JP2869340B2 - ドラム装置 - Google Patents
ドラム装置Info
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Description
生装置に用いられるドラム装置に係り、回転側ロータリ
ートランスが取り付けられる回転ドラムと、上記回転側
ロータリートランスに対して微小ギャップを有し、電気
的に結合された固定側ロータリートランスが取り付けら
れる固定ドラムとを備えたドラム装置に関するものであ
る。
至図19とともに説明する。ここで、図17は従来のド
ラム装置を示す側面断面図、図18は図17における
A’−A’面を示す平面断面図、図19は図17におけ
るC部を示す要部拡大図である。
称す)であり、上ドラム1には、回転磁気ヘッドアッセ
ンブリ2がねじなどの固定部材3により締着されてい
る。また、上ドラム1に形成されたハウジング部には、
焼バメ等によりボールベアリングなどの軸受け部材4,
5が固着されている。
回転側ロータリートランスであり、回転側ロータリート
ランス6と回転磁気ヘッド2とは半田等により結合、若
しくは信号中継部材等により接合されており、これによ
って上ドラムアッセンブリが形成されている。
である。下ドラム8には、焼バメ等によりドラムシャフ
ト9が固着されるとともに、固定側ロータリートランス
10が接着等により固着されており、これによって下ド
ラムアッセンブリが形成されている。
に嵌合され、カラー11を介して下ドラムアッセンブリ
と締着されることとなり、上ドラムアッセンブリはドラ
ムシャフト9に対して回転自在となっている。また、1
2は駆動モータであり、ねじなどの固定部材により上ド
ラム1及びカラー11に固着されており、この駆動モー
タ12の駆動力によって、上ドラムアッセンブリは回転
されることになる。
タリートランス10とは微小ギャップgを有して、電気
的に結合されており、電気信号の転送を可能とするもの
である。尚、この微小ギャップgはVTRの特性上、高
精度に保持される必要があるため、回転側ロータリート
ランス6及び固定側ロータリートランス10は、ドラム
シャフト9に対して垂直に保持される必要がある。
ータリートランス10は、接着等の手段により上ドラム
1及び下ドラム8に取り付けられるが、その際、接着剤
等の厚みのバラツキなどにより、それぞれのロータリー
トランス6,10のドラムシャフト9に対する必要な垂
直度が保持できなくなる。
は、回転側ロータリートランス6及び固定側ロータリー
トランス10を当接するための当接面aと、固着するた
めの固着面dとを、微小段差d’を有して、それぞれ独
立に精密に加工形成して設けている。そして、それぞれ
のロータリートランス6,10を当接面aに隙間なく当
接するとともに、固着面dに接着剤jを塗布し、微小段
差d’分だけ接着層を形成することによりロータリート
ランス6,10を上下ドラム1,8に固着して取り付け
ている。
今の多ヘッド搭載化に伴うロータリートランスのチャン
ネル数の増加によって、ロータリートランスの外径が大
径になった場合であっても、ロータリートランスの当接
面a及び固着面dは、図17及び図18とともに説明し
た上記従来例と同様に設けられている。
述べた従来のドラム装置においては、上ドラム及び下ド
ラムに接着剤の厚みバラツキによるロータリートランス
のドラムシャフトに対する垂直度バラツキを緩和するた
めの当接面を形成しているが、ロータリートランスの多
チャンネル化により、ロータリートランスの外径が大径
になるのに伴い、上下ドラムの当接面とロータリートラ
ンスの最外径部とのスパンが大きくなるため、安定性に
欠け、ドラムシャフトに対するロータリートランスの垂
直度が劣化してしまうという問題があった。
ものであり、ロータリートランスの外径寸法差に拘わら
ず、ロータリートランスのドラムシャフトに対する垂直
度を常に安定して保持することが可能なドラム装置を提
供することを目的とする。
ため、本発明のドラム装置においては、回転ドラム及び
固定ドラムの回転側ロータリートランス及び固定側ロー
タリートランスが当接される当接面を、微小段差を有
し,それぞれ高さの異なる面として複数箇所に設けてな
るものである。
ータリートランスを常にその外径部近傍にてドラムに当
接させることが可能となるため、ロータリートランスの
チャンネル数の多少による物理的な外径寸法差に拘わら
ず、常にロータリートランスのドラムシャフトに対する
垂直度を安定して保持することができる。
拘わらず、全く同形状の上ドラム及び下ドラムを使用す
ることが可能となるため、部品,作業面の統一化を図る
ことができ、多ヘッド搭載ドラム装置における大幅なコ
ストダウンを実現することができる。
実施例を、図1乃至図16とともに説明するが、上述し
た従来例と同一部分には同一符号を付し、その説明は省
略する。
至図4に示すように、上ドラム1に回転側ロータリート
ランス6を当接する複数個の当接面a,b,cと、回転
側ロータリートランス6を固着する固着面dを設け、下
ドラム8に固定側ロータリートランス10を当接する複
数個の当接面f,h,iと、固定側ロータリートランス
10を固着する固着面kを設けている。
周側に存在する当接面a(f)を基準として、その内側
に存在する当接面に向かって大きくなる微小段差b’,
c’(h’,i’)を設けて形成されている。すなわ
ち、複数個の当接面a,b,c(f,h,i)は、最外
側a(f)が最も高く、最内側c(i)が最も低い(基
準面に対して凹である)寸法位置となるような段差をそ
れぞれ有している。
c(f,h,i)より低い位置(凹である位置)に存在
させるべく、当接面a(f)を基準とした段差d’
(k’)を設けて形成されている。
の技術革新により、その内径が上ドラム1に固着されて
いる軸受け部材4,5の外径より小径となるまで小型化
が実現されていることから、ロータリートランス6,1
0のドラム装置内での配置場所は、軸受け部材5を下か
ら覆う状態の位置としている。
タリートランス6,10の上下ドラム1,8への取り付
けについて説明する。外径が大径であるロータリートラ
ンス6,10を上下ドラム1,8に取り付ける場合は、
図5乃至図8に示すように、ロータリートランス6,1
0をその外径部近傍にて当接面a,fに当接するととも
に、固着面d,kに接着剤jを塗布し、微小段差d’分
だけ接着層を形成することによりロータリートランス
6,10を上下ドラム1,8に固着して取り付けてい
る。
ス6,10を上下ドラム1,8に取り付ける場合は、図
9乃至図12に示すように、ロータリートランス6,1
0をその外径部近傍にて当接面b,hに当接するととも
に、固着面d,kに接着剤jを塗布し、微小段差d’分
だけ接着層を形成することによりロータリートランス
6,10を上下ドラム1,8に固着して取り付けてい
る。
ンス6,10を上下ドラム1,8に取り付ける場合は、
図13乃至図16に示すように、ロータリートランス
6,10をその外径部近傍にて当接面c,iに当接する
とともに、固着面d,kに接着剤jを塗布し、微小段差
d’分だけ接着層を形成することによりロータリートラ
ンス6,10を上下ドラム1,8に固着して取り付けて
いる。
においては、ロータリートランス6,10のチャンネル
数によるロータリートランス6,10の外径寸法差に拘
わらず、常にロータリートランス6,10の外径部近傍
にて上下ドラム1,8に当接させることが可能となるた
め、ロータリートランス6,10のドラムシャフト9に
対する垂直度を安定して保持することができる。
ス6,10間の微小ギャップgを一定に保持するために
は、各ロータリートランス6,10の厚さをそれぞれそ
のチャンネル数に応じて変化させればよい。例えば、図
5乃至図8に示すロータリートランス6,10の厚さを
tとすれば、図9乃至図12に示すロータリートランス
の厚さt’=t+b’(h’),図13乃至図16に示
すロータリートランスの厚さt”=t+c’(i’)と
なるように設定すればよい。
び下ドラム8を使用して、さまざまな外径寸法を有する
ロータリートランス6,10を取り付けることが可能と
なり、部品,作業面の統一化を図ることができ、多ヘッ
ド搭載ドラム装置における大幅なコストダウンを実現す
ることができる。
成としているので、異なる外径寸法のロータリートラン
スを常にその外径部近傍にてドラムに当接させることが
可能となるため、チャンネル数の多少による異なる外径
寸法のロータリートランスをドラムシャフトに対して常
に垂直度を性格に確保しつつ安定して保持することがで
きる。
拘わらず、全く同形状の上ドラム及び下ドラムを使用す
ることが可能となるため、ロータリートランスの小型化
が急速に発展している今日において、部品,作業面の統
一化を図ることができ、多ヘッド搭載ドラム装置におけ
る大幅なコストダウンを実現することができる。
図である。
る。
る。
ロータリートランスを取り付けた場合を示す側面断面図
である。
ある。
ある。
ロータリートランスを取り付けた場合を示す側面断面図
である。
である。
である。
のロータリートランスを取り付けた場合を示す側面断面
図である。
図である。
図である。
る。
ある。
図である。
る。
である。
図である。
側面断面図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 回転側ロータリートランスが取り付けら
れる回転ドラムと、 上記回転側ロータリートランスに対して微小ギャップを
有し、電気的に結合された固定側ロータリートランスが
取り付けられる固定ドラムとを備えたドラム装置におい
て、 上記回転ドラム及び固定ドラムの回転側ロータリートラ
ンス及び固定側ロータリートランスが当接される当接面
を、複数箇所設けたことを特徴とするドラム装置。 - 【請求項2】 上記請求項1記載の回転ドラム装置にお
いて、 複数箇所の当接面は、最外側が最も高く、最内側が最も
低い寸法位置となるような段差をそれぞれ有することを
特徴とするドラム装置。 - 【請求項3】 上記請求項1又は2記載のドラム装置に
おいて、 回転ドラム及び固定ドラムの回転側ロータリートランス
及び固定側ロータリートランスが固着される固着面を、
複数箇所の当接面よりも低い寸法位置となるように設け
たことを特徴とするドラム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20693094A JP2869340B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | ドラム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20693094A JP2869340B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | ドラム装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0877501A JPH0877501A (ja) | 1996-03-22 |
JP2869340B2 true JP2869340B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=16531413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20693094A Expired - Fee Related JP2869340B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | ドラム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2869340B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP20693094A patent/JP2869340B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0877501A (ja) | 1996-03-22 |
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Legal Events
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