JP2866774B2 - 物体検出装置 - Google Patents

物体検出装置

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JP2866774B2
JP2866774B2 JP29894892A JP29894892A JP2866774B2 JP 2866774 B2 JP2866774 B2 JP 2866774B2 JP 29894892 A JP29894892 A JP 29894892A JP 29894892 A JP29894892 A JP 29894892A JP 2866774 B2 JP2866774 B2 JP 2866774B2
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雅弘 中野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物体検出装置に係り、詳
しくは、人体等の物体に対して光を投射し、その投射光
が物体にあたって反射した反射光を検出することによっ
て物体の有無を検出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、赤外光の反射を利用して物体を検
出する物体検出装置が、民生および産業の様々な分野で
広く用いられている。
【0003】そのような物体検出装置においては、ま
ず、発光ダイオード等からなる発光素子から赤外光を投
射する。その赤外光が投射される空間に人体等の何らか
の物体が存在する場合、発光素子からの投射光はその物
体にあたって反射する。その反射光をフォトダイオード
等からなる受光素子によって検出することにより物体の
有無を検出する。すなわち、受光素子が反射光を検出し
た場合は物体が存在していると判定し、反射光を検出し
ない場合は物体が存在していないと判定するわけであ
る。
【0004】このような物体検出装置の電源としては、
商用電源または電池が用いられる。電池を電源とする場
合は、リチウム電池等の電池寿命の長い電池を用いると
共に、発光素子の発光を一定の周期で間欠的に行うこと
により電池の消耗を抑えるのが一般的である。これによ
り、電池寿命を可能な限り長くして電池交換の手間を少
なくしているわけである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の物体
検出装置においては、何らかの外因によって発生する赤
外光が外乱として作用し(以下、外乱光という)、正確
な物体検出ができなくなることがある。
【0006】なぜなら、受光素子は所定の波長の赤外光
を受光した場合に検出信号を出力するようになっている
だけであって、その受光した赤外光が、発光素子からの
投射光が物体にあたって反射した反射光であるのか、外
乱光であるのかを判別する機能をもっていないためであ
る。
【0007】そのため、外乱光の波長が発光素子の投射
光の波長と合致している場合、特に周期的パルス状ノイ
ズの場合には、実際に物体が存在しているのか、外乱光
が発生しているのかを判別することができず、正確な物
体検出ができないわけである。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、周期的パルス状ノイズ
等の外乱光が発生しても正確に物体を検出することがで
きる物体検出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、発光素子から光を投射し、その投射光が物
体にあたって反射した反射光を受光素子によって検出す
ることにより物体を検知するようにした物体検出装置に
おいて、発光素子を発光させるパルス信号が非一定間隔
で複数回出力される第1のコード信号と、同第1のコー
ド信号と異なるパターンで発光素子を発光させる第2の
コード信号とを出力するコード生成手段と、まず最初
に、第1のコード信号に基づいて発光素子を発光させ、
その発光素子の発光に対して、その反射光を受光素子が
受光しなかったときには物体が存在していないと判定
し、その反射光を受光素子が受光したときには、次に
2のコード信号に基づいて発光素子を発光させ、その
発光素子の発光に対して、その反射光を受光素子が受光
しなかったときには物体が存在していないと判定し、そ
の反射光を受光素子が受光したときには物体が存在して
いると判定する制御判定手段を設けたことをその要旨と
する。
【0010】
【作用】制御判定手段は、まず最初に、第1のコード信
号に基づいて発光素子を発光させる。そして、制御判定
装置は、その第1のコード信号による発光素子の発光に
対して、その反射光を受光素子が受光しなかったときに
は物体が存在していないと判定する。また、制御判定装
置は、その第1のコード信号による発光素子の発光に対
して、その反射光を受光素子が受光したときには、第
のコード信号に基づいて発光素子を発光させる。そし
て、制御判定装置は、その第2のコード信号による発光
素子の発光に対して、その反射光を受光素子が受光した
場合にのみ物体が存在していると判定する。
【0011】ところで、外乱光が第1のコード信号と合
致することはごく稀である。このため、外乱光が発生し
ても、第1のコード信号に基づく発光素子の発光だけで
外乱光であるかどうかをほとんど判定することができ
る。従って、第2のコード信号に基づいて発光素子を発
光させる必要がほとんどなく、その分発光素子を発光さ
せるのに必要な電源の消費を抑えることができる。
た、たとえ外乱光と第1のコード信号とが合致するよう
なことがあっても、その外乱光が第2のコード信号と合
致することはまずないといってよい。そのため、外乱光
を発光素子からの投射光の反射光と誤って物体が存在し
ていると判定することはない。従って、外乱光の影響を
受けることなく、正確に物体を検知することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の物体検出装置を男子用水洗小
便器(以下、朝顔という)の自動洗浄装置に具体化した
一実施例を、図面に従って説明する。
【0013】図2および図3に、本実施例の朝顔1の取
り付け状態を示す。朝顔1は洗面所の壁面2の表側に取
り付けられ、朝顔1に接続された水供給管3には電磁開
閉弁4が連結されている。その電磁開閉弁4が開かれる
と水供給管3から朝顔1へ洗浄水が供給される。反対
に、電磁開閉弁4が閉じられると水供給管3から朝顔1
への洗浄水の供給は遮断される。
【0014】制御箱5は朝顔1よりも若干上方の壁面2
の裏側に取着され、その制御箱5の表面板5aは壁面2
に露出している。表面板5aには発光素子6aと受光素
子6bとからなる人検知センサ6が設けられ、制御箱5
内にはコントローラ7およびリチウム電池8が設けられ
ている。
【0015】尚、発光素子6aは発光ダイオードからな
り、予め設定された波長の赤外光を投射する。また、受
光素子6bはフォトダイオードまたはフォトトランジス
タからなり、発光素子6aの投射光と同じ波長の赤外光
を受光したときにのみ検出信号を出力する。
【0016】図1に、本実施例の自動洗浄装置の電気ブ
ロック回路を示す。リチウム電池8は、コントローラ7
内の定電圧回路20および弁駆動回路21に電源を供給
している。
【0017】定電圧回路20は3端子レギュレータによ
って構成され、コントローラ7内のマイクロコンピュー
タ(以下、マイコンと略す)22、発光駆動回路23、
受光回路24のそれぞれに安定な直流電圧を供給してい
る。
【0018】マイコン22は、中央処理装置(CP
U)、制御プログラムを記憶した読み出し専用メモリ
(ROM)、後記する人検知動作の結果を一時記憶する
読み出しおよび書き込み可能なメモリ(RAM)、入出
力インターフェイス、等から構成される。
【0019】そして、マイコン22はタイマ動作を行
う。また、マイコン22は、所定周波数である発光指令
信号Fを発光駆動回路23に出力する。
【0020】発光駆動回路23は、マイコン22からの
発光指令信号Fに基づいて発光素子6aを発光させる。
すなわち、発光駆動回路23は、発光指令信号Fを1パ
ルス入力する度に発光素子6aを1回発光させる。
【0021】従って、マイコン22から所定時間の間、
発光指令信号Fが出力され続けると、発光駆動回路23
は発光素子6aを所定回数発光させる。受光回路24
は、受光素子6bの検出信号を増幅し、積分した後に波
形整形して受光信号Rを生成し、マイコン22に出力す
る。
【0022】すなわち、朝顔1の前に人が立っている場
合、発光素子6aからの投射光はその人にあたって反射
する。すると、受光素子6bはその反射光を検出して検
出信号を出力し、受光回路24はその検出信号を増幅し
て出力する。一方、朝顔1の前に人が立っていない場
合、発光素子6aからの投射光は反射しない。すると、
受光素子6bは反射光を検出できないため検出信号を出
力せず、受光回路24は受光信号Rを出力しない。
【0023】尚、発光素子6aは発光指令信号Fのパル
スに従って発光するため、その発光は連続したものでは
なく、発光指令信号Fの周波数を点灯周波数とした点滅
になる。そのため、受光素子6bの検出信号も連続した
ものではなく、発光指令信号Fの周波数に対応したもの
になる。そこで、受光素子6bの検出信号を、受光回路
24内で積分した後に波形整形することにより、連続し
た受光信号Rを得るわけである。
【0024】また、受光素子6bは、発光素子6aの投
射光の反射光を受光した場合でも、発光素子6aの投射
光と同じ波長の外乱光を受光した場合でも、同じように
検出信号を出力する。そのため、受光回路24は、発光
素子6aの投射光の反射光を受光した場合でも、発光素
子6aの投射光と同じ波長の外乱光を受光した場合で
も、同じように受光信号Rを出力する。
【0025】ここで、マイコン22からの発光指令信号
Fは、図4に示すように、予め設定された2つの発光コ
ードA,Bに従って出力される。すなわち、発光指令信
号Fが所定時間Aの間だけ出力された後、所定時間Aの
間だけ出力が停止される状態をコード「1」とする。ま
た、発光指令信号Fの出力が所定時間Aの倍の時間だけ
停止される状態をコード「0」とする。
【0026】そして、各コード「0」「1」をそれぞ
れ、「1011001」の順序で組み合わせたものを発
光コードAと定め、「1101010」の順序で組み合
わせたものを発光コードBと定める。
【0027】そのため、発光コードAにおいては発光指
令信号Fが、Asec 出力→3Asec出力停止→Asec 出
力→Asec 出力停止→Asec 出力→5Asec 出力停止→
Asec 出力→Asec 出力停止、の順序で出力される。
【0028】一方、発光コードBにおいては発光指令信
号Fが、Asec 出力→Asec 出力停止→Asec 出力→3
Asec 出力停止→Asec 出力→3Asec 出力停止→Ase
c 出力→3Asec 出力停止、の順序で出力される。
【0029】従って、この発光コードA(またはB)に
従った発光指令信号Fに基づいて発光素子6aが発光
し,その発光素子6aの投射光の反射光を受光素子6a
が正確に受光した場合、受光信号Rは発光コードA(ま
たはB)に従って出力されることになる。
【0030】弁駆動回路21はマイコン22からの指令
信号に基づいて自己保持ソレノイド・バルブからなる電
磁開閉弁4を開閉させる。すなわち、弁駆動回路21が
パルス状のタイミング信号を出力する度に電磁開閉弁4
の開閉の状態は切り替わり、タイミング信号が出力され
ていないときには、それ以前の開閉の状態がそのまま保
持される。
【0031】次に、上記のように構成された本実施例に
おける、朝顔1の前に人が立っているかどうかを検知す
る動作(以下、人検知動作という)について、図5に示
すフローチャートに従って説明する。
【0032】まず、ステップ(以下、Sとする)1にお
いて、マイコン22は、発光コードAに従って発光駆動
回路23に発光指令信号Fを出力する。その発光コード
Aに従った発光指令信号Fに基づいて、発光駆動回路2
3は発光素子6aを発光させる。
【0033】すなわち、発光素子6aは発光コードAに
基づいて、Asec で所定回数発光→3Asec の間だけ発
光停止→Asec で所定回数発光→Asec の間だけ発光停
止→Asec で所定回数発光→5Asec の間だけ発光停止
→Asec で所定回数発光、の順序で発光する。
【0034】そして、S2へ移行する。S2において、
マイコン22は、S1における発光素子6aの発光コー
ドAに基づく発光に対して、受光素子6bが正確に受光
し、受光回路24から発光コードAに従った受光信号R
が出力されたかどうかを判別する。
【0035】すなわち、朝顔1の前に人が立っている場
合、発光素子6aからの投射光はその人にあたって反射
する。すると、受光素子6bはその反射光を検出して検
出信号を出力し、受光回路24はその検出信号を増幅し
た受光信号Rを出力する。
【0036】このときに外乱光が発生せず、発光素子6
aの投射光の反射光を受光素子6aが正確に受光した場
合、受光信号Rは発光コードAに従って出力されること
になる。
【0037】また、朝顔1の前に人が立っていない場
合、発光素子6aからの投射光は反射せず、受光素子6
bは反射光を検出できないため検出信号を出力しない。
そのため、受光回路は受光信号Rを出力しない。
【0038】そして、受光回路24から発光コードAに
従った受光信号Rが出力されたならばS3へ移行し、発
光コードAに従った受光信号Rが出力されなかったなら
ばS4へ移行する。
【0039】S3において、マイコン22は所定時間経
過するまで待ち、所定時間経過したらS5へ移行する。
S5において、マイコン22は、発光コードBに従って
発光駆動回路23に発光指令信号Fを出力する。その発
光コードBに従った発光指令信号Fに基づいて、発光駆
動回路23は発光素子6aを発光させる。
【0040】すなわち、発光素子6aは発光コードBに
基づいて、Asec で所定回数発光→Asec の間だけ発光
停止→Asec で所定回数発光→3Asec の間だけ発光停
止→Asec で所定回数発光→3Asec の間だけ発光停止
→Asec で所定回数発光、の順序で発光する。
【0041】そして、S6へ移行する。S6において、
マイコン22は、S5における発光素子6aの発光コー
ドBに基づく発光に対して、受光素子6bが正確に受光
し、受光回路24から発光コードBに従った受光信号R
が出力されたかどうかを判別する。
【0042】すなわち、朝顔1の前に人が立っている場
合、発光素子6aからの投射光はその人にあたって反射
する。すると、受光素子6bはその反射光を検出して検
出信号を出力し、受光回路24はその検出信号を増幅し
た受光信号Rを出力する。
【0043】このときに外乱光が発生せず、発光素子6
aの投射光の反射光を受光素子6aが正確に受光した場
合、受光信号Rは発光コードBに従って出力されること
になる。
【0044】また、朝顔1の前に人が立っていない場
合、発光素子6aからの投射光は反射せず、受光素子6
bは反射光を検出できないため検出信号を出力しない。
そのため、受光回路は受光信号Rを出力しない。
【0045】そして、受光回路24から発光コードBに
従った受光信号Rが出力されたならばS7へ移行し、発
光コードBに従った受光信号Rが出力されなかったなら
ばS4へ移行する。
【0046】S7において、マイコン22は朝顔1の前
に人が立っているとして「人検知」と判定し、その判定
結果をRAMに記憶する。そして、S8へ移行する。一
方、S4において、マイコン22は朝顔1の前に人が立
っていないとして「人非検知」と判定し、その判定結果
をRAMに記憶する。そして、S8へ移行する。
【0047】S8において、マイコン22は所定時間経
過するまで待ち、所定時間経過したらS1へ戻る。この
ように本実施例においては、まず、発光コードAに基づ
いて発光素子6aを発光させる。その発光素子6aの発
光に対して、受光回路24から発光コードAに従った受
光信号Rが出力された場合は、その所定時間経過後、次
は、発光コードBに基づいて発光素子6aを発光させ
る。その発光素子6aの発光に対して、受光回路24か
ら発光コードBに従った受光信号Rが出力された場合、
マイコン22は、朝顔1の前に人が立っている(すなわ
ち、「人検知」)と判定する。
【0048】また、発光コードAに基づく発光素子6a
の発光に対して、受光回路24から発光コードAに従っ
た受光信号Rが出力されない場合、マイコン22は、朝
顔1の前に人が立っていない(すなわち、「人非検
知」)と判定する。
【0049】同様に、発光コードBに基づく発光素子6
aの発光に対して、受光回路24から発光コードBに従
った受光信号Rが出力されない場合も、マイコン22は
「人非検知」と判定する。
【0050】つまり、2種類の発光コードA,Bによる
発光に対して、各発光コードA,Bに従った受光信号R
が出力された場合にのみ、「人検知」と判定する。一
方、発光コードAによる発光に対して、発光コードAに
従った受光信号Rが出力されなかった場合は、それだけ
で、「人非検知」と判定する。
【0051】ところで、この朝顔1の自動洗浄装置の設
置場所の照明としてインバータ蛍光灯が使用されている
場合には、前記したように、周期的パルス状ノイズが発
生することがある。しかしながら、その周期的パルス状
ノイズが、いずれかの発光コードA,Bと合致すること
はごく稀であり、両方の発光コードA,Bと共に合致す
ることはまずないといってよい。
【0052】また、周期的パルス状ノイズ以外の外乱光
に対しても、その外乱光が両方の発光コードA,Bと共
に合致することはまずないといってよい。上記のように
本実施例においては、両方の発光コードA,Bに従った
受光信号Rが出力された場合にのみ「人検知」と判定す
るようになっている。そのため、周期的パルス状ノイズ
等の外乱光を発光素子6aからの投射光の反射光と誤っ
て「人検知」と判定することはない。
【0053】従って、本実施例においては、周期的パル
ス状ノイズ等の外乱光が発生しても、その影響を受ける
ことなく、朝顔1の前に立っている人を正確に検知する
ことができる。
【0054】そして、「人非検知」という判定結果の次
に「人検知」という判定結果がでた場合、マイコン22
は前洗浄処理を行う。すなわち、マイコン22は、弁駆
動回路21を制御することにより電磁開閉弁4を一定時
間だけ開かせて水供給管3から朝顔1へ一定量の洗浄水
を供給させ、朝顔1を洗浄する。これにより、快適に小
用を足すことができると共に朝顔1を汚れにくくしてい
る。
【0055】続いて、「人検知」という判定結果の次に
「人非検知」という判定結果がでた場合、マイコン22
は小用を足し終えた人が朝顔1の前から立ち去ったと判
定し、後洗浄処理を行う。
【0056】すなわち、マイコン22は、弁駆動回路2
1を制御することにより電磁開閉弁4を一定時間だけ開
かせて水供給管3から朝顔1へ一定量の洗浄水を供給さ
せ、朝顔1を洗浄する。
【0057】このように朝顔1の自動洗浄装置において
は、小用を足そうとする人が朝顔1の前に立つと朝顔1
を洗浄し(前洗浄処理)、小用を足し終えた人が朝顔1
の前から立ち去ると再度朝顔1を洗浄(後洗浄処理)す
るようになっている。
【0058】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下の事項を変更して実施してもよい。 1)各コード「0」「1」をそれぞれ適宜に設定する。
すなわち、発光指令信号Fが適宜な時間だけ出力された
後、それと同じ時間だけ出力が停止される状態をコード
「1」とする。また、発光指令信号Fの出力が前記コー
ド「1」における適宜な時間の2倍の時間だけ停止され
る状態をコード「0」とする。
【0059】2)発光コードA,Bを、各コード「0」
「1」の適宜な数の適宜な組合せとする。 3)発光コードをA.Bの2種類ではなく、3種類以上
用意して上記実施例と同様に実施する。
【0060】4)発光指令信号Fの周波数を通常他の機
器で用いられる周波数とは異なる範囲で適宜な周波数に
する。また、各発光コードA,Bにおける発光指令信号
Fの周波数を異なるものにする。例えば、発光コードA
における発光指令信号Fの周波数をf1とし、発光コー
ドBにおける発光指令信号Fの周波数をf2として実施
する。この場合は、点灯周波数の異なるインバータ蛍光
灯が複数近接して設置されている場所においても、正確
な人検知動作を行うことができる。
【0061】5)発光コードA,Bによる発光の間隔を
一定ではなく、適宜な時間に設定する。 6)マイコン22にタイマ動作を行わせるのではなく、
マイコン22の周辺回路としてタイマ回路を設け、その
タイマ回路にタイマ動作を行わせる。
【0062】7)「人非検知」という判定結果の次に
「人検知」という判定結果が2回連続した場合に前洗浄
処理を行う。また、「人検知」という判定結果の次に
「人非検知」という判定結果が2回連続した場合に後洗
浄処理を行う。この場合は、朝顔1の前を単に人が横切
ったり、小用中に人の体が揺れたりしても、より確実に
人検知動作を行うことができ、前洗浄処理や後洗浄処理
を誤って行うことがなくなる。
【0063】8)発光指令信号Fを所定周波数ではなく
任意なデューティのパルス波とする。 9)リチウム電池8を直流電源装置に置き換え、商用電
源から電源を供給する。
【0064】10)赤外光ではなく可視光または紫外光
を利用する。すなわち、発光素子6aは赤外光ではなく
可視光または紫外光を投射するようにし、受光素子6b
はその投射光を受光して検出信号を出力する。
【0065】11)光ではなく超音波を利用する。すな
わち、発光素子6aを超音波用スーピーカに置き換え、
受光素子6bを超音波用マイクロフォンに置き換える。
また、受光回路24および発光回路23の回路構成も適
宜に変更する。そして、超音波用スーピーカからの超音
波が物体にあたって反射した音波を、超音波用マイクロ
フォンによって検出する。
【0066】12)朝顔1だけでなく、洗面台等の各種
の衛生器具における自動洗浄装置に具体化する。 13)衛生器具における自動洗浄装置だけでなく、自動
ドア、FA機器等の他の物体検出装置に具体化する。
【0067】14)上記1)〜13)をそれぞれ適宜に
組み合わせて実施する。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、周
期的パルス状ノイズ等の外乱光が発生しても、電源の消
費を抑えながら正確に物体を検知することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を男子用水洗小便器(朝顔)の自動洗浄
装置に具体化した一実施例の電気ブロック回路図であ
る。
【図2】一実施例の男子用水洗小便器(朝顔)の取り付
け状態を示す一部切欠側面図である。
【図3】図2に示す男子用水洗小便器(朝顔)の正面図
である。
【図4】発光コードA.Bを示すタイムチャートであ
る。
【図5】一実施例における人検知動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
6a…発光素子、6b…受光素子、22…コード生成手
段および制御判定手段としてのマイクロコンピュータ、
発光コードA…第1のコード信号、発光コードB…第2
のコード信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−121996(JP,A) 特開 昭63−142990(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01V 9/04 E03D 5/10 G08B 13/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子(6a)から光を投射し、その
    投射光が物体にあたって反射した反射光を受光素子(6
    b)によって検出することにより物体を検知するように
    した物体検出装置において、 発光素子(6a)を発光させるパルス信号が非一定間隔
    で複数回出力される第1のコード信号と、同第1のコー
    ド信号と異なるパターンで発光素子(6a)を発光させ
    る第2のコード信号とを出力するコード生成手段(2
    2)と、 まず最初に、第1のコード信号に基づいて発光素子(6
    a)を発光させ、その発光素子(6a)の発光に対し
    て、その反射光を受光素子(6b)が受光しなかったと
    きには物体が存在していないと判定し、その反射光を受
    光素子(6b)が受光したときには、次に、第2のコー
    ド信号に基づいて発光素子(6a)を発光させ、その発
    光素子(6a)の発光に対して、その反射光を受光素子
    (6b)が受光しなかったときには物体が存在していな
    いと判定し、その反射光を受光素子(6b)が受光した
    ときには物体が存在していると判定する制御判定手段
    (22)を設けたことを特徴とする物体検出装置。
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