JP2865378B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2865378B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子写真方式或は静電記録方式の画像形成
装置に関するものであり、特に複数の現像ユニットを備
え多色現像を形成する画像形成装置に有効に具現化し得
るものである。
従来の技術 例えば、現在既に製品化されているフルカラー電子写
真複写機のような画像形成装置は、複数の現像ユニット
を回転体に搭載した回転現像装置を備え、各現像ユニッ
トを感光ドラムのような像担持体と対面した現像位置へ
と回転移動せしめ感光ドラム上の潜像を現像し多色画像
を得る方式を採用している。
このような方式の複写機では、回転現像装置から、使
用されている2成分現像剤中のトナー、更にはキャリア
も又飛散する。このため下方に配置された転写材を支持
する転写ドラムの表面には、これら飛散したトナーやキ
ャリアが堆積し、転写ドラムの表面に堆積したトナー
は、転写紙の裏汚れの原因となり、また転写ドラムに巻
かれた転写紙支持シートと転写紙との静電吸着力を弱め
ることとなり、このことが結局、画像品質の低下、ジャ
ム(紙詰まり)の発生、或いは又、定着ローラの寿命低
下など種々の弊害を引き起こす原因ともなっている。
このため、転写ドラムの表面に堆積したトナーやキャ
リアを捕集回収して転写ドラム表面を清浄に保つために
大がかりな装置が必要となり、これらの装置が騒音源と
なったり、又装置価格の低廉化を妨げたりしていた。
更に、回転現像装置は、回転体に複数の現像ユニット
を収納することにより構成されているため、複写機全体
の大型化はまぬがれ得なかった。
前述諸問題を解決するべく、本出願人は、感光ドラム
表面の接線方向に移動し得る移動基台を設け、任意の現
像ユニットを感光ドラムの大略真下の現像位置へと移動
せしめ、この位置で、現像位置へと現像ユニットを持ち
上げて感光ドラム上の潜像を、現像し画像を得る画像形
成装置を提案した。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記画像形成装置によると、現像装置
は、移動基台にて感光ドラムの接線方向に移動され、現
像作動位置、即ち感光ドラムの大略真下位置にて垂直方
向に持ち上げられて、感光ドラムの真下で突き当てコロ
を介して感光ドラムに対し所定の間隙を持って位置決め
されていたため、次のような欠点があった。
すなわち、現像装置は、垂直方向に持ち上げられて感
光ドラムの真下で突き当てコロを介して感光ドラムに当
接しているとき、感光ドラムから反力を受けると共に、
現像装置の自重がこれに加わって押し返される形にな
る。これらの合力に打ち勝ち、安定して現像装置を感光
ドラムの方へと付勢するには、その押し当て力は相当な
大きさが必要とされる。
このような垂直方向の押し当て力により現像装置を突
き当てコロを介して感光ドラムへと当接せしめると、そ
の衝撃力が感光ドラムを振動させる原因となる。
光学手段として原稿をCCD等の撮像素子で読み取り、
電気的な画像処置後、レーザ走査系で感光ドラム上に書
き込む、所謂デジタル複写機において、上述の衝撃振動
による感光ドラムの揺れは、レーザ光による感光ドラム
への潜像形成時の画像ブレとなる。また、上述の衝撃振
動は、該CCD等の撮像素子をも揺らすことになるため、
原稿情報のミス・リーディングが起こる。
特に、白黒複写機に比べ、カラー複写機は、原稿読み
取り、現像、紙送りと、あらゆる面で高い精度が要求さ
れる。僅かな誤差も色のにじみなどの画質の劣化として
現れるため、上述の潜像のブレやミス・リーディングは
致命的な欠点になっていた。
他方、現像装置が突き当てコロを介して感光ドラムに
垂直に当接するため、その反作用として、現像装置自身
も振動することになる。これにより現像剤中のトナーと
共にキャリア(鉄粉)をも飛散させる。この飛散現像剤
が感光ドラム上の現像画質の劣化を生じさせる。また、
転写ドラムの表面にも現像剤を堆積させることになりこ
れが転写紙の裏汚れの原因となる。その他、転写ドラム
に巻かれた転写シートと転写紙との静電吸着力を弱める
こことなり、このことが結局、画像品質の低下、ジャム
(紙詰まり)の発生、或は定着ローラの寿命低下など種
々の弊害を引き起こす原因となる欠点になっていた。
その他、現像装置が突き当てコロを介して感光ドラム
に垂直に当接することによる衝撃音は機械装置の騒音源
になる欠点にもなっていた。
従って、本発明の目的は、回転現像装置に比べ現像剤
飛散及びスペース面、コスト面で有利な水平及び垂直移
動現像装置において、現像位置決め時の衝撃振動を押さ
えることにより画像の低下を押さえると共に、転写装置
表面へのトナーやキャリアの堆積を防止して、転写紙の
裏汚れを防ぎ、ジャム(紙詰まり)の発生、更には、定
着ローラの寿命低下などを解決することのできる画像形
成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、装置全体を小型化することが可
能であり、装置価格の低廉化を促進し、又、騒音を最小
限度とした画像形成装置を提供することである。
課題を解決するための手段 上記諸目的は本発明に係る画像形成装置にて達成され
る。要約すれば本発明は、潜像が形成される像担持体
と、像担持体上の潜像を顕画像化する少なくとも1つの
現像ユニットと、現像ユニットを担持し像担持体の現像
位置における略接線方向に現像ユニットを移動せしめる
移動基台と、現像ユニットを現像位置における略法線方
向に移動させる移動手段と、を有する画像形成装置にお
いて、 前記現像ユニットを略法線方向の移動を完了した状態
で略接線方向の移動により現像位置に像担持体に当接し
て配置することを特徴とする画像形成装置である。
実施例 次に、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に
詳しく説明する。
第1図は、本発明に係る画像形成装置の一実施例であ
るフルカラー電子写真複写機を示す。
第1図において像担持体1は、即ち、本実施例にて
は、円筒状の電子写真感光体とされる感光ドラム1は矢
印x方向に回転駆動される。感光ドラム1の左側には一
次帯電器2、感光ドラム1の左斜め下方には感光ドラム
表面の電位を測定する表面電位計3、感光ドラム1の真
下には複数の現像ユニット、即ち、本実施例では現像ユ
ニット101M、101C、101Y、101Bを積載して左右方向に移
動する現像装置100、感光ドラム1の右斜め上方には転
写装置5、感光ドラム1の概略真上には転写後に感光ド
ラム1の表面に残留するトナーの感光ドラムとの付着力
を低減してクリーニングし易くするための前除電器6、
感光ドラム1の左斜め上方にはクリーニング装置7がそ
れぞれ配置されている。
複写機の上方部には光学系10が配置され、プラテン8
上の原稿画像を、前記一次帯電器2と表面電位計3との
間に位置した露光部9にて感光ドラム1上に投影するよ
うに構成される。光学系10は任意の光学系を利用し得る
が、本実施例では、第1走査ミラー11、該第1走査ミラ
ー11に対し半分の速度で同方向に移動する第2及び第3
走査ミラー12及び13、結像レンズ14、及び、B、G、R
フィルターと一体のCCD15、レーザースキャナーユニッ
ト16、及び固定ミラー17、18から構成される。ここで、
スキャナーユニット16は回転多面鏡によりレーザ光を偏
向する周知の装置であり、詳細な説明は省略する。
又、上記光学系10にて、原稿照明光源20は、第1走査
ミラー11と共に運動するように構成してある。従って、
第1〜第3走査ミラー11、12、13によって走査された現
像の反射光像は、レンズ14を通過後、BGR4色分解フィル
ターを備えたCCD15により色分解されて電気信号に変換
され、この原稿情報信号がA/D変換等の情報処理を経た
後、ビデオ信号として複写機全体を制御するマイクロプ
ロセッサーユニット(以下「MPU」という。)に送られ
る。MPUはこの信号をもとにレーザドライバを介してレ
ーザユニットからレーザ光を発振させ、このレーザ光が
感光ドラム1にON/OFFしながら複写シーケンスを開始す
る。
更に、本実施例では、複写機の右側部には定着装置20
及び給紙装置30が配置され、又転写ドラム5と、定着装
置20及び給紙装置30との間にはそれぞれ転写紙搬送系25
及び35がそれぞれ配設される。
上記構成において、感光ドラム1にはCCD15によって
色分解された色毎に帯電、露光、現像、転写、クリーニ
ングの各工程が一次帯電器2、光学系10、現像装置4、
転写装置5及びクリーニング装置7によって施される。
現像装置100は、詳しくは後で説明されるが、移動台1
20(第2図)に着脱自在に保持される現像ユニット101M
(マゼンタ現像ユニット)、101C(シアン現像ユニッ
ト)、101Y(イエロー現像ユニット)及び101B(ブラッ
ク現像ユニット)を具備し、色分解された各色の潜像を
各対応する現像ユニットによって顕像化する。
転写装置5は、典型的には周面に転写材即ち転写紙P
を把持するグリッパ5aを備えた転写ドラム5bから成る。
転写装置5は、給紙装置30の転写紙カセット31又は32か
ら転写紙搬送系35を経て給紙された転写紙Pの先端をグ
リッパ5aで把持し、感光ドラム1上の各色毎の顕画像を
転写するべく回転移送せしめる。転写域には転写帯電器
5cが転写ドラム5の内部に配置される。
各色の顕画像、即ち、トナー画像が順次転写された転
写紙Pはグリッパ5aから開放され、分離帯電器8、分離
爪8′にて転写ドラム5bから剥離される。次いで、転写
紙Pは転写紙搬送系25によって定着装置20へと送られ
る。転写紙P上のトナー画像は定着装置20によって転写
紙上に定着され、その後転写紙はトレー23上へと放出さ
れる。
次に、本発明に従った現像装置100について説明す
る。
現像装置100は前述の如く左右方向に移動可能に構成
されているが、個々の現像ユニットは感光ドラム1の真
下にて、該感光ドラム1に対し所定の間隙をもって近接
配置されることが必要であり、一方、現像ユニットは感
光ドラムの真下、即ち現像作動位置にあるとき以外は感
光ドラム1より退避した位置に保持することが望まれ
る。
何故なら、各現像ユニットを感光ドラム1に近接した
状態で移動させた場合、4色全ての現像が終了してもと
の位置(ホームポジション)に復帰させる場合にも、各
現像ユニットが感光ドラム1に近接した位置を通過する
こととなり、このため各現像ユニット内の現像スリーブ
102上に総立ちしているトナーが感光ドラムに接して、
不要なトナーが感光ドラムに付着することとなるからで
ある。
もし、不要なトナーが感光ドラムに付着した場合には
このような感光ドラムに付着したトナーは、非現像時に
は感光ドラム1と転写ドラム5bとの間に転写紙が介在し
ていないために全部又は一部が転写ドラム5bへと飛翔
し、転写ドラム5bを汚染する結果となる。
又、感光ドラム1の現像作動位置近傍には、表面電位
計3や、各現像ユニットの現像スリーブ上へと上方から
紙粉等の異物が落下するのを防ぐ仕切り板などを配置す
る必要がある。これら各部材と現像スリーブとの間の所
定距離を保ち、両者間の近接を防ぐためにも、各現像ユ
ニットは現像作動時以外は感光ドラム1より退避した位
置にあることが必要である。
つまり、本発明に従って構成される横方向に移動する
現像装置100は、各現像ユニットを現像時(ドラム真下
にある時)には感光ドラム1に近接させ、それ以外の非
現像時には感光ドラム1から退避させた位置に位置する
ように構成される。
次に、第2図〜第10図を参照して、現像装置100を更
に詳しく説明する。
本実施例において、現像ユニット101(101M、101C、1
01Y、101B)は同じ構成とされ、内部に補給される現像
剤の色が相違するのみである。
第4図を参照すると、本実施例にて現像ユニットは、
概略横断面形状が矩形とされる細長形状の現像容器106
を有し、現像容器106には内部にマグネット(図示せ
ず)を内蔵した現像スリーブ102が回転可能に支持され
る。現像スリーブ102の両端軸部には感光ドラム1との
間に所定の間隙を確保するための突き当てコロ103が設
けられる。又、現像スリーブ102の一方の軸端部には現
像スリーブ102の駆動ギア104が固着され、後述する駆動
系列によりモータ125(第8図)の駆動力を現像スリー
ブ102に伝達する。
又、現像スリーブ102内のマグネットは、該現像スリ
ーブの他端軸部に配置された位置決め板190にて、現像
スリーブ102内にて適当な位置に位置決め調整される。
現像容器106の両端部には、現像ユニット101を、後述
する移動基台120(第2図)に取付位置決めするための
支軸105F、105Rが、現像スリーブ102の軸線に平行に同
一軸線上に設けられる。
又、現像容器106内には内部に収容した現像剤の撹拌
と搬送を行うスクリュー(軸部のみ図示)107、108が設
けられ、該スクリュー107、108は、現像スリーブ102の
駆動ギア104より歯車列(図示せず)を介して駆動され
る。又、一方のスクリュー、本実施例ではスクリュー10
7の端部は現像容器106から手前側に突出し、図示してい
ないトナー補給装置と接続される搬送パイプに内通して
いる。搬送パイプの上部にはトナー補給装置と接続する
ための補給口が長穴状に開けてある。前記現像容器106
の底部にはガイド足106b、106c(第4図、第9図を参照
せよ)が形成されており、後で説明する移動基台120に
取り付けられたスライドガイド121に摺動自在に係合す
るようにされる。
第2図は、現像装置100の全体を複写機の手前、左斜
め上方より見た斜視図である。本図では、各現像ユニッ
ト101は省略されている。
現像装置100は、各現像ユニット101を積載し移動せし
める移動基台120を有し、該基台120には各現像ユニット
101のガイド足106b、106cに係合し、保持するスライド
ガイド121(121M、121C、121Y、121B)が段ビス(図示
せず)により、矢印A方向にスライド可能に取り付けら
れている。
又、基台120には、各スライドガイド121に対応して、
奥側支板122及び前側支板123が設けられる。奥側支板12
2は現像ユニット101の回動支軸105Rと嵌合する穴122′
を有し、前側支板123は現像ユニット101の回動支軸105F
と嵌合する穴123′を有している。前側支板123は、現像
ユニット101をスライドガイド121に沿って挿入し、回動
支軸105Rを奥側支板122の穴122′に嵌合させた後、回動
支軸105Fと前側支板123の穴123′とを嵌合させ、その後
基台120にビス止めされる。
ここで、各色の現像ユニット毎に設けられた奥側支板
122と前側支板123の穴122′、123′は、感光ドラム1の
軸線に平行な同一の軸線を共有するように組立に際して
は治具等を用いて調整される。
本実施例にて、奥側支板122は、後述の駆動ギア、ク
ラッチ等を支持する駆動基板124にビス止めされ、該駆
動基板124は基台120にビス止めされる。又、基台120に
はDCモーター125を支える支板126がビス止めされてい
る。
上記移動基台120は、第3図をも参照すると理解され
るように、基台120の奥側端部にレール127を備えてお
り、該レール127は複写機の底板60に固定された後側板5
0に取り付けられているレール支台128に摺動自在に係合
される。一方、基台120の前側端部には支板130を介し
て、内部にベアリングを内蔵するコロ129が回転可能に
軸支されている。コロ129は底板60上を転動可能とされ
る。
斯る構成により、移動基台120は、前記底板60及び後
側板50に対して移動可能とされる。
前記移動基台120の駆動は、底板60に適当な支持手段
(図示せず)にて取り付けられているステッピングモー
タ132の駆動力を、これも又同じ前記支持手段に設けら
れた歯車133、134、135からなる歯車列を介して基台120
に固着したラック131に伝達することにより達成され
る。
第5図は、各現像ユニット101を現像作動位置にて感
光ドラム1の方へと持ち上げることによって位置決めす
るための現像ユニット持ち上げ機構を示す斜視図であ
る。本図で、内部の部品配置を分かり易くするために、
移動基台120、及び現像ユニット101Mのためのスライド
ガイド121Mは二点鎖線により示し、他の現像ユニットの
ためのスライドガイド121C、121Y、121Bは省略されてい
る。
スライドガイド121Mの裏側には短いラック歯140Mが固
着されており、同様に斯るラック歯140は各現像ユニッ
トのスライドガイド121C、121Y、121Bにも設けられてい
る。又、基台120の裏側には長いラック歯141が固着され
ている。
一方、底板60には支板143によって回転可能に支持さ
れた回転軸142が設けられる。該回転軸142には、基台12
0の裏側のラック141にかみ合う位置にクラッチギア144
が取り付けられており、該クラッチギア144に電圧が印
加されるとギアの回転は軸142に伝えられる構成になっ
ている。
又、回転軸142には、スライドガイド121の裏面のラッ
ク140Mにかみ合う位置にギア145が設けられている。こ
こで、クラッチギア144の歯数Z144はギア145の歯数Z145
より小さく設定されている。この理由については後に詳
述する。
前記ギア145に隣接して、回転軸142にはリング146が
固着され、ギア145とリング146の間にはコイルバネ147
が挿入されている。該コイルバネ147の一端は、リング1
46に設けられた溝(図示せず)に引っ掛けられており、
その他端は、第6図にて示すように、ギア145の側面に
あけられた穴145aに引っ掛けられる。そしてギア145に
は平行ピン溝145bが扇状にあいており、ギア145はコイ
ルバネ147により矢印方向に付勢され、扇状の溝の一端
が平行ピンに突き当たった状態にある。
次に、現像スリーブ102へのDCモータ125からの駆動系
列を第7図及び第8図を参照して説明する。第7図は、
第2図のD矢印方向、即ち、ラック131の正面方向より
駆動系列をながめた図であり、第8図はその平面図であ
る。
DCモータ125の出力は、その出力歯車150及び駆動基板
124に設けられたアイドラ歯車152へと伝達され更には駆
動基板124及び支持板155に回転軸154が回転自在に担持
され、現像スリーブ102への駆動伝達をON/OFFするクラ
ッチギア153Mへと伝達される。又、クラッチギア153Mか
らの駆動力はその回転軸154及び出力歯車158を介して駆
動基板124に取り付けられたギア157に伝達される。
一方、例えば第2図及び第4図をも合わせて参照すれ
ばより良く理解されるように、マゼンタ色の現像ユニッ
ト101Mをスライドガイド121Mに沿って挿入すると、現像
容器106の奥側の回動支板105Rが奥側支板122の穴122′
に嵌合することにより、第7図に図示されるように、ギ
ア157と現像スリーブ102の駆動ギア104とが噛合する。
他の各現像ユニット101C、101Y、101Bに対しても上記
と同様にクラッチギア153C、153Y、153Bを備えた駆動列
が配設され、各駆動列は、駆動基板124に設けられた中
継ぎギア159により連結され、前記DCモータ125から駆動
力が伝達される。
更に、各現像ユニット101をスライドガイド121へと挿
入する際に、現像スリーブ102に高電圧を印加するため
に基台120に設けられた接点部(図示せず)が、現像ユ
ニット101にも同じく設けられた接点部(図示せず)に
電気的に導通し、現像時に現像スリーブ102に高電圧が
印加される構成とされるが、斯る構成は当業者には周知
であるのでこれ以上詳しい説明は省略する。
以上の構成によって、複写機本体の電源を入れると基
台120がホームポジションにあるか否かが、第2図に図
示されるように、底板60に固着して設けられた発光素子
と受光素子より成るセンサー181と、基台120に調整可能
に設けられた遮光板180とにより検知され、基台120がホ
ームポジションにない時にはステッピングモータ132が
回転してセンサー181の光が遮光板180により遮られると
ころまで、即ち、ホームポジションに達するまで該基台
120を動かす。
更に説明すると、第9図及び第10図を参照すれば、ホ
ームポジションは、感光ドラム1の真下よりマゼンタ現
像ユニット101Mが、前側より見て左側にl(lは、現像
スリーブ102が感光ドラム1の真下にあるときの回動支
軸105Fの位置からホームポジションにおける回動支軸10
5Fの位置までを示し、各現像ユニットの間隔に等しい)
だけはなれたところに位置し、その位置に遮光板180を
調整することにより設定される。
次に、コピー動作を開始するためにコピーボタンを操
作すると、複写機本体の動作を制御するマイクロプロセ
ッサユニット(MPU)から基台120を駆動するステッピン
グモータ132のパルスジェネレータに、マゼンタ現像ユ
ニットの現像スリーブ102が感光ドラム1の真下にくる
まで基台120を所定の速さで動かすように信号が送られ
る。
基台120の移動に伴って、マゼンタ現像ユニット101M
は上方に持ち上げられて感光ドラム1に近接する。この
持ち上げ作動について、次に詳しく説明する。
第5図において、基台120のホームポジションはラッ
ク141とクラッチギア144はかみ合った状態にある。又、
基台120がその移動を開始する直前にクラッチギア144の
クラッチがONするので基台の移動に伴って回動軸142及
びギア145が回転する。そして基台120の移動中に今度は
スライドガイド121の底部に固着しているラック140が夫
々回転中のギア145にかみ合う。
クラッチギア144の歯数Z144は、上述の如くに、ギア1
45の歯数Z145より小さいので、例えばラック140がギア1
45にかみ合い始めるところをl1(l1<l、第11図の状
態)とすると、基台120がl1動くと、クラッチギア144は
ピッチ円周上を同じくl1だけ回転する。これを回転軸14
2の回転角に換算すると、 α=l1/r144(rad) (r144はクラッチギア144のピッチ半円径)となる。
このため、ギア145のピッチ円周上での回転長、即
ち、ギア145にかみ合うラック140に一体のスライドガイ
ド121Mの移動距離l2は、 l2=α×r145 =l1×(r145/r144) (r145はギア145のピッチ円半径)となる。
ここで、Z145>Z144、即ち、r145>r144であるため、
l2>l1となる。つまり、基台120がl1移動する間にスラ
イドガイド121Mは基台120に対して(l2−l1)分の長さ
だけ相対的にスライド移動することになる。そしてこの
スライドガイド121Mが基台120に対して(l2−l1)だけ
移動することにより、第9図にて示すように、スライド
ガイド121Mが、基台120上で支点105F、105Rを回動支点
として回動可能な現像ユニット101Mの足106bを矢印A方
向に押すことになる。
これにより、マゼンタ現像ユニット101Mは、現像位置
の略真下に達する以前であって、且つ、基台120の移動
中に、矢印B方向に、持ち上げられ、持ち上げられた状
態で、感光ドラム1の現像位置の略接線方向から、突き
当てコロ103を介して、感光ドラム1に近接する位置に
静止する。
本発明によれば、このように現像器ユニットの持ち上
げ時の矢印B方向の力が直接ドラム1を振動させないよ
うに構成されている。この持ち上げの際に、現像容器10
6の足106cは図示のようにスライドガイド121Mから外れ
るように動くので、第2図に示すようにスライドガイド
121Mの一部には、足106c1、106c2に相当する部分に、切
欠き121M′等が形成されている。
以上によりマゼンタ色の現像工程が終了すると、クラ
ッチギア144(第5図)とクラッチギア153M(第8図)
とがOFFする。これにより、回転軸142は回転フリーの状
態になるので、これと一体のギア146も回転フリーとな
り、このため、感光ドラム1からの反力と現像ユニット
101Mの自重とによりスライドガイド121が現像容器106の
足106bにより左方向へ押し戻されて、現像ユニット101M
は第9図の左図に示す下降位置に戻り感光ドラム1から
離れる。
次に、ステッピングモータ132が所定量回転すると共
にクラッチギア144がONしてシアン色の現像ユニット101
Cが感光ドラム真下位置に接近しながら持ち上げられ、
所定位置に設置される。又、クラッチギア153C(第7
図)がONしてシアン色の現像スリーブ102Cを回転させ
て、シアン色の現像を行う。
以後、同様にしてイエロー色、ブラック色までの現像
と、各色画像の一枚の転写紙への重ね転写が終わると、
転写紙は転写ドラム5から分離帯電器8と分離爪8′と
により分離され、定着装置20で像定着されて排紙トレイ
23へ排出され、コピー動作は終了する。
第11図に本発明の他の実施例が示される。
第11図の実施例によると、現像装置100の各現像ユニ
ット101M、101Y、101C、101Bは垂直方向に配列され、こ
れら現像ユニットは略垂直に移動される。
又、第11図に示される画像形成装置は、アナログ電子
写真複写機の例である。この実施例において、マゼンタ
現像ユニット101Mは、現像位置の略真横の上方で且つ移
動基台の移動中に矢印B方向に持ち上げられ、持ち上げ
られた状態で感光ドラム1の現像位置の略接線方向か
ら、突き当てコロを介して感光ドラム1に近接する位置
に静止する。この実施例においても、現像ユニットの持
ち上げ時の矢印B方向の力が直接感光ドラム1を振動さ
せないように構成される。その他の構成及び作動は第1
図に関連して説明したのと同様であるために省略する。
第12図に、本発明に係る画像形成装置の更に別の実施
例を示す。
第12図に示す実施例による現像装置は第1図から第10
図に関連して説明した現像装置と同じ構成とされるが、
ただ、移動基台120と現像ユニットとの間に、感光ドラ
ム1の現像位置における大略接線方向と垂直方向の力を
与える圧縮バネSが設けられている点にて相違する。
又、本実施例によると、感光ドラム1の現像位置におけ
る大略接線方向に設けたガイドレール800に、現像スリ
ーブ102の両端軸部に設けられた突き当てコロ103が突き
当てることで、感光ドラム1と現像スリーブ102の所定
の間隙を確保するように構成される点で大きく相違して
いる。
第13図に、第12図の変形例を示す。
第13図の実施例によると、ガイドレール800が弓なり
の形状になっていて、現像位置を頂点として下方に凸状
に形成されており、このような構成によることにより、
感光ドラムに対する各現像ユニットの位置決め、加圧が
良好にできるという利点がある。
発明の効果 以上説明したように、本発明に係る画像形成装置によ
ると、潜像が形成される像担持体と、像担持体上の潜像
を顕画像化する少なくとも1つの現像ユニットと、現像
ユニットを担持し像担持体の現像位置における略接線方
向に現像ユニットを移動せしめる移動基台と、現像ユニ
ットを現像位置における略法線方向に移動させる移動手
段と、を有する画像形成装置において、現像ユニットを
略法線方向の移動を完了した状態で略接線方向の移動に
より現像位置に像担持体に当接して配置する構成とされ
るので、現像ユニットが像担持体に対して位置決めする
際、現像位置における像担持体の略接線方向から、現像
ユニットが略法線方向の移動が完了した状態で像担持体
に当接し、現像位置に位置決めされるために、 現像ユニットが像担持体に当接する際に像担持体に振
動を加えることがなく、従って、像担持体上の潜像がブ
レることがなく、又、CCD等の撮像素子を揺らすことも
ないので、画質の劣化のない高品質の画像を得ることが
できる。又、 現像ユニットが略法線方向に移動して像担持体に当接
することによる現像ユニット自身の振動も押さえられる
ので、現像剤の飛散が著しく減少し、高画質のコピーを
得られる他、衝撃音も防ぐことができる。
という効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す
カラー電子写真複写機の断面図である。 第2図は、本発明に従って構成される現像装置の斜視図
であり、各現像ユニットは省略されている。 第3図は、第2図の矢印B方向より見た正面図である。 第4図は、現像ユニットの斜視図である。 第5図は、現像装置の現像ユニット持ち上げ機構の斜視
図である。 第6図は、現像ユニット持ち上げ機構の駆動手段を示す
正面図である。 第7図は、現像スリーブの駆動系を示す正面図で、第2
図の矢印D方向から見た図である。 第8図は、現像スリーブの駆動系の平面図である。 第9図及び第10図は、現像ユニット持ち上げ機構の作動
を説明する現像装置の概略正面図である。 第11図は、本発明に係る画像形成装置の他の実施例を示
すカラー電子写真複写機の断面図である。 第12図は、本発明に係る画像形成装置の他の実施例にお
ける現像ユニット持ち上げ機構の他の実施例の概略正面
図である。 第13図は、第12図の現像ユニットの変更例を示す概略正
面図である。 1:像担持体 5:転写装置 100:現像装置 101:現像ユニット 102:現像スリーブ 103:突き当てコロ 120:移動基台 121:スライドガイド 800:ガイドレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像が形成される像担持体と、像担持体上
    の潜像を顕画像化する少なくとも1つの現像ユニット
    と、現像ユニットを担持し像担持体の現像位置における
    略接線方向に現像ユニットを移動せしめる移動基台と、
    現像ユニットを現像位置における略法線方向に移動させ
    る移動手段と、を有する画像形成装置において、 前記現像ユニットを略法線方向の移動を完了した状態で
    略接線方向の移動により現像位置に像担持体に当接して
    配置することを特徴とする画像形成装置。
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