JP2866535B2 - 導電性ポリアセタール樹脂組成物 - Google Patents

導電性ポリアセタール樹脂組成物

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導電性ポリアセタール樹
脂組成物に関する。更に詳しくは、熱可塑性ポリアセタ
ール樹脂に導電性カーボンを配合して導電性を付与する
に際し、特定の熱可塑性樹脂を併用することによって特
にその熱安定性を改良した導電性ポリアセタール樹脂組
成物及びその成形品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
ポリアセタール樹脂は電気的に絶縁性の物質であるが、
ある種の電気、電子部品としては導電性の要求される用
途が多く、又、帯電防止性、電磁波シールド性等のため
にも導電性の要求される場合が多い。ところで、ポリア
セタール樹脂に導電性を付与する方法としては導電剤の
配合が一般に行われ、特に導電性カーボンの配合がよく
知られているが、有効な程度の導電性を付与するには導
電性カーボンを比較的多量に添加する必要があり、導電
性カーボンの表面官能基によりポリアセタールの分解が
促進され、実用上問題となることが多い。かかる問題の
解決方法として、一般に熱安定剤、酸やホルマリンの補
集剤などの安定剤の多量の添加が行われてきたが、なお
充分な安定性が得られず、溶融成形加工時、或いは比較
的高温又は長期間の使用に際し、ポリアセタールの熱分
解による劣化を充分防止することができず、更に一層熱
安定性を向上した導電性ポリアセタール樹脂の提供が望
まれている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を念頭において、種々の熱可塑性樹脂アロイ及びその
形態に関する研究を行った結果、導電性カーボンを他の
特定の熱可塑性樹脂と共にポリアセタール樹脂に配合し
て溶融混練すると、導電性カーボンは意外にもその特定
の樹脂中に殆ど選択的に包含され密集して存在している
ことが観察された。従ってポリアセタール樹脂との接触
が少なくなり、ポリアセタール樹脂の導電性カーボンに
よる熱分解を抑えることができると同時に、この特定の
樹脂は導電性カーボンが存在することにより相対的に少
量であるにもかかわらず網目状の連続構造を呈し、その
中で、カーボン粒子同士の連結構造を保持することがで
き、導電性について妨害にならないばかりでなく、むし
ろ特定樹脂に選択的に濃縮包含されることにより導電性
の付与には有利に働いていることが発見された。即ち、
ポリアセタール樹脂(A) に対して特定の熱可塑性樹脂
(B) と導電性カーボン(C) の併用は、この三者(A),(B),
(C) の特殊な相互作用により導電性カーボン(C) はその
特定の樹脂(B) 成分中に選択的に包含されて、ポリアセ
タール樹脂(A)と導電性カーボン(C) との接触がなくな
り、ポリアセタール樹脂(A) の導電性カーボン(C) によ
る熱分解が抑制され、顕著な熱安定性の向上をもたら
し、更にポリアセタール樹脂(A) に比し相対的にその配
合する特定の樹脂(B) が少量の場合においても導電性カ
ーボンの存在が特定の樹脂成分(B) の連続相形成に有効
に作用し、導電性の付与に悪影響を及ぼさないばかりで
なく、組成物構造体の中で導電性カーボン(C) が効率的
に連結構造を呈し、その結果、一層の導電性効果を発現
することを確認し、本発明に至った。即ち、本発明は、 (A) ポリアセタール樹脂 (B) ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂及びスチレン
−アクリロニトリル系共重合樹脂から選ばれた少なくと
も1種又は2種以上の熱可塑性樹脂 (C) 導電性カーボン より成り、これらを下記(1) 〜(3) 式を満足する配合量
にて溶融混練して成る熱安定性導電性ポリアセタール樹
脂組成物である。 (1) B/(A+B)=0.05〜0.6 (重量比) (2) C/(A+B+C)=0.03〜0.2 (重量比) (3) C/(B+C)= 0.1〜0.7 (重量比) 本発明の組成物又はその構造体は前記の如く、特定の樹
脂(B) と共に導電性カーボン(C) を特定の量的関係を保
ってポリアセタール樹脂(A) 中に配合し、(B)成分の少
なくとも一部有効量が、一般にはその大部分が組成物中
に網目状に連続相を形成して存在し、更に導電性カーボ
ン(C) がこの(B) 成分中に選択的に存在することによ
り、ポリアセタール樹脂(A) と導電性カーボン(C) との
接触を抑えて、ポリアセタール樹脂(A) の(C) による熱
分解を抑制し、更に効果的に導電性を付与した点に特徴
がある。かかる特有の形態の発現は光学的又は電子顕微
鏡観察によっても明らかに確認され、又、組成物構造体
を適当な溶剤により処理して(A) 成分を分解除去させた
ときの形態の保持によっても確認される。かかる特殊な
各成分の分散形態の形成はポリアセタール樹脂(A) と特
定の樹脂(B) 、更に導電性カーボン(C) の特有の親和性
と相互作用によるものと解され、(B) 成分樹脂が前
如き特定の限定された樹脂に限られ、又、各成分の配合
量が前記(1) 〜(3) 式の条件を満足する場合に限定され
る。
【0004】以下、本発明の導電性ポリアセタール樹脂
組成物の各成分について説明する。本発明で用いられる
(A) 成分のポリアセタール樹脂とは、オキシメチレン基
(-CH2O-)を主たる構成単位とする高分子化合物で、ポリ
オキシメチレンホモポリマー、オキシメチレン基以外に
他の構成単位を少量含有するコポリマー、ターポリマ
ー、ブロックポリマーの何れにてもよく、又、分子が線
状のみならず分岐、架橋構造を有するものであってもよ
い。又、その重合度に関しても特に制限はなく、成形加
工性を有するもの、例えば190 ℃、2160g 荷重化でのメ
ルトフロー値(MFR )が 1.5〜70であればよい。
【0005】本発明で用いられる特定の樹脂成分(B) と
、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂及びスチレン
−アクリロニトリル系共重合体から選ばれた一種又は二
種以上の熱可塑性樹脂である。(B) 成分としての熱可塑
性ポリエステル系樹脂としては、溶融温度が230 ℃以下
であれば特に限定する必要はないが、好ましくは脂肪族
系のポリエステル又はアルキレンテレフタレート系のポ
リエステルである。脂肪族ポリエステルとは、ポリカプ
ロラクトン、ポリプロピオラクトン、又はアジピン酸,
コハク酸,プロピオン酸等とエチレングリコール,プロ
ピレングリコール,ブタンジオール,ペンタンジオール
等から構成されるポリエステルである。特にポリカプロ
ラクトンが好ましい。ポリアルキレンフタレート系樹脂
とは、各種フタル酸と各種脂肪族ジオールとを縮重合し
て生成された飽和ポリアルキレンフタレート樹脂であ
る。例えばポリブチレンテレフタレートイソフタレート
共重合体、ポリエチレンテレフタレートイソフタレート
共重合体等が挙げられる。またポリ(テトラメチレンエ
ーテル)グリコール、ポリ(プロピレンオキシド)グリ
コール、ポリ(プロピレンオキシド−エチレンオキシ
ド)グリコール、ポリ(テトラヒドロフラン−エチレン
オキシド)グリコールとテレフタル酸とのポリエステル
である。但し、架橋剤または他の変成剤を少量含有する
コポリマー、ターポリマー、ブロックポリマーの何れに
てもよく、又、分子が線状のみならず分岐、架橋構造を
有するものであってもよい。又、その重合度に関しても
特に制限はなく、成形加工性を有するものであればよ
い。
【0006】熱可塑性アクリル系樹脂とは、アクリル酸
及びアクリル酸エステル(例えば、アクリル酸メチル、
アクリル酸−n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、
アクリル酸−n−ブチル、アクリル酸−n−ヘキシル、
アクリル酸−n−オクチル)、メタクリル酸及びメタク
リル酸エステル(例えば、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸−n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メ
タクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メ
タクリル酸−n−アミル、メタクリル酸−n−オクチル
等)などの重合体もしくはスチレン、アクリロニトリ
ル、ブタジエン、イソプレン等との共重合体である。こ
れらの内、特に加工性の見地から、融点230 ℃以下で比
較的低粘度の直鎖状のものが好ましく、メタクリル酸メ
チルの単独重合体、又はメタクリル酸メチルを主成分と
した共重合体が好ましい。
【0007】スチレン−アクリロニトリル系共重合樹脂
とは、少なくともスチレン及び/又はα−メチルスチレ
ンとアクリロニトリルとを含有する共重合体で、更にブ
タジエンを含有する熱可塑性ABS樹脂であってもよ
い。又、更にアクリル酸、メタクリル酸又はそれらのエ
ステル、エチレンとの多元共重合体でもよい。これも融
点230 ℃以下が好ましく、その重合度に関しては特に制
限はなく、熱可塑性で成形加工性を有するものであれば
何れにてもよい。
【0008】次に本発明に使用する導電性カーボン(C)
とは、平均粒径1〜500mμ、好ましくは10〜100mμのケ
ッチェンブラック、アセチレンブラック又は各種ファー
ネス系の導電性カーボンであり、又、カーボンファイバ
ー、カーボンミルドファイバーの如き繊維状のカーボン
でもよく、繊維状の場合は径3〜20μ、長さ50〜500
μ、特に好ましくは50〜300 μのものである。
【0009】本発明の組成物構造体は、前記の如く(B)
成分が導電性カーボン(C) を包含し、更に少なくとも一
部有効量が連続相を形成する事が肝要である。しかし、
(B)成分を多量にするとポリアセタール樹脂が持つ高剛
性、良摩擦摩耗特性が損なわれるため、(B) 成分が相対
的に少量で連続相を形成することが好ましいが、意外に
も導電性カーボン(C) を(B) 成分が選択的に包含するこ
とにより(B) 成分が少量でも連続相の形成が可能であ
る。しかし(A) 、(B) 及び(C) 成分の配合量には自ずと
限界があり、下記(1) 〜(3) 式を満足することが必要で
ある。 (1) B/(A+B)=0.05〜0.6 (重量比) (2) C/(A+B+C)=0.03〜0.2 (重量比) (3) C/(B+C)= 0.1〜0.7 (重量比) 樹脂成分(A) 及び(B) において、(B) が過少になると連
続相の形成が困難となり、導電性に支障を生じる。また
(B) 成分が過大になると連続相の形成には問題はない
が、ポリアセタール樹脂の特性である高強度、良好な摩
擦摩耗性が損なわれ、好ましくない。特に好ましい(B)
成分の量は(A+B)1.0 に対し、0.05〜0.5 (重量
比)である。かかる(B) 成分の配合量においては、連続
相の形成と物性面との両面から好適である。又、導電性
カーボン(C) の使用量については組成物全体に対する配
合量と(B)成分に対する配合量が問題となり、少なくと
も(2) 、(3) 式の何れをも満足することが必要である。
一般に(C) 成分が過大になると流動性及び物性に悪影響
を及ぼし、又過少であれば導電性効果が得られなくな
る。特に好ましい(C) 成分の量は組成物全量1.0 に対し
て0.03〜0.15(重量比)であり、(B+C)1.0 に対し
0.1〜0.6 (重量比)である。
【0010】尚、(B) 成分の種類や配合量の関係で、
(B) 成分が連続相を形成し難い場合には、他の特定の粒
状物質(D) の配合によって(B) 成分がかなり少量の場合
にも連続相として保つことが可能となり、好ましい補助
手段となる。かかる目的で有効な助剤(D) の選択は、
(A) 、(B) 、(D) 成分間の表面張力に負う所が大であ
り、一般に溶融混練温度における表面張力が(B) 成分の
それより大であるような粉粒状物(D) が助剤として有効
である。かかる観点から適当な助剤(D) を選定して併用
すれば特に(B) 成分の少ない場合に本発明の目的に対し
一層有効である。尚、本発明の導電性ポリアセタール樹
脂組成物には更にその目的を損なわない範囲で所望の特
性を付与するため従来公知の添加物、例えば酸化防止
剤、熱安定剤、耐候(光)安定剤、加水分解安定剤、潤
滑剤、滑剤、核剤、染顔料、離型剤、他の熱可塑性樹
脂、強化剤、充填剤等の添加剤を配合し得る。
【0011】本発明組成物の調製法は種々の公知の方法
で可能であるが、少なくとも、(A),(B),(C) の3成分の
共存下で加熱溶融し、30秒以上混練処理することが必要
であり、その他の成分も同時に併用配合してもよく、
又、別に加えても良い。具体的には、例えば(A),(B),
(C) その他の成分を予めタンブラー又はヘンシェルミキ
サーのような混合機で均一に混合した後、1軸又は2軸
の押出機に供給して溶融混練し、ペレットとした後に成
形に供してもよく、直接成形してもよい。尚、ここで言
う溶融混練は溶融温度において40sec-1以上の剪断速度
下で行うのが望ましい。特に好ましい剪断速度は 100〜
500sec-1である。処理温度は、樹脂成分が溶融する温度
より5℃乃至 100℃高い温度であり、特に好ましくは融
点より10℃乃至60℃高い温度である。高温に過ぎると分
解や異常反応を生じ好ましくない。又、溶融混練処理時
間は、少なくとも30秒以上10分以内、好ましくは1〜5
分である。
【0012】
【発明の効果】本発明の導電性ポリアセタール樹脂組成
物又はその成形品は、ポリアセタール樹脂(A) に特定の
樹脂(B) が網目状に連続相を形成して分散した構造を有
し、且つ樹脂(B) 中に導電性カーボンを選択的に包含
し、濃縮しているため、熱安定性と導電性を兼備した組
成物又は成形品であって、簡易な方法で調製出来、多く
の用途が期待される。
【0013】
【実施例】以下実施例により本発明を更に具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1〜16 表1〜4に示す、(A) ポリアセタール樹脂(ポリプラス
チックス(株)製、ジュラコン)、(B) ポリメタクリル
酸メチル樹脂(PMMA)(住友化学工業(株)製)、ポリ
カプロラクトン樹脂(脂肪族ポリエステル)(ダイセル
化学工業(株)製)、ポリブチレンテレフタレートイソ
フタレート樹脂(融点170 ℃)、ABS樹脂(日本合成
ゴム(株)製)、(C) 導電性カーボン(AKZO社製、ケッ
チェンブラックEC)を表1〜4に示す割合で混合し、
30mm二軸押出機を用いて設定温度190℃にてスクリュー
回転数80rpm で溶融混練押出し、ペレット化した。次い
で、該ペレットより射出成形機により試験片を作成し、
下記の物性評価を行った。結果は表1〜4に示す。熱安定性の評価 : 押出機で作成したペレットを、熱重量計(パーキン・エ
ルマー社製、TGA7)を使用して、窒素雰囲気中で 210
℃、30分後の加熱減量(パーセント)を測定した。電気抵抗: 射出成形により厚み3mm試験片を作成し、デジタル超高
抵抗/微少電流計(アドバンテスト社製、R83404A)を使
用して所定の方法で電極を付し、表面抵抗率を測定し
た。(B) 成分形態の確認 10×10×3mmに切断した成形片を塩酸エタノール液(32
N塩酸:エタノール=1:3 (vol))に入れ、60℃で12
時間還流し、マトリックス樹脂であるポリアセタール樹
脂(A) を分解、溶出させた後、肉眼及び光学顕微鏡、電
子顕微鏡により形態変化を観察した。ここで、樹脂(B)
が従来のように粒子分散あれば、成形片の形態をとどめ
ず、粒子状の樹脂(B) の沈積物が観察されるのみであ
る。これに対し、本発明の如く、樹脂(B) が網目状連続
構造をとっている場合、マトリックス樹脂であるポリア
セタール樹脂(A) を分解除去後も成形片はその形態をと
どめており、これは肉眼又は光学顕微鏡で観察できる。
更に走査型電子顕微鏡で拡大して観察すると網目構造が
より明確に確認できる。又、塩酸溶液によりマトリック
ス樹脂を分解、溶出後、12メッシュ篩で濾過して残重量
を求め、網目形成量(B+C)の目安とした。
【0014】比較例1〜 ポリアセタール樹脂単独の場合(比較例1)、更にポリ
アセタール樹脂、メタクリル酸メチル樹脂、ポリカプロ
ラクトン樹脂、ポリブチレンテレフタレートイソフタレ
ート樹脂、ABS樹脂等の単独樹脂に、導電性カーボン
を配合した場合について、前記実施例と同様の方法で組
成物を調整し、成形して評価した(比較例2〜)。更
に又、ポリアセタール樹脂(A) に、本発明の(B) 成分に
代えて(B) 成分に属さない熱可塑性樹脂(ポリエチレ
ン)を導電性カーボンと共に配合した場合についても同
様に評価した(比較例)。結果を表に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】
【表4】
【0019】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C08L 59/00 33:00) (C08L 59/00 25:08) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 59/00 - 59/04 C08K 3/00 - 13/08 C08L 67/00 - 67/08 C08L 33/00 - 33/26 C08L 25/00 - 25/18 H01B 1/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) ポリアセタール樹脂 (B) ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂及びスチレン
    −アクリロニトリル系共重合樹脂から選ばれた少なくと
    も1種又は2種以上の熱可塑性樹脂 (C) 導電性カーボン より成り、これらを下記(1) 〜(3) 式を満足する配合量
    にて溶融混練して成る熱安定性導電性ポリアセタール樹
    脂組成物。 (1) B/(A+B)=0.05〜0.6 (重量比) (2) C/(A+B+C)=0.03〜0.2 (重量比) (3) C/(B+C)= 0.1〜0.7 (重量比)
  2. 【請求項2】(B) 成分樹脂の溶融温度が 230℃以下であ
    る請求項1記載の導電性ポリアセタール樹脂組成物。
  3. 【請求項3】(B) ポリエステル系樹脂がポリアルキレン
    フタレート及び/又は脂肪族ポリエステルを主たる構成
    成分とするポリエステルである請求項1又は2記載の導
    電性ポリアセタール樹脂組成物。
  4. 【請求項4】(B) スチレン−アクリロニトリル系樹脂が
    スチレン−アクリロニトリル共重合樹脂又はスチレン−
    アクリロニトリル−ブタジエン共重合樹脂である請求項
    1又は2記載の導電性ポリアセタール樹脂組成物。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に示す組成物
    より成り、(B) 成分樹脂がポリアセタール樹脂(A) 中に
    実質的に網目状に連続相を形成し、且つ導電性カーボン
    (C)が該樹脂(B) 相中に選択的に濃縮包含されて存在す
    ることを特徴とする熱安定性導電性ポリアセタール樹脂
    組成物構造体。
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