JP2867828B2 - エレベーターの保守作業用安全装置 - Google Patents

エレベーターの保守作業用安全装置

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JP2867828B2
JP2867828B2 JP2892293A JP2892293A JP2867828B2 JP 2867828 B2 JP2867828 B2 JP 2867828B2 JP 2892293 A JP2892293 A JP 2892293A JP 2892293 A JP2892293 A JP 2892293A JP 2867828 B2 JP2867828 B2 JP 2867828B2
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隆 夏目
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、かご上で行う作業に
対するエレベーターの保守作業用安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、例えば、実開平1−88688
号公報に示された従来のエレベーターの保守作業用安全
装置を示す図で、エレベーターのかご上作業状況の概念
図である。図において、(1)はエレベーターの昇降路、
(2)は昇降路(1)の所定経路を昇降するかごで、天井
(3)、かご枠(4)及びかご枠(4)の上部から水平に突設さ
れた安全柵(5)が設けられている。(6)は図示が省略して
あるが一端がかご(2)に連結された主索の他端に連結さ
れて、昇降路(1)の所定経路をかご(2)とは反対方向へ昇
降するつり合おもり、(7)はロープ(8)によりつり合おも
り(6)から吊下されてつり合おもり(6)の下端よりも下方
に配置された衝突予知体、(9)はかご(2)の天井(3)上で
作業する作業員である。
【0003】従来のエレベーターの保守作業用安全装置
は上記のように構成され、かご(2)とつり合おもり(6)が
互いに接近する方向に移動する場合に、かご(2)上で作
業する作業員(9)がつり合おもり(6)側へ身を乗り出して
いるときにつり合おもり(9)が作業員(9)に衝突する前に
衝突予知体(7)が作業員(9)に当たる。これによって、作
業員(9)に危険を知らせるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーターの保守作業用安全装置では、ロープ(8)によ
りつり合おもり(6)から吊下されてつり合おもり(6)の下
方に配置された衝突予知体(7)が、通常運転時につり合
おもり(6)の昇降により揺動する。したがって、衝突予
知体(7)がつり合おもり(6)と逆走するかご(2)、また、
昇降路(1)に固定された部材(図示しない)等に接触し
て損傷等が発生するという問題点があった。なお、保
守、点検等の作業時には通常、かご(2)等が低速で運転
される。
【0005】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、衝突予知体を装備した状態で正
常に高速運転することができるエレベーターの保守作業
用安全装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明に係るエレベーターの保守作業用安全装置におい
ては、昇降路に配置されて主索の一端に吊持されたかご
及び昇降路に配置されて主索の他端に吊持されかごとは
反対方向に所定経路を昇降するつり合おもり、昇降路の
つり合おもりの所定経路近傍に設けられた固定体、この
固定体に装着されて水平方向においてかご及びつり合お
もりの両者の間に設けられ上記両者の上下方向の接近対
向箇所に配置された衝突予知体が設けられる。
【0007】また、この発明の請求項2記載の発明に係
るエレベーターの保守作業用安全装置においては、昇降
路に配置されて主索の一端に吊持されたかご及び昇降路
に配置されて主索の他端に吊持されかごとは反対方向に
所定経路を昇降するつり合おもり、つり合おもりの所定
経路近傍に設けられた固定体、この固定体に装着されて
水平方向においてかご及びつり合おもりの両者の間に設
けられ上記両者の上下方向の接近対向箇所に配置された
支持体並びにこの支持体に分離可能に係合された予知部
材により構成された衝突予知体が設けられる。
【0008】また、この発明の請求項3記載の発明に係
るエレベーターの保守作業用安全装置においては、昇降
路に配置されて主索の一端に吊持されたかご及び昇降路
に配置されて主索の他端に吊持されかごとは反対方向に
所定経路を昇降するつり合おもり、つり合おもりの所定
経路近傍に設けられた固定体、この固定体に装着されて
水平方向においてかご及びつり合おもりの両者の間に設
けられ上記両者の上下方向の接近対向箇所に配置された
支持体並びにこの支持体に分離可能に係合された予知部
材により構成された衝突予知体と、予知部材の変位によ
り動作する警報装置とが設けられる。
【0009】
【作用】上記のように構成されたこの発明の請求項1記
載の発明の衝突予知体は、水平面におけるつり合おもり
の所定昇降経路の両側に設けられた昇降路の固定体の相
互間に装着されて水平方向においてかご及びつり合おも
りの両者の間に設けられ上記両者の上下方向の接近対向
箇所に静止状態に配置される。
【0010】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項2記載の発明の衝突予知体は、水平面におけるつ
り合おもりの所定昇降経路の両側に設けられた昇降路の
固定体の相互間に装着された支持体及びこの支持体に分
離可能に係合された予知部材により構成され、水平方向
においてかご及びつり合おもりの両者の間に設けられ上
記両者の上下方向の接近対向箇所に静止状態に配置され
る。
【0011】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項3記載の発明の衝突予知体は、水平面におけるつ
り合おもりの所定昇降経路の両側に設けられた昇降路の
固定体の相互間に装着された支持体及びこの支持体に分
離可能に係合された予知部材により構成され、水平方向
においてかご及びつり合おもりの両者の間に設けられ上
記両者の上下方向の接近対向箇所に静止状態に配置され
る。また、予知部材の変位により警報が発せられる。
【0012】
【実施例】実施例1. 図1及び図2は、この発明の一実施例を示す図で、図1
はエレベーター装置の縦断側面概念図、図2は図1の衝
突予知体箇所の拡大斜視図である。図において、(1)は
エレベーターの昇降路、(2)は昇降路(1)の所定経路を昇
降するかごで、天井(3)、かご枠(4)及びかご枠(4)の上
部から水平に突設された安全柵(5)が設けられている。
(6)は一端がかご(2)に連結された主索(10)の他端に連結
されて、昇降路(1)の所定経路をかご(2)とは反対方向へ
昇降するつり合おもり、(11)は昇降路(1)の上方に設け
られた機械室、(12)は機械室(11)に設置されて主索(10)
が巻掛けられた巻上機、(13)はブラケット(14)により昇
降路(1)壁に立設されてかご(2)の昇降を案内するかごレ
ール、(15)はブラケット(16)により昇降路(1)壁に立設
されてつり合おもり(6)の昇降を案内するつり合おもり
レールからなる固定体である。
【0013】(7)は平面においてコ字状をなし両端部が
それぞれ互いに離れて対向して立設されたつり合おもり
レールからなる固定体(15)に締結された支持体(17)及び
支持体(17)から板ばね状等の条体(8)により吊下された
棒状の予知部材(19)により構成された衝突予知体で、水
平方向においてかご(2)及びつり合おもり(6)の両者の間
に設けられ上記両者の上下方向の接近対向箇所に配置さ
れている。(9)はかご(2)の天井(3)上で作業する作業員
である。
【0014】上記のように構成されたエレベーターの保
守作業用安全装置において、かご(2)とつり合おもり(6)
が互いに接近する方向に移動する場合に、かご(2)上で
作業する作業員(9)がつり合おもり(6)側へ身を乗り出し
ているときにつり合おもり(6)が作業員(9)に衝突する前
に衝突予知体(7)の予知部材(19)が作業員(9)に当たる。
これによって、作業員(9)に危険を知らせて傷害発生等
の不具合を未然に防止するようになっている。
【0015】そして、衝突予知体(7)はつり合おもりレ
ールからなる固定体(15)に設けられているため、静止状
態に配置されてつり合おもり(6)等の昇降動作により揺
動することがない。したがって、高速の通常運転時に衝
突予知体(7)がつり合おもり(6)、このつり合おもり(6)
と逆走するかご(2)、また昇降路(1)に固定された部材
(図示しない)等に接触して損傷等を生じる恐れなく正
常に運転可能であると共に、つり合おもり(6)による作
業員(9)の安全性を得ることができる。
【0016】実施例2. 図3及び図4は、この発明の他の実施例を示す図で、図
3は前述の図2の平面図相当図、図4は図3の予知部材
の分離状態を示す図であり、図3及び図4の他は図1及
び図2と同様に構成されている。図において、(7)は棒
状をなし一側がそれぞれ互いに離れて対向して立設され
たつり合おもりレールからなる固定体(15)に締結された
支持体(17)、支持体(17)の他端に装着された磁石(18)及
び両端がそれぞれ対向した磁石(18)により分離可能に吸
着された棒状の予知部材(19)により構成された衝突予知
体で、水平方向においてかご(2)及びつり合おもり(6)の
両者の間に設けられ上記両者の上下方向の接近対向箇所
に静止状態に配置されている。
【0017】図3及び図4の実施例においても、かご
(2)とつり合おもり(6)が互いに接近する方向に移動する
場合に、かご(2)上で作業する作業員(9)がつり合おもり
(6)側へ身を乗り出しているときにつり合おもり(6)が作
業員(9)に衝突する前に衝突予知体(7)の予知部材(19)が
作業員(9)に当たる。そして、図4に示すように磁石(1
8)の吸着力に抗して予知部材(19)の少なくとも一端が分
離する。したがって、詳細な説明を省略するが図3及び
図4の実施例においても図1及び図2の実施例と同様な
作用が得られることは明白である。また、図3及び図4
の実施例において予知部材(19)が磁石(18)により支持体
(17)に装着されるので、要時に容易に取り外すことがで
き、また簡単に復帰することが可能である。
【0018】実施例3. 図5も、この発明の他の実施例を示す図で、図5は前述
の図4相当図であり、図5の他は図1及び図2と同様に
構成されている。図において、(7)は棒状をなし一側が
それぞれ互いに離れて対向して立設されたつり合おもり
レールからなる固定体(15)に締結された支持体(17)、支
持体(17)の他端に装着された磁石(18)及び両端がそれぞ
れ対向した磁石(18)により分離可能に吸着された棒状の
予知部材(19)により構成された衝突予知体で、水平方向
においてかご(2)及びつり合おもり(6)の両者の間に設け
られ上記両者の上下方向の接近対向箇所に静止状態に配
置されている。(20)は支持体(17)と予知部材(19)を連結
した可撓条体からなる落下防止具である。
【0019】図5の実施例においても、かご(2)とつり
合おもり(6)が互いに接近する方向に移動する場合に、
かご(2)上で作業する作業員(9)がつり合おもり(6)側へ
身を乗り出しているときにつり合おもり(6)が作業員(9)
に衝突する前に衝突予知体(7)の予知部材(19)が作業員
(9)に当たる。そして、図5に示すように磁石(18)の吸
着力に抗して予知部材(19)の少なくとも一端が分離す
る。したがって、詳細な説明を省略するが図5の実施例
においても図1及び図2の実施例と同様な作用が得られ
ることは明白である。
【0020】また、図5の実施例において予知部材(19)
が磁石(18)により支持体(17)に装着されるので、要時に
容易に取り外すことができ、また簡単に復帰することが
可能である。さらに、予知部材(19)が落下防止具(20)に
よって支持体(17)に連結されているため、支持体(17)か
ら外れた予知部材(19)が昇降路(1)に転落するこを防ぐ
ことができる。そして予知部材(19)の転落による被害発
生を未然に防止することができる。
【0021】実施例4. 図6も、この発明の他の実施例を示す図で、図6は前述
の図2相当図であり、図6の他は図1及び図2と同様に
構成されている。図において、(7)は衝突予知体で、昇
降路(1)の壁に固定され、互いに離れて対向して立設さ
れたつり合おもりレールが締結されたブラケットからな
る固定体(15)に、一側がそれぞれ締結されて棒状をなす
支持体(17)、支持体(17)の他端に装着された磁石(18)及
び平面においてコ字状をなし両端がそれぞれ対向した磁
石(18)により分離可能に吸着された予知部材(19)により
構成され、水平方向においてかご(2)及びつり合おもり
(6)の両者の間に設けられ上記両者の上下方向の接近対
向箇所に静止状態に配置されている。
【0022】図6の実施例においても、かご(2)とつり
合おもり(6)が互いに接近する方向に移動する場合に、
かご(2)上で作業する作業員(9)がつり合おもり(6)側へ
身を乗り出しているときにつり合おもり(6)が作業員(9)
に衝突する前に衝突予知体(7)の予知部材(19)が作業員
(9)に当たる。そして、磁石(18)の吸着力に抗して予知
部材(19)の少なくとも一端が分離する。したがって、詳
細な説明を省略するが図6の実施例においても図1及び
図2の実施例と同様な作用が得られることは明白であ
る。
【0023】また、図6の実施例において予知部材(19)
が磁石(18)により支持体(17)に装着されるので、要時に
容易に取り外すことができ、また簡単に復帰することが
可能である。また、昇降路(1)の壁に固定され、互いに
離れて対向して立設されたつり合おもりレールが締結さ
れたブラケットからなる固定体(15)に、支持体(17)が装
着されるので、装置構成を簡易化することができ製作費
を節減することができる。
【0024】実施例5. 図7及び図8も、この発明の他の実施例を示す図で、図
7は前述の図2相当図、図8は図7の予知部材の分離状
態を示す図であり、図7及び図8の他は図1及び図2と
同様に構成されている。図において、(7)は衝突予知体
で、棒状をなし一側がそれぞれ互いに離れて対向して立
設されたつり合おもりレールからなる固定体(15)に締結
された支持体(17)、両側の支持体(17)の間に張設された
可撓条体からなる予知部材(19)により構成され、水平方
向においてかご(2)及びつり合おもり(6)の両者の間に設
けられ上記両者の上下方向の接近対向箇所に静止状態に
配置されている。(22)は一側の支持体(17)の先端部に設
けられた音響、発光装置等からなる警報装置で、対向し
た予知部材(19)の端部が着脱可能に係合されている。
【0025】図7及び図8の実施例においても、かご
(2)とつり合おもり(6)が互いに接近する方向に移動する
場合に、かご(2)上で作業する作業員(9)がつり合おもり
(6)側へ身を乗り出しているときにつり合おもり(6)が作
業員(9)に衝突する前に衝突予知体(7)の予知部材(19)が
作業員(9)に当たる。したがって、詳細な説明を省略す
るが図7及び図8の実施例においても図1及び図2の実
施例と同様な作用が得られることは明白である。
【0026】また、図7及び図8の実施例において予知
部材(19)が作業員(9)に当たって、図8に示すように予
知部材(19)の警報装置(22)側の端部が分離する。これに
よって、警報装置(22)が動作して作業員(9)に危険が報
知されるので、一層高い安全作用を得ることができる。
また、警報装置(22)の動作によりエレベーターを異常時
停止させたり、異常発生をエレベーター装置外へ通報し
たりして安全性を向上することも可能である。
【0027】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明は以上説
明したように、昇降路に配置されて主索の一端に吊持さ
れたかご及び昇降路に配置されて主索の他端に吊持され
かごとは反対方向に所定経路を昇降するつり合おもり、
つり合おもりの所定経路近傍に設けられた固定体、この
固定体に装着されて水平方向においてかご及びつり合お
もりの両者の間に設けられ上記両者の上下方向の接近対
向箇所に配置された衝突予知体を設けたものである。
【0028】これによって、衝突予知体が水平面におけ
るつり合おもりの所定昇降経路の両側に設けられた昇降
路の固定体の相互間に装着されて水平方向においてかご
及びつり合おもりの両者の間に設けられ上記両者の上下
方向の接近対向箇所に静止状態に配置される。したがっ
て、高速の通常運転時に衝突予知体がつり合おもり、つ
り合おもりと逆走するかご、また昇降路に固定された部
材等に接触して損傷等を生じる恐れなく正常に運転可能
であると共に、つり合おもりによる作業員の危険を防ぐ
効果がある。
【0029】また、この発明の請求項2記載の発明は以
上説明したように、昇降路に配置されて主索の一端に吊
持されたかご及び昇降路に配置されて主索の他端に吊持
されかごとは反対方向に所定経路を昇降するつり合おも
り、つり合おもりの所定経路近傍に設けられた固定体、
この固定体に装着されて水平方向においてかご及びつり
合おもりの両者の間に設けられ上記両者の上下方向の接
近対向箇所に配置された支持体並びにこの支持体に分離
可能に係合された予知部材により構成された衝突予知体
を設けたものである。
【0030】これによって、衝突予知体が水平面におけ
るつり合おもりの所定昇降経路の両側に設けられた昇降
路の固定体の相互間に装着された支持体及びこの支持体
に分離可能に係合された予知部材により構成され、水平
方向においてかご及びつり合おもりの両者の間に設けら
れ上記両者の上下方向の接近対向箇所に静止状態に配置
される。したがって、高速の通常運転時に衝突予知体が
つり合おもり、つり合おもりと逆走するかご、また昇降
路に固定された部材等に接触して損傷等を生じる恐れを
伴うことなく正常に運転可能であると共に、つり合おも
りによる作業員の危険を防ぐ効果がある。また、予知部
材が支持体に分離可能に装着され、要時に容易に取り外
すことができ、また簡単に復帰することが可能で取扱い
を容易化する効果がある。
【0031】また、この発明の請求項3記載の発明は以
上説明したように、昇降路に配置されて主索の一端に吊
持されたかご及び昇降路に配置されて主索の他端に吊持
されかごとは反対方向に所定経路を昇降するつり合おも
り、つり合おもりの所定経路近傍に設けられた固定体、
この固定体に装着されて水平方向においてかご及びつり
合おもりの両者の間に設けられ上記両者の上下方向の接
近対向箇所に配置された支持体並びにこの支持体に分離
可能に係合された予知部材により構成された衝突予知体
と、予知部材の変位により動作する警報装置とを設けた
ものである。
【0032】これによって、衝突予知体が水平面におけ
るつり合おもりの所定昇降経路の両側に設けられた昇降
路の固定体の相互間に装着された支持体及びこの支持体
に分離可能に係合された予知部材により構成され、水平
方向においてかご及びつり合おもりの両者の間に設けら
れ上記両者の上下方向の接近対向箇所に静止状態に配置
される。また、予知部材の変位により警報が発せられ
る。したがって、高速の通常運転時に衝突予知体がつり
合おもり、つり合おもりと逆走するかご、また昇降路に
固定された部材等に接触して損傷等を生じる恐れなく、
正常に運転可能であると共に、つり合おもりによる作業
員の危険を防ぐ効果がある。また、警報装置の動作によ
る危険報知により、一層高い安全性を得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すエレベータ装置の縦
断側面概念図。
【図2】図1の衝突予知体箇所の拡大斜視図。
【図3】この発明の実施例2を示す図で、前述の図2の
平面図相当図。
【図4】図3の予知部材の分離状態を示す図。
【図5】この発明の実施例3を示す図で、前述の図4相
当図。
【図6】この発明の実施例4を示す図で、前述の図2相
当図。
【図7】この発明の実施例5を示す図で、前述の図2相
当図。
【図8】図7の予知部材の分離状態を示す図。
【図9】従来の従来のエレベータの保守作業用安全装置
を示す図で、エレベータのかご上作業状況の概念図。
【符号の説明】
1 昇降路、 2 かご、 6 つり合おもり、 7
衝突予知体、 10主索、 15 固定体、 17 支
持体、 19 予知部材、 22 警報装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 5/00 B66B 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路に配置されて主索の一端に吊持さ
    れたかご及び上記昇降路に配置されて上記主索の他端に
    吊持され上記かごとは反対方向に所定経路を昇降するつ
    り合おもり、上記昇降路の上記つり合おもりの所定経路
    近傍に設けられた固定体、この固定体に装着されて水平
    方向において上記かご及びつり合おもりの両者の間に設
    けられ上記両者の上下方向の接近対向箇所に配置された
    衝突予知体を備えたエレベーターの保守作業用安全装
    置。
  2. 【請求項2】 昇降路に配置されて主索の一端に吊持さ
    れたかご及び上記昇降路に配置されて上記主索の他端に
    吊持され上記かごとは反対方向に所定経路を昇降するつ
    り合おもり、上記昇降路の上記つり合おもりの所定経路
    近傍に設けられた固定体、この固定体に装着されて水平
    方向において上記かご及びつり合おもりの両者の間に設
    けられ上記両者の上下方向の接近対向箇所に配置された
    支持体並びにこの支持体に分離可能に係合された予知部
    材により構成された衝突予知体を備えたエレベーターの
    保守作業用安全装置。
  3. 【請求項3】 昇降路に配置されて主索の一端に吊持さ
    れたかご及び上記昇降路に配置されて上記主索の他端に
    吊持され上記かごとは反対方向に所定経路を昇降するつ
    り合おもり、上記昇降路の上記つり合おもりの所定経路
    近傍に設けられた固定体、この固定体に装着されて水平
    方向において上記かご及びつり合おもりの両者の間に設
    けられ上記両者の上下方向の接近対向箇所に配置された
    支持体並びにこの支持体に分離可能に係合された予知部
    材により構成された衝突予知体と、上記予知部材の変位
    により動作する警報装置とを備えたエレベーターの保守
    作業用安全装置。
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