JP2871049B2 - トーイングトラクタの牽引装置 - Google Patents

トーイングトラクタの牽引装置

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JP2871049B2
JP2871049B2 JP2252915A JP25291590A JP2871049B2 JP 2871049 B2 JP2871049 B2 JP 2871049B2 JP 2252915 A JP2252915 A JP 2252915A JP 25291590 A JP25291590 A JP 25291590A JP 2871049 B2 JP2871049 B2 JP 2871049B2
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悦孝 藤田
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トーイングトラクタの牽引装置に係り、詳
しくは台車の突き上げ時における、ドローバーピンの抜
けを防止する技術に関する。
(従来の技術) 一般に、トーイングトラクタの牽引装置においては、
第7図に示す如く、車体後部のウエイト21の後面下部に
ドローバーブラケット22が固着され、そして該ドローバ
ーブラケット22に対してドローバーピン24が昇降可能に
設けられており、下降状態で台車側のドローバー23と連
結して台車を牽引するようになっている。
また、ドローバーピン24の頭部は、ドローバーリンク
26を介してドローバーレバー27の一端に連結されてい
る。ドローバーリンク26とドローバーレバー27との連結
部には長孔28を設けることにより一定の遊びを持たせて
あり、これにより両部材の回動軌跡の相違による干渉を
回避している。なお、ドローバーレバー27は、ウエイト
21上部に固着されたレバーブラケット29に回動可能に枢
着されており、そして該ドローバーレバー27に設けられ
た操作レバー30によりドローバーピン24の昇降操作を行
うようになっている。
ところで、トーイングトラクタにおいては、急停車時
又はカーブに沿っての走行時に、前記台車の慣性力によ
りドローバーピン24の突き上げが生ずる。この突き上げ
によるドローバーピン24の抜けを防止するため、一般に
デッドラインを設けている。これについて第5図及び第
7図を用いて説明する。
まず、第7図に示す如く、レバーブラケット29とドロ
ーバーレバー27との枢着点をA、ドローバーピン24とド
ローバーリンク26との枢着点をB、ドローバーリンク26
とドローバーレバー27との枢着点をCとする。このと
き、枢着点AとBを結ぶ直線をデッドラインDと呼ぶ。
つぎに、第5図に示す如く、枢着点Cがデッドライン
Dよりも下側に位置する場合においては、ドローバーピ
ン24に突き上げ力Fが働いたとき、枢着点CはL方向
(ウエイト21側)に一定量だけ移動しようとする。しか
し、ウエイト21にドローバーレバー27が当接しているた
め、L方向に働く力は、ウエイト21により受け止められ
ることになり、その結果、ドローバーピン24の突き上げ
は止まる。
従って、第7図に示す如く、長孔28がデッドラインD
より下側に位置する場合においては、ドローバーピン24
は、突き上げがあったとき、枢着点Cが長孔28の上端部
に達するまでは上昇するが、しかし枢着点5が長孔28の
上端部に達した時点で、第5図により説明した如く、枢
着点Cがウエイト21側に一定量だけ移動しようとするた
め、該ドローバーピン24の突き上げは止まることにな
る。
このように、従来のトーイングトラクタにおいては、
デッドラインDを利用して突き上げによるドローバーピ
ン24の抜け防止を図っている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、トーイングトラクタの牽引装置において
は、ユーザーの要望により、ドローバーブラケット22の
取り付け高さやウエイト21後面からドローバーピン24ま
での距離を変更する場合が多々ある。
そのとき、長孔28がデッドラインDの下側に位置する
ような範囲内であれば問題はないが、第8図に示す如
く、長孔28全体の場合は勿論のこと、長孔28の上端部が
デッドラインDの上側に位置するような変更の場合に
は、台車によるドローバーピン24の突き上げ時に、枢着
点CがデッドラインDより上側まで上昇することにな
る。そして、この場合には第6図に示す如く、ドローバ
ーピン24に突き上げ力Fが働いたとき、枢着点CがU方
向(ドローバーピン24の抜き上げ方向)に移動する。そ
の結果、ドローバーレバー27が枢着点Aを中心にして上
向きに回動し、ドローバーピン24が抜けて台車がトーイ
ングトラクタから離れてしまうおそれがある。
従って、このような場合には、一部の部材の寸法変更
のみでは対応し得ないことから、ドローバー装置全体を
新規に設計製作することでユーザーの要望に応えること
になるため、コストが高く付くという不具合があり、ま
た、その変更が車体に及ぶに至ってはユーザーの要望に
応えられないこともある。
本発明は、上述した従来の問題に鑑み、ドローバーフ
ランジの取り付け高さ等の変更如何に関係なく、台車の
突き上げによるドローバーピンの抜けを確実に防止する
ことのできる、信頼性の高いトーイングトラクタの牽引
装置を提供することを、その目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本発明は次のように構成
したものである。
すなわち、本発明は、車体に固着したドローバーブラ
ケットに対してドローバーピンを昇降可能に設け、該ド
ローバーピンの頭部はドローバーリンクを介してドロー
バーレバーに連結し、該ドローバーレバーは車体に固着
したレバーブラケットに回動可能に枢着させたトーイン
グトラクタの牽引装置において、前記ドローバーブラケ
ットには、前記ドローバーピンの下降位置からの上昇を
規制する上昇規制位置と、上昇を許容する上昇許容位置
とへ変位作動可能な電磁作動式ストッパを設ける一方、
前記車体には、前記ドローバーピン抜き上げ時のドロー
バーレバーの回動初期動作を検出して前記電磁作動式ス
トッパに作動信号を出力する検出器を設けたものであ
る。
(作用) 上記構成の本発明においては、ドローバーピンが台車
によって突き上げられても、その突き上げ力は電磁作動
式ストッパにより受け止められる。従って、ドローバー
ピンがドローバーブラケットから抜け出ることが回避さ
れる。
操作レバーによるドローバーピンの抜き上げ時には、
ドローバーレバーの回動初期動作を検出した検出器から
の作動信号に基づいて電磁作動式ストッパが通常の上昇
規制位置から上昇許容位置へ退避する。そのため、ドロ
ーバーピンの抜き上げは支障なく行われる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図〜第4図に基づいて具
体的に説明する。なお、台車の突き上げによるドローバ
ーピンの抜け防止に関係しない部分の構成は、基本的に
は従来と同様であるから、これについては簡単に説明す
る。
車体後部のウエイト1に固着されたドローバーブラケ
ット2に、台車のドローバー3と連結するためのドロー
バーピン4が昇降可能に設けられ、該ドローバーピン4
の頭部5は、ドローバーリンク6を介してドローバーレ
バー7に連結されている。ドローバーレバー7とドロー
バーリンク6との連結部には長孔8を設けることにより
一定の遊びSを持たせてあり、これにより両部材の回動
軌跡の相違による干渉を回避している。
そして、ドローバーレバー7は、ウエイト1上部のレ
バーブラケット9に回動可能に枢着されており、操作レ
バー10によりドローバーレバー7を回動操作することに
よりドローバーピン4を昇降させるよういになってい
る。なお、図では操作レバー10をドローバーレバー7に
直に設けた場合で示しているが、操作レバー10を運転席
側に設け、そして操作レバー10とドローバーレバー7と
をリンク機構などにより連結する形式のものであっても
差し支えない。
つづいて、ドローバーピン4の抜け防止について説明
する。
第1図〜第3図に示すように、ドローバーブラケット
1の上面には、ドローバーピン4の抜け防止用としての
電磁作動式ストッパ11が設置されている。
この電磁作動式ストッパ11は、ドローバブラケット1
上面に固着される本体12と、該本体12に対して水平方向
に出入するストッパ部13とからなっている。そして、該
ストッパ部13が下降状態のドローバーピン4のピン部上
端面の上方に僅かな隙間を置いて突出することにより、
ドローバーピン5の上昇を規制し、また本体12側へ引っ
込むことにより、ドローバーピン4の昇降軌跡から退避
してその昇降動作を許容するようになっている。なお、
本実施例ではドローバーピン4の頭部5がストッパ部13
に干渉しないように頭部5をプレート状に形成してあ
る。
一方、ウエイト1の後面上部側には、ドローバーピン
4抜き上げ時のドローバーレバー6の回動初期動作を検
出する検出器としての常閉のリミットスイッチ14がスイ
ッチブラケット15を介して取り付けられており、このリ
ミットスイッチ14は、ドローバーレバー6の側面に取り
付けられた検出ドッグ16によりオン、オフ作動されるよ
うになっている。
そして、第4図に示すように、リミットスイッチ14と
前記電磁作動式ストッパ11のソレノイド11aとは、電源1
7に対して直列に接続されており、リミットスイッチ14
は検出ドッグ16が当接したときにオフとなり、ストッパ
部13は突出した状態となる。
本実施例の牽引装置は上述のように構成したものであ
り、以下のように作用する。
ドローバーピン4が下降した状態では検出ドッグ16が
リミットスイッチ14に当接し、該リミットスイッチ14が
オフとなっている。そのため、電磁作動式ストッパ11の
ソレノイド11aに通電されず、ストッパ部13がドローバ
ーピン4の上端面に突出している。
従って、この状態で台車によりドローバーピン4が突
き上げられた場合、その突き上げ力はストッパ部13によ
り受け止められることになり、ドローバーピン4がドロ
ーバーブラケット2から抜けでることが防止される。
すなわち、本例では電磁作動式ストッパ11を利用して
ドローバーピン4を下降位置に強制的にロックするの
で、ドローバーレバー7とドローバーリンク6との枢着
点Cが、デッドラインD、つまりドローバーレバー7の
レバーブラケット9に対する枢着点Aと、ドローバーリ
ンク6とドローバーピン4との枢着点Bとを結ぶ直結に
対して上下いずれの側に位置していても、台車の突き上
げによるドローバーピン4の抜けを確実に防止すること
ができる。
一方、ドローバーピン4に台車のドローバー3を連結
あるいは解除するために、該ドローバーピン4を抜き上
げる場合は、操作レバー10によりドローバーレバー7が
上方へ回動されると、その回動初期動作時に検出ドッグ
16がリミットスイッチ14から離れて、該リミットスイッ
チ14がオン作動する。
このとき、ドローバーリンク6はドローバーレバー7
に対して長孔8による遊びSを有しているので、ドロー
バーリンク6はドローバーレバー7との枢着点Cが長孔
8の上端部に達するまでは作動を開始しないため、その
範囲内で前記検出ドッグ16によるリミットスイッチ14の
オン作動が行われる。
その結果、ソレノイド11aが通電して電磁作動式スト
ッパ11のストッパ部13が本体12側へ引き込まれ、ドロー
バーピン4の上端面から退避して該ドローバーピン4の
上昇を許容する。従って、ドローバーピン4を第1図の
仮想線及び第3図に示すようにドローバーブラケット2
から引き上げることができる。
なお、下降操作時にはドローバーピン4がドローバー
ブラケット2に入り込んでから、検出ドッグ16がリミッ
トスイッチ14に当接してオフとなる。従って、ソレノイ
ド11aに対する通電が断たれ、ストッパ部13がドローバ
ーピン4の上端面に突出してその上昇を規制する。
なお、本実施例では検出器をリミットスイッチで説明
したが、これに限定するものではない。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれは、デッドライン
に対するドローバーリンクとドローバーレバーとの枢着
点の位置の如何を問わず、台車の突き上げによるドロー
バーピンの抜けを確実に防止することができる。従っ
て、ユーザーの要望によるドローバーブラケットの取付
高さの変更等に対して簡単に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のトーイングトラクタの牽引装置を示す
側面図、第2図は同じく背面図、第3図は同じくドロー
バーピンの抜き上げ状態を示す背面図、第4図は電磁作
動式ストッパ作動用の電気回路図である。第5図及び第
6図はデッドラインの作用説明図、第7図は従来のトー
イングトラクタの牽引装置を示す側面図、第8図は同じ
くドローバーブラケットの取付位置を変更した場合の側
面図である。 1……ウエイト 2……ドローバーブラケット 4……ドローバーピン 6……ドローバーリンク 7……ドローバーレバー 8……長孔 10……操作レバー 11……電磁作動式ストッパ 14……リミットスイッチ 16……検出ドッグ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に固着したドローバーブラケットに対
    してドローバーピンを昇降可能に設け、該ドローバーピ
    ンの頭部はドローバーリンクを介してドローバーレバー
    に連結し、該ドローバーレバーは車体に固着したレバー
    ブラケットに回動可能に枢着させたトーイングトラクタ
    の牽引装置において、前記ドローバーブラケットには、
    前記ドローバーピンの下降位置からの上昇を規制する上
    昇規制位置と、上昇を許容する上昇許容位置とへ変位作
    動可能な電磁作動式ストッパを設ける一方、前記車体に
    は、前記ドローバーピン抜き上げ時のドローバーレバー
    の回動初期動作を検出して前記電磁作動式ストッパに作
    動信号を出力する検出器を設けたことを特徴とするトー
    イングトラクタの牽引装置。
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