JP2649963B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2649963B2
JP2649963B2 JP1026297A JP2629789A JP2649963B2 JP 2649963 B2 JP2649963 B2 JP 2649963B2 JP 1026297 A JP1026297 A JP 1026297A JP 2629789 A JP2629789 A JP 2629789A JP 2649963 B2 JP2649963 B2 JP 2649963B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing
photosensitive drum
developing unit
gear
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1026297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02205864A (ja
Inventor
道郎 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP1026297A priority Critical patent/JP2649963B2/ja
Priority to DE69010520T priority patent/DE69010520T2/de
Priority to EP90301113A priority patent/EP0381518B1/en
Priority to US07/474,369 priority patent/US5243395A/en
Publication of JPH02205864A publication Critical patent/JPH02205864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2649963B2 publication Critical patent/JP2649963B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子写真装置、静電記録装置などの画像形
成装置に関するものである。
従来の技術及び解決すべき課題 現在既に製品化されている画像形成装置、例えばフル
カラー電子写真複写機が第14図に図示される。
この複写機は、その周面に転写紙Pをグリッパ5aなど
により保持する転写ドラム5を備え、その上方に感光ド
ラム1、及び複数の現像ユニット101Y、101M、101C、10
1Bを収納して回転する回転現像装置100、更には、トナ
ーを収納し各現像ユニット101Y、101M、101C、101Bに補
給するトナー補給装置200が配置されている。
転写ドラム5の上方に配置される感光ドラム1及び回
転現像装置100などは、いずれもトナーの飛散源であ
り、又、使用されている2成分現像剤中のキャリア(鉄
粉)も飛散する。このため下方に存在する転写ドラム5
の表面には、これら飛散したトナーやキャリアが堆積し
易い。
転写ドラム5の表面に堆積したトナーは、転写紙Pの
裏汚れの原因となり、また転写ドラム5に巻かれた転写
シート5bと転写紙Pとの静電吸着力を弱めることとな
り、このことが結局、画像品質の低下、ジャム(紙詰ま
り)の発生、或いは又、定着ローラの寿命低下など種々
の弊害を引き起こす原因ともなっている。
このため、転写ドラム5の表面に堆積したトナーやキ
ャリアを捕集回収して転写ドラム表面を清浄に保つため
に大がかりな装置が必要となり、これらの装置が騒音源
となったり、また装置価格の低廉価を妨げたりしてい
た。
更に、回転現像装置は、回転体に複数の現像ユニット
を収納することにより構成されているため、複写機全体
の大型化はまぬがれなかった。
従って、本発明の目的は、現像装置、トナー補給装
置、感光ドラムのような像担持体などのトナーやキャリ
アの飛散源を転写装置の下方又は前方に配置すると共
に、現像装置を横方向に移動可能に構成することによ
り、転写装置表面へのトナーやキャリアの堆積を防止
し、画像品質の低下、ジャム(紙詰まり)の発生、更に
は、定着ローラの寿命低下などを解決することのできる
画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、装置全体を小型化することが可
能であり、装置価格の低廉価を促進し、又、騒音を最小
限度とした画像形成装置を提供することである。
課題を解決するための手段 上記諸目的は本発明に係る画像形成装置にて達成され
る。要約すれば本発明は、静電像を担持する像担持体
と、この像担持体上の静電像を共通の現像位置で現像す
る複数の現像ユニットと、この複数の現像ユニットを支
持する支持部材と、この支持部材を移動させる駆動手段
と、支持部材の移動力を現像ユニットの像担持体側への
移動力に機械的に変換する変換手段とを有し、この変換
手段は現像ユニットの押圧力と像担持体からの反力をつ
り合わせるためのバネ部材を有することを特徴とする画
像形成装置である。
実施例 次に、本発明に係る画像形成装置を図面に即して更に
詳しく説明する。
第1図は、本発明に係る画像形成装置の一実施例であ
るフルカラー電子写真複写機を示す。
像担持体、即ち本実施例にては、表面に電子写真用感
光層を有した感光ドラム1は矢印x方向に回転駆動され
る。感光ドラム1の左側には一次帯電器2、感光ドラム
1の左斜め下方には感光ドラム表面の電位を測定する表
面電位計3、感光ドラム1の真下には複数の現像ユニッ
ト、即ち本実施例では現像ユニット101M、101C、101Y、
101Bを積載して左右方向に移動する現像装置100、感光
ドラム1の右斜め上方には転写装置5、感光ドラム1の
概略真上には転写後に感光ドラム1の表面に残留するト
ナーのドラムとの付着力を低減してクリーニングし易く
するための前除電器6、感光ドラム1の左斜め上方には
クリーニング装置7がそれぞれ配置されている。
又、複写機の上方部には光学系10が配置され、プラテ
ン8上の原稿画像を、前記一次帯電器2と表面電位計3
との間に位置した露光部9にて感光ドラム1上に投影す
るように構成される。光学系10は任意の光学系を利用し
得るが、本実施例では、第1走査ミラー11、該第1走査
ミラー11に対し半分の速度で同方向に移動する第2及び
第3走査ミラー12及び13、結像レンズ14、及び、B、
G、Rフィルタと一体のCCD15、レーザースキャナーユ
ニット16、及び固定ミラー17、18から構成される。ここ
で、スキャナーユニット16は回転多面鏡によりレーザ光
を偏向する周知の装置であり、詳細な説明は省略する。
又、上記光学系10にて、原稿照明光源20は、第1走査
ミラー11と共に運動するように構成してある。従って、
第1〜第3走査ミラー11、12、13によって走査された原
稿の反射光像は、レンズ14を通過後、BGR4色分解フィル
ターを備えたCCD15により色分解されて電気信号に変換
され、この原稿情報信号がA/D変換等の情報処理を経た
後、ビデオ信号として複写機全体を制御するマイクロプ
ロセッサーユニット(以下MPU)に送られる。MPUはこの
信号をもとにレーザドライバを介してレーザユニットか
らレーザ光を発振させ、このレーザ光が感光ドラム1に
ON/OFFしながら複写シーケンスを開始する。
更に、本実施例では、複写機の右側部には定着装置20
及び給紙装置30が配置され、又転写ドラム5と、定着装
置20及び給紙装置30との間にはそれぞれ転写紙搬送系25
及び35がそれぞれ配設される。
上記構成において、感光ドラム1にはCCD15によって
色分解された色毎に帯電、露光、現像、転写、クリーニ
ングの各工程が一次帯電器2、光学系10、現像装置4、
転写装置5及びクリーニング装置7によって施される。
現像装置100は、後でより詳しく説明するが、支持部
材、即ち、移動台120(第2図)に着脱自在に保持され
る現像ユニット101M(マゼンタ現像ユニット)、101C
(シアン現像ユニット)、101Y(イエロー現像ユニッ
ト)及び101B(ブラック現像ユニット)を具備し、色分
解された各色の潜像を各対応する現像ユニットによって
顕像化する。
転写装置5は、典型的には周面に転写材即ち転写紙P
を把持するグリッパ5aを備えた転写ドラム5bから成る。
転写装置5は、給紙装置30の転写紙カセット31又は32か
ら転写紙搬送系35を経て給紙された転写紙Pの先端をグ
リッパ5aで把持し、感光ドラム1上の各色毎の顕画像を
転写するべく回転移送せしめる。転写域には転写帯電器
5cが転写ドラム5の内部に配置される。
各色の顕画像、即ち、トナー画像が順次転写された転
写紙Pはグリッパ5aから解放され、分離帯電器8、分離
爪8′にて転写ドラム5bから剥離される。次いで、転写
紙Pは転写紙搬送系25によって定着装置20へ送られる。
転写紙P上のトナー画像は定着装置20によって転写紙上
に定着され、その後転写紙はトレー23上へと放出され
る。
次に、本発明に従った現像装置100について説明す
る。
現像装置100は前述の如く左右方向に移動可能に構成
されているが、個々の現像ユニットは感光ドラム1の真
下にて、該感光ドラム1に対し所定の間隙をもって近接
配置されることが必要であり、一方、現像ユニットは感
光ドラムの真下、即ち現像作動位置にあるとき以外は感
光ドラム1より退避した位置に保持することが望まれ
る。
何故なら、各現像ユニットを感光ドラム1に近接した
状態で移動させた場合、4色全ての現像が終了してもと
の位置(ホームポジション)に復帰させる場合にも、各
現像ユニットが感光ドラム1に近接した位置を通過する
こととなり、このため各現像ユニット内の現像スリーブ
上に総立ちしているトナーが感光ドラムに接して、不要
なトナーが感光ドラムに付着することとなるからであ
る。
もし、不要なトナーが感光ドラムに付着した場合には
このような感光ドラムに付着したトナーは、非現像時に
は感光ドラム1と転写ドラム5bとの間に転写紙が介在し
ていないために全部又は一部が転写ドラム5bへと飛翔
し、転写ドラム5bを汚染する結果となる。
又、感光ドラム1の現像作動位置近傍には、表面電位
計3や、各現像ユニットの現像スリーブ上へと上方から
紙粉等の異物が落下するのを防ぐ仕切り板などを配置す
る必要がある。これら各部材と現像スリーブとの間の所
定距離を保ち、両者間の近傍を防ぐためにも、各現像ユ
ニットは現像作動時以外は感光ドラム1より退避した位
置にあることが必要である。
つまり、本発明に従って構成される横方向に移動する
現像装置100は、各現像ユニットを現像時(ドラム真下
にある時)のみ感光ドラム1に近接させ、それ以外の非
現像時には感光ドラム1から退避させた位置に位置する
ように構成される。
次に、第2図〜第13図を参照して、現像装置100を更
に詳しく説明する。
本実施例において、現像ユニット101(101M、101C、1
01Y、101B)は同じ構成とされ、内部に補給される現像
剤の色が相違するのみである。
第4図を参照すると、本実施例にて現像ユニットは、
概略横断面形状が矩形とされる細長形状の現像容器106
を有し、現像容器106には内部にマグネット(図示せ
ず)を内蔵した現像スリーブ102が回転可能に支持され
る。現像スリーブ102の両端軸部には感光ドラム1との
間に所定の間隙を確保するための突当てコロ103が設け
られる。又、現像スリーブ102の一方の軸端部には現像
スリーブ102の駆動ギア104が固着され、後述する駆動系
列によりモータ125(第10図)の駆動力を現像スリーブ1
02に伝達する。
又、現像スリーブ102内のマグネットは、該現像スリ
ーブの他端軸部に配置された位置決め板190にて、現像
スリーブ102内にて適当な位置に位置決め調整される。
現像容器106の両端部には、現像ユニット101を、後述
する移動基台120(第2図)に取付け位置決めするため
の支軸105F、105Rが、現像スリーブ102の軸線に平行に
同一軸線上に設けられる。
又、現像容器106内には内部に収容した現像剤の撹拌
と搬送を行なうスクリュー(軸部のみ図示)107、108が
設けられ、該スクリュー107、108は、現像スリーブ102
の駆動ギア104より歯車列(図示せず)を介して駆動さ
れる。又、一方のスクリュー、本実施例ではスクリュー
107の端部は現像容器106から手前側に突出し、後で説明
するトナー補給装置と接続される搬送パイプ106aに内通
している。搬送パイプ106aの上部にはトナー補給装置20
0と接続するための補給口106a′が長穴状に開けてあ
る。
つまり、第5図にて理解されるように、前記搬送パイ
プ106aの補給口106a′には、トナー補給装置200の補給
パイプ202のシャッター241の補給口241aと係合してい
る。従って、現像ユニット101が移動すると該ユニット
の横移動に追従して、補給口241aが現像ユニットの補給
口106a′にガイドされる形となり、補給パイプ202は揺
動してトナーの常時補給が可能になる。
斯るトナー補給装置200の一実施例が第6図に示され
る。
第6図はトナー補給装置200の詳細部を省き簡略化し
た全体図を示す斜視図である。トナー補給装置200は、
マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色の現像剤
を収納する容器201M、201C、201Y、201Bを有し、各容器
から現像ユニット101M、101C、101Y、101Bへトナーを供
給するための、スクリューを内蔵する補給パイプ202M〜
Bがトナー容器201M〜Bに揺動自在に連結されいる。該
補給パイプ202のシャッター241の補給口241aは、上述の
ように、現像ユニットの一部に、即ち、補給口106a′に
係合し、現像容器106へトナーを供給するように構成さ
れている。
トナー補給装置200のトナー容器、補給パイプその他
の補給装置を構成する部品は補給支板203に取り付けら
れる。又、補給支板203は複写機の前側板(不図示)に
固着して設けられた支持台204に対して、支軸205a、205
bとにより回動可能に支持されている。コピー動作に際
しては補給支板203は前側板に向かって回動せられ、そ
の回動支点と反対側の端部を前側板にビスなどにより固
定されてセットされる。
再度、現像装置100に戻って説明すると、前記現像容
器106の底部にはガイド足106b、106c(第4図、第11図
を参照せよ)が形成されており、後で説明する移動基台
120に取付けられたスライドガイド121に摺動自在に係合
するようにされる。
第2図は、現像装置100の全体を複写機の手前、左斜
め上方よりみた斜視図である。本図では、各現像ユニッ
ト101は省略されている。
現像装置100は、各現像ユニット101を積載し移動せし
める移動基台120を有し、該基台120には各現像ユニット
101のガイド足106b、106cに係合し、保持するスライド
ガイド121(121M、121C、121Y、121B)が段ビス(図示
せず)により、矢印A方向にスライド可能に取り付けら
れている。
又、基台120には、各スライドガイド121に対応して、
奥側支板122及び前側支板123が設けられる。奥側支板12
2は現像ユニット101の回動支軸105Rと嵌合する穴122′
を有し、前側支板123は現像ユニット101の回動支軸105F
と嵌合する穴123′を有している。前側支板123は、現像
ユニット101をスライドガイド121に沿って挿入し、回動
支軸105Rを奥側支板122の穴122′に嵌合させた後、回動
支軸105Fと前側支板123の穴123′とを嵌合させ、その後
基台120にビス止めされる。
ここで、各色の現像ユニット毎に設けられた奥側支板
122と前側支板123の穴122′、123′は、感光ドラム1の
軸線に平行な同一の軸線を共有するように組立に際して
は治具等を用いて調整される。
本実施例にて、奥側支板122は、後述の駆動ギア、ク
ラッチ等を支持する駆動基板124にビス止めされ、該駆
動基板124は基台120にビス止めされる。又、基台120に
はDCモーター125を支える支板126がビス止めされてい
る。
上記移動基台120は、第3図をも参照すると理解され
るように、基台120の奥側端部にレール127を備えてお
り、該レール127は複写機の底板60に固定された後側板5
0に取付けられているレール支台128に摺動自在に係合さ
れる。一方、基台120の前側端部には支板130を介して、
内部にベアリングを内蔵するコロ129が回転可能に軸支
されている。コロ129は底板60上を転動可能とされる。
斯る構成により、移動基台120は、前記底板60及び後
側板50に対して移動可能とされる。
前記移動基台120の駆動は、底板60に適当な支持手段
(図示せず)にて取付けられているステッピングモータ
132の駆動力を、これも又同じ前記支持手段に設けられ
た歯車133、134、135から成る歯車列を介して基台120に
固着したラック131に伝達することにより達成される。
本発明によれば、現像装置100は基台120にて感光ドラ
ム1の方へと該感光ドラムのほぼ接線方向に移動され、
現像作動位置、即ち感光ドラムの大略真下位置にて感光
ドラムに対し所定の間隙をもって位置決めされる。
第7図は、各現像ユニット101を現像作動位置にて感
光ドラム1の方へと持ち上げることによって位置決めす
るための現像ユニット持ち上げ機構を示す斜視図であ
る。本図で、内部の部品配置をわかり易くするために、
移動基台120、及び現像ユニット101Mのためのスライド
ガイド121Mは二点鎖線により示し、他の現像ユニットの
ためのスライドガイド121C、121Y、121Bは省略されてい
る。
スライドガイド121Mの裏側には短かいラック歯140Mが
固着されており、同様に斯るラック歯140は各現像ユニ
ットのスライドガイド121C、121Y、121Bにも設けられて
いる。又、基台120の裏側には長いラック歯141が固着さ
れている。
一方、底板60には支板143によって回転可能に支持さ
れた回転軸142が設けられる。該回転軸142には、基台12
0裏側のラック141にかみ合う位置にクラッチギア144が
取り付けられており、該クラッチギア144に電圧が印加
されるとギアの回転は軸142に伝えられる構成になって
いる。
又、回転軸142には、スライドガイド121の裏面のラッ
ク140Mにかみ合う位置にギア145が設けられている。こ
こで、クラッチギア144の歯数Z144はギア145の歯数Z145
より小さく設定されている。この理由については後に詳
述する。
前記ギア145に隣接して、回転軸142にはリング146が
固着され、ギア145とリング146の間にはコイルバネ147
が挿入されている。該バネ部材、即ち、コイルバネ147
の一端は、リング146に設けられた溝(図示せず)に引
っ掛けられており、その他端は、第8図にて示すよう
に、ギア145の側面にあけられた穴145aに引っ掛けられ
る。そしてギア145には平行ピン溝145bが扇状にあいて
おり、ギア145はコイルバネ147により矢印方向に付勢さ
れ、扇状の溝の一端が平行ピンに突き当たった状態にあ
る。
次に、現像スリーブ102へのDCモータ125からの駆動系
列を第9図及び第10図を参照して説明する。第9図は、
第2図のD矢視方向、即ち、ラック131の正面方向より
駆動系列をながめた図であり、第10図はその平面図であ
る。
DCモータ125の出力は、その出力歯車150及び駆動基板
124に設けられたアイドラ歯車152へと伝達され更には駆
動基板124及び支持板155に回転軸154が回転自在に担持
され、現像スリーブ102への駆動伝達をON/OFFするクラ
ッチギア153Mへと伝達される。又、クラッチギア153Mか
らの駆動力はその回転軸154及び出力歯車158を介して駆
動基板124に取付けられたギア157に伝達される。
一方、例えば第2図及び第4図をも合せて参照すれば
より良く理解されるように、マゼンタ色の現像ユニット
101Mをスライドガイド121Mに沿って挿入すると、現像容
器106の奥側の回動支板105Rが奥側支板122の穴122′に
嵌合することにより、第10図に図示されるように、ギア
157と現像スリーブ102の駆動ギア104とが噛合する。
他の各現像ユニット101C、101Y、101Bに対しても上記
と同様にクラッチギア153C、153Y、153Bを備えた駆動列
が配設され、各駆動列は、駆動基板124に設けられた中
継ギア159により連結され、前記DCモータ125から駆動力
が伝達される。
更に、各現像ユニット101をスライドガイド121へと挿
入する際に、現像スリーブ102に高電圧を印加するため
に基台120に設けられた接点部(図示せず)が、現像ユ
ニット101にも同じく設けられた接点部(図示せず)に
電気的に導通し、現像時に現像スリーブ102に高電圧が
印加される構成とされるが、斯る構成は当業者には周知
であるのでこれ以上詳しい説明は省略する。
以上の構成によって、複写機本体の電源を入れると基
台120がホームポジションにあるか否かが、第2図に図
示されるように、底板60に固着して設けられた発光素子
と受光素子より成るセンサー181と、基台120に調整可能
に設けられた遮光板80とにより検知され、基台120がホ
ームポジションにない時にはステッピングモータ132が
回転してセンサー181の光が遮光板180によりさえぎられ
るところまで、即ち、ホームポジションに達するまで該
基台120を動かす。
更に説明すると、第11図及び第12図を参照すれば、ホ
ームポジションは、感光ドラム1の真下よりマゼンタ現
像ユニット101Mが、前側より見て左側にl(lは、現像
スリーブ102が感光ドラム1の真下にあるときの回動支
軸105Fの位置からホームポジションにおける回動支軸10
5Fの位置までを示し、各現像ユニットの間隔に等しい)
だけ離れたところに位置し、その位置は遮光板180を調
整することにより設定される。
次に、コピー動作を開始するためにコピーボタンを操
作すると、複写機本体の動作を制御するマイクロプロセ
ッサユニット(MPU)から基台120を駆動するステッピン
グモータ132のパルスジェネレータに、マゼンタ現像ユ
ニットの現像スリーブ102が感光ドラム1の真下にくる
まで基台120を所定の速さで動かすように信号が送られ
る。
基台120の移動に伴って、マゼンタ現像ユニット101M
は上方に持ち上げられて感光ドラム1に近接する。この
持ち上げ作動について、次に詳しく説明する。
第7図において、基台120のホームポジションではラ
ツク141とクラッチギア144はかみ合った状態にある。
又、基台120がその移動を開始する直前にクラッチギア1
44のクラッチがONするので基台の移動に伴って回動軸14
2及びギア145が回転する。そして基台120の移動中に今
度はスライドガイド121の底部に固着しているラック140
が夫々回転中のギア145にかみ合う。
クラッチギア144の歯数Z144は、上述の如くに、ギア1
45の歯数Z145より小さいので、例えばラック140がギア1
45にかみ合い始める所をl1(l1<l、第11図の状態)と
すると、基台120がl1動くと、クラッチギア144はピッチ
円周上を同じくl1だけ回転する。これを回転軸142の回
転角に換算すると、 α=l1/r144(rad) (r144はクラッチギア144のピッチ円半径)となる。
このため、ギア145のピッチ円周上での回転長、即
ち、ギア145にかみ合うクラック140に一体のスライドガ
イド121Mの移動距離l2は、 l2=α×r145 =l1×(r145/r144) (r145はギア145のピッチ円半径)となる。
ここで、Z145>Z144、即ち、r145>r144であるため、
l2>l1となる。つまり、基台120がl1移動する間にスラ
イドガイド121Mは基台120に対して(l2−l1)分の長さ
だけ相対的にスライド移動することになる。そしてこの
スライドガイド121Mが基台120に対して(l2−l1)だけ
移動することにより、第11図にて示すように、スライド
ガイド121Mが、基台120上で支点105F、105Rを回動支点
として回動可能な現像ユニット101Mの足106bを矢印A方
向に押すことになる。
この結果、マゼンタ現像ユニット101Mは、基台120の
移動中に矢印B方向に持ち上げられて、感光ドラム1の
真下で突き当てコロ103を介して感光ドラム1に近接す
る位置に静止する。この持ち上げの際に、現像容器106
の足106Cは図示のようにスライドガイド121Mから外れる
ように動くので、第2図に示すようにスライドガイド12
1Mの一部には足106c1、106c2に相当する部分に切欠き12
1M′等が形成されている。
又、突き当てコロ103は感光ドラム1に所定の力で押
し付ける必要があるために、ホームポジションでの突き
当てコロ103と感光ドラム表面の距離をdとすると、現
像ユニット101MのB方向への持ち上げ量はd+α(α:
正数)となることが必要であり、従って、斯る持ち上げ
量を達成するべくギア145、144の歯数は移動距離との関
係から適宜に決定される。
一方、現像ユニット101Mは感光ドラム1の真下で突き
当てコロ103を介して近接しているとき、このαの距離
に相当する分だけ感光ドラム1から反力を受けると共
に、現像ユニットの自重がこれに加って押し返えされる
形になる。この力は現像ユニット101Mをその回動支点10
5F、105R回りに時計方向に回転させることになるので、
スライドガイド121Mが今度は現像容器の足106bにより左
方向(矢印Aと逆方向)に押されることとなり、スライ
ドガイド121Mにかみ合ったラック140Mがギア145を反時
計方向に回転させようとする。ギア145は前述の如く
に、コイルバネ147により矢印D方向に付勢されている
が、感光ドラム1からの反力と現像ユニットの動きとが
このコイルバネの付勢力につり合うまでコイルバネがた
わみながらギア145を扇状の平行ピン溝145bの間で回転
させる。
このときコイルバネ147は感光ドラム1からの反力、
言い換えれば、突き当てコロ103の突当て部材71、72
(第13図に関連して後述する)への押し当て力が所望の
値となるように適宜、その線径と巻数が決定される。
又、回動軸142は、クラッチギア143、ラック141、ラッ
ク131を介して、ステッピングモータ132に連結してお
り、このステッピングモータ132の自己保持力が回動軸1
42に作用しているので、前述のギア145の回転の影響を
受けることなく、正確な基台の移動が達成される。
以上のようにして、現像ユニット101Mが持ち上がった
際、第13図に示すように突き当てコロ103は感光ドラム
1の表面に相当する突当て部材71、72に所定の力で圧接
して、現像スリーブ102が感光ドラム1と所要の間隙を
もって近接することになる。
ここで、第13図は複写機本体を横断面で表わした簡略
図であって、突き当て部材72は、本体後側板50に固着し
ており、突き当て部材71は前側板73に着脱自在の感光ド
ラム1の芯決め部材70に固着して設けられている。この
状態から第10図にて示すクラッチギア153Mが所定のタイ
ミングでONするので現像スリーブ102が同図に示す駆動
系を経てDCモータ125により駆動され、感光ドラム1上
の潜像を顕像化する。
又、第8図にて説明したように、現像ユニット101Mが
その回動支点105F、105Rを中心に回動して持ち上がって
も、スリーブギア104に駆動を伝えるギア157が回動支点
105F、105Rと同軸状にあるため、持ち上げ動作中も常に
モーターからの駆動を受けられる状態にある。このた
め、本実施例によると、現像スリーブ102を回転駆動す
るタイミングは持ち上げ動作位置にかかわらず自由に設
定できるという利点がある。
以上によりマゼンタ色の現像工程が終了すると、クラ
ッチギア144(第7図)とクラッチギア153M(第10図)
とがOFFする。これにより、回転軸142は回転フリーの状
態になるので、これと一体のギア146も回転フリーとな
り、このため、感光ドラム1からの反力と現像ユニット
101Mの自重とによりスライドガイド121が現像容器106の
足106bにより左方向へ押し戻されて、現像ユニット101M
は第11図の左図に示す下降位置に戻り感光ドラム1から
離れる。
次に、ステッピングモーター132が所定量回転すると
共にクラッチギア144がONしてシアン色の現像ユニット1
01Cが感光ドラム真下で持ち上げられる。又、クラッチ
ギア153C(第9図)がONしてシアン色の現像スリーブ10
2Cを回転させ、シアン色の現像を行なう。
以後、同様にしてイエロー色、ブラック色までの現像
と、各色画像の一枚の転写紙への重ね転写が終ると、転
写紙は転写ドラム5から分離帯電器8と分離爪8′とに
より分離され、定着装置20で像定着されて排紙トレイ23
へ排出され、コピー動作は終了する。
本発明によれば、従来のフルカラー電子写真複写機に
比べトナー、キャリアの飛散が少ないため、従来装置に
見られたトナー、キャリアの飛散による種々の弊害を取
り除くことができ、そして又、小型、低廉なフルカラー
複写機の製品化が実現可能となり、ユーザーに益すると
ころは大である。
更に、現像装置は、複数の現像ユニットを従来のよう
に回転体として構成するのではなく左右方向に水平移動
するようにしているので、現像ユニットが逆さまになっ
たりせず、現像ユニット内の現像剤の挙動が安定し、こ
の結果、トナーとキャリアの混合比(T/C比)の制御も
従来に比べて正確に行なうことが可能である。このた
め、常に安定した画質を得ることができ、この点でもユ
ーザーに益するところ大である。
又、ホームポジションに移動基台120が戻る際は、ク
ラッチギア144のクラッチをOFFとしておけば、現像ユニ
ットは感光体ドラム1の方向へ持ち上がることがないの
で、ホームポジションへ戻る際に不要なトナーが現像ス
リーブ上から感光ドラムへ飛散することが防止され、こ
の点でも優れている。
尚、上記実施例では、フルカラー電子写真複写機を例
にとって説明したが、本発明は、現像ユニットを1つ以
上備えたモノカラーの複写機にも適用できることは当然
である。
又、本実施例では、現像ユニットを感光ドラム方向へ
と持ち上げるのにラックとピニオンギアを用いたが、持
ち上げ機構はこれに限らず、例えば移動基台120の移動
と同期して作用するカムを底板に設け、このカムにより
現像ユニットを感光ドラムの方向へと持ち上げるように
してもよい。
更に、本実施例では、現像ユニットの突き当てコロ10
3を、本体に固着して設けられたドラム表面に相当する
部材に突き当てて、ドラムと現像スリーブとの間隙を確
保するように構成したが、突き当てコロを感光ドラムに
直接当てるように構成してもよいことは言うまでもな
い。
又、本実施例では、現像ユニットが感光ドラムに対し
て位置決めされた状態、即ち、持ち上げ状態を保持する
ために、ステッピングモーターのもつ保持力を利用した
が、斯る持ち上げ状態の保持をさらに確実にするため
に、本体に回動自在に固着したアームを移動基台に所定
のタイミングでソレノイド等の駆動源により係合させる
こともできる。
発明の効果 以上の如くに、本発明に係る画像形成装置は、現像装
置、トナー補給装置、感光ドラムのような像担持体など
のトナーやキャリアの飛散源を転写装置の下方又は前方
に配置すると共に、現像装置を横方向に移動可能に構成
することにより、転写装置表面へのトナーやキャリアの
堆積を防止し、画像品質の低下、ジャム(紙詰まり)の
発生、更には、定着ローラの寿命低下などを解決するこ
とができるという特長を有する。
又、本発明によれば、複数の現像ユニットを支持した
移動基台の移動力が機械的な変換機構により現像ユニッ
トの感光ドラム側への移動力に変換されるので、色毎の
複数の現像ユニットの移動、交換をすばやく行なうこと
ができると共に、像担持体に対する現像ユニットの位置
決めをも、部品点数の少ない、極めて簡単な現像ユニッ
ト持ち上げ機構にて、例えば1つのモータ(ステッピン
グモータ)で現像ユニット搬送移動基台の移動と、現像
ユニットの持ち上げを行なうことができ、小型、低廉
で、騒音を最小限度とすることができ、且つ安定した動
作で信頼性の高い画像形成装置を提供することができ
る。
更に本発明の画像形成装置によれば、現像装置を従来
例のような回転体の代わりに左右に移動する構成とした
ので、装置全体の小型化が可能となり、また回転現像装
置のように、回転体の回転に現像容器が逆さまになった
りすることがないので、現像容器内の現像剤の挙動が安
定し、この結果ATRによるトナーとキャリアの混合比(T
/C比)の制御も従来に比べて正確に行なうことが可能と
なり、安定した画質を得ることができる。
更に又、斯る本発明に従って構成される現像装置は、
各現像ユニットからのトナーやキャリア飛散に対しても
回転体に比べてより優れた構成であると言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す
カラー電子写真複写機の断面図である。 第2図は、本発明に従って構成される現像装置の斜視図
であり、各現像ユニットは省略されている。 第3図は、第2図の矢印B方向より見た正面図である。 第4図は、現像ユニットの斜視図である。 第5図は、現像ユニットとトナー補給装置との連結構造
を示す斜視図である。 第6図は、トナー補給装置の斜視図である。 第7図は、現像装置の現像ユニット持ち上げ機構の斜視
図である。 第8図は、現像ユニット持ち上げ機構の駆動手段を示す
正面図である。 第9図は、現像スリーブの駆動系を示す正面図で、第2
図の矢印D方向から見た図である。 第10図は、現像スリーブの駆動系の平面図である。 第11図及び第12図は、現像ユニット持ち上げ機構の作動
を説明する現像装置の概略正面図である。 第13図は、感光ドラムと現像スリーブとの位置関係を示
す概略横断面図である。 第14図は、従来の電子写真複写機の断面図である。 1:像担持体 5:転写装置 100:現像装置 101:現像ユニット 102:現像スリーブ 120:移動基台 121:スライドガイド 125:現像スリーブ駆動モータ 132:移動基台駆動モータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電像を担持する像担持体と、この像担持
    体上の静電像を共通の現像位置で現像する複数の現像ユ
    ニットと、この複数の現像ユニットを支持する支持部材
    と、この支持部材を移動させる駆動手段と、支持部材の
    移動力を現像ユニットの像担持体側への移動力に機械的
    に変換する変換手段とを有し、この変換手段は現像ユニ
    ットの押圧力と像担持体からの反力をつり合わせるため
    のバネ部材を有することを特徴とする画像形成装置。
JP1026297A 1989-02-03 1989-02-03 画像形成装置 Expired - Fee Related JP2649963B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1026297A JP2649963B2 (ja) 1989-02-03 1989-02-03 画像形成装置
DE69010520T DE69010520T2 (de) 1989-02-03 1990-02-02 Bilderzeugungsapparat.
EP90301113A EP0381518B1 (en) 1989-02-03 1990-02-02 An image forming apparatus
US07/474,369 US5243395A (en) 1989-02-03 1990-02-02 Color image forming apparatus with developing unit moving means

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1026297A JP2649963B2 (ja) 1989-02-03 1989-02-03 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02205864A JPH02205864A (ja) 1990-08-15
JP2649963B2 true JP2649963B2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=12189396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1026297A Expired - Fee Related JP2649963B2 (ja) 1989-02-03 1989-02-03 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2649963B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5081343A (ja) * 1973-11-19 1975-07-02
JPS5675670A (en) * 1979-11-27 1981-06-22 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Color image developing device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02205864A (ja) 1990-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4713673A (en) Image forming apparatus in which multiple developing units are supported and moved relative to an image carrier
JPS6265049A (ja) プロセスカ−トリツジ及びこのカ−トリツジを使用する画像形成装置
EP0381518B1 (en) An image forming apparatus
JP2649963B2 (ja) 画像形成装置
US5585912A (en) Image forming apparatus with movable mirrors along two optical paths to expose an image onto a selected photosensitive drum
JP2865378B2 (ja) 画像形成装置
JPH02302768A (ja) 画像形成装置
JPH0385564A (ja) 画像形成装置
JPH0754410B2 (ja) 画像形成装置
JPH0385565A (ja) 画像形成装置
JPS61264366A (ja) 現像装置
JP2512919Y2 (ja) 画像形成装置における現像装置の位置調整構造
JP2001134164A (ja) 画像形成装置
JP2573047B2 (ja) カラー画像形成装置
JPH02226270A (ja) 画像形成装置
JP3471148B2 (ja) 画像形成装置
JP2733439B2 (ja) 画像形成装置
JP2545459Y2 (ja) 画像形成装置における現像装置の位置調整構造
US20080193159A1 (en) Image forming apparatus
JPH04204756A (ja) 画像形成装置
JPH0377973A (ja) カラー画像形成装置
JPH01180569A (ja) 画像形成装置のオプショントナー補給器
JPH07228372A (ja) 給紙装置
JPH02205876A (ja) 画像形成装置
JPH07181797A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees