JP2860683B2 - 路面水誘導装置及び路面水誘導方法 - Google Patents

路面水誘導装置及び路面水誘導方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は主として、林道等にみられる如く未舗装道路
での路面水を円滑に側溝まで誘導すべく弾性体利用の路
面水誘導装置及び路面水誘導方法に関するものである。
(ロ)従来の技術 雨水等を要因とする路面水は、未舗装道路面を被うと
低部やわだちに流れ込み軟部を侵食するため路面が凹凸
状となり、車両等の通行上不便が生じたり道路の決壊に
至ることもある。そのため、路面全体を被いながら低部
に集中しがちな路面水を速やかに道路端に設けられるべ
く側溝に誘導排水しなければならないことになる。
そこで従来の処理方法としては、道路に対し適宜に横
断すべく排水溝を設け、道路上り方向から流れる路面水
を排水溝に流入させ、道路の側溝へ誘導させることが施
行されている。
但し、路面水は自らの流れによる路面に対する侵食の
ため、横断すべく排水溝には必然的に土砂までもが流入
することになり、土砂が排水溝を埋めることで排水溝と
しての機能は失われることになる。
従って土砂の流入を防ぐ手段として、目の細かい格子
状の蓋や僅かな隙間を保有しているコンクリート製の蓋
にて、横断排水溝を被うことが施工されている。更によ
り路い排水処理と土砂流入防止機能を持たせることを意
図した考案(実公昭58−20711)の利用も考えられる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 林道等に見られる如く未舗装道路上全体を被う路面水
による軟部を削り取るべく土砂の流出を防ぐため、速や
かに路面水を側溝へと誘導することは、未舗装道路に対
する保全として大きなウェートを占めている。
即ち、路面水を滞ることなく速やかに側溝へ誘導する
ためには、横断すべく排水溝を設置することが考えられ
るが、路面水の流れとともに流入する土砂を防ぐか、あ
るいは排水溝に堆積してしまう土砂を除去するかが排水
機能を保つ上で必至となるのである。
従来見られる如く、横断排水溝を設置した場合、路面
水は確かに横断排水溝に流入し、側溝へと誘導される
が、路面水に削られた土砂もまた横断排水溝へと流入す
ることになる。土砂流入を防ぐために、格子状蓋等が横
断排水溝に被われているが、土砂の粒は大小があり、格
子目より細かい土砂はやはり横断排水溝に流入し、土砂
が堆積し排水機能を失ってしまう。しかも横断排水溝は
道路進行方向に対しほぼ直交しているため路面水や土砂
流入との対応も直交状態となり、土砂が一旦横断排水溝
に流入すれば、側溝へとスムーズに誘導されることはあ
りえない。横断排水溝自体どちらか一方の側溝へ傾斜さ
せようとしても道路幅に限りがあり、土砂を流出させる
程の傾斜は容易には設定しえないのである。更に格子状
目より粒が大きい土砂が格子状蓋等を被い、土砂が部分
的であれ全体的であれ、覆い被さることで路面水が横断
排水溝に流入することができず排水機能を全く失うこと
にもなる。
また、側溝蓋としての(実公昭58−20711)考案を横
断排水溝に利用したとしても、確かに流入口が突起状で
小さいため横断排水溝へ流入する土砂の量は減るが、路
面水全体を速やかに排水するためにはオーバーフローす
る量が多くなりすぎで、横断排水溝への利用と考えれば
路面水処理機能が十分に満たされないのではないか。
横断排水溝の設置する前提は未舗装道路であり、土砂
流入を防ぎたいあまり路面水を路面上にて停滞させるこ
とは、路面水による路面への軟化・侵食を促すことにな
り、かつ車両等の通行状態も悪くなるので速やかに路面
水を側溝に誘導する必要性があろう。
一旦横断排水溝へ流入した土砂を掬い上げることは、
作業上かなりの労力を必要とするため、排水溝の如く路
面より低い位置に横断排水溝を埋設することは、路面水
の速やかな誘導及び土砂流入の完全な防止が可能となら
ない限り有効性はないことになる。
本発明では、従来のもつ以上の課題を解決し、路面水
を側溝へ速やかに誘導し、かつ土砂流入による誘導の排
水機能をなくすことを回避し、路面の安全を守るための
弾性体利用による路面水誘導装置及び路面水誘導方法を
提供することを目的とする。
(ニ)問題を解決するための手段 この目的を達成するため、本発明は次のような構成と
している。
先ず、一定の長さを有しかつ補強突起(1)を有する
帯状弾性体(2)を、箱形状の弾性体支持部(3)の側
面または端部適所に、帯状弾性体(2)の上部が弾性体
支持部(3)の上面より突出するよう当着または嵌着さ
せることで路面水誘導装置を形成する。
次に、本発明の路面水誘導装置を用いて、道路上り方
向に対し逆V字状または道路幅に対し斜線状となるよう
個別に並設させる。その際、弾性体支持部(3)の上面
が路面の高さと同じくなるよう埋設させ、かつ帯状弾性
体(2)が道路下り方向側に位置し、各帯状弾性体
(2)が隙間なく並ぶよう形成する。
また、道路上り方向に対し逆V字状または道路幅に対
し斜線状となるよう予めコンクリート等で弾性体支持部
(3)を上面が路面と高さを同じくすべく連続的に形成
し、次に弾性体支持部(3)に対し、帯状弾性体(2)
を道路下り方向の側面または端部適所に帯状弾性体
(2)の上部が弾性体支持部(3)の上面より突出する
よう当着または嵌着させながら、各帯状弾性体(2)を
隙間なく並べ接しかつ形成する方法もある。
(ホ)実施例 本発明の実施例としては、まず未舗装道路の形態、即
ち側溝が両端に設置されているか、片端のみか、あるい
は直線部か曲り部かによって設置形態が対応される。
道路が直線部でありかつ両端に側溝が設置されている
場合では、道路上り方向に対し逆V字状に本発明を設置
する。路面水は道路上り方向から下り方向へと流れるた
め、逆V字状の帯状弾性体(2)に当たり、帯状弾性体
(2)も逆V字状に並設された本発明の装置と連結する
側溝際まで隙間なく並設されているので、逆V字状の両
斜線状に沿って側溝へと速やかに誘導される。
尚、未舗装道路の路面は車両等の通行により、道央よ
り左右にわだちができ、路面水が集中しがちであるが、
左右両端の側溝に誘導すべく帯状弾性体(2)は、通常
わだちに対して斜線状に位置しているため、わだちを流
れる大部分の路面水が速やかに側溝に向かって流れるこ
とになる。
次に道路が曲り部即ちカーブにさしかかっている場合
や片端側溝の場合では、曲り部においては外側から道路
下り方向に対し斜線状に本発明を設置し、片端側溝にお
いては片端側溝のみへ路面水を誘導するため側溝のない
端から道路下り方向に対し側溝を有する端まで設置す
る。
(ヘ)発明の効果 未舗装道路における路面水処理の課題としては、先ず
路面水による路面の削除を最小限に留めつつ、いかに路
面水を速やかに側溝へ誘導するかであり、更に路面水を
大量に誘導すればする程土砂流入の可能性が高まるの
で、いかに土砂流入を防ぎ、また土砂流入の際いかに簡
単に土砂を除去するかであるが、本発明はいずれも課題
点を克服している。
即ち、路面水誘導に対しては、道路が直線の場合逆V
字状形態とするが、車両通過によるわだちの形成で道央
は殆ど路面水がたまらず、道央に逆V字状の先端が位置
することで路面水の速やかな誘導を妨げることはなく、
わだちに集中する路面水は左右に斜線状を形成する帯状
弾性体に沿って速やかに側溝へと流入することになる。
次に道路幅が傾斜していたり、曲り部であったり或は
片端のみ側溝が設置されている場合、傾斜に沿うように
また側溝に流入しやすいよう斜線状形態とし、路面水を
速やかに誘導することが可能である。
ところで、設置方法も路面工事に合わせ、予め形成し
た本発明の路面水誘導装置を埋設したり、或は弾性体支
持部となるべく一定の幅を有する箱形状等を道路面にコ
ンクリート等で連続的に形成し、その後一定の長さを有
する帯状弾性体を、道路下り方向側に当たる弾性体支持
部側面や端部適所に当着、嵌着するようモルタル等で固
定するなど、路面に応じて施工方法を変化対応させるこ
とができる。
さて、土砂流入に関しては、従来の横断排水溝では路
面水とともに土砂は路面から横断排水溝に流入し横断排
水溝に堆積してしまうことになるが、本発明では路面水
に対する側溝までの誘導過程を追えば明らかなように、
路面水は側溝に至るまで一度も路面より低い位置に落下
することなく誘導されるため、土砂自体従来の如く横断
排水溝へ落下することなく帯状弾性体に沿い自然傾斜の
影響もあり側溝付近へ誘導されるのである、仮に帯状弾
性体に合わせて土砂が堆積したとしても、土砂は路面よ
り低く位置する横断排水溝にたまるのではなくあくまで
も路面上であ、除去作業は一旦横断排水溝落下流入した
土砂を掬い上げるのではなく路面上を移動させるだけの
はるかに容易な作業となるのである。
また、従来の横断排水溝とは設置ラインが異なり、水
が高きより低きに流れる性質を利用した逆V字状、斜線
状であるため、路面水は滞ることなく速やかに側溝へと
誘導され、路面水が停滞することで生じる路面への軟化
・侵食を防ぐことにもなる。
尚、帯状弾性体は一定の長さで形成され、各帯状弾性
体同士係止するのではなく並び接しているのであり、車
両等が通過したところで直接タイヤ等による接触される
部分のみ折れ曲がるが、補強突起のバックアップも合わ
せて帯状弾性体の特徴として通過後再び復元するのであ
る。つまり、車両の通行上妨げにもならず耐用性も満た
されている。仮に耐用限界を超えたとしても帯状弾性体
のみを交換すればよく、費用も労力も最小限におさえら
れよう。
以上の如く本発明は、未舗装道路の路面水及び土砂の
処理に関して従来の横断排水溝とはまったく異なり、排
水溝を設置しないで路面の自然傾斜をも利用することで
路面水を速やかに側溝に誘導し、かつ横断排水溝がある
がゆえに生じた土砂の流入による横断排水溝の機能の停
止の問題は起こりえず、路面と同じ高さで土砂が帯状弾
性体に堆積する程度であるから簡単に土砂を移動でき、
更に帯状弾性体特有の性質を利用して車両等の運行に支
障を来さず耐用性、互換性もある優れて有効利用可能な
路面水誘導装置及び路面水誘導方法を提供するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図…本発明の実施例を示す斜視図 第2図…本発明の実施例を示す平面図 第3図…本発明の特許請求第1項を示す斜視図 第4図…本発明の弾性体を示す平面図・正面図接合部の
拡大図 第5図…従来の蓋付き横断排水溝の斜視図 1……補強突起 2……帯状弾性体 3……弾性体支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01C 1/00 E01F 5/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定の長さを有しかつ補強突起(1)を有
    する帯状弾性体(2)を、箱形状の弾性体支持部(3)
    の側面または端部適所に帯状弾性体(2)の上部が弾性
    体支持部(3)の上面より突出するよう当着または嵌着
    し、形成することを特徴とする路面水誘導装置。
  2. 【請求項2】第1項記載の路面水誘導装置を、弾性体支
    持部(3)の上面が路面と高さを同じくし、かつ帯状弾
    性体(2)が道路下り方向側に位置し、道路上り方向に
    対し逆V字状または道路幅に対し斜線状となるよう並設
    することを特徴とする路面水誘導方法。
  3. 【請求項3】路面において、道路上り方向に対し逆V字
    状または道路幅に対し斜線状となるよう弾性体支持部
    (3)を、弾性体支持部(3)の上面が路面と高さを同
    じくすべく連続的に形成し、一定の長さを有しかつ補強
    突起(1)を有する帯状弾性体(2)が、弾性体支持部
    (3)道路下り方向側の側面または端部適所に帯状弾性
    体(2)の上部が弾性体支持部(3)の上面より突出す
    るよう当着または嵌着し、各帯状弾性体(2)が互いに
    並び接することを特徴とする路面水誘導方法。
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