JP2793677B2 - 原点設定方法 - Google Patents

原点設定方法

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JP2793677B2
JP2793677B2 JP2006538A JP653890A JP2793677B2 JP 2793677 B2 JP2793677 B2 JP 2793677B2 JP 2006538 A JP2006538 A JP 2006538A JP 653890 A JP653890 A JP 653890A JP 2793677 B2 JP2793677 B2 JP 2793677B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は減速用のドッグを使用しないドグレス原点設
定方法に関し、特に原点のグリッドを設定できるように
した原点設定方法に関する。
〔従来の技術〕
小型の工作機械では、原点設定動作を行うための、減
速用のドッグを設けるのが困難であり、ドグレス原点設
定が使用される。
ドグレス原点設定では、原点近傍にジョグ送りで機械
稼働部を位置決めする。次に原点復帰モードにして、ジ
ョグ送りを行うと、最も近いグリッド上に停止し、その
点が原点となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このドグレス原点設定では原点近傍に正確に
位置決めする必要がある。すなわち、通常の機械では、
グリッドの間隔は6〜10mm程度であり、この値の範囲に
正確に機械稼働部を位置決めしないと、正確な原点設定
が行えない。一旦、原点設定動作を行うと、原点をずら
すには、再度機械稼働部を原点から離れた位置に戻し
て、再度原点設定動作を行う必要があり、原点設定作業
が煩雑である。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、
機械稼働部をグリッド上を移動させて、所望のグリッド
位置に原点設定できる原点設定方法を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では上記課題を解決するために、 減速用のドッグを使用しないで、グリッドを使用して
原点設定を行う原点設定方法において、機械稼働部を原
点近傍手前に位置決めし、原点復モードをオンにして、
ジョグボタンをオンして、前記機械稼働部をグリッド上
に位置決めし、前記グリッドが原点か機械のスケールで
判別し、原点ではないときはさらに、原点シフトスイッ
チを押し、前記機械稼働部を次のグリッド上にシフト
し、前記判別及び前記シフトを繰り返して、所望のグリ
ッド位置に前記機械稼働部を原点設定することを特徴と
する原点設定方法が、提供される。
〔作用〕
機械稼働部を原点近傍手前に位置決めする。次に原点
復帰モードにして、ジョグボタンを押すと、機械稼働部
はもっとも近いグリッド上で停止する。このグリッドが
原点かどうか、機械のスケールで判断する。原点でなけ
れば、原点シフトスイッチを押して機械稼働部を次のグ
リッドにシフトさせる。この操作を繰り返し、機械稼働
部の原点設定を行う。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明の原点設定方法の動作を説明詠するた
めのタイムチャートである。まず、機械稼働部を原点で
あるグリッドG4の手前である点P1に位置決めする。この
点P1は原点の手前であれば、原点から1グリッド以内で
ある必要はない。次に機械操作盤のモード選択スイッチ
を原点設定位置にセットし、原点復帰モード(ZRN)と
する。X軸のジョグ送りボタン(+X)をオンすると、
機械稼働部は点P1に最も近いグリッドG3上で停止する。
オペレータは機械稼働部のスケール等からこのグリッド
G3が原点でないことを判断し、原点シフトスイッチ(ZR
X)をオンする。機械稼働部はこの信号ZRXによって、1
グリッド分+X軸方向に移動し、原点であるグリッドG4
上にシフトされる。これによって、機械稼働部の原点設
定が終了する。
従って、数値制御御装置内のソフトウェアでは、原点
復帰モード(ZRN)のときに、原点シフトスイッチZRXが
オンになったとき、1グリッド分機械稼働部を移動させ
るような指令を出力すればよい。
第3図は本発明を実施するための数値制御装置(CN
C)のハードウェアのブロック図である。プロセッサ11
はROM12に格納されたシステムプログラムに従って、数
値制御装置全体を制御する。ROM12にはEPROMあるいはEE
PROMが使用される。RAM13はSRAMが使用され、各種のデ
ータが格納される。不揮発性メモリ14は加工プログラム
14a、パラメータ等が記憶され、バッテリバックアップ
されたCMOS等が使用されるので、数値制御装置の電源切
断後もその内容が保持される。
PMC(プログラマブル・マシン・コントローラ)15は
M機能、S機能、T機能等の指令を受けて、シーケンス
プログラム15aによってこの市営を解読処理し、工作機
械を制御する出力信号を出力する。また、機械側からの
リミットスイッチの信号あるいは機械操作盤からのスイ
ッチ信号を受けて、シーケンス・プログラム15aで処理
し、機械側を制御する出力信号を出力し、数値制御装置
で必要な信号はバス25を経由してRAM13に転送され、プ
ロセッサ11によって、読み取られる。
グラフィック制御回路16は各軸の現在位置、移動量等
のRAM13に格納されたデータを表示信号に変換し、表示
装置16aに送り、表示装置16aはこれを表示する。表示装
置16aはCRT、液晶表示装置等が使用される。キーボード
17は各種のデータを入力するのに使用される。
軸制御回路18はプロセッサ11から位置指令を受けて、
サーボモータ20を制御するための速度指令信号をサーボ
アンプ19に出力する。サーボアンプ19はこの速度指令信
号を増幅し、サーボモータ20を駆動する。サーボモータ
20には位置帰還信号を出力するパルスコーダ21が結合さ
れている。パルスコーダ21は位置帰還パルスを軸制御回
路18にフィードバックする。パルスコーダ21の他にリニ
アスケール等の位置検出器を使用する場合もある。これ
らの要素は軸数分だけ必要であるが、各要素の構成は同
じであるので、ここでは1軸分のみ表してある。
入出力回路22は機械側との入出力信号の授受を行う。
すなわち機械側のリミットスイッチ信号は、機械操作盤
のスイッチ信号を受け、これをPMC15が読み取る。ま
た、PMC15からの機械側の空圧アクチュエイタ等を制御
する出力信号を受けて、機械側に出力する。
機械操作盤にはモード選択スイッチがあり、原点復帰
モードが選択されると、原点復帰モード信号ZRNが、ジ
ョグボタンが押されると信号+Xが、原点シフトスイッ
チが押されると信号ZRXが機械操作盤26から入出力回路2
2に送り出される。手動パルス発生器23は回転角度に応
じて、各軸を精密に移動させるパルス列を出力し、機械
位置を精密に位置決めするために使用される。手動パル
ス発生器23は機械操作盤26に実装される。
図ではスピンドルを制御するためのスピンドル制御回
路、スピンドルアンプ、スピンドルモータ等の省略して
ある。
また、ここではプロセッサは1個であるが、システム
に応じて複数のプロセッサを使用したマルチ・プロセッ
サシステムにすることもできる。
第1図は本発明の原点設定方法の処理のフローチャー
トである。図において、Sに続く数値はステップ番号を
示す。
〔S1〕ジョグボタンで機械稼働部を原点近傍手前に位置
決めする。
〔S2〕機械操作盤26のモードスイッチを操作して原点復
帰(ZRN)モードにする。
〔S3〕X軸のジョグボタン+Xをオンすると、機械稼働
部は最も近いグリッドで停止する。
〔S4〕オペレータは機械稼働部のスケール等によって、
その点が原点か判断し、原点でないときはS5に進み、原
点であれば終了する。
〔S5〕原点シフトスイッチ(ZRX)を押す。
〔S6〕数値制御装置は機械稼働部を1グリッド分シフト
させる。
このS4〜S6のスイッチを原点に到達するまで繰り返
す。
このようにして、機械稼働部を正確に原点設定させる
ことができる。従って、機械稼働部の最初の位置決めは
原点の手前であればよく、正確に1グリッド以内である
必要はない。従って、簡単な操作で機械稼働部を原点設
定させることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明では、原点復帰モードでジ
ョグボタンをオンにして最初のグリッドに位置決めし、
機械スケールによってその位置が原点か判別しながら原
点シフトスイッチを使用して1グリッド分づつ移動させ
て原点に停止させるようにしたので、ドグレス原点設定
でも、正確に原点近傍に位置決めする必要がなく、簡単
なスイッチ操作と確認の繰り返しのみで正確な原点設定
動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原点設定方法の処理のフローチャー
ト、 第2図は本発明の原点設定方法の動作を説明するための
タイムチャート、 第3図は本発明を実施するための数値制御装置(CNC)
のハードウェアのブロック図である。 11……プロセッサ 12……ROM 13……RAM 14……不揮発性メモリ 14a……加工プログラム 15……PMC(プログラマブル・マシン・コントローラ) 15a……シーケンスプログラム 16a……表示装置 17……キーボード 18……軸制御回路 19……サーボアンプ 20……サーボモータ 21……パルスコーダ 22……入出力回路 23……手動パルス発生器 25……バス 26……機械操作盤
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−109589(JP,A) 特開 昭54−25385(JP,A) 特開 平1−216406(JP,A) 特開 平1−144102(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/18 G05D 3/12 - 3/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】減速用のドッグを使用しないで、グリッド
    を使用して原点設定を行う原点設定方法において、 機械稼働部を原点近傍手前に位置決めし、 原点復帰モードをオンにして、ジョグボタンをオンし
    て、前記機械稼働部をグリッド上に位置決めし、 前記グリッドが原点か機械のスケールで判別し、原点で
    はないときはさらに、原点シフトスイッチを押し、前記
    機械稼働部を次のグリッド上にシフトし、 前記判別及び前記シフトを繰り返して、所望のグリッド
    位置に前記機械稼働部を原点設定することを特徴とする
    原点設定方法。
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JP2525849B2 (ja) * 1988-02-24 1996-08-21 ファナック株式会社 原点復帰方法

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