JP2865015B2 - 復水器の設置工法 - Google Patents

復水器の設置工法

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JP2865015B2 JP9492795A JP9492795A JP2865015B2 JP 2865015 B2 JP2865015 B2 JP 2865015B2 JP 9492795 A JP9492795 A JP 9492795A JP 9492795 A JP9492795 A JP 9492795A JP 2865015 B2 JP2865015 B2 JP 2865015B2
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茂 長谷川
信市 佐川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は復水器の設置工法に係
り、特に火力発電所等の蒸気原動所に設置される復水器
の設置工法に関する。
【0002】
【従来の技術】復水器の表面復水器は主に下部胴、連結
胴、及び上部胴とから構成され、復水器の設置位置(現
地)で組み付けられる。復水器の設置工法は、先ず、連
結胴を蒸気タービンの排出口に予め連結しておき、上部
胴が連結された下部胴を前記排出口の下方に位置する基
礎上に移送して、上部胴と連結胴とを連結することによ
り行われている。
【0003】前記下部胴の移送方法は、先ず、前記基礎
上にレールを載置する。そして、下部胴を牽引装置によ
って牽引し前記レール上に移送する。そして、下部胴を
基礎の下方からジャッキ装置で持ち上げた後、前記レー
ルを基礎上から撤去し、そして、ジャッキ装置を下げて
下部胴を基礎上に設置するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
復水器の設置工法は、下部胴の牽引作業に時間がかかる
と共に、レールの撤去作業を作業者が行っているため人
手と手間がかかり、効率が悪いという欠点がある。本発
明はこのような事情に鑑みてなされたもので、復水器を
効率良く設置することができる復水器の設置工法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、復水管が充填された下部胴と、蒸気タービン
の排出口に連結される連結胴と、前記下部胴と前記連結
胴とを連結する上部胴とから成る復水器の設置工法に於
いて、復水器の設置位置に設けられた基礎上に搬入台車
が乗り入れ可能な架台を載置して、該架台上に前記下部
胴を積載した前記搬入台車を乗り入れ、搬入台車上の下
部胴を第1のクレーン手段で所定量吊り上げて搬入台車
を架台上から退避させると共に、水平方向に移動可能な
第2のクレーン手段で架台を前記基礎上から撤去した
後、第1のクレーン手段で前記下部胴を吊り降ろして該
下部胴を基礎上に設置し、前記連結胴を前記第2のクレ
ーン手段によって前記蒸気タービンの排出口の下方位置
に移送した後、該連結胴を前記第1のクレーン手段によ
って吊り上げて蒸気タービンの排出口に移送し、前記上
部胴を前記第2のクレーン手段によって前記下部胴と前
記連結胴との連結位置に移送した後、該上部胴を下部胴
と連結胴とに連結することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、先ず、復水器の設置位置に設
けられた基礎上に架台を載置する。次に、下部胴を積載
した搬入台車を前記架台上に乗り入れる。次いで、搬入
台車上の下部胴を第1のクレーン手段で所定量吊り上げ
て搬入台車を架台上から退避させると共に、架台を第2
のクレーン手段によって基礎上から撤去する。そして、
下部胴を第1のクレーン手段で吊り降ろして基礎上に設
置する。次に、連結胴を第2のクレーン手段によって蒸
気タービンの排出口の下方位置に移送する。そして、連
結胴を第1のクレーン手段によって吊り上げて蒸気ター
ビンの排出口に移送する。次いで、上部胴を第2のクレ
ーン手段によって下部胴と連結胴との連結位置に移送し
て、上部胴を下部胴と連結胴とに連結する。
【0007】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る復水器の
設置工法の好ましい実施例について詳説する。図1は、
本発明に係る復水器の設置工法によって設置された復水
器の実施例を示す正面図である。同図に示す復水器10
は、建屋12の設置位置14に造成された複数本の基礎
16、16…上に設置される。また、前記設置位置14
は、復水器10の設置スペースを確保するために建屋1
2の床面18から所定量掘り下げられて形成されてい
る。
【0008】前記復水器10は主に下部胴20、連結胴
22、及び上部胴24から構成されており、下部胴20
は基礎16、16…上に据え付けられ、また、連結胴2
2は建屋12の天井部26に配設された蒸気タービンの
排出口28に取り付けられる。この下部胴20と連結胴
22とが前記上部胴24によって連結される。下部胴2
0内には図示しない多数本の復水管が充填され、また、
下部胴20の図中左側の開口部20Aには図示しない前
側水室が組み付けられると共に、下部胴20の図中右側
の開口部20Bには図示しない後側水室が組み付けられ
る。冷却水は、前記前側水室から復水管に供給され、そ
して、復水管を通過する際に前記蒸気タービンからの水
蒸気と熱交換されて後側水室に流れるようになってい
る。
【0009】次に、前記復水器10の設置工法について
図2〜図11を参照しながら説明する。先ず、図2に示
すように復水器10の基礎16、16…上に架台30を
載置する。この架台30は、複数本の鋼材を格子状に連
結することにより構成され、重量物の荷重に耐え得るよ
うに形成されている。また、架台30の下方には、架台
補強用のサポータ31、31…を予め配置しておく。
【0010】次に、下部胴20を積載した自走可能な搬
入台車(以下、「ドーリー」と称する)32を前記架台
30上に乗り入れる。前記下部胴20は復水管が予め充
填されており、建屋12の外で前記ドーリー32に積載
される。次いで、蒸気タービンの排出口28の上方に設
けられたクレーン(第1のクレーン手段)34に吊り上
げ用ワイヤ36を介して下部胴20を連結する。そし
て、前記クレーン34を駆動してドーリー32上の下部
胴20を所定量吊り上げた後、ドーリー32を架台30
上から退避させる。そして、クレーン34で下部胴20
を吊り降ろし、下部胴20を図3に示すように架台30
上に載置する。そして、建屋12の天井部26に敷設さ
れた図4に示すクレーン(第2のクレーン手段)38、
38に、吊り上げ用ワイヤ40を介して架台30の縁部
を連結した後、前記下部胴20をクレーン34で再び吊
り上げる。そして、前記クレーン38で架台30を床面
18の高さまで吊り上げると共に、クレーン38をレー
ル42、42に沿って水平移動させて架台30を図5に
示すように設置位置14から撤去する。そして、前記サ
ポータ31、31を設置位置14から撤去した後、下部
胴20をクレーン34で吊り下げて図6に示すように基
礎16、16…上に設置する。これにより、下部胴20
の据え付け作業が終了する。前記クレーン38は図4に
示すように排出口28の両側に配設され、クレーン38
のワイヤ40と前記クレーン34のワイヤ36とが干渉
しないようになっている。
【0011】次に、図7に示すように連結胴22をドー
リー32によって下部胴20の近傍まで搬送する。そし
て、この連結胴22にクレーン38のワイヤ40、40
を連結した後、連結胴22をクレーン38で吊り上げる
と共にレール42に沿って下部胴20の方向に移送す
る。そして、図8に示すように下部胴20の上面に連結
胴22を枕木44、44…を介して仮置きする。
【0012】次いで、仮置きした連結胴22にクレーン
34のワイヤ36を連結した後、クレーン34を駆動し
て連結胴22を図9に示すように排出口28まで移送す
る。そして、排出口28に位置した連結胴22を、排出
口28の上部から仮止枠46によって仮止めする。次
に、図10に示すように上部胴24をドーリー32によ
って下部胴20の近傍まで搬送する。そして、この上部
胴24にクレーン38のワイヤ40、40を連結した
後、上部胴22をクレーン38で吊り上げると共にレー
ル42に沿って下部胴20の方向に移送して、図11に
示すように下部胴20と連結胴22との間の連結位置に
位置させる。そして、クレーン38で上部胴24を降ろ
して下部胴20に上部胴24を連結した後、仮止枠46
を撤去して上部胴24に連結胴22を連結する。これに
より復水器10の設置作業が終了する。
【0013】このように、本設置工法によれば、基礎1
6、16…上に載置された架台30上に下部胴20を積
載したドーリー32を直接乗り入れるようにしたので、
下部胴の牽引作業を無くすことができ、また、クレーン
34、38を利用して下部胴20、連結胴22、及び上
部胴24を所定位置に順次移送して連結するようにした
ので、復水器を効率良く設置することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る復水
器の設置工法によれば、復水器の基礎上に載置された架
台上に下部胴を積載した搬入台車を乗り入れ、この下部
胴をクレーンで吊り上げて搬入台車を架台上から退避さ
せると共に、架台をクレーンで撤去して下部胴を基礎上
に設置し、連結胴を蒸気タービンの排出口にクレーンで
移送した後、上部胴をクレーンで移送して下部胴と連結
胴とに連結するようにしたので、復水器を効率よく設置
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る復水器の設置工法で設置された復
水器の正面図
【図2】下部胴を積載したドーリーが架台に乗り入れた
状態を示す説明図
【図3】2つのクレーンの配置位置を示す説明図
【図4】下部胴を架台上に載置した状態を示す説明図
【図5】下部胴を吊り上げて架台を撤去する状態を示す
説明図
【図6】下部胴を基礎上に据え付けた状態を示す説明図
【図7】連結胴の移送方法を示す説明図
【図8】連結胴が下部胴上に載置された状態を示す説明
【図9】連結胴が蒸気タービンの排出口に仮止めされた
状態を示す説明図
【図10】上部胴の移送方法を示す説明図
【図11】上部胴が下部胴と連結胴との設置位置に移送
された状態を示す説明図
【符号の説明】
10…復水器 16…基礎 20…下部胴 22…連結胴 24…上部胴 30…架台 32…ドーリー 34、38…クレーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 浩貴 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日立プラント建設株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−229904(JP,A) 特開 平4−281192(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F28B 1/00 - 9/10 E04H 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】復水管が充填された下部胴と、蒸気タービ
    ンの排出口に連結される連結胴と、前記下部胴と前記連
    結胴とを連結する上部胴とから成る復水器の設置工法に
    於いて、 復水器の設置位置に設けられた基礎上に搬入台車が乗り
    入れ可能な架台を載置して、該架台上に前記下部胴を積
    載した前記搬入台車を乗り入れ、 搬入台車上の下部胴を第1のクレーン手段で所定量吊り
    上げて搬入台車を架台上から退避させると共に、水平方
    向に移動可能な第2のクレーン手段で架台を前記基礎上
    から撤去した後、第1のクレーン手段で前記下部胴を吊
    り降ろして該下部胴を基礎上に設置し、 前記連結胴を前記第2のクレーン手段によって前記蒸気
    タービンの排出口の下方位置に移送した後、該連結胴を
    前記第1のクレーン手段によって吊り上げて蒸気タービ
    ンの排出口に移送し、 前記上部胴を前記第2のクレーン手段によって前記下部
    胴と前記連結胴との連結位置に移送した後、該上部胴を
    下部胴と連結胴とに連結することを特徴とする復水器の
    設置工法。
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