JP2871593B2 - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2871593B2
JP2871593B2 JP13722196A JP13722196A JP2871593B2 JP 2871593 B2 JP2871593 B2 JP 2871593B2 JP 13722196 A JP13722196 A JP 13722196A JP 13722196 A JP13722196 A JP 13722196A JP 2871593 B2 JP2871593 B2 JP 2871593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
memory device
semiconductor memory
silicon film
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13722196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09321232A (ja
Inventor
清一 石毛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP13722196A priority Critical patent/JP2871593B2/ja
Priority to KR1019970022320A priority patent/KR100263867B1/ko
Priority to US08/866,272 priority patent/US6396098B2/en
Publication of JPH09321232A publication Critical patent/JPH09321232A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2871593B2 publication Critical patent/JP2871593B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/30Power supply circuits

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置およ
びその製造方法に関し、特にチャージポンプ回路の半導
体装置の構造とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえばEEPROMあるいはフ
ラッシュメモリのような不揮発性半導体記憶装置におい
て、メモりセルのワード線あるいはMOSトランジスタ
のドレインに印加される電圧が、電源電圧より高くなる
場合には、昇圧回路が使用される。この昇圧回路の1つ
にチャージポンプ回路がある。
【0003】このようなチャージポンプ回路の半導体装
置について、以下図5および図6に基づいて説明する。
ここで、図5はこの半導体装置の断面図であり、図6は
その等価回路図と動作時のクロック信号のタイムチャー
トである。
【0004】図5に示すように、シリコン基板31の表
面に選択的に素子分離絶縁膜32が形成されている。そ
して、シリコン基板31の表面にゲート絶縁膜33が形
成されている。さらに、複数のゲート電極34が形成さ
れる。このゲート電極34および素子分離絶縁膜32を
マスクにして自己整合的に拡散層35a,35,35b
が形成される。
【0005】このようにして、シリコン基板31の表面
領域に複数のMOSトランジスタが形成される。そし
て、これらのMOSトランジスタは直列に接続される。
ここで、図5に示すように、これらのMOSトランジス
タのゲート電極34と拡散層とは互いに電気接続され
る。そして、このゲート電極と拡散層の接続ノード36
に昇圧用キャパシタ37がそれぞれ直列に接続される。
この昇圧用キャパシタには2相のクロック信号が印加さ
れる。すなわち、図5に示すように、2相クロックΦ1
とΦ2 とが交互に印加される。
【0006】この直列接続されたMOSトランジスタは
所定の数接続され、初段のMOSトランジスタの拡散層
35aに接続される接続ノード36に入力電圧Vinが
1個のMOSトランジスタを介して接続される。また、
最終段となるMOSトランジスタの拡散層35bから出
力電圧Voutが取り出される。
【0007】次に、図6に基づいて動作方法を説明す
る。図6(a)に示すように、そのゲート電極とドレイ
ンとが接続ノード36でショートされたMOSトランジ
スタが所定の数直列に接続されている。この場合には、
それぞれの接続ノード36には寄生容量38が付加され
るようになる。この寄生容量38は、主に、図5で説明
した拡散層とシリコン基板との間の接合容量およびMO
Sトランジスタのゲート容量の一部より構成される。な
お、この接続ノード36は昇圧用キャパシタ37を介し
てクロック信号Φ1 あるいはΦ2 に接続されている。こ
のようにして直列接続されたMOSトランジスタの初段
のMOSトランジスタの拡散層35aに接続される接続
ノード36に入力電圧Vinが1段落ちで入力される。
そして、最終段となるMOSトランジスタの拡散層35
bから出力電圧Voutが取り出される。
【0008】この昇圧用キャパシタ37には2相のクロ
ック信号が印加される。すなわち、図6(b)に示すよ
うに、逆相のクロック信号Φ1 とΦ2 が交互に印加され
る。例えば、初段のMOSトランジスタに接続された昇
圧用キャパシタ37にVccのクロック信号Φ1 が印加
されると、チャージポンプ回路の定常状態では、初段の
MOSトランジスタの接続ノード36の電位は(1)式
で表される電圧ΔV1だけ上昇するようになる。
【0009】
【0010】ここで、C1 は昇圧用キャパシタ37の容
量値であり、Cs は寄生容量38の容量値であり、Vc
cはクロック信号Φ1 およびΦ2 の電圧値である。この
時、次段のMOSトランジスタの昇圧用キャパシタ37
には、逆相のクロック信号Φ2 が印加される。そして、
この接続ノード36の電位は下がり、初段のMOSトラ
ンジスタの接続ノード36の電荷が次段のMOSトラン
ジスタに転送される。このようにして、複数のMOSト
ランジスタを経由し電圧が昇圧されることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
では、以下のような理由からチャージポンプ回路の消費
電力が増大する。あるいは、このようなチャージポンプ
回路の半導体装置の所要面積が増大する。
【0012】この大きな理由は、従来の技術では拡散層
の接合容量が大きくCs が大きくなりΔV1 が小さくな
ることにある。そこで、所定の昇圧した電圧を得るため
に、昇圧用キャパシタ37の値を非常に大きくする必要
がある。あるいは、直列に接続されるMOSトランジス
タの段数を大きくする必要が生じる。そして、上記のよ
うな問題が発生するようになる。
【0013】このようなチャージポンプ回路の消費電力
の増大は、半導体記憶装置の動作の低電圧化および低消
費電力化を困難にするものである。
【0014】また、チャージポンプ回路の半導体装置の
所要面積の増大は、半導体記憶装置のチップ面積を増大
させる。このため、半導体記憶装置の高集積化あるいは
大容量化に制限が加わるようになる。
【0015】本発明の目的は、上記の問題点を解決し、
昇圧能力の高いチャージポンプ回路を有する半導体記憶
装置とその製造方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】このために本発明の半導
体記憶装置では、半導体基板の主面上に第1ゲート絶縁
膜を介して設けられた浮遊ゲート電極と前記浮遊ゲート
電極上に第2ゲート絶縁膜を介して設けられた制御ゲー
ト電極とを有する浮遊ゲート型トランジスタで半導体記
憶装置のメモリセル部が構成され、厚い絶縁膜上に形成
され直列接続された複数のダイオード素子と、前記ダイ
オード素子の各端子に接続されたキャパシタとでチャー
ジポンプ回路が形成されている。
【0017】ここで、前記浮遊ゲート電極は前記第1ゲ
ート絶縁膜上の第1のシリコン膜に形成され、前記ダイ
オード素子は前記厚い絶縁膜上の前記第1のシリコン膜
に設けられたP型領域とN型領域とで構成されるPN接
合ダイオードで形成されるようになる。
【0018】そして、前記第1のシリコン膜に設けられ
たP型領域が前記キャパシタの一電極となり、前記P型
領域上に容量絶縁膜を介して形成された第2のシリコン
膜が前記キャパシタの対向電極となっている。
【0019】あるいは、前記第2ゲート絶縁膜と前記容
量絶縁膜とが同一層の薄い絶縁膜で構成され、前記制御
ゲート電極と前記キャパシタの対向電極とが同一層の第
2のシリコン膜で構成されている。
【0020】さらには、前記第1のシリコン膜に設けら
れたN型領域の不純物濃度が前記P型領域の不純物濃度
より高くなるように設定されている。
【0021】あるいは、前記厚い絶縁膜が半導体基板の
表面に選択的に形成された素子分離絶縁膜である。
【0022】本発明の半導体記憶装置の製造方法は、選
択的に素子分離絶縁膜の形成された半導体基板の主面に
第1ゲート絶縁膜を形成する工程と、前記素子分離絶縁
膜と第1ゲート絶縁膜を被覆する第1のシリコン膜を形
成し前記第1のシリコン膜の所定の領域をP型領域にし
残りの領域をN型領域にする工程と、前記第1のシリコ
ン膜を被覆する第2ゲート絶縁膜を形成する工程と、前
記第2ゲート絶縁膜を被覆する第2のシリコン膜を形成
し所定の形状にパターニングする工程とを含むようにな
る。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
および図2に基づいて説明する。ここで、図1は本発明
のチャージポンプ回路の半導体装置の断面図であり、図
2はその等価回路図と動作時のクロック信号のタイムチ
ャートである。
【0024】図1に示すように、シリコン基板1の表面
に選択的に素子分離絶縁膜2が形成されている。そし
て、シリコン基板1の表面に第1ゲート絶縁膜3が形成
されている。さらに、この第1ゲート絶縁膜3上に浮遊
ゲート電極4が形成されている。この浮遊ゲート電極4
上には第2ゲート絶縁膜5と制御ゲート電極6が形成さ
れている。そして、この制御ゲート電極6および素子分
離絶縁膜2をマスクにして自己整合的に拡散層7が形成
される。このようにして、シリコン基板表面に浮遊ゲー
ト型トランジスタが形成されている。
【0025】さらに、素子分離絶縁膜2上に、PN接合
ダイオードと昇圧用キャパシタとが複数個形成される。
すなわち、P型シリコン膜4aとN型シリコン膜4bと
が形成され、このP型シリコン膜4aの所定の領域を被
覆して第2ゲート絶縁膜5が形成されている。ここで、
このP型シリコン膜4aおよびN型シリコン膜4bは所
定の数形成されて所定の個数のPN接合ダイオードが設
けられる。そして、P型シリコン膜4aの所定の領域上
に第2ゲート絶縁膜5を介して昇圧用キャパシタ電極6
aが形成されている。また、図1に示すように、PN接
合ダイオードの隣り合うN型シリコン膜4bとP型シリ
コン膜4aとは接続電極8で互いに電気接続されてい
る。
【0026】ここで、昇圧用キャパシタ電極6aにはク
ロック信号Φ1 およびΦ2 が印加されるようになる。
【0027】このような構造において、浮遊ゲート電極
4とP型シリコン膜4aおよびN型シリコン膜4bと
は、後述するように同一層である第1のシリコン膜に形
成される。また、浮遊ゲート型トランジスタの制御ゲー
ト電極6と昇圧用キャパシタ電極6aとは、同一層の第
2のシリコン膜に形成される。
【0028】このようにして、本発明の半導体記憶装置
では、半導体記憶装置の構成されるシリコン基板1上に
おいて、その活性領域に浮遊ゲート型トランジスタが形
成され、素子分離絶縁膜2のような膜厚の厚い絶縁膜上
の領域にPN接合ダイオードと昇圧用キャパシタとが形
成されている。
【0029】次に、本発明の半導体記憶装置の動作方法
を図2に基づいて説明する。図2(a)に示すように、
PN接合ダイオード9が所定の数だけ直列に接続されて
いる。ここで、このPN接合ダイオード9は、図1で説
明したP型シリコン膜4aとN型シリコン膜4bとで構
成される。
【0030】そして、図2に示すように、それぞれの接
続ノード10には昇圧用キャパシタ11が付加されるよ
うになる。この昇圧用キャパシタ11は、図1で説明し
たP型シリコン膜4aと昇圧用キャパシタ電極6aを容
量電極とし第2ゲート絶縁膜5を容量絶縁膜として構成
されるものである。この直列接続されたPN接合ダイオ
ードの初段のPN接合ダイオードのP側端子に入力電圧
Vinが印加される。また、最終段となるPN接合ダイ
オードのN領域側の端子に出力電圧Voutが取り出さ
れる。
【0031】これらの昇圧用キャパシタ11には2相の
クロック信号が印加される。すなわち、図2(b)に示
すように、逆相のクロック信号Φ1 とΦ2 が交互に印加
される。例えば、初段のPN接合ダイオードに接続され
た昇圧用キャパシタ11にVccのクロック信号Φ1
印加されると、本発明のチャージポンプ回路の定常状態
では、初段のPN接合ダイオードのN側端子の電位は
(2)式で表される電圧ΔV2 だけ上昇するようにな
る。
【0032】
【0033】ここで、C1 は昇圧用キャパシタ11の容
量値であり、Cd はPN接合ダイオードの接合容量値で
ある。本発明の場合には、PN接合ダイオード9は薄膜
の第1のシリコン膜に形成されるため、PN接合面積は
非常に小さくなり、それとともにCd も非常に小さくな
る。
【0034】さらに同時に、次段のPN接合ダイオード
の昇圧用キャパシタ11には、逆相のクロック信号Φ2
が印加される。そして、この接続ノード10の電位が下
がり、初段のPN接合ダイオードの接続ノード10の電
荷が次段のPN接合ダイオードに転送される。このよう
にして、複数のPN接合ダイオードを経由し電圧が昇圧
されることになる。
【0035】本発明のようなチャージポンプ回路の半導
体装置では、寄生容量値Cd が非常に低減される。この
ため、昇圧効率が大幅に向上するようになる。そして、
昇圧用キャパシタの面積は縮小され、PN接合ダイオー
ドの所要段数は減少するようになる。これに伴い半導体
装置の消費電力が大幅に減少する。
【0036】次に、本発明の半導体記憶装置の構造の製
法を図3および図4に基づいて説明する。図3および図
4は製造工程順の断面図である。
【0037】図3(a)に示すように、導電型がP型の
シリコン基板1の表面に選択的に素子分離絶縁膜2が形
成される。この素子分離絶縁膜2はLOCOS法で形成
される膜厚500nmのシリコン酸化膜である。次に、
図3(b)に示すようにシリコン基板1表面に第1ゲー
ト絶縁膜3が形成される。ここで、この第1ゲート絶縁
膜3は、熱酸化法で形成される膜厚10nmのシリコン
酸化膜である。そして、この第1ゲート絶縁膜3および
素子分離絶縁膜2上に、導電型がP型の第1のシリコン
膜12が形成される。この第1のシリコン膜12は化学
気相成長(CVD)法により堆積された膜厚50nm〜
100nmの無定結晶型のシリコン薄膜である。
【0038】次に、図3(c)に示すように第1のシリ
コン膜12の所定の領域に第1レジストマスク13が形
成される。そして、第1レジストマスク13をイオン注
入のマスクにして砒素イオン14がイオン注入される。
ここで、イオンの注入エネルギーは50keV程度の設
定される。また、イオンのドーズ量は1×1015イオン
/cm2 である。このようにしてP型シリコン膜4aと
N型シリコン膜4bとが形成される。ここで、この砒素
イオンのイオン注入でN型シリコン膜4bに存在する結
晶成長核が除去されるようになる。
【0039】次に、図3(d)に示すように第2ゲート
絶縁膜5が形成される。この第2ゲート絶縁膜5は薄膜
のシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の積層膜である。す
なわち、CVD法で膜厚が10nmのシリコン酸化膜が
堆積され、その上にCVD法で膜厚が15nmのシリコ
ン窒化膜が堆積される。そして、このシリコン窒化膜が
熱酸化されてこの第2ゲート絶縁膜が形成されることに
なる。
【0040】ここで、上記薄膜のシリコン酸化膜のCV
Dによる堆積温度は600℃〜700℃に設定される。
このような設定温度では、無定型の第1のシリコン膜の
結晶化の進行が促進され結晶粒が非常に大きくなる。ま
た、上記シリコン窒化膜の熱酸化の温度は900℃程度
に設定される。この900℃の温度で、上記結晶化され
た第1のシリコン膜の結晶性がさらに向上するようにな
る。この熱処理では結晶粒の大きさは変化しないが、結
晶粒内部の結晶性がよくなるからである。
【0041】次に、図4(a)に示すように第2ゲート
絶縁膜5上に第2のシリコン膜15が形成される。この
第2のシリコン膜15はCVD法で堆積されるリン不純
物を含有する多結晶シリコン膜である。ここで、この第
2のシリコン膜15の膜厚は100nm程度に設定され
る。
【0042】次に、図4(b)に示すように第2レジス
トマスク16が形成される。この第2レジストマスク1
6をエッチングマスクにして第2のシリコン膜15がド
ライエッチングされ、制御ゲート電極6および昇圧用キ
ャパシタ電極6aが形成される。
【0043】次に、図4(c)に示すように第3レジス
トマスク17が形成される。この第3レジストマスク1
7と第2レジストマスク16とをエッチングマスクにし
て第2ゲート絶縁膜5がドライエッチングされ、さら
に、N型シリコン膜4bの所定の領域がエッチングされ
る。このようにして、浮遊ゲート電極4が形成され、P
型シリコン膜4aとN型シリコン膜4bとが形成され
る。
【0044】次に、第2レジストマスク16および第3
レジストマスク17が除去される。このようにして図4
(d)に示すように、シリコン基板1上の活性領域に、
第1ゲート絶縁膜3、浮遊ゲート電極4、第2ゲート絶
縁膜5および浮遊ゲート電極6とで構成される浮遊ゲー
ト型トランジスタが形成される。同時に、素子分離絶縁
膜2上領域に、P型シリコン膜4a,N型シリコン膜4
b、第2ゲート絶縁膜5および昇圧用キャパシタ電極6
aとで構成されるPN接合ダイオードと昇圧用キャパシ
タとが形成される。
【0045】
【発明の効果】このような本発明の半導体記憶装置で
は、チャージポンプ回路の消費電力は大幅に低減され
る。また、このようなチャージポンプ回路の半導体装置
の所要面積も減少する。
【0046】これは、本発明のようなチャージポンプ回
路の半導体装置では、寄生容量値Cdが非常に低減さ
れ、昇圧効率が大幅に向上するようになるからである。
【0047】また、このようなチャージポンプ回路の消
費電力の減少は、半導体記憶装置動作の低電圧化および
低消費電力化を促進させるものである。さらに、チャー
ジポンプ回路の半導体装置の所要面積の減少は、半導体
記憶装置のチップ面積の縮小を容易にする。そして、半
導体記憶装置の高集積化あるいは大容量化を促進させる
ようになる。
【0048】また、本発明の製造方法では、チャージポ
ンプ回路を有する半導体記憶装置は工程数の増加をあま
り必要とせず形成される。このため、製造コストの上昇
が抑制されコストパフォーマンスが向上するようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するための半導体装
置の断面図である。
【図2】上記半導体装置の動作方法を説明する回路図と
タイムチャートである。
【図3】上記半導体装置の形成方法を説明するための製
造工程順の断面図である。
【図4】上記半導体装置の形成方法を説明するための製
造工程順の断面図である。
【図5】従来の技術を説明するための半導体装置の断面
図である。
【図6】従来の技術を説明する上記半導体装置の回路図
とタイムチャートである。
【符号の説明】
1,31 シリコン基板 2,32 素子分離絶縁膜 3,33 第1ゲート絶縁膜 4 浮遊ゲート電極 4a P型シリコン膜 4b N型シリコン膜 5 第2ゲート絶縁膜 6 制御ゲート電極 6a 昇圧用キャパシタ電極 7,35,35a,35b 拡散層 8 接続配線 9 PN接合ダイオード 10,36 接続ノード 11,37 昇圧用キャパシタ 12 第1のシリコン膜 13 第1レジストマスク 14 砒素イオン 15 第2のシリコン膜 16 第2レジストマスク 17 第3レジストマスク Φ1 ,Φ2 クロック信号 Vin 入力電圧 Vout 出力電圧 34 ゲート電極 38 寄生容量

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主面上に第1ゲート絶縁膜
    を介して設けられた浮遊ゲート電極と、前記浮遊ゲート
    電極上に第2ゲート絶縁膜を介して設けられた制御ゲー
    ト電極とを有する浮遊ゲート型トランジスタで半導体記
    憶装置のメモリセル部が構成され、厚い絶縁膜上に形成
    され直列接続された複数のダイオード素子と、前記ダイ
    オード素子の各端子に接続されたキャパシタとでチャー
    ジポンプ回路が形成されている半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記浮遊ゲート電極が前記第1ゲート絶
    縁膜上の第1のシリコン膜に形成され、前記ダイオード
    素子が前記厚い絶縁膜上の前記第1のシリコン膜に設け
    られたP型領域とN型領域とで構成されるPN接合ダイ
    オードで形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のシリコン膜に設けられたP型
    領域が前記キャパシタの一電極となり、前記P型領域上
    に容量絶縁膜を介して形成された第2のシリコン膜が前
    記キャパシタの対向電極となっていることを特徴とする
    請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第2ゲート絶縁膜と前記容量絶縁膜
    とが同一層の薄い絶縁膜で構成され、前記制御ゲート電
    極と前記キャパシタの対向電極とが同一層の第2のシリ
    コン膜で構成されていることを特徴とする請求項3記載
    の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のシリコン膜に設けられたN型
    領域の不純物濃度が前記P型領域の不純物濃度より高く
    なるように設定されていることを特徴とする請求項2、
    請求項3または請求項4記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記厚い絶縁膜が半導体基板の表面に選
    択的に形成された素子分離絶縁膜であることを特徴とす
    る請求項1または請求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 選択的に素子分離絶縁膜の形成された半
    導体基板の主面に第1ゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記素子分離絶縁膜と第1ゲート絶縁膜を被覆する第1
    のシリコン膜を形成し前記第1のシリコン膜の所定の領
    域をP型領域にし残りの領域をN型領域にする工程と、
    前記第1のシリコン膜を被覆する第2ゲート絶縁膜を形
    成する工程と、前記第2ゲート絶縁膜を被覆する第2の
    シリコン膜を形成し所定の形状にパターニングする工程
    とを含むことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
JP13722196A 1996-05-30 1996-05-30 半導体記憶装置およびその製造方法 Expired - Fee Related JP2871593B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13722196A JP2871593B2 (ja) 1996-05-30 1996-05-30 半導体記憶装置およびその製造方法
KR1019970022320A KR100263867B1 (ko) 1996-05-30 1997-05-30 반도체기억장치및그의제조방법
US08/866,272 US6396098B2 (en) 1996-05-30 1997-05-30 Semiconductor memory device and method of fabricating the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13722196A JP2871593B2 (ja) 1996-05-30 1996-05-30 半導体記憶装置およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09321232A JPH09321232A (ja) 1997-12-12
JP2871593B2 true JP2871593B2 (ja) 1999-03-17

Family

ID=15193622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13722196A Expired - Fee Related JP2871593B2 (ja) 1996-05-30 1996-05-30 半導体記憶装置およびその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6396098B2 (ja)
JP (1) JP2871593B2 (ja)
KR (1) KR100263867B1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4536180B2 (ja) 1999-03-12 2010-09-01 富士通セミコンダクター株式会社 半導体集積回路装置の製造方法
JP2003031703A (ja) * 2001-07-17 2003-01-31 Mitsubishi Electric Corp 不揮発性半導体記憶装置
KR100719178B1 (ko) 2003-08-29 2007-05-17 주식회사 하이닉스반도체 비휘발성 디램의 구동방법
US7880267B2 (en) * 2006-08-28 2011-02-01 Micron Technology, Inc. Buried decoupling capacitors, devices and systems including same, and methods of fabrication
US7782651B2 (en) * 2006-10-24 2010-08-24 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device including storage device and method for driving the same
WO2011060199A1 (en) * 2009-11-11 2011-05-19 Anacor Pharmaceuticals, Inc. Boron-containing small molecules
FR3051969A1 (fr) * 2016-05-31 2017-12-01 Stmicroelectronics Rousset Procede de fabrication de diodes de puissance, en particulier pour former un pont de graetz, et dispositif correspondant
US10971633B2 (en) 2019-09-04 2021-04-06 Stmicroelectronics (Rousset) Sas Structure and method of forming a semiconductor device

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62150597A (ja) 1985-12-25 1987-07-04 Nissan Motor Co Ltd 昇圧回路
US5783471A (en) * 1992-10-30 1998-07-21 Catalyst Semiconductor, Inc. Structure and method for improved memory arrays and improved electrical contacts in semiconductor devices
US5319593A (en) * 1992-12-21 1994-06-07 National Semiconductor Corp. Memory array with field oxide islands eliminated and method
JPH06334119A (ja) * 1993-02-17 1994-12-02 Seiko Instr Inc 昇圧用半導体集積回路及びその半導体集積回路を用いた電子機器
JP3285443B2 (ja) * 1993-12-22 2002-05-27 三菱電機株式会社 チャージポンプ
TW360980B (en) * 1994-05-04 1999-06-11 Nippon Precision Circuits Single transistor EEPROM memory device
US5548551A (en) * 1995-03-24 1996-08-20 Catalyst Semiconductor Corp. Negative voltage decoding in non-volatile memories
US5617357A (en) * 1995-04-07 1997-04-01 Advanced Micro Devices, Inc. Flash EEPROM memory with improved discharge speed using substrate bias and method therefor

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09321232A (ja) 1997-12-12
KR100263867B1 (ko) 2000-09-01
US6396098B2 (en) 2002-05-28
US20010046158A1 (en) 2001-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4419812A (en) Method of fabricating an integrated circuit voltage multiplier containing a parallel plate capacitor
EP0137207B1 (en) Stacked double dense read only memory
TW448558B (en) Manufacturing method of semiconductor integrated circuit having triple-well structure
EP0389762A2 (en) Memory semiconductor device employing a ferroelectric substance
JPH05218358A (ja) 半導体不揮発性記憶装置及びその製造方法
US6486013B2 (en) Method of manufacturing a semiconductor device having regions of different conductivity types isolated by field oxide
JP2871593B2 (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
JP2001085625A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JPH03283570A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US7943446B2 (en) Method of producing semiconductor device and semiconductor device
JP3354709B2 (ja) 半導体昇圧回路
US20030102504A1 (en) Method of forming different oxide thickness for high voltage transistor and memory cell tunnel dielectric
JP3064957B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2000057790A (ja) 電圧発生回路
JPS5943828B2 (ja) Mos形集積回路の製造方法
JPH0773115B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2797498B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US20030057510A1 (en) Capacitance element and boosting circuit using the same
TW495971B (en) Method for forming integrated circuit having MONOS device and mixed-signal circuit
JP2867775B2 (ja) 半導体メモリの製造方法
JPH04322459A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
JP4565825B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP3489912B2 (ja) 半導体昇圧回路
JPH0582803A (ja) 半導体集積回路のキヤパシタおよびこれを用いた不揮発性メモリ
JPS6151964A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981208

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees