JP2868527B2 - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JP2868527B2 JP7148589A JP7148589A JP2868527B2 JP 2868527 B2 JP2868527 B2 JP 2868527B2 JP 7148589 A JP7148589 A JP 7148589A JP 7148589 A JP7148589 A JP 7148589A JP 2868527 B2 JP2868527 B2 JP 2868527B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多ヘッドの工作機械をリバース運転する数値
制御装置(CNC)に関し、特に、リバース運転時にヘッ
ド間の干渉を防止可能とした数値制御装置に関する。
〔従来の技術〕
4軸旋盤等の多ヘッドの工作機械では、ヘッド間の相
互干渉を防止することが必要である。このため、例えば
NCプログラム中にMコードによる待ち合わせ指令(複数
のヘッドを制御する加工プログラムにおいて、各ヘッド
の実行中のプログラムの実行が完了するまで各ヘッドの
次のプログラムの実行を停止して待たせる指令)を挿入
して各ヘッドの動作タイミングを合わせている。
一方、数値制御装置(CNC)には、今まで通過してき
た工具通路をそのまま辿って逆行させるリバース機能が
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の数値制御装置ではリバース運転時に待
ち合わせ指令を実行していなかったために、多ヘッドの
工作機械をリバース運転するとヘッド間の干渉が発生す
ることがあった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、
リバース運転時にヘッド間の干渉を防止可能とした数値
制御装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では上記課題を解決するために、 多ヘッドの工作機械を制御しリバース運転をも可能な
数値制御装置において、運転開始指令によりNCプログラ
ムからブロック毎に所要のデータを読み取り移動データ
に変換する手段と、前記移動データにより工具への順行
の移動指令を出力する順行移動指令手段と、前記移動デ
ータとヘッド間の待ち合わせ指令データとをリバース用
メモリに格納する手段と、リバース指令により、前記リ
バース用メモリに格納された移動データと待ち合わせ指
令データとを逆の順序で読みだし、前記待ち合わせ指令
データに従って待ち合わせを行いながら、前記移動デー
タの示す通路に沿って前記工具へ逆行の移動指令を出力
する逆行移動指令手段とを備えることを特徴とする数値
制御装置が提供される。
〔作用〕
順行時に移動データと待ち合わせ指令データとをリバ
ース用メモリに格納する。リバース指令を入力するとリ
バース用メモリに格納された各データを逆の順序で読み
だしながら、待ち合わせと逆行を実行する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第3図は本発明を実施するための数値制御装置(CN
C)のハードウエアのブロック図である。図において、
プロセッサ11はバス21を介してROM12に格納されたシス
テムプログラムを読み出し、このシステムプログラムに
従って数値制御装置(CNC)10の全体の動作を制御す
る。RAM13にはDRAMが使用され、一時的な計算データ、
表示データ等が格納される。また、RAM13の一部はリバ
ース用メモリに相当し、移動データ及び待ち合わせ指令
データが格納される。CMOS14は図示されていないバッテ
リでバックアップされた不揮発性メモリであり、工具補
正量、ピッチ誤差補正量、NCプログラム及びパラメータ
等が格納される。
インタフェース15は外部機器用のインタフェースであ
り、紙テープリーダ、紙テープパンチャー、紙テープリ
ーダ・パンチャー等の外部機器31が接続される。紙テー
プリーダからは加工プログラムが読み込まれ、また数値
制御装置10内で編集されたNCプログラムを紙テープパン
チャーに出力することができる。
PMC(プログラマブル・マシン・コントローラ)16は
数値制御装置10に内蔵され、ラダー形式で作成されたシ
ーケンスプログラムで機械側を制御する。すなわち、NC
プログラムで指令されたM機能、S機能及びT機能に従
って、シーケンスプログラムを機械側で必要な信号に変
換し、I/Oユニット17から機械側に出力する。この出力
信号は機械側のマグネット等を駆動し、油圧バルブ、空
圧バルブ及び電気アクチュエータ等を作動させる。ま
た、機械側のリミットスイッチ及び機械操作盤のスイッ
チ等の信号を受けて、必要な処理をして、プロセッサ11
に渡す。
グラフィック制御回路18は各軸の現在位置、アラー
ム、パラメータ、画像データ等のディジタルデータを画
像信号に変換して出力する。この画像信号はCRT/MDIユ
ニット25の表示装置26に送られ、表示される。インタフ
ェース19はCRT/MDIユニット25内のキーボード27からの
データを受けて、プロセッサ11に渡す。
インタフェース20は手動パルス発生器32に接続され、
手動パルス発生器32からのパルスを受ける。手動パルス
発生器32は機械操作盤に実装され、手動で機械稼働部を
精密に移動させるのに使用される。
軸制御回路41〜44はプロセッサ11からの各軸の移動指
令を受けて、これを速度指令信号に変換し、サーボアン
プ51〜54に出力する。サーボアンプ51〜54は速度指令信
号を増幅して各軸のサーボモータ61〜64を駆動する。サ
ーボモータ61〜64には位置検出用のパルスコーダが内蔵
されており、このパルスコーダから位置信号がパルス列
としてフィードバックされる。場合によっては、位置検
出器としてリニアスケールが使用される。また、このパ
ルス列をF/V(周波数/速度)変換することにより、速
度信号を生成することができる。さらに、速度検出用に
タコジェネレータが使用される場合もある。図ではこれ
らの位置信号のフィードバック経路及び速度フィードバ
ック経路は省略してある。ここで、サーボモータ61、62
は刃物台Aを制御し、サーボモータ63、64は刃物台Bを
制御する。
スピンドル制御回路71、72はスピンドル回路指令及び
スピンドルのオリエンテーション等の指令を受けて、ス
ピンドルアンプ81、82にスピンドル速度信号を出力す
る。スピンドルアンプ81、82はこのスピンドル速度信号
を受けて、スピンドルモータ91、92を指令された回転速
度で回転させる。スピンドルモータ91は主軸Aに、スピ
ンドルモータ92は主軸Bに歯車あるいはベルト結合され
ており、それぞれ図示されていないヘッドA、ヘッドB
を駆動する。
スピンドルモータ91、92には歯車あるいはベルトでポ
ジションコーダ101、102が結合されている。従って、ポ
ジションコーダ101、102は主軸A及び主軸Bに同期して
回転し、帰還パルスを出力し、その帰還パルスはインタ
フェース110を経由して、プロセッサ11によって読み取
られる。この帰還パルスは刃物台Aあるいは刃物台Bを
スピンドルモータ91あるいは92に同期して移動させてネ
ジ切り等の加工を行うために使用される。
次に、上記の数値制御装置のリバース運転に関する処
理を第1図(a)、(b)を参照して説明する。
第1図(a)は順行時のフローチャートであり、リバ
ース用メモリへのデータの格納手順を示している。図に
おいて、Sに続く数値はステップ番号を示す。
〔S11〕ヘッドAのNCプログラムの1ブロック(1行)
を読み込む。
〔S12〕前処理を行って移動データを生成する。
〔S13〕待ち合わせ指令を含めて、移動データをリバー
ス用メモリに格納する。
〔S14〕待ち合わせが指令された場合はそれに従って待
ち合わせを実行し、待ち合わせが指令されていない場合
あるいは待ち合わせが完了した場合にはS15へいく。
〔S15〕移動データに基づいてパルス分配を実行して順
行する。
なお、S21〜S25はヘッドBに関する処理を示し、上記
のヘッドAに関する処理S11〜S15と同様であり、説明を
省略する。
第1図(b)はリバース指令が指令された時の処理の
フローチャートである。
〔S101〕リバース用メモリからヘッドAに関するデータ
の1ブロックを読み出す(後入れ先出し方式で読み出
す)。
〔S102〕待ち合わせ指令データがあるかどうかを判断す
る。待ち合わせ指令データがある場合にはそれに従って
所定箇所で待ち合わせを実行し、ない場合にはS103へい
く。
〔S103〕読み出した移動データを逆方向にパルス分配し
て逆行する。
なお、S201〜S205はヘッドBに関する処理を示し、上
記のヘッドAに関する処理S101〜S105と同様であり、説
明を省略する。例えば、順行時において、ヘッドA,Bへ
の指令がそれぞれブロックa1,b1で、次の指令ブロック
がa2,b2であって、ブロックa1とブロックb2の動作が干
渉するか、ブロックb1とブロックa2の動作が干渉する場
合には、このブロックa1,b1とブロックa2,b2間に待ち合
わせ指令をプログラムする。そうすると、順行時におい
ては、ヘッドA,Bがそれぞれブロックa1,b1の動作が終了
しなければ、ヘッドA,Bは次のブロックa2,b2の動作を実
行しない。そのため、ヘッドA,Bの干渉は生じない。一
方、逆行時には、ヘッドA,Bに対するブロックa2,b2をそ
れぞれ実行した後、待ち合わせ指令が読み出されるか
ら、ヘッドA,Bに対するそれぞれのブロックa2,b2の動作
が終了しない限り、次のブロックa1,b1の処理は開始さ
れない。そのため、この場合にも干渉を防止することが
できる。すなわち、順行時も、逆行時も、干渉する恐れ
のあるブロックa1,b2、又はブロックa2,b1が同時に実行
されることがないから干渉が生じることはない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明では、順行時に移動データ
と待ち合わせ指令データとをリバース用メモリに格納
し、リバース指令によりリバース用メモリに格納された
各データを逆の順序で読みだしながら、待ち合わせと逆
行を実行するので、4軸旋盤等の多ヘッドの工作機械を
ヘッド間の干渉を生ずることなくリバース運転すること
ができ、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例の順行時の処理のフロ
ーチャート、 第1図(b)は本発明の一実施例の逆行時の処理のフロ
ーチャート、 第2図は本発明を実施するための数値制御装置のハード
ウェアのブロック図である。 10……数値制御装置 11……プロセッサ 12……ROM 13……RAM 14……CMOS 41〜44……軸制御回路 51〜54……サーボアンプ 61〜64……サーボモータ 71、72……スピンドル制御回路 81、82……スピンドルアンプ 91、92……スピンドルモータ
フロントページの続き (72)発明者 江口 亮二 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580 番地 ファナック株式会社商品開発研究 所内 (56)参考文献 特開 昭62−136340(JP,A) 特開 昭63−250705(JP,A) 特開 昭63−16303(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/4093 G05B 19/4155

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多ヘッドの工作機械を制御しリバース運転
    をも可能な数値制御装置において、 運転開始指令により、NCプログラムからブロック毎に所
    要のデータを読み取り移動データに変換する手段と、 前記移動データにより工具への順行の移動指令を出力す
    る順行移動指令手段と、 前記移動データとヘッド間の待ち合わせ指令データとを
    リバース用メモリに格納する手段と、 リバース指令により、前記リバース用メモリに格納され
    た移動データと待ち合わせ指令データとを逆の順序で読
    みだし、前記待ち合わせ指令データに従って待ち合わせ
    を行いながら、前記移動データの示す通路に沿って前記
    工具へ逆行の移動指令を出力する逆行移動指令手段とを
    備えることを特徴とする数値制御装置。
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