JP2866881B2 - 多工程プレス機械のワーク搬送方法 - Google Patents

多工程プレス機械のワーク搬送方法

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JP2866881B2
JP2866881B2 JP16205495A JP16205495A JP2866881B2 JP 2866881 B2 JP2866881 B2 JP 2866881B2 JP 16205495 A JP16205495 A JP 16205495A JP 16205495 A JP16205495 A JP 16205495A JP 2866881 B2 JP2866881 B2 JP 2866881B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相差を有して作動す
る複数のスライドをプレス機械の左右方向に配置してな
る多工程プレス機械のワーク搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4(A),(B)に、多工程プレス機
械1の全体構成を示す。多工程プレス機械1は、複数の
ワーク加工部〔例えば、第1,第2,第3ワーク加工部
(10A,10B,10C)〕と,図示しないワーク搬
送手段とを有している。
【0003】各ワーク加工部(10A,10B,10
C)は、図4(A)に示すように、プレス機械1のフレ
ーム2に左右方向に配置された複数のスライド(12
A,12B,12C)と,金型部(図示省略)とを有し
ている。各スライド(12A,12B,12C)は、図
5に示すように、任意の位相差(例えば、位相角度30
°)を有して順位作動するようにクランク軸18に連結
されている。
【0004】クランク軸18は、駆動手段15〔駆動モ
ータ16,動力伝達部(プーリ17a,ベルト17b,
フライホイール17c,クラッチ17d,ブレーキ17
e等)〕によって回転駆動される。金型部は、各スライ
ド(12A,12B,12C)に取付けられた上型と,
各上型に対応してボルスタ3に取付けられた各下型とか
ら形成されている。
【0005】また、ワーク搬送手段は、各スライド(1
2A,12B,12C)の加工位置(11a,11b,
11c)にワークを順送りする手段であり、例えば3次
元トランスファフィーダ等から形成されている。
【0006】したがって、駆動手段15を駆動してクラ
ンク軸18を回転させると、各スライド(12A,12
B,12C)はそれぞれ位相差を有して順位作動し、当
該各スライド(12A,12B,12C)の加工位置
(11a,11b,11c)に順送りされてくるワーク
に対して所定のプレス加工を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した多
工程プレス機械1では、各スライド(12A,12B,
12C)が位相差を有して順位作動するため,プレス1
サイクル中に占めるプレス加工時間が長くなる。
【0008】そのため、一つの加工位置(例えば、11
a)で所定プレス加工がなされたワークを次の加工位置
(11b)に搬送する時間が少なくなるため、従来はプ
レス1サイクル終了後に全てのスライド(12A,12
B,12C)の作動を一旦停止してワークの搬送を行
い、搬送終了後に各スライド(12A,12B,12
C)を再起動する断続運転を行っている。
【0009】しかし、このような断続運転では、現今の
プレス加工の高速化要請に応じるのは実際上不可能で、
連続運転可能なワーク搬送方法の開発が強く求められて
いる。
【0010】また、個々のスライド(12A,12B,
12C)を用いて独立したプレス加工を行える技術の開
発が要請されている。
【0011】本発明は、上記事情に鑑み、各スライドの
作動を停止させることなく連続運転して生産性を大幅に
向上させることができる多工程プレス機械のワーク搬送
方法を提供することを目的とする。また、個々のスライ
ドを用いて独立したプレス加工を行える多工程プレス機
械のワーク搬送方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、位相
差を有して作動する複数のスライドを、プレス機械の左
右方向に配置してなる多工程プレス機械の、各スライド
毎に設けられた加工位置に、ワーク搬送手段によりワー
クを供給し、所定のプレス加工後、取り出すように構成
された多工程プレス機械のワーク搬送方法において、各
スライドの作動タイミングに合わせて、プレス機械内で
各スライドの前または後に設けたワーク供給位置から加
工位置にワークを供給し、プレス加工後プレス機械内で
スライドの後または前に設けたワーク取り出し位置にワ
ークを取り出す前後搬送手段を各スライド毎にそれぞれ
設け、各スライド毎にワークを搬送してプレス作業す
る。
【0013】請求項2の発明は、位相差を有して作動す
る複数のスライドを、プレス機械の左右方向に配置して
なる多工程プレス機械の、各スライド毎に設けられた加
工位置に、ワーク搬送手段によりワークを供給し、所定
のプレス加工後、取り出すように構成された多工程プレ
ス機械のワーク搬送方法において、各スライドの作動タ
イミングに合わせて、プレス機械内で各スライドの前ま
たは後に設けたワーク供給位置でワークを受け取り該ワ
ークを加工位置に供給し、プレス加工後プレス機械内で
スライドの後または前に設けたワーク取り出し位置にワ
ークを取り出す前後搬送手段を各スライド毎にそれぞれ
設け、プレス機械の外部からワークを外部ワーク供給手
段を用いて左右方向に搬送して最初のワーク供給位置に
供給し、左右搬送手段を用いてワーク取り出し位置でワ
ークを受け取り当該ワークをプレス機械内で左右方向に
搬送して隣の前後搬送手段のワーク供給位置に供給し、
最後のスライドの加工位置まで順次繰り返しワークを搬
送し、さらに最後のワーク取り出し位置からワークをプ
レス機械の外部に取り出す外部ワーク排出手段を設けて
構成し、隣接する複数のスライドに順次ワークを搬送し
てプレス作業する。
【0014】請求項3の発明は、位相差を有して作動す
る複数のスライドを、プレス機械の左右方向に配置して
なる多工程プレス機械の、各スライド毎に設けられた加
工位置に、ワーク搬送手段によりワークを供給し、所定
のプレス加工後、取り出すように構成された多工程プレ
ス機械のワーク搬送方法において、各スライドの作動タ
イミングに合わせて、プレス機械内で各スライドの前ま
たは後に設けたワーク供給位置でワークを受け取り該ワ
ークを加工位置に供給し、プレス加工後プレス機械内で
スライドの後または前に設けたワーク取り出し位置にワ
ークを取り出す前後搬送手段を各スライド毎にそれぞれ
設け、プレス機械の外部からワークを外部前後搬送手段
を用いて前後方向に搬送してワーク供給位置に供給し、
外部左右搬送手段を用いてワーク取り出し位置でワーク
を受け取り左右方向に搬送してプレス機械の外部に取り
出し、各スライド毎にワークを搬送してプレス作業す
る。
【0015】
【作用】上記構成による請求項1の発明では、各スライ
ド毎に設けられた前後搬送手段を用いて、各ワーク供給
位置からワークが、当該各スライドの作動タイミングに
合わせてプレス機械の前(または後)方向に搬送され,
それぞれ対応する加工位置に供給される。
【0016】そして、ワークは、各加工位置で所定のプ
レス加工がなされた後、各ワーク取り出し位置に取り出
される。
【0017】この取り出されたワークを適宜な搬送手段
を用いて隣の前後搬送手段のワーク供給位置に供給する
と、当該前後搬送手段によって、ワークは当該隣のスラ
イドの作動タイミングに合わせて加工位置に供給され、
所定のプレス加工後、ワーク取り出し位置に取り出され
る。
【0018】これにより、各スライドの作動を停止させ
ることなく連続運転して生産性を大幅に向上させること
ができる。
【0019】また、例えば、任意のスライドに対応して
設けられた前後搬送手段を用いて、ワークをワーク供給
位置から前(または後)方向に当該スライドの作動タイ
ミングに合わせて搬送して、対応する加工位置に供給す
る。そして、ワークは、加工位置で所定のプレス加工が
された後、取り出し位置に取り出される。
【0020】これにより、任意のスライドを用いて、他
のスライドとは独立してワークをプレス加工することが
できる。
【0021】なお、複数のスライドを用いて、それぞれ
所定のプレス加工を同時的に行わせることも可能であ
る。
【0022】上記構成による請求項2の発明では、最初
のワーク供給位置には、外部ワーク供給手段を用いてワ
ークがプレス機械の外部から自動供給される。そして、
各前後搬送手段で各ワーク取り出し位置まで搬送された
ワークは、それぞれ左右搬送手段を用いてプレス機械の
左右方向に搬送され隣のワーク取り出し位置に供給され
る。最後のワーク取り出し位置に搬送されたワークは、
外部ワーク排出手段によってプレス機械の外部へ排出さ
れる。
【0023】したがって、各スライドの作動を停止させ
ることなく一段と迅速に連続運転して、より一層の生産
性を向上を図ることができる。
【0024】上記構成による請求項3の発明では、各外
部前後搬送手段を用いてプレス機械の外部からワークを
自動的に各ワーク供給位置に供給することができ、ある
いは各ワーク取り出し位置からワークをプレス機械の外
部に自動的に取り出すことができる。
【0025】したがって、各スライドを用いて独立した
プレス加工を一段と迅速かつ確実に行わせることができ
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1〜図3に、本発明に係る多工程プレス機械の
ワーク搬送方法を示す。なお、請求項2に係る多工程プ
レス機械のワーク搬送方法は図1に示され、請求項3に
係る多工程プレス機械のワーク搬送方法は図3に示され
る。本ワーク搬送方法を実施する多工程プレス機械
(1)は、従来例で示した図4と同様である。
【0027】図1および図4において、多工程プレス機
械1は、複数(例えば、2つ)の左右搬送手段(21A
B,21BC)と,複数(例えば、3つ)の前後搬送手
段(31A,31B,31C)とを有し、第1,第2,
第3ワーク加工部(10A,10B,10C)の各スラ
イド(12A,12B,12C)を停止させることなく
連続してプレス加工可能に構成されている。
【0028】まず、各前後搬送手段(31A,31B,
31C)は、各スライド(12A,12B,12C)の
加工位置(11a,11b,11c)を通り加工位置中
心9と交差する各前後方向搬送路(35A,35B,3
5C)に沿ってワークWの搬送を行うものであり,各ス
ライド(12A,12B,12C)の作動タイミングに
合わせて、プレス機械1内で加工位置(11a,11
b,11c)の前に設けたワーク供給位置(Pi1,P
i3)と後に設けたワーク供給位置(Pi2)にワーク
Wを供給し、プレス加工後、プレス機械1内で加工位置
(11a,11b,11c)の後に設けたワーク取り出
し位置(Pc1,Pc3)と前に設けたワーク取り出し
位置(Pc2)とにワークWを取り出し可能に構成され
ている。
【0029】図1に示す第1実施例では、各前後搬送手
段(31A,31B,31C)は、各前後方向搬送路
(35A,35B,35C)に沿ってワークWを搬送可
能な3次元トランスファーフィーダ等から構成されてい
る。
【0030】そして、前後方向搬送路(35A,35
B)のワーク取り出し位置(Pc1,Pc2)で、ワー
クWを後述する左右方向搬送路(25AB,25BC)
に移し替え可能に構成されている。この実施例では、ワ
ーク取り出し位置(Pc1,Pc2)は、加工位置中心
9に対して点対称となるように設けられている。
【0031】なお、図1中、前後搬送手段(31B,3
1C)は簡略図示してある。また、各前後搬送手段(3
1A,31B,31C)を、2次元トランスファーフィ
ーダまたは3次元トランスファーフィーダと同等の機能
を有するワーク搬送用ロボットから形成してもよい(い
ずれも図示省略)。
【0032】左右搬送手段21AB(21BC)は、多
工程プレス機械1の後方(前方)で各加工位置(11
a,11b,11c)に併走して、前後方向搬送路(3
5A,35B)〔(35B,35C)〕と交差する左右
方向搬送路25AB(25BC)を用いてワークWを搬
送して、次の前後方向搬送路35B(35C)にワーク
Wを受け渡し可能に構成されている。
【0033】第1実施例では、左右搬送手段(21A
B,21BC)は、加工位置中心9と平行にワークWを
タクト搬送可能なタクトコンベヤから形成されている。
この左右搬送手段(21AB,21BC)を、タクトコ
ンベヤと同等の機能を有するワーク搬送用ロボットから
形成してもよい。
【0034】なお、前後方向搬送路35Aのワーク受入
位置Pi1には、左右搬送手段(21AB,21BC)
と同様の機能を有する外部ワーク供給手段21Aによっ
てワークWが左右方向搬送路25Aを用いて搬送される
構成とされている。
【0035】上記多工程プレス機械を用いてプレス加工
を行う場合には、各スライド(12A,12B,12
C)の加工位置(11a,11b,11c)に、各前後
搬送手段(31A,31B,31C)を用いてワークW
が当該各スライド(12A,12B,12C)の作動タ
イミングに合わせて供給される。
【0036】加工位置11a(11b)で所定のプレス
加工がなされたワークWは、前後方向搬送路35A(3
5B)のワーク取り出し位置Pc1(Pc2)に達した
ところで左右方向搬送路25AB(25BC)に移し替
えられ,当該左右方向搬送路25AB(25BC)を用
いて下流側の次の前後方向搬送路35B(35C)のワ
ーク供給位置Pi2(Pi3)に達するまで搬送され
る。
【0037】そして、ワークWは、ワーク供給位置Pi
2(Pi3)で前後方向搬送路35B(35C)に移し
替えられ,スライド12B(12C)の作動タイミング
に合わせて加工位置11b(11c)に供給できるよう
に搬送される。
【0038】加工位置11cで所定のプレス加工がなさ
れたワークWは、ワーク取り出し位置Pc3に達したと
ころで外部ワーク排出手段36’Cに受け渡され、外部
前後方向搬送路37cに沿って搬送され,その外端部か
ら取り出される。
【0039】したがって、各スライド(12A,12
B,12C)の作動を停止させることなく連続してワー
クWをプレス加工することができる。
【0040】第2実施例として図2に示すように、図1
に示す多工程プレス機械1に外部前後搬送手段(36’
A,36’B,36’C)を付加等することにより、ワ
ークWを加工途中で取出して所定処理後,再び投入して
プレス加工を続行させることができる。
【0041】外部前後搬送手段(36’A,36’C)
は、ワーク取り出し位置(Pc1,Pc3)でワークW
を受け取り、当該ワークWを外部前後方向搬送路(37
a,37c)に沿って前後方向(この実施例では、プレ
ス機械1の後方向)に搬送してプレス機械1の外部に取
り出し可能な2次元トランスファーフィーダから構成さ
れている。
【0042】また、外部前後搬送手段36’Bは、外部
前後方向搬送路37bの外端部から投入したワークWを
プレス機械1の前後方向(この実施例では、プレス機械
1の前方向)に搬送してワーク供給位置Pi2に供給可
能な2次元トランスファーフィーダから構成されてい
る。
【0043】なお、各外部前後搬送手段(36’A,3
6’B,36’C)を、上記した2次元トランスファー
フィーダと同様な機能を有する3次元トランスファーフ
ィーダやワーク搬送用ロボットから構成してもよい。
【0044】上記構成により、ワークWを、加工位置1
1aで加工後に外部に取出して所定処理(例えば、焼鈍
・潤滑処理)し、しかる後に所定処理済のワークWを外
部前後方向搬送路37bの外端部から再投入し,加工位
置11b,続いて加工位置11cに供給して所定プレス
加工を行い、外部前後方向搬送路37cの外端部から取
り出することができる。
【0045】第3実施例として図3に示すように、図1
に示した多工程プレス機械1の前後搬送手段(31A,
31B,31C)のワーク搬送態様を変更するととも
に、外部前後搬送手段(36A,36B,36C)およ
び外部左右搬送手段(21’A,21’BC)等を付加
することにより、各ワーク加工部(10A,10B,1
0C)をそれぞれ1台のプレス機械1として独立したプ
レス加工を行わせることも可能である。
【0046】すなわち、前後搬送手段(31A,31
B,31C)は、スライド(12A,12B,12C)
の作動タイミングに合わせて,プレス機械1内で加工位
置(11a,11b,11c)の前または後(ここで
は、後)に設けたワーク供給位置(P’i1,P’i
2,P’i3)でワークWを受け取り該ワークWを加工
位置(11a,11b,11c)に供給し、プレス加工
後、プレス機械1内で加工位置(11a,11b,11
c)の後または前(ここでは、前)に設けたワーク取り
出し位置(P’c1,P’c2,P’c3)にワークW
を取り出し可能に構成されている。
【0047】外部前後搬送手段(36A,36B,36
C)は、プレス機械1の外部からワークWをプレス機械
1の前後方向に搬送してワーク供給位置(P’i1,
P’i2,P’i3)に供給する手段である。
【0048】第3実施例では、外部前後搬送手段(36
A,36B,36C)は、対応する前後方向搬送路(3
5A,35B,35C)に接続された外部前後方向搬送
路(37a,37b,37c)を有し、当該搬送路(3
7a,37b,37c)の外端部から投入したワークW
をスライド(12A,12B,12C)の作動タイミン
グに合わせて前後方向に搬送可能な2次元トランスファ
ーフィーダから構成されている。なお、同様の機能を有
する3次元トランスファーフィーダ,ワーク搬送ロボッ
ト等から構成してもよい。
【0049】外部左右搬送手段(21’A,21’B
C)は、ワーク取り出し位置〔P’c1,(P’c2,
P’c3)〕でワークWを受け取り,当該ワークWをプ
レス機械1の左右方向に搬送して当該プレス機械1の外
部に取り出す手段である。この実施例では、外部左右搬
送手段(21’A,21’BC)は、プレス機械1の左
右方向に伸延する外部左右方向搬送路(25A,25B
C)を有し、当該搬送路(25A,25BC)に沿って
ワーク取り出し位置〔P’c1,(P’c2,P’c
3)〕で受け取ったワークWをプレス機械1の外部に取
り出し可能に形成されている。
【0050】上記構成により、各ワーク加工部(10
A,10B,10C)のスライド(12A,12B,1
2C)を用いて独立したプレス加工を連続して行い、そ
れぞれ加工済みのワークWを所定方向〔加工位置11a
で加工されたワークWは図3中左方向,加工位置(11
b,11c)で加工されたワークWは図中右方向〕に排
出することができる。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、各スライドの
作動タイミングに合わせて、ワークをプレス機械の前後
方向に搬送して、各加工位置に供給し、プレス加工後、
各ワーク取り出し位置にワークを取り出すようにしたの
で、各スライドの作動を停止させることなく連続運転し
て生産性を大幅に向上させることができる。また、各ス
ライドを用いて独立してプレス作業ができる。
【0052】請求項2の発明によれば、最初のワーク供
給位置へのワークの供給、隣接する前後搬送手段間での
ワーク搬送、および最後のワーク取出し位置からのワー
ク外部排出を、それぞれ外部ワーク供給手段,左右搬送
手段,外部ワーク排出手段を用いて自動的に行うことと
したので、各スライドの作動を停止させることなく連続
運転して生産性を一段と大幅に向上させることができ
る。
【0053】請求項3の発明によれば、各ワーク供給位
置へのワーク供給、各ワーク取り出し位置からのワーク
の外部取り出しを外部前後搬送手段および外部左右搬送
手段を用いて行うこととしたので、各スライドを用いて
独立してプレス作業を一段と迅速かつ確実に行わせるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明するための図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例を説明するための図であ
る。
【図3】本発明の第3実施例を説明するための図であ
る。
【図4】従来の多工程プレス機械のワーク搬送方法を説
明するための図である。
【図5】同じく、各スライドの作動状況を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 多工程プレス機械 2 フレーム 3 ボルスタ 9 加工位置中心 10A,10B,10C 第1,第2,第3ワーク加工
部 11a,11b,11c 加工位置 12A,12B,12C スライド 21A 外部ワーク供給手段 21AB,21BC 左右搬送手段 21’A,21’BC 外部左右搬送手段 31A,31B,31C 前後搬送手段 36A,36B,36C 外部前後搬送手段 36’C 外部ワーク排出手段 W ワーク

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相差を有して作動する複数のスライド
    を、プレス機械の左右方向に配置してなる多工程プレス
    機械の、各スライド毎に設けられた加工位置に、ワーク
    搬送手段によりワークを供給し、所定のプレス加工後、
    取り出すように構成された多工程プレス機械のワーク搬
    送方法において、 各スライドの作動タイミングに合わせて、プレス機械内
    で各スライドの前または後に設けたワーク供給位置から
    加工位置にワークを供給し、プレス加工後プレス機械内
    でスライドの後または前に設けたワーク取り出し位置に
    ワークを取り出す前後搬送手段を各スライド毎にそれぞ
    れ設け、各スライド毎にワークを搬送してプレス作業す
    ることを特徴とする多工程プレス機械のワーク搬送方
    法。
  2. 【請求項2】 位相差を有して作動する複数のスライド
    を、プレス機械の左右方向に配置してなる多工程プレス
    機械の、各スライド毎に設けられた加工位置に、ワーク
    搬送手段によりワークを供給し、所定のプレス加工後、
    取り出すように構成された多工程プレス機械のワーク搬
    送方法において、 各スライドの作動タイミングに合わせて、プレス機械内
    で各スライドの前または後に設けたワーク供給位置でワ
    ークを受け取り該ワークを加工位置に供給し、プレス加
    工後プレス機械内でスライドの後または前に設けたワー
    ク取り出し位置にワークを取り出す前後搬送手段を各ス
    ライド毎にそれぞれ設け、プレス機械の外部からワーク
    を外部ワーク供給手段を用いて左右方向に搬送して最初
    のワーク供給位置に供給し、左右搬送手段を用いてワー
    ク取り出し位置でワークを受け取り当該ワークをプレス
    機械内で左右方向に搬送して隣の前後搬送手段のワーク
    供給位置に供給し、最後のスライドの加工位置まで順次
    繰り返しワークを搬送し、さらに最後のワーク取り出し
    位置からワークをプレス機械の外部に取り出す外部ワー
    ク排出手段を設けて構成し、隣接する複数のスライドに
    順次ワークを搬送してプレス作業することを特徴とする
    多工程プレス機械のワーク搬送方法。
  3. 【請求項3】 位相差を有して作動する複数のスライド
    を、プレス機械の左右方向に配置してなる多工程プレス
    機械の、各スライド毎に設けられた加工位置に、ワーク
    搬送手段によりワークを供給し、所定のプレス加工後、
    取り出すように構成された多工程プレス機械のワーク搬
    送方法において、 各スライドの作動タイミングに合わせて、プレス機械内
    で各スライドの前または後に設けたワーク供給位置でワ
    ークを受け取り該ワークを加工位置に供給し、プレス加
    工後プレス機械内でスライドの後または前に設けたワー
    ク取り出し位置にワークを取り出す前後搬送手段を各ス
    ライド毎にそれぞれ設け、プレス機械の外部からワーク
    を前後方向に搬送してワーク供給位置に供給し、外部左
    右搬送手段を用いてワーク取り出し位置でワークを受け
    取り左右方向に搬送してプレス機械の外部に取り出し、
    各スライド毎にワークを搬送してプレス作業することを
    特徴とする多工程プレス機械のワーク搬送方法。
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