、特に噴霧によって塗布される。有利
に本発明による混合用キットを使用して得られた水性被
覆剤は、ベース層を得るのに使用される。
このようにして得られたベース層の室温でか又は強制
的な乾燥(例えば60℃、80℃もしくは赤外線乾燥で10分
間)による乾燥開始後に、適当な透明な上塗り組成物が
塗布される。上塗りラッカーとして、有機溶解された一
液型−もしくは二液型クリアラッカー及び水性一液型−
もしくは二液型クリアラッカー並びに粉末クリアラッカ
ーが適当である。しばしば、ヒドロキシル基含有アクリ
レートコポリマー及びポリイソシアネートをベースとす
る二液型クリアラッカーが使用される。この種のクリア
ラッカーは、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第34
12 534号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第36
09 519号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第37 3
1 652号明細書及びドイツ連邦共和国特許出願公開第38
23 005号明細書に記載されている。適当な一液型クリア
ラッカー、例えばヒドロキシル基含有結合剤及びアミノ
樹脂硬化剤をベースとする一液型クリアラッカーは同じ
く公知であり、かつ、例えばKittel、Lehrbuch der Lac
ke und Beschichtungen、第IV巻;Verlag W.A.Colomb in
der H.Heeremann CmbH、Berlin−Oberschwandorf1976
に記載されている。しかし、当然のことながら他の全て
の、ここに明示されていないクリアラッカーも適当であ
る。
場合によっては必要とされる約5分間の排気時間後に
さらにベース層は上塗り層と一緒に乾燥される。二液型
クリアラッカーが使用される場合には、通常100℃未
満、特に80℃未満の温度で乾燥は行なわれる。ベース層
の乾燥被覆層の厚さは、通常5〜25μmであり、上塗り
層の乾燥被覆層の厚さは、通常30〜70μmである。
一液型クリアラッカーが使用される場合には、ベース
層は上塗り層と一緒により高い温度、例えば約120℃で
乾燥される。この場合には、上塗り層の乾燥被覆層の厚
さは、通常30〜50μmである。
次に、本発明を例につき詳説する。この場合、部及び
パーセンテージに関する全ての表示は、他に特に明確に
記載されていない限り、重量による表示である。
1. 成分A及びBのための結合剤の製造 1.1 成分Aのためのポリウレタン樹脂1の製造 攪拌機、還流冷却機及び供給容器を備えた適当な反応
容器中で保護ガス下で市販の不飽和二量体脂肪酸(I210
mg/gのヨード価、最大0.1%のモノマー含量、最大2%
のトリマー含量、KOH195〜200mg/gの酸価及びKOH197〜2
02mg/gの鹸化価を有する)、イソフタル酸及びヘキサン
ジオールをベースとする、数平均分子量1400を有するポ
リエステル686.3gを装入し、かつ順次ヘキサンジオール
10.8g、ジメチロールプロピオン酸55.9g、メチルエチル
ケトン344.9g及び4,4′−ジ−(イソシアナトシクロヘ
キシル)メタン303.6gを添加した。この混合物を、イソ
シアネート含量が1.0%に低下するまで還流下で維持し
た。引き続き、混合物にトリメチロールプロパン26.7g
を添加し、かつ粘度12dPas(1:1=樹脂溶液−N−メチ
ルピロリドンの溶液の場合)まで還流下で維持した。さ
らにブチルグリコール1378.7gを添加した。メチルエチ
ルケトンを除去した真空蒸留後に樹脂溶液をジメチルエ
タノールアミン32.7gで中和した。得られた樹脂溶液の
固体含量は、44%であった。
得られた塊状物を強力な攪拌下でブチルグリコールで
固体41重量%に希釈した。
1.2. 成分Bのためのポリアクリレート樹脂2の製造 攪拌機、還流冷却機、攪拌可能な供給容器、滴下漏斗
及びサーモメータを備えたシリンダ状ガラス二重壁容器
中で脱イオン水280.03g及びペンタ(エチレングリコー
ル)ノニルフェニルエーテルスルフェートのアンモニウ
ム塩の30%水溶液(GAF社のFenopon EP110、乳化剤
1)2.50gを装入し、かつ80℃に加熱した。攪拌可能な
供給容器中で乳化剤15.00g、脱イオン水150.01g、アク
リルアミド2.25g、メチルメタクリレート107.92g、n−
ブチルメタクリレート60.84g及びスチレン42.71gからエ
マルジョンを得た。このエマルジョン20重量%を受容器
に添加した。さらに脱イオン水11.04g中のペルオクソ二
硫酸アンモニウム(APS)0.18gの溶液を5分間で滴加し
た。発熱反応に移行した。反応温度を80〜85℃に維持し
た。上記APS溶液の添加終了15分後に脱イオン水100.42g
中のAPS0.46gの溶液を3時間で添加し、かつ上記エマル
ジョンの残りの80重量%を1時間で添加し、この場合、
反応温度を80℃に維持した。エマルジョンの添加終了後
に77℃に冷却し、かつ2時間でアクリルアミド4.50g、
メタクリル酸8.96g、n−ブチルアクリレート155.22g、
メチルメタクリレート24.79g、ヒドロキシルプロピルメ
タクリレート22.50g、スチレン11.25g、2−エチルヘキ
シルアクリレート8.96g及びエイコサ(エチレングリコ
ール)ノニルフェニルエーテル(GAF社のAntarox CO85
0、乳化剤3)0.46gからの混合物を添加した。添加終了
後に反応混合物を80℃でなお1.5時間維持した。その後
に冷却し、かつ分散液がメッシュの大きさ30μmの織物
によって得られた。固体樹脂について不揮発分45重量
%、pH値3.8、OH値KOH19.4mg/g及び酸価KOH14.1mg/gを
有する微細分散液が得られた。
1.3 成分Bのためのポリウレタン樹脂分散液3の製造 攪拌機、還流冷却機及び供給容器を備えた適当な反応
容器中で保護ガス下で市販の不飽和二量体脂肪酸(I210
mg/gのヨード価、最大0.1%のモノマー含量、最大2%
のトリマー含量、KOH195〜200mg/gの酸価及びKOH197〜2
02mg/gの鹸化価を有する)、イソフタル酸及びヘキサン
ジオールをベースとする、数平均分子量1400を有するポ
リエステル686.3gを装入し、かつ順次ヘキサンジオール
10.8g、ジメチロールプロピオン酸55.9g、メチルエチル
ケトン344.9g及び4,4′−ジ−(イソシアナトシクロヘ
キシル)メタン303.6gを添加した。この混合物を、イソ
シアネート含量が1.0%に低下するまで還流下で維持し
た。引き続き、混合物にトリメチロールプロパン26.7g
を添加し、かつ粘度12dPas(1:1=樹脂溶液/N−メチル
ピロリドンの溶液の場合)まで還流下で維持した。ブチ
ルグリコール47.7gの添加によって場合によっては存在
する過剰量のイソシアネートを分解した。引き続き、反
応混合物にジメチルエタノールアミン32.7g、脱イオン
水2688.3g及びブチルグリコール193.0gを強力な攪拌下
で添加した。真空蒸発によるメチルエチルケトンの除去
後に、固体含量約27%の分散液が得られた。
2. 種々のマスターカラーAの製造 次に本発明による混合用キットを例えば種々の青のメ
タリックラッカーの製造につき詳説する。当然のことな
がら、他の色調の製造には他の顔料着色されたマスター
カラーA1−X〜A4−Xが必要である。
マスターカラーA1−X〜A4−Xの製造は、効果顔料に
ついては、アルミニウム顔料についてのA1−1〜A4−1
について次に記載されているのと同様の方法で、かつ非
効果顔料については、青顔料についてのA1−2〜A4−2
について次に記載されているのと同様の方法で行なわれ
るが、しかしながら、それぞれ他の適当な顔料の使用下
で行なわれ、この場合、結合剤と溶剤の量比及び場合に
よっては結合剤相互の量比は、それぞれ一定であり、か
つ下記の方法A1〜A4の場合の量比に相応する。ピグメン
テーションの程度は、−当業者に公知であるとおり−流
動挙動によって決定される。
2.1 アルミニウム含有マスターカラーA1−1の製造 ドイツ連邦共和国特許出願公開第3 636 183号明細書
によって着色されたアルミニウム青銅(アルミニウム含
量65%、平均粒子径15μm)27部をブチルグリコール27
部中に15分間の攪拌によって均質に分散し、かつ引き続
き、ブチルグリコール10部と市販の、メチルによりエー
テル化されたメラミン樹脂(イソ−ブタノール中75%)
36部からの混合物中に攪拌下で流入させた。この混合物
を高速攪拌機を用いて1000rpmでさらに30分間攪拌し
た。
2.2 アルミニウム含有マスターカラーA2−1の製造: ドイツ連邦共和国特許出願公開第3 636 183号明細書
によって着色されたアルミニウム青銅(アルミニウム含
量65%、平均粒子径15μm)15.5部をブチルグリコール
14部中に15分間の攪拌によって均質に分散し、かつ引き
続き、中和された41%のポリウレタン樹脂溶液1 51
部、市販のメチルによりエーテル化されたメラミン樹脂
(イソ−ブタノール中75%)19.5部及びブチルグリコー
ル10部からの混合物中に攪拌下で流入させた。この混合
物を高速攪拌機を用いて1000rpmでさらに30分間攪拌し
た。
2.3 アルミニウム含有マスターカラーA3−1の製造: ドイツ連邦共和国特許出願公開第3 636 183号明細書
によって着色されたアルミニウム青銅(アルミニウム含
量65%、平均粒子径15μm)20部をブチルグリコール9
部及びイソ−ブタノール7部中に15分間の攪拌によって
均質に分散し、かつ引き続き、中和された41%のポリウ
レタン樹脂溶液1 64部中に攪拌下で流入させた。この
混合物を高速攪拌機を用いて1000rpmでさらに30分間攪
拌した。
2.4 アルミニウム含有マスターカラーA4−1の製造: ドイツ連邦共和国特許出願公開第3 636 183号明細書
によって着色されたアルミニウム青銅(アルミニウム含
量65%、平均粒子径15μm)17.5部をブチルグリコール
16部中に15分間の攪拌によって均質に分散し、かつ引き
続き、中和された41%のポリウレタン樹脂溶液1 56.5
部と市販の、メチルによりエーテル化されたメラミン樹
脂(イソ−ブタノール中75%)10部からの混合物中に攪
拌下で流入させた。この混合物を高速攪拌機を用いて10
00rpmでさらに30分間攪拌した。
2.5 アルミニウム含有マスターカラーA5−1製造: マスターカラーA3−1の製造と同様にしてマスターカ
ラーA5−1が得られたが、唯一相違点として、アルミニ
ウム顔料として市販のアルミニウム顔料、エカート(Ec
kart)社、Fuerth、のアルシュタパPPクロマルX/80(Al
u Stapa PP Chromal X/80)を使用した。
2.6 アルミニウム含有マスターカラーA6−1の製造
(欧州特許出願公開第320552号明細書に類似する比
較): 欧州特許出願公開第320552号明細書に記載の例の処理
方法と同様にして、ドイツ連邦共和国特許出願公開第3
636 183号明細書によって着色されたアルミニウム青銅
(アルミニウム含量65%、平均粒子径15μm)36部をブ
チルグリコール60部及びポリプロピレングリコール4部
中に1000rpmでの15分間の攪拌によって均質に分散し
た。
2.7 アルミニウム含有マスターカラーA7−1の製造
(ドイツ連邦共和国特許出願公開第3915459号明細書に
類似する比較): ドイツ連邦共和国特許出願公開第3 636 183号明細書
によって着色されたアルミニウム青銅(アルミニウム含
量65%、平均粒子径15μm)36部をブチルグリコール64
部中に1000rpmでの15分間の攪拌によって均質に分散し
た。
2.8 アルミニウム含有マスターカラーA8−1の製造
(マスターカラーA5−1に対する比較): 欧州特許出願公開第297576号明細書に記載の例の処理
方法と同様にして、市販のアルミニウム青銅(Alu Stap
a PP Chromal X/80、Eckart社、Fuerth;アルミニウム含
量80%、平均粒子径15μm)17部をブチルグリコール7.
5部及びイソ−ブタノール5.5部中に15分間の攪拌によっ
て均質に分散し、引き続き、中和された41%のポリウレ
タン樹脂溶液1 54部中に攪拌下で流入させ、かつ脱イ
オン水16部で希釈した。この混合物を高速攪拌機を用い
て1000rpmでさらに30分間攪拌した。
2.9 青に顔料着色されたマスターカラーA1−2の製
造: パリオゲンブルー(Paliogenblau)10部、市販の、メ
チルによりエーテル化されたメラミン樹脂(イソ−ブタ
ノール中75%)45部及びブチルグリコール45部を攪拌下
で混合し、かつサンドミルで分散した。
2.10. 青に顔料着色されたマスターカラーA2−2の製
造: パリオゲンブルー7部、中和された41%のポリウレタ
ン樹脂溶液1 57部、ブチルグリコール15部及び市販
の、メチルによりエーテル化されたメラミン樹脂(イソ
−ブタノール中75%)21部を攪拌下で混合し、かつサン
ドミルで分散した。
2.11. 青に顔料着色されたマスターカラーA3−2の製
造: パリオゲンブルー8部、中和された41%のポリウレタ
ン樹脂溶液1 73.5部、ブチルグリコール10.5部及びイ
ソ−ブタノール8部を攪拌下で混合し、かつサンドミル
で分散した。
2.12. 青に顔料着色されたマスターカラーA4−2の製
造: パリオゲンブルー7.5部、中和された41%のポリウレ
タン樹脂溶液1 64部、市販の、メチルによりエーテル
化されたメラミン樹脂(イソ−ブタノール中75%)11.5
部及びブチルグリコール17部を攪拌下で混合し、かつサ
ンドミルで分散した。
2.13. 青に顔料着色されたマスターカラーA5−2の製
造 (マスターカラーA2−2に対する比較): パリオゲンブルー5.8部、中和された41%のポリウレ
タン樹脂溶液1 46.7部、市販の、メチルによりエーテ
ル化されたメラミン樹脂(イソ−ブタノール中75%)1
7.8部及び脱イオン水29.7部を攪拌下で混合し、かつサ
ンドミルで分散した。
3. 顔料不含成分Bの製造: 3.1 少なくとも1種の二次分散液を含有している混合
物B1の製造: ポリウレタン樹脂分散液3 44部に、ペーストの全体
重量に対する百分率として無機ナトリウム−マグネシウ
ム層状珪酸塩増粘剤3重量%及びポリプロピレングリコ
ール3重量%を含有しかつ数平均分子量900を有する、
前膨潤された水性ペースト43部、脱イオン水9部、市販
の消泡剤0.5部及び水中の市販のポリアクリレート増粘
剤3.5%溶液3.5部を攪拌下で添加した。
3.2 少なくとも1種の二次分散液を含有している混合
物B2の製造: ポリウレタン樹脂分散液3 27部に、ペーストの全体
重量に対する百分率として無機ナトリウム−マグネシウ
ム層状珪酸塩増粘剤3重量%及びポリプロピレングリコ
ール3重量%を含有しかつ数平均分子量900を有する、
前膨潤された水性ペースト54部、脱イオン水17.5部、市
販の消泡剤0.3部、水中の市販のポリアクリレート増粘
剤3.5%溶液0.3部及びブチルグリコール0.9部を攪拌下
で添加した。
3.3 少なくとも1種の二次分散液を含有している混合
物B3の製造: ポリウレタン樹脂分散液3 39部に、ペーストの全体
重量に対する百分率として無機ナトリウム−マグネシウ
ム層状珪酸塩増粘剤3重量%及びポリプロピレングリコ
ール3重量%を含有しかつ数平均分子量900を有する、
前膨潤された水性ペースト46.5部、脱イオン水13部、市
販の消泡剤0.3部、水中の市販のポリアクリレート増粘
剤3.5%溶液0.7部及びブチルグリコール0.5部を攪拌下
で添加した。
3.4 少なくとも1種の二次分散液を含有している混合
物B4の製造: ポリウレタン樹脂分散液3 24部及び市販の、メチル
によりエーテル化されたメラミン樹脂(イソ−ブタノー
ル中75%)3部に、ペーストの全体重量に対する百分率
として無機ナトリウム−マグネシウム層状珪酸塩増粘剤
3重量%及びポリプロピレングリコール3重量%を含有
しかつ数平均分子量900を有する、前膨潤された水性ペ
ースト47.5部、脱イオン水23.5部、ブチルグリコール1
部及び水中の市販のポリアクリレート増粘剤3.5%溶液
1部を攪拌下で添加した。
3.5 少なくとも1種の二次分散液を含有している混合
物B5の製造: ペーストの全体重量に対する百分率として無機ナトリ
ウム−マグネシウム層状珪酸塩増粘剤3重量%及びポリ
プロピレングリコール3重量%を含有しかつ数平均分子
量900を有する、前膨潤された水性ペースト57.5部に脱
イオン水16.5部、ブチルグリコール1.5部、市販の消泡
剤0.5部、水中の市販のポリアクリレート増粘剤3.5%溶
液5部及びポリアクリレート分散液2 19部を攪拌下で
添加した。
3.6 結合剤不含の混合物B6の製造: ペーストの全体重量に対する百分率として無機ナトリ
ウム−マグネシウム層状珪酸塩増粘剤3重量%及びポリ
プロピレングリコール3重量%を含有しかつ数平均分子
量900を有する、前膨潤された水性ペースト57.5部に脱
イオン水35.5部、ブチルグリコール1.5部、市販の消泡
剤0.5部及び水中の市販のポリアクリレート増粘剤3.5%
溶液5部を攪拌下で添加した。
例 1〜30 成分A及び成分Bから、それぞれマスターカラーAを
その製造後直ちに各混合物B中に攪拌導入することによ
って、水性ベース被覆組成物1〜30が得られた(表1〜
7に記載されているとおり)。引き続き、粘度を脱イオ
ン水の添加によってDIN−4−カップ(20℃で)での流
出時間20秒に調整した。
第2の一連の試験の際には、室温で6か月ないしは40
℃で3か月での各成分の別々の貯蔵の後に貯蔵安定性の
試験のために各成分を一緒にした。
水性ベース被覆組成物の製造後に引き続き直ちに、該
組成物を十分に公知である方法で市販の電着塗装及び常
用(即ち溶剤含有)もしくは含水の充填剤で被覆された
ホスフェート処理鋼薄板(Bonder132)に噴霧し、室温
で(相対空気湿度50%及び室温20℃で)30分間の排気時
間後に市販の常用の、ヒドロキシル基含有アクリレート
コポリマーとイソシアネート架橋剤をベースとする二液
型クリアラッカーで上塗り塗装し、かつ60℃で30分間乾
燥した。ベース被覆組成物の乾燥被覆層の厚さは約15μ
mであり、クリアラッカーの乾燥被覆層の厚さは約50μ
mであった。
表1:水性ベース被覆1〜5の部による組成 例 1 2 3 4 5 A1−1 13.0 9.7 8.7 6.5 4.3 A1−2 − 2.7 3.6 5.3 7.1 B1 87.0 87.6 87.7 88.2 88.6 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 成分B1の量は、成分A1−1とA1−2とからなるメラミ
ン樹脂の量に対する成分B1の量の比が被覆中で一定であ
るという要求から得られる。同様にして、他の成分A1−
Xが使用されている場合のB1の量が得られる。
表2:水性ベース被覆6〜10の部による組成 例 6 7 8 9 10 A2−1 26.0 19.5 17.3 13.0 8.7 A2−2 − 6.0 8.0 12.0 16.1 B2 74.0 74.5 74.7 75.0 75.2 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 成分B2の量は、成分A2−1とA2−2とからなるメラミ
ン樹脂及び/又はポリウレタン樹脂の量に対する成分B2
の量の比が被覆中で一定であるという要求から得られ
る。同様にして、他の成分A2−Xが使用されている場合
のB2の量が得られる。
表3:水性ベース被覆11〜15の部による組成 例 11 12 13 14 15 A3−1 19.0 14.25 12.7 9.5 6.3 A3−2 − 4.25 5.7 8.5 11.3 B3 81.0 81.5 81.6 82.0 82.4 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 成分B3の量は、成分A3−1とA3−2とからなるポリウ
レタン樹脂の量に対する成分B3の量の比が被覆中で一定
であるという要求から得られる。同様にして、他の成分
A3−Xが使用されている場合のB3の量が得られる。
表4:水性ベース被覆16〜20の部による組成 例 16 17 18 19 20 A4−1 23.0 18.0 16.0 12.0 8.0 A4−2 − 5.0 7.0 11.0 15.0 B4 77.0 77.0 77.0 77.0 77.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 成分B4の量は、ベース被覆組成物の加工可能性から得
られる。固体樹脂ポリウレタン樹脂/メラミン樹脂の量
比が全ての成分A4−X及びB4の場合に一定であるため、
この量比は全ての混合物の場合にも一定である。例16〜
20の場合には、他の例1〜15及び21〜30と異なって、溶
剤に対する結合剤の比において、色調に依存した変化は
僅かである。
表5:水性ベース被覆21〜25の部による組成 例 21 22 23 24 25 A2−1 28.0 21.2 18.9 14.2 9.5 A2−2 − 6.3 8.4 12.7 17.0 B5 72.0 72.5 72.7 73.1 73.5 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 成分B5の量は、成分A2−1とA2−2とからなるポリウ
レタン樹脂及び/又はメラミン樹脂の量に対する成分B5
の量の比が被覆中で一定であるという要求から得られ
る。同様にして、他の成分A2−Xが使用されている場合
のB5の量が得られる。
表6:水性ベース被覆26〜30の部による組成 例 26 27 28 29 30 A5−1 19.0 14.25 12.7 9.5 6.3 A3−2 − 4.25 5.7 8.5 11.3 B3 81.0 81.5 81.6 82.0 82.4 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 成分B3の量は、成分A5−1とA3−2とからなるポリウ
レタン樹脂及び/又はメラミン樹脂の量に対する成分B3
の量の比が被覆中で一定であるという要求から得られ
る。
比較例 V1〜5: 組成物V1〜5は、表2に記載された例6〜10の組成物
に相応するが、しかし、顔料着色された成分としてA5−
2をA2−2の代りに使用した。
比較例 V6〜7: 組成物V6〜7は、表1からの例1の組成物に相応す
る。アルミニウム含有成分としてA6−1及びA7−1をA1
−1の代りに使用した。
比較例 V8: 組成物V8は、表6からの例26の組成物に相応する。ア
ルミニウム含有成分としてA8−1をA5−1の代りに使用
した。
試験結果 それぞれ同じ配合物(例えば組成物10/V5又は組成物1
/V6ないしはV7又は組成物26/V8)の製造直後の試験結果
は、色調、効果及びDOI又は外観(これは例として組成
物10/V5について表7に示されている。ベース被覆の色
度の測定は、三角測定装置(Zeiss社のMMK111)を用い
て25゜、45゜及び70゜のジオメトリーで行なった)につ
いて顕著な違いを示していなかった。
しかしながら、各成分の40℃での3か月の貯蔵後に顕
著な違いが観察され: この場合には、本発明によるマスターカラーの性質
は、比較例の場合の性質と異なっている。さらに、この
貯蔵された成分の使用下で得られた本発明による被覆組
成物の性質も比較のために得られた被覆組成物の性質の
異なっていた。
成分の試験の場合には、上記の違いが、例えば表8に
A2−2とA5−2について示されている。A2−2が40℃で
3か月後に新鮮時試験の際に顕著な変色が示されなかっ
た一方で、A5−2の場合の変色は明確に認識可能であっ
た。
A2−2で得られたベース被覆組成物(表7の例10、組
成物10)の場合には、貯蔵後に顕著な色調の変化は生じ
ず、その一方でA5−2で得られた比較例(表7の例V5)
の場合には顕著な違いが生じていた。この場合には同様
にマスターカラーA5−2は、混合用キットへの使用には
不良な貯蔵安定性のために不適当であるが、その一方で
A2−2及びA1−2は適当である。
マスターカラーA6−1及びA7−1は、製造後又は新た
な攪拌後しばらくしてから1〜2時間で濃厚な沈殿物を
形成した。従ってこれらのマスターカラーは、混合装置
への使用に不適当である。
マスターカラーA8−1(A5−1と比較可能、しかしな
がら脱イオン水で貯蔵された)は、30℃で2〜3日後に
強力な水素発生(ガス発生)を示した。従って、混合装
置中での該マスターカラーの使用は、安全上の理由から
排除される。
その上、比較例の被覆剤の場合には6か月の貯蔵後に
乾燥挙動(蒸発挙動)も変化した。このようにして比較
例V1〜V8の被覆剤は、得られたばかりの被覆剤V1〜V8と
比べて貯蔵後は明らかに緩慢な乾燥を示した。これに対
して例1〜30の被覆剤は貯蔵の前後に同じ乾燥挙動を示
した。例1〜30の被覆剤及び比較例V1〜V8は、新鮮な状
態ではほぼ同じ乾燥速度を示すが、一方では6か月の貯
蔵後には被覆剤V1〜V8は、被覆剤1〜30に比べ本質的に
より緩慢な乾燥を示した。
例 31 先ず次の方法でポリウレタン樹脂溶液を得た: 攪拌機、還流冷却機及び供給容器を備えた適当な反応
容器中で保護ガス下で、I210mg/gのヨード価、最大0.1
%のモノマー含量、最大2%のトリマー含量、KOH195〜
200mg/gの酸価及びKOH197〜202mg/gの鹸化価を有する市
販の不飽和二量体脂肪酸(Priol1009、Unichema Intern
ational社の製品)、イソフタル酸及びヘキサンジオー
ルをベースとする、数平均分子量Mn1400を有するポリエ
ステル1061.9gを装入、かつ順次ネオペンチルグリコー
ル14.3g、ジメチロールプロピオン酸86.6g、1,3−ビス
(2−イソシアナトプロプ−2−イル)ベンゼン(Amer
ican Cyanamid社の商品名TMXDI(META ))437.2g及び
メトキシプロピルアセテート351.2gを添加した。
この混合物を、イソシアネート含量が1.07%に低下す
るまで130℃で維持した。引き続き、混合物にトリメチ
ロールプロパン41.8gを添加し、かつ、NCOを検出するこ
とができなくなるまでか又は粘度30dPas(1:1=樹脂溶
液/N−メチルピロリドンの溶液の場合)が達成されるま
で130℃で維持した。さらにブチルグリコール532.8gを
添加し、かつ130℃で30分間維持した。引き続き、反応
混合物にジメチルメタノールアミン43.2gを添加し、か
つこの樹脂溶液を冷却した。得られた樹脂溶液の固体含
量は、64%であった。
さらに、次の方法でアルミニウム含有マスターカラー
を得た。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3 636 183号明細書
によって着色されたアルミニウム青銅(ベンジン/ソル
ベントナフサ/ブチルグリコール中のアルミニウム含量
65%、平均粒子径15μm)17部を上記の64%の中和ポリ
ウレタン樹脂溶液72部及びs−ブタノール11部からの混
合物中に攪拌導入した。この混合物を高速攪拌機を用い
て1000rpmでさらに30分間攪拌した。
さらに、次の方法で結合剤不含混合物Bを得た: ペーストの全体重量に対する百分率として無機ナトリ
ウム−マグネシウム層状珪酸塩増粘剤3重量%及びポリ
プロピレングリコール3重量%を含有しかつ数平均分子
量900を有する。前膨潤された水性ペースト39部に脱イ
オン水57.5部及び水中に溶解された市販のポリウレタン
増粘剤の3%溶液3.5部を添加した。
上記のアルミニウム含有マスターカラーA25部をその
製造後直ちに上記の混合物B75部中に攪拌導入すること
によって、水性ペースト被覆組成物31が得られた。引き
続き、粘度を脱イオン水の添加によってDIN−4−カッ
プ(20℃で)での流出時間20秒に調整した。
第2の一連の試験の際には、室温で6か月ないしは40
℃で3か月での各成分の別々の貯蔵の後に貯蔵安定性の
試験のために各成分を一緒にした。
ベース被覆組成物31の塗布及び硬化並びに得られた被
覆の試験を例1〜30と同様にして行なった。得られた試
験結果は、例1〜30の試験結果に相応していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピオンテク, ズザンネ ドイツ連邦共和国 D−4400 ミュンス ター カール−イマーマン−シュトラー セ 20 (72)発明者 ヴェーグナー, エゴン ドイツ連邦共和国 D−4406 ドレンシ ュタインフルト 3 アイケンベッカー シュトラーセ 53 (56)参考文献 特開 昭61−203179(JP,A) 特開 昭59−166565(JP,A) 特開 平2−191692(JP,A) 「技術シリーズ 塗装」(1991年7月 1日)(株)朝倉書店発行 p.29−30

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厳密に確定された色調を有する水希釈性被
    覆剤を製造するための、種々のマスターカラー(A)及
    び水性液(B)からなる混合用キットにおいて、種々の
    マスターカラー(A)は、 A1) 少なくとも1種の効果顔料を含有しているマスタ
    ーカラー及び/又は A2) 少なくとも1種の無機着色顔料を含有しているマ
    スターカラー及び/又は A3) 少なくとも1種の有機着色顔料を含有しているマ
    スターカラーであり、かつ各マスターカラー(A)は、 水5重量%未満ならびに Aa) 少なくとも1種の効果顔料及び/又は少なくとも
    1種の着色顔料0.5〜70重量%、 Ab) 少なくとも1種の水希釈性もしくは水分散性であ
    りかつ有機溶液の形であることができる結合剤10〜80重
    量%及び Ac) 少なくとも1種の有機溶剤並びに場合によっては
    助剤及び添加剤 を含有しており、この場合、成分Aa〜Acの重量の割合の
    合計がそれぞれの場合に100重量%であり、 かつ水性液(B)が含水かつ顔料不含であり、この水性
    液(B)が、少なくとも1種のレオロジー調整添加剤及
    び、アクリルラテックスを除く少なくとも1種の水希釈
    性ないしは水分散性結合剤並びに場合によってはさらに
    別の助剤及び添加剤を含有していることを特徴とする、
    厳密に確定された色調を有する水希釈性被覆剤を製造す
    るための、種々のマスターカラー(A)及び水性液
    (B)からなる混合用キット。
  2. 【請求項2】種々のマスターカラー(A)が水不含であ
    る、請求項1記載の混合用キット。
  3. 【請求項3】マスターカラー(A)が結合剤として少な
    くとも1種のポリウレタン樹脂及び/又はアミノプラス
    ト樹脂を含有しているか、及び/又は水性液(B)が結
    合剤としてポリウレタン樹脂及び/又はアミノプラスト
    樹脂或いはアクリルラテックスを除くポリアクリレート
    樹脂を含有している、請求項1又は2記載の混合用キッ
    ト。
  4. 【請求項4】種々のマスターカラー(A)が、同じ結合
    剤又は、結合剤混合物の場合には相互の同じ混合比での
    同じ結合剤を含有している、請求項1から3までのいず
    れか1項に記載の混合用キット。
  5. 【請求項5】種々のマスターカラー(A)が固体結合剤
    対有機溶剤の同じ比を有しており、及び/又は固体結合
    剤対溶剤の比が完成した水性被覆剤中で一定である、請
    求項1から4までのいずれか1項に記載の混合用キッ
    ト。
  6. 【請求項6】1つの混合用キットの種々のマスターカラ
    ー(A)を別々に製造かつ貯蔵し、かつ被覆剤の塗布少
    し前に初めて混合することによって、厳密に確定された
    色調を有する水希釈性被覆剤を製造する方法において、
    請求項1から5までのいずれか1項に記載の混合用キッ
    トを使用し、かつ、水希釈性被覆剤を混合用キットの種
    々のマスターカラー(A)と少なくとも1種の水性液
    (B)の混合によって製造することを特徴とする、水希
    釈性被覆剤の製法。
  7. 【請求項7】自動車車体及び/又はプラスチック部材の
    被覆のための水性ベースラッカーの製造に使用するため
    の、請求項1から5までのいずれか1項に記載の混合用
    キット。
  8. 【請求項8】部分補修塗装のための水性被覆剤の製造の
    ための、請求項1から5までのいずれか1項に記載の混
    合用キット。
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