JP2643642B2 - モータの位置決め方法 - Google Patents

モータの位置決め方法

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JP2643642B2 JP3102787A JP10278791A JP2643642B2 JP 2643642 B2 JP2643642 B2 JP 2643642B2 JP 3102787 A JP3102787 A JP 3102787A JP 10278791 A JP10278791 A JP 10278791A JP 2643642 B2 JP2643642 B2 JP 2643642B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータの位置決め方法に
係り、特にモータを装置に対して位置精度良く、且つ簡
単に取り付けうるモータの位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は磁気ディスクを回転させるスピン
ドルモータ10をディスク装置本体に取り付ける場合
の、従来のモータの取り付け方法の一例を説明する図で
ある。同図中、1はディスク装置本体であるフレーム、
2は駆動モータ、3は駆動モータ2によって回転せしめ
られるスピンドル、4はスピンドル軸、5は駆動モータ
のフランジ部、6は駆動モータ2のコイルや、その他の
配線が配設された基板である。
【0003】上記構成のスピンドルモータ10では、上
記フランジ部5、及び基板6がフレーム1に対して固定
されるステータ部分であり、駆動モータ2のモータ本体
2a、スピンドル3、及びスピンドル軸4がステータ部
分に対して回転するロータ部分である。
【0004】フレーム1には、フランジ部5が嵌合する
開口部1aが形成されており、スピンドルモータ10
は、フランジ部5を開口部1aに下方より嵌合すること
により位置決めされ(図中、矢印Aで示す)、そして、
取付ネジ(図示せず)によってフレーム1に固定され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したスピンドルモ
ータ10の取り付け方法においては、スピンドルモータ
10のフランジ部5が開口部1aに嵌合されることによ
って、スピンドルモータ10、即ち磁気ディスクを回転
させる中心となるスピンドル軸4の、フレーム1に対す
る位置決めが行われている。
【0006】ここで、スピンドルモータ10では、スピ
ンドル軸4とフランジ部5との間に介在物(例えば、軸
受や、軸受とフランジ部5との間の部材等)が介在した
構成であり、上記介在物の取り付け精度、加工精度の誤
差が累積されて、スピンドル軸4とフランジ部5との間
の位置精度はあまり良くない場合がある。
【0007】従って、従来行われている、上記フランジ
部5によるモータの位置決めの方法においては、スピン
ドル軸4とフレーム1との直接的な位置決めを行ってい
ないため、スピンドル軸4のフレーム1に対する位置精
度が悪い場合が発生し、この場合、ディスクの位置精度
の低下をもたらし好ましくない。
【0008】そこで本発明は上記課題に鑑みなされたも
ので、モータの回転軸の、装置に対する位置精度を向上
せしめるモータの位置決め方法を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、モータが取り付けられる装置に、
前記モータの回転軸の取付目標位置に対して所定の位置
関係にある貫通孔を設け、前記モータの回転軸と係合す
係合部と、該係合部に対して前記所定の位置関係を有
し、且つ上記装置の貫通孔に嵌合する第1の基準軸
一体的に設けた構成の位置決め治具を使用し、前記回転
軸に前記係合部を係合させると共に、前記装置の貫通孔
に前記第1の基準軸を嵌合させることにより、前記回転
軸を前記装置の前記取付目標位置に配設した状態で、前
記モータを前記装置に固定する構成である。
【0010】また、請求項2の発明は、前記モータの回
転軸は、略半球状の先端部から、該先端部と反対側の端
面まで、前記回転軸に軸方向に沿って基準孔を形成した
形状であり、前記係合部は、該基準孔に嵌合する第2の
基準軸とした構成である。
【0011】
【作用】請求項1において、装置は、モータの回転軸の
取付目標位置と所定の位置関係を有する基準部を設け、
位置決め治具は、回転軸と係合する第1の係合部と、上
記所定の位置関係を有する第2の係合部とを設けた構成
であるため、回転軸に前記第1の係合部を係合させると
共に、基準部に第2の係合部を夫々係合させることによ
り、モータの回転軸は装置に対して取付目標位置に配置
される。
【0012】請求項2において、基準軸は、回転軸の軸
方向に沿って形成された基準孔に嵌合することにより回
転軸に係合し、位置決め治具の回転軸への装着を確実、
且つ簡単とする。
【0013】また、略半球状の先端部から軸方向に沿っ
て基準孔を形成した回転軸の形状により、回転軸は、略
半球状の先端部が削り取られた形状、即ち、回転軸の凸
状の先端部分が、側面図上平坦とされた形状となり、回
転軸は先端が削り取られた分、短かくなる。
【0014】
【実施例】図1は本発明になるモータの位置決め方法の
一実施例を説明する全体構成図である。
【0015】図1中、20はディスク装置本体であるフ
レーム、30は、駆動モータ31、スピンドル32、ス
ピンドル軸33等を設けた基板である。この基板30
は、同図に矢印B1 ,B2 に示すように、フレーム20
の底面部21の裏面側に取り付けられて、ディスク装置
の一部を構成する(図1においては、フレーム20、基
板30共に上下を逆にした状態で図示されているため、
上記底面部21の裏面は上面側に図示されている)。4
0は基板30をフレーム20に対して位置決めする位置
決め治具である。
【0016】図2は図1中、フレーム20の平面図を示
す。
【0017】図2中、フレーム20は、アルミダイキャ
スト等による鋳物一体成形品を母材とし、精度が必要と
される部分については母材に機械加工を施した部材であ
る。その形状は、大略、底面部21、両側面部22,2
3、後面部24とによりなり、ディスク(図示せず)の
挿入側(ディスクの挿入方向を矢印Cで示す)側のみ、
側面部を設けていない矩形盆形状とされている。
【0018】底面部21には、図1(A)に示す駆動モ
ータ31が露出する円形のモータ用開口部21aが穿設
され、また、図1(C)に示す位置決め治具40の後述
するフレーム側ピン41,42が挿入する、本発明の特
徴の一部である位置決め孔21b,21cが、フレーム
20の略中心線上述に穿設されている。上述したフレー
ム20の精度が必要とされる部分も、この位置決め孔2
1b,21cを基準として加工される。即ち、位置決め
孔21b,21cは、フレーム20全体の基準とされて
いる。
【0019】また、モータ用開口部21aの周囲には、
3箇所、角部の部品開口部21d近傍位置には2箇所、
計5箇所に、基板30をフレーム20に固定するための
ネジ穴21fがネジ穴加工されている。また、底面部2
1には、基板30上の各種電子部品が露出する部品開口
部21dも多数設けられている。更に、モータ用開口部
21aのディスク挿入方向(C方向)側には、ヘッドキ
ャリッジ(図示せず)が設置されるキャリッジ設置部2
1eが形成されている。
【0020】両側面部22,23には、ディスクを駆動
モータ31上のスピンドル32に装着するためのディス
クカートリッジ装着機構(図示せず)、及び、後面部2
4には、ステッピングモータ(図示せず)等の取り付け
のための溝部、ネジ穴等が必要に応じて形成されてい
る。
【0021】図3は図1中、基板30の平面図を示す。
【0022】図3中、基板30は、薄板状の鉄板上に絶
縁層を積層し、更にその上に導体配線をプリントした構
成の基板本体30a上に、上記駆動モータ31、及び各
種電子部品35等を配設した構成である。
【0023】基板30には、基板30をフレーム20に
固定するために、フレーム20に設けられた上記5箇所
のネジ穴21fに対応する部位に、取付ネジが挿通する
挿通孔36が形成されている。この挿通孔36はネジ山
が形成されておらず、取付ネジ(図示せず)の直径に対
して僅かに大きい直径を有して形成されている。また、
基板本体30aの一辺には、上記フレーム側ピン41が
基板本体30aに干渉することを防止する切欠部30b
が形成されている。
【0024】ここで、図4(A)は、図3中、駆動モー
タ31のスピンドル32の拡大平面図、同図(B)は図
3中IVb − IVb線に沿う断面図を示す(但し、図4
(B)は基板30がフレーム20へ固定された状態が図
示されている)。同図に示すように、駆動モータ31
は、上記基板本体30a上に、スピンドル軸33を軸支
する軸受31a、及びコイル31bが配設されてステー
タ部が形成され、また、スピンドル軸33にロータケー
ス31cが固着され、このロータケース31cの下面
に、上記コイル31bに離間対向するようにマグネット
31dが設けられてロータ部が形成された構成である。
【0025】スピンドル軸33は、図4(B)に示すよ
うに、略半球状の先端形状を有する軸の中心に、軸方向
に沿った基準孔33aが、スピンドル軸33の上下端部
を貫通して形成されている。この基準孔33aは、図1
に示すように、位置決め治具40の軸側ピン43が嵌合
する孔であるが、盲穴状にしないことによりゴミ詰まり
等の不具合を防止できる。
【0026】また、スピンドル軸33に形成された基準
孔33aは、スピンドル軸33の周囲に取り付けられ
る、例えばロータケース31c等の回転体の回転時の面
振れ、外周振れ等の確認作業を容易とする。特に、薄型
化されたディスク装置のスピンドル軸は外周に露出した
部分の軸長が非常に短く上記確認作業が困難なため、ス
ピンドル軸33の軸方向の全長に渡って形成された基準
孔33aに軸を挿通して、スピンドル軸33周囲の回転
体を回転させることにより、上記確認が容易となる。
【0027】更に、スピンドル32の上面には、ディス
クのハブを磁気的に固着するマグネット31eが同心円
状に設けられ、また、ディスクの位置決めホールに入り
込みディスクを回転駆動する駆動ピン37が設けられて
いる。
【0028】次に、図5は図1中、位置決め治具40の
斜視図を示す。
【0029】同図中、位置決め治具40は、上記スピン
ドル軸33の基準孔33aに隙間無く嵌合する外径寸法
を有する、第1の係合部である軸側ピン43が、また、
図1,2にて上述したように、フレーム20の位置決め
孔21b,21cに隙間なく嵌合する外径寸法を有す
る、第2の係合部であるフレーム側ピン41,42が、
基板44上に取り付けられた構成である。この位置決め
治具40は、金属を加工して形成され、上記軸側ピン4
3、フレーム側ピン41,42夫々は、基板44の底面
44aに対して正確に垂直となるように取り付けられ、
且つ、各ピン41〜43夫々は、撓まないように強度を
有したものである。
【0030】フレーム側ピン41,42の基板44上の
位置は、図2に示したフレーム20の位置決め孔21
b,21cの位置に対応した位置とされている。
【0031】そして、軸側ピン43の位置は、図2にお
いて、フレーム20におけるスピンドル軸33の目標と
される取り付け位置(目標取り付け位置とされるスピン
ドル軸33Aを点線で示す)と、上記位置決め孔21
b,21cの位置関係と同一の位置関係を有する位置と
されている(但し、図1に示す如くフレーム20を上下
ひっくり返した状態において)。
【0032】また、フレーム側ピン41,42、及び軸
側ピン43夫々の先端部は、各孔21b,21c,33
aに容易に挿入可能なように略先鋭状とされている。
【0033】次に、図1に基づいて、駆動モータ31が
設けられている基板30のフレーム20への位置決め、
及び取り付け方法について説明する。
【0034】先ず第1に、図1(C)に示すように、位
置決め治具40を平坦な台50の上に置く。従って、こ
の状態では各ピン41〜43は台50に対して垂直に置
かれている。
【0035】次に、フレーム20の図2に現れている面
を、位置決め治具40の基板44の上面44bに対向さ
せる向きとし、図中、一点鎖線Dで示すように、フレー
ム側ピン41,42を、フレーム20の位置決め孔21
b,21cに夫々嵌合させるように下動する。ここでフ
レーム20は、フレーム20の側面部22,23の上端
部22aが台50上に当接する位置まで下動し、当接し
た状態では、フレーム20の底面部21が台50と平行
状態となり、フレーム20は安定して台50に載置され
る。また、位置決め治具40の軸側ピン43は、フレー
ム20のモータ用開口部21aを挿通している。尚、図
1中、側面部22,23の上端部22aは下端側に図示
されている。
【0036】次に、基板30を、同図に示すように駆動
モータ31をフレーム20に対向させる向きとし、ま
た、図3に示す基板本体30a上の挿通孔36と、フレ
ーム20のネジ穴21fとの位置を夫々合わせて、図
中、一点鎖線Eで示すように、軸側ピン43をスピンド
ル軸33の基準孔33aに嵌合させるように下動する。
【0037】図6は上記位置決め工程により、位置決め
治具40上に、フレーム20、及び基板30が装着され
た状態を示す断面図である。
【0038】位置決め治具40においては、上述した各
ピン41〜43の位置関係により、フレーム側ピン4
1,42に位置決め孔21b,21cを嵌合して、フレ
ーム20が位置固定された場合、軸側ピン43の位置
は、フレーム20の目標位置に配設されることになる。
このため、この軸側ピン43に嵌合するスピンドル軸3
3は、フレーム20に対して目標とされるスピンドル軸
の位置に配設されている。
【0039】そして、図4,6に示す如く、この状態で
取付ネジ51を基板30の挿通孔36を通し、フレーム
20のネジ穴21fにネジ締めする。上記の如く挿通孔
36は取付ネジ51の外径よりも僅かに大きく形成され
ているため、基板30は、その隙間の範囲内で位置調整
されてネジ締めされる。図7は基板30がネジ締めされ
てフレーム20に固定された状態を示す平面図である。
【0040】そして最後に基板30が位置決め固定され
たフレーム20を位置決め治具40から取り外すことに
より、スピンドル軸33をフレーム20の目標位置に配
置した状態で基板30、即ち駆動モータ31をフレーム
20に取り付けることができる。
【0041】以上の如く、本実施例のモータの位置決め
方法によれば、位置決め治具40を使用して、フレーム
20の位置決め孔21b,21cとスピンドル軸33と
を直接位置決めした状態で、駆動モータ31をフレーム
20に取り付けることが可能となるため、従来のよう
に、スピンドル軸4との間に介在物を有した状態で駆動
モータ2をフレーム1に取り付け、スピンドル軸4の位
置決めを行っていた方法に比べて、スピンドル軸33の
フレーム20に対する位置精度は格段に向上する。
【0042】また、図8は図4に示すスピンドル軸33
の拡大側面図を示す。
【0043】従来のスピンドル軸の先端形状は、チャッ
キングホールの案内作用を良好とするために、同図中二
点鎖線で示すように略半球形状とされていた。しかしな
がら、近年、ディスク装置の薄型化に伴い、スピンドル
軸においても実線で示されるスピンドル軸33の如く半
球形状の先端部を削り取り、側面図上、先端部に平坦部
を形成した台形スピンドル軸が提案されている。
【0044】ここで、本実施例のスピンドル軸33にお
いては、従来の形状のスピンドル軸に上記基準孔33a
を形成することにより、同時に同図に示すように半球形
状の先端部が削り取られ、従来のスピンドル軸の高さ寸
法H0 よりも低い高さ寸法H 1 を有するスピンドル軸3
3を容易に製作することができる。しかも、チャッキン
グホールの案内作用をする斜面33bも適当に残された
形状である。
【0045】ここで注目すべき点は、従来の半球状の先
端部を有するスピンドル軸の先端を、上記の如く台形状
に精度良く削り取るためには、比較的手間のかかる作業
が必要となる。しかしながら本実施例では、スピンドル
軸に軸心方向に沿った基準孔33aを形成するという比
較的簡単な作業のみにより、先端形状が台形状の高さ寸
法の低いスピンドル軸33を同時に製作することができ
る。
【0046】尚、上記実施例においては、フレーム20
側の基準部、及びスピンドル軸33に、孔21b,21
c,33aを形成し、位置決め治具40に各ピン41〜
43を設けた構成としていたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、これを逆にして、フレーム側に基準
となるピンを設け、位置決め治具側にこれに嵌合する孔
を設けてもよく、また、それ以外の係止手段を設けても
よいことは勿論である。
【0047】
【発明の効果】上述の如く請求項1の発明によれば、装
置にモータの回転軸の取付目標位置に対して所定の位置
関係にある貫通孔を設け、モータの回転軸と係合する係
合部と前記貫通孔に嵌合する第1の基準軸とを一体的に
設けた位置決め治具を使用することにより、モータの回
転軸の、装置に対する位置精度を容易に向上させること
ができる。
【0048】また、請求項2の発明によれば、位置決め
治具の回転軸への装着が正確且つ簡単となる。
【0049】また、回転軸に軸心方向に沿った基準孔を
形成するという比較的簡単な作業で、先端形状が台形状
とされた高さ寸法の低い回転軸を容易に製作することが
でき、ディスク装置の薄型化に低コストで寄与すること
ができる。
【0050】更に、モータの製作時において、回転軸の
基準孔に何らかの軸を挿通させて回転軸を回転させるこ
とにより、回転軸の周囲に取り付けられる回転部材の面
振れ等の確認作業が容易となり、モータ本体の精度を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるモータの位置決め方法の一実施例
を説明する分解構成図である。
【図2】図1におけるフレームの平面図である。
【図3】図1における基板の平面図である。
【図4】図3における駆動モータの構造図である。
【図5】図1における位置決め治具の斜視図である。
【図6】本発明になるモータの位置決め方法の一実施例
を説明する全体構成図であり、位置決め治具上にフレー
ム及び基板が装着された状態を示す。
【図7】本発明になるモータの位置決め方法の一実施例
を説明する構成図であり、基板が固定されたフレームの
背面を示す。
【図8】本実施例のスピンドル軸の拡大側面図である。
【図9】従来のモータの位置決め方法の一例を示す構成
図である。
【符号の説明】 20 フレーム 21 底面部 21a モータ用開口部 21b,21c 位置決め孔 21f ネジ穴 30 基板 31 駆動モータ 31c ロータケース 33,60 スピンドル軸 33a,60a 基準孔 34 基板本体 36 挿通孔 40 位置決め治具 41,42 フレーム側ピン 43 軸側ピン 44 基板 50 台 51 取付ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 簀河原 洋 東京都武蔵野市中町3丁目7番3号 テ ィアック株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−133568(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータが取り付けられる装置に、前記モ
    ータの回転軸の取付目標位置に対して所定の位置関係に
    ある貫通孔を設け、 前記モータの回転軸と係合する係合部と、該係合部に対
    して前記所定の位置関係を有し、且つ上記装置の貫通孔
    に嵌合する第1の基 準軸一体的に設けた構成の位置
    決め治具を使用し、 前記回転軸に前記係合部を係合させると共に、前記装置
    貫通孔に前記第1の基準軸を嵌合させることにより、
    前記回転軸を前記装置の前記取付目標位置に配設した状
    態で、前記モータを前記装置に固定することを特徴とす
    るモータの位置決め方法。
  2. 【請求項2】 前記モータの回転軸は、略半球状の先端
    部から、該先端部と反対側の端面まで、前記回転軸に軸
    方向に沿って基準孔を形成した形状であり、前記係合部
    は、該基準孔に嵌合する第2の基準軸であることを特徴
    とする請求項1記載のモータの位置決め方法。
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