JP2859872B1 - 紙葉類計数装置 - Google Patents

紙葉類計数装置

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JP2859872B1 JP10099340A JP9934098A JP2859872B1 JP 2859872 B1 JP2859872 B1 JP 2859872B1 JP 10099340 A JP10099340 A JP 10099340A JP 9934098 A JP9934098 A JP 9934098A JP 2859872 B1 JP2859872 B1 JP 2859872B1
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙幣等の紙葉類計数
装置に関し、特に、携帯性に優れた小型の紙葉類計数機
に適用して有効なものに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、紙葉類を計数する装置とし
て、例えば紙幣入出金機等の金銭処理機に組み込まれた
紙幣計数装置(ある金種の紙幣を所望の枚数分繰り出し
て計数し、金銭処理機内の出金口へ通じる搬送路へ送り
出す装置)、あるいは紙幣の計数を目的とした紙幣計数
機に用いられる紙幣計数装置が知られている。
【0003】この種の従来の紙幣等紙葉類の計数装置
は、例えば、特開昭56−76882号公報、特開昭6
3−37492号公報、特開平3−235186号公報
等に開示されているように、回転する給紙ローラ等の摩
擦により、積層された紙葉類を、その幅方向あるいは長
手方向に一枚ずつ繰り出して搬送し、搬送される途中に
おいて、紙葉類の通過を光遮断形センサ等にて検出して
計数し、再集積機構へと導くような機構となっているの
が普通である。
【0004】また、特開平8−159487号公報に開
示されたものでは、紙葉類を束にして縦状に載置し、そ
の紙葉類の束の前端部を摩擦係数の大きい繰出しローラ
と二重送り防止部材とにより挟み、繰出しローラの回転
駆動により、紙葉類の前端側一側縁方向に対して斜め上
向きに、紙葉類を一枚ずつ分離して繰出し、その繰出し
方向の紙葉類の角部の通過を検知手段により検知して計
数する携帯用の紙葉類計数装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の紙葉類計数装置では、積層され、もしくは束にし
た紙葉類を全て繰出して計数するだけであって、予め設
定された枚数(計数設定値)、例えば100枚だけ計数
すると紙葉類の繰出し動作を中止するというものがなか
った。
【0006】また、前記計数設定値を任意に変更できる
ようにした紙葉類計数装置もなかった。本発明は、この
ような問題点を解決すべく改良した紙葉類計数装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の紙葉類計数装置は、積層さ
れた紙葉類を一枚ずつ分離して間欠的に搬送する繰出し
搬送手段と、該繰出し搬送手段にて繰り出された紙葉類
の枚数を検知して計数するための計数手段と、計数値等
を表示する表示手段と、これらを制御する制御手段とを
備えてなる紙葉類計数装置であって、電源スイッチと、
複数の操作スイッチとを備え、操作スイッチは、計数開
始操作スイッチと、累積計数操作スイッチとにより構成
し、前記制御手段は、電源スイッチのON操作により通
常計数モードにセットされ、所定箇所に紙葉類を載置し
て前記計数開始操作スイッチもしくは累積計数操作スイ
ッチを押下すると、積層された紙葉類を繰り出して計数
するように通常計数モード制御作動する一方、前記計数
開始操作スイッチを押下した状態で電源スイッチのON
操作にてバッチモードにセットされ、その状態で計数開
始操作スイッチもしくは累積計数操作スイッチの押下・
離し操作の繰り返しにより前記計数設定値を変更し、次
いで計数開始操作スイッチと、累積計数操作スイッチと
を同時押下にて前記設定値を確定させ、所定箇所に紙葉
類を載置して前記計数開始操作スイッチもしくは累積計
数操作スイッチを押下すると、積層された紙葉類を繰り
出して計数し、且つ前記設定値だけ枚数計数を実行する
と、前記紙葉類の繰り出し動作を中止するバッチモード
制御動作を実行するように構成されたものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明の紙葉類計数
装置は、積層された紙葉類を一枚ずつ分離して間欠的に
搬送する繰出し搬送手段と、該繰出し搬送手段にて繰り
出された紙葉類の枚数を検知して計数するための計数手
段と、計数値等を表示する表示手段と、これらを制御す
る制御手段とを備えてなる紙葉類計数装置であって、電
源スイッチと、複数の操作スイッチとを備え、前記制御
手段は、前記電源スイッチと、複数の操作スイッチとの
スイッチ操作の組合せにより、積層された紙葉類を繰り
出して計数する通常計数モードと、予め設定する計数設
定値を変更し、 且つこの計数設定値だけ紙葉類の計数を
実行すると、前記紙葉類の繰り出し動作を中止するバッ
チモードとに切換え可能に構成する一方、バッチモード
における計数動作に際して、正回転した駆動モータの一
旦停止の後、紙葉類を検知手段が検知しているとき、当
該駆動モータを適宜短時間だけ、もしくは検知手段が紙
葉類を検知しなくなるまで、逆回転させるように構成し
たものである。
【0009】他方、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2のいずれかに記載の紙葉類計数装置にお
いて、紙葉類の束を立てて載置する載置部と、前記載置
部の一端側の側方に配置され、前記載置された紙葉類の
束のうち表面側の始端部に当接しつつ回転可能な繰り出
しローラと、該繰り出しローラを回転駆動する駆動モー
タと、前記載置部上にて紙葉類の束をその裏面側から前
記繰出しローラの回転周面方向に押圧する押圧手段と、
前記繰り出しローラの回転周面に対向する位置に配置さ
れ紙葉類の重ね送りを防止する重ね送り防止部材と、前
記繰り出しローラによる紙葉類の繰り出し方向の前方近
傍位置において紙葉類の角部の通過を検知する検知手段
と、該検知手段からの信号を受けて紙葉類を計数する計
数手段と、を備えた本体ケースに、前記電源スイッチ及
び操作スイッチを備えたものである。
【0010】そして、請求項4に記載の発明は、請求項
1に記載の紙葉類計数装置において、紙葉類を寝かせて
積層する載置台と、該載置台の近傍に設けられ、積層し
た紙葉類を給紙搬送するキックローラと、その搬送下流
側に配置するフイードローラと、さらにその搬送下流側
に配置するピックアップローラ対とからなり、フイード
ローラと対向して紙葉類を分離するための分離体を配置
し、フイードローラと分離体とにより搬送される紙葉類
を1枚ずつに分離する一方、該分離された紙葉類を検知
する検知手段と、該検知手段からの信号を受けて紙葉類
を計数する計数手段と、を備えた本体ケースに、前記電
源スイッチ及び操作スイッチを備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態について図面に基づいて説明する。図1は本発明の一
実施形態の紙葉類計数機の本体ケースに対して蓋体を開
いた状態で示す斜視図、図2は本体ケースの正面図、図
3は図1に示す紙葉類計数機の蓋体を開いた状態で示す
一部切欠き平面図、図4は図3のIV−IV線矢視断面図、
図5は図3のV−V線矢視で示す一部切欠き断面図であ
る。
【0012】図に符号1で示すこの実施例の紙葉類計数
機1は、内外国の各種紙幣、紙幣程度の大きさの商品
券、宝くじ券、各種チケット、プリペイドカード、はが
き等のの各種紙葉類の計数に用いるものであって、合成
樹脂製の本体ケース2と該本体ケース2の前面下端にて
ヒンジ連結された、同じく合成樹脂製の蓋体3とで構成
されており、蓋体3にて本体ケース2の前面及び上面等
を塞ぐように閉じると、紙葉類計数機1全体の形状はほ
ぼ立方体となる。
【0013】前記本体ケース2には、図1及び図2に示
すごとく、紙葉類4の束をその広幅面を立てた状態で、
図の左側から右下がりに載置可能な傾斜状の載せ面5a
を有する載置部としての載置台5と、前記載置された紙
葉類4のうちの表面側始端に当接しつつ回転駆動する繰
出しローラ6と、該繰出しローラ6を駆動する駆動手段
と、前記紙葉類4のうちの表面側始端部位を前記繰出し
ローラ6の回転周面に対して押圧付勢するための押圧手
段としての縦板状の押圧体7と、該押圧手段に近接した
部位にて繰り出される紙葉類4が重ね送りされるのを防
止するための重ね送り防止部材8等が配置されている。
【0014】前記載置台5は、図1〜図3に示すよう
に、本体ケース2の左側端部位にて高くなり、該載置台
5の載せ面に載置した紙葉類4の長手寸法が長い場合、
その紙葉類4の束の左側が本体ケース2より外に突出で
きるように開放されている。紙葉類4の束をその裏面側
から繰出しローラ6に押圧するための押圧体7の基部
は、本体ケース2における背面板2aの左側端部近傍に
て縦軸9を中心に前後回動可能に枢支されている。縦軸
9に巻回する付勢手段としてのねじりばね10にて押圧
体7を本体ケース2の前方向、即ち、押圧体7の縦方向
自由端縁7a前部近傍が繰出しローラ6の回転周面のう
ちの裏面側に押圧当接するように付勢している。
【0015】また、載置台5の左側前部位には、紙葉類
4の束の前面のうち左側部位(後寄り部位)が前倒れに
なったり、載置台5から脱落しないようにするための前
面保持部5bを上向きに突設させている。載置台5の低
い側には、仕切り部11が上方に突出させてあり、ま
た、外周がウレタン樹脂製等の摩擦係数の大きい摩擦部
材6aにて被覆された繰出しローラ6は、その軸12を
前記載せ面5aの傾斜角度より大きい傾斜角度にて配置
されている。
【0016】図1中、本体ケース2の右側部位の収納部
19の前面は、ねじ止めされて着脱自在な合成樹脂製の
カバー体13にて覆われている。カバー体13より奥側
の収納部19内には、前記繰出しローラ6を回転駆動す
るための駆動モータ14及びギヤ装置を収納したギヤボ
ックス15が配置されている(図5参照)。前記駆動モ
ータ14は、正逆回転可能なモータであって、例えば、
コアレスサーボモータ、コアレスマイクロモータ、ステ
ッピングモータ等のDC(直流)モータを使用する。前
記ギヤボックス15から突出した2つのブラケット18
には、後述するように、繰出しローラ6にて繰り出され
た紙葉類4の角部の通過を検出して枚数を計数するため
の検知手段としての、光遮断型の第1ホトセンサ16の
投光部16a及び第2ホトセンサ17の投光部17aが
固定されている(図5参照)。その投光部16a、投光
部17aと対峙して収納部19内には第1ホトセンサ1
6の受光部16b及び第2ホトセンサ17の受光部17
bが配置されている(図3及び図4参照)。
【0017】前記収納部19の上方を覆う上面板20の
側縁と、前記押圧体7の縦方向自由端縁7aとの間に
は、前記載置台5に立てて載置された紙葉類4の束の前
縁に当接し得るガイド部21と、第1規制部材22とを
一体的に形成された部品23が、本体ケース2の背面板
2a側に固定されている。また、前記上面板20の側縁
20aの前端部位には、爪状の第2規制部材24が設け
られている。
【0018】前記繰出しローラ6の回転周面の裏面側に
押圧して紙葉類4の重ね送りを防止するため、ウレタン
ゴム片製等摩擦係数の大きい重ね送り防止部材8は、そ
の基端部が前記部品23にねじ止め等にて固定されてい
る。重ね送り防止部材8は、その自由端側が前記押圧体
7の縦方向自由縁7aに近接して繰出しローラ6の回転
周面の下部側に押圧当接するように配置されるものとす
る。紙葉類4の束の裏面側との摩擦面積を少なくするた
め、前記押圧体7の表面(前面)には横方向に長手の突
条7bを複数箇所に突設することが好ましい。
【0019】上記繰出しローラ6は、載置台5に載置さ
れた紙葉類の束4の表面(広幅面)のうちの前端部位に
当接し、該表面と略平行で且つ斜め方向の軸12を中心
に、図3及び図4の矢印A方向に回転するとき、紙葉類
4を一枚ずつ斜め上方に繰り出すものである。そのた
め、繰出しローラ6の回転周面は、上側での直径が小さ
く、下側の直径が大きいような、截頭円錐状に摩擦部材
6aを形成することが好ましい。
【0020】繰出し中の紙葉類4が繰出しローラ6の回
転周面にて摩擦により連れ回りして複数枚の紙葉類4が
同時に繰り出されることを、前記重ね送り防止部材8が
防止する機能を有する。また、本体ケース2における収
納部19には、前記第1ホトセンサ16及び第2ホトセ
ンサ17からの検知信号をうけて紙葉類4の計数を行な
う計数手段、及びその計数値を記憶する記憶手段等が内
蔵されたマイクロコンピュータ式の制御基板ボックス2
6と、リミットスイッチ等からなる電源スイッチ28等
が内蔵されている。
【0021】前記蓋体3を本体ケース2に対して閉じた
とき、蓋体3の内面に突出した突起部29が前記電源ス
イッチ28を押圧して電源OFFとし、蓋体3を開いて
電源スイッチ28から突起部29が離れると、電源ON
となるように構成されている(図1及び図2参照)。ま
た、本体ケース2における上面板20には、記憶手段に
て記憶された紙葉類計数枚数等を表示するための7セグ
メント発光ダイオード(LED)等の表示部30と、操
作用押しボタン(計数操作開始スイッチ)31と、累計
操作用押しボタン(累積計数操作スイッチ)32とが設
けられている。なお、複数本の乾電池34を収納できる
乾電池ボックス33は、本体ケース2の下面と前記載置
台5の下面との間に設けられ、断面L字状等の覆い蓋3
5を開けて乾電池34を出し入れすることができる。
【0022】前記載置台5の前側であって、前記仕切り
部11の前面側等には、繰出しローラ6により繰り出し
放出された紙葉類4を再度集積するための丸棒状等の紙
葉類支持体37の基端部がブラケット体38に前後回動
可能に装着されている。蓋体3を開いて本体ケース2の
下面をほぼ水平にしてテーブル(図示せず)等に載置す
るとき、前記紙葉類支持体37は、その自重により、先
端側が仕切り部11の前面から大きく離れるように傾斜
姿勢に起立回動する。また、前記蓋体3を本体ケース2
に対して閉じるとき、当該蓋体3の内面にて紙葉類支持
体37の先端部(上端部)側が図4の矢印B方向に押さ
れて、紙葉類支持体37は、前記仕切り部11の前面と
ほぼ平行状となるように折り畳めるように構成されてい
る。
【0023】前記載置台5には、前記立てて載置した紙
葉類4の束の上面側に当接或いは近接させて紙葉類4の
飛び上がりを抑制するための抑制手段45を着脱自在も
しくは折り畳み可能に配置するものである。この抑制手
段45の第1実施形態は、図1および図3に示すよう
に、前記載置台5における偏平柱状の前面保持部5bに
上方から差し込み可能なキャップ部46と、該キャップ
部46から上向きに突出する柱部47と、該柱部47の
上部からほぼ水平方向に突出する抑制横片48とから構
成されている。
【0024】そして、前記載置台5の載せ面5aに紙葉
類4の束を立てた状態で載置する一方、キャップ部46
を前面保持部5bに着脱自在に差し込んで、抑制横片4
8が前記立てた状態の紙葉類4の束の上面後寄り部位に
当接もしくは近接するように配置するものである(図8
参照)。なお、不必要なときには前面保持部5bから抜
き取って適宜の場所に保管する。
【0025】次に、紙葉類計数機の制御手段のブロック
図を図6によって説明する。制御部として機能するマイ
クロコンピュータ式の制御基板ボックス26には、乾電
池34からの電力をON・OFFするための電源スイッ
チ28、繰出しローラ6を回転する駆動モータ14、表
示部30,操作用押しボタン(計数開始操作スイッチ)
31、累計操作押しボタン(累積計数操作スイッチ)3
2、第1ホトセンサ16、第2ホトセンサ17が接続さ
れている。
【0026】この制御基板ボックス26内に配置した制
御手段としての制御基板26aは、その内部に計数手段
を含む演算処理などの制御を実行するCPU40とその
計数値を加算記憶するメモリデイバイス等の記憶手段4
1を有し、前記CPU40は第1ホトセンサ16及び第
2ホトセンサ17の信号とタイマー42の信号とに基づ
いて計数を行なう。即ち、繰出しローラ6で分離繰り出
しされる紙葉類4の角部がまず第1ホトセンサ16を遮
ると計数手段40内でパルスの立ち下がり信号が出さ
れ、紙葉類4の角部が移動して第1ホトセンサ16を通
過し、第1ホトセンサ16の受光部16bが受光状態に
なると前記パルスの立ち上がり信号が出される。これか
ら若干遅れて、前記繰り出されて斜め上方へ移動する紙
葉類4の角部が第2ホトセンサ17を遮ると計数手段4
0内でパルスの立ち下がり信号が出され、紙葉類4の角
部が移動して第2ホトセンサ17を通過し、第2ホトセ
ンサ17の受光部17bが受光状態になると前記パルス
の立ち上がり信号が出される。
【0027】一方、タイマー42からのタイマー信号が
CPU40へ入力されており、前記第1ホトセンサ16
および第2ホトセンサ17のそれぞれにおいて、前述の
パルスの立ち下がり信号の発生時点からタイマー信号を
受けてCPU40においては時間測定を開始し、設定時
間内にパルスの立ち上がり信号が出されると計数値1を
カウントして各々に対する数値を記憶手段(メモリ部)
41に記憶させ、表示部30に計数表示される。
【0028】計数エラーの判断として、前記設定された
所定時間内(通常の計数速度で1枚の紙葉類4の始端角
部が2つのホトセンサ16,17を通過するのに要する
時間内)において、第1ホトセンサ16での正常な矩形
パルスと第2ホトセンサ17での正常な矩形パルスとが
カウントされないとき、即ち、前記設定時間内に、第1
ホトセンサ16及び第2ホトセンサ17で検出されるパ
ルスの立ち下がり信号もしくは立ち上がり信号がアンド
条件として充足しない限り計数異常と判断し、記憶手段
41とこれに接続される表示部30により計数異常表示
(例えば表示数字を点滅表示に変える等)に変える。
【0029】別の実施例としては、前記第1ホトセンサ
16および第2ホトセンサ17のそれぞれにおいて、パ
ルスの立ち上がり信号と立ち下がり信号のセットが出さ
れると計数値1をカウントして各々に対する数値を記憶
手段(メモリ部)41に記憶させる。そして、後述する
通常計数モードにおいては、予め設定した時間(例え
ば、0.5 秒等) 経過しても、前記第1ホトセンサ16お
よび第2ホトセンサ17の箇所を遮光しないと、計数す
べき紙葉類は存在しないものと判断して、繰出しローラ
6の回転駆動を停止する。そして、第1ホトセンサ16
による計数値(メモリ部41に記憶された数値)と第2
ホトセンサ17による計数値(メモリ部41に記憶され
た数値)とが一致すると、CPU40にて判断されたと
き、正しく計数された枚数とし、その枚数の数値が表示
部30に表示されるようにインクリメントされる。
【0030】逆に、第1ホトセンサ16による計数値
(メモリ部41に記憶された数値)と第2ホトセンサ1
7による計数値(メモリ部41に記憶された数値)とが
一致しなかったとときには、CPU40は計数異常(計
数エラー)として、表示部30にエラー表示(例えば表
示数字を点滅表示に変える等)する。前述のように、紙
葉類4の角部の通過する経路に沿って若干離れた2か所
に第1ホトセンサ16と第2ホトセンサ17とを配置す
ることにより、計数すべき紙葉類4の角部の通過を誤検
知するのを防止して、計数精度を向上させようとするも
のである。
【0031】次に、前記構成の紙葉類計数機1による紙
葉類4の通常計数モードと、計数設定値だけ紙葉類の計
数を実行すると紙葉類の繰出し動作中止するバッチモー
ドとにモードを切替える制御及び前記計数設定値を変更
する制御の詳細について説明する。通常、上記紙葉類計
数機1は、蓋体3を本体ケース2に対して閉じたほぼ立
方体形態となる状態にて持ち運びする。そして、例えば
営業の出先で営業員がこの紙葉類計数機1を用いて紙幣
等を計数する。その際、図1、図3及び図5に各々二点
鎖線で示すように、計数する紙葉類4の束を押圧体7の
前面に沿わせて立てて載置台5にセットする。この場
合、紙葉類4の長手方向側縁を載置台5の傾斜状の載せ
面5aに沿わせ、紙葉類4の幅方向(縦方向)の側縁の
うち始端側を、前記押圧体7の縦方向自由端縁7aと繰
出しローラ6の回転周面との間に挟むようにセットす
る。次いで、抑制手段45のキャップ部46を前記前面
保持部5bに被せ、抑制横片48が前記の紙葉類4の束
の上面に接触するか、もしくは近接させるように配置す
るのである。
【0032】次に、通常計数モードによる計数動作を説
明する。前述のように、蓋体3を開くと、電源スイッチ
28がONとなり電源投入され、表示部30の表示数値
は「0」となる。載置台5に紙葉類4の束を上記の如く
セットし、操作用押しボタン(計数開始操作スイッチ)
31を押してスタートさせると、繰出しローラ6は図4
の矢印A方向(図4中時計方向)に高速回転する。これ
により、繰出しローラ6外周面の摩擦部材6aにて紙葉
類4の束のうち表面側から紙葉類4が一枚ずつ分離され
ながら、押圧体7の縦自由端縁7aと繰出しローラ6の
回転周面との押圧当接部分を中心にして紙葉類4が繰出
しローラ6の回転周面に沿って斜め上方向の回転力が付
与されて、繰り出される。
【0033】このときの作用をさらに詳細に説明する
と、繰出しローラ6の回転周面に接触する紙葉類4はそ
の前端部分が上方へ移動し、残りの紙葉類の上側縁に対
しやや回転しながら斜め上方へ分離繰出しされる。その
時、数枚の紙葉類が重ね送り部材8の方向へ一緒に移動
しようとするが、繰出しローラ6と重ね送り部材8とに
よるゲート作用で繰出しローラ6に接触する最前面(最
前位)の紙葉類4のみがウレタンローラ6による摩擦力
でもって分離繰出しされる。その最前位置の紙葉類4が
斜め上方へ分離される途中で、当該紙葉類4の始端側下
角部4a(図5参照)が第1ホトセンサ16を遮る。
【0034】分離された紙葉類4の始端側下角部4aの
通過が第1ホトセンサ16によって検知され、次いで第
2ホトセンサ17により検知されるから、これらの検知
信号を受けて紙葉類4が計数され、表示部30に表示さ
れる。また、分離され、前記繰出しローラ6の回転に連
れ回りして飛び出そうとする紙葉類4は、その始端側の
幅方向(縦方向)の側縁が第1規制部材22の箇所で姿
勢を規制される。次いで、前記紙葉類4の始端側の幅方
向(縦方向)の側縁が上面板20の側縁20aに沿って
図3の矢印C方向に飛び出すのを、爪状の第2規制部材
24の箇所で規制される。そして、前記繰出しローラ6
の回転につれて繰り出された紙葉類4の下側縁(長手方
向縁)が繰出しローラ6の上を越えて放出されるので、
当該紙葉類4の表面が下向きとなり、前記紙葉類支持体
37に支持されて再度集積される。このとき、紙葉類4
の後端側は、前記載置台5における前面支持部5bにて
支持されるので、上記ような動作の繰り返しで繰り出さ
れ、放出され、再集積される紙葉類4は図3の一点鎖線
で示すような姿勢の束となる。
【0035】なお、繰出しローラ6の回転および摩擦力
にて、束の紙葉類4のうちの最前位置のものは、その前
側を中心にして上向きにひねり出されるが、そのとき、
二枚目乃至三枚目の紙葉もその前側を中心にして上向き
に連れ廻りされようとする摩擦力が作用する。特に、新
しい紙幣の場合には、紙面の印刷インクの盛り上がりが
大きいので、隣接する紙幣同士の摩擦力が大きいため、
二枚目乃至三枚目の紙葉の後端の上向き飛び上がりが大
きくなり、計数作業中に紙葉が上下に踊って誤計数の原
因となるのであった。そこで、前述の抑制手段45にて
立てた状態の紙葉類4の束の上面に抑制横片48を当接
もしくは近接させて配置すると、二枚目乃至三枚目の紙
葉の後端の上向き飛び上がり動作を抑制することができ
て、計数誤りを一層無くすることが出来るのである。
【0036】なお、本実施形態における通常計数モード
では、表示部30の最大カウント表示値(実施例では3
桁表示であるので999枚)までは任意の枚数の紙葉類
4を連続状に計数することができる。前記の場合、紙葉
類4の束を適宜に分割して載置台5に載置し、最初に載
置した紙葉類4の束を計数した後、次の束を載置して前
記累計操作押しボタン(累積計数操作スイッチ)32を
押下すれば、前記表示部30における表示値は加算(累
計)された計数値が表示されることになる。計数操作を
再実行するには、載置台5に紙葉類4の束をセットした
のち、前記操作用押しボタン(計数開始操作スイッチ)
31を押下して一旦表示部30の表示値を「0」にリセ
ットした後、再度、操作用押しボタン(計数開始操作ス
イッチ)31を押下すれば良い。
【0037】次に、図7のフローチャートを参照しなが
ら、バッチモードへの切替え及びそのときの計数設定値
の変更操作について説明する。前記操作用押しボタン
(計数開始操作スイッチ)31を押下したまま、蓋体3
を開くと、電源スイッチ28がONとなり、この条件で
バッチモードに切り替わるようにする。即ち、CPU4
0が電源スイッチ28の状態をチェックし(S1)、そ
のときスイッチ31がONであれば(S2:yes )、バ
ッチモードとなり、前記表示部30の初期表示値「1
0」が点滅し、計数設定値が変更可能な状態であること
を表示する(S3)。スイッチ31がOFFのときには
(S2:no)、表示部30の表示値「0」が連続点灯
し、前述の通常計数モードの計数制御に移行する(S
4)。
【0038】前記表示部30の点滅状態において、前記
操作用押しボタン(計数開始操作スイッチ)31の一回
の押下・離し動作毎に(S5:yes ,S6:yes )、表
示部30の1桁目(1の位)の表示値のみが1ずつイン
クリメント(増大)する(S7)。即ち、0,1,2,
3‥‥8,9、0の順に変更できる。次いで、前記累計
操作押しボタン(累積計数操作スイッチ)32の1回の
押下・離し動作毎に(S8:yes 、S9:yes )、10
の位(2桁目)の表示値が1,2,3‥‥9,10,無
表示、1,2,3の順に変更される(S10)。これら
の表示値は点滅状態のまま継続される。
【0039】次いで、前記スイッチ31,32を同時に
押下すると(S11:yes )、前記計数設定値は確定さ
れ、表示値は連続点灯状態となり、バッチモード動作制
御可能となる(S12)。バッチモードでは、紙葉類4
の束を前記載置台5にセットし、前記操作用押しボタン
(計数開始操作スイッチ)31もしくは累計操作押しボ
タン(累積計数操作スイッチ)32を押下すると、紙葉
類4の1枚ずつの繰出し・検知につれて表示部30の表
示値が1ずつ下がる(ディクリメントする)。表示部3
0の表示値が「0」となると、紙葉類4の繰出し動作を
中止する。従って、載置台5に前記計数設定値(例えば
30枚)以上の任意の枚数の紙葉類4をセットしておい
ても、前記計数設定値の枚数の紙葉類4が紙葉類支持体
37側に移るので、オペレータは、紙葉類4を計数設定
値の枚数毎に分離したり、束ねたりすることが至極容易
になる。
【0040】前記バッチモードを終了するには、蓋体3
を閉じて電源スイッチ28をOFFにするだけで良い。
なお、計数設定値が「50」もしくは「100」等の予
め記憶された設定値にしたいときには、予め、前記累計
操作押しボタン(累積計数操作スイッチ)32を押した
まま、もしくはスイッチ31と32を同時に押したまま
蓋体3を開くと、前表示部30における表示値が前記記
憶された計数設定値にて点滅表示するという操作でも良
い。
【0041】図7のフローチャートではバッチモードで
の計数設定値のセット操作がやや複雑となるので、この
操作を簡便にした実施形態を、図8及び図9に示す。図
8は計数制御手段(制御部機能ブロック)では、図6の
実施形態における累積計数操作スイッチ32に代えて、
1桁目セットスイッチ32aと2桁目セットスイッチ3
2bとを設けるがその他の構成は図6の構成と同じであ
る。
【0042】この実施形態では、図9に示すフローチャ
ートにより、通常計数モードとバッチモードとにより切
替え、且つバッチモードでの計数設定値の変更操作を実
行する。即ち、蓋体3を開くと、電源スイッチ28がO
Nとなって、表示部30には「0」が点灯表示され、通
常計数モードとなる(S20)。この通常計数モードで
は紙葉類4の束を前記載置台5にセットし、計数開始操
作スイッチ31を押下することより計数開始される。
【0043】次に、バッチモードに切り換えるには、本
装置が計数動作を実行していないことをチェックし(S
21)、その状態にて、1桁目セットスイッチ32aと
2桁目セットスイッチ32bのいずれかを1回押下する
(S22:yes )。これにより、表示部30では「0」
が点滅表示に変化し、バッチモードに切り替わると共
に、計数設定値の変更が可能であることを知らせる(S
23)。
【0044】次いで、本装置が計数動作を実行していな
いことをチェックし(S24)、1桁目セットスイッチ
32aを1回押下し離す毎に(S25:yes )、表示部
30における1桁目(1の位)の表示値が1ずつインク
リメント(増加)する(S26)。即ち、0,1,2,
3‥‥8,9、0の順に変更できる。次に、2桁目セッ
トスイッチ32bを1回押下し離す毎に(S27:yes
)、表示部30における2桁目(10の位)の表示値
が1,2,3‥‥9,10,無表示、1,2,3の順に
変更される(S28)。これらの表示値は点滅状態のま
ま継続される。
【0045】バッチモードにて紙葉類4を計数するに
は、前記の状態において載置台5に紙葉類4の束をセッ
トし、計数開始操作スイッチ31を押下することより
(S29:yes )、前記点滅表示が点灯表示に切り替わ
ると同時に、バッチモードによる計数動作が開始される
(S30)。このバッチモードでは、前述と同様に、紙
葉類4の1枚ずつの繰出し・検知につれて表示部30の
表示値が1ずつ下がる(ディクリメントする)。表示部
30の表示値が「0」となると、紙葉類4の繰出し動作
を中止する。
【0046】オペレータがバッチモードを通常計数モー
ドに切り換えるには、1桁目セットスイッチ32aもし
くは2桁目セットスイッチ32bを所定時間(例えば1
秒以上)押下し続けると(S31:yes )、表示部30
の表示値が「0」の点灯に変わり、通常計数可能である
ことを知らせるのである(S32)。この実施形態で
は、電源スイッチのON・OFF状態を通常計数モード
とバッチモードとの切替え条件としないだけ操作は簡便
となる。なお、前記各実施形態にて、前記電源は乾電池
に代えて、商用電源(100V)を低圧にして供給でき
るACアダプタを着脱自在に接続するように構成しても
良い。
【0047】前記、図7及び図9のフローチャートにお
けるバッチモード計数制御(S12,S30)におい
て、例えば、計数値設定される計数値を「15」にセッ
トして、15枚ずつの計数を実行するように、バッチモ
ードにて計数を行うとき、例えば予め50枚の紙葉類4
の束を載置台5上に載置する。そして、1回目のバッチ
モード計数が完了された時点では、15枚の紙葉類4の
始端側が、紙葉類支持体37側に移っているが16枚目
の紙葉類4は、その始端部側が繰出しローラ6と押圧体
7とに挟まれた状態で、且つ第1ホトセンサ16(及び
第2ホトセンサ17)の箇所で検出光を遮ったまま停止
してしまうことがある。その状態が所定時間続くと、エ
ラーと判断されてしまい、そのエラー表示が表示部30
に表示されてしまう。
【0048】この不都合を解消するため、バッチモード
にて計数を継続するときには、前述のように、紙葉類4
の1枚ずつの繰出し・検知につれて表示部30の表示値
が1ずつ下がり(ディクリメントする)、表示部30の
表示値が「0」となって、紙葉類4の繰出し動作を中止
したとき、駆動モータ14を所定の短時間(例えば10
0ミリ秒程度)だけ逆回転させてから一旦停止する。こ
れにより、第1ホトセンサ16(及び第2ホトセンサ1
7)の箇所では紙葉類4の角部を検知しない状態まで元
に戻すことができる。その後、計数開始操作スイッチ3
1を押下すると、2回目のバッチモードによる計数を実
行すべく駆動モータ14は正回転し、前記設定数値(設
定枚数)だけカウントして停止したのち、駆動モータ1
4が逆回転するという動作を繰り返すのである。
【0049】これに代えて、バッチモードにて計数を実
行し、表示部30の表示値が「0」となって、紙葉類4
の繰出し動作を中止したとき、第1ホトセンサ16及び
/又は第2ホトセンサ17の箇所で紙葉類4の角部を検
知していると、CPU40が判断したとき、当該紙葉類
4の角部が第1ホトセンサ16及び第2ホトセンサ17
の両方の箇所で検知しないと判定されるまで、駆動モー
タ14を逆回転させるようにしても良い。
【0050】このように、駆動モータ14の正回転の停
止の後、短時間だけ逆回転させることで、計数されるべ
き紙葉類4の始端角部が第1ホトセンサ16及び第2ホ
トセンサ17の箇所から外れるように元の位置に戻すこ
とができ、バッチモードによる複数回の計数動作を確実
且つエラー動作を発生することなく正確に計数できるの
である。
【0051】なお、前記各実施形態の繰出しローラは、
円錐台形状のローラもしくは円柱形状のローラを用いる
ことができ、軸を紙葉類の一側縁に対して傾斜状態で設
けたがこの実施例に限定されるものではない。検知手段
による紙葉類の角部の通過の検知は分離繰出し時に先行
移動される角部に対する側部側の角部(本実施例の場
合)であったが、これに限るものではなく他の角部を検
知してもよい。計数手段による計数方法は公知の種々の
方法があり、本実施例に限定させるものではない。
【0052】また、紙葉類の形状が長方形状の紙葉類を
例にあげたが正方形状の紙葉類でもよく、長方形形状の
紙葉類でも、その長手側縁を立てるようにしてもよい。
また、商品券のように四角形の一つの角部が斜め方向に
切られた切取り角部(45度の切り取りが行なわれたと
すると135度ずつの残存した角部が存在する。)を有
する紙葉類の場合もあり、この場合、例えば135度の
角部の通過を検知するもの又はこの切取り角部全体(1
35°,135°の両角部を含む内側よりの90度部
分)の通過を検知するもののいずれでもよい。
【0053】重ね送り防止部材は繰出しローラに接触す
るゴム片の例に限らずローラであってもよく、またロー
ラの場合でも回転固定ローラ(繰り出し方向と反対方向
には回転自由)でもよく、また繰出しローラに所定のゲ
ート間隔(処理する紙葉類の一枚の厚さより大で二枚の
厚さより小なる間隔)をおいて重ね送り防止部材を設け
てもよい。
【0054】繰出しローラによる紙葉類の繰出し方向と
して、本発明では「載置される他の紙葉類の一側縁方向
に対し斜め方向」と表現しているが繰り出し時に先行移
動する角部の移動が斜め方向に直線移動するもの、円弧
を描きながら斜め方向に移動するものいずれも含まれる
ものとする。前記各実施形態の紙葉類計数装置は、紙葉
類を斜め方向に繰り出し、繰り出した紙葉類の角部の通
過を検知して計数するものであって、繰り出し中の紙葉
類の角部が、他の紙葉類とずれて一枚ずつ検知できれば
よく、繰り出し中の紙葉類と後続の紙葉類とを完全に離
す必要はない。したがって、従来のように繰り出し動作
を高い精度で間欠的に行うような機構は不要となり、長
い搬送路も不要となるという効果を奏する。
【0055】しかも、繰り出し放出される紙葉類のうち
の縦方向の側縁が、前記繰出しローラによる紙葉類の繰
り出し放出方向の前方位置に設けた規制手段により、そ
の繰り出し移動方向が規制され、大きく離れた位置まで
飛び出さないので、計数後の紙葉類を再度束状に再集積
することが簡単となるという効果を奏する。また、前記
載置部が、紙葉類の束をその紙葉類の長手方向が横向き
で幅方向が縦方向で、且つ繰出しローラと当接側で低い
位置となるように傾斜させていると、載置部に立てて載
置された紙葉類は載置部の傾斜面に沿い低い方向である
繰出しローラへと自重にて自然に移動して供給されるの
で、紙葉類を給送するための別途の送給駆動手段を省略
することができる。
【0056】次に、図10〜図16に示す第2実施形態
について説明する。この実施形態で示す紙葉類計数機
は、図10に示すように、携帯可能な小型の本体ケース
50の左右両側ガイド壁50a,50aの間の下側に
は、載置台51とそれに連設する搬送部52とが形成さ
れ、搬送部52の上側には、複数のキー(ボタン)を有
する操作パネル56が設けられている。そして、紙葉類
4の短辺を搬送方向(図10及び図12の矢印D方向)
に沿わせるように、載置部としての載置台51に多数枚
の紙葉類4を積層させて載置する。
【0057】本体ケース50の左側には、後述するよう
に計数されたのち紙葉類4が排紙される排紙部57が開
口されている。この排紙部57を塞ぐカバー体58は、
その基端が上下回動可能に枢着され、開いた状態のカバ
ー体58上に前記排紙された紙葉類4を集積する。この
とき、カバー体58における上向き壁58aにて集積さ
れる紙葉類4が散乱しないように規制される。
【0058】本体ケース50の左端上部に基端をピン5
3にて枢支された一対のアーム54aの先端には、前記
載置台51の上方に臨むように横長の押圧部54が一体
的に形成され、前記ピン53の巻回した捩じりばね59
にて押圧部54を載置台51の上面方向に押圧付勢して
いる。そして、押圧部54の中空部内には、押えローラ
55が回転自在に枢支され、この押えローラ55は、前
記載置台51に上側周面が臨むように配置されたキック
ローラ60と対峙するように配置されている。
【0059】前記載置台51に連設した搬送部4には、
前記キックローラ60より搬送下流側にフィードローラ
61と、さらに下流側にはピックアップローラ62とを
1列状(直列状)に配置する。この場合、キックローラ
60、フィードローラ61及びピックアップローラ62
の円周面の上端がほぼ直線状となるように配置すること
が好ましい。
【0060】そして、前記操作パネル56のうち搬送上
流側には、前記載置台51に積層された紙葉類4の前縁
を規制するガイド壁56aが下向き凸湾曲状に形成され
ており、操作パネル56の下面側には、ガイド壁56a
の凸湾曲面に略沿うようにして、摩擦係数の大きい例え
ばウレタン樹脂材料等からなる分離体としての分離ロー
ラ63が、フィードローラ61の上側周面と対峙し、且
つ押圧当接するよう配置されている。この分離ローラ6
3には従来から公知の構造のワンウエイクラッチ65を
支軸66との間に介挿し、紙葉類4の搬送方向(矢印D
方向)と同方向には分離ローラ63は回転不能であり、
その逆方向には回転可能に構成されている。また、前記
ピックアップローラ62と対峙するように、ベアリング
等からなるピンチローラ64が配置され、これら分離ロ
ーラ63とピンチローラ64は共通の支持枠に軸支さ
れ、図示しないばねによりフィードローラ61、ピック
アップローラ62に各々押圧するように付勢されてい
る。キックローラ60、フィードローラ61及びピック
アップローラ62の外周は摩擦係数のやや大きいゴム材
料にて形成されている。
【0061】次に、図12及び図13を参照しながら前
記キックローラ60、フィードローラ61及びピックア
ップローラ62に対する動力伝達機構67について説明
する。載置台51の下方である本体ケース50内に配置
した駆動モータ68のピニオンギヤ69から、大径の伝
動歯車70、それと同軸の小径の伝動歯車70aを介し
て、キックローラ60用の駆動軸72の端部に固定され
た歯車71に伝達する。さらに、この歯車71に噛み合
う中間歯車73を介して、フィードローラ61用の駆動
軸74の端部に固定した歯車75に伝達し、さらに、こ
の歯車75に噛み合う中間歯車76を介してピックアッ
プローラ62用の駆動軸77の端部に固定した歯車78
に伝達するものである。
【0062】そして、実施例では、キックローラ60、
フィードローラ61及びピックアップローラ62の直径
をほぼ同一の24mmとし、キックローラ60の駆動軸
72の軸心からピックアップローラ62の駆動軸77の
軸心迄の距離を、日本の紙幣の短辺の長さ(76mm)
より狭い、約47mmに設定する。また、前記動力伝達
機構67の各歯車列の歯数比率により、キックローラ6
0の周速度V1のほぼ倍速度2V1にてフィードローラ
61を回転駆動させ、また、ピックアップローラ62の
周速度V2はフィードローラ61の周速度の略1.3倍
とする。つまり、キックローラ60からフィードローラ
61そしてピックアップローラ62の周速度を順に高速
となるように設定するのである。
【0063】さらに、キックローラ60への駆動力伝達
部には、紙葉類4の搬送開始からフィードローラ61と
分離ローラ63との間に搬送される紙葉類の先端が到達
するまでは、キックローラ60を強制駆動し、その他の
区間は自由回転可能となるようにした第1エスケープメ
ント79を設ける一方、フィードローラ61への動力伝
達部には、キックローラ60側から搬送される紙葉類4
の始端が到達する直前からピックアップローラ62とピ
ンチローラ64との対に搬送される紙葉類の先端が到達
するまでは、フィードローラ61を強制駆動し、その他
の区間は自由回転可能となるようにした第2エスケープ
メント80を設ける。
【0064】即ち、前記キックローラ60は、駆動軸7
2に対して軸受(ベアリング)85aを介して回転自在
に軸支される長手のアルミ製等のボス81の外周両端部
等に固着形成され、第1エスケープメント79の具体的
構成は、前記ボス81の一端に形成された適宜中心角度
で扇状の大径の遊嵌部82と、該遊嵌部82内に位置
し、駆動軸72の外周に突出した係合ピン等の係合突起
部83とからなる。また、第2エスケープメント80の
具体的構成は、フィードローラ61の内径ボス部84を
軸受(ベアリング)85bを介して駆動軸74に回転自
在に軸支し、この金属製の内径ボス部84の一端に適宜
中心角度で扇状の大径の遊嵌部86を形成する一方、該
遊嵌部86内に位置し、駆動軸74の外周に係合ピン等
の係合突起部87を突出させたものである。
【0065】次に、図14及び図15を参照しながらこ
の構成による、紙葉類4を一枚ずつ繰出し・搬送する作
用について説明する。載置台51に多数枚の紙葉類4を
積層させて載置し、押圧部54にてその積層の最上面を
下向きに押し付ける。次いで、操作パネル56等におけ
るスタートスイッチ(図示せず)を押下すると、駆動モ
ータ68が作動開始し、動力伝達機構67を介して3つ
の駆動軸72、74、77を図14(a)の矢印E方向
に回転駆動させる。従って、後の説明から理解できるよ
うに、紙葉類搬送の最下流側のピックアップローラ62
は常時回転駆動されている。
【0066】図14(a)は載置台51の上に載置した
紙葉類4を、その先端がフィードローラ61と分離ロー
ラ63との挟持部に位置するところまで給紙搬送した状
態を示し、この前段階において、フィードローラ61に
おける矢印E方向に回転する駆動軸74に突設した係合
突起部87が前記遊嵌部86における小径係止部92に
当接し、フィードローラ61は矢印E方向に回転駆動さ
れている。この状態でキックローラ60における矢印E
方向に回転する駆動軸72に突設した係合突起部83が
前記遊嵌部82の小径係止部93に当接すると、当該キ
ックローラ60も矢印E方向に回転駆動される。そし
て、フィードローラ61の箇所では分離ローラ63が静
止しているので、前記積層された紙葉類4の束のうち最
下位置の一枚のみを分離ローラ63とフィードローラ6
1との挟持部に挟持させて分離し、それより上層の紙葉
類4は摩擦係数の大きい分離ローラ63の周面に当接し
て給紙されず、紙葉類4が二枚以上繰り出されるのを防
止する、いわゆる重ね送り防止作用を発揮し、紙葉類4
を1枚のみフィードローラ61から搬送下流方向へ搬送
する。
【0067】即ち、紙葉類4が給紙開始されてから、そ
の紙葉類4の先端がフィードローラ61と分離ローラ6
4との挟持されるまでの時間的区間(以下、単に区間と
いう)においては、キックローラ60は駆動力を付与さ
れて回転駆動していることになる。そして、図14
(b)に示すように、紙葉類4の先端がピックアップロ
ーラ62とピンチローラ64との挟持箇所に到達する直
前までは、周速度(2V1)の大きいフィードローラ6
1に引っ張られて紙葉類4が搬送される結果、それより
遅い周速度(V1)のキックローラ60も前記紙葉類4
の搬送速度(ほぼ速度2V1に等しい周速度)にて連れ
回りする。その結果、遅い速度にて回転駆動している駆
動軸72に突設した係合突起部83が前記遊嵌部82の
小径係止部93から離れるように遅れることになる。即
ち、キックローラ60はこの区間では自由回転している
ことになる。
【0068】図14(c)は紙葉類4の搬送下流側がピ
ックアップローラ62とピンチローラ64とで挟持さ
れ、且つ紙葉類4の搬送上流側がフィードローラ61と
分離ローラ63とで挟持され、紙葉類4の後端縁がキッ
クローラ60から離れた直後の状態を示す。この状態で
は、周速度の一番大きいピックアップローラ62の周速
度V2で引っ張られて紙葉類4が搬送されるから、当該
紙葉類4の搬送上流側でのフィードローラ61の周速度
も前記紙葉類4の搬送速度(ほぼ速度V2に等しい周速
度)にて連れ回りする。その結果、遅い速度で回転駆動
している駆動軸74に突設した係合突起部87が前記遊
嵌部86の小径係止部92から離れるように遅れること
になる。即ち、フィードローラ61はこの区間では自由
回転していることになる。また、キックローラ60の箇
所では、移動している紙葉類4の後端縁と離れ、且つ後
続する静止した積層状の紙葉類4の最下面と接触するの
で、当該キックローラ60は停止する。
【0069】図14(d)は紙葉類4がピックアップロ
ーラ62の対、即ちピンチローラ64とで挟持され、且
つ紙葉類4の後端縁がフィードローラ61と分離ローラ
63との挟持箇所から離れた直後の状態を示す。この状
態では、前記フィードローラ61もキックローラ60は
共に停止している。なお、この停止状態におけるフィー
ドローラ61及びキックローラ60における各駆動軸7
4,72は各々所定回転速度で駆動しいるが、駆動軸7
4における係合突起部87は大径の遊嵌部86内にあっ
て、小径係止部92に追いついていないから、フィード
ローラ61に動力を伝達しないし、駆動軸72における
係合突起部83も大径の遊嵌部82内にあって、同様に
小径係止部93に追いついていないので、キックローラ
60に動力伝達しないのである。
【0070】図15(e)は紙葉類4の大部分が排紙さ
れ、その後端部がピックアップローラ62とピンチロー
ラ64とで挟持された状態を示す。この状態では、停止
しているフィードローラ61における速い回転速度の駆
動軸74の係合突起部87が前記遊嵌部86の箇所を回
動したのち、小径係止部92に追いついて、フィードロ
ーラ61に動力を伝達し、当該フィードローラ61は回
転駆動を開始する。他方、回転速度の遅い駆動軸72で
の係合突起部83は大径の遊嵌部82内にあって、未だ
小径係止部93に追いついていないから、キックローラ
60は停止状態を保持している。
【0071】図15(f)は先行する紙葉類4は排紙さ
れ、後続する紙葉類4が給紙搬送開始される時点の状態
を示す。この時点では、キックローラ60における大径
の遊嵌部82内の係合突起部83は小径係止部93に追
いついて駆動軸72からの回転力がキックローラ60に
伝達され、図14(a)とほぼ同じく、キックローラ6
0、フィードローラ61、ピックアップローラ62の3
つのローラがそれぞれの周速度にて回転駆動され、キッ
クローラ60にて紙葉類4の先端がフィードローラ61
と分離ローラ63とによる挟持箇所に給紙搬送されるの
である。
【0072】以上の様子をまとめると、キックローラ6
0への駆動力伝達部に設けた第1エスケープメント79
により、紙葉類4の搬送開始時からフィードローラ61
と分離体である分離ローラ63とで紙葉類の先端が挟持
されるまでは、キックローラ60を強制駆動し、その他
の区間は自由回転可能となるようにする一方、フィード
ローラ61への動力伝達部に設けた第2エスケープメン
ト80により、キックローラ60側から搬送される紙葉
類4の始端が当該フィードローラ61と分離ローラ63
との挟持箇所に到達する前段階からピックアップローラ
62とピンチローラ64とで紙葉類4の先端が挟持され
るまでは、フィードローラ61を強制駆動し、その他の
区間は自由回転可能となるように設定するものである。
【0073】このように構成することにより、キックロ
ーラ60及びフィードローラ61は実質上間欠回転でき
ると共に、周速度の大きい搬送下流側のローラの周速度
に連動して自由回転できるから、従来のような各ローラ
を強制回転駆動させつつ、間欠駆動するための複雑な電
気的制御や、伝動機構を必要とせず、構造が至極簡単で
ありながら、高速回転する3つのローラにて積層された
紙葉類4の箇所から一枚ずつに分離しながら迅速に搬送
できる。また、第1エスケープメント79及び第2エス
ケープメント80の構成を至極コンパクトにし、且つキ
ックローラ60からピックアップローラ62間での軸間
距離を紙葉類の搬送方向の長さより短くなるように配置
したので、紙葉類4の搬送経路の長さをごく短くでき、
携帯用の紙葉類計数機をコンパクトにできるという優れ
た効果を奏する。
【0074】なお、前記分離ローラ63をワンウエイク
ラッチを介して紙葉類4の搬送方向に対して逆方向にの
み回動可能に構成しておけば、分離ローラ63を時々回
動させることで、当該分離ローラ63とフィードローラ
61との挟持箇所が1か所に固定されず、分離ローラの
円周面が偏減りすることを防止できるし、分離ローラ6
3とフィードローラ61との挟持箇所で紙葉類4が停止
するという紙ジャムが発生したときにも、載置台51側
(給紙側)から紙葉類4を簡単に引き抜いて除去するこ
とができるという効果を奏する。また、前記分離ローラ
63に代えて、橇状の位置固定的な分離体を、フィード
ローラ61の円周面に対して紙葉類4の搬送下流側にて
押圧当接させ、搬送上流側に行くに従ってフィードロー
ラ61の円周面から離れるように配置しておいても良
い。
【0075】前記一対のピックアップローラ62と一体
的に回転する駆動軸77には、各ピックアップローラ6
2の近傍に、羽車88を配置固定するものであり、各羽
車88における半径外向きに放射状に突出する羽材88
aは合成樹脂材等の可撓性を有するものである。これに
より、排紙部57方向に排出された紙葉類4が散乱せず
にカバー体の箇所にまとまって集積することが容易とな
る。
【0076】また、搬送部52には、例えば、フィード
ローラ61とピックアップローラ62との間に、光透過
式等の検知手段としての計数センサ89を左右一対配置
し、前記操作パネル56の下面側等には、計数手段とし
てのマイクロコンピュータのCPU95や、メモリ9
6、タイマ97等を搭載した制御基板98を配置する。
前記操作パネル56には、テンキー部91や、前記排紙
部57を開口するためのカバー体58を開くと電源がO
Nとなりカバー体58を閉じるとOFFとなるように関
連させた電源スイッチ99、計数開始操作スイッチ10
0、等の操作ボタンを設ける(図10及び図16参
照)。
【0077】載置台51に紙葉類4の束を積層させ、押
圧部54にて紙葉類4の束の上面を押し、計数開始操作
スイッチ100を押下すると通常計数モードにて計数動
作が開始される。前記各計数センサ89の箇所を紙葉類
4の前縁が通過すると、投光部からの光がが遮断され、
紙葉類4の後縁が計数センサ89の箇所を通過し終わる
と投光部からの光を受光部で受信し、その受光部での検
出信号であるパルス信号の立ち上がりから立ち下がりま
での所要時間が一定範囲内の場合(本実施例の場合に
は、紙葉類4の短辺が搬送方向に対して平行状態で通過
するのに要する時間±誤差時間)には、紙葉類4一枚の
通過と判断してメモリのカウント値をインクリーズし、
その記憶されたカウント値(数値)を操作パネル56に
おける7セグメント発光素子(LED)もしくは液晶パ
ネル等の表示部90に表示させる。
【0078】なお、前記パルス信号の立ち上がりから立
ち下がり迄の所要時間が、前記設定時間以上の場合に
は、計数異常と判断し、前記表示部90にカウントエラ
ー表示を出す。この実施形態においてバッチモードに切
り換えるには、前記図8及び図9の制御と同じ構成でも
良い。この場合、テンキー部91が存在するので、計数
設定値をテンキー部91にて数値入力すれば、操作が一
層簡単にできる。変形例として、モード切替えスイッチ
101を押下する毎にバッチモードと通常計数モードと
に交互に切り替わるように構成しても良い。
【0079】前記図1に示す実施例における本体ケース
2の適宜個所もしくはカバー体13の裏面(本体ケース
2に対してカバー体13を開いたとき上面となる箇所)
にに前述と同様のテンキー部91を設けて、このテンキ
ー部にてバッチモードにおける計数設定値を入力するよ
うに構成しても良い。
【0080】なお、前記テンキー部91を利用して、加
減乗除の計算機能をCPU95に持たせるようにしても
良い。また、メモリを不揮発性メモリ(フラッシュメモ
リ)にて構成すれば、電気的にデータを書換え可能であ
ると共に電源をOFFにしても記憶させたデータが消去
されないから、一旦記憶させた計数設定値を頻繁に変更
させないが、電源のON・OFF操作を頻繁に実行する
とき、電源のON・OFF毎に、前記計数設定値を設定
しなおす手間が省ける。
【0081】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の発明の紙葉類計数装置は、積層された紙葉類を一枚ず
つ分離して間欠的に搬送する繰出し搬送手段と、該繰出
し搬送手段にて繰り出された紙葉類の枚数を検知して計
数するための計数手段と、計数値等を表示する表示手段
と、これらを制御する制御手段とを備えてなる紙葉類計
数装置であって、電源スイッチと、複数の操作スイッチ
とを備え、操作スイッチは、計数開始操作スイッチと、
累積計数操作スイッチとにより構成し、前記制御手段
は、電源スイッチのON操作により通常計数モードにセ
ットされ、所定箇所に紙葉類を載置して前記計数開始操
作スイッチもしくは累積計数操作スイッチを押下する
と、積層された紙葉類を繰り出して計数するように通常
計数モード制御作動する一方、前記計数開始操作スイッ
チを押下した状態で電源スイッチのON操作にてバッチ
モードにセットされ、その状態で計数開始操作スイッチ
もしくは累積計数操作スイッチの押下・離し操作の繰り
返しにより前記計数設定値を変更し、次いで計数開始操
作スイッチと、累積計数操作スイッチとを同時押下にて
前記設定値を確定させ、所定箇所に紙葉類を載置して前
記計数開始操作スイッチもしくは累積計数操作スイッチ
を押下すると、積層された紙葉類を繰り出して計数し、
且つ前記設定値だけ枚数計数を実行すると、前記紙葉類
の繰り出し動作を中止するバッチモード制御動作を実行
するものである。
【0082】このように構成することにより、通常計数
モードでは、積層された紙葉類を繰り出す毎に、表示部
の表示値が1つずつ増大し、積層された紙葉類のすべて
を計数できる一方、バッチモードに変換すると、積層さ
れた紙葉類を繰り出す毎に、表示部の表示値が予め設定
できる計数設定値から1つずつ減少し、表示値が0にな
ると、繰出し動作が中断されるから、計数設定値の枚数
だけが繰り出された箇所に再集積され、所定枚数ごとに
計数して束ねる操作が至極簡単にできる。そして、通常
計数モードとバッチモードとの切替え及び、前記計数設
定値の変更を、電源スイッチと、複数の操作スイッチと
のスイッチ操作の組合せにより実行するのであるから、
操作スイッチの数を少なくして前記モードの変更等を実
行でき、製造コストが低減できるという効果も奏する。
【0083】そして、本発明では、電源スイッチのON
操作だけであると、通常計数モードにセットされるか
ら、紙葉類計数操作のうちの多くの場合の通常計数モー
ドによる計数制御を簡便に実行できる。他方、バッチモ
ードに切り換えるには、前記計数開始操作スイッチを押
下した状態で電源スイッチのON操作すれば良く、さら
にこの状態で、計数開始操作スイッチもしくは累積計数
操作スイッチの押下・離し操作の繰り返しにより前記計
数設定値を変更し、次いで計数開始操作スイッチと、累
積計数操作スイッチとを同時押下にて前記設定値を確定
させることができるから、計数設定の確定の確認が容易
にできる。そして、このバッチモードによる計数制御で
は、紙葉類の束のセット後の計数開始操作スイッチもし
くは累積計数操作スイッチの押下にて至極簡単に実行で
きるという効果を奏するのである。
【0084】請求項2に記載の発明の紙葉類計数装置
は、積層された紙葉類を一枚ずつ分離して間欠的に搬送
する繰出し搬送手段と、該繰出し搬送手段にて繰り出さ
れた紙葉類の枚数を検知して計数するための計数手段
と、計数値等を表示する表示手段と、これらを制御する
制御手段とを備えてなる紙葉類計数装置において、電源
スイッチと、複数の操作スイッチとを備え、前記制御手
段は、前記電源スイッチと、複数の操作スイッチとのス
イッチ操作の組合せにより、積層された紙葉類を繰 り出
して計数する通常計数モードと、予め設定する計数設定
値を変更し、且つこの計数設定値だけ紙葉類の計数を実
行すると、前記紙葉類の繰り出し動作を中止するバッチ
モードとに切換え可能に構成する一方、バッチモードに
おける計数動作に際して、正回転した駆動モータの一旦
停止の後、紙葉類を検知手段が検知しているとき、当該
駆動モータを適宜短時間だけ、もしくは検知手段が紙葉
類を検知しなくなるまで、逆回転させるように構成した
ものである。
【0085】この構成では、電源スイッチと、複数の操
作スイッチとのスイッチ操作の組合せだけで、通常計数
モードとバッチモードとに切り換えできると共に、バッ
チモードにおける計数動作に際して、正回転した駆動モ
ータの一旦停止の後、検知手段が紙葉類を検知している
とき、当該駆動モータを適宜短時間だけ、もしくは検知
手段が紙葉類を検知しなくなるまで、逆回転させるもの
であるから、複数回にわたってバッチモードにおける計
数動作を繰り返す場合に、1回のバッチモードにおける
計数動作が終了した時点で、次に計数すべき紙葉類が搬
送経路中にて停止したままとなって、検知手段による誤
検知の原因となることを確実に防止できる。従って、バ
ッチモードによる複数回の計数動作を確実且つエラー動
作を発生することなく正確に計数できるという効果を奏
するのである。
【0086】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2のいずれかに記載の紙葉類計数装置に
おいて、紙葉類の束を立てて載置する載置部と、前記載
置部の一端側の側方に配置され、前記載置された紙葉類
の束のうち表面側の始端部に当接しつつ回転可能な繰り
出しローラと、該繰り出しローラを回転駆動する駆動モ
ータと、前記載置部上にて紙葉類の束をその裏面側から
前記繰出しローラの回転周面方向に押圧する押圧手段
と、前記繰り出しローラの回転周面に対向する位置に配
置され紙葉類の重ね送りを防止する重ね送り防止部材
と、前記繰り出しローラによる紙葉類の繰り出し方向の
前方近傍位置において紙葉類の角部の通過を検知する検
知手段と、該検知手段からの信号を受けて紙葉類を計数
する計数手段とを備えた本体ケースに、前記電源スイッ
チ及び操作スイッチを備えたものである。
【0087】したがって、本発明の紙葉類計数装置は、
紙葉類の束を立てた状態で載置し、この束の表面側の始
端部に当接しつつ回転可能な繰り出しローラと、束の裏
面側から前記繰出しローラの回転周面方向に押圧する押
圧手段と、前記繰り出しローラの回転周面に対向する位
置に配置され紙葉類の重ね送りを防止する重ね送り防止
部材とにより、計数される紙葉類が1枚ずつその始端縁
の長手方向に対して斜め上方向に繰り出されるから、装
置全体を非常にコンパクトに形成できるという 効果を奏
する。そして、この装置の本体ケースに前記通常計数モ
ードとバッチモードとの切替え及び計数設定値の変更操
作が可能な電源スイッチ及び操作スイッチを付加したか
ら、装置の使い勝手が優れたものとすることができると
いう効果を奏する。
【0088】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
に記載の紙葉類計数装置において、紙葉類を寝かせて
積層する載置台と、該載置台の近傍に設けられ、積層し
た紙葉類を給紙搬送するキックローラと、その搬送下流
側に配置するフイードローラと、さらにその搬送下流側
に配置するピックアップローラ対とからなり、フイード
ローラと対向して紙葉類を分離するための分離体を配置
し、フイードローラと分離体とにより搬送される紙葉類
を1枚ずつに分離する一方、該分離された紙葉類を検知
する検知手段と、該検知手段からの信号を受けて紙葉類
を計数する計数手段とを備えた本体ケースに、前記電源
スイッチ及び操作スイッチを備えたものである。
【0089】従って、本発明の紙葉類計数装置では、紙
葉類の束を寝かせた状態で載置して紙葉類の一側縁と平
行状に搬送して一枚ずつに分離しながら搬送する途次
に、前記予め選定されたいずれか一方のモードにて計数
でき、この装置の場合も、その本体ケースに前記電源ス
イッチ及び操作スイッチを備えることで、使い勝手が優
れたものとすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の紙葉類計数機の本体ケー
スに対して蓋体を開いた状態で示す斜視図である。
【図2】紙葉類計数機の蓋体を省略して示す本体ケース
の正面図である。
【図3】紙葉類計数機の蓋体を開いた状態で示す一部切
欠き平面図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】図3のV−V線矢視一部切欠き断面図である。
【図6】制御手段の第1実施例のブロック図である。
【図7】通常計数モードとバッチモードとの切替え制御
の第1実施例を示すフローチャートである。
【図8】制御手段の第2実施例のブロック図である。
【図9】通常計数モードとバッチモードとの切替え制御
の第2実施例を示すフローチャートである。
【図10】第2実施形態の紙葉類計数機の使用状態にお
ける斜視図である。
【図11】第2実施形態の紙葉類計数機の側断面図であ
る。
【図12】第2実施形態の紙葉類計数機における動力伝
達機構を示す側面図である。
【図13】キックローラ、フィードローラ及びピックア
ップローラの要部平断面図である。
【図14】(a)は給紙開始直後からフィードローラと
分離ローラとの挟持部に紙葉類の先端が到達した時点迄
の各ローラの駆動状態を示す作用図、(b)は紙葉類の
先端がピックアップローラとピンチローラとの挟持箇所
に到達する直前までの各ローラの駆動状態を示す作用
図、(c)は紙葉類の後端がキックローラから離れた直
後の各ローラの作動状態を示す作用図、(d)は紙葉類
の後端がフィードローラと分離ローラとの挟持部から離
れた直後の各ローラの作動状態を示す作用図である。
【図15】(e)は紙葉類の後部がピックアップローラ
とピンチローラとにのみ挟持された時の各ローラの作動
状態を示す作用図、(f)は先行する紙葉類が排紙さ
れ、後続する紙葉類が給紙される状態の各ローラの作動
状態を示す作用図である。
【図16】制御手段の第3実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1 紙葉類計数機 2,50 本体ケース 3 蓋体 4 紙葉類 5,51 載置台 5a 載せ面 5b 前面支持部 6 繰出しローラ 7 押圧体 8 重ね送り防止部材 10 ねじりばね 14,68 駆動モータ 16 第1ホトセンサ 17 第2ホトセンサ 28 電源スイッチ 30 表示部 31 計数開始操作スイッチ 32 累積計数操作スイッチ 40,95 CPU 55 押圧ローラ 60 キックローラ 61 フィードローラ 62 ピックアップローラ 63 分離ローラ 64 ピンチローラ 65 ワンウエイクラッチ 89 計数センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−106465(JP,A) 特開 平6−236463(JP,A) 特開 平7−199720(JP,A) 特開 平8−7067(JP,A) 特開 平5−298506(JP,A) 実開 昭63−155534(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06M 7/00 - 11/04 G07D 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された紙葉類を一枚ずつ分離して間
    欠的に搬送する繰出し搬送手段と、該繰出し搬送手段に
    て繰り出された紙葉類の枚数を検知して計数するための
    計数手段と、計数値等を表示する表示手段と、これらを
    制御する制御手段とを備えてなる紙葉類計数装置におい
    て、 電源スイッチと、複数の操作スイッチとを備え、操作ス
    イッチは、計数開始操作スイッチと、累積計数操作スイ
    ッチとにより構成し、前記制御手段は、電源スイッチの
    ON操作により通常計数モードにセットされ、所定箇所
    に紙葉類を載置して前記計数開始操作スイッチもしくは
    累積計数操作スイッチを押下すると、積層された紙葉類
    を繰り出して計数するように通常計数モード制御作動す
    る一方、前記計数開始操作スイッチを押下した状態で電
    源スイッチのON操作にてバッチモードにセットされ、
    その状態で計数開始操作スイッチもしくは累積計数操作
    スイッチの押下・離し操作の繰り返しにより前記計数設
    定値を変更し、次いで計数開始操作スイッチと、累積計
    数操作スイッチとを同時押下にて前記設定値を確定さ
    せ、所定箇所に紙葉類を載置して前記計数開始操作スイ
    ッチもしくは累積計数操作スイッチを押下すると、積層
    された紙葉類を繰り出して計数し、且つ前記設定値だけ
    枚数計数を実行すると、前記紙葉類の繰り出し動作を中
    止するバッチモード制御動作を実行することを特徴とす
    る紙葉類計数装置。
  2. 【請求項2】 積層された紙葉類を一枚ずつ分離して間
    欠的に搬送する繰出し搬送手段と、該繰出し搬送手段に
    て繰り出された紙葉類の枚数を検知して計数するための
    計数手段と、計数値等を表示する表示手段と、これらを
    制御する制御手段とを備えてなる紙葉類計数装置におい
    て、 電源スイッチと、複数の操作スイッチとを備え、前記制
    御手段は、前記電源スイッチと、複数の操作スイッチと
    のスイッチ操作の組合せにより、積層された紙葉類を繰
    り出して計数する通常計数モードと、予め設定する計数
    設定値を変更し、且つこの計数設定値だけ紙葉類の計数
    を実行すると、前記紙葉類の繰り出し動作を中止するバ
    ッチモードとに切換え可能に構成する一方、バッチモー
    ドにおけ る計数動作に際して、正回転した駆動モータの
    一旦停止の後、紙葉類を検知手段が検知しているとき、
    当該駆動モータを適宜短時間だけ、もしくは検知手段が
    紙葉類を検知しなくなるまで、逆回転させる ことを特徴
    とする紙葉類計数装置。
  3. 【請求項3】 紙葉類の束を立てて載置する載置部と、 前記載置部の一端側の側方に配置され、前記載置された
    紙葉類の束のうち表面側の始端部に当接しつつ回転可能
    な繰り出しローラと、 該繰り出しローラを回転駆動する駆動モータと、 前記載置部上にて紙葉類の束をその裏面側から前記繰出
    しローラの回転周面方向に押圧する押圧手段と、 前記繰り出しローラの回転周面に対向する位置に配置さ
    れ紙葉類の重ね送りを防止する重ね送り防止部材と、 前記繰り出しローラによる紙葉類の繰り出し方向の前方
    近傍位置において紙葉類の角部の通過を検知する検知手
    段と、 該検知手段からの信号を受けて紙葉類を計数する計数手
    段と、 を備えた本体ケースに、前記電源スイッチ及び操作スイ
    ッチを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2
    のいずれかに記載の紙葉類計数装置。
  4. 【請求項4】 紙葉類を寝かせて積層する載置台と、該
    載置台の近傍に設けられ、積層した紙葉類を給紙搬送す
    るキックローラと、その搬送下流側に配置するフイード
    ローラと、さらにその搬送下流側に配置するピックアッ
    プローラ対とからなり、フイードローラと対向して紙葉
    類を分離するための分離体を配置し、フイードローラと
    分離体とにより搬送される紙葉類を1枚ずつに分離する
    一方、該分離された紙葉類を検知する検知手段と、該検
    知手段からの信号を受けて紙葉類を計数する計数手段
    と、を備えた本体ケースに、前記電源スイッチ及び操作
    スイッチを備えたことを特徴とする請求項1に記載の紙
    葉類計数装置。
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