JPH11313182A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11313182A
JPH11313182A JP10119629A JP11962998A JPH11313182A JP H11313182 A JPH11313182 A JP H11313182A JP 10119629 A JP10119629 A JP 10119629A JP 11962998 A JP11962998 A JP 11962998A JP H11313182 A JPH11313182 A JP H11313182A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラーデジタル複写機や高速モノクロデジタル
複写機における電子ソート機能を実行する際に問題とな
る性能を低下することなく、安価に高速の電子ソート機
能を実現できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】スキャナ21で原稿の画像を読取って画像
データとして入力し、この入力された画像データを圧縮
伸長部17で圧縮してハードディスク装置14に記憶
し、その後、ハードディスク装置14から圧縮データを
読出して、圧縮伸長部17でイメージデータに伸長し、
頁メモリ16に展開した後、プリンタエンジン22に送
って画像形成を行なう電子ソート機能を備えたカラーデ
ジタル複写機において、圧縮伸長部17での圧縮処理後
の圧縮データの容量が電子ソート機能の性能に影響する
所定の容量を超えた場合は、ハードディスク装置14に
は記憶せず、半導体メモリ12に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、用紙を
仕分けしながら出力する電子ソート機能を備えたカラー
デジタル複写機や高速モノクロデジタル複写機などに適
用して好適な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、デジタル複写機においては、
複数頁からなる文書を複数部複写する場合、文書画像を
一旦スキャナを使用して入力し、画像圧縮処理を行なっ
た後、半導体メモリまたはハードディスク装置などの記
憶手段に記憶する。次に、まず1部目の複写を行なうた
め、1頁目の圧縮データを記憶手段から読出し、圧縮さ
れたデータをイメージデータに伸長し、頁メモリに展開
した後、プリンタエンジンに入力し、画像形成を行な
う。
【0003】次に、2頁目の圧縮データを記憶手段から
読出し、1頁目と同様に画像形成を行ない、頁順で繰り
返す。2部目以降においては、1部目と同様の処理を行
なうことにより、機械的なソータを使用することなし
に、電子的にソーティングを行なって、複数部数の複写
を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電子ソート機能を実現
する上では、圧縮した画像を半導体メモリあるいはハー
ドディスク装置などの記憶手段から読出し、伸長処理を
行なった後、イメージデータに展開し、プリンタエンジ
ンにて画像形成を完了するまでの時間が、エンジンの画
像形成サイクル内に納まらないと、プリンタエンジンの
性能を活かすことができず、プリンタエンジンの待ち状
態が生じ、複写性能が機械的なソータよりも劣ることに
なる。
【0005】このような現象は、特に高速のモノクロデ
ジタル複写機や、画像圧縮を行なっても画質を落とさな
いためには非常に膨大なデータとなり得るカラーデジタ
ル複写機において起こる。たとえば、カラー画像は、R
GBあるいはYMCの3色で構成され、1画素各色8ビ
ットで600dpiの場合、A4サイズで108MB
(メガバイト、以下同様)ものデータ容量になる。
【0006】ハードディスク装置は、シーク時間のオー
バヘッドなどを考慮すると、約5MB/s程度の性能で
ある。このため、生の画像データをハードディスク装置
に記憶すると、画像データの転送時間のみで約22秒か
かり、約3ppm程度の複写性能しかだせない。この画
像データを圧縮技術により6分の1程度に圧縮しても、
画像データの転送時間に約4秒かかり、15ppm程度
の複写性能しかだせないことがわかる。
【0007】一方、半導体メモリは、ハードディスク装
置の10倍以上の性能をだすことが可能であるが、ハー
ドディスク装置に比べてコストがかかり、大容量メモリ
を持つことは難しく、安価に高速の電子ソート機能を実
現することが困難であった。
【0008】そこで、本発明は、カラーデジタル複写機
や高速モノクロデジタル複写機などにおける電子ソート
機能を実行する際に問題となる性能を低下することな
く、安価に高速の電子ソート機能を実現できる画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、原稿から画像を読取り、画像データを出力する画像
読取手段と、この画像読取手段から出力される画像デー
タを記憶する画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶
された前記画像データに対して圧縮処理を行なう画像圧
縮手段と、この画像圧縮手段から得られる圧縮データの
容量が画像形成時間に影響を与えるか否かを判断する判
断手段と、この判断手段によって画像形成時間に影響を
与えないと判断された場合に、前記画像圧縮手段から得
られる圧縮データを記憶する第1の記憶手段と、前記判
断手段によって画像形成時間に影響を与えると判断され
た場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧縮データを
記憶する、前記第1の記憶手段よりも高速にアクセス可
能な第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段あるいは前
記第2の記憶手段から前記圧縮データを読出し、この読
出した圧縮データに対して伸長処理を行なうことにより
元の画像データを得る画像伸長手段と、この画像伸長手
段から得られる画像データに基づき記録媒体上に画像形
成を行なう画像形成手段と、前記画像読取手段から出力
された画像データを前記画像記憶手段に記憶する画像デ
ータ取込動作と、前記第1の記憶手段あるいは前記第2
の記憶手段から圧縮データを読出して前記画像形成手段
で画像形成を行なう画像形成動作を独立に制御すること
によって、前記記録媒体を仕分けしながら出力する電子
ソート機能を実行する電子ソート機能実行手段とを具備
している。
【0010】また、本発明の画像形成装置は、原稿から
画像を読取り、画像データを出力する画像読取手段と、
この画像読取手段から出力される画像データを記憶する
画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶された前記画
像データに対して圧縮処理を行なう画像圧縮手段と、こ
の画像圧縮手段から得られる圧縮データの容量をあらか
じめ設定される所定値と比較する比較手段と、この比較
手段の比較の結果、前記圧縮データの容量が前記所定値
よりも小さい場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧
縮データを記憶する第1の記憶手段と、前記比較手段の
比較の結果、前記圧縮データの容量が前記所定値よりも
大きい場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧縮デー
タを記憶する、前記第1の記憶手段よりも高速にアクセ
ス可能な第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段あるい
は前記第2の記憶手段から前記圧縮データを読出し、こ
の読出した圧縮データに対して伸長処理を行なうことに
より元の画像データを得る画像伸長手段と、この画像伸
長手段から得られる画像データに基づき記録媒体上に画
像形成を行なう画像形成手段と、前記画像読取手段から
出力された画像データを前記画像記憶手段に記憶する画
像データ取込動作と、前記第1の記憶手段あるいは前記
第2の記憶手段から圧縮データを読出して前記画像形成
手段で画像形成を行なう画像形成動作を独立に制御する
ことによって、前記記録媒体を仕分けしながら出力する
電子ソート機能を実行する電子ソート機能実行手段とを
具備している。
【0011】また、本発明の画像形成装置は、原稿から
画像を読取り、画像データを出力する画像読取手段と、
この画像読取手段から出力される画像データを記憶する
画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶された前記画
像データに対して圧縮処理を行なう画像圧縮手段と、こ
の画像圧縮手段から得られる圧縮データの容量が画像形
成時間に影響を与えるか否かを判断する判断手段と、こ
の判断手段によって画像形成時間に影響を与えないと判
断された場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧縮デ
ータを記憶する第1の記憶手段と、前記判断手段によっ
て画像形成時間に影響を与えると判断された場合に、前
記画像圧縮手段から得られる圧縮データを少なくとも2
つに分割し、その分割された圧縮データの一方を前記第
1の記憶手段に記憶せしめる分割手段と、この分割手段
で分割された圧縮データの他方を記憶する、前記第1の
記憶手段よりも高速にアクセス可能な第2の記憶手段
と、前記第1の記憶手段あるいは前記第2の記憶手段か
ら前記圧縮データを読出し、この読出した圧縮データに
対して伸長処理を行なうことにより元の画像データを得
る画像伸長手段と、この画像伸長手段から得られる画像
データに基づき記録媒体上に画像形成を行なう画像形成
手段と、前記画像読取手段から出力された画像データを
前記画像記憶手段に記憶する画像データ取込動作と、前
記第1の記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から圧縮
データを読出して前記画像形成手段で画像形成を行なう
画像形成動作を独立に制御することによって、前記記録
媒体を仕分けしながら出力する電子ソート機能を実行す
る電子ソート機能実行手段とを具備している。
【0012】また、本発明の画像形成装置は、原稿から
画像を読取り、画像データを出力する画像読取手段と、
この画像読取手段から出力される画像データを記憶する
画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶された前記画
像データに対して圧縮処理を行なう画像圧縮手段と、こ
の画像圧縮手段から得られる圧縮データの容量をあらか
じめ設定される所定値と比較する比較手段と、この比較
手段の比較の結果、前記圧縮データの容量が前記所定値
よりも小さい場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧
縮データを記憶する第1の記憶手段と、前記比較手段の
比較の結果、前記圧縮データの容量が前記所定値よりも
大きい場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧縮デー
タを少なくとも2つに分割し、その分割された圧縮デー
タの一方を前記第1の記憶手段に記憶せしめる分割手段
と、この分割手段で分割された圧縮データの他方を記憶
する、前記第1の記憶手段よりも高速にアクセス可能な
第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段あるいは前記第
2の記憶手段から前記圧縮データを読出し、この読出し
た圧縮データに対して伸長処理を行なうことにより元の
画像データを得る画像伸長手段と、この画像伸長手段か
ら得られる画像データに基づき記録媒体上に画像形成を
行なう画像形成手段と、前記画像読取手段から出力され
た画像データを前記画像記憶手段に記憶する画像データ
取込動作と、前記第1の記憶手段あるいは前記第2の記
憶手段から圧縮データを読出して前記画像形成手段で画
像形成を行なう画像形成動作を独立に制御することによ
って、前記記録媒体を仕分けしながら出力する電子ソー
ト機能を実行する電子ソート機能実行手段とを具備して
いる。
【0013】また、本発明の画像形成装置は、原稿から
画像を読取り、画像データを出力する画像読取手段と、
この画像読取手段から出力される画像データを記憶する
画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶された前記画
像データに対して圧縮処理を行なう画像圧縮手段と、こ
の画像圧縮手段から得られる圧縮データの容量が画像形
成時間に影響を与えるか否かを判断する第1の判断手段
と、この第1の判断手段によって画像形成時間に影響を
与えないと判断された場合に、前記画像圧縮手段から得
られる圧縮データを記憶する第1の記憶手段と、前記第
1の判断手段によって画像形成時間に影響を与えると判
断された場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧縮デ
ータを記憶する、前記第1の記憶手段よりも高速にアク
セス可能な第2の記憶手段と、この第2の記憶手段に前
記圧縮データを記憶する際、前記第2の記憶手段に空き
領域があるか否かを判断する第2の判断手段と、この第
2の判断手段によって前記第2の記憶手段に空き領域が
ないと判断された場合に、前記第2の記憶手段に記憶さ
れている圧縮データのうち最も容量の小さい圧縮データ
を選択し、この選択した圧縮データを前記第1の記憶手
段に記憶するとともに前記第2の記憶手段から消去し、
その後、前記圧縮データを前記第2の記憶手段に記憶せ
しめる制御手段と、前記第1の記憶手段あるいは前記第
2の記憶手段から前記圧縮データを読出し、この読出し
た圧縮データに対して伸長処理を行なうことにより元の
画像データを得る画像伸長手段と、この画像伸長手段か
ら得られる画像データに基づき記録媒体上に画像形成を
行なう画像形成手段と、前記画像読取手段から出力され
た画像データを前記画像記憶手段に記憶する画像データ
取込動作と、前記第1の記憶手段あるいは前記第2の記
憶手段から圧縮データを読出して前記画像形成手段で画
像形成を行なう画像形成動作を独立に制御することによ
って、前記記録媒体を仕分けしながら出力する電子ソー
ト機能を実行する電子ソート機能実行手段とを具備して
いる。
【0014】また、本発明の画像形成装置は、原稿から
画像を読取り、画像データを出力する画像読取手段と、
この画像読取手段から出力される画像データを記憶する
画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶された前記画
像データに対して圧縮処理を行なう画像圧縮手段と、こ
の画像圧縮手段から得られる圧縮データの容量をあらか
じめ設定される所定値と比較する比較手段と、この比較
手段の比較の結果、前記圧縮データの容量が前記所定値
よりも小さい場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧
縮データを記憶する第1の記憶手段と、前記比較手段の
比較の結果、前記圧縮データの容量が前記所定値よりも
大きい場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧縮デー
タを記憶する、前記第1の記憶手段よりも高速にアクセ
ス可能な第2の記憶手段と、この第2の記憶手段に前記
圧縮データを記憶する際、前記第2の記憶手段に空き領
域があるか否かを判断する判断手段と、この判断手段に
よって前記第2の記憶手段に空き領域がないと判断され
た場合に、前記第2の記憶手段に記憶されている圧縮デ
ータのうち最も容量の小さい圧縮データを選択し、この
選択した圧縮データを前記第1の記憶手段に記憶すると
ともに前記第2の記憶手段から消去し、その後、前記圧
縮データを前記第2の記憶手段に記憶せしめる制御手段
と、前記第1の記憶手段あるいは前記第2の記憶手段か
ら前記圧縮データを読出し、この読出した圧縮データに
対して伸長処理を行なうことにより元の画像データを得
る画像伸長手段と、この画像伸長手段から得られる画像
データに基づき記録媒体上に画像形成を行なう画像形成
手段と、前記画像読取手段から出力された画像データを
前記画像記憶手段に記憶する画像データ取込動作と、前
記第1の記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から圧縮
データを読出して前記画像形成手段で画像形成を行なう
画像形成動作を独立に制御することによって、前記記録
媒体を仕分けしながら出力する電子ソート機能を実行す
る電子ソート機能実行手段とを具備している。
【0015】また、本発明の画像形成装置は、原稿から
画像を読取り、画像データを出力する画像読取手段と、
この画像読取手段から出力される画像データを記憶する
画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶された前記画
像データに対して圧縮処理を行なう画像圧縮手段と、こ
の画像圧縮手段から得られる圧縮データの容量とあらか
じめ設定される所定値との差分値を計算する演算手段
と、この演算手段で計算された差分値を累積した値と前
記圧縮データの容量とを加算し、この加算結果をあらか
じめ設定される所定値と比較する比較手段と、この比較
手段の比較の結果、前記加算結果が前記所定値よりも小
さい場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧縮データ
を記憶する第1の記憶手段と、前記比較手段の比較の結
果、前記加算結果が前記所定値よりも大きい場合に、前
記画像圧縮手段から得られる圧縮データを記憶する、前
記第1の記憶手段よりも高速にアクセス可能な第2の記
憶手段と、前記第1の記憶手段あるいは前記第2の記憶
手段から前記圧縮データを読出し、この読出した圧縮デ
ータに対して伸長処理を行なうことにより元の画像デー
タを得る画像伸長手段と、この画像伸長手段から得られ
る画像データに基づき記録媒体上に画像形成を行なう画
像形成手段と、前記画像読取手段から出力された画像デ
ータを前記画像記憶手段に記憶する画像データ取込動作
と、前記第1の記憶手段あるいは前記第2の記憶手段か
ら圧縮データを読出して前記画像形成手段で画像形成を
行なう画像形成動作を独立に制御することによって、前
記記録媒体を仕分けしながら出力する電子ソート機能を
実行する電子ソート機能実行手段とを具備している。
【0016】さらに、本発明の画像形成装置は、外部装
置から送られる画像データを表す画像ファイルを受取る
受取手段と、この受取手段で受取った画像ファイルのデ
ータ構造を解釈するデータ構造解釈手段と、このデータ
構造解釈手段により所定のデータ構造であると解釈され
た場合に、前記受取手段で受取った画像ファイルを記憶
する第1の記憶手段と、前記データ構造解釈手段により
所定のデータ構造ではないと解釈された場合に、前記受
取手段で受取った画像ファイルを記憶する第2の記憶手
段と、前記第1の記憶手段あるいは前記第2の記憶手段
から前記画像ファイルを読出し、この読出した画像ファ
イルに基づき記録媒体上に画像形成を行なう画像形成手
段とを具備している。
【0017】本発明によれば、圧縮後の画像データの容
量が大きく、ハードディスク装置などのアクセス速度の
遅い記憶手段に画像データを記憶して電子ソート機能を
実行した際に性能の低下を起こす場合には、その画像デ
ータをハードディスク装置よりもアクセス速度の速い、
たとえば、半導体メモリに記憶するため、圧縮した画像
データの容量にかかわらず、高速の電子ソート機能を実
現できる。
【0018】また、圧縮後の画像データの容量が大きい
場合には、その画像データを分割し、性能の低下を起こ
さない容量分のみハードディスク装置などのアクセス速
度の遅い記憶手段に記憶し、残りを半導体メモリなどの
アクセス速度の速い記憶手段に記憶するため、少ないメ
モリ容量で高速の電子ソート機能を実現できる。
【0019】また、高価なメモリの容量が足りなくなっ
た場合には、メモリ上に記憶された最も小さい容量の画
像データをハードディスク装置などの遅い記憶手段に移
すため、性能低下を最小限に押さえることができる。
【0020】また、ハードディスク装置に記憶した容量
の累積により、ハードディスク装置に記憶するか半導体
メモリに記憶するかを判断するため、メモリ容量も少な
くて済む。
【0021】さらに、TIFF形式のような構造化ファ
イルのデータを検知し、アクセス速度の速い記憶手段に
記憶するため、ハードディスク装置の読出しがネックに
なって複写できないこともなく、また、これによって、
頁メモリも必要でなくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0023】図1は、本実施の形態に係るカラーデジタ
ル複写機の構成を概略的に示すものである。このカラー
デジタル複写機は、装置全体を制御するCPU(セント
ラル・プロセッシング・ユニット)10、プログラムや
画像データを圧縮した圧縮データなどを一時記憶する第
2の記憶手段としての半導体メモリ(以後、単にメモリ
と称す)12、メモリ12のアクセス制御を行なうメモ
リコントローラ11、ユーザとのインタフェースを執り
行なうコントロールパネル13、画像データを圧縮した
圧縮データやプログラムやフォントや管理情報などを記
憶する第1の記憶手段としてのハードディスク装置(H
DD)14、頁単位に画像データを記憶する記憶手段と
しての頁メモリ16、画像データの圧縮/伸長を行なう
圧縮伸長手段としての圧縮伸長部17、原稿の画像を読
取って画像データを出力する画像読取手段としてのスキ
ャナ21、種々の画像処理を行なう画像処理部20、画
像データを記録媒体としての用紙に形成する画像形成手
段としてのプリンタエンジン22、頁メモリ16と圧縮
伸長部17と画像処理部20とを経由してスキャナ21
からの入力画像データをプリンタエンジン22へ出力す
るため、画像データの転送制御を行ない、さらに、メモ
リ12ともシステムバス18を経由してデータの転送制
御を行なうデータ転送制御部15から構成される。
【0024】次に、デジタル複写機の基本複写動作であ
る複数頁からなる原稿を1部複写する場合について説明
する。
【0025】まず、原稿をスキャナ21のADF(自動
原稿送り装置)にセットし、コントロールパネル13を
操作して1部複写の指示を行なう。CPU10は、この
指示を受け、各部を制御することにより、複写動作を開
始させる。まず、原稿の1枚目をADFにより、スキャ
ナ21の読取部にセットする。次に、キャリッジを走査
させることにより、スキャナ21内のCCD形センサに
よって原稿の画像を読取り、画像データを出力する。
【0026】スキャナ21から出力された画像データ
は、画像処理部20に入力され、適切な画像処理が施さ
れて、データ制御部15を介して頁メモリ16に記憶さ
れる。なお、本実施の形態では、カラー原稿を対象と
し、スキャナ21では、RGB3色のCCD形センサを
用意し、1回のスキャンでRGB各8ビットの画像デー
タとして出力される。また、このときの画像データの容
量は、600dpi、A4サイズで108MBもの画像
データになる。
【0027】このような画像データを画像処理部20に
てCMYの色空間に色変換を行ない、さらに、2×2画
素を16ビットで表わす固定長の圧縮を施し、18MB
の画像データに変換し、頁メモリ16に記憶する。
【0028】続いて、プリンタエンジン22は、用紙の
供給を行ない、頁メモリ16に記憶された画像データが
データ制御部15のDMAを使用して読出され、画像処
理部20において、固定長圧縮された画像データを元の
YMC各8ビットの画像データに戻し、さらに、この画
像データからB(ブラック)の画像データを生成して、
プリンタエンジン22に出力する。プリンタエンジン2
2は、その画像データを受取り、各色ごとに感光体ドラ
ム上に画像を形成し、用紙上に重ね合わせて転写するこ
とにより、カラーの複製画像が形成される。
【0029】画像形成が終了すると、スキャナ21の読
取部にセットされた原稿を取除き、ADFによって2枚
目の原稿がスキャナ21の読取部にセットされ、1枚目
と同様の動作を繰り返す。この動作をADFによって次
の原稿がないと検知されるまで繰り返され、1部の複写
動作が完了する。
【0030】次に、電子ソート機能を使用した複数部複
写の基本動作について、図2に示すフローチャートを参
照して説明する。
【0031】まず、たとえば、3枚からなるA4サイズ
の原稿をスキャナ21のADFにセットし、コントロー
ルパネル13を操作して3部の複写をとる指示を行な
う。CPU10は、この指示を受け、各部を制御するこ
とにより、複写動作を開始させる。前述の基本複写動作
と同様に、まず、原稿の1枚目をADFにより、スキャ
ナ21の読取部にセットする。次に、スキャナ21は、
原稿の読取りを行なって画像データを出力する。
【0032】スキャナ21から出力された画像データ
は、画像処理部20に入力され、適切な画像処理が施さ
れて、18MBの固定長の画像データがデータ制御部1
5を介して頁メモリ16に記憶される。次に、頁メモリ
16に記憶された画像データを圧縮伸長部17にデータ
制御部15を介して転送し、画像データの圧縮処理を行
なう。このときの圧縮は、本実施の形態ではLZ方式の
可変長コーデックを用いるものとする。
【0033】圧縮された圧縮データは、順次、データ制
御部15のDMAを使用してメモリ12に送られ、メモ
リ12の一時記憶領域に記憶される。次に、メモリ12
に記憶された圧縮データは、メモリコントローラ11を
経由してハードディスク装置14に記憶される。
【0034】続いて、ADFは1枚目の原稿を取り除
き、次の原稿をスキャナ21の原稿読取部にセットし、
原稿の読取りを行ない、1枚目と同様の動作を繰り返
す。この動作を3枚目まで繰り返すと、ADFにおい
て、4枚目の原稿が検知できないため、読取りを終了す
る。このとき、3枚の原稿は、画像データを圧縮した圧
縮データとしてハードディスク装置14に記憶される。
こうしてハードディスク装置14に記憶された圧縮デー
タの記憶状態と、その管理情報をそれぞれ図3、図4に
示す。
【0035】以上のようにして、原稿の読込みが終了す
ると、次に、画像形成を開始する。まず、1部目の画像
形成を行なうため、CPU10はハードディスク装置1
4から頁1の圧縮データを読出し、メモリ12に一時記
憶する。
【0036】次に、メモリ12に記憶された1枚目の圧
縮データをメモリコントローラ11により読出し、シス
テムバス18を介してデータ制御部15に転送し、デー
タ制御部15に入力された圧縮データを圧縮伸長部17
によって伸長した後、再びデータ制御部15を介して伸
長された18MBの画像データが頁メモリ16に記憶さ
れる。
【0037】続いて、プリンタエンジン22は、用紙の
供給を行ない、頁メモリ16に記憶された画像データが
データ制御部15のDMAを使用して読出され、画像処
理部20において、固定長圧縮された画像データを元の
YMC各8ビットの画像データに戻し、さらに、この画
像データからB(ブラック)の画像データを生成して、
プリンタエンジン22に出力する。
【0038】プリンタエンジン22は、画像データを受
取り、各色ごとに感光体ドラム上に画像を形成し、用紙
上に重ね合わせて転写することにより、1部目頁1のカ
ラー画像が形成される。
【0039】次に、頁2の画像形成を行なうため、頁1
の画像形成と同様にして、CPU10は、ハードディス
ク装置14から頁2の圧縮データを読出し、メモリ12
に一時記憶する。メモリ12から頁2の圧縮データを読
出し、メモリコントローラ11、システムバス18、デ
ータ制御部15を経由して圧縮伸長部17に転送し、伸
長した後、頁メモリ16に画像データを展開し、記憶す
る。
【0040】ここで、本実施の形態では、頁メモリ16
の容量は2頁分のメモリ容量を有しているため、頁1を
画像形成している間に、ハードディスク装置14からの
圧縮データの転送と、圧縮伸長部17で画像データに展
開された画像データを頁メモリ16に記憶する動作を同
時に実行できる。したがって、頁1の画像形成終了前に
頁2の画像データへの展開が終了していれば、頁1の画
像形成終了と同時に頁2の画像形成を行なうことがで
き、タイムロスのない、高速の画像形成が可能となる。
【0041】頁2の画像データの展開が終了し、頁メモ
リ16に記憶し、かつ、頁1の画像形成が完了すると、
次は、頁1と同様にして、頁メモリ16に記憶された頁
2の画像データをデータ制御部15のDMAを使用して
読出され、画像処理部20を介してプリンタエンジン2
2に送られ、葉紙上に画像形成される。頁3について
も、上記と同様に行なわれ、1部目の画像形成を完了す
る。
【0042】次に、2部目の画像形成については、頁1
の圧縮データを1部目の頁3の画像形成中にハードディ
スク装置14から読出し、さらに、圧縮伸長部17で画
像データに伸長して頁メモリ16に記憶し、1部目の頁
3の画像形成が終了後、2部目の頁1から2部目の画像
形成が行なわれる。これを順次繰り返すことにより、図
5に示すように、3部の複写を得ることができる。ま
た、この場合のタイミングチャートを図6に示す。
【0043】図6において、図4の管理情報からもわか
るように、頁2の画像データは、データ圧縮後の圧縮デ
ータの容量が大きいため、ハードディスク装置14への
書込みおよび読出しに時間がかかるため、頁2の画像形
成は、プリンタエンジン22の性能を活かすことができ
ず、画像形成に待ち時間が生じている。
【0044】次に、電子ソート機能の性能について説明
する。
【0045】ハードディスク装置14のアクセス性能を
L(バイト/sec)、画像データを圧縮した圧縮デー
タの容量をM(バイト)とすると、ハードディスク装置
14への書込み、読出しにかかる時間は、M/L(se
c)となる。ここで、説明を簡単にするため、ハードデ
ィスク装置14のアクセス性能は、書込み、読出しとも
同じとし、また、シーク時間や回転待ち時間などのオー
バヘッドも考慮した性能とする。
【0046】次に、圧縮伸長部17の性能については、
本実施の形態では、圧縮データの容量には依存せず、画
像データの容量のみに性能が依存するものとし、A4サ
イズの画像データをN(バイト/sec)で圧縮あるい
は伸長が可能とする。したがって、画像データの容量を
P(バイト)とすると、圧縮伸長部17によって圧縮あ
るいは伸長に要する時間はP/N(sec)となる。
【0047】ここで、メモリ12や頁メモリ16のアク
セス性能やシステムバス18の性能は、ハードディスク
装置14や圧縮伸長部17の性能に比べて充分に速く、
データ容量に大きく依存しないため、これらの時間をQ
(sec)とし、固定と考える。
【0048】この結果、ハードディスク装置14からの
圧縮データの読出しと、圧縮データを圧縮伸長部17に
て元の画像データに伸長して頁メモリ16に記憶する時
間は、M/L+P/N+Q(sec)になる。この時間
が、プリンタエンジン22のサイクル時間内であれば、
プリンタエンジン22の最大性能で画像形成が可能とな
るが、サイクル時間を超えると性能が低下する。
【0049】次に、本発明に係る第1の実施の形態につ
いて、図7および図8に示すフローチャートを参照して
説明する。
【0050】まず、たとえば、3枚からなるA4サイズ
の原稿をスキャナ21のADFにセットし、コントロー
ルパネル13を操作して3部の複写をとる指示を行な
う。CPU10は、この指示を受け、各部を制御するこ
とにより、複写動作を開始させる。まず、原稿の1枚目
をADFにより、スキャナ21の読取部にセットする。
次に、スキャナ21は、原稿の読取りを行なって画像デ
ータを出力する。
【0051】スキャナ21から出力された画像データ
は、画像処理部20に入力され、適切な画像処理が施さ
れて、18MBの固定長の画像データがデータ制御部1
5を介して頁メモリ16に記憶される。次に、頁メモリ
16に記憶された画像データを圧縮伸長部17にデータ
制御部15を介して転送し、画像データの圧縮処理を行
なう。圧縮された圧縮データは、順次、データ制御部1
5のDMAを使用してメモリ12に送られて記憶され
る。
【0052】次に、CPU10は、メモリ12に記憶さ
れた頁1の圧縮データの容量を認識し、電子ソート機能
の性能におよぼす(画像形成時間に影響を与える)閾値
と比較を行なう。本実施の形態では、この閾値を10M
Bとする。これは、圧縮伸長部17の性能は画像データ
のサイズで固定とすると、圧縮データを展開した画像デ
ータを頁メモリ16に記憶するまでの時間は、他のオー
バヘッドに大きな差がないと仮定すると、ハードディス
ク装置14のアクセス性能、すなわち、圧縮データの容
量に依存するためである。
【0053】頁1は、図9に示す管理情報から、圧縮デ
ータの容量は5MBであり、閾値の10MBよりも小さ
いため、メモリ12に記憶された頁1の圧縮データは、
メモリコントローラ11を経由してハードディスク装置
14に記憶される。
【0054】続いて、ADFは1枚目の原稿を取除き、
次の原稿をスキャナ21の原稿読取部にセットし、原稿
の読取りを行ない、1枚目と同様の動作を繰り返す。こ
のとき、頁2の圧縮データの容量は15MBで、閾値で
ある10MBを超えているため、ハードディスク装置1
4には転送せず、メモリ12の一時記憶領域に記憶す
る。
【0055】次に、同様にして、頁3については、閾値
を超えていないため、ハードディスク装置14に記憶す
る。次に、ADFにおいて、4枚目の原稿が検知できな
いため、読込みを終了する。この場合の管理情報を図9
に示す。
【0056】以上のようにして、原稿の読込みが終了す
ると、次に、画像形成を開始する。まず、1部目の画像
形成を行なうため、CPU10は、管理情報から原稿1
の頁枚数と各頁の圧縮データがハードディスク装置14
とメモリ12のどちらに記憶されているかを認識する。
まず、頁1については、ハードディスク装置14に記憶
されているため、CPU10は、ハードディスク装置1
4から頁1の圧縮データを読出し、メモリ12に一時記
憶する。
【0057】次に、メモリ12に記憶された1枚目の圧
縮データをメモリコントローラ11により読出し、シス
テムバス18を介してデータ制御部15に転送し、デー
タ制御部15に入力された圧縮データを圧縮伸長部17
によって伸長する。伸長された18MBの画像データ
は、再びデータ制御部15を介して頁メモリ16に記憶
される。
【0058】続いて、プリンタエンジン22は、用紙の
供給を行ない、頁メモリ16に記憶された画像データが
データ制御部15のDMAを使用して読出され、画像処
理部20において、固定長圧縮された画像データを元の
YMC各8ビットの画像データに戻し、さらに、この画
像データからB(ブラック)の画像データを生成して、
プリンタエンジン22に出力する。
【0059】プリンタエンジン22は、画像データを受
取り、各色ごとに感光体ドラム上に画像を形成し、用紙
上に重ね合わせて転写することにより、1部目頁1のカ
ラー画像が形成される。このとき、頁メモリ16には、
頁1の画像データのみが記憶され、もう1頁の画像デー
タが記憶できるため、この頁1の画像形成と同時に頁2
の画像データの展開を行なう。
【0060】すなわち、頁2の画像形成を行なうため、
管理情報を見ると、頁2の圧縮データはメモリ12に記
憶されているため、メモリ12から直接、頁2の圧縮デ
ータを読出し、データ制御部15を経由して圧縮伸長部
17に圧縮された圧縮データを転送し、伸長した後、頁
メモリ16に画像データを展開し、記憶する。
【0061】次に、頁1の画像形成が終了すると、頁2
の画像形成を開始する。すなわち、プリンタエンジン2
2は、用紙を供給し、続いて頁メモリ16に記憶された
画像データをデータ制御部15のDMAを使用して読出
され、画像処理部20を介してプリンタエンジン22に
送られ、用紙上に画像形成される。
【0062】頁3については、頁1と同様に、ハードデ
ィスク装置14からの圧縮データの読出しが頁2の画像
形成中に行なわれ、頁2の画像形成終了後、頁3の画像
形成が開始され、1部目の画像形成を終了する。
【0063】次に、2部目の画像形成については、1部
目の頁3の画像形成中に、再び頁1の圧縮データをハー
ドディスク装置14から読出し、1部目と同様の画像形
成が行なわれる。これを順次繰り返し、3部の複写を得
ることができる。この場合のタイミングチャートを図1
0に示す。
【0064】このように、第1の実施の形態では、頁2
の圧縮データは容量が大きいため、ハードディスク装置
14には記憶せず、ハードディスク装置14よりも高速
にデータのアクセスが可能であるメモリ12の一時記憶
領域に記憶するものである。このため、図10に示すよ
うに、ハードディスク装置14の読出しにおけるオーバ
ヘッドは発生せず、プリンタエンジン22の性能を落と
さない電子ソート機能を実現できる。
【0065】次に、本発明に係る第2の実施の形態につ
いて、図11および図12に示すフローチャートを参照
して説明する。
【0066】まず、たとえば、3枚からなるA4サイズ
の原稿をスキャナ21のADFにセットし、コントロー
ルパネル13を操作して3部の複写をとる指示を行な
う。CPU10は、この指示を受け、各部を制御するこ
とにより、複写動作を開始させる。まず、原稿の1枚目
をADFにより、スキャナ21の読取部にセットする。
次に、スキャナ21は、原稿の読取りを行なって画像デ
ータを出力する。
【0067】スキャナ21から出力された画像データ
は、画像処理部20に入力され、適切な画像処理が施さ
れて、18MBの固定長の画像データがデータ制御部1
5を介して頁メモリ16に記憶される。次に、頁メモリ
16に記憶された画像データを圧縮伸長部17にデータ
制御部15を介して転送し、画像データの圧縮処理を行
なう。圧縮された圧縮データは、順次、データ制御部1
5のDMAを使用してメモリ12に送られて記憶され
る。
【0068】次に、CPU10は、メモリ12に記憶さ
れた頁1の圧縮データの容量を認識し、電子ソート機能
の性能におよぼす閾値と比較を行なう。本実施の形態で
は、10MBを閾値とすると、頁1は、図13に示す管
理情報から、圧縮データの容量は5MBであり、10M
Bを超えていないため、メモリ12に記憶された頁1の
圧縮データは、メモリコントローラ11を経由してハー
ドディスク装置14に記憶される。
【0069】続いて、ADFは1枚目の原稿を取り除
き、次の原稿をスキャナ21の原稿読取部にセットし、
原稿の読取りを行ない、1枚目と同様の動作を繰り返
す。このとき、頁2の圧縮データの容量は15MBであ
り、閾値の10MBを超えているため、頁2の圧縮デー
タを10MBと5MBとの2つに分割し、10MBの圧
縮データをハードディスク装置14に転送して記憶す
る。一方、残りの5MBについては、ハードディスク装
置14には転送せず、メモリ12の一時記憶領域に記憶
する。このときの管理情報を図13に示すように作成す
る。
【0070】次に、同様にして、頁3については、閾値
を超えていないため、ハードディスク装置14に記憶す
る。次に、ADFにおいて、4枚目の原稿が検知できな
いため、読込みを終了する。この場合の圧縮データの分
割の状態を図14に、管理情報を図13に示す。
【0071】以上のようにして、原稿の読込みが終了す
ると、次に、画像形成を開始する。まず、1部目の画像
形成を行なうため、CPU10は、管理情報から原稿1
の頁枚数と各頁の圧縮データがハードディスク装置14
だけに記憶されているのか、ハードディスク装置14と
メモリ12の両方に記憶されているかを認識する。ま
ず、頁1については、ハードディスク装置14に記憶さ
れているため、CPU10は、ハードディスク装置14
から頁1の圧縮データを読出し、メモリ12に一時記憶
する。
【0072】次に、メモリ12に記憶された1枚目の圧
縮データをメモリコントローラ11により読出し、シス
テムバス18を介してデータ制御部15に転送し、デー
タ制御部15に入力された圧縮データを圧縮伸長部17
によって伸長する。伸長された18MBの画像データ
は、再びデータ制御部15を介して頁メモリ16に記憶
される。
【0073】続いて、プリンタエンジン22は、用紙の
供給を行ない、頁メモリ16に記憶された画像データが
データ制御部15のDMAを使用して読出され、画像処
理部20において、固定長圧縮された画像データを元の
YMC各8ビットの画像データに戻し、さらに、この画
像データからB(ブラック)の画像データを生成して、
プリンタエンジン22に出力する。
【0074】プリンタエンジン22は、画像データを受
取り、各色ごとに感光体ドラム上に画像を形成し、用紙
上に重ね合わせて転写することにより、1部目頁1のカ
ラー画像が形成される。
【0075】次に、頁2の画像形成を行なうため、管理
情報を見ると、頁2の圧縮データはハードディスク装置
14とメモリ12の両方に分割されて記憶されている。
このため、頁1の画像形成中に、ハードディスク装置1
4から10MBの圧縮データを読出し、一方のメモリ1
2に記憶されている残りの5MBの圧縮データと結合
し、一旦メモリ12に記憶する。
【0076】次に、メモリ12から頁2の圧縮データを
読出し、データ制御部15を経由して圧縮伸長部17に
圧縮された圧縮データを転送し、伸長した後、頁メモリ
16に画像データを展開し、記憶する。
【0077】次に、頁1の画像形成が終了すると、頁メ
モリ16から頁2の画像データを読出してプリンタエン
ジン22に入力し、用紙上に画像形成される。頁3につ
いては、圧縮データはハードディスク装置14のみに記
憶されているため、頁1と同様に処理が行なわれ、1部
目の画像形成を終了する。
【0078】次に、2部目の画像形成については、頁3
の画像形成中に、再び頁1の圧縮データをハードディス
ク装置14から読出し、1部目と同様の画像形成が行な
われる。これを順次繰り返し、3部の複写を得ることが
できる。この場合のタイミングチャートを図15に示
す。
【0079】このように、第2の実施の形態では、頁2
の圧縮データは容量が大きいため、ハードディスク装置
14とメモリ12の両方に分割して記憶される。ハード
ディスク装置14に記憶されるデータの容量は、あらか
じめプリンタエンジン22の性能を落とさずに電子ソー
トが可能な容量であるため、オーバヘッドは発生せず、
高速の画像形成が可能となる。
【0080】さらには、性能を落とさない範囲で、でき
るだけハードディスク装置14に圧縮データを記憶する
ため、メモリ12の容量も少なくて済み、低価格で高性
能な電子ソート機能が実現できる。
【0081】次に、本発明に係る第3の実施の形態につ
いて、図16および図17に示すフローチャートを参照
して説明する。
【0082】まず、たとえば、5枚からなるA4サイズ
の原稿をスキャナ21のADFにセットし、コントロー
ルパネル13を操作して3部の複写をとる指示を行な
う。CPU10は、この指示を受け、各部を制御するこ
とにより、複写動作を開始させる。まず、原稿の1枚目
をADFにより、スキャナ21の読取部にセットする。
次に、スキャナ21は、原稿の読取りを行なって画像デ
ータを出力する。
【0083】スキャナ21から出力された画像データ
は、画像処理部20に入力され、適切な画像処理が施さ
れて、18MBの固定長の画像データがデータ制御部1
5を介して頁メモリ16に記憶される。次に、頁メモリ
16に記憶された画像データを圧縮伸長部17にデータ
制御部15を介して転送し、画像データの圧縮処理を行
なう。圧縮された圧縮データは、順次、データ制御部1
5のDMAを使用してメモリ12に送られて記憶され
る。
【0084】次に、CPU10は、メモリ12に記憶さ
れた頁1の圧縮データの容量を認識し、電子ソート機能
の性能におよぼす閾値(10MB)と比較を行なう。頁
1は、図18に示す管理情報から、圧縮データの容量は
5MBであるため、メモリ12に記憶された頁1の圧縮
データは、メモリコントローラ11を経由してハードデ
ィスク装置14に記憶される。
【0085】続いて、ADFは、1枚目の原稿を取り除
き、次の原稿をスキャナ21の原稿読取部にセットし、
原稿の読取りを行ない、1枚目と同様の動作を繰り返
す。このとき、頁2の圧縮データの容量は15MBであ
り、閾値の10MBを超えているため、圧縮データをハ
ードディスク装置14には転送せず、メモリ12の一時
記憶領域に記憶する。
【0086】次に、同様にして、頁3については、圧縮
データの容量が3MBであり、閾値を超えていないた
め、ハードディスク装置14に記憶する。次に、頁4に
ついては、11MBであるため、圧縮データの容量が閾
値(10MB)を超えているため、ハードディスク装置
14に記憶する。
【0087】ここで、メモリ12に一時記憶できる圧縮
データの容量は、30MBとすると、頁4までを入力し
たところで、メモリ12に記憶された圧縮データは頁2
と頁4で合計26MBになっている。次に、頁5が他の
頁と同様にスキャナ21より入力され、圧縮伸長部17
より圧縮されてメモリ12に転送されると、容量が13
MBである。これを閾値と比較すると、10MBを超え
ているため、メモリ12に記憶する必要があるが、前述
のように、メモリ12の残容量は4MBであるため、頁
5の圧縮データをメモリ12に記憶することはできな
い。
【0088】そこで、メモリ12に記憶されている他の
頁のデータ容量と比較を行なう。この比較の結果、頁4
(11MB)<頁5(13MB)<頁2(15MB)と
なることがわかる。したがって、頁2、頁4、頁5の中
で一番容量の小さい頁4の圧縮データをハードディスク
装置14に記憶して、メモリ12から消去し、その代わ
りに、頁5の圧縮データをメモリ12に記憶しても、頁
2と頁5の圧縮データの合計容量が30MBを超えてい
ないため、一番容量が小さい頁4の圧縮データをメモリ
12から読出し、メモリコントローラ11を経由してハ
ードディスク装置14に記憶する。一方で、メモリ12
に転送された頁5の圧縮データは、メモリ12の一時記
憶部に記憶する。
【0089】次に、ADFにおいて、6枚目の原稿が検
知できないため、読込みを終了する。この場合の管理情
報を図18に示す。
【0090】以上のようにして、原稿の読込みが終了す
ると、次に、画像形成を開始する。まず、1部目の画像
形成を行なうため、CPU10は、管理情報から原稿1
の頁枚数と各頁の圧縮データがハードディスク装置14
だけに記憶されているのか、メモリ12に記憶されてい
るかを認識する。まず、頁1については、ハードディス
ク装置14に記憶されているため、ハードディスク装置
14から頁1の圧縮データを読出し、メモリ12に一時
記憶する。
【0091】次に、メモリ12に記憶された1枚目の圧
縮データをメモリコントローラ11により読出し、シス
テムバス18を介してデータ制御部15に転送し、デー
タ制御部15に入力された圧縮データを圧縮伸長部17
によって伸長する。伸長された18MBの画像データ
は、再びデータ制御部15を介して頁メモリ16に記憶
される。
【0092】続いて、プリンタエンジン22は、用紙の
供給を行ない、頁メモリ16に記憶された画像データが
データ制御部15のDMAを使用して読出され、画像処
理部20において、固定長圧縮された画像データを元の
YMC各8ビットの画像データに戻し、さらに、この画
像データからB(ブラック)の画像データを生成して、
プリンタエンジン22に出力する。
【0093】プリンタエンジン22は、画像データを受
取り、各色ごとに感光体ドラム上に画像を形成し、用紙
上に重ね合わせて転写することにより、1部目頁1のカ
ラー画像が形成される。
【0094】次に、頁2の画像形成を行なうため、管理
情報を見ると、頁2の圧縮データはメモリ12に記憶さ
れている。このため、頁1の画像形成中にメモリ12か
ら15MBの圧縮データを読出し、データ制御部15を
経由して圧縮伸長部17に転送し、伸長した後、頁メモ
リ16に記憶する。
【0095】その後、頁1の画像形成が終了すると、デ
ータ制御部15、画像処理部20を経由して、プリンタ
エンジン22に頁2の画像データが転送され、画像形成
される。
【0096】頁3と頁4については、ハードディスク装
置14に記憶されているため、頁1と同様に処理が行な
われる。また、頁5については、頁2と同様にメモリ1
2に記憶されているため、メモリ12より圧縮データを
読出して画像形成される。以上のようにして、1部目の
画像形成を完了する。
【0097】次に、2部目の画像形成については、再び
頁1の圧縮データをハードディスク装置14から読出
し、1部目と同様の画像形成が行なわれる。これを順次
繰り返し、3部の複写を得ることができる。この場合の
タイミングチャートを図19に示す。
【0098】このように、第3の実施の形態では、頁4
の圧縮データは閾値を超えていたため、一旦はメモリ1
2に記憶した。頁5の圧縮データも容量が大きく、閾値
を超えているため、メモリ12に記憶する必要があった
が、メモリ12の容量が足りなかった。このまま、頁5
の圧縮データをハードディスク装置14に記憶した場合
と、本実施の形態のように、頁4の圧縮データと記憶場
所を入れ替えた場合とを比較すると、頁4の圧縮データ
の容量が頁5の圧縮データの容量よりも小さいため、メ
モリ12よりもアクセスが低速であるハードディスク装
置14に頁4の圧縮データを記憶した方が高速にアクセ
スが可能である。すなわち、それだけプリンタエンジン
22に画像データを早く送り出せるため、オーバヘッド
が小さくなり、その結果、全体として処理が高速にな
る。
【0099】次に、本発明に係る第4の実施の形態につ
いて、図20および図21に示すフローチャートを参照
して説明する。
【0100】まず、たとえば、5枚からなるA4サイズ
の原稿をスキャナ21のADFにセットし、コントロー
ルパネル13を操作して3部の複写をとる指示を行な
う。CPU10は、この指示を受け、各部を制御するこ
とにより、複写動作を開始させる。まず、原稿の1枚目
をADFにより、スキャナ21の読取部にセットする。
次に、スキャナ21は、原稿の読取りを行なって画像デ
ータを出力する。
【0101】スキャナ21から出力された画像データ
は、画像処理部20に入力され、適切な画像処理が施さ
れて、18MBの固定長の画像データがデータ制御部1
5を介して頁メモリ16に記憶される。次に、頁メモリ
16に記憶された画像データを圧縮伸長部17にデータ
制御部15を介して転送し、画像データの圧縮処理を行
なう。圧縮された圧縮データは、順次、データ制御部1
5のDMAを使用してメモリ12に送られて記憶され
る。
【0102】次に、CPU10は、メモリ12に記憶さ
れた頁1の圧縮データの容量Cを認識し、電子ソート機
能の性能におよぼす閾値T(=10MB)との差分を取
る。すなわち、頁1は、図22に示す管理情報から、圧
縮データの容量は10MBであり、差分値を計算する
と、S(1)=10+0−10=0となり、差分値が
「0」以下のため、メモリ12に記憶された頁1の圧縮
データは、メモリコントローラ11を経由してハードデ
ィスク装置14に記憶される。
【0103】続いて、ADFは、1枚目の原稿を取り除
き、次の原稿をスキャナ21の原稿読取部にセットし、
原稿の読取りを行ない、1枚目と同様の動作を繰り返
す。このとき、頁2の圧縮データの容量は5MBであ
り、差分値を計算すると、S(2)=5+0−10=−
5となり、差分値が「0」以下であるため、メモリ12
に記憶された頁2の圧縮データは、メモリコントローラ
11を経由してハードディスク装置14に記憶される。
【0104】次に、同様にして、頁3については、圧縮
データの容量が15MBで、ハードディスク装置14に
おいて本プリンタエンジン22での画像形成性能に間に
合う閾値を超えてるが、頁3以前のハードディスク装置
14への記憶容量の差分累積が、S(2)=−5MBで
あるため、S(3)=15−5−10=0となり、差分
値の合計が「0」以下のため、メモリ12に記憶された
頁2の圧縮データは、メモリコントローラ11を経由し
てハードディスク装置14に記憶される。
【0105】次に、頁4については、圧縮データが15
MBであり、差分値S(4)を計算すると、S(4)=
15−0−10=5MBとなり、「0」を超えているた
め、メモリ12の一時記憶領域に記憶する。また、この
結果、頁4の圧縮データはメモリ12に記憶され、メモ
リ12のアクセス性能はハードディスク装置14よりも
充分に高速で、無視できるものとすると、頁4の圧縮デ
ータをメモリ12に記憶した結果、ハードディスク装置
14に記憶するデータが1頁分少なくなったため、その
分余裕ができ、差分の合計値は、S(4)=S(3)−
10=−10となる。
【0106】次に、頁5が他の頁と同様にスキャナ21
より入力され、圧縮伸長部17より圧縮されてメモリ1
2に転送されると、容量が20MBである。これで差分
を計算すると、S(5)=20−10−10=0とな
り、差分値が「0」以下のため、圧縮データの容量は2
0MBで、ハードディスク装置14の性能に影響する1
0MBを超えているが、ハードディスク装置14に記憶
する。
【0107】次に、ADFにおいて、6枚目の原稿が検
知できないため、読込みを終了する。この場合の管理情
報を図22に示す。
【0108】このように、読込みが終了すると、最終的
に図22に示すような管理情報が生成され、頁4の圧縮
データのみがメモリ12に記憶され、他はハードディス
ク装置14に記憶されていることがわかる。
【0109】以上のようにして、原稿の読込みが終了す
ると、次に、画像形成を開始する。まず、1部目の画像
形成を行なうため、CPU10は、管理情報から原稿2
の頁枚数と各頁の圧縮データがハードディスク装置14
に記憶されているのか、メモリ12に記憶されているか
を認識する。まず、頁1については、ハードディスク装
置14に記憶されているため、ハードディスク装置14
から頁1の圧縮データを読出し、メモリ12に一時記憶
する。
【0110】次に、メモリ12に記憶された1枚目の圧
縮データをメモリコントローラ11により読出し、シス
テムバス18を介してデータ制御部15に転送し、デー
タ制御部15に入力された圧縮データを圧縮伸長部17
によって伸長する。伸長された18MBの画像データ
は、再びデータ制御部15を介して頁メモリ16に記憶
される。
【0111】本実施の形態では、頁メモリ16には複数
枚の頁を記憶でき、また、メモリ12においても複数枚
の圧縮データを記憶できるため、ハードディスク装置1
4からの圧縮データを読出してメモリ12に書込む動作
と、メモリ12に記憶された圧縮データを読出してデー
タ制御部15を介して圧縮伸長部17に転送し、伸長し
て画像データとして頁メモリ16に書込む処理と、頁メ
モリ16に記憶された画像データを読出してプリンタエ
ンジン22に転送して画像形成を行なう動作とを平行し
て行なうことができる。
【0112】すなわち、頁1の画像形成中には、メモリ
12に記憶された頁2の圧縮データを圧縮伸長部17に
て画像データに展開して頁メモリ16に書込み、同時
に、ハードディスク装置14から頁3の圧縮データを読
出してメモリ12に書込む動作を行なうことができる。
【0113】したがって、頁1の画像データを展開終了
後、続いて、プリンタエンジン22は、用紙の供給を行
ない、頁メモリ16に記憶された画像データがデータ制
御部15のDMAを使用して読出され、画像処理部20
において、固定長圧縮された画像データを元のYMC各
8ビットの画像データに戻し、さらに、この画像データ
からB(ブラック)の画像データを生成して、プリンタ
エンジン22に出力する。
【0114】プリンタエンジン22は、画像データを受
取り、各色ごとに感光体ドラム上に画像を形成し、用紙
上に重ね合わせて転写することにより、1部目頁1のカ
ラー画像が形成される。
【0115】次に、頁2については、管理情報を見る
と、頁2の圧縮データはハードディスク装置14に記憶
されている。このため、頁1の圧縮データがメモリ12
から読出され、データ制御部15を経由して圧縮伸長部
17に転送され、伸長した後、頁メモリ16に記憶され
ている間に、頁2の圧縮データをハードディスク装置1
4から読出し、メモリ12に書込みを行なう。
【0116】さらに、頁1の画像形成が開始されると、
頁2の圧縮データをメモリコントローラ11により読出
し、システムバス18を介してデータ制御部15に転送
し、データ制御部15に入力された圧縮データを圧縮伸
長部17によって伸長する。伸長された18MBの画像
データは、再びデータ制御部15を介して頁メモリ16
に記憶される。
【0117】また、ハードディスク装置14からの圧縮
データの読出しが充分に速ければ、本実施の形態の圧縮
伸長部17における画像データへの展開は固定レートで
可能なため、頁1の画像データの画像形成終了前に頁2
の画像データへの展開は終了し、頁1の画像形成が終了
すると、データ制御部15、画像処理部20を経由して
プリンタエンジン22に頁2の画像データが転送され、
画像形成される。
【0118】頁3については、ハードディスク装置14
に記憶されているため、頁1、頁2と同様に処理が行な
われる。ここで、頁3は、15MBであり、ロスなしで
画像形成するハードディスク装置14の性能の10MB
を超えているが、頁1の圧縮データが10MB、頁2の
圧縮データが5MBであるため、5MBの余裕があるた
め、ハードディスク装置14に記憶しても、画像形成性
能は落ちることはなくなる。
【0119】次に、頁3の圧縮データがメモリ12から
読出されて、圧縮伸長部17で伸長して頁メモリ16に
展開している間に、頁4の圧縮データを読出す。このと
き、管理情報を見ると、頁4の圧縮データはメモリ12
に記憶されているため、頁3の展開が終了し、頁2の画
像形成が終了すると、頁3の画像形成と平行して、頁4
の圧縮データがメモリ12から読出されて、圧縮伸長部
17で伸長して頁メモリ16に画像データとして記憶さ
れる。
【0120】この頁4の画像データへの展開と平行し
て、頁5の圧縮データがハードディスク装置14から読
出され、メモリ12に書込まれる。このとき、頁5の圧
縮データは20MBであるが、頁4の圧縮データがメモ
リ12に記憶されていたため、10MBの余裕があり、
ハードディスク装置14に記憶していても、パイプライ
ン処理にウエイトを入れることなく、頁3の画像データ
の画像形成終了後、直ちに頁5の圧縮データの伸長が可
能となり、頁4の画像形成に連続してウエイトを入れる
ことなく、頁5の画像形成が可能となる。これを複数部
繰り返すことにより、最小限のメモリでロスのない高速
の電子ソート複写が実現できる。この場合のタイミング
チャートを図23に示す。
【0121】このように、第4の実施の形態では、頁4
の圧縮データは差分累積値を超えていたため、メモリ1
2に記憶した。また、頁3、頁5の圧縮データは10M
Bの閾値を超えているが、差分累積値の計算により余裕
があるため、ハードディスク装置14に記憶した。これ
は、頁5の圧縮データに関しては、頁4の圧縮データを
メモリ12に入れることにより、ハードディスク装置1
4に記憶しても性能が保てるようになり、頁4の圧縮デ
ータをメモリ12に記憶せず、ハードディスク装置14
に記憶した場合に比べて、高速に画像形成が可能とな
る。
【0122】次に、本発明に係る第5の実施の形態につ
いて説明する。
【0123】図24は、第5の実施の形態に係るカラー
デジタル複写機の構成を概略的に示すものである。この
カラーデジタル複写機は、装置全体を制御するCPU1
0、プログラムや画像データを圧縮した圧縮データなど
を一時記憶する第2の記憶手段としての半導体メモリ
(以後、単にメモリと称す)12、メモリ12のアクセ
ス制御を行なうメモリコントローラ11、ユーザとのイ
ンタフェースを執り行なうコントロールパネル13、画
像データを圧縮した圧縮データやプログラムやフォント
や管理情報などを記憶する第1の記憶手段としてのハー
ドディスク装置(HDD)14、画像データの圧縮/伸
長を行なう圧縮伸長手段としての圧縮伸長部17、画像
データを記録媒体としての用紙に形成する画像形成手段
としてのプリンタエンジン22、メモリコントローラ1
1と圧縮伸長部17とプリンタエンジン22との間でシ
ステムバス18を経由してデータの転送制御を行なうデ
ータ制御部15、パーソナルコンピュータ(PC)31
などの外部装置とのデータのやり取りを行なうための外
部インタフェイス(I/F)30から構成される。
【0124】このような構成において、パーソナルコン
ピュータ31から送られる画像ファイルの画像形成を行
なう場合の動作について、図25に示すフローチャート
を参照して説明する。
【0125】まず、パーソナルコンピュータ31が外部
I/F30を介して画像形成の要求をだす。CPU10
は、この要求を受け、データ受取りの準備を行ない、用
意ができると、外部I/F30を介してパーソナルコン
ピュータ31にデータ転送の許可をだす。パーソナルコ
ンピュータ31は、ファイル化された画像データを外部
I/F30を介して転送し、一旦メモリ12に記憶され
る。
【0126】CPU10は、画像ファイルに記録されて
いるヘッダ(図26参照)の解釈を行ない、この画像フ
ァイルがどのようなファイルで、画像形成頁数、画像形
成部数、データ構造などを認識する。データ量が多い場
合は、メモリコントローラ11を介してハードディスク
装置14に記憶する。
【0127】データ転送が終了すると、画像形成動作を
開始する。本実施の形態では、頁メモリを持っていない
ため、エンジンスピードでデータを解釈し、エンジンへ
画像データを送る必要がある。画像ファイルには、図2
6、図27に示すような形式が存在し、同図(a)は頁
ごとに分割されており、それぞれの頁データは画像デー
タになっている。したがって、この場合は、ハードディ
スク装置14の性能がエンジン性能に間に合えば、頁メ
モリを持つことなしに、ハードディスク装置14からデ
ータを読出し、メモリ12を介してデータ制御部15を
経由してプリンタエンジン22に画像データが送られ、
画像形成を終了する。
【0128】同図(b)の場合は、TIFFなどの構造
化ファイルで許されている形式であり、1頁の画像がブ
ロック単位に分割されて構成されており、必ずしも、画
像形成する先頭部分がファイルの最初にあるとは限らな
い。しがって、この場合、頁メモリを持たないシステム
では、ファイルの最後に先頭の画像があると画像形成が
できないことになる。本実施の形態では、このような構
造化ファイルかどうかをCPU10があらかじめ認識
し、構造化データの場合は、ハードディスク装置14に
記憶せず、メモリ12に記憶する。これにより、メモリ
12は、ハードディスク装置14よりも充分に高速にア
クセスが可能であるため、画像形成が間に合わなくなる
ことはない。
【0129】また、構造化データをハードディスク装置
14に記憶しても、一旦メモリ12に読出して画像形成
を開始することも可能であるが、ハードディスク装置1
4からのファイルデータの読出しの時間だけオーバヘッ
ドとして処理時間が増えるため、プリンタエンジン22
に待ち時間が生じ、全体の画像形成性能が低下する。し
かしながら、本実施の形態に示すように、構造化データ
のような画像形成性能に影響するデータのみメモリ12
に記憶するため、画像形成の性能を落とさずに、さらに
小容量のメモリで実現可能となる。
【0130】以上説明したように、上記実施の形態によ
れば、圧縮後のデータ容量が大きく、アクセス速度の遅
いハードディスク装置に画像データを記憶して電子ソー
ト機能を実行した際に性能の低下を起こす場合には、そ
の画像データをハードディスク装置よりも高速のアクセ
スが可能な半導体メモリに記憶するため、圧縮した画像
データの容量にかかわらず、高速の電子ソート機能を実
現できる。
【0131】また、圧縮後の画像データの容量が大きい
場合には、その画像データを分割し、性能の低下を起こ
さない容量分のみハードディスク装置に記憶し、残りを
半導体メモリに記憶するため、少ないメモリ容量で高速
の電子ソート機能を実現できる。
【0132】また、高価な半導体メモリの容量が足りな
くなった場合には、メモリ上に記憶された最も小さい容
量の画像データをハードディスク装置に移すため、性能
低下を最小限に押さえることができる。
【0133】また、ハードディスク装置に記憶した容量
の累積によりハードディスク装置に記憶するか半導体メ
モリに記憶するかを判断するため、メモリ容量も少なく
て済む。
【0134】また、TIFF形式のように構造化ファイ
ルのデータを検知し、高速の半導体メモリに記憶するた
め、ハードディスク装置の読出しがネックになって画像
形成できないこともなく、また、これによって、頁メモ
リも必要でなくなる。
【0135】したがって、カラーデジタル複写機や高速
モノクロデジタル複写機における電子ソート機能を実行
する際に問題となる性能を低下することなく、安価に高
速の電子ソート機能を実現できる。
【0136】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、カ
ラーデジタル複写機や高速モノクロデジタル複写機など
における電子ソート機能を実行する際に問題となる性能
を低下することなく、安価に高速の電子ソート機能を実
現できる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカラーデジタル複写
機の構成を概略的に示すブロック図。
【図2】電子ソート機能を使用した複数部複写の基本動
作について説明するフローチャート。
【図3】ハードディスク装置に記憶されているデータを
説明する図。
【図4】ハードディスク装置に記憶されている管理情報
を説明する図。
【図5】電子ソートを説明する図。
【図6】電子ソート時のタイミングチャート。
【図7】第1の実施の形態について説明するフローチャ
ート。
【図8】第1の実施の形態について説明するフローチャ
ート。
【図9】第1の実施の形態においてハードディスク装置
に記憶されている管理情報を説明する図。
【図10】第1の実施の形態における電子ソート時のタ
イミングチャート。
【図11】第2の実施の形態について説明するフローチ
ャート。
【図12】第2の実施の形態について説明するフローチ
ャート。
【図13】第2の実施の形態においてハードディスク装
置に記憶されている管理情報を説明する図。
【図14】第2の実施の形態における圧縮データの分割
を説明する図。
【図15】第2の実施の形態における電子ソート時のタ
イミングチャート。
【図16】第3の実施の形態について説明するフローチ
ャート。
【図17】第3の実施の形態について説明するフローチ
ャート。
【図18】第3の実施の形態においてハードディスク装
置に記憶されている管理情報を説明する図。
【図19】第3の実施の形態における電子ソート時のタ
イミングチャート。
【図20】第4の実施の形態について説明するフローチ
ャート。
【図21】第4の実施の形態について説明するフローチ
ャート。
【図22】第4の実施の形態においてハードディスク装
置に記憶されている管理情報を説明する図。
【図23】第4の実施の形態における電子ソート時のタ
イミングチャート。
【図24】第5の実施の形態に係るカラーデジタル複写
機の構成を概略的に示すブロック図。
【図25】第5の実施の形態について説明するフローチ
ャート。
【図26】構造化データを説明するための図。
【図27】構造化データに基づく画像イメージを説明す
るための図。
【符号の説明】
10……CPU、11……メモリコントローラ、12…
…半導体メモリ(第2の記憶手段)、13……コントロ
ールパネル、14……ハードディスク装置(第1の記憶
手段)、15……データ転送制御部、16……頁メモリ
(記憶手段)、17……圧縮伸長部(圧縮伸長手段)、
18……システムバス、20……画像処理部、21……
スキャナ(画像読取手段)、22……プリンタエンジン
(画像形成手段)、30……外部I/F、31……パー
ソナルコンピュータ(外部装置)。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿から画像を読取り、画像データを出
    力する画像読取手段と、 この画像読取手段から出力される画像データを記憶する
    画像記憶手段と、 この画像記憶手段に記憶された前記画像データに対して
    圧縮処理を行なう画像圧縮手段と、 この画像圧縮手段から得られる圧縮データの容量が画像
    形成時間に影響を与えるか否かを判断する判断手段と、 この判断手段によって画像形成時間に影響を与えないと
    判断された場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧縮
    データを記憶する第1の記憶手段と、 前記判断手段によって画像形成時間に影響を与えると判
    断された場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧縮デ
    ータを記憶する、前記第1の記憶手段よりも高速にアク
    セス可能な第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から前
    記圧縮データを読出し、この読出した圧縮データに対し
    て伸長処理を行なうことにより元の画像データを得る画
    像伸長手段と、 この画像伸長手段から得られる画像データに基づき記録
    媒体上に画像形成を行なう画像形成手段と、 前記画像読取手段から出力された画像データを前記画像
    記憶手段に記憶する画像データ取込動作と、前記第1の
    記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から圧縮データを
    読出して前記画像形成手段で画像形成を行なう画像形成
    動作を独立に制御することによって、前記記録媒体を仕
    分けしながら出力する電子ソート機能を実行する電子ソ
    ート機能実行手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿から画像を読取り、画像データを出
    力する画像読取手段と、 この画像読取手段から出力される画像データを記憶する
    画像記憶手段と、 この画像記憶手段に記憶された前記画像データに対して
    圧縮処理を行なう画像圧縮手段と、 この画像圧縮手段から得られる圧縮データの容量をあら
    かじめ設定される所定値と比較する比較手段と、 この比較手段の比較の結果、前記圧縮データの容量が前
    記所定値よりも小さい場合に、前記画像圧縮手段から得
    られる圧縮データを記憶する第1の記憶手段と、 前記比較手段の比較の結果、前記圧縮データの容量が前
    記所定値よりも大きい場合に、前記画像圧縮手段から得
    られる圧縮データを記憶する、前記第1の記憶手段より
    も高速にアクセス可能な第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から前
    記圧縮データを読出し、この読出した圧縮データに対し
    て伸長処理を行なうことにより元の画像データを得る画
    像伸長手段と、 この画像伸長手段から得られる画像データに基づき記録
    媒体上に画像形成を行なう画像形成手段と、 前記画像読取手段から出力された画像データを前記画像
    記憶手段に記憶する画像データ取込動作と、前記第1の
    記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から圧縮データを
    読出して前記画像形成手段で画像形成を行なう画像形成
    動作を独立に制御することによって、前記記録媒体を仕
    分けしながら出力する電子ソート機能を実行する電子ソ
    ート機能実行手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の記憶手段はハードディスク装
    置であり、前記第2の記憶手段は半導体メモリであるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿から画像を読取り、画像データを出
    力する画像読取手段と、 この画像読取手段から出力される画像データを記憶する
    画像記憶手段と、 この画像記憶手段に記憶された前記画像データに対して
    圧縮処理を行なう画像圧縮手段と、 この画像圧縮手段から得られる圧縮データの容量が画像
    形成時間に影響を与えるか否かを判断する判断手段と、 この判断手段によって画像形成時間に影響を与えないと
    判断された場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧縮
    データを記憶する第1の記憶手段と、 前記判断手段によって画像形成時間に影響を与えると判
    断された場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧縮デ
    ータを少なくとも2つに分割し、その分割された圧縮デ
    ータの一方を前記第1の記憶手段に記憶せしめる分割手
    段と、 この分割手段で分割された圧縮データの他方を記憶す
    る、前記第1の記憶手段よりも高速にアクセス可能な第
    2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から前
    記圧縮データを読出し、この読出した圧縮データに対し
    て伸長処理を行なうことにより元の画像データを得る画
    像伸長手段と、 この画像伸長手段から得られる画像データに基づき記録
    媒体上に画像形成を行なう画像形成手段と、 前記画像読取手段から出力された画像データを前記画像
    記憶手段に記憶する画像データ取込動作と、前記第1の
    記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から圧縮データを
    読出して前記画像形成手段で画像形成を行なう画像形成
    動作を独立に制御することによって、前記記録媒体を仕
    分けしながら出力する電子ソート機能を実行する電子ソ
    ート機能実行手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 原稿から画像を読取り、画像データを出
    力する画像読取手段と、 この画像読取手段から出力される画像データを記憶する
    画像記憶手段と、 この画像記憶手段に記憶された前記画像データに対して
    圧縮処理を行なう画像圧縮手段と、 この画像圧縮手段から得られる圧縮データの容量をあら
    かじめ設定される所定値と比較する比較手段と、 この比較手段の比較の結果、前記圧縮データの容量が前
    記所定値よりも小さい場合に、前記画像圧縮手段から得
    られる圧縮データを記憶する第1の記憶手段と、 前記比較手段の比較の結果、前記圧縮データの容量が前
    記所定値よりも大きい場合に、前記画像圧縮手段から得
    られる圧縮データを少なくとも2つに分割し、その分割
    された圧縮データの一方を前記第1の記憶手段に記憶せ
    しめる分割手段と、 この分割手段で分割された圧縮データの他方を記憶す
    る、前記第1の記憶手段よりも高速にアクセス可能な第
    2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から前
    記圧縮データを読出し、この読出した圧縮データに対し
    て伸長処理を行なうことにより元の画像データを得る画
    像伸長手段と、 この画像伸長手段から得られる画像データに基づき記録
    媒体上に画像形成を行なう画像形成手段と、 前記画像読取手段から出力された画像データを前記画像
    記憶手段に記憶する画像データ取込動作と、前記第1の
    記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から圧縮データを
    読出して前記画像形成手段で画像形成を行なう画像形成
    動作を独立に制御することによって、前記記録媒体を仕
    分けしながら出力する電子ソート機能を実行する電子ソ
    ート機能実行手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の記憶手段はハードディスク装
    置であり、前記第2の記憶手段は半導体メモリであるこ
    とを特徴とする請求項4または5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 原稿から画像を読取り、画像データを出
    力する画像読取手段と、 この画像読取手段から出力される画像データを記憶する
    画像記憶手段と、 この画像記憶手段に記憶された前記画像データに対して
    圧縮処理を行なう画像圧縮手段と、 この画像圧縮手段から得られる圧縮データの容量が画像
    形成時間に影響を与えるか否かを判断する第1の判断手
    段と、 この第1の判断手段によって画像形成時間に影響を与え
    ないと判断された場合に、前記画像圧縮手段から得られ
    る圧縮データを記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の判断手段によって画像形成時間に影響を与え
    ると判断された場合に、前記画像圧縮手段から得られる
    圧縮データを記憶する、前記第1の記憶手段よりも高速
    にアクセス可能な第2の記憶手段と、 この第2の記憶手段に前記圧縮データを記憶する際、前
    記第2の記憶手段に空き領域があるか否かを判断する第
    2の判断手段と、 この第2の判断手段によって前記第2の記憶手段に空き
    領域がないと判断された場合に、前記第2の記憶手段に
    記憶されている圧縮データのうち最も容量の小さい圧縮
    データを選択し、この選択した圧縮データを前記第1の
    記憶手段に記憶するとともに前記第2の記憶手段から消
    去し、その後、前記圧縮データを前記第2の記憶手段に
    記憶せしめる制御手段と、 前記第1の記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から前
    記圧縮データを読出し、この読出した圧縮データに対し
    て伸長処理を行なうことにより元の画像データを得る画
    像伸長手段と、 この画像伸長手段から得られる画像データに基づき記録
    媒体上に画像形成を行なう画像形成手段と、 前記画像読取手段から出力された画像データを前記画像
    記憶手段に記憶する画像データ取込動作と、前記第1の
    記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から圧縮データを
    読出して前記画像形成手段で画像形成を行なう画像形成
    動作を独立に制御することによって、前記記録媒体を仕
    分けしながら出力する電子ソート機能を実行する電子ソ
    ート機能実行手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 原稿から画像を読取り、画像データを出
    力する画像読取手段と、 この画像読取手段から出力される画像データを記憶する
    画像記憶手段と、 この画像記憶手段に記憶された前記画像データに対して
    圧縮処理を行なう画像圧縮手段と、 この画像圧縮手段から得られる圧縮データの容量をあら
    かじめ設定される所定値と比較する比較手段と、 この比較手段の比較の結果、前記圧縮データの容量が前
    記所定値よりも小さい場合に、前記画像圧縮手段から得
    られる圧縮データを記憶する第1の記憶手段と、 前記比較手段の比較の結果、前記圧縮データの容量が前
    記所定値よりも大きい場合に、前記画像圧縮手段から得
    られる圧縮データを記憶する、前記第1の記憶手段より
    も高速にアクセス可能な第2の記憶手段と、 この第2の記憶手段に前記圧縮データを記憶する際、前
    記第2の記憶手段に空き領域があるか否かを判断する判
    断手段と、 この判断手段によって前記第2の記憶手段に空き領域が
    ないと判断された場合に、前記第2の記憶手段に記憶さ
    れている圧縮データのうち最も容量の小さい圧縮データ
    を選択し、この選択した圧縮データを前記第1の記憶手
    段に記憶するとともに前記第2の記憶手段から消去し、
    その後、前記圧縮データを前記第2の記憶手段に記憶せ
    しめる制御手段と、 前記第1の記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から前
    記圧縮データを読出し、この読出した圧縮データに対し
    て伸長処理を行なうことにより元の画像データを得る画
    像伸長手段と、 この画像伸長手段から得られる画像データに基づき記録
    媒体上に画像形成を行なう画像形成手段と、 前記画像読取手段から出力された画像データを前記画像
    記憶手段に記憶する画像データ取込動作と、前記第1の
    記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から圧縮データを
    読出して前記画像形成手段で画像形成を行なう画像形成
    動作を独立に制御することによって、前記記録媒体を仕
    分けしながら出力する電子ソート機能を実行する電子ソ
    ート機能実行手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の記憶手段はハードディスク装
    置であり、前記第2の記憶手段は半導体メモリであるこ
    とを特徴とする請求項7または8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 原稿から画像を読取り、画像データを
    出力する画像読取手段と、 この画像読取手段から出力される画像データを記憶する
    画像記憶手段と、 この画像記憶手段に記憶された前記画像データに対して
    圧縮処理を行なう画像圧縮手段と、 この画像圧縮手段から得られる圧縮データの容量とあら
    かじめ設定される所定値との差分値を計算する演算手段
    と、 この演算手段で計算された差分値を累積した値と前記圧
    縮データの容量とを加算し、この加算結果をあらかじめ
    設定される所定値と比較する比較手段と、 この比較手段の比較の結果、前記加算結果が前記所定値
    よりも小さい場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧
    縮データを記憶する第1の記憶手段と、 前記比較手段の比較の結果、前記加算結果が前記所定値
    よりも大きい場合に、前記画像圧縮手段から得られる圧
    縮データを記憶する、前記第1の記憶手段よりも高速に
    アクセス可能な第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から前
    記圧縮データを読出し、この読出した圧縮データに対し
    て伸長処理を行なうことにより元の画像データを得る画
    像伸長手段と、 この画像伸長手段から得られる画像データに基づき記録
    媒体上に画像形成を行なう画像形成手段と、 前記画像読取手段から出力された画像データを前記画像
    記憶手段に記憶する画像データ取込動作と、前記第1の
    記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から圧縮データを
    読出して前記画像形成手段で画像形成を行なう画像形成
    動作を独立に制御することによって、前記記録媒体を仕
    分けしながら出力する電子ソート機能を実行する電子ソ
    ート機能実行手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 外部装置から送られる画像データを表
    す画像ファイルを受取る受取手段と、 この受取手段で受取った画像ファイルのデータ構造を解
    釈するデータ構造解釈手段と、 このデータ構造解釈手段により所定のデータ構造である
    と解釈された場合に、前記受取手段で受取った画像ファ
    イルを記憶する第1の記憶手段と、 前記データ構造解釈手段により所定のデータ構造ではな
    いと解釈された場合に、前記受取手段で受取った画像フ
    ァイルを記憶する第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段あるいは前記第2の記憶手段から前
    記画像ファイルを読出し、この読出した画像ファイルに
    基づき記録媒体上に画像形成を行なう画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の記憶手段はハードディスク
    装置であり、前記第2の記憶手段は半導体メモリである
    ことを特徴とする請求項10または11記載の画像形成
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2009118286A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置

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