JP2869388B2 - 圧力式電気炊飯器 - Google Patents

圧力式電気炊飯器

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JP2869388B2
JP2869388B2 JP28703396A JP28703396A JP2869388B2 JP 2869388 B2 JP2869388 B2 JP 2869388B2 JP 28703396 A JP28703396 A JP 28703396A JP 28703396 A JP28703396 A JP 28703396A JP 2869388 B2 JP2869388 B2 JP 2869388B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加圧状態で炊飯を
実行する圧力式電気炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】芯がなく適当なやわらかさのある飯を炊
き上げるために、炊飯開始前の数時間の間、米を水に浸
し十分に米に吸水させた後で炊飯を行っていた。
【0003】ところが、この方法では炊飯開始前に前述
の様な吸水の準備をする必要があり、面倒であるばかり
か、急に飯を炊く必要が生じた場合には十分な吸水がな
されずに炊飯工程が実行されるため、炊き上がり後には
飯に芯が残りまずいものであった。
【0004】この欠点を改良するために、炊飯開始直後
に鍋を幾分か加熱して温度(40度前後)を高めて一定
時間(10分前後)、水と米を加熱して吸水を早める予
熱工程を設け、以前の吸水効果とほぼ同程度の効果が得
られるようにしたものがある。(特開平3−14011
0号公報) また、この先行技術では予熱工程を設けることにより、
炊飯に要する時間が一定時間(予熱時間)分だけ長くな
ることから、特に、急いで炊飯を行う場合には選択ボタ
ンによって予熱工程を省略する所謂早炊き炊飯が行なえ
るようにしたが、前述の様に予熱工程を行う場合には十
分な吸水により粘りやツヤのあるおいしい炊き上げ状態
となるものの米内に十分な吸水や熱伝導ができず、炊飯
時間が長くなる。反対に早炊き炊飯を行うと炊飯時間が
短くなるものの炊き上がり状態の悪いものとなる欠点が
あった。
【0005】因みに、炊飯の基本一連工程は、前述の予
熱工程と、大発熱量にて一気に加熱する炊き上げ工程
と、吹きこぼれのない程度の低い発熱量により、さらに
水を米内に吸収させてドライアップに達するまで加熱す
る沸騰工程によって構成され、これらの各工程が経時的
に移行して炊飯が実行される。
【0006】そして、前記沸騰工程における発熱量を低
くして加熱する理由は、前述のように吹きこぼれを防止
することが殆どであるが、低い発熱量では鍋内の温度が
上昇しないため、米内への吸水速度が遅く、十分な吸水
ができず、結果としてドライアップに達するまでの時間
が長く、味のまずい飯となった。反対に沸騰工程中の発
熱量を高くして加熱した場合は、鍋内の温度が高くな
り、吸水速度が早くなるものの吹きこぼれが激しくな
り、炊飯動作を行うことができない欠点がある。
【0007】また、前述の炊飯の各工程時に鍋内を加圧
状態にして炊飯を実行すると、米内への熱伝導と吸水速
度が早く、且つ十分に吸水され、炊きムラのない、美味
しい飯を短時間で炊き上げることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、鍋内を常圧
以上の若干高い圧力状態にして炊飯を実行することは、
鍋は勿論のこと、内蓋自身に大きな圧力がかかり、特に
圧力により上方に押し上げられた内蓋は、その上方にあ
る蓋体を押し上げて、該蓋体が変形したり、この蓋体の
閉塞状態を保持する係止機構が急激に外れて非常に危険
であった。
【0009】本発明は、鍋内を加圧状態にして炊飯を実
行した場合であっても、蓋体が変形したり、この蓋体の
閉塞状態を保持する掛止機構が急激に外れるのを防止し
たものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、被炊飯物を収
容する鍋を有した鍋本体と、この鍋本体に枢支され上板
と下板及びこの下板の下面に設けた内蓋とからなる蓋本
体と、前記鍋の下方に設けた電気加熱源と、前記内蓋に
より鍋内を密閉して圧力状態に保持する圧力装置とを備
え、前記圧力装置は、少なくとも、内蓋に設けられ前記
鍋に密着するパッキング及び鍋内を一定圧力に保持する
調圧弁と、前記上板と下板間に配設した補強板とから構
成し、前記補強板は、一側を鍋本体側に折曲して該鍋本
体に枢支し他側を前記鍋本体に掛止自在とするとともに
蓋本体の閉塞時に前記内蓋による鍋の密閉状態を保持す
るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基いて説
明する。(1)は鍋本体で、合成樹脂製のフレーム
(2)と、金属製の外枠(3)と、該外枠の下方に設け
た鉄製の底板(4)と、前記外枠(3)と底板(4)の
内側に収納自在に設けた磁性体(鉄又はステンレス)よ
りなる鍋(5)を有している。(6)は前記底板(4)
の下面に密着され前記鍋(5)と共に電気加熱源を構成
する誘導加熱コイル、(7)は前記外枠(3)の外側壁
に装着した側面ヒータ、(8)は前記底板(4)の中央
部を貫通して鍋底に密着する温度センサー、(9)は前
記誘導加熱コイル(6)を支持するコイル台、(10)
は該コイル台の下面に設けたシールド用のフェライト、
(11)は前記フレーム(2)の底壁とフェライト(1
0)の下方の空間(12)内に配置した電源基板で、チ
ョークコイル(13)や放熱板(14)を取り付けてい
る。(15)は該放熱板を冷却するファン、(16)は
フレーム(2)の側壁と外枠(3)との空間(17)内
に配置した制御基板、(18)はフレーム(2)と外枠
(3)のそれぞれの上部を固定するフレームカバーであ
る。
【0012】(19)は一側を前記鍋本体(1)に枢支
し、他側を該鍋本体に掛止自在とした蓋本体で、上板
(20)と金属製の下板(21)と該下板の下方に設け
た内蓋(22)とから構成している。(23)は前記下
板(21)の上面に装着した蓋ヒータである。
【0013】(24)は図1に示すように、上板(2
0)と下板(21)間の空間のほぼ全長にわたって配置
した補強板で、一側を前記鍋本体(1)側に折曲して該
鍋本体に枢着し、他側を鍋本体(1)に掛止自在にして
いる。(25)は前記下板(21)の外周縁に嵌合固定
した外パッキング、(26)は前記内蓋(22)の外周
縁に嵌合固定した内パッキング、(27)は前記上板
(20)と下板(21)を開口して外気に連通した流出
孔、(28)は前述の流出孔(27)と同様に開口して
外気に連通した操作口、(29)は前記内蓋(22)の
中央部に設けた調圧装置で、下部に複数個の圧力逃し孔
(30)(30)を有した中空の弁筐(31)と該弁筐
の下部に設けた圧力孔(32)を有する弁座(33)
と、この弁座の上部に載置され常時前記圧力孔(32)
を閉塞する調圧弁(34)とから構成する。この調圧弁
(34)の重量は、前記圧力孔(32)の開口面積を考
慮して、例えば、実施例では、鍋(5)内の圧力が常時
1.1kgf/cm2となるように設定しており、この
時の圧力孔(32)の開口面積は12mm2であり、調
圧弁(34)の重量を12gに設定している。
【0014】前記調圧装置(29)による鍋内の圧力を
1.1kgf/cm2とした理由を以下に詳記する。
【0015】図2に示す関係図は、炊飯時における鍋内
圧力の値と、おいしさ、使い勝手、炊飯の所要時間との
関係を示すもので、それぞれの項目について詳記する。
【0016】「圧力値(kgf/cm2)」は、鍋内に
かける圧力が鍋に対して何らかの影響(例えば厚みを厚
くする限界値、あるいは鍋を形成する材料の変更)を与
える1.0kgf/cm2を最低値として実用的範囲(炊
飯器としての炊飯動作が可能な圧力範囲)である1.5
kgf/cm2の範囲を表わしているが、1.2kgf/
cm2以上になると法的な規制があって機構部品の強
度、材質が特定される。
【0017】「おいしさ」は、米内に十分に水分が浸透
し、ねばりや光沢や甘みの程度による要素と、炊飯終了
後の乾燥度合や内部の老化の具合による要素によって決
定されるものであり、一般的に圧力状態で炊飯すると前
述の様な良好な炊き上がりが得られるとされている。こ
れは炊飯中に適当な圧力にて鍋内を加圧することにより
米の外層を形成するデンプン層が溶けて米の外側にやわ
らかなデンプン層を形成するために、このデンプン層に
ねばり、光沢、甘みが出るためである。このデンプン層
の溶解により水が米内にも侵入し、さらにデンプン層の
溶解によるあらたな膜が形成され乾燥しにくくなった
り、内部の老化が防止されおいしい飯となる。ところ
が、圧力が1.0〜1.1kgf/cm2程度の場合は、
圧力が低いことから米の外層のデンプン層の膜が溶解で
きず浸水が悪くなり、反対に圧力が1.3kgf/cm2
以上になるとデンプン層の溶解が激しくなり、ねばりが
強すぎて餅状のクセのある飯になり、デンプン層の溶解
によるあらたな膜が形成されず光沢がなく、且米内の水
分が放出して乾燥時間が早く内部の老化の進行が早くな
る。
【0018】「使い勝手」は、一般的に圧力が低い程、
圧力装置を構成する機構やその部品及び鍋(5)の耐圧
を考慮する必要がなく、機構的にも強度を必要としない
と共に鍋の厚みも比較的薄く重量の軽いものとなり、使
い勝手のよいものとなるが、反対に圧力が高い程、圧力
装置の機構やその部品、鍋の耐圧は余裕をもって設定す
る必要があり、機構が複雑となったり、部品の重量が増
加し使い勝手の悪いものとなる。
【0019】「炊飯時間」は、圧力が低い場合には長く
なり、圧力が高い場合には短くなるが、約1.2kgf
/cm2以上の圧力の場合にはそれ以上短くならない。
このことは、出願人が一般家庭で使用される種々の炊飯
容量(0.3リットル〜1.8リットル)を基にして炊飯
を実行した場合の実験結果により得られたものである。
【0020】上述の様に本発明ではそれぞれの項目の最
良点を考慮して、飯がおいしく炊けて、使い勝手が良
く、炊飯時間の短い圧力値の範囲を1.1kgf/cm2
〜1.2kgf/cm2に設定した。
【0021】即ち、この圧力値の範囲(1.1kgf/
cm2〜1.2kgf/cm2)は、米内に十分に水分
が浸透し、ねばりや光沢や甘みが得られ、デンプン層の
溶解によるあらたな膜が形成されて乾燥しにくくなり、
内部の老化が防止されおいしい飯となる「おいしさ」の
要素と、圧力を必要以上に高くしないことから、圧力
装置を構成する機構やその部品及び鍋の耐圧を考慮する
必要がなく、機構的にも強度を必要としないと共に鍋の
厚みも比較的薄く重量の軽いものとなる「使い勝手」の
要素と、温度と圧力によって、熱と水分を強制的に、
且つ急速に米内に浸透させて炊飯完了までの時間を短縮
する「炊飯時間」の要素を満足するものである。
【0022】(35)は前記内蓋(22)の一部に設け
た圧力切替装置で、操作口(28)より突出した圧力切
替ボタン(36)の操作により内蓋(22)に設けた流
出孔(37)を常時閉塞状態或は常時操作口(36)を
介して外気と常時連通状態の何れかに選択して、その選
択位置を保持するものである。
【0023】(38)は前記内蓋(22)の一部に設け
た安全弁装置で、逃し孔(39)と該逃し孔を常時閉塞
し鍋内が前述の1.1kgf/cm2よりも高い一定圧力
に達すると押し上げられて前記逃し孔(39)を開放し
て鍋内と外気とを連通状態とする安全弁(40)を有し
ている。
【0024】前記補強板(24)と外パッキング(2
5)及び内パッキング(26)と調圧装置(29)と圧
力切替装置(35)とは、鍋内を所定圧力(1.1kg
f/cm2)を維持する圧力装置を構成する。
【0025】次に炊飯動作について述べる。図3の
(イ)に示す様に鍋内に圧力をかけない通常の炊飯を行
う場合は、鍋(5)内に米と水を収容した後、蓋本体
(19)を閉めて圧力切替ボタン(36)を押し下げ、
その押し下げ状態を保持し流出孔(37)を連通状態と
し、操作口(28)を介して鍋(5)内と外気とを連通
する。
【0026】この状態で蓋本体(19)を閉じて補強板
(24)の他側を鍋本体(1)のフレームカバー(1
8)に掛止し、これに伴って内パッキング(26)を鍋
(5)の上部外周縁に密着させる。
【0027】そして、25KHZ〜40KHZの周波数
の電源を誘導加熱コイル(以下コイルとする)(6)に
印加すると、うず電流が発生し鍋(5)の全周が発熱し
米と水を加熱する。
【0028】予熱工程開始後、一定時間が経過すると、
制御基板(16)のマイコン(図示せず)の出力によっ
て前記コイル(6)への電圧印加を所定時間だけ停止し
て予熱工程を実行する。
【0029】この場合の所定時間は、図3に示すように
予熱工程の開始時点からカウントした約8分間である。
【0030】予熱開始後、上述の約8分が経過すると、
マイコンの出力にてコイル(6)に電圧印加を行い急激
に鍋(5)を加熱する炊き上げ工程に移行する。
【0031】そして、鍋温度が約100度の沸騰温度に
達すると、コイル(6)へ印加する電圧の周波数を鍋
(5)の発熱量を吹きこぼれが生じない程度に設定し沸
騰状態を維持する沸騰工程に移行する。
【0032】その後、鍋(5)内の水分がなくなり急激
に温度上昇するドライアップ状態になると、この温度を
感知した温度センサー(8)は、マイコンにその変化を
入力してコイル(6)への通電を停止しむらし工程に移
行し、やがて鍋温度が保温温度(約70度付近)に達す
ると保温工程に移行する。
【0033】つづいて、図3の(ロ)に示す様に鍋内に
圧力をかけて圧力炊飯を行う場合は、鍋(5)内に米と
水を収容した後、蓋本体(19)を閉めて再度圧力切替
ボタン(36)を押し下げると、流出孔(28)が閉塞
し、鍋内と外気とが遮断されて鍋を密閉状態にする。
【0034】コイル(6)への通電に伴い、前述と同様
に鍋(5)内の水温が上昇して予熱工程を実行するわけ
であるが、鍋内は予熱工程の開始時点から徐々ではある
が加圧状態にあるため、温度上昇に伴う鍋内の圧力上昇
によって水が急激に米内に吸収される。予熱工程開始
後、所定時間(約8分)が経過すると予熱工程を終了
し、炊き上げ工程に移行する。この炊き上げ工程におい
ても圧力によって米内への熱伝導が早くなり短時間で鍋
温度が均一となって約100度に達し、その後の沸騰工
程に移行する。
【0035】この沸騰工程においては、前述と同様にコ
イル(6)へ印加する電圧の周波数を下げて鍋(5)の
発熱量を吹きこぼれが生じない程度に設定して沸騰状態
を継続するが、本工程に移行するまでの予熱工程や炊き
上げ工程の実行に伴って鍋内の圧力が上昇しているため
に若干の温度上昇を生じ、よって米内への熱伝導と吸水
が早くなってドライアップに達するのが早くなって沸騰
工程を終了する。
【0036】さらに沸騰工程においては、圧力上昇によ
って鍋内は1.1kgf/cm2の高圧となっているため
に、この圧力によって内蓋(22)が押し上げられて蓋
本体(19)の全体が押し上げられるが、補強板(2
4)の鍋本体(1)への掛止によって阻止され、内パッ
キング(26)と鍋(5)の上部外周縁との密着状態を
保持する。
【0037】沸騰工程の終了後には、むらし工程から保
温工程に移行し、保温工程を続行する。
【0038】圧力炊飯時において、前述の予熱工程の所
定時間の約8分は、前述の様に鍋に圧力をかけることか
ら通常の炊飯器に装置された予熱工程の所定時間(約1
2分)よりも短い時間に設定することができる。
【0039】すなわち、圧力炊飯では予熱工程の開始時
点から鍋内を密閉しており、その結果、特に予熱工程に
おける吸水が早くなることから、通常の炊飯器の予熱工
程に要する時間よりも短くできる。
【0040】
【発明の効果】以上の様に本発明は、蓋本体に設けた内
蓋により鍋内を密閉して圧力状態に保持する圧力装置と
備え、この圧力装置は、少なくとも、内蓋に設けられ前
記鍋に密着するパッキング及び鍋内を一定圧力に保持す
る調圧弁と蓋本体内に配設した補強板とから構成し、前
記補強板は、一側を鍋本体側に折曲して該鍋本体に枢支
し他側を前記鍋本体に掛止自在とするとともに蓋本体の
閉塞時に前記内蓋による鍋の密閉状態を保持するように
したことにより、炊飯工程時に蓋本体側に加わる圧力は
補強板によって受け止められ、補強板以外の蓋本体の構
成部材には圧力を加えない。
【0041】即ち、炊飯工程時に鍋内の圧力が高くなっ
て内蓋が上方に押し上げられても、補強板の両側を直接
鍋本体に枢支及び掛止しているために、内蓋の押し上げ
力を補強板により阻止して鍋本体にも分散することにな
り、その結果、蓋本体が急激に開いたり、閉塞状態を保
持する掛止機構が急激に外れるのを防止する。特に補強
板の一側は、鍋本体側に折曲して枢支したため、蓋本体
内で枢支する場合に比べて枢支部が鍋側に近くなり蓋本
体への圧力の影響を少なくする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧力式電気炊飯器の部分断面図であ
る。
【図2】同じく鍋内の圧力値と、おいしさ、使い勝手、
炊飯の所要時間の関係図である。
【図3】同じく炊飯特性図である。
【符号の説明】
1 鍋本体 5 鍋 6 誘導加熱コイル(鍋とともに電気加熱源を構成) 19 蓋本体 24 補強板 25 外パッキング 26 内パッキング 29 調圧装置 35 圧力切替装置 24、25、26、29、35 圧力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 勇 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (72)発明者 山根 規男 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (72)発明者 坂口 富士男 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥 取三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−49420(JP,A) 特開 平3−66316(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 27/00 A47J 27/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被炊飯物を収容する鍋を有した鍋本体
    と、この鍋本体に枢支され上板と下板及びこの下板の下
    面に設けた内蓋とからなる蓋本体と、前記鍋の下方に設
    けた電気加熱源と、前記内蓋により鍋内を密閉して圧力
    状態に保持する圧力装置とを備え、前記圧力装置は、少
    なくとも、内蓋に設けられ前記鍋に密着するパッキング
    及び鍋内を一定圧力に保持する調圧弁と、前記上板と下
    板間に配設した補強板とから構成し、前記補強板は、
    側を鍋本体側に折曲して該鍋本体に枢支し他側を前記鍋
    本体に掛止自在とするとともに蓋本体の閉塞時に前記内
    蓋による鍋の密閉状態を保持することを特徴とする圧力
    式電気炊飯器。
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