JP2862525B1 - 外周面に抜止め突起を有する筒状部材及びその製法 - Google Patents

外周面に抜止め突起を有する筒状部材及びその製法

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JP2862525B1 JP27400597A JP27400597A JP2862525B1 JP 2862525 B1 JP2862525 B1 JP 2862525B1 JP 27400597 A JP27400597 A JP 27400597A JP 27400597 A JP27400597 A JP 27400597A JP 2862525 B1 JP2862525 B1 JP 2862525B1
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Abstract

【要約】 【課題】 筒状部材外周の回止め及び抜止め手段を、筒
状部材の圧造成型時に同時に形成する。 【解決する手段】 ブランク筒部10の一端から筒表面を
軸芯に平行に押し込んで形成した溝条3を複数本有し、
材料の押込みによって生じる余肉を溝条3の終端に筒部
10周面よりも高く盛り上げて筒部10と一体の突起4を形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、合成樹脂部材に埋め込
んで用いる金属製筒状部材及びその製法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示す如く、合成樹脂板(9)
に軸部材(100)を貫通させて取付けるとき、合成樹脂板
(9)の剛性不足を補うために、金属製筒状部材(14)を合
成樹脂板(9)に埋設し、該筒状部材(14)に軸部材(100)
を貫通させることが行われている。筒状部材(14)は、イ
ンサート成形により、或いは合成樹脂板(9)に開設した
取付け孔(91)に圧入して、該板に取り付けられる。筒状
部材(14)の表面には転造成形によるローレットが施さ
れ、該ローレットによって筒状部材(14)の回止め及び抜
止めを画っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】筒状部材(14)は、横型
の多段式トランスファープレスによって、材料線材の切
断からフランジ付き筒状ブランクの圧造成形までを一連
の工程で行い、次の加工ラインによって表面にローレッ
トが施される。トランスファープレスでのブランクの圧
造成形は、極めて能率的に行うことができるが、表面の
凹凸加工は、トランスファープレスとは別個のローレッ
ト加工機によって行わねばならず、このローレット加工
ではブランクを1個づつ回転させているため加工能率が
悪い。このため、1台のトランスファープレスに対して
複数台のローレット加工機を配さねば、ローレット加工
前のブランクの在庫が増えるばかりである。
【0004】本発明は、外周面に回止め用溝条及び抜止
め用突起を具え、圧造成形によって高能率に製造できる
筒状部材及びその製法を明らかにするものである。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明の筒状部材は、金属製筒
部(10)の一端から筒表面を軸芯に平行に或いは筒表面上
を捻って押し込んで形成した真っ直ぐ溝条(3)或いは捻
れ溝条(3a)を複数本有し、材料の押込みによって生じる
余肉を溝条(3)(3a)の終端に、筒部(10)周面よりも高く
盛り上げて筒部(10)と一体の突起(4)を形成しており、
隣り合う溝条の長さは異なって筒部(10)の端部からの突
起(4)の位置にずれが生じている。
【0006】具体的には、筒部(10)外周を一周する略螺
旋状の仮想線L上に各溝条端の突起(4)を位置させても
よい。金属製筒部(10)の溝条(3)の閉塞側の端部にフラ
ンジ(12)を突設しておいてもよい。筒部(10)の内面をネ
ジ面に形成してもよい。
【0007】本発明の筒状部材の製法は、金属製筒状ブ
ランクをダイス(5)の型穴(51)に突き込み、型穴(51)の
周面に周方向に間隔を存し且つ隣り合う長さを違えて複
数本突設された真っ直ぐ突条(52)或いは捻れ突条によっ
て、筒表面をブランクの突き込み方向先端から他端側へ
真っ直ぐに押し込み、或いは捻れ突条の捻れに対応して
回転させながら押し込んで真っ直ぐ溝条(3)或いは捻れ
突条(3a)を形成し、押込みによって生じる余肉を、溝条
(3)の終端に筒部(10)周面よりも高く盛り上げて筒部(1
0)と一体の突起(4)を形成する。
【0008】ダイス(5)内で突起(4)を形成せしめて、
突起(4)の盛り上がり高さをダイス(5)内面で規制し、
余分の肉は側方に拡げてもよい。
【0009】
【作用及び効果】筒状部材(1)をインサート成形によ
り、或いは圧入によって合成樹脂板に埋設すれば、筒状
部材(1)に対する回転方向の外力に対しては、溝条(3)
が回転を阻止し、軸方向の力に対しては、突起(4)が抜
止めの役割をなす。
【0010】横型の多段式トランスファープレスの最終
圧造工程で、内面に突条(52)を突設したダイスに筒状ブ
ランクを打ち込むことによって、筒部(10)に溝条(3)と
突起(4)を同時に形成出来るため、多段式トランスファ
ープレスにて生産した筒状ブランクを、別の装置にてロ
ーレット加工を施す場合に比べて、回止め及び抜止め効
果の高い筒状部材(1)を遙かに能率的に生産できる。溝
条(3)が長いほど、ダイスの突条(52)によって掻き上げ
られる材料の肉の量が多くなり、当然のことながら突起
(4)の盛り上がり体積は大きくなる。
【0011】金属製筒部(10)の隣合う溝条(3)(3)の長
さを違えて、即ち、隣合う突起(4)(4)の筒端からの位
置、及び周方向にずれを生じさせているため、隣り合う
溝条(3)(3)のピッチを小さくしても、隣り合う突起
(4)(4)どうしの干渉量を小さくできる。即ち、溝条
(3)の数を増やして回止め効果及び抜止め効果を高める
ことができる。
【0012】又、筒状部材(1)の外周を一周する略螺旋
状の仮想線L上に、各溝条端の突起(4)が近接して位置
している場合、全ての突起(4)が筒状部材(10)の端部か
ら同じ距離にある場合に比べて、回転方向に対しては、
筒条部材(1)が嵌まる相手樹脂板と突起(4)との接触面
積が大きくなるため、大なる抵抗力を得ることができ
る。
【0013】筒状部材(1)の内面をネジ面とすれば、樹
脂板に直接にボルトを螺合した場合の様に、樹脂板の剛
性不足によりネジが利かない不都合を解消できる。又、
該ネジ面の螺旋のねじり方向と、突起群が成す螺旋の捻
り方向とが逆向きとなる様にすれば、ネジ孔にボルトを
締め付けるとき、或いはボルトを緩めるときに、筒状部
材(1)の伴回りを効果的に防止できる。
【0014】又、全ての溝条(3)の長さが同じで、全て
の突起(4)が筒状部材(1)の端部から同じ距離にあると
き、溝条(3)が長く、突起(4)の盛り上がり体積が大で
ある場合、筒状部材(1)の相手部材への圧入には強い力
が必要であるが、抜け難い。溝条(3)が短く、突起(4)
の盛り上がり体積が小さい場合、圧入力が小さくても筒
状部材(1)の相手部材への圧入は可能であるが、抜け易
い。
【0015】従って筒状部材(1)を比較的圧入し易く、
且つ比較的抜け難くするためには、溝条(3)群の長さの
バランス、即ち、突起(4)群の盛り上がり体積のバラン
ス及び配置のバランスが重要であるが、筒部(10)の外周
を一周する略螺旋状の仮想線L上に、各溝条端の突起
(4)を位置させた場合、長い溝条の端部の盛り上がり体
積の大なる突起と、短い溝条の端部の盛り上がり体積の
小さな突起とが筒端から遠近バランスよく配置されるこ
とになり、圧入し易く、抜け難い。
【0016】又、筒部(10)の外周を一周する略螺旋状の
仮想線L上に、各溝条端の突起(4)を位置させた場合、
筒状部材(1)を合成樹脂板に圧入する際には、突起(4)
は順に合成樹脂板に食い込むため、圧入の進行と圧入力
が正比例の関係となり、圧入の最初から大きな力は不要
である。又、万一、筒状部材(1)が合成樹脂板から抜け
出ることがあっても、各突起(4)は合成樹脂板から順に
外れるため、筒体(10)が急激に抜けることを防止でき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に示す筒状部材(1)は、筒部
(10)の一端にフランジ(12)を具え、他端側外表面に長さ
が順に異なる複数の真っ直ぐな溝条(3)を有している。
短い溝条と最も長い溝条を隣りどうしに配し、両者の間
を最も短い溝条から最も長い溝条へ徐々に長くなる溝条
列を配したもので、各溝条の端部を結ぶ仮想線Lは、筒
部(10)のフランジ(12)側近傍から他端へかけて筒部(10)
を1周する螺旋を描く。各溝条(3)のフランジ(12)側終
端に、筒部(10)表面から一体に盛り上がった突起(4)が
形成されている。突起(4)の盛り上がり体積は、溝条
(3)の長さに比例している。
【0018】上記筒状部材(1)は、ナットホーマ或いは
パーツホーマと呼ばれる横型の多段式トランスファープ
レスによって、材料線材の切断から、溝条(3)及び突起
(4)形成までを一連の工程によって能率的に製造でき
る。
【0019】溝条(3)及び突起(4)の存在しない、フラ
ンジ付きの筒状ブランクを公知の如く、3工程乃至5工
程の圧造工程で製造し、圧造の最終工程で、図5に示す
ダイス(5)に筒状ブランクを打ち込んで、塑性変形によ
り溝条(3)及び突起(4)を形成する。
【0020】最終工程のダイス(5)の型穴(51)は、奥側
が溝成形型部(51a)、開口側が突起高さ規制型部(51b)と
なっている。突起高さ規制型部(51b)には、型穴(51)の
底面から開口側に、前記筒状部材(1)の溝条(3)列に対
応する真っ直ぐ突条(52)の列が周方向に平行に形成され
ている。突起高さ規制型部(51b)の内径は、溝成形型部
(51a)の溝底間の内径よりも少し大きい。
【0021】ダイス(5)の軸芯には、型穴(51)から製品
を突き出す突出しピン(8)がスライド可能に嵌まってい
る。筒状ブランクをダイス(5)内に打ち込む筒状突込み
パンチ(7)には、先端が該パンチ(7)よりも突出した保
持ピン(6)が嵌まっている。
【0022】筒状ブランクに対して保持ピン(6)が嵌ま
った状態にて、突込みパンチ(7)によって筒状ブランク
がダイス(5)に打ち込まれると、型穴(51)の周面の真っ
直ぐ突条(52)によって、筒状ブランクの突き込み方向先
端から筒表面を直線状に押し込んで溝条(3)が形成さ
れ、材料の押込みによって生じる余肉が溝条(3)の終端
に筒部(10)周面よりも高く盛り上げられて、筒部(10)と
一体の突起(4)が形成される。突条(52)の高さは、突起
高さ規制型部(51b)の内面によって規制されるが、余分
の肉は側方に拡がるため、突起高さを規制しない場合に
比べて、突起(4)の盛り上がり体積は変わらない。溝条
(3)が長いほど、突条(52)の押込みによる余肉の量が多
くなって、突起(4)の盛り上がり体積が大きくなる。
【0023】筒状ブランクには、溝条(3)の長さの偏り
による偏荷重が作用し、型穴(51)の軸芯に対して、筒状
ブランクの軸芯が傾こうとするが、筒状ブランクには保
持ピン(6)が嵌まっているので、筒状ブランクが傾くこ
とはない。又、溝条(3)を形成するための押し込みによ
り、筒状ブランクの内径が変形しようとするが、筒状ブ
ランクには保持ピン(6)が嵌まっているいるため、内径
の変形は生じない。
【0024】然して、筒状部材(1)をインサート成形に
より、或いは圧入によって合成樹脂板に埋設すれば、筒
状部材(1)に対する回転方向の外力に対しては、溝条
(3)が回転を阻止し、軸方向の力に対しては、突起(4)
が抜止めの役割をなす。
【0025】横型の多段式トランスファープレスの最終
圧造工程で、内面に突条(52)を突設したダイスに筒状ブ
ランクを打ち込むことによって、筒部(10)に溝条(3)と
突起(4)を同時に形成出来るため、多段式トランスファ
ープレスにて生産した筒状ブランクを、別の加工装置に
よって抜止め及び回転止め用の凹凸を形成する場合に比
べて、回止め及び抜止め効果の高い筒状部材(1)を遙か
に能率的に生産できる。溝条(3)が長いほど、ダイスの
突条によって掻き上げられる肉の量が多くなり、突起
(4)の盛り上がり体積は大きくなる。
【0026】金属製筒部(10)の隣合う溝条(3)(3)の長
さを違えて、即ち、隣合う突起(4)(4)は、周方向に
も、軸に沿う方向にも位置がずれているため、隣り合う
溝条(3)(3)のピッチを小さくしても、隣り合う突起
(4)(4)どうしの干渉量を小さでき、即ち、溝条(3)及
び突起(4)の数を増やして回止め効果及び抜止め効果を
高めることができる。
【0027】又、筒状部材(1)の外周を一周する略螺旋
状の仮想線L上に、各溝条端の突起(4)が近接している
ため、全ての突起(4)が筒状部材(10)の端部から同じ距
離にある場合に比べて、回転方向に対しては、筒状部材
(1)が嵌まる相手部材と突起(4)との接触面積が大きく
なるため、大なる抵抗力を得ることができる。
【0028】筒状部材(1)の内面にネジ面を形成すれ
ば、樹脂板に直接にボルトを螺合しても、樹脂板の剛性
不足によりネジが利かない不都合を解消できる。この場
合、該ネジ面の螺旋の捻り方向と、突起群が成す螺旋の
捻り方向とが逆向きとなる様にすれば、筒状部材(1)に
ボルトを締め付けるとき、或いはボルトを緩めるとき
に、筒状部材(1)の伴回りを効果的に防止できる。
【0029】筒状部材(1)を比較的圧入し易く、且つ比
較的抜け難くするためには、溝条(3)の長さ、即ち、突
起(4)の盛り上がり体積が重要であるが、実施例では、
筒部(10)の外周を一周する略螺旋状の仮想線L上に、各
溝条端の突起(4)を位置させているため、長い溝条端の
盛り上がり体積の大なる突起と、短い溝条端の盛り上が
り体積の小さな突起とが、筒端から遠近バランスよく配
置されており、筒状部材(1)の相手部材への圧入の際に
は、圧入の進行と圧入力が正比例の関係となり、圧入の
最初から大きな力は不要である。
【0030】筒状部材(1)の端部にフランジ(12)を突設
しているため、フランジ(12)とは反対側への筒部(10)の
抜止めは確実に防止されるが、万一、筒状部材(1)がフ
ランジ(12)側へ抜け出ることがあっても、各突起(4)は
相手部材から順に外れるため、筒体(10)が急激に抜け出
すことを防止できる。
【0031】図2、図3は、他の実施例の筒状部材(1)
を正面側(図2)と背面側(図3)から見た斜面図である各
溝条(3)の終端を結ぶ仮想線Lは、筒状部材(1)を軸芯
に対して斜めに切断した切り口に沿う様に傾斜してい
る。即ち、各溝条(3)は筒部(10)の軸芯に沿い、互いに
平行であって、180°反対側に最も長い溝条と最も短
い溝条が対峙しており、その間の溝条は、長い溝条側か
ら短い溝条へ溝長さは徐々に短くなり、短い溝条側から
長い溝条へ溝長さは徐々に長くなっている。
【0032】図4は、長短2種類の溝条(3)を、交互に
形成した筒状部材(1)の他の実施例を示している。
【0033】図7は、図1の実施例において、筒状部材
(1)の表面の溝条(3a)を螺旋状に捻って形成した他の実
施例を示している。この場合、該溝条(3a)の捻り方向
と、筒状部材(1)の内面のネジの螺旋方向とが逆向きと
なる様にすれば、筒状部材(1)にボルトを締め付けると
き、或いはボルトを緩めるときに、筒状部材(1)の伴回
りを効果的に防止できる。
【0034】本発明は、上記実施例の構成に限定される
ことなく、例えば、フランジ(12)の存在しない筒状部材
にも実施可能である等、特許請求の範囲に記載の範囲で
種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒状部材の斜面図である。
【図2】他の実施例の筒状部材の正面側の斜面図であ
る。
【図3】同上の筒状部材の背面側の斜面図である。
【図4】長溝条と短溝条を交互に配した筒状部材の斜面
図である。
【図5】筒状部材を圧造成形するダイスと突込みパンチ
の断面図である。
【図6】ダイスの要部拡大断面図である。
【図7】溝条が捻れている他の実施例の筒状部材の正面
図である。
【図8】従来例の筒状部材を樹脂板に埋設した状態の断
面図である。
【符号の説明】
(1) 筒状部材 (10) 筒部 (3) 溝条 (4) 突起

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製筒部(10)の一端から筒表面を軸芯
    に平行に押し込んで形成した真っ直ぐ溝条(3)を複数本
    有し、材料の押込みによって生じる余肉を溝条(3)の終
    端に筒部(10)周面よりも高く盛り上げて筒部(10)と一体
    の突起(4)を形成しており、隣り合う溝条(3)の長さは
    異なり、隣り合う突起(4)(4)は筒部(10)に沿う軸方向
    に対し位置ずれが生じている筒状部材。
  2. 【請求項2】 金属製筒部(10)の筒表面を一端側から他
    端側へ捻りながら押し込んで形成した捻れ溝条(3)を複
    数本有し、材料の押込みによって生じる余肉を捻れ溝条
    (3a)の終端に筒部(10)周面よりも高く盛り上げて筒部(1
    0)と一体の突起(4)を形成しており、隣り合う溝条(3)
    の長さは異なり、隣り合う突起(4)(4)は筒部(10)に沿
    う軸方向に対し位置ずれが生じている筒状部材。
  3. 【請求項3】 筒部(10)外周を一周する略螺旋状の仮想
    線L上に各溝条端の突起(4)が位置している請求項1又
    は2に記載の筒状部材。
  4. 【請求項4】 筒部(10)の一端側にフランジ(15)を具
    え、筒部(10)内面がネジ面となっている請求項1乃至3
    の何れかに記載の筒状部材。
  5. 【請求項5】 金属製筒状ブランクをダイス(5)の型穴
    (51)に突き込み、型穴(51)の周面に周方向に間隔を存し
    且つ隣り合う長さを違えて複数本突設された真っ直ぐ突
    条(52)或いは捻れ突条によって、筒表面をブランクの突
    き込み方向先端から他端側へ直線状に押し込み、或いは
    捻れ突条の捻れに対応して回転させながら押し込んで真
    っ直ぐ溝条(3)或いは捻れ溝条(3a)を形成し、押込みに
    よって生じる余肉を、溝条(3)(3a)の終端に筒部(10)周
    面よりも高く盛り上げて筒部(10)と一体の突起(4)を形
    成することを特徴とする筒状部材の製法。
  6. 【請求項6】 ダイス(5)内で突起(4)を形成せしめ、
    突起(4)の盛り上がり高さをダイス(5)内面で規制する
    請求項5に記載の筒状部材の製法。
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