JP2861459B2 - ファクシミリのコピー制御方式 - Google Patents
ファクシミリのコピー制御方式Info
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Description
ピーを行う場合の制御方式に関する。
ァクシミリでコピーを行う際に1枚目のコピー出力の待
ち時間を短縮するために、1ページ目は読取系からの信
号を直接記録系へ送り、1枚目の出力遅延を無くし、2
枚目以降はファクシミリ内部に蓄積した符号化された情
報を復号化して記録する方法でマルチコピーの待ち時間
を短縮する物であった。
枚目のコピーを読取系から直接記録系に伝えるためには
前提として読取系と記録系が同期する必要があった。記
録系がレーザープリンタの様に一定速度で記録する必要
がある場合には、読取系を記録系に同期させることが一
般に困難であり、定型紙に一定速度で記録するファクシ
ミリには適用出来ないという問題があった。
に、本発明は読取部の読取速度及び記録部の記録速度に
基づいて決定された領域でメモリを複数のブロックに分
割し、この分割したブロックを順次繰り返してアクセス
できるようにメモリのアドレスが格納されたテーブル
と、テーブルに格納されたアドレスに基づいてブロック
単位に情報を転送するように第1の情報転送手段を制御
し、メモリの少なくとも1つのブロックに格納されてい
る情報をテーブルに格納されたアドレスに基づいてブロ
ック単位に情報を転送するように第2の情報転送手段を
制御する制御部とを有することを特徴とする。
録部の記録速度に基づいて決定された領域でメモリを複
数のブロックに分割し、この分割したブロックを順次繰
り返してアクセスできるようにメモリのアドレスが格納
されたテーブルにより、複数のブロックからなるリング
バッファをメモリ内に構成し、このテーブルに格納され
たアドレスに基づいてブロック単位に情報を転送するよ
うに第1の情報転送手段を制御し、メモリの少なくとも
1つのブロックに格納されている情報をテーブルに格納
されたアドレスに基づいてブロック単位に情報を転送す
るように第2の情報転送手段を制御する。このように第
1の転送手段と第2の転送手段を並行に動作させてメモ
リ上に残す情報量を少なしてメモリを節約し、メモリを
リングバッファのように構成することにより有効に利用
することができる。
明の実施例を説明する。
リ装置の構成を示したものである。図1、100はファ
クシミリで送信したい原稿を光学的手段で読取り、電気
信号に変換するスキャナ、101は該スキャナで入力さ
れた2値化された画像信号を符号化しデータ量を圧縮す
る符号化部、102は、符号化部で生成された符号化画
像データを蓄積する符号メモリ、103は、符号メモリ
に記憶された符号化画像データを復号化する復号化部、
104は復号化した画像データを一定速度で出力し記録
するプリンタ。105は全体の制御を行うCPU、10
6は符号化画像データを101の符号化部から102の
符号メモリに転送し、また、符号メモリから103の復
号化部へ転送するための2つの独立なチャネルを持つD
MAコントローラ、107は全体を制御する105のC
PUが実行するプログラムを格納したプログラムメモ
リ、108は、符号メモリを図2(a)で示すようにブロ
ック分割した時に各ブロックの論理的なつながりがリン
グ状になるように決定した図2(b)のブロックのアド
レステーブルを格納したブロックテーブル。109は、
回線を通して外部から変調されて送られてくる画像情報
を通信手順を用いて復調する受信部および外部へ蓄積さ
れた文書を送信する伝送部である。まず、本装置が実行
を開始する前にあらかじめ図2(a)に示すメモリのブ
ロック分割を定義しておき、図2(b)に示す各ブロッ
クの先頭番地と次のブロックの先頭番地のデーブルを図
1、108のブロックデーブルに記憶しておく。
以下に示すように読取の速度と記録の速度で決定する。
VP(line/sec)とすると、本実施例はVRはVPよりも大
きい場合に該当する。メモリ内に蓄積されるデータ量は
ライン数に換算すると図3のようになる。ここで確保し
なければならないメモリ容量はライン数換算で L=[(VR−VP)(τR−τ)+VRτ+1] …(数1) なる。ここでτはスキャナ、プリンタの起動時間のバラ
ツキを考慮した余裕時間である。ここで[ ]はガウ
ス記号を表す。
te)とすると、必要なブロック数は N=[(D×L/B)+1] …(数2) となる。
り込み周期を決定する。このようにして決定したメモリ
ブロックを用いて図2(a)に示すように書き込みと読
みだしのアドレスを変えながら読取と記録を並行して行
う。そのためにこれらのブロックはリングバッファを形
成し、巡回してアクセスするようにする。このために図
2(b)に示すようなアドレスデーブルをMPUは参照
するようにする。
と図6のPAD図を参照しながら説明する。
値(図6(a)の201)に0を代入する。次に最初の
書き込みブロックのアドレスを図2(b)のブロックテ
ーブルの先頭に格納されたブロック1のアドレスを参照
し、それを図1、106のDMACの符号化チャネルに
設定しブロックサイズに対応するブロック転送モードで
DMA転送の起動をかける(図6(a)の202)。次
に、最初の読みだしブロックのアドレスを図2(b)の
ブロックテーブルの先頭に格納されたブロック1のアド
レスを参照し、それを図1、106のDMACの復号化
チャネルに設定しブロックサイズに対応するブロック転
送モードでDMA転送の起動をかける(図6(a)の2
03)。そして次にスキャナの起動を行う(図4の3お
よび4図6(a)の204)ここまでで図6(a)の初
期化処理が終了する。
行って図1、101で符号化を行って得られた符号化画
像データが符号化用DMACを介して図1、102の符
号メモリへのブロック転送が終了するとCPUに対して
割込みが発生する。(図4の4)この符号化用DMAか
らの割込みに対する処理は図6の(b)の符号化1ブロ
ック終了時割込み処理に示す。ここでは、CPUは図2
(b)のテーブルを参照し、符号化用DMACに次の転
送先のメモリブロックのアドレスを設定し再び符号化用
DMACを起動させる(図6(b)の211)。
(b)の212)その値が所定の値Lを越えていればプ
リンタを起動する(図6(b)213,214)。もし
越えていなければそのまま割込み処理を終了する。この
シーケンは図4の4〜8に対応する。
符号化用DMACと復号化用DMACから互いに非同期に割
込みがCPUに対して発生する。複号化用DMACから
の割込み要求(図4の9,15,17)に対する処理
は、図6の(c)の復号化1ブロック終了時割込み処理
に示す。ここでは、CPUは図2(b)のテーブルを参
照し、復号化用DMACに次の転送元のメモリブロック
のアドレスを設定し再び復号化用DMACを起動させる
(図6(c)の221)。
6(b)の222)その値が正であれば割込み処理を終
了し、0であれば図2(a)のブロック群で構成したリ
ングバッファの破壊が生じるためシステムエラー処理を
行う(図6(c)の223−224)。
施例を示す。
あるが、記録系の起動タイミングの決定方法が異なる。
VR がVP よりも低い場合の符号メモリ内に蓄積される
データ量はライン数に換算すると図5のようになる。し
たがってここで符号メモリに蓄積される最大量はライン
数換算で L=[VR×τ+1] …(数3) ここでτの値は読取速度と記録速度で決定され、 τ=TR(VP−VR)/VP …(数4) となる。
ラツキを考慮した余裕時間をτ′として加えたLの値を
L′とすると L′=[VRτ′+VR(VP−VR)/VP+1] …(数5) となる。1ラインに用いるデータ長の最悪値をD(byte)
とすると、必要なブロック数は N=[(D×L′/B)+1] …(数6) となる。またブロックのサイズBは、CPUへの割り込
み周期を決定する。
に、1ページ読み取って次に記録を開始する方法(図7
(a))に比べ、一定速記録のプリンタを有するファク
シミリ装置の出画待ち時間を削減し、またコピー時に消
費するメモリも節約出来る効果がある。特に読取速度と
記録速度が等しい場合には数ライン分に相当する符号メ
モリしか消費せず大きな効果がある。
である。
グバッファになるように構成したブロックのアドレステ
ーブルを説明する図である。
符号メモリの消費の様子を示す図である。
ンス図である。
符号メモリの消費の様子を示す図である。
図である。
(b)の違いを説明する図である。
リ、103…復号化、104…プリンタ、105…CP
U、106…DMAC、107…プログラム、108…
ブロックテーブル、109…伝送部。
Claims (1)
- 【請求項1】一定の速度で原稿を読み取り、読み取った
原稿の情報を出力する読取部と、 上記読取部から出力された情報を格納するメモリと、 上記メモリに格納された情報を一定の速度で記録する記
録部と、 上記読取部から上記メモリに情報を転送する第1の情報
転送手段と、 上記メモリから上記記録部に情報を転送する第2の情報
転送手段とを有するファクシミリ装置において、 上記読取部の読取速度及び上記記録部の記録速度に基づ
いて決定された領域で上記メモリを複数のブロックに分
割し、この分割したブロックを順次繰り返してアクセス
できるように上記メモリのアドレスが格納されたテーブ
ルと、 上記テーブルに格納されたアドレスに基づいてブロック
単位に情報を転送するように上記第1の情報転送手段を
制御し、上記メモリの少なくとも1つのブロックに格納
されている情報を上記テーブルに格納されたアドレスに
基づいてブロック単位に情報を転送するように上記第2
の情報転送手段を制御する制御部とを有することを特徴
とするファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3102466A JP2861459B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | ファクシミリのコピー制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3102466A JP2861459B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | ファクシミリのコピー制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04332259A JPH04332259A (ja) | 1992-11-19 |
JP2861459B2 true JP2861459B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=14328238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3102466A Expired - Lifetime JP2861459B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | ファクシミリのコピー制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2861459B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0750731A (ja) * | 1992-11-20 | 1995-02-21 | Ricoh Co Ltd | ファクシミリ装置 |
JP6459817B2 (ja) * | 2015-07-22 | 2019-01-30 | 富士ゼロックス株式会社 | コピー装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0657043B2 (ja) * | 1985-06-06 | 1994-07-27 | 株式会社リコー | ファクシミリ装置 |
-
1991
- 1991-05-08 JP JP3102466A patent/JP2861459B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04332259A (ja) | 1992-11-19 |
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