JP2861302B2 - 調理器用温度センサー - Google Patents
調理器用温度センサーInfo
- Publication number
- JP2861302B2 JP2861302B2 JP17513590A JP17513590A JP2861302B2 JP 2861302 B2 JP2861302 B2 JP 2861302B2 JP 17513590 A JP17513590 A JP 17513590A JP 17513590 A JP17513590 A JP 17513590A JP 2861302 B2 JP2861302 B2 JP 2861302B2
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- JP
- Japan
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- head
- insulator
- thermocouple
- temperature sensor
- rigid body
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- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、家庭等で使用されている調理器具で被加熱
物に接触して被加熱物の温度を感知する温度センサーに
関するものである。
物に接触して被加熱物の温度を感知する温度センサーに
関するものである。
従来の技術 従来のこの種の調理器用温度センサー１は、第２図に
示すように筒状の剛体２の先端にヘッド３を設けて、ヘ
ッド３に電気的な絶縁体（セラミックなど）４を真空ロ
ー付け等により接着し、絶縁体４に温度感熱体（SiC等
のセラミック）５をガラス封口６等により接着すると同
時に温度感熱体５を周囲の剛体２及びヘッド３から絶縁
状態として、この調理器用温度センサー１の感熱体５が
被加熱物７の温度を感知して調理器具の制御をするよう
になっていた（例えば、実開昭55−74801号）。
示すように筒状の剛体２の先端にヘッド３を設けて、ヘ
ッド３に電気的な絶縁体（セラミックなど）４を真空ロ
ー付け等により接着し、絶縁体４に温度感熱体（SiC等
のセラミック）５をガラス封口６等により接着すると同
時に温度感熱体５を周囲の剛体２及びヘッド３から絶縁
状態として、この調理器用温度センサー１の感熱体５が
被加熱物７の温度を感知して調理器具の制御をするよう
になっていた（例えば、実開昭55−74801号）。
発明が解決しようとする課題 しかしながら前記のような構成では、筒状の剛体２の
先端にヘッド３を設けて、へッド３に電気的な絶縁体４
をロー付け等により接着し、絶縁体４に温度感熱体５を
ガラス封口６等により接着すると同時に温度感熱体５を
周囲の剛体２及びヘッド３から絶縁していたので、被加
熱物７が天ぷら調理等によって220℃程度に加熱させら
れたり、被加熱物７が鉄板等で焼物等がなされたりする
と280℃程度に加熱されたりした場合は、絶縁体４はセ
ラミック等で構成すれば温度的な耐熱性は十分得られる
が、ヘッド３、絶縁体４、ガラス封口６及び温度感熱体
５間には温度差が生じるので、互いの熱膨張率の差によ
る応力が発生して、機械的強度の弱いガラス封口が破損
したり、また、温度感熱体５は一般的に半導体であるた
めに耐熱温度が250℃程度と低く、調理器用温度センサ
ー１を高温から保護する必要があるために250℃以上の
調理はこの調理器用温度センサー１を使用した場合に
は、この調理器具では調理できないという課題を有して
いた。
先端にヘッド３を設けて、へッド３に電気的な絶縁体４
をロー付け等により接着し、絶縁体４に温度感熱体５を
ガラス封口６等により接着すると同時に温度感熱体５を
周囲の剛体２及びヘッド３から絶縁していたので、被加
熱物７が天ぷら調理等によって220℃程度に加熱させら
れたり、被加熱物７が鉄板等で焼物等がなされたりする
と280℃程度に加熱されたりした場合は、絶縁体４はセ
ラミック等で構成すれば温度的な耐熱性は十分得られる
が、ヘッド３、絶縁体４、ガラス封口６及び温度感熱体
５間には温度差が生じるので、互いの熱膨張率の差によ
る応力が発生して、機械的強度の弱いガラス封口が破損
したり、また、温度感熱体５は一般的に半導体であるた
めに耐熱温度が250℃程度と低く、調理器用温度センサ
ー１を高温から保護する必要があるために250℃以上の
調理はこの調理器用温度センサー１を使用した場合に
は、この調理器具では調理できないという課題を有して
いた。
本発明はかかる従来の課題を解消するもので、温度セ
ンサー１の耐熱性を向上させて高温調理のできる調理器
具を提供することを目的とするものであ。
ンサー１の耐熱性を向上させて高温調理のできる調理器
具を提供することを目的とするものであ。
課題を解決するための手段 前記課題を解決するために本発明は調理器用温度セン
サーを、先端を円板体で閉塞した筒状部を有するヘッド
の、前記筒状部内に粉末状の絶縁物を充填し、前記粉末
状の絶縁物の中に熱電対の接点部を挿入して前記ヘッド
と前記熱電対を電気的に絶縁状態に保ち、かつ前記ヘッ
ドの筒状部外周を覆う剛体の先端をヘッドの円板体に固
定すると共に、前記剛体とは別体の受板上に発条体を介
して前記剛体を支持したものである。
サーを、先端を円板体で閉塞した筒状部を有するヘッド
の、前記筒状部内に粉末状の絶縁物を充填し、前記粉末
状の絶縁物の中に熱電対の接点部を挿入して前記ヘッド
と前記熱電対を電気的に絶縁状態に保ち、かつ前記ヘッ
ドの筒状部外周を覆う剛体の先端をヘッドの円板体に固
定すると共に、前記剛体とは別体の受板上に発条体を介
して前記剛体を支持したものである。
作用 本発明は前記した構成によって、ヘッドの筒状部内に
熱電対の接点部を挿入し、筒状部内に電気的な粉末状の
絶縁物を充填して、ヘッドと熱電対を電気的に絶縁状態
に保ち、電気的な絶縁物の中に熱電対の接点部を埋設し
て、受板及び剛体で支持して調理器用温度センサーを構
成したので絶縁物は従来のように接着はされていない
し、絶縁物は粉末状であるがために高温時における絶縁
物、剛体、受板等の熱膨張率の差による応力は絶縁物が
吸収するので応力割れが生じることが無い。或は、高温
に対する熱電対の接点部の保護は熱電対が金属であるた
めに耐熱性が十分であるがために不要になり、この温度
センサーを使用した調理器具では高温の調理ができる。
熱電対の接点部を挿入し、筒状部内に電気的な粉末状の
絶縁物を充填して、ヘッドと熱電対を電気的に絶縁状態
に保ち、電気的な絶縁物の中に熱電対の接点部を埋設し
て、受板及び剛体で支持して調理器用温度センサーを構
成したので絶縁物は従来のように接着はされていない
し、絶縁物は粉末状であるがために高温時における絶縁
物、剛体、受板等の熱膨張率の差による応力は絶縁物が
吸収するので応力割れが生じることが無い。或は、高温
に対する熱電対の接点部の保護は熱電対が金属であるた
めに耐熱性が十分であるがために不要になり、この温度
センサーを使用した調理器具では高温の調理ができる。
又、本来の目的である熱電対とヘッド、受板等との電
気絶縁も絶縁物の割れがないので充分に確保できる。
気絶縁も絶縁物の割れがないので充分に確保できる。
実施例 第１図は、本発明の調理器用温度センサーの一実施例
の断面図を示す。なお、従来例と同一機能を有する部分
については、同一符号を付して説明は省略する。
の断面図を示す。なお、従来例と同一機能を有する部分
については、同一符号を付して説明は省略する。
本発明の構成を説明する。
第１図において、９は調理器用温度センサー１の温度
感熱体の熱電対10の接点部で、接点部９はヘッド23の筒
状部11内に絶縁物12の粉末状の酸化マグネシュウムを充
填した中に埋設され、筒状部11の入口は蓋13によって閉
塞され、ヘッド23は剛体２に溶接等で接着され受板14に
発条体15を介して支持されて構成されている。
感熱体の熱電対10の接点部で、接点部９はヘッド23の筒
状部11内に絶縁物12の粉末状の酸化マグネシュウムを充
填した中に埋設され、筒状部11の入口は蓋13によって閉
塞され、ヘッド23は剛体２に溶接等で接着され受板14に
発条体15を介して支持されて構成されている。
ヘッド23は円板体23aの中央部に一体に筒状部11を構
成する。
成する。
本発明の作用を説明する。
前記構成のように、筒状部11内の電気的な絶縁物12に
温度感熱体の熱電対10の接点部９を埋設して、この絶縁
物12を蓋13で覆い、挾持した調理器用温度センサー１を
調理器具に用いたので、絶縁物12は従来のようにヘッド
23に接着されていないし、絶縁物12は粉末状であるがた
めに高温時においても従来のように絶縁物12、剛体２、
受板14等の熱膨張率の差による応力を絶縁物12が吸収す
るので応力割れが生じることが無い。或は、高温に対す
る熱電対10の接点部９の保護は熱電対12が金属であるた
めに耐熱性が十分であるがために不要になり、この温度
センサー１を使用した調理器具では高温の調理ができ
る。又、本来の目的である熱電対10とヘッド23、受板14
等との電気絶縁も絶縁物12の割れがないので充分に得ら
れるという効果があるのである。
温度感熱体の熱電対10の接点部９を埋設して、この絶縁
物12を蓋13で覆い、挾持した調理器用温度センサー１を
調理器具に用いたので、絶縁物12は従来のようにヘッド
23に接着されていないし、絶縁物12は粉末状であるがた
めに高温時においても従来のように絶縁物12、剛体２、
受板14等の熱膨張率の差による応力を絶縁物12が吸収す
るので応力割れが生じることが無い。或は、高温に対す
る熱電対10の接点部９の保護は熱電対12が金属であるた
めに耐熱性が十分であるがために不要になり、この温度
センサー１を使用した調理器具では高温の調理ができ
る。又、本来の目的である熱電対10とヘッド23、受板14
等との電気絶縁も絶縁物12の割れがないので充分に得ら
れるという効果があるのである。
発明の効果 以上のように本発明の調理器用温度センサーによれば
次の効果が得られる。
次の効果が得られる。
調理器用温度センサーは、先端を円板体で閉塞した筒
状部を有するヘッドの、前記筒状部内に粉末状の絶縁物
を充填し、前記粉末状の絶縁物の中に熱電対の接点部を
挿入して前記ヘッドと前記熱電対を電気的に絶縁状態に
保ち、かつ前記ヘッドの筒状部外周を覆う剛体の先端を
ヘッドの円板体に固定すると共に、前記剛体とは別体の
受板上に発条体を介して前記剛体を支持した構成として
いるので、絶縁物と筒状部の部品は接触はしているもの
の相互に接着はされていないので高温時の熱膨張率の差
による応力割れ、或は、高温に対する熱電対の接点部の
保護は熱電対が金属であるために耐熱性が十分であるが
ために不要になり、この温度センサーを使用した調理器
具では高温の調理ができる。
状部を有するヘッドの、前記筒状部内に粉末状の絶縁物
を充填し、前記粉末状の絶縁物の中に熱電対の接点部を
挿入して前記ヘッドと前記熱電対を電気的に絶縁状態に
保ち、かつ前記ヘッドの筒状部外周を覆う剛体の先端を
ヘッドの円板体に固定すると共に、前記剛体とは別体の
受板上に発条体を介して前記剛体を支持した構成として
いるので、絶縁物と筒状部の部品は接触はしているもの
の相互に接着はされていないので高温時の熱膨張率の差
による応力割れ、或は、高温に対する熱電対の接点部の
保護は熱電対が金属であるために耐熱性が十分であるが
ために不要になり、この温度センサーを使用した調理器
具では高温の調理ができる。
又、熱電対とヘッド、受板等との電気絶縁も絶縁物の
割れがないので充分に確保できる。
割れがないので充分に確保できる。
第１図は本発明の調理器用温度センサーの一実施例の断
面図、第２図は従来の調理器用温度センサーの断面図、
を示す。 1:調理器用温度センサー、2:剛体、23:ヘッド、9:接点
部、10:熱電対、11:筒状部、12:絶縁物、13:蓋、14:受
板、15:発条体。
面図、第２図は従来の調理器用温度センサーの断面図、
を示す。 1:調理器用温度センサー、2:剛体、23:ヘッド、9:接点
部、10:熱電対、11:筒状部、12:絶縁物、13:蓋、14:受
板、15:発条体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−256021（ＪＰ，Ａ) 実開 昭56−61003（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01K 7/02 A47J 36/00 F27D 21/00
Claims (1)
- 【請求項１】先端を円板体で閉塞した筒状部を有するヘ
ッドの、前記筒状部内に粉末状の絶縁物を充填し、前記
粉末状の絶縁物の中に熱電対の接点部を挿入して前記ヘ
ッドと前記熱電対を電気的に絶縁状態に保ち、かつ前記
ヘッドの筒状部外周を覆う剛体の先端をヘッドの円板体
に固定すると共に、前記剛体とは別体の受板上に発条体
を介して前記剛体を支持した調理器用温度センサー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17513590A JP2861302B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 調理器用温度センサー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17513590A JP2861302B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 調理器用温度センサー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04136727A JPH04136727A (ja) | 1992-05-11 |
| JP2861302B2 true JP2861302B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=15990904
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17513590A Expired - Fee Related JP2861302B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 調理器用温度センサー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2861302B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111161978B (zh) * | 2020-01-19 | 2022-01-25 | 马良 | 一种用于电热炊具的一体化控制装置 |
-
1990
- 1990-07-02 JP JP17513590A patent/JP2861302B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04136727A (ja) | 1992-05-11 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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