JP2861957B2 - 測位システム及びこのシステムに用いられる固定局側装置及び測位装置 - Google Patents
測位システム及びこのシステムに用いられる固定局側装置及び測位装置Info
- Publication number
- JP2861957B2 JP2861957B2 JP8202007A JP20200796A JP2861957B2 JP 2861957 B2 JP2861957 B2 JP 2861957B2 JP 8202007 A JP8202007 A JP 8202007A JP 20200796 A JP20200796 A JP 20200796A JP 2861957 B2 JP2861957 B2 JP 2861957B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- correction
- adjustment
- dgps
- correction value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S19/00—Satellite radio beacon positioning systems; Determining position, velocity or attitude using signals transmitted by such systems
- G01S19/01—Satellite radio beacon positioning systems transmitting time-stamped messages, e.g. GPS [Global Positioning System], GLONASS [Global Orbiting Navigation Satellite System] or GALILEO
- G01S19/03—Cooperating elements; Interaction or communication between different cooperating elements or between cooperating elements and receivers
- G01S19/07—Cooperating elements; Interaction or communication between different cooperating elements or between cooperating elements and receivers providing data for correcting measured positioning data, e.g. DGPS [differential GPS] or ionosphere corrections
- G01S19/071—DGPS corrections
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S19/00—Satellite radio beacon positioning systems; Determining position, velocity or attitude using signals transmitted by such systems
- G01S19/38—Determining a navigation solution using signals transmitted by a satellite radio beacon positioning system
- G01S19/39—Determining a navigation solution using signals transmitted by a satellite radio beacon positioning system the satellite radio beacon positioning system transmitting time-stamped messages, e.g. GPS [Global Positioning System], GLONASS [Global Orbiting Navigation Satellite System] or GALILEO
- G01S19/40—Correcting position, velocity or attitude
- G01S19/41—Differential correction, e.g. DGPS [differential GPS]
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S5/00—Position-fixing by co-ordinating two or more direction or position line determinations; Position-fixing by co-ordinating two or more distance determinations
- G01S5/0009—Transmission of position information to remote stations
- G01S5/009—Transmission of differential positioning data to mobile
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
- Navigation (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工衛星から送信
される衛星送信情報と、地上の固定局から送信されるＤ
ＧＰＳデータに基づいて、移動局の位置を検出する測位
システム、固定局側装置、及び測位装置に関する。
される衛星送信情報と、地上の固定局から送信されるＤ
ＧＰＳデータに基づいて、移動局の位置を検出する測位
システム、固定局側装置、及び測位装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、移動体の絶対位置（緯度、経
度、高度）検出にＧＰＳ（グローバル・ポジショニング
・システム）装置が利用されており、自動車のナビゲー
ション装置等においては、必須の装置になっている。こ
のＧＰＳは、複数の人工衛星から送信される衛星送信情
報に基づいて、自己の位置を検出するものである。
度、高度）検出にＧＰＳ（グローバル・ポジショニング
・システム）装置が利用されており、自動車のナビゲー
ション装置等においては、必須の装置になっている。こ
のＧＰＳは、複数の人工衛星から送信される衛星送信情
報に基づいて、自己の位置を検出するものである。
【０００３】一方、ＧＰＳ装置で受信される情報に基づ
く位置検出では、その位置検出精度が数１００ｍ前後と
余り高くない。このため、このＧＰＳ測位における誤差
を補正するための補正データにより、その精度を高める
ＤＧＰＳ（ディファレンシャルＧＰＳ）が提案されてい
る。
く位置検出では、その位置検出精度が数１００ｍ前後と
余り高くない。このため、このＧＰＳ測位における誤差
を補正するための補正データにより、その精度を高める
ＤＧＰＳ（ディファレンシャルＧＰＳ）が提案されてい
る。
【０００４】このＤＧＰＳでは、絶対位置が精密に確定
している地上側の所定位置（固定局）において、衛星送
信情報を受信し、これから自己位置を検出する（ＧＰＳ
測位する）。そして、ＧＰＳ測位により得た位置と絶対
位置を比較することによって、衛星送信情報の誤差を検
出し、得られた誤差を解消するための補正データを移動
体に供給する。
している地上側の所定位置（固定局）において、衛星送
信情報を受信し、これから自己位置を検出する（ＧＰＳ
測位する）。そして、ＧＰＳ測位により得た位置と絶対
位置を比較することによって、衛星送信情報の誤差を検
出し、得られた誤差を解消するための補正データを移動
体に供給する。
【０００５】この補正データの供給は、ＦＭ放送局から
のＦＭ多重放送により行われるが、このＦＭ多重放送
は、通常のＦＭ放送の７６ｋＨｚ帯域に多重情報（デジ
タルデータ）を多重するものである。そこで、車両など
の移動体では、ＦＭ多重受信機でＦＭ放送を受信し、受
信した放送波から７６ｋＨｚ帯域の信号を抽出し、これ
をデコードして多重されていたデジタルデータを得る。
そして、得られた多重データの中に含まれている補正デ
ータを切り出し、これを利用してＧＰＳ装置で得た位置
情報を補正し、精度の高い位置情報を得る。このような
ＤＧＰＳでは、数ｍの精度で位置検出が可能である。
のＦＭ多重放送により行われるが、このＦＭ多重放送
は、通常のＦＭ放送の７６ｋＨｚ帯域に多重情報（デジ
タルデータ）を多重するものである。そこで、車両など
の移動体では、ＦＭ多重受信機でＦＭ放送を受信し、受
信した放送波から７６ｋＨｚ帯域の信号を抽出し、これ
をデコードして多重されていたデジタルデータを得る。
そして、得られた多重データの中に含まれている補正デ
ータを切り出し、これを利用してＧＰＳ装置で得た位置
情報を補正し、精度の高い位置情報を得る。このような
ＤＧＰＳでは、数ｍの精度で位置検出が可能である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ここで、情報提供サー
ビスにおいては、特定の会員のみにサービスを限定した
い場合がある。このような場合には、スクランブルを掛
けて情報を提供するなどの方式がとられている。しか
し、このスクランブルを掛ける手法によると、このスク
ランブルを解除できないものは、情報を全く利用するこ
とができない。
ビスにおいては、特定の会員のみにサービスを限定した
い場合がある。このような場合には、スクランブルを掛
けて情報を提供するなどの方式がとられている。しか
し、このスクランブルを掛ける手法によると、このスク
ランブルを解除できないものは、情報を全く利用するこ
とができない。
【０００７】一方、ユーザのランクに応じて、サービス
内容をランク分けできれば、サービス提供についての自
由度が上がり、ユーザの要求に応じたサービスの提供が
行える。ＤＧＰＳについての補正データのサービスにお
いても、ユーザのランクに応じて、補正データの精度を
切り換え、ユーザのランクに応じた情報を提供できれば
便利である。また、このようにすれば、必要なときに
は、ユーザの利用できる測位精度を制限することもでき
る。
内容をランク分けできれば、サービス提供についての自
由度が上がり、ユーザの要求に応じたサービスの提供が
行える。ＤＧＰＳについての補正データのサービスにお
いても、ユーザのランクに応じて、補正データの精度を
切り換え、ユーザのランクに応じた情報を提供できれば
便利である。また、このようにすれば、必要なときに
は、ユーザの利用できる測位精度を制限することもでき
る。
【０００８】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、特定のユーザにおいて、精度を上昇できる測位シ
ステム及びこのシステムに用いられる固定局側装置及び
測位装置を提供することを目的とする。
あり、特定のユーザにおいて、精度を上昇できる測位シ
ステム及びこのシステムに用いられる固定局側装置及び
測位装置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、人工衛星から
送信される衛星送信情報と予め分かっている絶対位置と
から、衛星送信情報についての疑似距離補正値及び／又
は疑似距離補正値変化率である補正データを作成し、こ
の補正データを含むＤＧＰＳデータを送信する固定局
と、人工衛星から送信される衛星送信情報と固定局から
送信されるＤＧＰＳデータとから自己位置を検出する移
動局と、を含む測位システムであって、上記固定局は、
補正データに調整可能な所定の調整誤差を付与して、補
正データに対する調整誤差付与の状態を示す調整状態識
別情報を含むＤＧＰＳデータを送信し、上記移動局は、
調整誤差の付与状態に応じて受信したＤＧＰＳデータの
中の補正データを修正することを特徴とする。
送信される衛星送信情報と予め分かっている絶対位置と
から、衛星送信情報についての疑似距離補正値及び／又
は疑似距離補正値変化率である補正データを作成し、こ
の補正データを含むＤＧＰＳデータを送信する固定局
と、人工衛星から送信される衛星送信情報と固定局から
送信されるＤＧＰＳデータとから自己位置を検出する移
動局と、を含む測位システムであって、上記固定局は、
補正データに調整可能な所定の調整誤差を付与して、補
正データに対する調整誤差付与の状態を示す調整状態識
別情報を含むＤＧＰＳデータを送信し、上記移動局は、
調整誤差の付与状態に応じて受信したＤＧＰＳデータの
中の補正データを修正することを特徴とする。
【００１０】このように、補正データに調整誤差が付与
されている。このため、補正データの修正手段を持たな
いユーザにおいては、補正データを修正することができ
ない。そこで、補正データが誤差を含んだものとなり、
測位精度は最良のものにならない。この程度は調整誤差
の程度で自由に調整できる。そこで、ユーザをランク分
けして、補正データを提供することができ、ユーザにお
ける測位精度をコントロールすることができる。
されている。このため、補正データの修正手段を持たな
いユーザにおいては、補正データを修正することができ
ない。そこで、補正データが誤差を含んだものとなり、
測位精度は最良のものにならない。この程度は調整誤差
の程度で自由に調整できる。そこで、ユーザをランク分
けして、補正データを提供することができ、ユーザにお
ける測位精度をコントロールすることができる。
【００１１】
【００１２】また、調整状態、例えば調整の有無につい
ての識別情報を付加することによって、修正の必要性を
認識することができ、正しい修正が行える。また、調整
状態識別情報を複数ビットにすれば、調整状態識別情報
により調整のランク（程度）を決定することもできる。
ての識別情報を付加することによって、修正の必要性を
認識することができ、正しい修正が行える。また、調整
状態識別情報を複数ビットにすれば、調整状態識別情報
により調整のランク（程度）を決定することもできる。
【００１３】また、本発明は、上記所定の調整誤差は、
その値がＤＧＰＳデータ中の所定箇所のデータに基づい
て決定されることを特徴とする。
その値がＤＧＰＳデータ中の所定箇所のデータに基づい
て決定されることを特徴とする。
【００１４】ＤＧＰＳデータ中のデータに基づいて調整
誤差を変更することで、ランダム性を増すことができ、
より効果的な調整が行える。
誤差を変更することで、ランダム性を増すことができ、
より効果的な調整が行える。
【００１５】このように、本発明では、固定局は、調整
された補正データと補正データに対する調整誤差付与の
状態を示す調整状態識別情報を含むＤＧＰＳデータを送
信する。そして、本実施形態の構成を有する移動局は、
固定局からのＤＧＰＳデータを受信して、調整誤差の付
与状態に応じて修正値を得、得られた修正値を利用して
正しい補正データに復元する。そこで、正しい補正デー
タを利用して、最良の精度の位置検出が行える。一方、
本実施形態の構成を有さない移動局の場合、修正値を得
ることができない。そこで、調整された補正データをそ
のまま利用することになり、ＧＰＳ単独で測位する場合
よりは高精度となるが、最良の精度は得られない。な
お、調整の精度を変化させることにより、ＤＧＰＳを利
用することによってＧＰＳ単独による測位より精度が下
げられること、またほとんど変化させないことも可能で
ある。
された補正データと補正データに対する調整誤差付与の
状態を示す調整状態識別情報を含むＤＧＰＳデータを送
信する。そして、本実施形態の構成を有する移動局は、
固定局からのＤＧＰＳデータを受信して、調整誤差の付
与状態に応じて修正値を得、得られた修正値を利用して
正しい補正データに復元する。そこで、正しい補正デー
タを利用して、最良の精度の位置検出が行える。一方、
本実施形態の構成を有さない移動局の場合、修正値を得
ることができない。そこで、調整された補正データをそ
のまま利用することになり、ＧＰＳ単独で測位する場合
よりは高精度となるが、最良の精度は得られない。な
お、調整の精度を変化させることにより、ＤＧＰＳを利
用することによってＧＰＳ単独による測位より精度が下
げられること、またほとんど変化させないことも可能で
ある。
【００１６】特に、本発明によれば、スクランブルを行
わずにＤＧＰＳのサービスをランク分けできる。また、
社会的要請に従って、測位精度を必要に応じて低下させ
ることも可能である。
わずにＤＧＰＳのサービスをランク分けできる。また、
社会的要請に従って、測位精度を必要に応じて低下させ
ることも可能である。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
（以下、実施形態という）について、図面に基づいて説
明する。
（以下、実施形態という）について、図面に基づいて説
明する。
【００１８】「システム全体構成」図１には本実施形態
のシステムの全体構成が示されている。本システムは、
固定基地局１００及び移動体２００から構成される。基
地局１００は、固定基準局１０、編成器１２、変調器１
４、ＦＭ送信器１６及びＦＭ局送信アンテナ１８を含ん
で構成され、移動局２００は、ＧＰＳアンテナ、ＤＧＰ
Ｓレシーバ２０及びＦＭ多重レシーバ２２を含んで構成
される。固定基準局１０が固定局の誤差算出手段を構成
し、編成器１２、変調器１４、ＦＭ送信器１６及びＦＭ
局送信アンテナ１８が固定局の送信手段を構成する。基
準局１０は、ＧＰＳ衛星からの電波を受信して自己の位
置を測位し、その測位データと真位置との誤差を算出す
る。なお、本実施形態では補正データとして、検出した
位置座標についての誤差ではなく、各ＧＰＳ衛星と基準
局との疑似距離と真距離との差を算出する。そして、算
出した差に基づいて補正データを作成する。
のシステムの全体構成が示されている。本システムは、
固定基地局１００及び移動体２００から構成される。基
地局１００は、固定基準局１０、編成器１２、変調器１
４、ＦＭ送信器１６及びＦＭ局送信アンテナ１８を含ん
で構成され、移動局２００は、ＧＰＳアンテナ、ＤＧＰ
Ｓレシーバ２０及びＦＭ多重レシーバ２２を含んで構成
される。固定基準局１０が固定局の誤差算出手段を構成
し、編成器１２、変調器１４、ＦＭ送信器１６及びＦＭ
局送信アンテナ１８が固定局の送信手段を構成する。基
準局１０は、ＧＰＳ衛星からの電波を受信して自己の位
置を測位し、その測位データと真位置との誤差を算出す
る。なお、本実施形態では補正データとして、検出した
位置座標についての誤差ではなく、各ＧＰＳ衛星と基準
局との疑似距離と真距離との差を算出する。そして、算
出した差に基づいて補正データを作成する。
【００１９】また、基準局１０は、全衛星の機能状態を
検出し、ヘルス情報として編成器１２に出力する。編成
器１２は、基準局１０からの補正データ及びヘルス情報
からＦＭ多重用の多重データ（ＤＡＲＣデータ）にフォ
ーマットする。変調器１４は、編成器１２からのＤＡＲ
Ｃデータを７６ｋＨｚサブキャリアを用いた最小推移キ
ーイング変調方式で変調するとともに通常のＦＭ音声信
号を変調し、ＦＭ送信器１６及びＦＭ局送信アンテナ１
８でＦＭ多重放送として送信する。
検出し、ヘルス情報として編成器１２に出力する。編成
器１２は、基準局１０からの補正データ及びヘルス情報
からＦＭ多重用の多重データ（ＤＡＲＣデータ）にフォ
ーマットする。変調器１４は、編成器１２からのＤＡＲ
Ｃデータを７６ｋＨｚサブキャリアを用いた最小推移キ
ーイング変調方式で変調するとともに通常のＦＭ音声信
号を変調し、ＦＭ送信器１６及びＦＭ局送信アンテナ１
８でＦＭ多重放送として送信する。
【００２０】固定基地局１００からのＦＭ放送波は、移
動局２００のＦＭ多重レシーバ２２で受信され、通常の
ＦＭ音声信号が復調されるとともに、７６ｋＨｚサブキ
ャリアがフィルタで分離されて固定局情報が復調され、
ＤＧＰＳレシーバ２０に出力される。ＤＧＰＳレシーバ
２０は、ＧＰＳアンテナで受信したＧＰＳ電波に基づい
た測位値と、ＦＭ多重レシーバ２２から入力された固定
局情報に含まれる補正データ及びヘルス情報に基づいて
測位値を補正し、真位置を算出する。
動局２００のＦＭ多重レシーバ２２で受信され、通常の
ＦＭ音声信号が復調されるとともに、７６ｋＨｚサブキ
ャリアがフィルタで分離されて固定局情報が復調され、
ＤＧＰＳレシーバ２０に出力される。ＤＧＰＳレシーバ
２０は、ＧＰＳアンテナで受信したＧＰＳ電波に基づい
た測位値と、ＦＭ多重レシーバ２２から入力された固定
局情報に含まれる補正データ及びヘルス情報に基づいて
測位値を補正し、真位置を算出する。
【００２１】ここで、本実施形態のシステムでは、固定
基地局１００は、送信する補正データに対し所定の誤差
（調整誤差）を付与し、この値を調整する。この調整の
方法は、予め定められており、元のデータへの復元法も
分かる。そこで、移動局２００は、ＦＭ多重放送から得
た補正データを正しい値に修正してからＧＰＳ測位値の
補正に用いる。従って、復元法を知っているユーザのみ
が高精度のＤＧＰＳ測位を行うことができる。
基地局１００は、送信する補正データに対し所定の誤差
（調整誤差）を付与し、この値を調整する。この調整の
方法は、予め定められており、元のデータへの復元法も
分かる。そこで、移動局２００は、ＦＭ多重放送から得
た補正データを正しい値に修正してからＧＰＳ測位値の
補正に用いる。従って、復元法を知っているユーザのみ
が高精度のＤＧＰＳ測位を行うことができる。
【００２２】「ＤＧＰＳデータの構成」ＤＧＰＳデータ
（ＦＭ多重放送中に含まれるＧＰＳ誤差補正用の補正デ
ータを含む情報）のフォーマットについて説明する。Ｄ
ＧＰＳデータは、約５秒間で送られる１フレームのＦＭ
多重信号（２７２データブロック）の中の２つのデータ
ブロックの中に含まれている。また、１つのデータブロ
ックは、ブロック識別コード、データパケット、パリテ
ィから構成され、この中のデータパケットはプリフィッ
クス、パケット、ＣＲＣ（サイクリック・リダンダンシ
ー・チェック）から構成されている。そして、ＤＧＰＳ
の実データは、１４４ビットのパケットに収容されてお
り、２パケットで２８８ビットのデータである。すなわ
ち、１フレームに２８８ビットのＤＧＰＳデータが送ら
れる。
（ＦＭ多重放送中に含まれるＧＰＳ誤差補正用の補正デ
ータを含む情報）のフォーマットについて説明する。Ｄ
ＧＰＳデータは、約５秒間で送られる１フレームのＦＭ
多重信号（２７２データブロック）の中の２つのデータ
ブロックの中に含まれている。また、１つのデータブロ
ックは、ブロック識別コード、データパケット、パリテ
ィから構成され、この中のデータパケットはプリフィッ
クス、パケット、ＣＲＣ（サイクリック・リダンダンシ
ー・チェック）から構成されている。そして、ＤＧＰＳ
の実データは、１４４ビットのパケットに収容されてお
り、２パケットで２８８ビットのデータである。すなわ
ち、１フレームに２８８ビットのＤＧＰＳデータが送ら
れる。
【００２３】この２８８ビットのＤＧＰＳデータの構成
を図２に示す。このように、２パケット分の補正情報の
最初のビット位置１〜３には、データＩＤがある。この
データＩＤは、「０００」〜「１０１」の６種類が定め
られており、０００から順次インクリメントしていく。
従って、２パケットに収まらない補正情報は、次のフレ
ームにおける連続するデータＩＤを有するパケットに収
められる。そこで、移動局においては、最大６フレーム
（３０秒）で、補正情報の受信が終了する。
を図２に示す。このように、２パケット分の補正情報の
最初のビット位置１〜３には、データＩＤがある。この
データＩＤは、「０００」〜「１０１」の６種類が定め
られており、０００から順次インクリメントしていく。
従って、２パケットに収まらない補正情報は、次のフレ
ームにおける連続するデータＩＤを有するパケットに収
められる。そこで、移動局においては、最大６フレーム
（３０秒）で、補正情報の受信が終了する。
【００２４】ビット位置４には、時刻補正Ｔが割り付け
られている。この値は、補正情報が得られた時刻に基づ
いて決定される。具体的には、補正情報が得られた時刻
が偶数時刻の場合には、「０」、奇数時刻の場合には
「１」とされる。ＤＧＰＳレシーバ２０は、この時刻補
正ビットＴに基づいて、補正情報を作成した固定局との
時刻差を補正する。そして、ビット位置５〜２７６が補
正データであり、８個のＧＰＳ衛星それぞれに３４ビッ
トが割り当てられている。すなわち、ビット位置５〜３
８が１番目の衛星（補正データセット番号）、３９〜７
２が２番目の衛星（補正データセット番号）、７３〜１
０６が３番目の衛星（補正データセット番号）、という
ように８番目の衛星（補正データセット番号）までそれ
ぞれ割り当てられている。なお、地球上の一点で観測で
きるＧＰＳ衛星数は、９５％の時間において、８個以下
であり、通常の場合１フレームで補正情報の受信は完了
する。また、ビット位置２７７〜２８８はコミュニケー
ションデータのビットであり、全ＧＰＳ衛星のヘルス情
報はこのデータエリアに割り当てられる。
られている。この値は、補正情報が得られた時刻に基づ
いて決定される。具体的には、補正情報が得られた時刻
が偶数時刻の場合には、「０」、奇数時刻の場合には
「１」とされる。ＤＧＰＳレシーバ２０は、この時刻補
正ビットＴに基づいて、補正情報を作成した固定局との
時刻差を補正する。そして、ビット位置５〜２７６が補
正データであり、８個のＧＰＳ衛星それぞれに３４ビッ
トが割り当てられている。すなわち、ビット位置５〜３
８が１番目の衛星（補正データセット番号）、３９〜７
２が２番目の衛星（補正データセット番号）、７３〜１
０６が３番目の衛星（補正データセット番号）、という
ように８番目の衛星（補正データセット番号）までそれ
ぞれ割り当てられている。なお、地球上の一点で観測で
きるＧＰＳ衛星数は、９５％の時間において、８個以下
であり、通常の場合１フレームで補正情報の受信は完了
する。また、ビット位置２７７〜２８８はコミュニケー
ションデータのビットであり、全ＧＰＳ衛星のヘルス情
報はこのデータエリアに割り当てられる。
【００２５】図３には、各衛星の補正データの内容が示
されている。補正データは、スケールファクタＳＦ（１
ビット）、ユーザデイファレンシャルレンジエラーＵＤ
ＲＥ（２ビット）、サテライトＩＤＳｔ．ＩＤ（５ビッ
ト）、疑似距離補正値ＰＲＣ（１１ビット）、距離変化
率補正値ＲＲＣ（７ビット）及びイシューオブデータＩ
ＯＤＥ（８ビット）から構成される。ＳＦは、ＰＲＣ及
びＲＲＣのオーダを示すものであり、ＵＤＲＥは、補正
データを用いて得られる真位置の精度を表すものであ
り、Ｓｔ．ＩＤはＧＰＳ衛星の番号を表している。ま
た、ＰＲＣは各ＧＰＳ衛星との疑似距離の補正値であ
り、これは各ＧＰＳ衛星から受信した電波に基づき計算
されたそのＧＰＳ衛星と基準局１０との疑似距離と、基
準局１０の真位置に基づいて計算されたＧＰＳ衛星との
距離の差である。すなわち、上述したように、基地局で
算出される補正データは、ＧＰＳ測位値（Ｘs,Ｙs,Ｚs
）の真位置（Ｘo,Ｙo,Ｚo ）に対する誤差ΔＸ、Δ
Ｙ、ΔＺであるが、これを基地局と各ＧＰＳ衛星との疑
似距離と真距離との誤差として算出することもでき、本
実施形態では、この各ＧＰＳ衛星毎の疑似距離の誤差を
補正データとして送信する。また、ＲＲＣは、その補正
値の変化率を表しており、ＰＲＣとこのＲＲＣに基づい
て任意の時刻における補正値がＤＧＰＳレシーバ２０に
て補間演算される。ＩＯＤＥは各ＧＰＳ衛星がその軌道
データに付加するコードであり、このコードが一致する
軌道データをＤＧＰＳレシーバ２０で受信することによ
り、基準局１０が使用した軌道データと同一軌道データ
に基づく補正が可能となる。
されている。補正データは、スケールファクタＳＦ（１
ビット）、ユーザデイファレンシャルレンジエラーＵＤ
ＲＥ（２ビット）、サテライトＩＤＳｔ．ＩＤ（５ビッ
ト）、疑似距離補正値ＰＲＣ（１１ビット）、距離変化
率補正値ＲＲＣ（７ビット）及びイシューオブデータＩ
ＯＤＥ（８ビット）から構成される。ＳＦは、ＰＲＣ及
びＲＲＣのオーダを示すものであり、ＵＤＲＥは、補正
データを用いて得られる真位置の精度を表すものであ
り、Ｓｔ．ＩＤはＧＰＳ衛星の番号を表している。ま
た、ＰＲＣは各ＧＰＳ衛星との疑似距離の補正値であ
り、これは各ＧＰＳ衛星から受信した電波に基づき計算
されたそのＧＰＳ衛星と基準局１０との疑似距離と、基
準局１０の真位置に基づいて計算されたＧＰＳ衛星との
距離の差である。すなわち、上述したように、基地局で
算出される補正データは、ＧＰＳ測位値（Ｘs,Ｙs,Ｚs
）の真位置（Ｘo,Ｙo,Ｚo ）に対する誤差ΔＸ、Δ
Ｙ、ΔＺであるが、これを基地局と各ＧＰＳ衛星との疑
似距離と真距離との誤差として算出することもでき、本
実施形態では、この各ＧＰＳ衛星毎の疑似距離の誤差を
補正データとして送信する。また、ＲＲＣは、その補正
値の変化率を表しており、ＰＲＣとこのＲＲＣに基づい
て任意の時刻における補正値がＤＧＰＳレシーバ２０に
て補間演算される。ＩＯＤＥは各ＧＰＳ衛星がその軌道
データに付加するコードであり、このコードが一致する
軌道データをＤＧＰＳレシーバ２０で受信することによ
り、基準局１０が使用した軌道データと同一軌道データ
に基づく補正が可能となる。
【００２６】このように、本実施形態では、１フレーム
５秒間２８８ビットで８個の衛星分の補正データ及び１
２個分の衛星のヘルス情報が送出され、６フレーム３０
秒で全ての補正データの受信が完了する。
５秒間２８８ビットで８個の衛星分の補正データ及び１
２個分の衛星のヘルス情報が送出され、６フレーム３０
秒で全ての補正データの受信が完了する。
【００２７】そして、本実施形態では、疑似距離補正値
ＰＲＣについて、所定の調整誤差を加算する調整を施し
てある。従って、ＦＭ多重データから得た疑似距離補正
値ＰＲＣをそのまま利用した場合には、精度が余り上昇
しない。一方、この調整誤差は、予め定められた方法
で、決定している。そこで、調整誤差に対応する修正を
行うことで、疑似距離補正値ＰＲＣの精度を高めること
ができる。すなわち、この調整誤差と正負が反対の修正
値を加算することで、疑似距離補正値ＰＲＣが正しい値
に復元される。なお、疑似距離補正値ＰＲＣに代えて、
疑似距離補正値変化率ＲＲＣに対し調整を施してもよ
い。さらに、これらを組み合わせてもよい。
ＰＲＣについて、所定の調整誤差を加算する調整を施し
てある。従って、ＦＭ多重データから得た疑似距離補正
値ＰＲＣをそのまま利用した場合には、精度が余り上昇
しない。一方、この調整誤差は、予め定められた方法
で、決定している。そこで、調整誤差に対応する修正を
行うことで、疑似距離補正値ＰＲＣの精度を高めること
ができる。すなわち、この調整誤差と正負が反対の修正
値を加算することで、疑似距離補正値ＰＲＣが正しい値
に復元される。なお、疑似距離補正値ＰＲＣに代えて、
疑似距離補正値変化率ＲＲＣに対し調整を施してもよ
い。さらに、これらを組み合わせてもよい。
【００２８】ここで、調整誤差をどのようにして決定す
るかについては、移動局における修正値の求め方と１対
１の対応が有るため、移動局における修正について、次
に説明する。
るかについては、移動局における修正値の求め方と１対
１の対応が有るため、移動局における修正について、次
に説明する。
【００２９】「移動局の構成」図４は、実施形態に係る
測位装置の全体構成を示すブロック図である。図におい
て、ＧＰＳアンテナ２１０は、複数の人工衛星からの電
波（衛星送信情報）を受け、これをＤＧＰＳレシーバ２
１２に供給する。ＤＧＰＳレシーバ２１２は、ＧＰＳア
ンテナ２１０より得た電波を受信処理し、ＧＰＳ測位を
行うとともに、ＤＧＰＳ補正データによって、各衛星か
ら送られてくる情報を補正し、補正された精度の高い位
置情報を得る。
測位装置の全体構成を示すブロック図である。図におい
て、ＧＰＳアンテナ２１０は、複数の人工衛星からの電
波（衛星送信情報）を受け、これをＤＧＰＳレシーバ２
１２に供給する。ＤＧＰＳレシーバ２１２は、ＧＰＳア
ンテナ２１０より得た電波を受信処理し、ＧＰＳ測位を
行うとともに、ＤＧＰＳ補正データによって、各衛星か
ら送られてくる情報を補正し、補正された精度の高い位
置情報を得る。
【００３０】一方、ＦＭアンテナ２２０は、ＦＭ放送波
を受け、これをＦＭチューナ２２２に供給する。ＦＭチ
ューナ２２２は、ＦＭ放送波を受信処理すると共に復調
処理し、これをＦＭ多重デコーダ２２４に供給する。な
お、通常の音声のＦＭ放送信号は、別途出力され、再生
される。
を受け、これをＦＭチューナ２２２に供給する。ＦＭチ
ューナ２２２は、ＦＭ放送波を受信処理すると共に復調
処理し、これをＦＭ多重デコーダ２２４に供給する。な
お、通常の音声のＦＭ放送信号は、別途出力され、再生
される。
【００３１】ＦＭ多重デコーダ２２４は、多重変調周波
数７６ｋＨｚ帯の信号を抽出し、得られた多重変調信号
をその変調方式（ＤＡＲＣ方式）に従い復調し、多重信
号（デジタルデータ）を復調する。得られた多重信号
は、各種の情報を含むものであり、その中に補正情報
（衛星から供給される位置についての情報を補正するた
めのＤＧＰＳ情報）が含まれている。すなわち、ＤＡＲ
Ｃ方式ＦＭ多重ＤＧＰＳのデータフォーマットは、ＢＴ
Ａ（放送技術開発協議会）Ｒ−００３規格によって、定
まっている。そこで、ＤＧＰＳデータ切り出し部２２６
は、このデータフォーマットに基づいて、ＤＧＰＳデー
タ（ＤＧＰＳ情報）を切り出し、ＤＧＰＳデータを修正
値作成部２２８に供給する。
数７６ｋＨｚ帯の信号を抽出し、得られた多重変調信号
をその変調方式（ＤＡＲＣ方式）に従い復調し、多重信
号（デジタルデータ）を復調する。得られた多重信号
は、各種の情報を含むものであり、その中に補正情報
（衛星から供給される位置についての情報を補正するた
めのＤＧＰＳ情報）が含まれている。すなわち、ＤＡＲ
Ｃ方式ＦＭ多重ＤＧＰＳのデータフォーマットは、ＢＴ
Ａ（放送技術開発協議会）Ｒ−００３規格によって、定
まっている。そこで、ＤＧＰＳデータ切り出し部２２６
は、このデータフォーマットに基づいて、ＤＧＰＳデー
タ（ＤＧＰＳ情報）を切り出し、ＤＧＰＳデータを修正
値作成部２２８に供給する。
【００３２】この修正値作成部２２８は、供給されるＤ
ＧＰＳデータの中の予め定められている１ビット（調整
状態識別情報）の内容から受信したＤＧＰＳデータ中の
補正データが調整されているか否かを判定する。例え
ば、その調整状態識別情報が「１」であれば調整あり、
「０」であれば調整なしと判定する。そして、調整あり
の場合には、修正値テーブル２３０から該当する修正値
を読み出し、この修正値をＤＧＰＳデータ指定部２３２
に供給する。一方、修正がなければ、修正値として
「０」をＤＧＰＳデータ指定部２３２に供給する。ＤＧ
ＰＳデータ指定部２３２には、ＤＧＰＳデータ切り出し
部２２６から供給される補正データに、修正値を加算す
ることで、補正データを修正し、修正された補正データ
をＤＧＰＳレシーバ２１２に供給する。
ＧＰＳデータの中の予め定められている１ビット（調整
状態識別情報）の内容から受信したＤＧＰＳデータ中の
補正データが調整されているか否かを判定する。例え
ば、その調整状態識別情報が「１」であれば調整あり、
「０」であれば調整なしと判定する。そして、調整あり
の場合には、修正値テーブル２３０から該当する修正値
を読み出し、この修正値をＤＧＰＳデータ指定部２３２
に供給する。一方、修正がなければ、修正値として
「０」をＤＧＰＳデータ指定部２３２に供給する。ＤＧ
ＰＳデータ指定部２３２には、ＤＧＰＳデータ切り出し
部２２６から供給される補正データに、修正値を加算す
ることで、補正データを修正し、修正された補正データ
をＤＧＰＳレシーバ２１２に供給する。
【００３３】従って、ＤＧＰＳレシーバ２１２は、修正
された正しいＤＧＰＳ補正データを利用して精度の高い
位置検出が行える。なお、調整状態識別情報を複数ビッ
トとし、調整のランクを示してもよい。例えば、調整状
態識別情報を２ビットとすれば、４種類のランクが設定
でき、調整なしの他に３つの調整状態を設定でき、大、
中、小の三段階の調整誤差を設定することができる。
された正しいＤＧＰＳ補正データを利用して精度の高い
位置検出が行える。なお、調整状態識別情報を複数ビッ
トとし、調整のランクを示してもよい。例えば、調整状
態識別情報を２ビットとすれば、４種類のランクが設定
でき、調整なしの他に３つの調整状態を設定でき、大、
中、小の三段階の調整誤差を設定することができる。
【００３４】ここで、本実施形態では、送信側におい
て、得られた補正データについて、その精度を悪化させ
る調整を掛けている。そして、その調整方法を予め定め
てある。そこで、その調整に対する修正手段を有してい
るユーザのみが高精度の補正データを再生し、高精度の
位置検出を行うことができる。
て、得られた補正データについて、その精度を悪化させ
る調整を掛けている。そして、その調整方法を予め定め
てある。そこで、その調整に対する修正手段を有してい
るユーザのみが高精度の補正データを再生し、高精度の
位置検出を行うことができる。
【００３５】ここで、この調整は、各衛星の補正データ
について、所定の調整データを加算することで行われて
いる。そこで、この調整に対応する修正値を修正値テー
ブル２３０に記憶しておくことで、これを加算して受信
した調整された補正データを修正し、正しい補正データ
が得られる。
について、所定の調整データを加算することで行われて
いる。そこで、この調整に対応する修正値を修正値テー
ブル２３０に記憶しておくことで、これを加算して受信
した調整された補正データを修正し、正しい補正データ
が得られる。
【００３６】さらに、本実施形態によれば、調整は、
（ｉ）衛星番号、（ｉｉ）補正データ内のＩＯＤＥ（イ
シューオブデータエフェメリス）の１ビット目の値、に
よって、異なるものとしている。そこで、衛星毎に２つ
の修正値が割り当てられており、受信データより得られ
たＤＧＰＳデータの内容から修正値を特定し、修正値作
成部２２８が修正値を作成する。
（ｉ）衛星番号、（ｉｉ）補正データ内のＩＯＤＥ（イ
シューオブデータエフェメリス）の１ビット目の値、に
よって、異なるものとしている。そこで、衛星毎に２つ
の修正値が割り当てられており、受信データより得られ
たＤＧＰＳデータの内容から修正値を特定し、修正値作
成部２２８が修正値を作成する。
【００３７】図５に、この動作を示す。まず、ＤＧＰＳ
データの内容からデータＩＤを検出する。この例では、
データＩＤは「０１０」である。そして、このデータＩ
Ｄ「０１０」のＤＧＰＳデータに含まれる８つの補正デ
ータセット番号の中の１つを選択する。１フレームの中
には、通常８つの補正データセットが含まれており、そ
の１つが１つの衛星に割り付けられている。この例で
は、補正データセット番号「２」を選択している。そし
て、補正データセット番号「２」の補正データの中で、
ＩＯＤＥの１ビット目の「０」、「１」を判定する。こ
の例では、ＩＯＤＥの１ビット目は「１」である。そこ
で、補正データセット番号「２」の衛星（この例では衛
星番号「１１０１１」）について、ＩＯＤＥ「１」の修
正値「３．７２８ｍ」が修正値テーブル２３０から読み
出され、修正値が得られる。そして、各補正データセッ
ト番号（衛星）に応じ、その補正データ中のＩＯＤＥの
値に応じ、修正値を得、各衛星についての修正値が得ら
れる。
データの内容からデータＩＤを検出する。この例では、
データＩＤは「０１０」である。そして、このデータＩ
Ｄ「０１０」のＤＧＰＳデータに含まれる８つの補正デ
ータセット番号の中の１つを選択する。１フレームの中
には、通常８つの補正データセットが含まれており、そ
の１つが１つの衛星に割り付けられている。この例で
は、補正データセット番号「２」を選択している。そし
て、補正データセット番号「２」の補正データの中で、
ＩＯＤＥの１ビット目の「０」、「１」を判定する。こ
の例では、ＩＯＤＥの１ビット目は「１」である。そこ
で、補正データセット番号「２」の衛星（この例では衛
星番号「１１０１１」）について、ＩＯＤＥ「１」の修
正値「３．７２８ｍ」が修正値テーブル２３０から読み
出され、修正値が得られる。そして、各補正データセッ
ト番号（衛星）に応じ、その補正データ中のＩＯＤＥの
値に応じ、修正値を得、各衛星についての修正値が得ら
れる。
【００３８】このように、本実施形態によれば、修正値
の内容及びどのビットの値でテーブルが切り換えられる
か及びどのビットで調整の有無が判定できるかを予め知
っているユーザのみが調整に対応する修正を行える。従
って、特定のユーザに対応して、高精度の補正データを
提供することができる。
の内容及びどのビットの値でテーブルが切り換えられる
か及びどのビットで調整の有無が判定できるかを予め知
っているユーザのみが調整に対応する修正を行える。従
って、特定のユーザに対応して、高精度の補正データを
提供することができる。
【００３９】ここで、修正値作成部２２８の内部構成に
ついて説明する。ＤＧＰＳデータ切り出し部２２６で得
られたＤＧＰＳデータは、ＤＧＰＳデータＩＤ判定部２
４０に供給される。このＤＧＰＳデータＩＤ判定部２４
０は、データＩＤの「０００」〜「１０１」の別を判定
する。次に、補正データセット番号判定部２４２が補正
データセット番号を判定する。そして、ＩＯＤＥ判定部
２４４が各補正データセット番号（各衛星）についてＩ
ＯＤＥの１ビット目の値を判定する。次に、衛星番号判
定部２４６がサテライトＩＤから衛星番号を検出する。
さらに、コミュニケーションデータ判定部２４８は、コ
ミュニケーションデータの中の所定の１ビットの値から
ＤＧＰＳデータに調整がなされているか否かを判定す
る。
ついて説明する。ＤＧＰＳデータ切り出し部２２６で得
られたＤＧＰＳデータは、ＤＧＰＳデータＩＤ判定部２
４０に供給される。このＤＧＰＳデータＩＤ判定部２４
０は、データＩＤの「０００」〜「１０１」の別を判定
する。次に、補正データセット番号判定部２４２が補正
データセット番号を判定する。そして、ＩＯＤＥ判定部
２４４が各補正データセット番号（各衛星）についてＩ
ＯＤＥの１ビット目の値を判定する。次に、衛星番号判
定部２４６がサテライトＩＤから衛星番号を検出する。
さらに、コミュニケーションデータ判定部２４８は、コ
ミュニケーションデータの中の所定の１ビットの値から
ＤＧＰＳデータに調整がなされているか否かを判定す
る。
【００４０】そして、修正値計算部２５０は、コミュニ
ケーションデータ判定部２４８の判定結果に応じて、調
整なしと判定された場合には、修正値として「０」を出
力する。一方、調整ありの場合には、各補正データセッ
ト番号についての衛星番号（Ｓｔ．ＩＤ）と、ＩＯＤＥ
の値に応じて対応する修正値を修正値テーブル２３０か
ら読み出すことで、各衛星からの疑似距離補正値ＰＲＣ
についての修正値を得る。
ケーションデータ判定部２４８の判定結果に応じて、調
整なしと判定された場合には、修正値として「０」を出
力する。一方、調整ありの場合には、各補正データセッ
ト番号についての衛星番号（Ｓｔ．ＩＤ）と、ＩＯＤＥ
の値に応じて対応する修正値を修正値テーブル２３０か
ら読み出すことで、各衛星からの疑似距離補正値ＰＲＣ
についての修正値を得る。
【００４１】このようにして得られた各衛星の疑似距離
補正値ＰＲＣについての修正値は、ＤＧＰＳデータ指定
部２３２に供給され、ここでＤＧＰＳデータ切り出し部
２２６からのＰＲＣに加算し、調整前のＰＲＣが復元さ
れる。
補正値ＰＲＣについての修正値は、ＤＧＰＳデータ指定
部２３２に供給され、ここでＤＧＰＳデータ切り出し部
２２６からのＰＲＣに加算し、調整前のＰＲＣが復元さ
れる。
【００４２】なお、上述の例では、修正値テーブル２３
０を用意したが、修正のための所定の演算式等を記憶し
ておいてもよい。さらに、上述の例では、ＩＯＤＥの１
ビット目の値により修正値を切り換えたが、１ビットだ
けでなく数ビットの値により、それで特定されるだけの
数の修正値についてのテーブルを切り換えてもよい。ま
た、疑似距離補正値ＰＲＣに調整を掛ける場合に、疑似
距離補正値変化率ＲＲＣの任意の１ビット（または複数
ビット）に応じて修正値についてのテーブルを切り換え
ることも好適である。この切換は、ＩＯＤＥの値による
切換に代えて採用してもよいし、またＩＯＤＥの値に応
じた切換に追加して採用してもよい。
０を用意したが、修正のための所定の演算式等を記憶し
ておいてもよい。さらに、上述の例では、ＩＯＤＥの１
ビット目の値により修正値を切り換えたが、１ビットだ
けでなく数ビットの値により、それで特定されるだけの
数の修正値についてのテーブルを切り換えてもよい。ま
た、疑似距離補正値ＰＲＣに調整を掛ける場合に、疑似
距離補正値変化率ＲＲＣの任意の１ビット（または複数
ビット）に応じて修正値についてのテーブルを切り換え
ることも好適である。この切換は、ＩＯＤＥの値による
切換に代えて採用してもよいし、またＩＯＤＥの値に応
じた切換に追加して採用してもよい。
【００４３】さらに、基地局１００及び移動局２００
は、両方とも絶対的時刻を認識している。上述のＤＧＰ
Ｓデータには、時刻補正Ｔも割り付けられており、両者
は正確な時刻を知ることができる。そこで、時刻（日付
の別も含む）に応じて、修正値テーブル２３０において
使用するテーブルを切り換えることも好適である。これ
によって、修正値のランダム性（秘匿性）をより高める
ことができる。
は、両方とも絶対的時刻を認識している。上述のＤＧＰ
Ｓデータには、時刻補正Ｔも割り付けられており、両者
は正確な時刻を知ることができる。そこで、時刻（日付
の別も含む）に応じて、修正値テーブル２３０において
使用するテーブルを切り換えることも好適である。これ
によって、修正値のランダム性（秘匿性）をより高める
ことができる。
【００４４】「基地局の構成」基地局１００は、補正デ
ータを作成する際に上述の図５と同様の手順で、調整誤
差を得て、これを補正データに加算する。すなわち、図
５の修正値に代えて、正負が反対の調整誤差を発生し、
これを疑似距離補正値ＰＲＣに加算しておく。ＩＯＤＥ
の１ビット目の値によって、テーブルを切り換えること
などの手順は、全て同一である。そして、このような調
整を行った時には、コミュニケーションデータの中の所
定ビットを「１」にセットし、得られたＤＧＰＳデータ
を送信する。
ータを作成する際に上述の図５と同様の手順で、調整誤
差を得て、これを補正データに加算する。すなわち、図
５の修正値に代えて、正負が反対の調整誤差を発生し、
これを疑似距離補正値ＰＲＣに加算しておく。ＩＯＤＥ
の１ビット目の値によって、テーブルを切り換えること
などの手順は、全て同一である。そして、このような調
整を行った時には、コミュニケーションデータの中の所
定ビットを「１」にセットし、得られたＤＧＰＳデータ
を送信する。
【００４５】「実施形態の効果」以上のように、本実施
形態によれば、基地局は、調整された補正データをＤＧ
ＰＳデータに含めて送信する。そして、本実施形態の構
成を有する移動局は、基地局からの調整された補正デー
タを修正値によって、これを正しい補正データに復元で
きる。そこで、正しい補正データに基づいて、最良の精
度の位置検出が行える。一方、本実施形態の構成を有さ
ない移動局の場合、修正値を得ることができない。そこ
で、調整された補正データをそのまま利用することにな
り、ＧＰＳ単独で測位する場合よりは高精度となるが、
最良の精度は得られない。なお、調整の精度を変化する
ことにより、ＤＧＰＳを利用することによってＧＰＳ単
独による測位より精度を下げたり、またほとんど変化さ
せないことも可能である。
形態によれば、基地局は、調整された補正データをＤＧ
ＰＳデータに含めて送信する。そして、本実施形態の構
成を有する移動局は、基地局からの調整された補正デー
タを修正値によって、これを正しい補正データに復元で
きる。そこで、正しい補正データに基づいて、最良の精
度の位置検出が行える。一方、本実施形態の構成を有さ
ない移動局の場合、修正値を得ることができない。そこ
で、調整された補正データをそのまま利用することにな
り、ＧＰＳ単独で測位する場合よりは高精度となるが、
最良の精度は得られない。なお、調整の精度を変化する
ことにより、ＤＧＰＳを利用することによってＧＰＳ単
独による測位より精度を下げたり、またほとんど変化さ
せないことも可能である。
【００４６】特に、本実施形態によれば、スクランブル
を行わずにＤＧＰＳのサービスがランク分けされる。ま
た、社会的要請に従って、測位精度を必要に応じて低下
させることも可能である。
を行わずにＤＧＰＳのサービスがランク分けされる。ま
た、社会的要請に従って、測位精度を必要に応じて低下
させることも可能である。
【図１】 実施形態のシステム全体構成を示す図であ
る。
る。
【図２】 ＤＧＰＳデータの構成を示す図である。
【図３】 補正データの構成を示す図である。
【図４】 測位装置の構成を示す図である。
【図５】 測位装置における修正動作を示す図である。
１０ 固定基準局、１２ 編成器、１４ 変調器、１６
ＦＭ送信器、１８ＦＭ局送信アンテナ、２０ ＤＧＰ
Ｓレシーバ、２２ ＦＭ多重レシーバ、１００ 基地
局、２００ 移動局、２１０ ＧＰＳアンテナ、２１２
ＤＧＰＳレシーバ、２２０ ＦＭアンテナ、２２２
ＦＭチューナ、２２４ ＦＭ多重デコーダ、２２６ Ｄ
ＧＰＳデータ切り出し部、２２８ 修正値作成部、２３
０ 修正値テーブル、２３２ ＤＧＰＳデータ指定部。
ＦＭ送信器、１８ＦＭ局送信アンテナ、２０ ＤＧＰ
Ｓレシーバ、２２ ＦＭ多重レシーバ、１００ 基地
局、２００ 移動局、２１０ ＧＰＳアンテナ、２１２
ＤＧＰＳレシーバ、２２０ ＦＭアンテナ、２２２
ＦＭチューナ、２２４ ＦＭ多重デコーダ、２２６ Ｄ
ＧＰＳデータ切り出し部、２２８ 修正値作成部、２３
０ 修正値テーブル、２３２ ＤＧＰＳデータ指定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01S 5/00 - 5/14 G01C 21/00
Claims (6)
- 【請求項１】 人工衛星から送信される衛星送信情報と
予め分かっている絶対位置とから、衛星送信情報につい
ての疑似距離補正値及び／又は疑似距離補正値変化率で
ある補正データを作成し、この補正データを含むＤＧＰ
Ｓデータを送信する固定局と、 人工衛星から送信される衛星送信情報と固定局から送信
されるＤＧＰＳデータとから自己位置を検出する移動局
と、 を含む測位システムであって、 上記固定局は、補正データに調整可能な所定の調整誤差
を付与して、補正データに対する調整誤差付与の状態を
示す調整状態識別情報を含むＤＧＰＳデータを送信し、
上記移動局は、調整誤差の付与状態に応じて受信したＤ
ＧＰＳデータの中の補正データを修正することを特徴と
する測位システム。 - 【請求項２】 請求項１に記載のシステムにおいて、 上記所定の調整誤差は、その値がＤＧＰＳデータ中の所
定箇所のデータに基づいて決定されることを特徴とする
測位システム。 - 【請求項３】 人工衛星から送信される衛星送信情報を
受信して自己位置を検出する位置検出手段と、 予め分かっている自己の絶対位置と、上記位置検出手段
により得た自己位置とに基づいて、各衛星送信情報につ
いての疑似距離補正値及び／又は疑似距離補正値変化率
である補正データを含むＤＧＰＳデータを作成するＤＧ
ＰＳデータ作成手段と、 上記補正データに対し、調整可能な所定の調整誤差を付
与し、補正データの値を調整する調整手段と、 上記ＤＧＰＳデータ中の補正データに対する調整誤差付
与の状態を示す調整状態識別情報を付与する調整状態識
別情報付与手段と、 を有し、 補正データに調整可能な所定の調整誤差を付与して、補
正データに対する調整誤差付与の状態を示す調整状態識
別情報を含むＤＧＰＳデータを送信することを特徴とす
る測位システムに利用される固定局側装置。 - 【請求項４】 請求項３に記載の装置において、 上記調整手段は、ＤＧＰＳデータ中の予め定められた箇
所のデータ内容に応じて調整誤差を決定することを特徴
とする固定局側装置。 - 【請求項５】 人工衛星から送信される衛星送信情報に
基づいて自己の位置を検出する位置検出手段と、 地上の固定局から送信されるＤＧＰＳデータであって、
衛星送信情報についての疑似距離補正値及び／又は疑似
距離補正値変化率である補正データ及び補正データに対
する調整誤差付与の状態を示す調整状態識別情報を含む
ＤＧＰＳデータを受信するＤＧＰＳデータ受信手段と、 このＤＧＰＳデータ中に含まれる調整状態識別情報に基
づいて、補正データに対する調整誤差付与の状態を識別
する調整状態識別手段と、 補正データが調整されている場合に、これを修正して補
正データを復元するために用いられる修正値を記憶する
修正値記憶手段と、 調整状態識別手段により識別された調整状態が調整あり
を示している場合に、修正値記憶手段から読み出された
修正値により補正データを修正する修正手段と、 を有し、 補正データが調整されている場合に、修正手段で得た修
正された補正データに基づいて、衛星送信情報を補正し
て位置検出を行うことを特徴とする測位装置。 - 【請求項６】 請求項５に記載の装置において、 さらに、ＤＧＰＳデータ中に含まれる種類特定データに
応じ、どの種類の修正値を利用するかを判定する修正値
種類判定手段と、 を有することを特徴とする測位装置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8202007A JP2861957B2 (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 測位システム及びこのシステムに用いられる固定局側装置及び測位装置 |
| DE69703227T DE69703227T2 (de) | 1996-07-31 | 1997-07-25 | Differentielles GPS mit für bestimmte Teilnehmer abstufbarer Genauigkeit |
| EP97305598A EP0822421B1 (en) | 1996-07-31 | 1997-07-25 | Differential global positioning system with graded accuracy for subscribers |
| CA002211966A CA2211966C (en) | 1996-07-31 | 1997-07-29 | Positioning system, and fixed station apparatus and positioning apparatus employing this system |
| US08/903,433 US5990825A (en) | 1996-07-31 | 1997-07-30 | Positioning system and fixed station and positioning apparatus for employing the same |
| KR1019970036053A KR100269705B1 (ko) | 1996-07-31 | 1997-07-30 | 측위시스템및이시스템에이용되는고정국측장치및측위장치 |
| CNB971153841A CN1144061C (zh) | 1996-07-31 | 1997-07-31 | 定位系统以及使用该系统的固定站装置和定位装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8202007A JP2861957B2 (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 測位システム及びこのシステムに用いられる固定局側装置及び測位装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1048320A JPH1048320A (ja) | 1998-02-20 |
| JP2861957B2 true JP2861957B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=16450385
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8202007A Expired - Lifetime JP2861957B2 (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 測位システム及びこのシステムに用いられる固定局側装置及び測位装置 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5990825A (ja) |
| EP (1) | EP0822421B1 (ja) |
| JP (1) | JP2861957B2 (ja) |
| KR (1) | KR100269705B1 (ja) |
| CN (1) | CN1144061C (ja) |
| CA (1) | CA2211966C (ja) |
| DE (1) | DE69703227T2 (ja) |
Families Citing this family (43)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6680694B1 (en) * | 1997-08-19 | 2004-01-20 | Siemens Vdo Automotive Corporation | Vehicle information system |
| US6816710B2 (en) * | 1998-05-06 | 2004-11-09 | Snaptrack, Inc. | Method and apparatus for signal processing in a satellite positioning system |
| US6178195B1 (en) * | 1998-05-14 | 2001-01-23 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for detecting spread spectrum signals using a signal from a secondary source |
| JP4084901B2 (ja) * | 1999-03-05 | 2008-04-30 | 株式会社日立製作所 | 情報提供システム |
| JP3593955B2 (ja) * | 2000-05-31 | 2004-11-24 | 日本電気株式会社 | Ｇｐｓシステム |
| JP2001346256A (ja) * | 2000-05-31 | 2001-12-14 | Toshiba Corp | 移動通信端末装置の発信方法および移動通信端末装置および情報提供サーバ |
| US6778885B2 (en) * | 2000-10-16 | 2004-08-17 | Qualcomm Inc. | Apparatus, method, and system of transferring correction information |
| US6570530B2 (en) * | 2001-03-05 | 2003-05-27 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus providing improved position estimate based on an initial coarse position estimate |
| JP2002311123A (ja) * | 2001-04-11 | 2002-10-23 | Mitsui & Co Ltd | 衛星測位システム |
| FR2836612B1 (fr) * | 2002-02-22 | 2004-10-15 | Thales Sa | Procede de transmission de donnees numeriques au moyen d'un modulateur de frequence et modulateur correspondant |
| CN100353178C (zh) * | 2002-10-08 | 2007-12-05 | 智点科技股份有限公司 | 校正gps/dgps定位偏差并消除遮蔽障碍的装置及方法 |
| CN100401333C (zh) * | 2002-11-11 | 2008-07-09 | 行毅科技股份有限公司 | 车辆管理系统 |
| US9818136B1 (en) | 2003-02-05 | 2017-11-14 | Steven M. Hoffberg | System and method for determining contingent relevance |
| US7227496B2 (en) | 2005-05-26 | 2007-06-05 | Trimble Navigation Limited | GPS rover station having position dithering for controlling accuracy of secure positions |
| US8199049B2 (en) | 2005-05-26 | 2012-06-12 | Trimble Navigation Limited | GNSS post positioning with selected precision |
| US8358242B2 (en) | 2005-05-26 | 2013-01-22 | Trimble Navigation Limited | GNSS post positioning with elongated dither sequence |
| US7202813B2 (en) * | 2005-05-27 | 2007-04-10 | Trimble Navigation Limited | GPS reference system providing a synthetic offset vector for dithering a rover station position |
| US7079075B1 (en) | 2005-06-07 | 2006-07-18 | Trimble Navigation Limited | GPS rover station for synthesizing synthetic reference phases for controlling accuracy of high integrity positions |
| US7292183B2 (en) | 2005-06-08 | 2007-11-06 | Trimble Navigation Limited | GPS reference system providing synthetic reference phases for controlling accuracy of high integrity positions |
| US8874477B2 (en) | 2005-10-04 | 2014-10-28 | Steven Mark Hoffberg | Multifactorial optimization system and method |
| JP4453728B2 (ja) | 2007-08-07 | 2010-04-21 | 株式会社デンソー | 位置補正装置 |
| US8259008B2 (en) * | 2008-11-17 | 2012-09-04 | Qualcomm Incorporated | DGNSS correction for positioning |
| CN101614808B (zh) * | 2009-07-30 | 2012-04-25 | 北京北斗星通导航技术股份有限公司 | 一种航迹测试系统 |
| US8412094B2 (en) * | 2010-06-15 | 2013-04-02 | Intel Mobile Communications GmbH | Position signal receiver |
| WO2013027882A1 (ko) * | 2011-08-22 | 2013-02-28 | 한국해양연구원 | 암호화된 의도적인 오차 정보를 이용한 dgnss 기준국 보정정보의 보안방법 및 보안장치 |
| WO2013027881A1 (ko) * | 2011-08-22 | 2013-02-28 | 한국해양연구원 | Dgnss 기준국 보정정보의 보안방법 및 보안장치 |
| US9223026B2 (en) | 2012-11-13 | 2015-12-29 | Trimble Navigation Limited | GNSS reference for subscribed precisions |
| US9470798B2 (en) | 2012-11-13 | 2016-10-18 | Trimble Navigation Limited | GNSS rover having subscribed precision |
| DE102013205486A1 (de) * | 2013-03-27 | 2014-10-02 | Deere & Company | Anordnung und Verfahren zur Positionserfassung mit einem Handgerät |
| CN103344844B (zh) * | 2013-05-31 | 2015-09-30 | 国家电网公司 | 电网安全警示终端的警示方法 |
| US10437658B2 (en) | 2013-06-06 | 2019-10-08 | Zebra Technologies Corporation | Method, apparatus, and computer program product for collecting and displaying sporting event data based on real time data for proximity and movement of objects |
| US10609762B2 (en) | 2013-06-06 | 2020-03-31 | Zebra Technologies Corporation | Method, apparatus, and computer program product improving backhaul of sensor and other data to real time location system network |
| CA2951120C (en) | 2014-06-05 | 2021-12-07 | Zih Corp. | Method for iterative target location in a multiple receiver target location system |
| AU2015337595B2 (en) | 2014-10-30 | 2018-04-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Positioning Device |
| CN104375118B (zh) * | 2014-11-13 | 2017-06-23 | 四川大学 | 一种基于线性关系的两步估计高精确时差定位算法 |
| AU2015356145B2 (en) | 2014-12-02 | 2018-12-06 | Mitsubishi Electric Corporation | Positioning device and positioning system |
| CN104864837B (zh) * | 2015-05-27 | 2017-10-13 | 武汉光谷北斗控股集团有限公司 | 一种基于北斗移动cors基站的桥梁形变监测数据修正方法 |
| KR101626852B1 (ko) * | 2015-08-11 | 2016-06-02 | 엘아이지넥스원 주식회사 | 가상 이동국을 구비하는 dgps 시스템 및 이의 오차 보정 방법 |
| CN108293239A (zh) * | 2016-08-05 | 2018-07-17 | 霍尼韦尔国际公司 | 包括提供移动台可以从其确定它的位置的信息的基站的系统 |
| WO2018227727A1 (zh) * | 2017-06-16 | 2018-12-20 | 华为技术有限公司 | 一种定位方法、设备及系统 |
| JP6702285B2 (ja) * | 2017-09-25 | 2020-06-03 | カシオ計算機株式会社 | 衛星電波受信装置、電子時計、測位制御方法及びプログラム |
| CN108776323B (zh) * | 2018-05-30 | 2021-03-12 | 成都博士信智能科技发展有限公司 | 位置校正方法及装置 |
| CN111505683A (zh) * | 2020-04-29 | 2020-08-07 | 中国北方工业有限公司 | 一种非实时伪距差分高精度定位方法 |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0527005A (ja) * | 1991-07-18 | 1993-02-05 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | 位置検出方式 |
| JPH0616888U (ja) * | 1992-06-12 | 1994-03-04 | 東京コスモス電機株式会社 | 差動ｇｐｓ用固定局、移動体用ｇｐｓ測位機、ナビゲーション装置、及びｇｐｓ測位機用ラジオ受信機 |
| JPH0651048A (ja) * | 1992-06-26 | 1994-02-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Ｇｐｓ測位装置 |
| JPH0616888A (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-25 | Mitsubishi Kasei Vinyl Co | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
| US5510798A (en) * | 1993-04-02 | 1996-04-23 | Bauer; William D. | Multiple-accuracy GPS system |
| US5477228A (en) * | 1993-04-13 | 1995-12-19 | Differential Corrections Inc. | Differential global positioning system using radio data system |
| US5477458A (en) * | 1994-01-03 | 1995-12-19 | Trimble Navigation Limited | Network for carrier phase differential GPS corrections |
| DE4424412A1 (de) * | 1994-07-12 | 1996-01-18 | Esg Elektroniksystem Und Logis | Funktelekommunikationssystem mit Satelliten-Navigation |
| US5589835A (en) * | 1994-12-20 | 1996-12-31 | Trimble Navigation Limited | Differential GPS receiver system linked by infrared signals |
| US5638077A (en) * | 1995-05-04 | 1997-06-10 | Rockwell International Corporation | Differential GPS for fleet base stations with vector processing mechanization |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP8202007A patent/JP2861957B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-07-25 DE DE69703227T patent/DE69703227T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-25 EP EP97305598A patent/EP0822421B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-29 CA CA002211966A patent/CA2211966C/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-30 KR KR1019970036053A patent/KR100269705B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1997-07-30 US US08/903,433 patent/US5990825A/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-31 CN CNB971153841A patent/CN1144061C/zh not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 林忠夫，ディファレンシャルＧＰＳの原理と展望、漁船、１９９５年、Ｎｏ．３１６、ｐ．１８４−１９９ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0822421B1 (en) | 2000-10-04 |
| CA2211966C (en) | 2000-09-05 |
| US5990825A (en) | 1999-11-23 |
| JPH1048320A (ja) | 1998-02-20 |
| KR100269705B1 (ko) | 2000-11-01 |
| EP0822421A1 (en) | 1998-02-04 |
| CN1173644A (zh) | 1998-02-18 |
| CA2211966A1 (en) | 1998-01-31 |
| DE69703227D1 (de) | 2000-11-09 |
| CN1144061C (zh) | 2004-03-31 |
| KR980010457A (ko) | 1998-04-30 |
| DE69703227T2 (de) | 2001-05-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2861957B2 (ja) | 測位システム及びこのシステムに用いられる固定局側装置及び測位装置 | |
| US6538600B1 (en) | Wireless assisted GPS using a reference location | |
| US6222483B1 (en) | GPS location for mobile phones using the internet | |
| JP4773014B2 (ja) | セルラ・ネットワーク内でのｇｐｓ航法データの増分放送のためのシステムと方法 | |
| KR101578566B1 (ko) | 위치정보 제공 시스템, 옥내 송신기 및 위치정보를 제공하기 위한 방법 | |
| KR100877251B1 (ko) | 무선 통신 시스템의 위치 결정 데이터를 방송하는 방법 및 장치 | |
| US6150980A (en) | Method and apparatus for determining time for GPS receivers | |
| US6363240B2 (en) | Method for transmitting/receiving portions of an audio signal based on a priority of each portion | |
| US5815538A (en) | Method and apparatus for determining location of a subscriber device in a wireless cellular communications system | |
| EP1664830B1 (en) | Mobile terminals and methods for estimating gps time based on timing of information from a wireless communication system | |
| CN1307683A (zh) | 卫星定位参照系统与方法 | |
| WO1994015412B1 (en) | Hybrid gps/data and multi-service link unit | |
| EP1362437A1 (en) | Gps assistance messages in cellular communications networks and methods therefor | |
| JPH0616888U (ja) | 差動ｇｐｓ用固定局、移動体用ｇｐｓ測位機、ナビゲーション装置、及びｇｐｓ測位機用ラジオ受信機 | |
| EP1291665A3 (en) | Cross correlation system for time recovery in network-assisted GPS positioning | |
| EP1467575A1 (en) | Localization system | |
| EP1435600B1 (en) | Method and apparatus for determining the location of a wireless device | |
| JP3576268B2 (ja) | 測位装置、測位システムおよび測位方法 | |
| JPH09230025A (ja) | 差動ｇｐｓ用固定局、移動体用ｇｐｓ測位機、ナビゲ ーション装置、及びｇｐｓ測位機用ラジオ受信機 | |
| KR100570710B1 (ko) | 에프엠 방송을 이용한 고정밀 위치 보정 정보 전송 방식과 송신시스템, 수신기 | |
| JPH0972951A (ja) | Ｄｇｐｓデ−タ送信システム | |
| JP3716881B2 (ja) | 多重放送受信機 | |
| JP2003114271A (ja) | Ｄｇｐｓ方式およびｄｇｐｓサービス事業 | |
| Sushko | DGPS broadcasts using the Radio Broadcast System (RBDS) for IVHS | |
| JPH10142310A (ja) | ディファレンシャルｇｐｓ受信装置及びディファレンシャルｇｐｓ受信機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091211 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111211 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111211 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211 Year of fee payment: 14 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211 Year of fee payment: 15 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |