JP2870073B2 - ヒートパイプパネル - Google Patents

ヒートパイプパネル

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JP2870073B2
JP2870073B2 JP1337471A JP33747189A JP2870073B2 JP 2870073 B2 JP2870073 B2 JP 2870073B2 JP 1337471 A JP1337471 A JP 1337471A JP 33747189 A JP33747189 A JP 33747189A JP 2870073 B2 JP2870073 B2 JP 2870073B2
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JP
Japan
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heat pipe
panel
insert
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panel structure
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JP1337471A
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昌紀 安達
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はヒートパイプパネルに関し、特に、人工衛星
等の宇宙航行体における熱制御用として用いられるヒー
トパイプパネルに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のヒートパイプパネルは、製品として既
に完成済のヒートパイプと所定のハニカムコアとを芯材
とし、前記芯材の両側に、接着剤を用いて表面板を加圧
成形する方法が用いられて製造されているのが一般であ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のヒートパイプパネルは、既製完成済の
ヒートパイプを用いてパネルの加圧成形をして製造して
いるために、以下のような欠点がある。
(1)パネル成形時における熱による内圧に耐える必要
があるため、ヒートパイプの構造を強固にする必要があ
り、このために、ヒートパイプの重量増となって、人工
衛星の重量を増大させる要因となる。
(2)ヒートパイプの内の1本でも破損すると、ヒート
パイプパネル全体を作り直す必要があり、使用されるヒ
ートパイプの本数が多くなる程、ヒートパイプ自体に対
する高度の信頼性が要求され、結果的に、ヒートパイプ
の重量増の要因となる。
(3)回収されて再使用される宇宙航行体に用いられる
ヒートパイプパネルの場合には、前記宇宙航行体の各フ
ライト毎に行われる検査において、ヒートパイプの破損
または劣化が発見された場合には、パネル全体の再製作
が必要となる。
(4)組込まれるヒートパイプ全量の製作期間に対応し
て、ヒートパイプパネルの成形が行われるため、ヒート
パイプの製作期間に影響されて、全体の製作期間が長く
なる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のヒートパイプパネルは、断面形状において、
所定のヒートパイプを組込むことのできる空間を形成す
るインサートを芯材とし、表面板およびハニカムコア等
を用いて形成されるパネル構造と、前記インサートの断
面において形成される空間に前記パネル構造形成後に組
込まれ、前記パネル構造と一体化される前記所定のヒー
トパイプと、を備えて構成される。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。第1
図は、本発明の一実施例の部分断面図を含む斜視図、第
2図は、前記実施例におけるヒートパイプ組込み前のA
−A部分断面図、第3図は、前記実施例におけるヒート
パイプ組込み後のA−A部分断面図である。
第1図、第2図および第3図に示されるように、本実
施例のヒートパイプパネルは、第1段階として、断面形
状において、所定のヒートパイプ7を組込むことのでき
る空間を有するインサート4を芯材とし、表面板1、接
着剤2およびハニカムコア3等を用いて構成されるパネ
ル構造として成形される。
この状態におけるA−A断面図は、第2図に示される
とうりで、ヒートパイプ7を組込むためのスペースが、
インサート4によって形成される空間により設けられた
構造になっている。
次いで、ヒートパイプ7が組込まれ、前記パネル構造
と一体化構造となるように取付けられる。第3図は、ヒ
ートパイプ7が、インサート4の内部に組込まれた状態
を示すA−A断面図である。第3図に示されるように、
表面板1とヒートパイプ7との熱結合を良くするため
に、サーマルフィラー5が、インサート4とヒートパイ
プ7との間に挟み込まれており、更に、ヒートパイプ7
を、表面板1およびインサート4等に対して機械的に結
合させるために、複数のボルト6が用いられている。
すなわち、本発明においては、表面板、接着剤、ハニ
カムコアおよびインサート等を用いて、予めパネル構造
が成形され、然る後にヒートパイプが組込まれるという
製造方法が用いられており、構造的な強度に対しては、
ハニカムパネルを含む構造に依存する形でヒートパイプ
パネルが形成される。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明したように、本発明は、強度を保持
するハニカムコアを含むパネル構造の成形後に、所定の
ヒートパイプを組込んで製作することにより、製作期間
を短縮することができるとともに、軽量で且つ補修の容
易なヒートパイプパネルを提供することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の部分断面図を含む斜視
図、第2図は、ヒートパイプ組込み前のA−A断面図、
第3図は、ヒートパイプ組込み後のA−A断面図であ
る。 図において、1……表面板、2……接着剤、3……ハニ
カムコア、4……インサート、5……サーマルフィラ
ー、6……ボルト、7……ヒートパイプ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面形状において、所定のヒートパイプを
    組込むことのできる空間を形成するインサートを芯材と
    し、表面板およびハニカムコア等を用いて形成されるパ
    ネル構造と、前記インサートの断面において形成される
    空間に前記パネル構造形成後に組込まれ、前記パネル構
    造と一体化される前記所定のヒートパイプと、を備える
    ことを特徴とするヒートパイプパネル。
JP1337471A 1989-12-25 1989-12-25 ヒートパイプパネル Expired - Lifetime JP2870073B2 (ja)

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