JP2865968B2 - パネルの実装構造および実装方法 - Google Patents

パネルの実装構造および実装方法

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JP2865968B2
JP2865968B2 JP5020295A JP2029593A JP2865968B2 JP 2865968 B2 JP2865968 B2 JP 2865968B2 JP 5020295 A JP5020295 A JP 5020295A JP 2029593 A JP2029593 A JP 2029593A JP 2865968 B2 JP2865968 B2 JP 2865968B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパネルの実装構造およ
び実装方法に関する。より詳しくは、例えば液晶,EL,
プラズマ等のパネルのような周縁部に電極端子が配設さ
れたパネルを実装する構造および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種パネルのうち液晶パネルについて述
べる。図24,図25に示すように、液晶パネル120
は、一般に、一対のガラス基板101,102の間に液
晶121を封入し、一方のガラス基板102の周縁部に
多数の電極端子103を配設して構成されている。な
お、図25は、図24におけるA−A′矢視断面を示し
ている。実装状態では、パネル周縁部に、この液晶パネ
ル120を駆動するための駆動用IC105を搭載した
フレキシブル配線板104,104′,…と、外部からの
信号を受けるための略L字状の共通配線基板107と、
コネクタ108を通してこの共通配線基板に信号を供給
する略矩形状のコントロール基板111が設けられる
(実装状態のものを「モジュール」という。)。図24に示
すように、共通配線基板107の片面には、バスライン
(回路配線)171と、このバスライン171と導通し各
フレキシブル配線板104,104′,…に対応する電極
端子172が設けられている。図25に示すように、フ
レキシブル配線板104は、柔軟性を有する基材面14
0に、出力端子142,入力端子106を含む配線層を
設けて構成されている。駆動用IC105はバンプ電極
105a,105bによって上記配線層に接続されている
(196は樹脂を示している。)。
【0003】従来は、ガラス基板102と共通配線基板
107とを電極端子103,172が上を向くように並
べて配した上、この電極端子103,172と、フレキ
シブル配線板104の出力端子142,入力端子106
を、それぞれ異方導電材195,半田(図示せず)によっ
て電気的に接続していた。また、図24に示すように、
共通配線基板107のバスライン171にコネクタ10
8の一端を接続し、コントロール基板の信号供給端子
(図示せず)にコネクタ108の他端を接続していた。
【0004】動作時には、コントロール基板111から
コネクタ108を通して共通配線基板107のバスライ
ン171に信号が供給され、このバスライン171,電
極端子172,入力端子106を通して、各フレキシブ
ル配線板104,104′,…の駆動用IC105に信号
が入力される。そして、駆動用IC105が出力した信
号は出力端子142,電極端子103を通して画素に印
加される。これにより、液晶パネル120が駆動され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の液晶
パネルの開発競争には非常に厳しいものがあり、液晶パ
ネルの実装状態(モジュール)のサイズを小型軽量化する
ことが強く要求されている。しかしながら、上記従来の
実装構造では、液晶パネル120の側方に離間して共通
配線基板107,コントロール基板111を配している
ため、どうしてもモジュールのサイズが大きくなるとい
う問題がある。また、共通配線基板107とコントロー
ル基板111との2種類の大物部品を設けているため、
モジュールの重量が増大して、軽量化が阻まれている。
また、部品点数が増加して材料費が嵩む。しかも、接続
工程の回数が多いため、工数が増加して、コストが高く
つくという問題がある。
【0006】また、部品点数が多くサイズが大きくなる
と外力の影響を受けやすく、接続回数が多いと不良発生
確率が増える等により、モジュールの信頼性が低くなる
という問題がある。
【0007】そこで、この発明の目的は、液晶パネルの
ような周縁部に電極端子が配設されたパネルを、小型軽
量,低コストかつ高信頼性で実装できるパネルの実装構
造および実装方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明のパネルの実装構造は、片面の周縁部に
沿って複数配設された電極端子を有するパネルの上記電
極端子に、柔軟性を有する基材面に配線層を有し、上記
パネルを駆動するための駆動用ICを搭載した複数のフ
レキシブル配線板を電気的に接続するとともに、上記各
フレキシブル配線板に、外部から与えられた信号を伝達
する回路配線を電気的に接続するパネルの実装構造にお
いて、上記パネルの周縁部で、上記フレキシブル配線板
に対応する電極端子の上記周縁部に沿った方向の両側
に、それぞれ上記フレキシブル配線板に対応し、上記電
極端子と同一層をなす第1の中継端子,第2の中継端子
を設けるとともに、上記各端子がなす列の近傍に、上記
フレキシブル配線板に対応する第2の中継端子と、上記
フレキシブル配線板に隣り合うフレキシブル配線板に対
応する第1の中継端子とを接続する第1の回路配線を設
け、上記フレキシブル配線板で、上記パネル周縁部の上
記第1の中継端子,電極端子,第2の中継端子と対応する
箇所に、上記配線層の一部からなり、上記駆動用ICに
つながる入力端子,出力端子と第3の中継端子とを設け
るとともに、上記入力端子と第3の中継端子とを接続す
る第2の回路配線を設け、上記パネルの周縁部に上記フ
レキシブル配線板を重ねて、上記パネル周縁部の第1の
中継端子,電極端子,第2の中継端子と、上記フレキシブ
ル配線板の入力端子,出力端子,第3の中継端子とをそれ
ぞれ対応させて電気的に接続したことを特徴としてい
る。
【0009】また、上記フレキシブル配線板のうち上記
パネルの周縁部から側方へはみ出す部分は、上記パネル
の周縁付近で巻回して折り曲げられているのが望まし
い。
【0010】また、上記フレキシブル配線板のうち上記
パネルの周縁付近で巻回する部分の基材面に、上記周縁
部に沿った方向にスリットが設けられているのが望まし
い。
【0011】また、断面U字状の形状記憶合金または形
状記憶樹脂からなり、上記フレキシブル配線板の外周側
から上記パネル周縁部を挟んで上記対応する各端子を圧
接するクリップを備えるのが望ましい。
【0012】また、上記フレキシブル配線板のうち上記
入力端子,出力端子,第3の中継端子の列と上記第2の回
路配線との隙間に相当する部分の基材面に、上記隙間に
沿ってスリットが設けられているのが望ましい。
【0013】また、上記フレキシブル配線板のうち上記
入力端子,出力端子または第3の中継端子に相当する部
分の基材面が、取り除かれているのが望ましい。
【0014】また、上記フレキシブル配線板は、上記入
力端子,出力端子,第3の中継端子の列が上記第2の回路
配線よりも外側になる状態で上記パネルの周縁部に重ね
られ、上記フレキシブル配線板のうち上記第2の回路配
線に相当する部分が、上記各端子に相当する部分に対し
て約90度乃至約180度折り曲げられているのが望ま
しい。
【0015】また、上記フレキシブル配線板は、上記入
力端子,出力端子,第3の中継端子の列が上記第2の回路
配線よりも内側になる状態で上記パネルの周縁部に重ね
られ、上記フレキシブル配線板のうち上記各端子の列に
関して上記第2の回路配線と反対側の部分が、上記各端
子に相当する部分に対して約90度乃至約180度折り
曲げられているのが望ましい。
【0016】また、上記駆動用ICは、上記フレキシブ
ル配線板のうち上記折り曲げられた部分に搭載されてい
るのが望ましい。
【0017】また、上記フレキシブル配線板上にコンデ
ンサ、抵抗等の電子部品が実装されているのが望まし
い。
【0018】また、第2の発明のパネルの実装方法は、
片面の周縁部に沿って複数配設された電極端子を有する
パネルの上記電極端子に、柔軟性を有する基材面に配線
層を有し、上記パネルを駆動するための駆動用ICを搭
載した複数のフレキシブル配線板を電気的に接続すると
ともに、上記各フレキシブル配線板に、外部から与えら
れた信号を伝達する回路配線を電気的に接続するパネル
の実装方法において、上記パネルの周縁部で、上記フレ
キシブル配線板に対応する電極端子の上記周縁部に沿っ
た方向の両側に、それぞれ上記フレキシブル配線板に対
応し、上記電極端子と同一層をなす第1の中継端子,第
2の中継端子を設けるとともに、上記各端子がなす列の
近傍に、上記フレキシブル配線板に対応する第2の中継
端子と、上記フレキシブル配線板に隣り合うフレキシブ
ル配線板に対応する第1の中継端子とを接続する第1の
回路配線を設け、上記フレキシブル配線板で、上記パネ
ル周縁部の上記第1の中継端子,電極端子,第2の中継端
子と対応する箇所に、上記配線層の一部からなり、上記
駆動用ICにつながる入力端子,出力端子,第3の中継端
子を設けるとともに、上記入力端子と第3の中継端子と
を接続する第2の回路配線を設け、上記パネルの周縁部
と上記フレキシブル配線板とを対向させて、上記パネル
周縁部の第1の中継端子,電極端子,第2の中継端子と、
上記フレキシブル配線板の入力端子,出力端子,第3の中
継端子とをそれぞれ位置合わせし、所定の電気接続用材
料を介して電気的に接続することを特徴としている。
【0019】また、第3の発明のパネルの実装構造は、
片面の周縁部に沿って複数配設された電極端子を有する
パネルの上記電極端子に、柔軟性を有する基材面に配線
層を有し、上記パネルを駆動するための駆動用ICを搭
載した複数のフレキシブル配線板を電気的に接続すると
ともに、上記各フレキシブル配線板に、上記パネルを駆
動するための信号を供給するコントロール基板を電気的
に接続するパネルの実装構造において、上記パネルの周
縁部で、上記フレキシブル配線板に対応する電極端子の
上記周縁部に沿った方向の両側に、それぞれ上記フレキ
シブル配線板に対応し、上記電極端子と同一層をなす第
1の中継端子,第2の中継端子を設けるとともに、上記
各端子がなす列の近傍に、上記フレキシブル配線板に対
応する第2の中継端子と、上記フレキシブル配線板に隣
り合うフレキシブル配線板に対応する第1の中継端子と
を接続する第1の回路配線を設け、上記フレキシブル配
線板で、上記パネル周縁部の上記第1の中継端子,電極
端子,第2の中継端子と対応する箇所に、上記配線層の
一部からなり、上記駆動用ICにつながる入力端子,出
力端子と第3の中継端子とを設けるとともに、上記入力
端子と第3の中継端子とを接続する第2の回路配線を設
け、かつ、上記第3の中継端子に第3の回路配線を介し
てつながる第4の中継端子を設け、上記コントロール基
板の片面に、上記フレキシブル配線板の第4の中継端子
に対応し、上記パネルを駆動するための信号を供給する
信号供給端子を設け、上記パネルの周縁部に上記フレキ
シブル配線板を重ねて、上記パネル周縁部の第1の中継
端子,電極端子,第2の中継端子と、上記フレキシブル配
線板の入力端子,出力端子,第3の中継端子とをそれぞれ
対応させて電気的に接続し、上記フレキシブル配線板に
上記コントロール基板を重ねて、上記フレキシブル配線
板の第4の中継端子と上記コントロール基板の信号供給
端子とをそれぞれ対応させて電気的に接続したことを特
徴としている。
【0020】また、上記パネルは略矩形状をなし、上記
コントロール基板は上記パネルの周縁部に沿って略L字
状,コの字状またはロの字状をなしているのが望まし
い。
【0021】また、上記複数のフレキシブル配線板のう
ち一部のフレキシブル配線板の第4の中継端子は上記コ
ントロール基板の信号供給端子に接続されていないのが
望ましい。
【0022】また、上記一部のフレキシブル配線板の上
記第4の中継端子は、基材面とともに切断されているの
が望ましい。
【0023】また、上記一部のフレキシブル配線板の上
記パネルの周縁部から側方へはみ出す部分は、少なくと
も1回折り曲げられているのが望ましい。
【0024】また、上記コントロール基板は、上記パネ
ルの周縁部に対して、直接またはスペーサを介して重ね
られ、一体に取り付けられているのが望ましい。
【0025】また、上記コントロール基板は、上記パネ
ルの周縁部の上記電極端子が設けられた面と反対側の面
に取り付けられ、上記フレキシブル配線板は、上記パネ
ルと上記コントロール基板の周縁部を巻回しているのが
望ましい。
【0026】また、断面U字状の形状記憶合金または形
状記憶樹脂からなり、少なくとも1枚の上記フレキシブ
ル配線板の外周側から上記パネル周縁部とコントロール
基板を挟んで上記対応する各端子を圧接するクリップを
備えるのが望ましい。
【0027】また、上記パネル周縁部と上記フレキシブ
ル配線板、上記フレキシブル配線板と上記コントロール
基板は、それぞれ同一の電気接続用材料で接続されてい
るのが望ましい。
【0028】また、第4の発明のパネルの実装方法は、
片面の周縁部に沿って複数配設された電極端子を有する
パネルの上記電極端子に、柔軟性を有する基材面に配線
層を有し、上記パネルを駆動するための駆動用ICを搭
載した複数のフレキシブル配線板を電気的に接続すると
ともに、上記各フレキシブル配線板に、外部から与えら
れた信号を供給するコントロール基板を電気的に接続す
るパネルの実装方法において、上記パネルの周縁部で、
上記フレキシブル配線板に対応する電極端子の上記周縁
部に沿った方向の両側に、それぞれ上記フレキシブル配
線板に対応し、上記電極端子と同一層をなす第1の中継
端子,第2の中継端子を設けるとともに、上記各端子が
なす列の近傍に、上記フレキシブル配線板に対応する第
2の中継端子と、上記フレキシブル配線板に隣り合うフ
レキシブル配線板に対応する第1の中継端子とを接続す
る第1の回路配線を設け、上記フレキシブル配線板で、
上記パネル周縁部の上記第1の中継端子,電極端子,第2
の中継端子と対応する箇所に、上記配線層の一部からな
り、上記駆動用ICにつながる入力端子,出力端子と第
3の中継端子とを設けるとともに、上記入力端子と第3
の中継端子とを接続する第2の回路配線を設け、かつ、
上記第3の中継端子に第3の回路配線を介してつながる
第4の中継端子を設け、上記コントロール基板の片面
に、上記フレキシブル配線板の第4の中継端子に対応
し、上記パネルを駆動するための信号を供給する信号供
給端子を設け、上記パネルの周縁部に上記フレキシブル
配線板を重ねて、上記パネル周縁部の第1の中継端子,
電極端子,第2の中継端子と、上記フレキシブル配線板
の入力端子,出力端子,第3の中継端子とをそれぞれ対応
させて電気的に接続し、上記フレキシブル配線板に上記
コントロール基板を重ねて、上記フレキシブル配線板の
第4の中継端子と上記コントロール基板の信号供給端子
とをそれぞれ対応させて電気的に接続したことを特徴と
している。
【0029】また、上記パネルの周縁部の上記電極端子
が設けられた面と反対側の面に、上記コントロール基板
を直接またはスペーサを介して重ね、上記パネルと上記
コントロール基板の周縁部に、上記フレキシブル配線板
を巻回し、断面U字状の形状記憶合金または形状記憶樹
脂からなるクリップで、上記フレキシブル配線板の外周
側から上記パネル周縁部とコントロール基板を挟んで上
記対応する各端子を圧接するのが望ましい。
【0030】また、上記パネルの周縁部と上記フレキシ
ブル配線板との間、上記フレキシブル配線板と上記コン
トロール基板との間に、それぞれ加熱および加圧によ
り、または、加熱,冷却と加圧により硬化する接続材料
を設け、2つの熱圧着ヘッド先端で同時に上記対応する
各端子を接続するのが望ましい。
【0031】
【作用】第1の発明の実装構造では、動作時に、外部の
コントロール基板からコネクタなどを通してパネル周縁
部の第1の回路配線に信号が供給される。この信号は、
第1の中継端子からフレキシブル配線板の入力端子を経
て駆動用ICに入力される。この駆動用ICが出力した
信号はフレキシブル配線板の出力端子、パネル周縁部の
電極端子を経てパネル内部へ供給される。これによりパ
ネルが駆動される。また、上記信号は、上記第1の中継
端子で分岐されて、上記フレキシブル配線板の第2の回
路配線、第3の中継端子、パネル周縁部の第2の中継端
子およびこれにつながる第1の回路配線を経て、上記フ
レキシブル配線板に隣り合うフレキシブル配線板に対応
する第1の中継端子に供給される。そして、上記第1の
中継端子から上記隣り合うフレキシブル配線板の入力端
子を経て駆動用ICに入力される。この駆動用ICが出
力した信号は上記隣り合うフレキシブル配線板の出力端
子、パネル周縁部の電極端子を経てパネル内部へ供給さ
れる。このようにして次々と、隣り合うフレキシブル配
線板に対応する電極端子に上記信号が供給される。
【0032】この第1の発明の実装構造では、従来パネ
ルの側方に配されていた共通配線基板(図24,図25参
照)が省略されている。したがって、従来に比して、モ
ジュールのサイズが小さくなる。また、部品点数が減少
して、モジュールの重量が軽くなる。また、このように
部品点数が減少するので、材料費が削減される。しか
も、パネル周縁部の第1の中継端子,電極端子,第2の電
極端子とフレキシブル配線板の入力端子,出力端子,第3
の電極端子とは、例えば異方導電材を介して一括して接
続され、また、フレキシブル配線板と共通配線基板との
接続工程はない(なお、コントロール基板は、パネル周
縁部の第1の回路配線に対して、従来と同様にコネクタ
を介して接続される。)。したがって、従来に比して工
数が減少する。したがって、コストが低下する。
【0033】また、従来に比べ部品点数が少なくモジュ
ールサイズも小さいので、あるいは接続回数も少ないの
で、外力の影響を受けにくく不良発生確率が減る等の作
用が生じ、モジュールの信頼性が向上する。
【0034】また、上記フレキシブル配線板のうち上記
パネルの周縁部から側方へはみ出す部分は、上記パネル
の周縁付近で巻回して折り曲げられている場合、モジュ
ールのサイズがさらに小さくなる。
【0035】また、上記フレキシブル配線板のうち上記
パネルの周縁部を巻回する部分の基材面に、上記周縁部
に沿った方向にスリットが設けられている場合、上記巻
回する部分でフレキシブル配線板が折り曲げ易くなり、
実装が容易になる。
【0036】また、断面U字状の形状記憶合金または形
状記憶樹脂からなり、上記フレキシブル配線板の外周側
から上記パネル周縁部を挟んで上記対応する各端子を圧
接するクリップを備える場合、上記各端子同士が簡単に
接続される。また、接続材料の拭き取り作業等をするこ
となく、組立後に判明もしくは発生した不良ICが搭載
されたフレキシブル配線板の交換が容易に行われる。
【0037】また、上記フレキシブル配線板のうち上記
入力端子,出力端子,第3の中継端子の列と上記第2の回
路配線との隙間に相当する部分の基材面に、上記隙間に
沿ってスリットが設けられている場合、このスリットは
上記各端子に近接していることから、上記対応する各端
子同士を接続する材料のうち余分なものが上記スリット
を通して上記第2の回路配線パターン等の影響を受けず
に各端子間にバラツキ少なく容易に流れる。したがっ
て、上記フレキシブル基板の各接続端子部と上記第1ま
たは第2の回路配線間の絶縁性を保ち易く、また、各接
続端子間の接続後の条件が均一化して、信頼性が安定化
する。
【0038】また、上記フレキシブル配線板のうち上記
入力端子,出力端子または第3の中継端子に相当する部
分の基材面が取り除かれている場合、上記パネル周縁部
にフレキシブル配線板を接続した状態で、基材面が取り
除かれた箇所を通して、上記各端子に動作テスト用のプ
ローバ端子を接触させ得る。したがって、上記パネル,
駆動用ICの動作テストが容易に行なわれる。
【0039】また、上記フレキシブル配線板は、上記入
力端子,出力端子,第3の中継端子の列が上記第2の回路
配線よりも外側になる状態で上記パネルの周縁部に重ね
られ、上記フレキシブル配線板のうち上記第2の回路配
線に相当する部分が、上記各端子に相当する部分に対し
て90度乃至180度折り曲げられている場合、パネル
周縁部の幅は上記各端子に相当する部分だけで済み、パ
ネル周縁部の幅が狭く設計され得る。この結果、モジュ
ールのサイズがさらに小さくなる。
【0040】また、上記フレキシブル配線板は、上記入
力端子,出力端子,第3の中継端子の列が上記第2の回路
配線よりも内側になる状態で上記パネルの周縁部に重ね
られ、上記フレキシブル配線板のうち上記各端子の列に
関して上記第2の回路配線と反対側の部分が、上記各端
子に相当する部分に対して90度乃至180度折り曲げ
られている場合、パネル周縁部の幅は上記各端子に相当
する部分だけで済み、パネル周縁部の幅が狭く設計され
得る。この結果、モジュールのサイズがさらに小さくな
る。
【0041】また、上記駆動用ICは、上記フレキシブ
ル配線板のうち上記折り曲げられた部分に搭載されてい
る場合、上記駆動用ICの幅の分だけ上記フレキシブル
配線板がパネル周縁部の側方へはみ出す量が減少して、
モジュールのサイズがさらに小さくなる。
【0042】また、上記フレキシブル配線板上に、コン
デンサ、抵抗等の電子部品を実装すると、入力信号系の
ノイズ対第等がコンパクトな実装で容易に行われ、表示
品位の高いコンパクトモジュールが実現される。
【0043】また、第2の発明のパネルの実装方法で
は、上記パネル周縁部の第1の中継端子,電極端子,第2
の中継端子と上記フレキシブル配線板の入力端子,出力
端子,第3の中継端子とを所定の電気接続材料(異方導電
材,半田,光硬化絶縁樹脂等)を介して電気的に接続する
ので、上記各端子同士が一括して接続される。また、フ
レキシブル配線板と共通配線基板との接続工程はない
(なお、コントロール基板は、パネル周縁部の第1の回
路配線に対して、従来と同様にコネクタを介して接続さ
れる。)。したがって、工数が減少して、コストが低下
する。また入力端子と出力端子の接続条件が同一にな
り、製造時における両端子の接続条件バラツキが減り、
モジュールの信頼性が安定化される。
【0044】また、第3の発明の実装構造では、動作時
に、コントロール基板の信号供給端子からフレキシブル
配線板の第4の中継端子に信号が供給される。この信号
は、上記第4の中継端子から第3の回路配線、第3の中
継端子、第2の回路配線、入力端子を経て駆動用ICに
入力される。この駆動用ICが出力した信号はフレキシ
ブル配線板の出力端子、パネル周縁部の電極端子を経て
パネル内部へ供給される(直接的経路)。これによりパネ
ルが駆動される。なお、上記信号は、次の間接的経路に
よってもパネルに供給され得る。すなわち、上記信号
は、上記フレキシブル配線板の第3の中継端子で分岐さ
れて、パネル周縁部の第2の中継端子およびこれにつな
がる第1の回路配線を経て、上記フレキシブル配線板に
隣り合うフレキシブル配線板に対応する第1の中継端子
に供給される。そして、上記第1の中継端子から上記隣
り合うフレキシブル配線板の入力端子を経て駆動用IC
に入力される。この駆動用ICが出力した信号は上記隣
り合うフレキシブル配線板の出力端子、パネル周縁部の
電極端子を経てパネル内部へ供給される。このようにし
て次々と、隣り合うフレキシブル配線板に対応する電極
端子に上記信号が供給される。
【0045】この第3の発明の実装構造では、従来パネ
ルの側方に配されていた共通配線基板(図24,図25参
照)とコネクタが省略されている。したがって、従来に
比して、モジュールのサイズが小さくなる。また、部品
点数が減少して、モジュールの重量が軽くなる。また、
このように部品点数が減少するので、材料費が削減され
る。しかも、パネル周縁部の第1の中継端子,電極端子,
第2の電極端子とフレキシブル配線板の入力端子,出力
端子,第3の電極端子とは、例えば異方導電材を介して
一括して接続される。フレキシブル配線板とコントロー
ル基板との接続工程は、従来の共通配線基板との接続工
程と同程度またはそれ以下(後述)の手間で済む。コネク
タに関する接続工程は全く省略される。したがって、全
体として、従来に比して工数が減少する。したがって、
コストが低下する。また、従来より接続回数が減る等に
より信頼性が安定化し、向上する。
【0046】また、上記パネルは略矩形状をなし、上記
コントロール基板は上記パネルの周縁部に沿って略L字
状,コの字状またはロの字状をなしている場合、上記コ
ントロール基板から上記各フレキシブル配線板に対し
て、上記信号がそれぞれ必要に応じて直接的経路、すな
わち最短経路で供給される。したがって、配線抵抗が減
少する。
【0047】また、上記複数のフレキシブル配線板のう
ち一部のフレキシブル配線板の第4の中継端子は上記コ
ントロール基板の信号供給端子に接続されていない場
合、フレキシブル配線板とコントロール基板との接続箇
所が減る。したがって、さらに工数が減少して、コスト
が低下する。例えば、パネル周縁部のコーナー部分では
フレキシブル配線板の第4の中継端子とコントロール基
板の信号供給端子とを接続する一方、上記コーナー部分
以外の箇所ではフレキシブル配線板の第4の中継端子と
コントロール基板の信号供給端子とを接続しないように
する。この場合、パネル周縁部のコーナー部分のフレキ
シブル配線板に対応する電極端子には上記直接的経路を
通して上記信号が供給される一方、上記コーナー部分以
外の箇所のフレキシブル配線板に対応する電極端子には
上記間接的経路を通して上記信号が供給される。しか
も、この場合、コントロール基板は上記パネル周縁部に
沿って長々と設ける必要はなく、コーナー部分にのみ設
ければ良い。したがって、モジュールのサイズがさらに
小さくなり、かつ、軽量化される。
【0048】また、上記残りのフレキシブル配線板の上
記第4の中継端子は、基材面とともに切断して除去され
ている場合、実装にあたって予め異なる種類のフレキシ
ブル配線板を用意しなくても済む。すなわち、予め用意
するフレキシブル配線板はすべて第4の中継端子を有す
るものとし、実装開始前に上記第4の中継端子を切断し
て除去する。このようにした場合、フレキシブル配線板
の設計コストが増加するようなことがない。
【0049】また、上記残りのフレキシブル配線板の上
記パネルの周縁部から側方へはみ出す部分は、上記パネ
ルの周縁部を巻回して折り曲げられている場合、モジュ
ールのサイズがさらに小さくなる。
【0050】また、上記コントロール基板は、上記パネ
ルの周縁部に対して、直接またはスペーサを介して重ね
られ、一体に取り付けられている場合、モジュールの強
度が増して信頼性が高まる。また、上記パネルとコント
ロール基板とを取り付けるための余分な補強部材を設け
なくても済むので、モジュールが小型軽量に設計され
る。
【0051】また、上記コントロール基板は、上記パネ
ルの周縁部の上記電極端子が設けられた面と反対側の面
に取り付けられ、上記フレキシブル配線板は、上記パネ
ルと上記コントロール基板の周縁部を巻回している場
合、モジュールのサイズがさらに小さくなる。
【0052】また、断面U字状の形状記憶合金または形
状記憶樹脂からなり、上記フレキシブル配線板の外周側
から上記パネル周縁部とコントロール基板を挟んで上記
対応する各端子を圧接するクリップを備える場合、上記
各端子同士が簡単に接続されるとともに、組立後に判明
もしくは発生した不良ICが搭載された上記フレキシブ
ル配線板の交換が容易に行われる。
【0053】また、上記パネル周縁部と上記フレキシブ
ル配線板、上記フレキシブル配線板と上記コントロール
基板は、それぞれ同一の接続材料で接続されている場
合、例えば2つの熱圧着ヘッド先端で上記導電材を加熱
および硬化することによって、同時に一括して接続され
る。したがって、工数が減少して、コストが低下する。
【0054】また、第4の発明のパネルの実装方法で
は、パネルの第1の中継端子,電極端子,第2の電極端子
とフレキシブル配線板の入力端子,出力端子,第3の電極
端子とは、例えば異方導電材を介して一括して接続され
る。また、フレキシブル配線板とコントロール基板との
接続工程は、従来の共通配線基板との接続工程と同程度
またはそれ以下の手間で済む。コネクタに関する接続工
程は全く省略される。したがって、全体として、従来に
比して工数が減少する。したがって、コストが低下す
る。
【0055】また、上記パネルの周縁部の上記電極端子
が設けられた面と反対側の面に、上記コントロール基板
を直接またはスペーサを介して重ね、上記パネルと上記
コントロール基板の周縁部に、上記フレキシブル配線板
を巻回し、断面U字状の形状記憶合金または形状記憶樹
脂からなるクリップで、上記フレキシブル配線板の外周
側から上記パネル周縁部とコントロール基板を挟んで上
記対応する各端子を圧接する場合、モジュールのサイズ
がさらに小さくなる。しかも、上記各端子が簡単に接続
され、実装が容易になる。
【0056】また、上記パネルの周縁部と上記フレキシ
ブル配線板との間、上記フレキシブル配線板と上記コン
トロール基板との間に、それぞれ加熱および加圧によ
り、または、加熱,冷却と加圧により硬化する接続材料
を設け、2つの熱圧着ヘッド先端で同時に上記対応する
各端子を接続する場合、上記パネルとフレキシブル配線
板、上記フレキシブル配線板とコントロール基板とが同
時に一括して接続される。したがって、工数が減少して
コストが低下する。
【0057】
【実施例】以下、この発明のパネルの実装構造および実
装方法を実施例により詳細に説明する。
【0058】図1は第1の発明の一実施例の液晶モジュ
ールを斜めから見たところを示している。液晶パネル2
0は、一対のガラス基板1,2の間に液晶21(図3参
照)を封入して構成されている。一方のガラス基板2の
周縁部に、この液晶パネル20を駆動するための駆動用
IC5が搭載された5つのフレキシブル配線板4,4′,
4″,4S,4S′が取り付けられている。
【0059】図2(a),(b)はそれぞれ上記液晶パネル2
0の周縁部,フレキシブル配線板4を上方から見たとこ
ろを示している。同図(a)に示すように、液晶パネル2
0(ガラス基板2)の周縁部には、互いに同一層をなす短
冊状の第1の中継端子45,電極端子3,第2の中継端子
46が所定のピッチで複数ずつ順に配設されている。上
記電極端子3は、配線31を介してパネル内部の画素
(図示せず)につながっている。中継端子46,45のパ
ネル内部側には第1の回路配線73が設けられている。
第1の回路配線73は、パネル周縁部に沿って延び、上
記中継端子46と中継端子45とを電気的に接続してい
る。なお、配線31,第1の回路配線73は絶縁層9に
よって覆われている。一方、同図(b)に示すように、フ
レキシブル配線板4は略矩形状のものであり、柔軟性を
有する基材面40に、入力端子44,出力端子42,第3
の中継端子48を含む配線層を設けて構成されている。
上記入力端子44,出力端子42,第3の中継端子48
は、それぞれ短冊状をなし、フレキシブル配線板4の裏
面の上記パネル周縁部の各端子45,3,46と対応する
箇所に設けられている。フレキシブル配線板4の片側に
は、上記入力端子44,出力端子42,第3の中継端子4
8の列に沿って延び、入力端子44と第3の中継端子4
8とを接続する第2の回路配線47が設けられている。
上記入力端子44,出力端子42は、それぞれ配線43,
41を介して駆動用IC5につながっている。駆動用I
C5は、長手方向が入力端子44,出力端子42,第3の
中継端子48の列に沿った状態でフレキシブル配線板4
に搭載されており、図3に示すように、バンプ電極5a,
5bを介して上記配線43,41に接続されている。な
お、図2(b)に示すように、配線43には、信号調整用
のコンデンサ55を接続して、駆動用IC5,5,…の間
の表示品位差を低減するようにしている。
【0060】また、第2の回路配線47の表面に配線間
の絶縁信頼性を増すために、絶縁樹脂等(図示せず)が塗
布されていても良い。
【0061】実装にあたっては、液晶パネル20の周縁
部とフレキシブル配線板4とを対向させて、上記第1の
中継端子45,電極端子3,第2の中継端子46と、上記
入力端子44,出力端子42,第3の中継端子48とをそ
れぞれ1対1で位置合わせする。そして、図3に示すよ
うに、上記第1の中継端子45,電極端子3,第2の中継
端子46と上記入力端子44,出力端子42,第3の中継
端子48とを、異方導電材95を介して熱圧着する。こ
れにより、上記各端子同士を一括して電気的に接続す
る。パネルフレキシブル配線板4は、図示のように、入
力端子44,出力端子42,第3の中継端子48の列が第
2の回路配線47よりも外側になる状態でパネル周縁部
に重なる。なお、異方導電材95を設ける領域は、各端
子の寸法程度としても良いが、絶縁層9の外側全域に設
けても良い。また、異方導電材95に代えて、半田や光
硬化樹脂その他の接続材を用いても良い。このようにし
て、図1に示すように、液晶パネル20の一辺には上記
フレキシブル配線板4と同一パターンのフレキシブル配
線板4′,4″を接続する一方、もう1つの辺には上記
フレキシブル配線板4と別のパターンのフレキシブル配
線板4S,4S′を接続する。また、従来と同様に、第
1の回路配線73のうち液晶パネル20のコーナー上の
部分に、液晶パネル20を駆動するための信号を供給す
るコントロール基板(図示せず)をコネクタ8を介して接
続する。
【0062】動作時には、上記コントロール基板からコ
ネクタ8を通してパネル周縁部の第1の回路配線73に
駆動用の信号が与えられる。この信号は、図2に示す第
1の中継端子45からフレキシブル配線板4の入力端子
44,配線43を経て駆動用IC5に入力される。この
駆動用IC5が出力した信号はフレキシブル配線板4の
配線41,出力端子42,パネル周縁部の電極端子3,配
線31を経て液晶パネル20の画素(図示せず)に供給さ
れる。これにより液晶パネル20が駆動される。また、
上記信号は、上記第1の中継端子45で分岐されて、フ
レキシブル配線板4の第2の回路配線47、第3の中継
端子48、パネル周縁部の第2の中継端子46およびこ
れにつながる第1の回路配線73を経て、上記フレキシ
ブル配線板4に隣り合うフレキシブル配線板4′に対応
する第1の中継端子45に供給される。そして、上記第
1の中継端子45からフレキシブル配線板4′の入力端
子を経て駆動用IC5に入力される。この駆動用IC5
が出力した信号はフレキシブル配線板4′の出力端子、
パネル周縁部の電極端子3を経てパネル内部へ供給され
る。このようにして次々と、隣り合うフレキシブル配線
板4,4′,…に対応する電極端子3に上記信号が供給さ
れる。液晶パネル20のもう1つの辺のフレキシブル配
線板4S,4S′(図1)に対応する電極端子3に対して
も、同様にして上記信号が供給される。
【0063】この液晶モジュールでは、従来パネルの側
方に配されていた共通配線基板(図24,図25参照)を
省略しているので、従来に比して、モジュールのサイズ
を小さくすることができる。また、部品点数を減少させ
て、モジュールの重量を軽くすることができる。また、
このように部品点数を減少させているので、材料費を削
減することができる。しかも、パネル周縁部の第1の中
継端子45,電極端子3,第2の電極端子46とフレキシ
ブル配線板4,…の入力端子44,出力端子42,第3の
電極端子48とは、異方導電材95を介して一括して接
続され、また、フレキシブル配線板4,…と共通配線基
板との接続工程はない(なお、コントロール基板は、パ
ネル周縁部の第1の回路配線に対して、従来と同様にコ
ネクタを介して接続される。)。したがって、従来に比
して工数を減少させることができ、コストを低下させる
ことができる。また、信頼性も高い。
【0064】図4,図5は上記液晶モジュールの変形例
を示している。この例では、図5に示すように、フレキ
シブル配線板4,…のうちパネル周縁部を巻回する部分
の基材面40に、上記周縁部に沿った方向にスリット1
01を設けている。そして、上記フレキシブル配線板
4,…をパネル周縁部に接続した後、フレキシブル配線
板4,…のうち液晶パネル20(ガラス基板2)の周縁部
から側方へはみ出す部分を、パネル周縁部を巻回して折
り曲げている。これにより、液晶モジュールのサイズを
さらに小さくすることができる。なお、スリット101
を設けていることから、フレキシブル配線板4,…は折
り曲げ易くなっており、実装は易しい。この実装状態で
は、断面U字状の形状記憶合金または形状記憶樹脂から
なるクリップ(図示せず)を用いて、フレキシブル配線板
4,…の外周側からパネル周縁部を挟んで上記対応する
各端子を圧接しても良い。これにより、上記各端子同士
が簡単に接続される。
【0065】また、図6または図7に示すように、フレ
キシブル配線板4のうち上記入力端子44,出力端子4
2,第3の中継端子48の列と上記第2の回路配線47
との隙間に相当する部分の基材面40に、上記隙間に沿
ってスリット102を設けても良い。この場合、スリッ
ト102が上記各端子44,42,48の列に近接してい
るので、図7に示すようにパネル周縁部にフレキシブル
配線板4を接続するとき、上記スリット102を通し
て、異方導電材95の余ったものが容易に、かつ、各端
子で均一に流れ出る。したがって、接続部の信頼性が安
定化する。
【0066】また、図8に示すように、フレキシブル配
線板4のうち上記入力端子44,出力端子42または第
3の中継端子48に相当する部分の基材面40を取り除
き、開口103を設けても良い。この場合、液晶パネル
20の周縁部にフレキシブル配線板4を接続した状態
で、上記開口103を通して、フレキシブル配線板4の
入力端子44,出力端子42または第3の中継端子48
に、動作テスト用のプローバ端子を接触させることがで
きる。したがって、液晶パネル20,駆動用ICの動作
テストを容易に行うことができる。
【0067】また、図9に示すように、フレキシブル配
線板4のうち第2の回路配線47に相当する部分を、上
記入力端子44,出力端子42,第3の中継端子48に相
当する部分に対して90度乃至180度折り曲げても良
い。このようにした場合、パネル周縁部の幅は上記各端
子44,42,48に相当する分だけで済み、パネル周縁
部の幅を狭く設計できる。この結果、モジュールのサイ
ズをさらに小さくすることができる。
【0068】また、図10に示すように、フレキシブル
配線板4を、入力端子44,出力端子42,第3の中継端
子48の列が第2の回路配線47よりも内側になる状態
でパネルの周縁部に重ね、さらに、フレキシブル配線板
4のうち第2の回路配線47と反対側の部分を、上記各
端子44,42,48に相当する部分に対して90度乃至
180度折り曲げても良い。なお、90は、フレキシブ
ル配線板4の折り曲げ箇所に曲率を持たせるための棒状
部材を示している。このようにした場合、図9の例と同
様に、パネル周縁部の幅は上記各端子44,42,48に
相当する分だけで済み、パネル周縁部の幅を狭く設計で
きる。この結果、モジュールのサイズをさらに小さくす
ることができる。しかも、図示のように、駆動用IC5
を上記折り曲げた部分に搭載しているので、上記駆動用
IC5の幅の分だけフレキシブル配線板4がパネル周縁
部の側方へはみ出す量を減少させることができ、この結
果、モジュールのサイズをさらに小さくすることができ
る。
【0069】なお、フレキシブル配線板として、バンプ
付き表裏2層配線のものを用いても良い。これにより、
更に異なったコンパクトモジュールの設計が可能にな
る。
【0070】図11は第3の発明の一実施例の液晶モジ
ュールを斜めから見たところを示している。液晶パネル
20は、矩形状の一対のガラス基板1,2の間に液晶2
1(図16参照)を封入して構成されている。一方のガラ
ス基板2の周縁部に、この液晶パネル20を駆動するた
めの駆動用IC5が搭載された5つのフレキシブル配線
板4A,4A′,4A″,4T,4T′が取り付けられてい
る。液晶パネル20の周縁部に沿って、液晶パネル20
を駆動するための信号を供給するL字状のコントロール
基板11が設けられている(91は電子部品を示してい
る。)。
【0071】図12(a),(b)はそれぞれ上記液晶パネル
20の周縁部,フレキシブル配線板4Aを上方から見た
ところを示している。同図(a)に示すように、液晶パネ
ル20(ガラス基板2)の周縁部には、互いに同一層をな
す短冊状の第1の中継端子45,電極端子3,第2の中継
端子46が所定のピッチで複数ずつ順に配設されてい
る。上記電極端子3は、配線31を介してパネル内部の
画素(図示せず)につながっている。中継端子46,45
のパネル内部側には第1の回路配線73が設けられてい
る。第1の回路配線73は、パネル周縁部に沿って延
び、上記中継端子46と中継端子45とを電気的に接続
している。なお、配線31,第1の回路配線73は絶縁
層9によって覆われている。一方、同図(b)に示すよう
に、フレキシブル配線板4Aは矩形状のものであり、柔
軟性を有する基材面40に、入力端子44,出力端子4
2,第3の中継端子48,第4の中継端子49を含む配線
層を設けて構成されている。上記入力端子44,出力端
子42,第3の中継端子48は、それぞれ短冊状をな
し、フレキシブル配線板4Aの裏面の上記パネル周縁部
の各端子45,3,46と対応する箇所に設けられてい
る。フレキシブル配線板4Aの片側には、上記入力端子
44,出力端子42,第3の中継端子48の列に沿って延
び、入力端子44と第3の中継端子48とを接続する第
2の回路配線47が設けられている。上記入力端子4
4,出力端子42は、それぞれ配線43,41を介して駆
動用IC5につながっている。駆動用IC5は、長手方
向が入力端子44,出力端子42,第3の中継端子48の
列に沿った状態でフレキシブル配線板4Aに搭載されて
おり、図16に示すように、バンプ電極5a,5bを介し
て上記配線43,41に接続されている。また、図12
(b)に示すように、フレキシブル配線板4には第4の中
継端子49が設けられている。この第4の中継端子49
は、上記第3の中継端子48に第3の回路配線50を介
してつながり、同図(a)に示すコントロール基板11の
片面に設けられた信号供給端子51と対応する箇所に設
けられている。なお、配線43には、信号調整用のコン
デンサ55を接続して、駆動用IC5,5,…の間の表示
品位の差をなくすようにしている。
【0072】実装にあたっては、液晶パネル20の周縁
部とフレキシブル配線板4Aとを対向させて、上記第1
の中継端子45,電極端子3,第2の中継端子46と、上
記入力端子44,出力端子42,第3の中継端子48とを
それぞれ1対1で位置合わせする。そして、図16に示
すように、上記第1の中継端子45,電極端子3,第2の
中継端子46と上記入力端子44,出力端子42,第3の
中継端子48とを、異方導電材95を介して熱圧着す
る。これにより、上記各端子同士を一括して電気的に接
続する。フレキシブル配線板4Aは、図示のように、入
力端子44,出力端子42,第3の中継端子48の列が第
2の回路配線47よりも外側になる状態でパネル周縁部
に重なる。なお、異方性導電材95を設ける領域は、上
記各端子の寸法程度としても良いが、絶縁層9の外側領
域全域に設けても良い。また、異方導電材95に代え
て、半田その他の接続材を用いても良い。このようにし
て、図11に示すように、液晶パネル20の一辺には上
記フレキシブル配線板4Aと同一パターンのフレキシブ
ル配線板4A′,4A″を接続する一方、もう1つの辺
には上記フレキシブル配線板4Aと別のパターンのフレ
キシブル配線板4T,4T′を接続する。また、フレキ
シブル配線板4A,…の第4の中継端子49とコントロ
ール基板11の信号供給端子51とをそれぞれ1対1で
位置合わせし、図16に示すように、異方導電材95を
介して接続する。
【0073】動作時には、コントロール基板11の信号
供給端子51からフレキシブル配線板4Aの第4の中継
端子49に信号が供給される。この信号は、図12(b)
に示す第4の中継端子49から第3の回路配線50,第
3の中継端子48,第2の回路配線47,入力端子44,
配線43を経て駆動用IC5に入力される。この駆動用
IC5が出力した信号はフレキシブル配線板4Aの配線
41,出力端子42,パネル周縁部の電極端子3,配線3
1を経て液晶パネル20の画素(図示せず)に供給される
(直接的経路)。これにより、最短経路で少ない配線抵抗
でもって、液晶パネル20が駆動される。なお、上記信
号は、次の間接的経路によってもパネルに供給され得
る。すなわち、上記信号は、フレキシブル配線板4Aの
第3の中継端子48で分岐されて、パネル周縁部の第2
の中継端子46およびこれにつながる第1の回路配線7
3を経て、上記フレキシブル配線板4Aに隣り合うフレ
キシブル配線板4A′に対応する第1の中継端子45に
供給される。そして、上記第1の中継端子45からフレ
キシブル配線板4A′の入力端子44を経て駆動用IC
5に入力される。この駆動用IC5が出力した信号はフ
レキシブル配線板4A′の出力端子、パネル周縁部の電
極端子3を経てパネル内部へ供給される。このようにし
て次々と、隣り合うフレキシブル配線板4A,4A′,…
に対応する電極端子3に上記信号が供給される。
【0074】この液晶モジュールでは、従来パネルの側
方に配されていた共通配線基板(図24,図25参照),コ
ネクタを省略しているので、従来に比して、モジュール
のサイズを小さくすることができる。また、部品点数を
減少させて、モジュールの重量を軽くすることができ
る。また、このように部品点数を減少させているので、
材料費を削減することができる。しかも、パネル周縁部
の第1の中継端子45,電極端子3,第2の電極端子46
とフレキシブル配線板4A,…の入力端子44,出力端子
42,第3の電極端子48とは、異方導電材95を介し
て一括して接続される。また、フレキシブル配線板4
A,…とコントロール基板11との接続工程は、従来の
共通配線基板との接続工程と同程度の手間で済む。コネ
クタに関する接続工程は全く省略できる。したがって、
全体として、従来に比して工数を減少させることができ
る。したがって、コストを低下させることができる。し
かも、信頼性が高い。またコントロール基板11は硬質
のガススエポキシ材基板でも良いが、薄くて柔軟なポリ
イミドやポリエステル材でも良い。この場合、更に薄型
・軽量化ができる。
【0075】図13乃至15はそれぞれ上記液晶モジュ
ールの変形例を示している。図13に示した液晶モジュ
ールでは、フレキシブル配線板4T′の第4の中継端子
49はコントロール基板11Aの信号供給端子に接続さ
れない状態となっている(コントロール基板11Aは、
図11に示したコントロール基板11に比して、軽量化
のためL字形状の短辺側が短く設計されている。)。し
たがって、フレキシブル配線板とコントロール基板11
Aとの接続箇所を減らすことができ、工数を減少させ
て、さらにコストを低下させることができる。なお、こ
の場合、パネル周縁部のフレキシブル配線板4A,4
A′,4A″,4Tに相当する部分は上記直接的経路を通
して(または上記間接的経路を通して)上記駆動用の信号
が供給される一方、パネル周縁部のフレキシブル配線板
4T′に相当する部分は上記間接的経路を通して上記信
号が供給される。
【0076】また、図14に示した液晶モジュールで
は、フレキシブル配線板4A′,4A″,4T′の第4の
中継端子49および第3の回路配線50が、基材面40
とともに切断して除去された状態となっている(コント
ロール基板11Bは、軽量化のためL字形状の長辺,短
辺とも短く設計されている。)。したがって、フレキシ
ブル配線板とコントロール基板11Aとの接続箇所を減
らすことができ、工数を減少させて、さらにコストを低
下させることができる。なお、この場合、実装にあたっ
て予め異なる種類のフレキシブル配線板を用意する必要
はなく、実装開始前に第4の中継端子49および第3の
回路配線50を切断して除去すれば良い。また、パネル
周縁部のフレキシブル配線板4A,4Tに相当する部分
は上記直接的経路を通して上記駆動用の信号が供給され
る一方、パネル周縁部のフレキシブル配線板4A′,4
A″,4T′に相当する部分は上記間接的経路を通して
上記信号が供給される。
【0077】また、図15に示した液晶モジュールで
は、コントロール基板11Bに接続しないフレキシブル
配線板4A′,4A″,4T′のパネル周縁部から側方へ
はみ出す部分を、パネル周縁部を巻回して折り曲げてい
る。これにより、フレキシブル配線板とコントロール基
板11Bとの接続箇所を減らすことができる上、モジュ
ールのサイズをさらに小さくすることができる。
【0078】図17乃至図21は上記液晶モジュールの
さらなる変形例を示している。図17に示した液晶モジ
ュールでは、コントロール基板11は、パネル周縁部の
フレキシブル配線板4A上に一部重ねられ、図示しない
接着材(または両面テープ)で接着して一体に取り付けら
れている。この場合、モジュールの強度を増して信頼性
を高めることができる。また、液晶パネル20とコント
ロール基板11とを取り付けるための余分な補強部材を
設けなくても済むので、モジュールさらに小型軽量に設
計することができる。
【0079】また、図18に示した液晶モジュールで
は、コントロール基板11は、パネル周縁部の電極端子
3が設けられた面と反対側の面に、一部重ねられ接着材
12で接着して一体に取り付けられている。フレキシブ
ル配線板11の第3の回路配線50に相当する部分は、
略ガラス基板2の厚さ分だけ段差ができるように2箇所
折り曲げられている。実装にあたっては、まず、この液
晶パネル20とコントロール基板11との接着を行い、
続いて、図示のように折り曲げたフレキシブル配線板4
Aの端子42,…とパネル周縁部の端子3,…、フレキシ
ブル配線板4Aの端子49とコントロール基板11の端
子51の位置合わせを行う。そして、図22に示すよう
に、フレキシブル配線板4Aとパネル周縁部との間、フ
レキシブル配線板4Aとコントロール基板11との間
に、それぞれ同一の異方性導電材95,95を上記対応
する各端子の間に供給し、2つの熱圧着ヘッド15,1
6で同時に上記対応する各端子同士を熱圧着して接続す
る。または、図23に示すように、2つのヘッド先端を
有する熱圧着ヘッド17で同時に上記対応する各端子同
士を熱圧着して接続する。これにより、接続回数を減ら
して工数を減少させることができ、コストを低下させる
ことができる。しかも、図17に示したものと同様に、
モジュールの強度を増して信頼性を高めることができ、
モジュールの小型軽量に設計することができる。
【0080】図19に示した液晶モジュールでは、コン
トロール基板11は、パネル周縁部の電極端子3が設け
られた面と反対側の面に、パネル周縁部の側方へはみ出
さないように接着材12で接着して取り付けられてい
る。また、フレキシブル配線板4Aは、液晶パネル20
とコントロール基板11の周縁部を巻回して折り曲げら
れている。この場合、コントロール基板11が液晶パネ
ル20の側方にはみ出さないので、モジュールのサイズ
をさらに小さくすることができる。しかも、図17,図
18に示したものと同様に、モジュールの強度を増して
信頼性を高めることができ、モジュールを軽量に設計す
ることができる。なお、図20に示すように、コントロ
ール基板11に電子部品91が搭載されている場合は、
電子部品91用の隙間を確保するために、ガラス基板2
とコントロール基板11との間にスペーサ13,13を
設けても良い。
【0081】図21に示す液晶モジュールでは、断面U
字状の形状記憶合金または形状記憶樹脂からなるクリッ
プ10を用いて、フレキシブル配線板49の外周側から
パネル周縁部とコントロール基板11を挟んで上記対応
する各端子を圧接している。14は緩衝材を示してい
る。この場合、上記対応する各端子の間に異方導電材な
どを省略でき、上記各端子同士を直接簡単に接続するこ
とができる。したがって、液晶パネル20を容易に実装
することができる。また、簡単に取り外しができること
から、駆動用IC5などが不良であったとき、不良品の
交換を容易に行うことができる。しかも、図19,図2
0に示したものと同様に、コントロール基板11が液晶
パネル20の側方にはみ出さないので、モジュールのサ
イズをさらに小さくすることができる。また、モジュー
ルの強度を増して信頼性を高めることができ、モジュー
ルを軽量に設計することができる。
【0082】
【発明の効果】以上より明らかなように、第1の発明の
パネルの実装構造は、片面の周縁部に沿って複数配設さ
れた電極端子を有するパネルの上記電極端子に、柔軟性
を有する基材面に配線層を有し、上記パネルを駆動する
ための駆動用ICを搭載した複数のフレキシブル配線板
を電気的に接続するとともに、上記各フレキシブル配線
板に、外部から与えられた信号を伝達する回路配線を電
気的に接続するパネルの実装構造において、上記パネル
の周縁部で、上記フレキシブル配線板に対応する電極端
子の上記周縁部に沿った方向の両側に、それぞれ上記フ
レキシブル配線板に対応し、上記電極端子と同一層をな
す第1の中継端子,第2の中継端子を設けるとともに、
上記各端子がなす列の近傍に、上記フレキシブル配線板
に対応する第2の中継端子と、上記フレキシブル配線板
に隣り合うフレキシブル配線板に対応する第1の中継端
子とを接続する第1の回路配線を設け、上記フレキシブ
ル配線板で、上記パネル周縁部の上記第1の中継端子,
電極端子,第2の中継端子と対応する箇所に、上記配線
層の一部からなり、上記駆動用ICにつながる入力端
子,出力端子と第3の中継端子とを設けるとともに、上
記入力端子と第3の中継端子とを接続する第2の回路配
線を設け、上記パネルの周縁部に上記フレキシブル配線
板を重ねて、上記パネル周縁部の第1の中継端子,電極
端子,第2の中継端子と、上記フレキシブル配線板の入
力端子,出力端子,第3の中継端子とをそれぞれ対応させ
て電気的に接続しているので、従来パネルの側方に配さ
れていた共通配線基板を省略できる。したがって、従来
に比して、モジュールのサイズを小さくすることができ
る。また、部品点数を減少させているので、モジュール
の重量を軽くすることができる。また、このように部品
点数を減少させているので、材料費を削減できる。しか
も、パネル周縁部の第1の中継端子,電極端子,第2の電
極端子とフレキシブル配線板の入力端子,出力端子,第3
の電極端子とを、例えば異方導電材を介して一括して接
続でき、また、フレキシブル配線板と共通配線基板との
接続工程を省略できる(なお、コントロール基板は、パ
ネル周縁部の第1の回路配線に対して、従来と同様にコ
ネクタを介して接続する。)。したがって、従来に比し
て工数を減少させることができる。したがって、コスト
を低下させることができる。しかも、信頼性が高い。
【0083】また、第2の発明のパネルの実装方法によ
れば、上記パネル周縁部の第1の中継端子,電極端子,第
2の中継端子と上記フレキシブル配線板の入力端子,出
力端子,第3の中継端子とを、所定の接続材(異方導電材
など)を介して電気的に接続するので、上記各端子同士
を一括して接続できる。また、フレキシブル配線板と共
通配線基板との接続工程はない。したがって、工数を減
少でき、コストを低下させることができる。
【0084】また、第3の発明のパネルの実装構造は、
片面の周縁部に沿って複数配設された電極端子を有する
パネルの上記電極端子に、柔軟性を有する基材面に配線
層を有し、上記パネルを駆動するための駆動用ICを搭
載した複数のフレキシブル配線板を電気的に接続すると
ともに、上記各フレキシブル配線板に、上記パネルを駆
動するための信号を供給するコントロール基板を電気的
に接続するパネルの実装構造において、上記パネルの周
縁部で、上記フレキシブル配線板に対応する電極端子の
上記周縁部に沿った方向の両側に、それぞれ上記フレキ
シブル配線板に対応し、上記電極端子と同一層をなす第
1の中継端子,第2の中継端子を設けるとともに、上記
各端子がなす列の近傍に、上記フレキシブル配線板に対
応する第2の中継端子と、上記フレキシブル配線板に隣
り合うフレキシブル配線板に対応する第1の中継端子と
を接続する第1の回路配線を設け、上記フレキシブル配
線板で、上記パネル周縁部の上記第1の中継端子,電極
端子,第2の中継端子と対応する箇所に、上記配線層の
一部からなり、上記駆動用ICにつながる入力端子,出
力端子と第3の中継端子とを設けるとともに、上記入力
端子と第3の中継端子とを接続する第2の回路配線を設
け、かつ、上記第3の中継端子に第3の回路配線を介し
てつながる第4の中継端子を設け、上記コントロール基
板の片面に、上記フレキシブル配線板の第4の中継端子
に対応し、上記パネルを駆動するための信号を供給する
信号供給端子を設け、上記パネルの周縁部に上記フレキ
シブル配線板を重ねて、上記パネル周縁部の第1の中継
端子,電極端子,第2の中継端子と、上記フレキシブル配
線板の入力端子,出力端子,第3の中継端子とをそれぞれ
対応させて電気的に接続し、上記フレキシブル配線板に
上記コントロール基板を重ねて、上記フレキシブル配線
板の第4の中継端子と上記コントロール基板の信号供給
端子とをそれぞれ対応させて電気的に接続しているの
で、従来パネルの側方に配されていた共通配線基板(図
24,図25参照)とコネクタを省略できる。したがっ
て、従来に比して、モジュールのサイズを小さくするこ
とができる。また、部品点数を減少させているので、モ
ジュールの重量を軽くすることができる。また、このよ
うに部品点数を減少させているので、材料費を削減でき
る。しかも、パネル周縁部の第1の中継端子,電極端子,
第2の電極端子とフレキシブル配線板の入力端子,出力
端子,第3の電極端子とを、例えば異方導電材を介して
一括して接続できる。フレキシブル配線板とコントロー
ル基板との接続工程は、従来の共通配線基板との接続工
程と同程度またはそれ以下(後述)の手間で済む。コネク
タに関する接続工程は全く省略することができる。この
結果、全体として、従来に比して工数を減少させること
ができる。したがって、コストを低下させることができ
る。しかも、接続回数が少ないこと等から、信頼性が高
い。
【0085】また、第4の発明のパネルの実装方法によ
れば、パネルの第1の中継端子,電極端子,第2の電極端
子とフレキシブル配線板の入力端子,出力端子,第3の電
極端子とを、例えば異方導電材を介して一括して接続で
きる。また、フレキシブル配線板とコントロール基板と
の接続工程は、従来の共通配線基板との接続工程と同程
度またはそれ以下の手間で済む。コネクタに関する接続
工程は全く省略することができる。この結果、全体とし
て、従来に比して工数を減少させることができる。した
がって、コストを低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明の一実施例の液晶モジュールを斜
めから見たところを示す図である。
【図2】 上記液晶モジュールの要部を上方から見たと
ころを示す図である。
【図3】 上記液晶モジュールの要部の断面を示す図で
ある。
【図4】 上記液晶モジュールの変形例を示す図であ
る。
【図5】 上記液晶モジュールの変形例を示す図であ
る。
【図6】 フレキシブル配線板にスリットを設けたもの
を示す図である。
【図7】 上記液晶モジュールの変形例を示す図であ
る。
【図8】 上記液晶モジュールの変形例を示す図であ
る。
【図9】 上記液晶モジュールの変形例を示す図であ
る。
【図10】 上記液晶モジュールの変形例を示す図であ
る。
【図11】 第3の発明の一実施例の液晶モジュールを
斜めから見たところを示す図である。
【図12】 上記液晶モジュールの要部を上方から見た
ところを示す図である。
【図13】 上記液晶モジュールの変形例を示す図であ
る。
【図14】 上記液晶モジュールの変形例を示す図であ
る。
【図15】 上記液晶モジュールの変形例を示す図であ
る。
【図16】 図11に示した液晶モジュールの要部断面
を示す図である。
【図17】 上記液晶モジュールの変形例を示す図であ
る。
【図18】 上記液晶モジュールの変形例を示す図であ
る。
【図19】 上記液晶モジュールの変形例を示す図であ
る。
【図20】 上記液晶モジュールの変形例を示す図であ
る。
【図21】 上記液晶モジュールの変形例を示す図であ
る。
【図22】 図18に示した液晶モジュールの実装する
状態を示す図である。
【図23】 図18に示した液晶モジュールの実装する
状態を示す図である。
【図24】 従来の液晶モジュールを斜めから見たとこ
ろを示す図である。
【図25】 従来の液晶モジュールの断面を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,2 ガラス基板 3 電極端子 4,…,4″,4A,…,4A″,4S,4S′,4T,4T′
フレキシブル配線板 5 駆動用IC 11,11A,11B コントロール基板 20 液晶パネル 42 出力端子 44 入力端子 45 第1の中継端子 46 第2の中継端子 47 第2の回路配線 48 第3の中継端子 49 第4の中継端子 50 第3の回路配線 51 信号供給端子 73 第1の回路配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−313731(JP,A) 特開 昭63−126292(JP,A) 特開 平4−115228(JP,A) 特開 平4−22075(JP,A) 特開 平4−321245(JP,A) 特開 平5−275130(JP,A) 実開 平1−9284(JP,U) 実開 平4−94267(JP,U) 実開 昭60−112079(JP,U) 実開 平4−79334(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 9/09 G09F 9/00 G02F 1/1345

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面の周縁部に沿って複数配設された電
    極端子を有するパネルの上記電極端子に、柔軟性を有す
    る基材面に配線層を有し、上記パネルを駆動するための
    駆動用ICを搭載した複数のフレキシブル配線板を電気
    的に接続するとともに、上記各フレキシブル配線板に、
    外部から与えられた信号を伝達する回路配線を電気的に
    接続するパネルの実装構造において、 上記パネルの周縁部で、上記フレキシブル配線板に対応
    する電極端子の上記周縁部に沿った方向の両側に、それ
    ぞれ上記フレキシブル配線板に対応し、上記電極端子と
    同一層をなす第1の中継端子,第2の中継端子を設ける
    とともに、上記各端子がなす列の近傍に、上記フレキシ
    ブル配線板に対応する第2の中継端子と、上記フレキシ
    ブル配線板に隣り合うフレキシブル配線板に対応する第
    1の中継端子とを接続する第1の回路配線を設け、 上記フレキシブル配線板で、上記パネル周縁部の上記第
    1の中継端子,電極端子,第2の中継端子と対応する箇所
    に、上記配線層の一部からなり、上記駆動用ICにつな
    がる入力端子,出力端子と第3の中継端子とを設けると
    ともに、上記入力端子と第3の中継端子とを接続する第
    2の回路配線を設け、 上記パネルの周縁部に上記フレキシブル配線板を重ね
    て、上記パネル周縁部の第1の中継端子,電極端子,第2
    の中継端子と、上記フレキシブル配線板の入力端子,出
    力端子,第3の中継端子とをそれぞれ対応させて電気的
    に接続したことを特徴とするパネルの実装構造。
  2. 【請求項2】 上記フレキシブル配線板のうち上記パネ
    ルの周縁部から側方へはみ出す部分は、上記パネルの周
    縁付近で巻回して折り曲げられていることを特徴とする
    請求項1に記載のパネルの実装構造。
  3. 【請求項3】 上記フレキシブル配線板のうち上記パネ
    ルの周縁付近で巻回する部分の基材面に、上記周縁部に
    沿った方向にスリットが設けられていることを特徴とす
    る請求項2に記載のパネルの実装構造。
  4. 【請求項4】 断面U字状の形状記憶合金または形状記
    憶樹脂からなり、上記フレキシブル配線板の外周側から
    上記パネル周縁部を挟んで上記対応する各端子を圧接す
    るクリップを備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    パネルの実装構造。
  5. 【請求項5】 上記フレキシブル配線板のうち上記入力
    端子,出力端子,第3の中継端子の列と上記第2の回路配
    線との隙間に相当する部分の基材面に、上記隙間に沿っ
    てスリットが設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載のパネルの実装構造。
  6. 【請求項6】 上記フレキシブル配線板のうち上記入力
    端子,出力端子または第3の中継端子に相当する部分の
    基材面が、取り除かれていることを特徴とする請求項1
    に記載のパネルの実装構造。
  7. 【請求項7】 上記フレキシブル配線板は、上記入力端
    子,出力端子,第3の中継端子の列が上記第2の回路配線
    よりも外側になる状態で上記パネルの周縁部に重ねら
    れ、 上記フレキシブル配線板のうち上記第2の回路配線に相
    当する部分が、上記各端子に相当する部分に対して約9
    0度乃至約180度折り曲げられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のパネルの実装構造。
  8. 【請求項8】 上記フレキシブル配線板は、上記入力端
    子,出力端子,第3の中継端子の列が上記第2の回路配線
    よりも内側になる状態で上記パネルの周縁部に重ねら
    れ、 上記フレキシブル配線板のうち上記各端子の列に関して
    上記第2の回路配線と反対側の部分が、上記各端子に相
    当する部分に対して約90度乃至約180度折り曲げら
    れていることを特徴とする請求項1に記載のパネルの実
    装構造。
  9. 【請求項9】 上記駆動用ICは、上記フレキシブル配
    線板のうち上記折り曲げられた部分に搭載されているこ
    とを特徴とする請求項8に記載のパネルの実装構造。
  10. 【請求項10】 上記フレキシブル配線板上に電子部品
    が実装されていることを特徴とする請求項1に記載のパ
    ネルの実装構造。
  11. 【請求項11】 片面の周縁部に沿って複数配設された
    電極端子を有するパネルの上記電極端子に、柔軟性を有
    する基材面に配線層を有し、上記パネルを駆動するため
    の駆動用ICを搭載した複数のフレキシブル配線板を電
    気的に接続するとともに、上記各フレキシブル配線板
    に、外部から与えられた信号を伝達する回路配線を電気
    的に接続するパネルの実装方法において、 上記パネルの周縁部で、上記フレキシブル配線板に対応
    する電極端子の上記周縁部に沿った方向の両側に、それ
    ぞれ上記フレキシブル配線板に対応し、上記電極端子と
    同一層をなす第1の中継端子,第2の中継端子を設ける
    とともに、上記各端子がなす列の近傍に、上記フレキシ
    ブル配線板に対応する第2の中継端子と、上記フレキシ
    ブル配線板に隣り合うフレキシブル配線板に対応する第
    1の中継端子とを接続する第1の回路配線を設け、 上記フレキシブル配線板で、上記パネル周縁部の上記第
    1の中継端子,電極端子,第2の中継端子と対応する箇所
    に、上記配線層の一部からなり、上記駆動用ICにつな
    がる入力端子,出力端子,第3の中継端子を設けるととも
    に、上記入力端子と第3の中継端子とを接続する第2の
    回路配線を設け、 上記パネルの周縁部と上記フレキシブル配線板とを対向
    させて、上記パネル周縁部の第1の中継端子,電極端子,
    第2の中継端子と、上記フレキシブル配線板の入力端
    子,出力端子,第3の中継端子とをそれぞれ位置合わせ
    し、所定の電気接続材料を介して電気的に接続すること
    を特徴とするパネルの実装方法。
  12. 【請求項12】 片面の周縁部に沿って複数配設された
    電極端子を有するパネルの上記電極端子に、柔軟性を有
    する基材面に配線層を有し、上記パネルを駆動するため
    の駆動用ICを搭載した複数のフレキシブル配線板を電
    気的に接続するとともに、上記各フレキシブル配線板
    に、上記パネルを駆動するための信号を供給するコント
    ロール基板を電気的に接続するパネルの実装構造におい
    て、 上記パネルの周縁部で、上記フレキシブル配線板に対応
    する電極端子の上記周縁部に沿った方向の両側に、それ
    ぞれ上記フレキシブル配線板に対応し、上記電極端子と
    同一層をなす第1の中継端子,第2の中継端子を設ける
    とともに、上記各端子がなす列の近傍に、上記フレキシ
    ブル配線板に対応する第2の中継端子と、上記フレキシ
    ブル配線板に隣り合うフレキシブル配線板に対応する第
    1の中継端子とを接続する第1の回路配線を設け、 上記フレキシブル配線板で、上記パネル周縁部の上記第
    1の中継端子,電極端子,第2の中継端子と対応する箇所
    に、上記配線層の一部からなり、上記駆動用ICにつな
    がる入力端子,出力端子と第3の中継端子とを設けると
    ともに、上記入力端子と第3の中継端子とを接続する第
    2の回路配線を設け、かつ、上記第3の中継端子に第3
    の回路配線を介してつながる第4の中継端子を設け、 上記コントロール基板の片面に、上記フレキシブル配線
    板の第4の中継端子に対応し、上記パネルを駆動するた
    めの信号を供給する信号供給端子を設け、 上記パネルの周縁部に上記フレキシブル配線板を重ね
    て、上記パネル周縁部の第1の中継端子,電極端子,第2
    の中継端子と、上記フレキシブル配線板の入力端子,出
    力端子,第3の中継端子とをそれぞれ対応させて電気的
    に接続し、 上記フレキシブル配線板に上記コントロール基板を重ね
    て、上記フレキシブル配線板の第4の中継端子と上記コ
    ントロール基板の信号供給端子とをそれぞれ対応させて
    電気的に接続したことを特徴とするパネルの実装構造。
  13. 【請求項13】 上記パネルは略矩形状をなし、 上記コントロール基板は上記パネルの周縁部に沿って略
    L字状,コの字状またはロの字状をなしていることを特
    徴とする請求項12に記載のパネルの実装構造。
  14. 【請求項14】 上記複数のフレキシブル配線板のうち
    一部のフレキシブル配線板の第4の中継端子は上記コン
    トロール基板の信号供給端子に接続されていないことを
    特徴とする請求項12または13に記載のパネルの実装
    構造。
  15. 【請求項15】 上記一部のフレキシブル配線板の上記
    第4の中継端子は、基材面とともに切断されていること
    を特徴とする請求項14に記載のパネルの実装構造。
  16. 【請求項16】 上記一部のフレキシブル配線板の上記
    パネルの周縁部から側方へはみ出す部分は、少なくとも
    1回折り曲げられていることを特徴とする請求項12乃
    至15のいずれか一つに記載のパネルの実装構造。
  17. 【請求項17】 上記コントロール基板は、上記パネル
    の周縁部に対して、直接またはスペーサを介して重ねら
    れ、一体に取り付けられていることを特徴とする請求項
    12に記載のパネルの実装構造。
  18. 【請求項18】 上記コントロール基板は、上記パネル
    の周縁部の上記電極端子が設けられた面と反対側の面に
    取り付けられ、 上記フレキシブル配線板は、上記パネルと上記コントロ
    ール基板の周縁部を巻回していることを特徴とする請求
    項17に記載のパネルの実装構造。
  19. 【請求項19】 断面U字状の形状記憶合金または形状
    記憶樹脂からなり、少なくとも1枚の上記フレキシブル
    配線板の外周側から上記パネル周縁部とコントロール基
    板を挟んで上記対応する各端子を圧接するクリップを備
    えたことを特徴とする請求項18に記載のパネルの実装
    構造。
  20. 【請求項20】 上記パネル周縁部と上記フレキシブル
    配線板、上記フレキシブル配線板と上記コントロール基
    板は、それぞれ同一の電気接続用材料で接続されている
    ことを特徴とする請求項12に記載のパネルの実装構
    造。
  21. 【請求項21】 片面の周縁部に沿って複数配設された
    電極端子を有するパネルの上記電極端子に、柔軟性を有
    する基材面に配線層を有し、上記パネルを駆動するため
    の駆動用ICを搭載した複数のフレキシブル配線板を電
    気的に接続するとともに、上記各フレキシブル配線板
    に、外部から与えられた信号を供給するコントロール基
    板を電気的に接続するパネルの実装方法において、 上記パネルの周縁部で、上記フレキシブル配線板に対応
    する電極端子の上記周縁部に沿った方向の両側に、それ
    ぞれ上記フレキシブル配線板に対応し、上記電極端子と
    同一層をなす第1の中継端子,第2の中継端子を設ける
    とともに、上記各端子がなす列の近傍に、上記フレキシ
    ブル配線板に対応する第2の中継端子と、上記フレキシ
    ブル配線板に隣り合うフレキシブル配線板に対応する第
    1の中継端子とを接続する第1の回路配線を設け、 上記フレキシブル配線板で、上記パネル周縁部の上記第
    1の中継端子,電極端子,第2の中継端子と対応する箇所
    に、上記配線層の一部からなり、上記駆動用ICにつな
    がる入力端子,出力端子と第3の中継端子とを設けると
    ともに、上記入力端子と第3の中継端子とを接続する第
    2の回路配線を設け、かつ、上記第3の中継端子に第3
    の回路配線を介してつながる第4の中継端子を設け、 上記コントロール基板の片面に、上記フレキシブル配線
    板の第4の中継端子に対応し、上記パネルを駆動するた
    めの信号を供給する信号供給端子を設け、 上記パネルの周縁部に上記フレキシブル配線板を重ね
    て、上記パネル周縁部の第1の中継端子,電極端子,第2
    の中継端子と、上記フレキシブル配線板の入力端子,出
    力端子,第3の中継端子とをそれぞれ対応させて電気的
    に接続し、 上記フレキシブル配線板に上記コントロール基板を重ね
    て、上記フレキシブル配線板の第4の中継端子と上記コ
    ントロール基板の信号供給端子とをそれぞれ対応させて
    電気的に接続したことを特徴とするパネルの実装方法。
  22. 【請求項22】 上記パネルの周縁部の上記電極端子が
    設けられた面と反対側の面に、上記コントロール基板を
    直接またはスペーサを介して重ね、 上記パネルと上記コントロール基板の周縁部に、上記フ
    レキシブル配線板を巻回し、 断面U字状の形状記憶合金または形状記憶樹脂からなる
    クリップで、上記フレキシブル配線板の外周側から上記
    パネル周縁部とコントロール基板を挟んで上記対応する
    各端子を圧接することを特徴とする請求項21に記載の
    パネルの実装方法。
  23. 【請求項23】 上記パネルの周縁部と上記フレキシブ
    ル配線板との間、上記フレキシブル配線板と上記コント
    ロール基板との間に、それぞれ加熱および加圧により、
    または、加熱、冷却と加圧により硬化する接続用材料を
    設け、2つの熱圧着ヘッド先端で同時に上記対応する各
    端子を接続することを特徴とする請求項21に記載のパ
    ネルの実装方法。
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