JP2863097B2 - 水硬性材料の粉塵発生防止法 - Google Patents

水硬性材料の粉塵発生防止法

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    • C04B38/10Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof by using foaming agents or by using mechanical means, e.g. adding preformed foam
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として表層地盤改良
工事において用いられる水硬性材料から、施工時に発生
する粉塵の防止法に関する。
【0002】
【従来の技術】このような水硬性材料は、主として表層
地盤改良工事において用いられ、地表面に散布した前記
水硬性材料を施工機を用いて土と混合して硬化させるこ
とによって地盤の改良をはかるものであるが、これまで
水硬性材料を散布する際および水硬性材料と土を混合す
る際には、大量の粉塵が発生するのが常であり、周辺環
境および周辺住民に多大な被害を及ぼしてきた。
【0003】従来、上記の問題に対しては、大量の水硬
性材料に対して、少量の添加剤を混合し、前記水硬性材
料を湿潤状態とすることによって発塵を防止するという
方法が取られてきた。この添加剤は、多量に混合すると
水硬性材料がその時点で硬化してしまって使用不能とな
ったり、その品質が低下することから、水硬性材料に対
して1〜5重量%と、少量を用いるのが一般的である。
【0004】さらにまた、熟練した施工機のオペレータ
ーが慎重に施工を行ない、粉塵の発生を最小限に留める
よう努めてきた。
【0005】しかしながら、水硬性材料に添加剤を混合
する前者の方法では、この水硬性材料に対して添加剤が
少量であるために平均に混合することが困難であり、均
一な混合物を得るためにはかなりの時間が必要であっ
た。この時間を短縮するためには、短時間に水硬性材料
と添加剤とを均一に混合できる特殊な混合機を開発する
か、あるいは従来の混合機の形状を大幅に改良する必要
があったが、これらはいずれも実現が容易でなく、他の
解決策が望まれていた。
【0006】また、前述の後者の方法では、オペレータ
ー個人の施工機の操作法のみに結果を依存するため、オ
ペレーターが粉塵の発生を抑えようと慎重に施工を行な
うほど施工速度が遅くなり、その結果工期が非常に長く
なってしまうといった問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】よって本発明の課題
は、表層地盤改良工事などにおいて用いられる水硬性材
料を、適度な湿潤状態として用い、施工時の粉塵の発生
を防ぐことにある。
【0008】
【課題を解決する手段】かかる課題は、添加剤に起泡剤
を混入し、泡沫を形成して体積を増加させたものを、水
硬性材料に均一に混合したものを用いて施工にあたるこ
とによって解決される。以下、本発明を詳しく説明す
る。
【0009】本発明の粉塵発生防止法において用いる添
加剤としては、起泡剤をよく溶かすものと、添加剤自身
が発泡性を有するもののいずれも適当であり、このよう
な添加剤としては、水あるいは有機溶媒、例えば各種ア
ルコール、石油類、潤滑油、油脂類、流動パラフィン、
高級アルコール混合物、有機酸エステル類などを挙げる
ことができる。
【0010】このような添加剤の適切な添加量は、水硬
性材料に対して、1〜5重量%であることが望ましく、
最も望ましくは水硬性材料に対して2重量%を用いる。
【0011】また、起泡剤としては、セッケンなどの界
面活性剤系のもの、および卵白、サポニン、ゼラチンな
どの蛋白系のものが望ましいが、その他にも、泡沫安定
性の高いものは好適に用いることができる。これらは、
溶媒に溶けて溶液の泡沫を安定化する性質のものである
が、炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、酢酸アミ
ル、酢酸ブチル、ジアゾアミノベンゼンなどのようにそ
れ自体が気体を発生して泡沫を形成する発泡剤も好適に
用いることができる。
【0012】上記のような起泡剤の適切な添加量は、添
加剤との組合せによって異なるが、起泡剤をあらかじめ
添加剤に混合し、あるいはさらに加熱、攪拌、通気など
の過程を経て泡沫を形成する際に、添加剤の体積を15
〜30倍とすることができるだけの起泡剤を用いること
が望ましく、最も好ましくは添加剤の体積を約20倍と
する量の起泡剤を用いる。
【0013】また本発明には、水硬性材料の混合機とし
て特殊なものを使用する必要がなく、例えば、強制パン
型ミキサー、連続ミキサー、強制2軸ミキサーなどのコ
ンクリート・モルタル用ミキサーあるいはスクリューフ
ィーダーなどの攪拌可能な装置であれば、好適に使用す
ることができる。
【0014】本発明の粉塵発生防止法は、上記のように
添加剤に起泡剤を混合して泡沫を形成することによって
添加剤の体積を増加させて用いるものである。このよう
に添加剤を泡沫状として体積を増加させたことによっ
て、水硬性材料に、前記添加剤を混合することが容易に
なり、すなわち市販の混合機を用いて充分に均一な混合
物を得ることが可能となり、また、こうした均一な状態
を得るまでに混合に要する時間が飛躍的に短縮される。
【0015】また、上述のように得られた水硬性材料と
添加剤との均一な混合物は、水硬性材料を、適度な湿潤
状態としたものであり、このものを表層地盤改良工事な
どに用いれば、施工時の前記水硬性材料を散布する際お
よび前記水硬性材料と土とを混合する際に、粉塵の発生
を抑制すること、もしくは完全に防止することが可能と
なる。以下、実施例を示して本発明の作用効果を明確に
する。
【0016】(実施例1)水硬性材料として普通ポルト
ランドセメントを用い、添加剤として、あらかじめ水に
界面活性系起泡剤スミシールドA(商品名;当社製)を
加えて水の体積が20倍となるまでに発泡させたもの
を、前記水硬性材料の普通ポルトランドセメントに対し
て2重量%混入し、連続ミキサーを用いて2分間混合し
た。このようにして調製した水硬性材料は、混合終了の
2時間後に、施工機械バックホウを用いて施工した。そ
の際、施工地の土は粘性土であり、水硬性材料添加量は
100kg/m3とした。 (実施例2)添加剤として、起泡剤スミシールドAによ
って発泡させた水を水硬性材料の普通ポルトランドセメ
ントに対して1重量%混入したこと以外は、実施例1と
同様に調製し、混合終了の2時間後に、実施例1と同様
に施工した。
【0017】(比較例1)水硬性材料として普通ポルト
ランドセメントを、添加剤を加えずに用い、実施例1と
同様に施工した。 (比較例2)水硬性材料として普通ポルトランドセメン
トを用い、添加剤として前記水硬性材料に対して3重量
%の水をスプレーを用いて添加し、連続ミキサーを用い
て10分間混合して、混合終了の2時間後に、実施例1
と同様に施工した。 (比較例3)水硬性材料として普通ポルトランドセメン
トを用い、添加剤として前記水硬性材料に対して3重量
%のマシン油を、スプレーを用いて添加し、連続ミキサ
ーを用いて10分間混合し、混合終了の2時間後に、実
施例1と同様に施工した。
【0018】上記の各実施例および比較例について、表
層改良工事を行なった際の粉塵量および、仕上り時の強
度とを評価し、表1に示した。
【0019】
【表1】
【0020】表1中の粉塵量は、計測装置としてデジタ
ル粉塵計(P−5H2型;柴田科学器械工業株式会社
製)を用い、施工位置から水平距離5m、高さ1mの位置
での粉塵量を、水硬性材料を散布した時点および、散布
した水硬性材料と土とを混合する作業を開始した時点で
計測したものである。また、仕上り時の強度について
は、JISのセメント物理試験方法によった。
【0021】表1の結果から明らかなように、実施例
1、2は、比較例1の添化剤を用いない場合に比べて、
水硬性材料散布時においても工事開始時においても、飛
躍的に粉塵の発生が抑制されたことがわかる。また、実
施例1、2は、比較例2、3の、液状の添化剤をスプレ
ーを用いて混合した場合に比べても、混合時間が非常に
短いにもかかわらず、粉塵の発生は抑制されていること
がわかる。
【0022】さらに表1の結果からは、仕上り時の強度
が、本発明の添化剤を加えることによって損われていな
いばかりか、むしろ若干向上していることがわかる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明の粉塵発生
防止法は、水硬性材料に、水あるいは有機溶媒などの添
加剤に起泡剤を混合し、泡沫を形成して体積を増加させ
て添加することによって、前記添加剤と水硬性材料とを
容易に混合することが可能になり、したがって均一な状
態を得るまで混合に要する時間が短縮できる。さらに
は、上記のように調製した、適度の湿潤状態の水硬性材
料を用いることによって、表層地盤改良工事などの際の
粉塵の発生を大幅に抑制することができる。したがって
工事箇所周辺の環境に被害を及ぼすことがない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 24:00) 103:42 103:48 C09K 103:00 (72)発明者 今井 俊雄 愛知県名古屋市中区錦3−6−29 サウ スハウス3F住友セメント株式会社 名 古屋支店内 (56)参考文献 特開 平8−53669(JP,A) 特開 昭50−51087(JP,A) 特開 昭55−164284(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09K 17/10 C04B 24/00 C04B 28/02 E02D 3/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表層地盤改良工事に用いる水硬性材料か
    ら発生する粉塵を防止する方法であって、あらかじめ添
    加剤に起泡剤を混合し、泡沫を形成したものを上記水硬
    性材料に添加することを特徴とする粉塵発生防止法。
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