JP2870146B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2870146B2
JP2870146B2 JP19693690A JP19693690A JP2870146B2 JP 2870146 B2 JP2870146 B2 JP 2870146B2 JP 19693690 A JP19693690 A JP 19693690A JP 19693690 A JP19693690 A JP 19693690A JP 2870146 B2 JP2870146 B2 JP 2870146B2
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カメラ本体に対してカートリッジ室がカメ
ラ本体内の収納位置と突出位置との間で移動することが
でき、かつ、収納位置においてカートリッジをカートリ
ッジ室に落とし込んで装填するようにしたカメラに関す
る。
従来の技術 フィルムカートリッジ落とし込み装填方式のカメラは
カートリッジ室開口が小さくてすむのが利点の一つであ
る。一方、使用電池の大型化により電池室開口が段々と
大きくなってきている。この両者の開口の大きさが同じ
ような大きさになると両者の判別が難しくなり、不用意
にカートリッジ室や電池室を開けてしまう恐れがある。
これを防ぐため、カートリッジ室自身をカメラ本体か
らカートリッジ装填時に移動させることにより、カート
リッジ室のカートリッジ装填口の差別化、明確化の案も
考えられている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、カートリッジ室自身が移動するため、
カートリッジ室内に突出してカートリッジのフィルム送
出軸と係合するフォークの処理が問題になる。すなわ
ち、フォークをカートリッジ室とともにカメラ本体に対
して移動させると移動体積が大きくなるので、遮光も難
しくなるといった問題があった。
そこで、本発明者らは、鋭意研究の結果、カメラ本体
に対するカートリッジ室の移動の前に、カートリッジの
巻取軸を駆動する巻取軸駆動部材をカートリッジ室から
退避させて、巻取軸駆動部材はカメラ本体側に残したま
まカートリッジ室をカメラ本体に対して移動させればよ
いことを見出だすに至った。
なお、従来のカメラのうちカートリッジ室が移動しな
いタイプにおいては、フォークを上下動させるようにし
たものが知られている(例えば、実公昭52-23010号)。
しかしながら、このようなカメラでは、カートリッジ室
の移動は全く考慮されておらず、カートリッジ室の移動
とは無関係にフォークの移動を行うものである。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することに
あって、カートリッジ室とともに巻取軸駆動部材がカメ
ラ本体に対して移動せず、移動体積が小さくなって、遮
光が簡単になるカメラを提供することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、カートリッジ
室がカメラ本体に対し突出して装填可能な突出位置と収
納位置の2つの位置を取るようなカメラにおいて、カー
トリッジ室が収納位置から突出位置に移動を開始する前
に巻取軸駆動部材をカートリッジ室から退避させるよう
に構成した。すなわち、巻取軸に巻装されたフィルムを
遮光状態で収納したフィルムカートリッジを使用するカ
メラにおいて、上記カートリッジを収容可能でカートリ
ッジ出入口を有し、カメラ本体の側面又は裏面内に収納
される収納位置及び上記出入口が露出するよう上記カメ
ラ本体から突出した突出位置との間を上記巻取軸に直交
する方向に移動可能に支持されたカートリッジ室と、上
記カメラ本体内に配置され、かつ、上記巻取軸に係合す
る係合位置およびその位置から退避した退避位置との間
を軸方向に移動するように支持された巻取軸駆動部材
と、上記カメラ本体内に配置され、かつ、上記カートリ
ッジ室の上記移動に先立って、上記駆動部材を上記退避
位置へ移動させる移動手段とを備えるように構成する。
上記構成においては、上記カートリッジ室を上記収納
位置から上記突出位置まで移動させる駆動手段を有する
ように構成することもできる。
発明の作用・効果 上記構成によれば、カートリッジ室がカメラ本体に対
してその収納位置から突出位置に移動に先立って、上記
カートリッジの巻取軸の巻取軸駆動部材が上記移動手段
により退避するようにしたので、上記駆動部材をカメラ
本体側に残したままカートリッジ室をカメラ本体に対し
て移動させることができ、その動作がスムーズに行なわ
れるとともに、駆動部材を移動させる必要が無いので、
移動体積が減少し遮光構造を簡単にすることができる。
実施例 以下に、本発明にかかる実施例を第1〜5図に基づい
て詳細に説明する。
本実施例にかかるカメラは、第1,2図に示すように、
カメラ本体1の上面にレリーズ釦3、全面にレンズ鏡胴
2、後面にフィルムカートリッジ室取出釦5を備えると
ともに、フィルムカートリッジ室4が上記カメラ本体1
の後面内に収納された収納位置(第1図参照)と、該収
納位置よりカメラ本体1の後方向に回動して突出した突
出位置(第2図参照)との間で移動するように構成す
る。上記カートリッジ室4内には、遮光状態でフィルム
を巻装する巻取軸に係合可能なフォーク29が出入り可能
に配置されている。
上記カートリッジ室4は上下面が半楕円形状の箱体で
あって、上面にカートリッジ形状より若干大きい形状の
カートリッジ出入口4aが形成されている。このカートリ
ッジ室4の回転軸側には、第3,4図に示すように、上下
に腕部48,23が突出して形成され、回転軸Xの回りにカ
ートリッジ室4が回転するようにしている。
このカートリッジ室4はロック機構によりカメラ本体
1の収納位置でロックされる。上記ロック機構は、カー
トリッジ室4の下面に枢着されかつロック方向にスプリ
ング35で回転付勢されたロックレバー34を備える。この
ロックレバー34は、そのロック部34aがカメラ本体側に
配置されたロックアーム31のロックピン31bに係止する
ことにより、カメラ本体1の収納位置にカートリッジ室
4を係止保持する。上記ロックアーム31は、その先端の
ロックピン31bの近傍の屈曲部がカメラ本体1に枢着さ
れ、常時スプリング32(第3図参照)により時計方向に
すなわちロックする方向に付勢され、上記枢着部より屈
曲して延びた他端の傾斜板31aが後記する第4ギア18の
突起18aとロック解除動作を行うように上記第4ギア上
に配置されている。
また、上記カメラにはカートリッジ・イジェクト機構
も備えられている。すなわち、上記カートリッジ室4の
回転軸Xとは反対側の部分には、上方すなわちカートリ
ッジの取り出し方向にスプリング37で付勢されたイジェ
クトレバー36を有する。このイジェクトレバー36は、下
端に折曲部36bを形成して、該折曲部36bがカートリッジ
の下端に接触し、カートリッジがカートリッジ室4内に
装填されるとき、カートリッジとともに下降する。この
イジェクトレバー36の側部には切欠36aがあり、イジェ
クトレバー36の下降時に所定位置でイジェクト係止レバ
ー38の係止部38aが上記切欠36aに係合して、上記イジェ
クトレバー36がスプリング37の付勢力で上方に戻ろうと
するのを規制する。この係止レバー38は、カートリッジ
室4に枢着されており、上記係止部38aが上記係止レバ
ー36の切欠36aに係止する方向に図示しないスプリング
で付勢される一方、その解除部38bが、カメラ本体1に
枢着されたイジェクト係止解除部材40の上下方向に延び
る一方の腕40aに接触可能となっている。該係止解除部
材40は、その屈曲部がカメラ本体1に枢着され、上記上
下方向の腕40aに対して大略直交するように水平方向の
腕40bを有し、この腕40bは上下方向に配置されたスプリ
ング39により図示された位置に付勢される。すなわち、
カートリッジ室4がカメラ本体1に対して収納位置から
突出位置に少し移動したとき、係止解除部材40の上下方
向の腕40aに上記係止レバー38の解除部38bが接触する。
このとき、係止解除部材40のスプリング39の付勢力が係
止レバー38のスプリングの付勢力より大きいため、先に
係止レバー38が上記腕40aにより強制的に回転させられ
て、上記イジェクトレバー36がスプリング37で上方すな
わちイジェクト方向に移動しようとしてカートリッジを
取り出し方向に押すようになっている。
上記カメラ本体1内のカートリッジ室4の移動機構並
びにカートリッジ室4に対して出入りするフォーク29の
移動機構は以下のようなものである。
駆動モータ10の駆動ギア11には遊星プレート13を介し
て遊星ギア12が噛み合っており、この遊星ギア12は、上
記駆動ギア11の回転方向に応じて遊星プレート13ととも
に回転して一方向クラッチに連結された第1ギア14又は
上記一方向クラッチは無関係に配置された固定ギア24の
いずれかに選択的に噛み合うようになっている。上記一
方向クラッチは、第2ギア16が第1ギア14とスプリング
15を介して連結されており、第2ギア16が時計方向に回
転すると、上記スプリング15はその径が小さくなり第2
ギア16が上記スプリング15を介して連結軸19とともに一
体的に回転して第1ギア14が第2ギア16と同一方向に回
転する一方、第2ギア16が反時計方向に回転すると、上
記スプリング15が連結軸19に対してすべるようになり、
連結軸19にスプリング15から伝達力が伝わらないので、
第2ギア16の駆動力が第1ギア14に伝達されず、第1ギ
ア14は回転しない。上記第2ギア16は第3ギア17を介し
て第4ギア18に連結されている。この第4ギア18は、そ
の上面に上記突起18aが形成されている。この突起18a
は、上記第4ギア18が第3,4図において反時計方向に回
転するときには、上記ロックアーム31の傾斜板31aを若
干押し上げるようにして下方を通過しロックアーム31を
何等回転させない一方、上記第4ギア18が第3,4図にお
いて時計方向に回転するとき、上記ロックアーム31の傾
斜板31aに上記突起18aが突き当たり、ロックアーム31を
図中反時計方向に回転させ、ロックアーム31の一端のロ
ックピン31bとロックレバー34との係合が外れ、カート
リッジ室4はカメラ本体1から突出可能となる。このフ
ォーク29の上下動のタイミングは、第5図に示すよう
に、カートリッジ室4が収納位置から突出位置側に移動
を開始する前にフォーク29がカートリッジ室4から退避
する一方、カートリッジ室4が突出位置から収納位置に
位置したのち、フォーク29が退避位置からカートリッジ
室4内に挿入するようになっている。
一方、上記第4ギア18は、第5ギア20に連結され、こ
の第5ギア20の上面には所定間隔をおいて対向した一対
の突部20a,20bが形成されている。これらの突部20a,20b
間には第6ギア21の回転軸21aの下端偏平部が所定の遊
びをもって挿入されており、第6ギア21と第5ギア20と
は互いに一定時間だけ回転の遅れが生じたのち、駆動力
が伝達されるようになっている。また、上記第6ギア21
は、上記カートリッジ室4の下側の腕部23に形成された
ギア部23aと連結されている。
また、上記第4ギア18には第7ギア25が噛み合ってい
る。この第7ギア25の上面には上面から徐々に上方に立
ち上がったカム壁25aが形成されているとともに、該カ
ム壁25aに接触可能な作動端27cを有しかつ支軸26で「て
こ」のように作動するフォーク駆動レバー27がカメラ本
体1のカートリッジ室収納空間の下方に配置されてい
る。このフォーク駆動レバー27は、先端が二股部27a,27
bになっており、この二股27a,27bの間にフォーク29を配
置し、かつ、該フォーク29を上下動させる操作板30の両
端操作部30a,30bに上記二股部27a,27bが載置されてい
る。この操作板30は常時スプリング28により上方にすな
わちフォーク29をカートリッジ室4内に挿入する方向に
付勢されている。よって、上記第7ギア25の時計方向の
回転により上記フォーク駆動レバー27の作動端27cが上
記カム壁25aに乗り上げで徐々に上方に移動されると、
上記支軸26を介して上記二股部27a,27bが下降し、上記
スプリング28の付勢力に抗して操作板30が下降してフォ
ーク29が下降し、カートリッジ室4内から退避する。一
方、上記第7ギア25の反時計方向の回転により、作動端
27cがカム壁25aの最上部分から徐々に下降して第7ギア
25のカム壁25aの無い上面に至ると、上記フォーク駆動
レバー27が支軸26を介してその二股部27a,27bが上昇
し、操作板30がスプリング28の付勢力により上昇してフ
ォーク29がカートリッジ室4内に入り込み、カートリッ
ジの巻取軸と係合可能となる。
さらに、カメラ本体1のカートリッジ室4を収納する
空間の奥には、第1スイッチ42が配置され、カートリッ
ジ室4が上記空間内に完全に収納されると、カートリッ
ジ室4の奥部が上記可動接点44を固定接点43に押し付け
て、第1スイッチ42がオンすることにより、カートリッ
ジ室4が収納位置に位置したことを検知する一方、カー
トリッジ室4がカメラ本体1から突出する方向に移動し
だすとき、上記可動接点44が固定接点43から離れて上記
第1スイッチ42がオフすることにより、カートリッジ室
4の収納位置からの離脱を検知する。
また、カメラ本体1のカートリッジ室4の回転軸Xの
近傍に第2スイッチ45が配置され、上記カートリッジ室
4が収納位置から完全に突出した突出位置の近傍まで達
すると、上記カートリッジ室4の上側の腕48の突起48a
が上記第2スイッチ45の可動接点46を固定接点47側に押
し付けて、第2スイッチ48がオンする。以後、カートリ
ッジ室4が収納位置に位置し続ける限りこの第2スイッ
チ48はオンし続ける。これにより、カートリッジ室4が
突出位置に位置したことを検知する。一方、カートリッ
ジ室4が突出位置から収納位置に向けて回転し始め、上
記腕48の突起48aが可動接点の押し付けを解除して可動
接点が固定接点から離れて第2スイッチがオフすると、
カートリッジ室4の収納位置からの離脱を検知する。
上記構成によれば以下のように作動する。
まず、カートリッジ室4が収納位置から突出位置に移
動する場合について説明する。
カートリッジ室4がカメラ本体1内に収納された収納
位置では、第5図に示すように、カートリッジ室4のロ
ックレバー34はロックアーム31のロックピン31bに係止
しており、第1スイッチ42はオンし、第2スイッチ48は
オフした状態となっている。この状態で上記カートリッ
ジ室取出釦5が操作されると、上記駆動モータ10が時計
方向に回転を開始し、第3図から第4図に示すように、
遊星プレート13とともに遊星ギア12が固定ギア24から離
れてモータ10の回転軸芯回りに時計方向に回転して第1
ギア14に噛み合い、第1ギア14を時計方向に回転させ、
連結軸19を介して第2ギア16を同様に時計方向に回転さ
せる。そして、第3ギア17を反時計方向に、第4ギア18
を時計方向に、そして、第5ギア20と第7ギア25は夫々
反時計方向に回転する。すると、まず、第7ギア25にお
いて上記フォーク駆動レバー27の作動端27cがカム壁25a
に乗り上げ、フォーク駆動レバー27の二股部27a,27b及
び操作板30を介してフォーク29が徐々に下降してカート
リッジ室4から退避する。完全に退避したのち、上記第
4ギア18の突起18aがロックアーム31の傾斜板31cを第4
図において大略上方にすなわちロックアーム31の枢着部
の回りに反時計方向に移動させ、ロックピン31bがロッ
クレバー34から外れ、カートリッジ室4がカメラ本体1
から突出可能となる。そして、さらに、上記駆動モータ
10が回転され続けると、第5ギア20の突部20a,20b間に
配置された第6ギア21の回転軸21aが上記突部20a,20bと
係合して第5ギア20の回転力が第6ギア21に伝達され
て、第6ギア21も反時計方向に回転し、カートリッジ室
4の腕23のギア部23aが時計方向に回転して、カートリ
ッジ室4が突出位置に向けてその回転軸Xを中心に回転
し始める。すると、第1スイッチ42がオフしてカートリ
ッジ室4が収納位置から離脱したことが検知される。ま
た、イジェクト係止レバー38とイジェクトレバー36とが
カートリッジ室4とともに移動し始め、カートリッジ室
4が少し移動したのちイジェクト係止レバー38の解除部
38bがイジェクト係止解除部材40に接触して上記係止レ
バー38を回転させ、イジェクトレバー36の係止を解除し
て、スプリング37の付勢力によりイジェクトレバー36と
ともにカートリッジを上方に移動させる。しかし、この
とき、カートリッジ室4がカメラ本体1から完全に突出
していないため、カートリッジ室4を収納するカメラ本
体1内の収納空間の上面にカートリッジが当接した状態
でカートリッジ室4がカメラ本体1から突出する。カー
トリッジ室4がカメラ本体1から完全に突出すると、上
記イジェクトレバー36のスプリング37の付勢力により、
カートリッジがカートリッジ室4の出入口4aから上方に
飛び出た状態となり、簡単にカートリッジをカートリッ
ジ室4からつまみ出すことができる。上記駆動モータ10
の回転によりカートリッジ室4が回転して突出位置に位
置すると、第2スイッチ45がオンして上記駆動モータ10
の回転を停止させる。
一方、カートリッジ室4にカートリッジを落とし込む
ように挿入し、上記スプリング37の付勢力に抗してカー
トリッジをカートリッジ室4内に押し込むと、イジェク
ト係止レバー38がそのスプリングの付勢力により係止方
向に回転付勢されているので、イジェクトレバー36の切
欠36a内に上記係止レバー38の係止部38aが係止してカー
トリッジをカートリッジ室4内に装填状態に保持する。
そして、手で上記カートリッジ室4を回転させてカメラ
本体1内の収納位置に戻す。このとき、カートリッジ室
4が突出位置から外れると第2スイッチ45がオフし、カ
ートリッジ室4が収納位置の近傍に達すると、まず、第
1スイッチ42がオンしてカートリッジ室4が収納位置に
達したことを検知する。次いで、カートリッジ室4が上
記収納位置に完全に達すると、ロックする方向にスプリ
ング32で付勢されているロックアーム31のロックピン31
bと上記ロックレバー34とが係合して、カートリッジ室
4がカメラ本体1内の収納位置に係止保持される。この
カートリッジ室4の突出位置から収納位置への移動のと
き、第7ギア25は反時計方向に回転し、第6ギア21は時
計方向に回転し、若干遅れて第5ギア20も時計方向に回
転し、第4ギア18は反時計方向に回転する。よって、第
7ギア25と第3ギア17は時計方向に回転し、第2ギア16
は反時計方向に回転する。第2ギア16が反時計方向に回
転しても、そのスプリング15の径が大きくなる方向すな
わち連結軸19との連結にすべりが生じて、連結軸19を介
して第1ギア14には全く回転力は伝達されず、遊星ギア
12やモータ10の駆動ギア11は全く回転せず、損傷するこ
とはない。一方、上記第4ギア18においては、反時計方
向に回転するため、その突起18aが上記ロックアーム31
の傾斜板31cの下をくぐるように移動するだけでロック
アーム31は回転をせず、ロックアーム31とロックレバー
34とのロックが外れることはない。また、上記第7ギア
25は時計方向に回転するのに伴い、フォーク駆動レバー
27の作動端27cがカム壁25aの最上部の位置から、徐々に
下降する方向に移動し始め、カートリッジ室4が収納位
置に位置したとき、カム壁25aから降りて第7ギア25の
カム壁25aの無い上面を移動するため、スプリング28の
付勢力により操作板30が上昇し、フォーク29がカートリ
ッジ室4が未だ収納されてはいないカメラ本体1内のカ
ートリッジ室収納空間内に一旦挿入されたのち、さらに
上記第7ギア25の回転により下降する。この場合、カム
壁25aを長いものとしたり、ギア比を適宜選択したり、
他のギアを第4ギア18と第7ギア25との間に挿入するな
どすることにより、フォーク駆動レバー27によりフォー
ク29が上昇しないようにし、後記するモータ駆動によっ
てのみ上昇するようにしてもよい。上記カートリッジ室
4が収納位置の近傍に達したとき上記第1スイッチ42が
オンすることにより、上記駆動モータ10が反時計方向に
回転を開始し、第4図から第3図に示すように、遊星プ
レート13とともに遊星ギア12が第1ギア14から離れてモ
ータ10の回転軸芯回りに反時計方向に回転して固定ギア
24に噛み合い、固定ギア24を反時計方向に回転させ、第
3ギア17を時計方向に、第4ギア18を反時計方向に、そ
して、第5ギア20と第7ギア25は夫々時計方向に回転す
る。すると、第7ギア25において上記第7ギア25は時計
方向に回転するのに伴い、フォーク駆動レバー27の作動
端27cがカム壁25aの最上部の位置から、徐々に下降する
方向に移動し始め、カートリッジ室4が収納位置に位置
したとき、カム壁25aから降りて第7ギア25のカム壁25a
の無い上面を移動するため、スプリング28の付勢力によ
り操作板30が上昇し、フォーク29がカメラ本体1内で収
納位置に位置するカートリッジ室4内に挿入し、カート
リッジ室4のカートリッジの巻取軸と係合する。
上記実施例によれば、カートリッジ室4がカメラ本体
1に対してその収納位置から突出位置に移動に先立っ
て、上記フォーク29が上記フォーク駆動レバー27などの
作用により退避するようにしたので、カートリッジ室4
が移動するときフォーク29に引っ掛かるといったことが
なくカートリッジ室の移動動作がスムーズに行なれると
ともに、上記フォーク29がカメラ本体側に残したままカ
ートリッジ室4をカメラ本体1に対して移動させること
ができ、フォーク29を移動させる必要が無いので、移動
体積が減少し遮光構造を簡単にすることができる。ま
た、イジェクト機構を備えたので、カートリッジ室4の
突出位置に位置すると、そのイジェクト機構によりカー
トリッジの上部がカートリッジ室4から飛び出した状態
となり、簡単にカートリッジをカートリッジ室4から取
り出すことができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、その他種々の態様で実施できる。例えば、上記カー
トリッジ室4はカメラ本体1の裏面に形成するのではな
く、側面に形成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は夫々カートリッジ室4の収納位置と突出位置
における本発明の一実施例にかかるカメラの斜視図、第
3,4図は夫々カートリッジ室4の収納位置と突出位置に
おける上記カメラの種々の駆動機構の要部斜視図、第5
図は上記カメラの種々の駆動機構のタイミングチャート
である。 1……カメラ本体、4……カートリッジ室、4a……出入
口、5……カートリッジ室取出釦、10……駆動モータ、
11……駆動ギア、12……遊星ギア、13……遊星プレー
ト、14……第1ギア、15,28,35,37,39……スプリング、
16……第2ギア、17……第3ギア、18……第4ギア、19
……連結軸、20……第5ギア、21……第6ギア、23……
腕、23a……ギア部、24……固定ギア、25……第7ギ
ア、25a……カム壁、26……支軸、27……フォーク駆動
レバー、29……フォーク、30……操作板、31……ロック
アーム、34……ロックレバー、36……イジェクトレバ
ー、38……イジェクト係止レバー、40……イジェクト係
止解除部材、42……第1スイッチ、45……第2スイッ
チ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 17/00 G03B 17/02 G03B 17/28 G03B 17/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取軸に巻装されたフィルムを遮光状態で
    収納したフィルムカートリッジを使用するカメラにおい
    て、 上記カートリッジを収容可能でカートリッジ出入口(4
    a)を有し、カメラ本体(1)の側面又は裏面内に収納
    される収納位置及び上記出入口(4a)が露出するよう上
    記カメラ本体(1)から突出した突出位置との間を上記
    巻取軸に直交する方向に移動可能に支持されたカートリ
    ッジ室(4)と、 上記カメラ本体内に配置され、かつ、上記巻取軸に係合
    する係合位置およびその位置から退避した退避位置との
    間を軸方向に移動するように支持された巻取軸駆動部材
    (29)と、 上記カメラ本体内に配置され、かつ、上記カートリッジ
    室(4)の上記移動に先立って、上記駆動部材(29)を
    上記退避位置へ移動させる移動手段とを備えるようにし
    たことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】上記カートリッジ室(4)を上記収納位置
    から上記突出位置まで移動させる駆動手段を有するよう
    にした請求項1に記載のカメラ。
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