JP2679610B2 - 超電導素子の製造方法 - Google Patents

超電導素子の製造方法

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JP2679610B2 JP6025067A JP2506794A JP2679610B2 JP 2679610 B2 JP2679610 B2 JP 2679610B2 JP 6025067 A JP6025067 A JP 6025067A JP 2506794 A JP2506794 A JP 2506794A JP 2679610 B2 JP2679610 B2 JP 2679610B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は酸化物超電導体を用いた
エレクトロニクス素子に係り、特にその基本となる接合
の構造とそれを用いた超電導素子に関する。
【0002】
【従来の技術】超電導体からなるエレクトロニクス素子
の多くはジョセフソン効果を利用しており、ジョセフソ
ン接合の設計と作製は素子作製上極めて重要である。ジ
ョセフソン接合にはトンネル型と弱結合型がある。トン
ネル型接合は超電導体薄膜で極めて薄い絶縁体を挾んだ
構造であり、電流−電圧特性にはヒステリシスが見られ
る。一方、弱結合型接合の多くは常伝導体や半導体を超
電導体で挾んだもので、電流−電圧特性にはヒステリシ
スはない。PbやNbのような金属系超電導体を用い
て、これまで多くの超電導素子が作られてきた。いずれ
も厚み方向に各層を形成して、ジョセフソン接合、抵抗
や配線を作製している。ヒステリシスがない電流−電圧
特性を必要とする接合を作製する場合、多くはトンネル
接合を抵抗でシャントした構造が使われている。
【0003】一方、近年発見された酸化物超電導体は超
電導になる臨界温度が液体窒素温度を超えるものが多
く、超電導エレクトロニクス素子の応用分野を大きく広
げるものと期待されている。しかしながら、酸化物超電
導体を用いた理想的なトンネル型接合の作製は、まだ成
功していない。これは酸化物超電導体のコヒーレンス長
が数nmと短く、トンネル接合を作るにはトンネル障壁
層の厚さを極めて薄く(〜1nm)しなければならず、
酸化物で均質でこのような薄い絶縁層を作製することが
困難なためである。そのため、酸化物超電導論理集積回
路を作るにはマイクロブリッジ、結晶粒界や金属を常伝
導層にした超電導/常伝導/超電導(SNS)接合など
の弱結合型接合を用いる必要がある。これまで作製され
た多くの弱結合型接合は、基板に段差を設けたり、結晶
方位の異なる基板を貼り合わせ、その上に超電導薄膜を
エピタキシャル成長させることで膜中に生じさせた結晶
粒界を用いている。このように基板を加工する方法は素
子作製上大きな制約を受け、とくに集積化を必要とする
論理回路では採用できない方法である。そのため、プレ
ナー型で集積化可能な弱結合型接合が望まれる。
【0004】集積化に適したプレーナ型の弱結合型接合
としては超電導電極間を超電導体で繋ぐマイクロブリッ
ジ接合がある。しかしながら、この場合、マイクロブリ
ッジの幅は0.1μmオーダであることが条件である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術であるマ
イクロブリッジ接合は、図2に示すように、ブリッジ部
分21の幅が0.1μmオーダであるため、ここに流す
ことのできる電流値は小さい。特に超電導臨界温度以上
においては酸化物超電導体の電気抵抗は大きく、僅かな
電流が流れても接合の破壊につながる。例えば、イオン
ビームエッチングなどのドライプロセスによる接合作製
時において、基板22が絶縁体であることも一原因で帯
電に起因して接合は形状完成と同時に破壊されることが
しばしば生じる他、測定時に帯電体の接触によっても接
合は壊れる、という問題があった。
【0006】本発明の目的は、パターン形成や測定時に
帯電や測定誤操作で破壊されないような接合および素子
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、室温では電気抵抗値が低く、異常電流に
対してシャント導体として働き、超電導動作温度では抵
抗値が高く、絶縁体として働く材料を接合に並列に導入
する。また、超電導体と同種の結晶構造を有する材料を
選択することにより、積層構造の形成を容易にし、しか
もエピタキシャル成長を行わせることにより、超電導電
流の増大と結晶粒界の影響低減を図るようにしたもので
ある。
【0008】
【作用】接合部分の下部、もしくは上部に接合の幅より
も広く常伝導体薄膜を形成するか、もしくは厚い常伝導
体層を下部に形成する。室温における電気抵抗率は超電
導体と大きくは違っていないため、パターン形成や測定
時に接合の両端に生じた電位は主に常伝導体層を電流が
流れることによって開放される。一方、超電導特性を期
待する低温では、常伝導体層の抵抗は高く、超電導電流
および超電導臨界電流以上の常伝導電流は接合を流れ、
目的にしている超電導素子としての動作が可能になる。
【0009】
【実施例】本発明の内容を実施例でもって説明する。
【0010】(実施例1)マイクロブリッジ型超電導接
合の作製プロセスを図3の上面図で説明する。(1)に
示すように、面方位が(110)であるチタン酸ストロ
ンチウム(SrTiO3)基板上30に50nmの膜厚
を有するPrBa2Cu3X(PBCO)薄膜31をレ
ーザ蒸着法で作製した。この薄膜形成時の基板温度は7
00℃、酸素分圧は0.2Torrであった。次に
(2)に示すように、上記薄膜を加工し、パターンを形
成した。その方法は電子線レジストを塗布した後、電子
線描画とイオンビームエッチング法で加工するものであ
る。パターン作製に電子線描画法を採用したのは微細化
が可能であることと、使用する電子線レジストが水を用
いないプロセスが採用できるためである。これは超電導
薄膜の特性劣化防止に効果がある。接合部に該当する箇
所の薄膜を100μm×50μmの大きさを残した。
(3)に示すように、上記薄膜上にPBCO薄膜31と
同じ条件で25nmの膜厚を有するYBa2Cu3
X(YBCO)薄膜32をレーザ蒸着法で作製した。Y
BCO薄膜32は形成した状態で超電導特性(Tc=8
3K)を示した。(4)に示すように、上記薄膜を加工
し、素子パターンを形成した。方法はPBCO薄膜31
の加工方法と同じである。電子線描画法により比較的大
きなパターンと微細なパターンを別々にレジスト上に描
いた。接合に相当する箇所には幅0.1μm、長さ0.
1μmのマイクロブリッジ33を形成した。
【0011】作製したマイクロブリッジ型酸化物超電導
接合の構造の正面および上面図を図1に示す。室温にお
ける接合を介しての電気抵抗は100Ωでこれは常伝導
層であるPBCO薄膜31の抵抗率と寸法から計算され
る値に一致した。測定時においての接合の破壊は防止で
き、接合の電流−電圧特性を調べたることが可能になっ
た。77Kでの測定結果、超電導臨界電流値40μA、
常伝導抵抗50Ωで、この常伝導抵抗はYBCOの値を
示していた。PBCO膜の77Kでの抵抗値はΩで接合
の特性測定には影響をほとんど与えていないと考えられ
る。電流−電圧特性の形はRSJ型であり、磁場に対し
ての応答が観測された。
【0012】(実施例2)実施例1と同様の作製プロセ
スによりマイクロブリッジ型接合を作製したが、マイク
ロブリッジ33の幅を0.2μm、接合の長さを0.2μ
mにした。その際のPBCO膜の寸法は実施例1と同じ
である。接合の寸法を変更したが、超電導接合としての
特性を示した。また、素子作製時および測定時における
接合破壊は防止出来た。
【0013】(実施例3)実施例1の場合とは異なり、
マイクロブリッジ型接合を作製した後、その上に常伝導
薄膜を形成した。この場合の作製プロセスを図4で説明
する。(1)に示すように、面方位が(110)である
チタン酸ストロンチウム(SrTiO3)基板上40に
25nmの膜厚を有するYBa2Cu3X(YBCO)
薄膜41をレーザ蒸着法で作製した。この薄膜形成条件
は実施例1と同じ、基板温度は700℃、酸素分圧は
0.2Torrであった。YBCO薄膜41は形成した
状態で超電導特性を示した。(2)に示すように、上記
薄膜を加工し、素子パターンを形成した。その方法は電
子線レジストを塗布した後、電子線描画とイオンビーム
エッチング法で加工するもので実施例1と同じである。
電子線描画法により比較的大きなパターンと微細なパタ
ーンを別々にレジスト上に描いた。接合に相当する箇所
には幅0.1μm、長さ0.1μmのマイクロブリッジ
42を形成した。(3)に示すように、上記マイクロブ
リッジの上に50nmの膜厚を有するPrBa2Cu3
X(PBCO)薄膜43をレーザ蒸着法で作製した。P
BCO薄膜43の加工により、YBCO薄膜の超電導特
性が劣化することを防止するためにパターンの形成はマ
スク蒸着により行った。マスクの大きさは0.5mm角
である。接合の部分にのみPBCO薄膜を形成した。
【0014】YBCO薄膜41の超電導特性は上にPB
CO薄膜43を形成したため、少し劣化し、Tcは72
Kになった。そのため、接合の特性評価は60Kで行っ
た。基本的には実施例1と同様の結果が得られ、高温で
十分接合として使用でき、素子作製時および素子特性測
定時における帯電に起因した接合の破壊を防止すること
が出来た。
【0015】(実施例4)超電導体と同じ組成を有する
粗大結晶粒からなる単結晶的な基板を用いて接合を作製
した。フラックス引上げ法により育成したYBa2Cu3
X結晶(直径:10mm)から切りだした面方位(0
01)基板上に25nmの膜厚を有するYBa2Cu3
X(YBCO)薄膜をレーザ蒸着法で作製した。基板は
結晶作製時の酸素不足のために、室温では低い抵抗値を
示すものの温度を下げるとともに抵抗値は増大し、4.
2Kまで超電導性を示さなかった。一方、基板上に形成
したYBCO薄膜は基板と格子定数が一致しており、結
晶性の優れたエピタキシャル膜となり、Tcは85Kで
あった。
【0016】この超電導薄膜を加工することによりマイ
クロブリッジ型の接合を作製した。加工方法および寸法
は実施例1と同じである。この場合にも加工時、測定時
における接合の破壊は防げ、接合特性の測定が可能にな
った。
【0017】(実施例5)実施例1に示した接合作製プ
ロセスにおいて、下部層の法にPrBa2Cu3X(P
BCO)薄膜を加工することなく、連続してYBa2
3X(YBCO)薄膜をレーザ蒸着法で作製した。そ
して、YBa2Cu3X(YBCO)薄膜のみを加工
し、接合を作製した。常伝導体のPBCO薄膜が大きく
広がっているが、低温では絶縁体に近い電気伝導特性を
有するため、接合特性に悪影響は生じず、実施例1と同
じ特性になった。
【0018】(実施例6)実施例1の接合作製プロセス
と同じ方法を採用し、超電導材料と常伝導材料をBi系
に変更し、接合を形成した。具体的には基板は酸化マグ
ネシウム(MgO)の(001)であり、超電導材料は
Bi2Sr2Ca1Cu2Z,常伝導材料はBi2Sr2
uOYである。接合の寸法を0.1μm×0.1μm、
0.1μm×0.2μm、0.1μm×0.2μmと変
えたが、いずれも測定可能となり、77KでRSJ的な
電流−電圧特性が得られた。
【0019】(実施例7)実施例1の方法で作製した接
合50を2つ使用し、直流SQUID(超電導量子干渉
素子)を作製した。図5に素子構造を示す。この場合、
常伝導層は2つの接合全体の下部または上部に共通に形
成した。これにより、前記実施例と同様、素子作製時お
よび素子特性測定時における帯電に起因した接合の破壊
を防止することが出来た。
【0020】(実施例8)マイクロブリッジのような弱
結合型接合でできる論理回路は、超電導状態と電圧状態
で情報の1、0を決める従来の超電圧伝達型ジョセフソ
ン素子ではなく、量子磁束を情報の担体とする素子が適
切である。酸化物超電導体を用いて磁束量子パラメトロ
ン(QFP)を作製した。構造を図6に示す。その作製
方法は、面方位が(110)であるチタン酸ストロンチ
ウム(SrTiO3)基板上60に膜厚50nmのPB
CO膜61をレーザ蒸着法で作製した。以降の薄膜形成
条件は実施例1と同じ基板温度700℃、酸素分圧0.
2Torrである。上記薄膜を加工し、素子パターンを
形成した。方法は実施例1と同じである。そして、接合
部に該当する箇所の薄膜を100μm×50μmの大き
さ残した。この上に300nmの膜厚を有するYBa2
Cu3X薄膜62をレーザ蒸着法で作製した。薄膜は形
成した状態で超電導特性を示した。この薄膜に比較的大
きなパターンを作製した。接合部に該当する箇所の薄膜
には幅1μmにわたって堀63を作製した。次に絶縁膜
のSrTiO3薄膜を層間絶縁膜として同じくレーザ蒸
着法で作製した。膜厚は300nmであった。なお、絶
縁膜は図には示していない。その後、超電導膜と同じよ
うに電子線描画とイオンビームエッチング法により、絶
縁膜にパターンを形成した。この上にQFPの2本の励
振線64と入出力線65用の膜厚300nmのYBa2
Cu3X薄膜をレーザ蒸着法で作製した。パターン加工
プロセスは上記プロセスと同じである。次に25nmの
膜厚を有するYBa2Cu3X薄膜66をレーザ蒸着法
で作製した。作製条件は下層の超電導膜と同じである。
この薄い超電導膜に電子線描画とイオンビームエッチン
グ法により幅0.1μm、長さ0.1μmのマイクロブ
リッジ67を4ヵ所に作製、接合とした。このようにし
て作製した接合部分の断面構造は図1に示すように膜厚
が異なった形状となっている。膜厚が異なる理由は、酸
化物超電導体の磁場侵入長はおおよそ140nmと金属
系超電導体の80nmに比べて長いことが特徴で、量子
磁束を情報の担体とする素子は、一般にSQUIDを構
成要素としている。SQUIDには超電導ループが必要
であり、それを実現するには配線層も含めて膜厚は磁場
侵入長より厚くする必要があるためである。
【0021】このようにして作製した磁束量子パラメト
ロンは77Kの液体窒素中で低速ではあるが、動作する
ことを確認した。また、グランドプレーンが存在しない
が、磁束トラップによる動作障害は生じなかった。
【0022】実施例ではYBa2Cu3XおよびBi2
2Ca1Cu2Z超電導薄膜を超電導体とし、PrBa
2Cu3XおよびBi2Sr2CuOYを常伝導体として用
いたが、本発明は他のY系、Bi系材料、Tl系を含め
材料を問わずに適用できることは明らかである。とく
に、La系超電導材料の母材であるKNiF4系酸化物
は組成が単純であるため、薄膜形成が容易であるなどの
特徴があり、優位である。 一方、磁束量子素子とし
て、QFPを作製したが、QFPの他に同じくSQUI
Dから構成され、磁束量子を情報の担体とするRSFQ
(Rapid Single Flux Quantu
m)にも適用できる。
【0023】
【発明の効果】以上、接合部分の下部に室温では電気抵
抗が低く、超電導特性が生じる低温では抵抗が大きくな
る伝導特性を有し、酸化物超電導体と結晶構造が類似の
酸化物を形成した。そのことにより、素子作製時、およ
び素子特性測定時における帯電に起因した接合の破壊を
防止することができた。その結果、素子作製の歩留まり
が大幅に向上した。また、マイクロブリッジ作製に必要
な薄い超電導薄膜形成にとって、平坦な膜が形成できる
効果も生じた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロブリッジ型接合を示す断面図
と上面図で、断面図は上面図の中央部の断面を示す図で
ある。
【図2】従来のマイクロブリッジ型接合を示す図であ
る。
【図3】本発明のマイクロブリッジ型接合の作製工程を
表した図で、常伝導層が接合の下部にある例である。
【図4】本発明の他の作製工程を示す概略図であり、常
伝導層が接合の上部にある例である。
【図5】本発明の接合を用いて作製したSQUIDを示
す図。
【図6】本発明の接合を用いて作製したQFP(量子磁
束パラメトロン)を示す図である。
【符号の説明】
20…超電導電極、21…ブリッジ部分、30、40、
60…チタン酸ストロンチウム基板、31、43、61
…PrBa2Cu3X薄膜、32、41、62、66…
YBa2Cu3X(YBCO)薄膜、33、42、67
…マイクロブリッジ、50…接合、63…堀、64…励
振線、65…入出力線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深沢 徳海 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 赤松 正一 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 樺沢 宇紀 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 平1−161785(JP,A) 電子情報通信学会論文誌,VOL.J 76−C−▲II▼,NO.6,(1993− 6),PP.371−377

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロブリッジ部を有する酸化物超電導
    接合を基板上に形成してなる超電導素子の製造方法にお
    いて、常温での接合作製時にはシャント導体として作用
    し、超電導動作温度では絶縁体として働く酸化物常伝導
    体を上記マイクロブリッジ部に積層したことを特徴とす
    る超電導素子の製造方法。
  2. 【請求項2】上記酸化物常伝導体は、上記酸化物超電導
    接合と同種の結晶構造を有することを特徴とする請求項
    1記載の超電導素子の製造方法
  3. 【請求項3】上記酸化物常伝導体は、上記マイクロブリ
    ッジ部の幅よりも広い幅で形成することを特徴とする
    求項1記載の超電導素子の製造方法
  4. 【請求項4】上記酸化物常伝導体の電気抵抗は、室温に
    おいて100Ω以下であり、液体窒素温度において1k
    Ω以上であることを特徴とする請求項1記載の超電導素
    子の製造方法
  5. 【請求項5】上記酸化物超電導接合および上記酸化物常
    伝導体は、Y系、Bi系、Tl系の酸化物、Pr,Co
    を含むY−Ba−Cu系の酸化物またはK2NiF4系
    酸化物よりなることを特徴とする請求項1記載の超電導
    素子の製造方法
  6. 【請求項6】 上記酸化物常伝導体は、上記マイクロブリ
    ッジ部の厚さよりも厚く形成したことを特徴とする請求
    項1記載の超電導素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記マイクロブリッジ部を複数個有し、上
    記各マイクロブリッジ部にそれぞれ上記酸化物常伝導体
    を積層したことを特徴とする請求項1記載の超電導素子
    の製造方法。
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