JP2867204B2 - 被圧水下における注入外管の建込方法 - Google Patents
被圧水下における注入外管の建込方法Info
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Description
び流砂現象が生じる被圧水下における注入工法に、好適
に採用される注入外管の建込方法に関する。
削の場合に、切羽安定や透水性の低減等を目的として、
トンネル切羽前方またはその周辺を薬液注入によって地
盤改良することが多々行われている。また、根切り工事
において周辺の建物への影響を無くすために、その土留
め矢板または土留め壁等の背面部分を薬液注入によって
地盤改良することも一般的に行われている。
により行う場合における注入外管の建込み方法を図16
に基づいて説明すると、ケーシング50内にインナーロ
ッド51を挿通した二重管によりパーカッション・ロー
タリー削孔方式で内返し削孔を行い、バルブヘッド5
2、玉石、粘性土を先行削孔した後、一旦これを引き抜
いて、クローネンビット53を先端に取り付けたケーシ
ング50によりパーカッション・ロータリー削孔方式で
地盤中に挿入し、次いで注入外管54をケーシング50
内に挿入しクローネンビット53に接続してケーシング
50を引抜くことにより、前記注入外管54を建込んで
いた。
地盤改良は被圧水下における削孔工事となるため、被圧
地下水による湧水現象、流砂現象が発生し、かつルーズ
な地山の場合には削孔崩壊が生ずる。具体的には、前記
先行削孔を終えてインナーロッド51を引き抜いた時
に、湧水や流砂が生ずるとともに、ジャーミング、イン
ナーロッド51の切断が生じ、また、先行削孔を終えて
ケーシング50を引き抜いた際に削孔崩壊が発生し、こ
れに続くクローネン削孔も容易ではない。さらに、最終
工程で、ケーシング50を引き抜く途中で、ケーシング
50と注入外管54とのクリアランスに微細砂が目詰ま
りし、注入外管54が切断する場合もあった。
にあり、地下水等の逆流吹出し、流砂現象および孔内崩
壊等の問題が発生する場合に、好適に採用することがで
きる注入外管の建込方法を提供するものである。
の第1の本発明建込方法は、管軸方向の複数箇所に注入
孔が形成されかつこの注入孔部分を覆う弾性スリーブが
覆設された注入外管を地盤中に挿入した状態で、注入予
定箇所を挟んで前記注入外管内にダブルパッカーを形成
しかつダブルパッカー形成内部に注入剤を吐出する注入
ロッドを前記注入外管内に挿入し、順次注入ロッドを移
動させながら各注入孔より注入剤を地盤中に注入する注
入工法における前記注入外管の建込方法において、先端
に遠隔操作により着脱自在かつ削孔水噴射口に外方への
流出のみを許容する逆流防止弁を有する先端ビットを装
着したケーシングを用い、所定深度までケーシング削孔
し、このケーシング内に前記注入外管を建込んだ後、こ
の注入外管と前記ケーシングとの隙間に止水性材料を充
填し、次いで、少なくとも口元周辺部における孔壁とケ
ーシングとの隙間を止水した状態で、前記止水性材料を
後端側より押さえながら前記ケーシングを引き抜くこと
を特徴とする被圧水下における注入外管の建込方法であ
る。
して注入外管の先端部を前記先端ビットの後端に螺合接
続させることもできる。
工法における前記注入外管の建込方法において、インナ
ーロッドとケーシングからなる二重管を用い、発生する
スライムをこの二重管内返しにより排出しながら所定深
度まで削孔した後、この二重管内通路を送路として硬化
性止水材料を送り先端開口部を封鎖状態とした後、前記
インナーロッドを引抜き、これに代えてケーシング内に
注入外管を建込んだ状態で、この注入外管と前記ケーシ
ングとの隙間に止水性材料を充填し、次いで、少なくと
も口元周辺部における孔壁とケーシングとの隙間を止水
した状態で、前記止水性材料を後端側より押さえながら
前記ケーシングを引き抜くことを特徴とするものであ
る。この場合、好ましくは注入外管の先端部に拡翼自在
の傘状アンカー体を備える場合もある。
共通して、削孔部口元部分に、液密状態で前記ケーシン
グが貫通されるとともに、土留め壁部材に対して固定さ
れる口元止水装置を備え、ケーシング削孔時にケーシン
グ外側を流路として逆流するスライムの処理を行うこ
と、および建て込んだ注入外管内部に、押えロッドを挿
入し、注入外管を押圧保持しながら、前記ケーシングの
引抜きを行うことができる。
グ先端部に前記機能を有するクローネンビット等の先端
ビットを備えるため、ケーシング内への流砂等の逆流を
防止することができるとともに、所定深度まで削孔した
ケーシング内に容易に注入外管を挿入することができ
る。この場合、ケーシング内に注入外管を挿入して注入
外管の先端部を前記先端ビットの後端に螺合接続させる
ことによって、先端ビットがアンカーとなって流砂等の
逆流によって注入外管が押し戻されるのを防止する。な
お、このクローネンビットは地盤内に埋殺しとなる。
建込方法の場合には、インナーロッドとケーシングによ
る二重管削孔を行った後、硬化性止水剤を注入してケー
シング先端部開口を封鎖するため、同様にケーシング先
端開口からの流砂等の逆流を防止することができる。こ
の場合、好ましくは注入外管の先端部に拡翼自在の傘状
アンカー体を備えることによって、ケーシング引抜き後
に流砂等の逆流によって注入外管が押し戻されるのを防
止することができる。
合、ケーシング内に注入外管を挿入した後、注入外管と
ケーシングとの間隙を止水性材料を充填するとともに、
少なくとも口元周辺部におけるケーシングと孔壁との間
隙に止水性材料または止水材としてのウエス等を埋込む
ことによって、該部分をも止水した状態で、前記ケーシ
ングを引き抜くことによって、ケーシング引抜き時にお
けるケーシング内側および外側からの流砂等の逆流が防
止される。
部口元部分に、液密状態で前記ケーシングが貫通される
とともに、土留め壁部材に対して固定される口元止水装
置を備え、ケーシング削孔時にケーシング外側を流路と
して逆流するスライムの処理を行うことによって、ケー
シングの外側からの部分からの逆流が防止される。
填された止水性材料を後端側より押えながら、前記ケー
シングの引抜きを行うことによって、ケーシング引抜き
とともに充填された止水性材料が共上がりするのを防止
することができる。
ロッドを挿入し、注入外管を押圧保持しながら、前記ケ
ーシングの引抜くことによって注入外管が流砂等によっ
て押し戻されるのを防止することができる。
手順に従い、かつ変形例を示しながら詳述する。
クリートまたはモルタルよりなる土留め壁10に対し
て、ダイヤモンドビット等を用いて裏面に貫通しない深
さの削孔10aを形成する。次いで、図2に示されるよ
うに、前記削孔10aに対して、その後に挿入するケー
シング4のガイドおよび口元シールを行うためのガイド
管1を取付ける。この際、前記削孔10aの内径は、ガ
イド管1の外径とほぼ同径もしくは前記削孔10aの径
より若干小さくされ、ガイド管1の周囲と削孔10aと
の間はボンド11によって接着され、前記ガイド管1が
しっかりと土留め壁10に対し固定されるとともに、そ
の隙間が封鎖されている。
ド管1の開口縁のネジ溝1aに螺着されたリング状連結
具2を介してプリペンダー3が取付けられる。前記プリ
ペンダー3の側部には、削孔時の泥水の排出およびパッ
ク剤Bの注入を行うための開閉コック6aを備えた給排
栓6が取り付けられている。また、前記プリペンダー3
の後部には、ベアリング3b、3b…によって回転自在
に支持された環状部材3dが配設され、さらにこの環状
部材3dの内面に固着された環状シール剤3aによって
内外が液密状態で閉鎖された状態で、挿通されたケーシ
ング4が給進かつ回転自在に支持されている。
図11に示されるような簡易口元止水装置20を用いる
こともできる。前記簡易口元止水装置20は、たとえば
シートパイル16(土留め壁10であってもよい。)に
対して、溶接等によりガイド管23を固定するととも
に、このガイド管23の開口部を鋼板21、21の間に
止水ゴム22を介在させた止水板で塞いだもので、ケー
シング4の貫通部分を液密状態に保持している。スライ
ムは前記ガイド管23に形成されたスライム排出口23
aにより排出される。なお、スライムや湧水が少ない場
合には、図12のようにスライム排出口を設けなくても
よい。また、スライムや湧水が少ない場合や、山岳現場
などのようにスライムの垂れ流しが許される場合には、
前記プリペンダー3や簡易口元止水装置20を設けるこ
となく、ケーシング削孔を行う場合もある。
ーネンビット5は、ケーシング4を掘削回転方向と逆側
に回転させると係合関係が解かれるように構成された、
すなわち遠隔操作によって着脱自在の先端ビットであっ
て、先端の削孔水噴射口には、その内部に逆止弁5aが
設けられ、削孔時に被圧水等がケーシング4内部に逆流
するのを防止している。
れない削孔機によりケーシング4に回転力および給進力
等が与えられるとともに、先端のクローネンビット5か
ら削孔水を噴射させながら、所定の削孔深さまでケーシ
ング4を貫入させる。
る、前記削孔水・湧水が掘削土の細粒分と混じり合った
泥水は、前記クローネンビット5内に設けられた逆止弁
5aによってケーシング4内に逆流することなく、その
ほとんどがケーシング4と削孔壁との隙間を流路とし、
ガイド管1を通りプリペンダー3の給排栓6から外部に
排出される。
示されるように、ケーシング4の後端開口部より、注入
外管7を挿入する。かかる注入外管7は、図10に示さ
れるように、管軸方向の複数箇所に注入孔7d、7dが
形成されかつこの注入孔部分7d、7dを覆う弾性スリ
ーブ18が覆設された管体であり、その先端開口部に鉄
製の先端コーン7aが取付けられ、かつ後端開口部は盲
プラグ7bが嵌着され、先端および後端部の開口が共に
塞がれた状態で、前記先端コーン7aがクローネンビッ
ト5の裏面に当接するまで挿入される。なお、前記盲プ
ラグ7bは後で注入外管7内に入ったパック剤Aを洗浄
水によって洗い流すこととすれば省略することもでき
る。
ク14aを備えた注入栓14を螺着し、この注入栓14
から前記ケーシング4と注入外管7との隙間部分にパッ
ク剤A(止水剤)を注入する。このパック剤Aとして
は、たとえば水ガラス、セメント系グラウト材等の硬化
性材料、ベントナイト等の粘土材料、グリース等が用い
られ、後のケーシング4の引抜き時における被圧水の逆
流を防止する。これらのパック剤A中、好適には、ゲル
タイム2分程度に調製された水ガラス系止水剤が用いら
れる。
けられ、ケーシング4の外側であってプリペンダー3内
部およびガイド管1内部に口元止水のためにパック剤B
(止水剤)が充填される。このパック剤Bとしては、前
記パック剤Aと同じものを用いることができるが、好適
には、前記パック剤Aと同様にゲルタイム2分程度に調
製された水ガラス系止水剤が用いられる。なお、前記パ
ック剤Bに代えて、たとえば図12に示されるように、
口元孔内部分にウエス25等を詰め込むとともに、口元
周囲をコーキング材26によって塞ぐことによって止水
を行うこともできる。
ダー3が取り外され、ガイド管1の開口に対してパック
剤流出防止蓋8が取り付けられるとともに、注入外管7
後端の盲プラグ7bが取り除かれ、第1押えロッド9が
挿入される。そして、図7に示されるように、ケーシン
グ4の口元部分に、土留め壁10を支持体としてジャッ
キ受台15を取付けるとともに、このジャッキ受台上に
ケーシング4を挿通させた状態でセンターホールジャッ
キ12を据え付ける。さらに、後方に置かれた削孔機1
6に対して第2押えロッド17を装着する。この第2押
えロッド17の先端部分には、ケーシング4内周面に摺
接するほどの拡径部17aを有し、この拡径部17a
で、前記第1押えロッド9の後端を押さえるとともに、
ケーシング4内に充填されたパック剤Aを押さえた状態
で、ケーシング4の先端に装着されたクローネンビット
6の係合を解き、前記注入外管7および第1押えロッド
9による当接によりクローネンビット6を地盤中に残し
たまま、前記センターホールジャッキ12によりケーシ
ング4をゆっくりと引き抜く。
ッド9によって押圧保持しながらケーシング4の引抜き
を行うことによって、流砂等の逆流により注入外管7が
押し戻されるのを防止し、また、前記第2押えロッド1
7によってパック剤Aを押さえることによってパック剤
Aの共上がりを防止している。なお、前記第1押えロッ
ド9と第2押えロッド17とは一体であってもよい。
しては、図13に示されるように、クローネンビットと
して、注入外管7の先端が螺合される接続部24aを有
するものを用い、注入外管7を挿入した際、クローネン
ビット24に直接、連結させることによって前記ケーシ
ング4の引抜き時にクローネンビット24をアンカーと
して機能させることによって注入外管7の押し戻しを防
止することもできる。
えロッド17を撤去し、注入外管7内に、先方にパッカ
ー13a、13bを備えたダブルパッカー付注入ロッド
13を挿入し、図8および図9に示されるように、先ず
口元パッカー7cを膨張させて、口元部の止水を図った
後、注入パイプ13をさらに挿入して、順次所定箇所で
スリーブ注入を行う。前記口元止水方法としては、他に
注入管を挿入して口元周辺部に止水剤を注入することで
もよいし、またウエス等を詰込むことによって止水を図
ることもできる。
定箇所を挟んで注入ロッド13によりダブルパッカーさ
れ、注入ロッド13から吐出された注入剤が、外管7の
注入孔7a、7a…を通り、弾性スリーブ18を押し広
げながら外方地盤に注入される。
混じりの場合には、前記クローネンビット5を装着した
状態でのケーシング削孔に先立って、図14(A)に示
すように、ケーシング4とこの内部に挿入されたインナ
ーロッドによる二重管を用いた先行削孔を行うこともで
きる。
記水平方向穿孔の場合の他、上向き穿孔の場合、さらに
は鉛直方向であって被圧水による吹出しがある場合にも
好適に適用することができる。
ロッドとケーシングとによる二重管によって削孔を行う
ものであり、以下その施工手順を順を追いながら詳述す
る。
ンナーロッド30とケーシング31とによる二重管を用
い、内返し削孔により、スライムをケーシング31内を
逆流させながら削孔を行う。逆流したスライムは、ケー
シング31に設けられたスイベル部31aより外部に排
出される。なお、内返し削孔によるためケーシング外部
からの流砂等の逆流が少ないが、第1の建込方法の場合
と同様にプリペンダー3、または簡易口元止水装置20
などを使用することもできる。
14(B)に示されるように、インナーロッド30の基
端側より二液性硬化材の一方のA剤を注入するととも
に、ケーシング31のスイベル部31aより二液性硬化
剤の他方のB剤を注入することによって、ケーシング3
1の先端部分で合流固化させて該部分に固化止水体Pを
造成し、ケーシング31の先端開口を塞ぐ。なお、この
場合、二液性硬化剤に代えて、一液性硬化剤を前記イン
ナーロッド30から注入し止水固化体Pを造成すること
でもよい。
ナーロッド30を引き抜き撤去した後、図14(D)に
示されるように、ケーシング31内に注入外管7を建込
み、この注入外管7とケーシング31との間の隙間部分
にパック剤Aを充填した後、図14(E)に示されるよ
うに、ケーシング31の引き抜きを行う。
れるような拡翼自在の傘状アンカー体32を備えたもの
を使用するのが望ましい。この傘状アンカー体32は、
たとえば注入外管7の先端面に固設された突設部材34
に対して回動自在の拡翼部材35、35を備えるととも
に、これらの拡翼部材35、35間に跨設されたバネ部
材33を備えたもので、注入外管7の挿入時には抵抗無
く建込みができ、ケーシング31の引抜き時に、流砂等
の逆流によって引抜き方向の力が作用した場合には前記
拡翼部材35、35が開翼し、これが抵抗体となって押
し戻されるのを防止するアンカー体として機能する。
圧水下にあるため、地下水等の吹出し、流砂現象および
孔内崩壊等の問題が発生する場合であっても、支障なく
注入外管を建て込むことができるようになり、円滑かつ
効率的に地盤改良工事を行うことができる。
工手順図である。
工手順図である。
工手順図である。
工手順図である。
工手順図である。
工手順図である。
工手順図である。
工手順図である。
工手順図である。
面図である。
る。
の図である。
…クローネンビット、5a…逆流防止弁、6…給排栓、
7…注入外管、7a…先端コーン、7b…盲プラグ、7
c…口元パッカー、8…止水剤流出防止蓋、9…第1押
えロッド、10…土留め壁、12…センターホールジャ
ッキ、13…注入ロッド、13a,13b…パッカー、
14…注入栓、15…ジャッキ受台、16…穿孔機、1
7…第2押えロッド、18…弾性スリーブ、30…イン
ナーロッド、A,B…パック剤
Claims (6)
- 【請求項1】管軸方向の複数箇所に注入孔が形成されか
つこの注入孔部分を覆う弾性スリーブが覆設された注入
外管を地盤中に挿入した状態で、注入予定箇所を挟んで
前記注入外管内にダブルパッカーを形成しかつダブルパ
ッカー形成内部に注入剤を吐出する注入ロッドを前記注
入外管内に挿入し、順次注入ロッドを移動させながら各
注入孔より注入剤を地盤中に注入する注入工法における
前記注入外管の建込方法において、 先端に遠隔操作により着脱自在かつ削孔水噴射口に外方
への流出のみを許容する逆流防止弁を有する先端ビット
を装着したケーシングを用い、所定深度までケーシング
削孔し、 このケーシング内に前記注入外管を建込んだ後、この注
入外管と前記ケーシングとの隙間に止水性材料を充填
し、 次いで、少なくとも口元周辺部における孔壁とケーシン
グとの隙間を止水した状態で、 前記止水性材料を後端側より押さえながら前記ケーシン
グを引き抜くことを特徴とする被圧水下における注入外
管の建込方法。 - 【請求項2】ケーシング内に注入外管を挿入して注入外
管の先端部を前記先端ビットの後端に螺合接続させる請
求項1記載の被圧水下における注入外管の建込方法。 - 【請求項3】管軸方向の複数箇所に注入孔が形成されか
つこの注入孔部分を覆う弾性スリーブが覆設された注入
外管を地盤中に挿入した状態で、注入予定箇所を挟んで
前記注入外管内にダブルパッカーを形成しかつダブルパ
ッカー形成内部に注入剤を吐出する注入ロッドを前記注
入外管内に挿入し、順次注入ロッドを移動させながら各
注入孔より注入剤を地盤中に注入する注入工法における
前記注入外管の建込方法において、 インナーロッドとケーシングからなる二重管を用い、発
生するスライムをこの二重管内返しにより排出しながら
所定深度まで削孔した後、この二重管内通路を送路とし
て硬化性止水材料を送り先端開口部を封鎖状態とした
後、前記インナーロッドを引抜き、 これに代えてケーシング内に注入外管を建込んだ状態
で、この注入外管と前記ケーシングとの隙間に止水性材
料を充填し、 次いで、少なくとも口元周辺部における孔壁とケーシン
グとの隙間を止水した状態で、 前記止水性材料を後端側より押さえながら前記ケーシン
グを引き抜くことを特徴とする被圧水下における注入外
管の建込方法。 - 【請求項4】注入外管の先端部に拡翼自在の傘状アンカ
ー体を備えたものを使用する請求項3記載の被圧水下に
おける注入外管の建込方法。 - 【請求項5】削孔部口元部分に、液密状態で前記ケーシ
ングが貫通されるとともに、土留め壁部材に対して固定
される口元止水装置を備え、ケーシング削孔時にケーシ
ング外側を流路として逆流するスライムの処理を行う請
求項1〜4のいずれか1項記載の被圧水下における注入
外管の建込方法。 - 【請求項6】建て込んだ注入外管内部に、押えロッドを
挿入し、注入外管を押圧保持しながら、前記ケーシング
の引抜きを行う請求項1〜5のいずれか1項記載の被圧
水下における注入外管の建込方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10634293A JP2867204B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 被圧水下における注入外管の建込方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10634293A JP2867204B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 被圧水下における注入外管の建込方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH06316921A JPH06316921A (ja) | 1994-11-15 |
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ID=14431162
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6886812B2 (ja) * | 2016-12-22 | 2021-06-16 | 株式会社竹中工務店 | 止水体及び止水方法 |
JP6742929B2 (ja) * | 2017-01-26 | 2020-08-19 | 鹿島建設株式会社 | 横坑と管体の相対位置の検出方法、管体の位置の検出方法 |
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1993
- 1993-05-07 JP JP10634293A patent/JP2867204B2/ja not_active Expired - Fee Related
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