JP2862706B2 - 超電導素子 - Google Patents

超電導素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導近接効果を利用
した超電導素子に関する。
【0002】
【従来の技術】超電導体/常伝導体/超電導体接合に
は、これを構成する常伝導体中に両側の超電導体より及
ぼされる超電導近接効果によって、超電導電流を流すこ
とができる。このような接合を有する素子は、いわゆる
ジョセフソン素子として動作する。近年では、酸化物高
温超電導体を用いて、このような超電導電子デバイスを
作製するための研究が活発になってきている。
【0003】しかし、上記したような超電導体/常伝導
体/超電導体接合は、一般に臨界電流Ic の値は大きい
ものの、常伝導抵抗Rn が小さく、結果的にIc ・Rn
積が小さいことから、これを超電導デバイスとして応用
することは困難であった。これを改善するためには、臨
界電流Ic または常伝導抵抗Rn を増やせばよいわけで
あるが、臨界電流密度は超電導現象の特性で最大値が決
っており、大幅に増やすことは不可能であることから、
c ・Rn 積を大きくするためには、常伝導抵抗Rn
大きくする必要がある。
【0004】この常伝導抵抗Rn を大きくするための方
法として、従来は、常伝導体により構成される中間層に
不純物を入れる等して、電子の不純物散乱を増やし、こ
れによって中間層の抵抗を増やす方法が試みられてき
た。しかしながら、このような方法では、中間層の抵抗
がその厚さに比例するため、中間層の厚さが厚い場合に
は有効であるものの、中間層が薄い場合には中間層の抵
抗だけでは、望むような大きな常伝導抵抗Rn を得るこ
とができないという問題があった。さらに、上記した方
法は、中間層内のコヒーレンス長を短くしてしまうため
に、臨界電流Ic の値を小さくしてしまうという問題も
あった。したがって、中間層中のコヒーレンス長がもと
もと短いような場合には、極端に臨界電流Ic が小さく
なるため、上記したような方法によってIc ・Rn 積を
増大させることは、ほぼ不可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、超電
導体/常伝導体/超電導体接合における中間層中に不純
物を入れて、常伝導抵抗Rn を大きくしようとする従来
の方法は、中間層が薄い場合には不向きで、さらに中間
層中のコヒーレンス長がもともと短い比較的高い温度で
の動作を考えた素子、例えば酸化物超電導体を使用し、
77K動作を考えた接合の場合には、適用できないという
問題を有していた。そこで、中間層が薄い場合にも適用
でき、また中間層中のコヒーレンス長を短くすることな
く、常伝導抵抗Rn を大きくする方法の開発が強く望ま
れていた。
【0006】本発明は、このような課題に対処するため
になされたもので、中間層が薄い場合にも適用でき、ま
た中間層中のコヒーレンス長を変えずに、接合のIc
n 積を増大することが可能な超電導素子を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の超電導
素子は、 2つの超電導体層間に、常伝導体層を中間層と
して存在させて構成した超電導体/常伝導体/超電導体
接合を有する超電導素子において、少なくとも一方の前
記超電導体層と常伝導体層との界面に、界面抵抗を増加
させる界面層を介在させたことを特徴としている。
【0008】本発明における界面層は、超電導体/常伝
導体の接合部の界面抵抗を増加させる層であり、これに
よって常伝導抵抗Rを増大させるものである。このよ
うな界面層としては、トンネル現象により電予が透過で
きる程度の厚さの絶縁体層、あるいは界面層と超電導体
層もしくは常伝導体層との境界面において、電子の界面
反射を起こさせる導電性物質層が用いられる。いずれの
場合においても、接合部での電子の透過率を減少させ
て、界面抵抗を増やすことができる。
【0009】
【作用】一般に、超電導体/常伝導体の界面抵抗を増や
すと、超電導体/常伝導体/超電導体接合の臨界電流が
減少するため、従来は超電導体/常伝導体の接合部では
臨界電流を減らさないよう、界面抵抗の小さい界面を作
ることが試みられてきた。しかし、図5に見られるよう
に、界面に挟む層の厚さを無視できる場合の理論計算か
らは、界面抵抗の大きさが適当な範囲内にあれば、界面
抵抗が小さい場合よりも、かえってIc ・Rn 積を大き
くできることが分かる。具体的な値は、超電導体、常伝
導体の状態密度、フェルミ速度の値、常伝導体層の厚さ
によって異なるが、その傾向は同じである。
【0010】この現象は、次のように理解できる。SN
S接合の臨界電流Ic は界面抵抗の小さいうちは、ほぼ
N層の性質で決まるため、界面抵抗を増やしても臨界電
流はあまり減らず、その結果、界面抵抗を増やすことに
より、Ic ・Rn 積を増加させることができる。しか
し、ある値を超えて界面抵抗を大きくしすぎると、臨界
電流が界面により抑制されるようになり、界面抵抗を増
やしても臨界電流の減少分がまさって、結局Ic ・Rn
積は減ってしまう。
【0011】これらのことから、界面層として適度の抵
抗値を有する絶縁体層を用いた場合には、Ic ・Rn
を大きく増加させることが可能となる。この際、超電導
体/常伝導体接合の界面に介在させる絶縁体層の厚さ
は、その抵抗が臨界電流をあまり減らさない範囲にある
ことが重要である。この条件は、絶縁体層によるキャパ
シタンスCが絶縁体層の厚さに反比例し、絶縁体層の抵
抗R1 が絶縁体層の厚さに指数関数的に依存することに
より、CとR1 を用いて表すことができ、ジョセフソン
プラズマ周波数をωJ としたとき、R1 ・C<1/ωJ
満足させたときに達成される。
【0012】また、界面層として導電性物質層を用いる
場合には、界面抵抗がその導電性物質自体の抵抗に比べ
て大きくなければ、常伝導体中に不純物を入れた場合と
同様の接合となってしまう。したがって、導電性物質を
挟んでIc ・Rn 積を大きくするためには、界面抵抗が
該導電性物質自体の抵抗より大きいことが必要である。
このような条件は、該導電性物質自体の抵抗をR2 、導
電性物質層を介在させたことによる常伝導抵抗の増加分
をR′n としたとき、R2 <R′n −R2 を満足させる
ことにより達成される。
【0013】これらの方法によれば、界面抵抗が中間層
の厚さと無関係であることから、中間層の厚さが薄い場
合にも、所望とする大きさの常伝導抵抗Rnを得ること
が可能となる。さらに中間層のコヒーレンス長は、中間
層のフェルミ速度、電子の平均自由行程、温度により決
まっていることから、上記した界面層を介在させても、
中間層のコヒーレンス長を変化させることはない。した
がって、超電導体/常伝導体(中間層)/超電導体接合
の少なくとも一方の界面に、界面層を介在させることに
よって、中間層の厚さの制限なしに、また中間層のコヒ
ーレンス長を短くすることなしに、常伝導抵抗Rn 、さ
らにはIc ・Rn 積を大きくすることが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】実施例1 図1は、本発明の一実施例の超電導素子の要部を示す断
面図である。下部超電導体層としては、 SrTiO3 基板1
上に多元スパッタ法により成膜した Y-Ba-Cu-O系の酸化
物超電導体膜2を用いた。この Y-Ba-Cu-O系酸化物超電
導体膜2上に、界面抵抗を増大させるための絶縁体層
(バリヤ層)として、金属酸化膜3を形成した。この金
属酸化膜3は、酸化性の金属、例えばAl、Cu、Ba等の金
属薄膜を酸化物超電導体膜1上に直接形成し、その後酸
化させることにより形成したものである。このような金
属酸化膜3の厚さは、 0.5nm〜 1nm程度とした。
【0016】さらに上記金属酸化膜3上に、常伝導体層
として、50nm程度の厚さを有するAu、Ag等の貴金属膜4
を成膜し、この貴金属膜4上に10μm ×10μm 程度の開
口部5を有する層間絶縁膜6を形成した。そして、上部
超電導体層としてスパッタ法により、上記開口部5内を
含んで50nm程度の厚さの金属超電導体膜7、例えばNb膜
やPb膜を成膜し、超電導体/常伝導体/超電導体接合を
作製した。
【0017】このようにして得た超電導体/常伝導体/
超電導体接合を有する超電導素子の液体へリウム温度
(4.2K)におけるI−V特性を測定したところ、図2に示
す結果が得られた。上記接合の臨界電流Ic の値は1.2m
Aであり、常伝導抵抗Rn の大きさは 4.5×10-2Ωであ
った。したがって、上記接合では、Ic ・Rn 積として
54μV が得られている。
【0018】また、本発明との比較のために、金属酸化
膜3を形成することなく、 Y-Ba-Cu-O系酸化物超電導体
膜2上に直接、常伝導体層として貴金属層4を成膜する
以外は、上記実施例と同一条件で、超電導体/常伝導体
/超電導体接合を作製したところ、臨界電流Ic の値は
4.5mAで、常伝導抵抗Rn の大きさは 1.6×10-3Ωであ
った。したがって、この接合のIc ・Rn 積は 7.2μV
であった。
【0019】このように、上記実施例による超電導素子
は、超電導体/常伝導体の界面に、絶縁体層として適度
な抵抗値を有する金属酸化膜3を介在させているため、
上記界面になにも挟まない接合と比べ、はるかに大きな
c ・Rn 積の値を得ることができた。ただし、超電導
体/常伝導体の界面に介在させる金属酸化膜3の抵抗は
大きすぎないことが重要で、Ic ・Rn 積を大きく増加
させるための条件は、接合のキャパシタンスをC、絶縁
体層(金属酸化膜3)による抵抗をR1 、ジョセフソン
プラズマ周波数をωJ としたとき、R1 ・C<1/ωJ
条件を満足させることであることを確認した。
【0020】なお、上記した実施例のように、下部超電
導体層として酸化物超電導体を用いる場合、酸化物超電
導体膜を形成した後に、酸化性金属膜(金属酸化膜)お
よび貴金属膜を大気に晒すことなく成膜することが望ま
しい。このようにすることによって、より良好な特性を
持った酸化物超電導体/貴金属常伝導体/金属超電導体
接合を得ることができる。
【0021】実施例2 図3は、超電導体/常伝導体/超電導体接合の各構成層
を全て酸化物で作製した超電導素子の要部断面図であ
る。下部超電導体としては、実施例1と同様に、SrTiO
3 基板1上に多元スパッタ法により成膜した Y-Ba-Cu-O
系の酸化物超電導体膜2を用いた。
【0022】次いで、この Y-Ba-Cu-O系酸化物超電導体
膜2上に、界面バリヤ層(絶縁体層)として、 Y-Ba-Cu
-O系酸化物超電導体の YをPrで置換した、Pr-Ba-Cu-O膜
8を1nm〜 5nm程度の厚さで成膜した。さらにその上
に、中間常伝導体層として、 Y-Ba-Cu-O系酸化物超電導
体の Yの60mol%をPrで置換した、 (Pr0.6 ,Y0.4 )-Ba-C
u-O膜9を50nmの厚さで積層した後、さらにその上に上
部超電導体層として用いる 200nmの Y-Ba-Cu-O系酸化物
超電導体膜10を成膜した。
【0023】この場合、 Y-Ba-Cu-O系酸化物の Yの60mo
l%をPrで置換した、 (Pr0.6 ,Y0.4 )-Ba-Cu-O膜9は、
常伝導特性を示すことにより、上記接合は超電導体/常
伝導体/超電導体接合として動作する。この実施例で
は、 Y-Ba-Cu-O膜、(Y,Pr)-Ba-Cu-O膜等を多元スパッタ
法を用いて成膜することにより、上記接合構造を連続し
た成膜工程によって得ることができた。
【0024】この後、成膜装置から取り出し、フォトレ
ジスト(図示せず)をマスクとしてイオンミリング等の
方法を用いて、上部の Y-Ba-Cu-O系酸化物超電導体膜1
0、(Pr0.6 ,Y0.4 )-Ba-Cu-O 膜9およびPr-Ba-Cu-O膜
8を順次エッチングし、下部超電導体層2に対する電極
を形成した。
【0025】このようにして得た接合構造を有する超電
導素子も、4.2KでのI−V特性は典型的な S/N/S接合特
性を示した。また、界面にPr-Ba-Cu-O膜8を挟まない接
合に比べて、Ic ・Rn 積の増加が確認された。この場
合も、界面層の抵抗は大きすぎないことが重要で、界面
バリヤ層としてのPr-Ba-Cu-O膜8のR1 、CがR1 ・C
<1/ωJ の条件を満たす場合に、Ic ・Rn 積の大きな
増加が観測された。
【0026】実施例3 図4は、本発明の他の実施例の超電導素子の要部を示す
断面図である。この実施例では、下部超電導体層2およ
び上部超電導体層10として、実施例2と同様に、 Y-B
a-Cu-O系酸化物超電導体膜を用いており、中間常伝導体
層として Y-Ba-Cu-O系酸化物超電導体の Yの60mol%をPr
で置換した (Pr0.6 ,Y0.4 )-Ba-Cu-O 膜9を用いてい
る。また、界面層としては、 Y-Ba-Cu-O系酸化物超電導
体の Yの70mol%をPrで置換した、 (Pr0.7 ,Y0.3 )-Ba-C
u-O 膜11を用いている。
【0027】この場合、界面層として用いられる (Pr
0.7 ,Y0.3 )-Ba-Cu-O 膜11は、導電性物質であるが、
下部超電導体層である Y-Ba-Cu-O系酸化物超電導体膜2
との間でフェルミ速度に大きな差があるため、この界面
での界面反射によって電子の透過率が減少することによ
り、界面抵抗の増大が達成される。
【0028】上記したような構成の接合を有する超電導
素子においては、界面層として導電性物質を用いている
ために、この導電性物質自体の抵抗が大きい場合には、
接合のIc を低下させ、十分なIc ・Rn 積の増加が得
られない場合がある。このような実験を繰り返し行った
結果、Ic ・Rn 積の増大を得るためには、界面抵抗が
界面層として用いられた導電性物質自身の抵抗より大き
いことが必要であり、すなわちR2 <R′n −R2 なる
関係が満たされる必要があることを確認した。この実施
例においては、このような条件が満足される場合に、著
しいIc ・Rn 積の増加が観測された。
【0029】なお、上記各実施例では、接合の構成とし
て超電導体/常伝導体/超電導体によるものを用いてい
るが、常伝導体層として用いる材質には、素子の動作温
度よりも低温において、超電導性を示す物質であっても
よいことは当然である。また、上記実施例では、界面層
を下部超電導体層と常伝導体層との界面に形成した例を
示したが、上部超電導体層と常伝導体層との界面に形成
しても同様な効果が得られることは当然であり、さらに
双方の界面に形成した場合についても同様な効果が得ら
れた。さらに、Bi系やTl系等の他の酸化物超電導体を用
いた場合においても、同様な効果が得られた。
【0030】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明の超電導
素子によれば、超電導体/常伝導体の接合面に、適度に
界面抵抗を増加させる界面層を介在させているため、中
間層が薄い接合においても、また中間層中のコヒーレン
ス長が短い接合においても、再現性よくIc ・Rn 積を
増やすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による超電導素子の要部を示
す断面図である。
【図2】図1に示す超電導素子の液体ヘリウム温度での
I−V特性を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例による超電導素子の要部を
示す断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例による超電導素子の
要部を示す断面図である。
【図5】超電導体/常伝導体/超電導体接合における界
面抵抗を変化させた際のIc ・Rn 積の変化の理論計算
値を示す図である。
【符号の説明】
1…… SrTiO3 基板 2、10…… Y-Ba-Cu-O系の酸化物超電導体膜 3……金属酸化膜 4……貴金属膜 7……金属超電導体膜 8……Pr-Ba-Cu-O膜 9…… (Pr0.6 ,Y0.4 )-Ba-Cu-O 膜 11… (Pr0.7 ,Y0.3 )-Ba-Cu-O 膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 39/22 H01L 39/24 H01L 39/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超電導体層間に、常伝導体層を中間層と
    して存在させて構成した超電導体/常伝導体/超電導体
    接合を有する超電導素子において、 少なくとも一方の前記超電導体層と常伝導体層との界面
    に、界面抵抗を増加させる界面層を介在させており、か
    つ前記界面層は電子がトンネル現象により透過し得る絶
    縁体層からなると共に、前記接合のキャパシタンスを
    C、前記絶縁体層による抵抗をR、ジョセフソンプラ
    ズマ周波数をωとしたとき、R・C<l/ωを満
    足することを特徴とする超電導素子。
  2. 【請求項2】 超電導体層間に、常伝導体層を中間層と
    して存在させて構成した超電導体/常伝導体/超電導体
    接合を有する超電導素子において、 少なくとも一方の前記超電導体層と常伝導体層との界面
    に、界面抵抗を増加させる界面層を介在させており、か
    前記界面層は導電性物質層からなると共に、前記導電
    性物質自体の抵抗をR、該導電性物質層を介在させた
    ことによる常伝導抵抗の増加分をR′としたとき、R
    <R′−Rを満足することを特徴とする超電導素
    子。
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