JP2859075B2 - 金属酸化物の混合物を含有する耐油性に優れた熱硬化性フルオロシリコーンゴム組成物 - Google Patents
金属酸化物の混合物を含有する耐油性に優れた熱硬化性フルオロシリコーンゴム組成物Info
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- JP2859075B2 JP2859075B2 JP5072636A JP7263693A JP2859075B2 JP 2859075 B2 JP2859075 B2 JP 2859075B2 JP 5072636 A JP5072636 A JP 5072636A JP 7263693 A JP7263693 A JP 7263693A JP 2859075 B2 JP2859075 B2 JP 2859075B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/18—Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
- C08K3/20—Oxides; Hydroxides
- C08K3/22—Oxides; Hydroxides of metals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L83/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L83/04—Polysiloxanes
- C08L83/08—Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
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Description
【0001】本発明は熱硬化性フルオロシリコーンゴム
組成物に関するものである。更に詳しく言えば本発明
は、金属酸化物の混合物を含有することによって優れた
熱老化特性および炭化水素油抵抗性を示す熱硬化性フル
オロシリコーンゴム組成物に関する。熱硬化性フルオロ
シリコーンゴムコンパウンドは当業界において公知であ
る。かかるコンパウンドについては、たとえば、ブルー
スタイン(Blustein)等の米国特許第4317899号、
ブッシュ(Bush)等の米国特許第4525528号、およ
びエバンズ(Evans) の米国特許第4355121号の明
細書を参照されたい。
組成物に関するものである。更に詳しく言えば本発明
は、金属酸化物の混合物を含有することによって優れた
熱老化特性および炭化水素油抵抗性を示す熱硬化性フル
オロシリコーンゴム組成物に関する。熱硬化性フルオロ
シリコーンゴムコンパウンドは当業界において公知であ
る。かかるコンパウンドについては、たとえば、ブルー
スタイン(Blustein)等の米国特許第4317899号、
ブッシュ(Bush)等の米国特許第4525528号、およ
びエバンズ(Evans) の米国特許第4355121号の明
細書を参照されたい。
【0002】熱硬化性フルオロシリコーンゴムコンパウ
ンドは、電気コネクタ、成形インサート、チューブやホ
ース、シート、ガスケットなどをはじめとする各種の製
品をはじめとするために有用である。かかる製品は、材
料が高温および炭化水素溶剤に暴露されるような用途に
おいてしばしば使用される。たとえば、自動車工業およ
び宇宙産業においては、炭化水素油抵抗性を有するとい
う理由で熱硬化性フルオロシリコーンゴムコンパウンド
が使用されている。
ンドは、電気コネクタ、成形インサート、チューブやホ
ース、シート、ガスケットなどをはじめとする各種の製
品をはじめとするために有用である。かかる製品は、材
料が高温および炭化水素溶剤に暴露されるような用途に
おいてしばしば使用される。たとえば、自動車工業およ
び宇宙産業においては、炭化水素油抵抗性を有するとい
う理由で熱硬化性フルオロシリコーンゴムコンパウンド
が使用されている。
【0003】かかる材料のレジリエンスを改善すると共
に価格を低下させるため、フルオロシリコーンはジメチ
ルポリシロキサンと70:30の比率で配合される。こ
うして得られた配合物はより高いレジリエンスを有する
が、それの炭化水素油抵抗性はジメチルポリシロキサン
の存在によって低下する。たとえば、フルオロシリコー
ンとジメチルポリシロキサンとの80:20配合物は高
度の炭化水素油抵抗性を持った材料を与える。しかしな
がら、かかる材料は(ガスケットのごとき)特定の用途
にとって十分なだけのレジリエンスを有していない。
に価格を低下させるため、フルオロシリコーンはジメチ
ルポリシロキサンと70:30の比率で配合される。こ
うして得られた配合物はより高いレジリエンスを有する
が、それの炭化水素油抵抗性はジメチルポリシロキサン
の存在によって低下する。たとえば、フルオロシリコー
ンとジメチルポリシロキサンとの80:20配合物は高
度の炭化水素油抵抗性を持った材料を与える。しかしな
がら、かかる材料は(ガスケットのごとき)特定の用途
にとって十分なだけのレジリエンスを有していない。
【0004】特に上記のごときガスケット用途において
は、材料の熱老化特性が顕著に低下しないことも重要で
ある。それ故、高温下でレジリエンスを保持するような
熱硬化性フルオロシリコーンゴム組成物を得ることは望
ましいわけである。また、高温のエンジン油のごとき炭
化水素油の存在下で強度特性を保持するような熱硬化性
フルオロシリコーンゴム組成物を得ることも望ましい。
は、材料の熱老化特性が顕著に低下しないことも重要で
ある。それ故、高温下でレジリエンスを保持するような
熱硬化性フルオロシリコーンゴム組成物を得ることは望
ましいわけである。また、高温のエンジン油のごとき炭
化水素油の存在下で強度特性を保持するような熱硬化性
フルオロシリコーンゴム組成物を得ることも望ましい。
【0005】本発明は、特定量の2A族金属酸化物およ
び2B族金属酸化物を熱硬化性フルオロシリコーンゴム
組成物中に混入すれば、レジリエンス、強度および耐溶
剤性が改善されるという発見に基づいている。
び2B族金属酸化物を熱硬化性フルオロシリコーンゴム
組成物中に混入すれば、レジリエンス、強度および耐溶
剤性が改善されるという発見に基づいている。
【0006】
【発明の概要】本発明に従って一般的に述べれば、ビニ
ル基含有フルオロシリコーン(FS)重合体、ビニル基
含有フルオロシリコーン−ジメチルポリシロキサン(F
S−PDMS)共重合体またはそれらの混合物、充填
剤、充填剤用表面処理剤、架橋剤、熱老化防止剤、並び
に特定量の2A族金属酸化物および2B族金属酸化物を
含む熱硬化性フルオロシリコーンゴム組成物が提供され
る。特定の実施の態様に従えば、MgOおよびZnOが
約1:3〜1:5の比率で使用される結果、レジリエン
ス、熱老化特性、および高温のエンジン油に対する抵抗
性が改善される。
ル基含有フルオロシリコーン(FS)重合体、ビニル基
含有フルオロシリコーン−ジメチルポリシロキサン(F
S−PDMS)共重合体またはそれらの混合物、充填
剤、充填剤用表面処理剤、架橋剤、熱老化防止剤、並び
に特定量の2A族金属酸化物および2B族金属酸化物を
含む熱硬化性フルオロシリコーンゴム組成物が提供され
る。特定の実施の態様に従えば、MgOおよびZnOが
約1:3〜1:5の比率で使用される結果、レジリエン
ス、熱老化特性、および高温のエンジン油に対する抵抗
性が改善される。
【0007】特定の実施の態様に従えば、本発明の熱硬
化性フルオロシリコーンゴム組成物は、(A) MViがVi
R2 SiO1/2 、DF がRF RSiO2/2 、DViがVi
RSiO2/2 、かつDがR2 SiO2/2 であって、式中
のRは脂肪族不飽和結合を含まない炭素原子数1〜約8
の1価の炭化水素基を独立に表わし、またRF はフッ素
含有炭化水素基を表わす場合において、(A1)式 MViDF x DVi y MVi (式中、xおよびyは(A1)が鎖端に120ppm までのビ
ニル基を有しかつ鎖上に600ppm のビニル基を有する
ように選定される)によって表わされかつ25℃で約5
0000000〜約300000000センチポアズの
範囲内の粘度を有するビニル基連鎖停止ビニル基含有フ
ルオロシリコーン重合体、(A2)式 MViDF x DVi y Dz MVi (式中、x、yおよびzは(A2)が約65モル%のフルオ
ロシリコーンを含有すると共に鎖上に約95ppm のビニ
ル基を有しかつ鎖端に約69ppm のビニル基を有するよ
うに選定される)によって表わされかつ25℃で約50
000000〜約300000000センチポアズの範
囲内の粘度を有するビニル基連鎖停止ビニル基含有フル
オロシリコーン−ジメチルポリシロキサン共重合体、ま
たは(A1)と(A2)との混合物から成るフルオロシリコーン
重合体、 (B) 式 ViDx DF Vi (式中、DおよびDF は前記に定義された通りである)
によって表わされ、鎖端に80〜140ppm のビニル基
を有し、25℃で約50000000〜約300000
000センチポアズの範囲内の粘度を有し、かつ成分
(A) 100重量部当り約30重量部までの量で使用され
るビニル基連鎖停止フルオロシリコーン重合体、 (C) 約150〜約225m2 /gの範囲内の表面積を有
し、かつ成分(A) 100重量部当り約10〜約90重量
部の量で使用される補強用シリカ充填剤、 (D) 式 ViSiR2 NSiR2 Vi (式中、Rは前記に定義された通りである)によって表
わされ、かつ成分(A) 100重量部当り約0.1〜約
1.0重量部の量で使用されるビニル基連鎖停止シラザ
ン、 (E) 式 MDx DVi y M (式中、MはR3SiO1/2、そしてDおよびDViは前記
に定義された通りであり、またxおよびyは約14モル
%のDViまたは約4.2重量%のビニル基が存在するよ
うに選定される)によって表わされ、かつ成分(A) 10
0重量部当り約0.5〜約5重量部の量で使用されるM
連鎖停止ジメチルシロキシ−ビニルメチルシロキシ流動
体、 (F) 式 HO(SiORRF )x H (式中、RおよびRF は前記に定義された通りであり、
またxは3である)によって表わされ、約6.4重量%
のOH基を含有し、かつ成分(C) を基準として約19〜
23重量%の量で使用されるフルオロシリコーンジシロ
キサノールテロマー流動体、 (G) 熱老化防止剤、 (H) 縮合触媒、並びに (I) 約1:3〜約1:5の比率で存在する酸化マグネシ
ウムおよび酸化亜鉛を含む2A族金属酸化物と2B族金
属酸化物(即ち、周期律表第IIA族金属酸化物と第IIB
族金属酸化物)との混合物の諸成分を含む。
化性フルオロシリコーンゴム組成物は、(A) MViがVi
R2 SiO1/2 、DF がRF RSiO2/2 、DViがVi
RSiO2/2 、かつDがR2 SiO2/2 であって、式中
のRは脂肪族不飽和結合を含まない炭素原子数1〜約8
の1価の炭化水素基を独立に表わし、またRF はフッ素
含有炭化水素基を表わす場合において、(A1)式 MViDF x DVi y MVi (式中、xおよびyは(A1)が鎖端に120ppm までのビ
ニル基を有しかつ鎖上に600ppm のビニル基を有する
ように選定される)によって表わされかつ25℃で約5
0000000〜約300000000センチポアズの
範囲内の粘度を有するビニル基連鎖停止ビニル基含有フ
ルオロシリコーン重合体、(A2)式 MViDF x DVi y Dz MVi (式中、x、yおよびzは(A2)が約65モル%のフルオ
ロシリコーンを含有すると共に鎖上に約95ppm のビニ
ル基を有しかつ鎖端に約69ppm のビニル基を有するよ
うに選定される)によって表わされかつ25℃で約50
000000〜約300000000センチポアズの範
囲内の粘度を有するビニル基連鎖停止ビニル基含有フル
オロシリコーン−ジメチルポリシロキサン共重合体、ま
たは(A1)と(A2)との混合物から成るフルオロシリコーン
重合体、 (B) 式 ViDx DF Vi (式中、DおよびDF は前記に定義された通りである)
によって表わされ、鎖端に80〜140ppm のビニル基
を有し、25℃で約50000000〜約300000
000センチポアズの範囲内の粘度を有し、かつ成分
(A) 100重量部当り約30重量部までの量で使用され
るビニル基連鎖停止フルオロシリコーン重合体、 (C) 約150〜約225m2 /gの範囲内の表面積を有
し、かつ成分(A) 100重量部当り約10〜約90重量
部の量で使用される補強用シリカ充填剤、 (D) 式 ViSiR2 NSiR2 Vi (式中、Rは前記に定義された通りである)によって表
わされ、かつ成分(A) 100重量部当り約0.1〜約
1.0重量部の量で使用されるビニル基連鎖停止シラザ
ン、 (E) 式 MDx DVi y M (式中、MはR3SiO1/2、そしてDおよびDViは前記
に定義された通りであり、またxおよびyは約14モル
%のDViまたは約4.2重量%のビニル基が存在するよ
うに選定される)によって表わされ、かつ成分(A) 10
0重量部当り約0.5〜約5重量部の量で使用されるM
連鎖停止ジメチルシロキシ−ビニルメチルシロキシ流動
体、 (F) 式 HO(SiORRF )x H (式中、RおよびRF は前記に定義された通りであり、
またxは3である)によって表わされ、約6.4重量%
のOH基を含有し、かつ成分(C) を基準として約19〜
23重量%の量で使用されるフルオロシリコーンジシロ
キサノールテロマー流動体、 (G) 熱老化防止剤、 (H) 縮合触媒、並びに (I) 約1:3〜約1:5の比率で存在する酸化マグネシ
ウムおよび酸化亜鉛を含む2A族金属酸化物と2B族金
属酸化物(即ち、周期律表第IIA族金属酸化物と第IIB
族金属酸化物)との混合物の諸成分を含む。
【0008】実施の一態様に従えば、(J) 随意の架橋剤
を使用することができる。
を使用することができる。
【0009】
【詳細な説明】本発明は、熱老化後においても良好なレ
ジリエンスを示しかつ高温のエンジン油に対して抵抗性
を示すような熱硬化性フルオロシリコーンゴム組成物に
関する。かかる組成物の改善された性質は、熱老化およ
び高温の炭化水素油に対する材料の抵抗性を改善するよ
うな量および比率で2A族金属酸化物および2B族金属
酸化物をFS重合体またはFS−PDMS共重合体コン
パウンドに添加した結果として得られる。
ジリエンスを示しかつ高温のエンジン油に対して抵抗性
を示すような熱硬化性フルオロシリコーンゴム組成物に
関する。かかる組成物の改善された性質は、熱老化およ
び高温の炭化水素油に対する材料の抵抗性を改善するよ
うな量および比率で2A族金属酸化物および2B族金属
酸化物をFS重合体またはFS−PDMS共重合体コン
パウンドに添加した結果として得られる。
【0010】実施の一態様に従えば、熱硬化性FS重合
体コンパウンドに対してFS重合体100重量部当り約
0.5〜約10重量部のMgOおよび約0.5〜約30
重量部のZnOを添加して成る熱硬化性フルオロシリコ
ーンゴム組成物が提供される。なお、好ましくは約1〜
約7重量部のMgOおよび約2〜約15重量部のZnO
が添加され、また一層好ましくは約1〜約5重量部のM
gOおよび約5〜約10重量部のZnOが添加される。
かかる熱硬化性フルオロシリコーンゴム組成物はAST
M No.1、No.2、No.3およびSGモーター油に対
する抵抗性を有すると共に、熱老化特性の改善を示す。
体コンパウンドに対してFS重合体100重量部当り約
0.5〜約10重量部のMgOおよび約0.5〜約30
重量部のZnOを添加して成る熱硬化性フルオロシリコ
ーンゴム組成物が提供される。なお、好ましくは約1〜
約7重量部のMgOおよび約2〜約15重量部のZnO
が添加され、また一層好ましくは約1〜約5重量部のM
gOおよび約5〜約10重量部のZnOが添加される。
かかる熱硬化性フルオロシリコーンゴム組成物はAST
M No.1、No.2、No.3およびSGモーター油に対
する抵抗性を有すると共に、熱老化特性の改善を示す。
【0011】別の実施の態様に従えば、熱硬化性FS−
PDMS共重合体コンパウンドに対してFS−PDMS
共重合体100重量部当り約0.5〜約10重量部のM
gOおよび約1〜約30重量部のZnOを添加して成る
熱硬化性フルオロシリコーンゴム組成物が提供される。
なお、好ましくは約1〜約8重量部のMgOおよび約2
〜約25重量部のZnOが添加され、また一層好ましく
は約2〜約6重量部のMgOおよび約5〜約20重量部
のZnOが添加される。本明細書中に開示される実施の
態様に従えば、FS−PDMS共重合体は約65モル%
のフルオロシリコーンを含有している。
PDMS共重合体コンパウンドに対してFS−PDMS
共重合体100重量部当り約0.5〜約10重量部のM
gOおよび約1〜約30重量部のZnOを添加して成る
熱硬化性フルオロシリコーンゴム組成物が提供される。
なお、好ましくは約1〜約8重量部のMgOおよび約2
〜約25重量部のZnOが添加され、また一層好ましく
は約2〜約6重量部のMgOおよび約5〜約20重量部
のZnOが添加される。本明細書中に開示される実施の
態様に従えば、FS−PDMS共重合体は約65モル%
のフルオロシリコーンを含有している。
【0012】FS重合体およびFS−PDMS共重合体
コンパウンドに対して添加された金属酸化物は、炭化水
素油の熱酸化分解生成物である酸および塩基の受容体と
して作用することによって高温の炭化水素油に対する抵
抗性を向上させるために役立つ。1:3〜1:5の比率
で使用されるMgOおよびZnOは、他の性質に悪影響
を及ぼすことなしに高温の炭化水素油に対する抵抗性を
向上させるために最も有効であるように思われる。かか
る酸化物はまた、高温の炭化水素油の不存在下において
材料の熱抵抗性を改善するためにも有効である。
コンパウンドに対して添加された金属酸化物は、炭化水
素油の熱酸化分解生成物である酸および塩基の受容体と
して作用することによって高温の炭化水素油に対する抵
抗性を向上させるために役立つ。1:3〜1:5の比率
で使用されるMgOおよびZnOは、他の性質に悪影響
を及ぼすことなしに高温の炭化水素油に対する抵抗性を
向上させるために最も有効であるように思われる。かか
る酸化物はまた、高温の炭化水素油の不存在下において
材料の熱抵抗性を改善するためにも有効である。
【0013】本発明においては、原料を配合しかつ揮発
分を除去するための加熱操作を施した後、得られたコン
パウンドに金属酸化物を添加するのが普通である。添加
時の温度は80℃未満であり、また添加はコンパウンド
がドウミキサー内に存在する間に行うことが好ましい。
あるいはまた、ゴム状材料に対してバンド状に巻付けな
がら金属酸化物をコンパウンドに添加することもでき
る。いずれの添加方法も、金属酸化物が完全に分散する
まで実施される。
分を除去するための加熱操作を施した後、得られたコン
パウンドに金属酸化物を添加するのが普通である。添加
時の温度は80℃未満であり、また添加はコンパウンド
がドウミキサー内に存在する間に行うことが好ましい。
あるいはまた、ゴム状材料に対してバンド状に巻付けな
がら金属酸化物をコンパウンドに添加することもでき
る。いずれの添加方法も、金属酸化物が完全に分散する
まで実施される。
【0014】酸に対する保護目的のために2A族金属酸
化物および2B族金属酸化物(特に酸化マグネシウムお
よび酸化亜鉛)を添加することは公知であるが、酸化マ
グネシウムおよび酸化亜鉛を1:3〜1:5の比率で使
用することは新規であって、これは良好な物理的性質を
維持するために特に有用である。本発明の熱硬化性フル
オロシリコーンゴム組成物は、上記のごとき金属酸化物
を含有する熱硬化性FS重合体ゴムコンパウンドまたは
熱硬化性FS−PDMS共重合体ゴムコンパウンドから
成っている。一層詳しく述べれば、本発明の熱硬化性フ
ルオロシリコーンゴム組成物は、(A) MViがViR2 S
iO1/2 、DF がRF RSiO2/2 、DViがViRSi
O2/2 、かつDがR2 SiO2/2 であって、式中のRは
脂肪族不飽和結合を含まない炭素原子数1〜約8(C
1-8 )の1価の炭化水素基を独立に表わし、またRF は
フッ素含有炭化水素基を表わす場合において、(A1)式 MViDF x DVi y MVi (式中、xおよびyは(A1)が鎖端に120ppm までのビ
ニル基を有しかつ鎖上に600ppm のビニル基を有する
ように選定される)によって表わされかつ25℃で約5
0000000〜約300000000センチポアズ、
好ましくは約100000000〜約25000000
0センチポアズ、そして一層好ましくは約150000
000〜約200000000センチポアズの範囲内の
粘度を有するビニル基連鎖停止ビニル基含有フルオロシ
リコーン重合体、(A2)式 MViDF x DVi y Dz MVi (式中、x、yおよびzは(A2)が約65モル%のフルオ
ロシリコーンを含有すると共に鎖上に約95ppm のビニ
ル基を有しかつ鎖端に69ppm のビニル基を有するよう
に選定される)によって表わされかつ25℃で約500
00000〜約300000000センチポアズ、好ま
しくは約100000000〜約250000000セ
ンチポアズ、そして一層好ましくは約15000000
0〜約200000000センチポアズの範囲内の粘度
を有するビニル基連鎖停止ビニル基含有フルオロシリコ
ーン−ジメチルポリシロキサン共重合体、または(A1)と
(A2)との混合物から成るフルオロシリコーン重合体を含
んでいる。
化物および2B族金属酸化物(特に酸化マグネシウムお
よび酸化亜鉛)を添加することは公知であるが、酸化マ
グネシウムおよび酸化亜鉛を1:3〜1:5の比率で使
用することは新規であって、これは良好な物理的性質を
維持するために特に有用である。本発明の熱硬化性フル
オロシリコーンゴム組成物は、上記のごとき金属酸化物
を含有する熱硬化性FS重合体ゴムコンパウンドまたは
熱硬化性FS−PDMS共重合体ゴムコンパウンドから
成っている。一層詳しく述べれば、本発明の熱硬化性フ
ルオロシリコーンゴム組成物は、(A) MViがViR2 S
iO1/2 、DF がRF RSiO2/2 、DViがViRSi
O2/2 、かつDがR2 SiO2/2 であって、式中のRは
脂肪族不飽和結合を含まない炭素原子数1〜約8(C
1-8 )の1価の炭化水素基を独立に表わし、またRF は
フッ素含有炭化水素基を表わす場合において、(A1)式 MViDF x DVi y MVi (式中、xおよびyは(A1)が鎖端に120ppm までのビ
ニル基を有しかつ鎖上に600ppm のビニル基を有する
ように選定される)によって表わされかつ25℃で約5
0000000〜約300000000センチポアズ、
好ましくは約100000000〜約25000000
0センチポアズ、そして一層好ましくは約150000
000〜約200000000センチポアズの範囲内の
粘度を有するビニル基連鎖停止ビニル基含有フルオロシ
リコーン重合体、(A2)式 MViDF x DVi y Dz MVi (式中、x、yおよびzは(A2)が約65モル%のフルオ
ロシリコーンを含有すると共に鎖上に約95ppm のビニ
ル基を有しかつ鎖端に69ppm のビニル基を有するよう
に選定される)によって表わされかつ25℃で約500
00000〜約300000000センチポアズ、好ま
しくは約100000000〜約250000000セ
ンチポアズ、そして一層好ましくは約15000000
0〜約200000000センチポアズの範囲内の粘度
を有するビニル基連鎖停止ビニル基含有フルオロシリコ
ーン−ジメチルポリシロキサン共重合体、または(A1)と
(A2)との混合物から成るフルオロシリコーン重合体を含
んでいる。
【0015】成分(B) は、鎖端にビニル基を有する(す
なわち、ビニル基で連鎖停止されている)が鎖上には実
質的にビニル基を有しないフルオロシリコーン重合体で
ある。成分(B) は、(A1)、(A2)またはそれらの混合物か
ら成る成分(A) 100重量部当り約30重量部までの量
で使用すればよい。なお、成分(B) は成分(A) 100重
量部当り約5〜約20重量部の量で使用することが好ま
しく、また成分(A) 100重量部当り約10〜約20重
量部の量で使用することが一層好ましい。成分(B) は、
式 ViDx DF Vi (式中、DおよびDF は前記に定義された通りである
が、DF はトリフルオロプロピル基であることが好まし
く、またxは25℃で約50000000〜約3000
00000センチポアズ、好ましくは10000000
0〜約250000000センチポアズ、そして一層好
ましくは約150000000〜200000000セ
ンチポアズの範囲内の粘度を与えるように選定される)
によって表わされる。後記実施例中において、(B1)は鎖
端に約140ppm のビニル基を有しており、また(B2)は
鎖端に約80ppm のビニル基を有している。
なわち、ビニル基で連鎖停止されている)が鎖上には実
質的にビニル基を有しないフルオロシリコーン重合体で
ある。成分(B) は、(A1)、(A2)またはそれらの混合物か
ら成る成分(A) 100重量部当り約30重量部までの量
で使用すればよい。なお、成分(B) は成分(A) 100重
量部当り約5〜約20重量部の量で使用することが好ま
しく、また成分(A) 100重量部当り約10〜約20重
量部の量で使用することが一層好ましい。成分(B) は、
式 ViDx DF Vi (式中、DおよびDF は前記に定義された通りである
が、DF はトリフルオロプロピル基であることが好まし
く、またxは25℃で約50000000〜約3000
00000センチポアズ、好ましくは10000000
0〜約250000000センチポアズ、そして一層好
ましくは約150000000〜200000000セ
ンチポアズの範囲内の粘度を与えるように選定される)
によって表わされる。後記実施例中において、(B1)は鎖
端に約140ppm のビニル基を有しており、また(B2)は
鎖端に約80ppm のビニル基を有している。
【0016】成分(C) はシリカ充填剤である。詳しく述
べれば、成分(C) は約150〜約225m2 /gの範囲
内の表面積を有するフュームドシリカである。なお、成
分(C) は未処理状態において225m2 /gの表面積を
有するフュームドシリカであることが好ましい。かかる
成分(C) は成分(A) 100重量部当り約10〜約90重
量部の量で使用することが好ましく、また得られる組成
物が約30〜約90のショアA硬さを有するように成分
(A) 100重量部当り20〜50重量部の量で使用する
ことが一層好ましい。
べれば、成分(C) は約150〜約225m2 /gの範囲
内の表面積を有するフュームドシリカである。なお、成
分(C) は未処理状態において225m2 /gの表面積を
有するフュームドシリカであることが好ましい。かかる
成分(C) は成分(A) 100重量部当り約10〜約90重
量部の量で使用することが好ましく、また得られる組成
物が約30〜約90のショアA硬さを有するように成分
(A) 100重量部当り20〜50重量部の量で使用する
ことが一層好ましい。
【0017】成分(D) は、式 ViSiR2 NSiR2 Vi (式中、Rは前記に定義された通りである)によって表
わされるビニル基連鎖停止線状シラザンである。かかる
物質の実例はテトラメチルジビニルシラザンである。か
かる物質は、重合体に対する充填剤の結合性を向上させ
るため、カップリング剤として現場で添加することがで
きる。かかる成分(D) は、成分(A) 100重量部当り約
0.01〜約1.0重量部の量で使用すればよい。な
お、成分(D)は成分(A) 100重量部当り約0.07〜
約0.2重量部の量で使用することが好ましい。
わされるビニル基連鎖停止線状シラザンである。かかる
物質の実例はテトラメチルジビニルシラザンである。か
かる物質は、重合体に対する充填剤の結合性を向上させ
るため、カップリング剤として現場で添加することがで
きる。かかる成分(D) は、成分(A) 100重量部当り約
0.01〜約1.0重量部の量で使用すればよい。な
お、成分(D)は成分(A) 100重量部当り約0.07〜
約0.2重量部の量で使用することが好ましい。
【0018】成分(E) は、式 MDx DVi y M (式中、M、DおよびDViは前記に定義された通りであ
り、またxおよびyはD Viが14モル%の割合で存在し
かつビニル基が約4.2重量%の割合で存在するように
選定される)によって表わされるM連鎖停止ジメチルシ
ロキシ−ビニルメチルシロキシ流動体である。かかる成
分(E) は成分(A) 100重量部当り約0.5〜約5重量
部の量で使用すればよいが、成分(A) 100重量部当り
約0.5〜約2重量部の量で使用することが好ましい。
り、またxおよびyはD Viが14モル%の割合で存在し
かつビニル基が約4.2重量%の割合で存在するように
選定される)によって表わされるM連鎖停止ジメチルシ
ロキシ−ビニルメチルシロキシ流動体である。かかる成
分(E) は成分(A) 100重量部当り約0.5〜約5重量
部の量で使用すればよいが、成分(A) 100重量部当り
約0.5〜約2重量部の量で使用することが好ましい。
【0019】成分(F) は、式 HO(SiORRF )x H (式中、RおよびRF は前記に定義された通りであり、
またxは約3である)によって表わされ、かつ約6.4
重量%のOH基を含有するフルオロシリコーンジシロキ
サノールテロマー流動体である。かかる成分(F) は成分
(D) と共にシリカ充填剤用の現場処理剤として使用され
る。かかる成分(F) は成分(C) を基準として約19〜2
5重量%の量で使用すればよいが、成分(C) を基準とし
て約20〜23重量%の量で使用することが好ましい。
またxは約3である)によって表わされ、かつ約6.4
重量%のOH基を含有するフルオロシリコーンジシロキ
サノールテロマー流動体である。かかる成分(F) は成分
(D) と共にシリカ充填剤用の現場処理剤として使用され
る。かかる成分(F) は成分(C) を基準として約19〜2
5重量%の量で使用すればよいが、成分(C) を基準とし
て約20〜23重量%の量で使用することが好ましい。
【0020】以上の成分に加えて、(G1)オクタン鉄およ
び(G2)フュームド二酸化チタンのごとき熱老化防止剤
(G) が比較的少ない量(たとえば、成分(A) 100重量
部当り約2重量部までの量)で使用される。あるいはま
た、(G1)および(G2)から成る熱老化防止剤中にCe(O
H)4 を混入することもできる。オクタン酸鉄は鉄含量
12%のミネラルスピリット溶液である。(G1)は成分
(A) 100重量部当り約0.2重量部までの量で使用す
ればよいが、成分(A) 100重量部当り約0.07重量
部の量で使用することが好ましい。(G2)は成分(A) 10
0重量部当り約2重量部までの量で使用すればよいが、
成分(A) 100重量部当り約0.7重量部の量で使用す
ることが好ましい。
び(G2)フュームド二酸化チタンのごとき熱老化防止剤
(G) が比較的少ない量(たとえば、成分(A) 100重量
部当り約2重量部までの量)で使用される。あるいはま
た、(G1)および(G2)から成る熱老化防止剤中にCe(O
H)4 を混入することもできる。オクタン酸鉄は鉄含量
12%のミネラルスピリット溶液である。(G1)は成分
(A) 100重量部当り約0.2重量部までの量で使用す
ればよいが、成分(A) 100重量部当り約0.07重量
部の量で使用することが好ましい。(G2)は成分(A) 10
0重量部当り約2重量部までの量で使用すればよいが、
成分(A) 100重量部当り約0.7重量部の量で使用す
ることが好ましい。
【0021】熱硬化性のフルオロシリコーンゴム組成物
を製造するため、有機過酸化物遊離基開始剤から成る縮
合触媒(H) が使用される。好適な有機過酸化物遊離基開
始剤は、シリコーンエラストマーを硬化させるために通
例使用される熱分解性の有機過酸化物である。本発明に
おいて使用するのに適した有機過酸化物遊離基開始剤の
実例は、たとえば、ボベア(Bobear)の米国特許第453
7357号明細書中に開示されている。適当な有機過酸
化物遊離基開始剤としては、ジアルキルペルオキシド
(たとえば、ジ−tert−ブチルペルオキシド)、tert−
ブチル−トリエチルメチルペルオキシド、tert−ブチル
−tert−ブチル−tert−トリフェニルペルオキシド、te
rt−ブチルベンゾエートおよびジ−tert−アルキルペル
オキシド(たとえば、ジクミルペルオキシド)が挙げら
れる。(たとえば、水素化物が使用されるような)後記
のごとき特定の条件下では、有機過酸化物遊離基開始剤
の代りに白金触媒を使用することもできる。
を製造するため、有機過酸化物遊離基開始剤から成る縮
合触媒(H) が使用される。好適な有機過酸化物遊離基開
始剤は、シリコーンエラストマーを硬化させるために通
例使用される熱分解性の有機過酸化物である。本発明に
おいて使用するのに適した有機過酸化物遊離基開始剤の
実例は、たとえば、ボベア(Bobear)の米国特許第453
7357号明細書中に開示されている。適当な有機過酸
化物遊離基開始剤としては、ジアルキルペルオキシド
(たとえば、ジ−tert−ブチルペルオキシド)、tert−
ブチル−トリエチルメチルペルオキシド、tert−ブチル
−tert−ブチル−tert−トリフェニルペルオキシド、te
rt−ブチルベンゾエートおよびジ−tert−アルキルペル
オキシド(たとえば、ジクミルペルオキシド)が挙げら
れる。(たとえば、水素化物が使用されるような)後記
のごとき特定の条件下では、有機過酸化物遊離基開始剤
の代りに白金触媒を使用することもできる。
【0022】下記の実施例において使用される好適な縮
合触媒(H) は、4.96〜5.29%の活性O2 含量を
有する固体の不活性充填剤(CaCO3 )上にビニル基
特異性の成分[すなわち、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン]を45%の濃
度で担持して成るものである。かかる縮合触媒は、アメ
リカ合衆国ニューヨーク州バッファロー市所在のアトケ
ム(Atochem) 社からルパーコ(Luperco) 101−XLの
商品名で入手することができる。縮合触媒(H)は成分(A)
100重量部当り約0.8〜約1.5重量部の量で使
用すればよいが、成分(A) 100重量部当り1.0重量
部の量で使用することが好ましい。
合触媒(H) は、4.96〜5.29%の活性O2 含量を
有する固体の不活性充填剤(CaCO3 )上にビニル基
特異性の成分[すなわち、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン]を45%の濃
度で担持して成るものである。かかる縮合触媒は、アメ
リカ合衆国ニューヨーク州バッファロー市所在のアトケ
ム(Atochem) 社からルパーコ(Luperco) 101−XLの
商品名で入手することができる。縮合触媒(H)は成分(A)
100重量部当り約0.8〜約1.5重量部の量で使
用すればよいが、成分(A) 100重量部当り1.0重量
部の量で使用することが好ましい。
【0023】本発明の組成物中には、(Ia)2A族金属酸
化物および(Ib)B族金属酸化物から成る成分(I) が混入
される。詳しく述べれば、(Ia)は成分(A) 100重量部
当り約0.05〜約10重量部の酸化マグネシウム(M
gO)から成り、また(Ib)は成分(A) 100重量部当り
約0.5〜約30重量部の酸化亜鉛(ZnO)から成
る。下記の実施例においては、アメリカ合衆国ニュージ
ャージー州ラーウェイ市所在のメルク・ケミカル・ディ
ヴィジョン(Merck Chemical Division) から販売されて
いるような、99.0%が325メッシュのふるいを通
過するマグライト(Maglite) 3231を酸化マグネシウ
ムとして使用することができる。また、アメリカ合衆国
ペンシルヴェニア州パルマートン市所在のニュー・ジャ
ージー・ジンク社(New Jersey Zinc Co., Inc.) から販
売されているような、0.31ミクロンの粒度を有しか
つ99.9%が325メッシュのふるいを通過するXX
−78を酸化亜鉛として使用することができる。
化物および(Ib)B族金属酸化物から成る成分(I) が混入
される。詳しく述べれば、(Ia)は成分(A) 100重量部
当り約0.05〜約10重量部の酸化マグネシウム(M
gO)から成り、また(Ib)は成分(A) 100重量部当り
約0.5〜約30重量部の酸化亜鉛(ZnO)から成
る。下記の実施例においては、アメリカ合衆国ニュージ
ャージー州ラーウェイ市所在のメルク・ケミカル・ディ
ヴィジョン(Merck Chemical Division) から販売されて
いるような、99.0%が325メッシュのふるいを通
過するマグライト(Maglite) 3231を酸化マグネシウ
ムとして使用することができる。また、アメリカ合衆国
ペンシルヴェニア州パルマートン市所在のニュー・ジャ
ージー・ジンク社(New Jersey Zinc Co., Inc.) から販
売されているような、0.31ミクロンの粒度を有しか
つ99.9%が325メッシュのふるいを通過するXX
−78を酸化亜鉛として使用することができる。
【0024】本発明においては、MgOおよびZnOは
FS重合体(A1)またはFS−PDMS共重合体(A2)と様
々な割合で混合することができる。本発明に従って一般
的に述べれば、MgOとZnOとの比率は約1:3〜約
1:5の範囲内にあることが好ましい。MgOおよびZ
nOをFS重合体(A1)と混合する場合、MgOはFS重
合体(A1)100重量部当り0.5〜約10重量部の量で
使用されるが、好ましくは1〜約7重量部の量で使用さ
れ、また一層好ましくは1〜約5重量部の量で使用され
る。ZnOはFS重合体(A1)100重量部当り0.5〜
約30重量部の量で使用されるが、好ましくは2〜約1
5重量部の量で使用され、また一層好ましくは5〜約1
0重量部の量で使用される。
FS重合体(A1)またはFS−PDMS共重合体(A2)と様
々な割合で混合することができる。本発明に従って一般
的に述べれば、MgOとZnOとの比率は約1:3〜約
1:5の範囲内にあることが好ましい。MgOおよびZ
nOをFS重合体(A1)と混合する場合、MgOはFS重
合体(A1)100重量部当り0.5〜約10重量部の量で
使用されるが、好ましくは1〜約7重量部の量で使用さ
れ、また一層好ましくは1〜約5重量部の量で使用され
る。ZnOはFS重合体(A1)100重量部当り0.5〜
約30重量部の量で使用されるが、好ましくは2〜約1
5重量部の量で使用され、また一層好ましくは5〜約1
0重量部の量で使用される。
【0025】MgOおよびZnOをFS−PDMS共重
合体(A2)と混合する場合、MgOはFS−PDMS共重
合体(A2)100重量部当り0.5〜約10重量部の量で
使用されるが、好ましくは約1〜約8重量部の量で使用
され、また一層好ましくは約2〜約6重量部の量で使用
される。ZnOはFS−PDMS共重合体(A2)100重
量部当り約1〜約30重量部の量で使用されるが、好ま
しくは2〜約25重量部の量で使用され、また一層好ま
しくは約5〜20重量部の量で使用される。
合体(A2)と混合する場合、MgOはFS−PDMS共重
合体(A2)100重量部当り0.5〜約10重量部の量で
使用されるが、好ましくは約1〜約8重量部の量で使用
され、また一層好ましくは約2〜約6重量部の量で使用
される。ZnOはFS−PDMS共重合体(A2)100重
量部当り約1〜約30重量部の量で使用されるが、好ま
しくは2〜約25重量部の量で使用され、また一層好ま
しくは約5〜20重量部の量で使用される。
【0026】下記の実施例においては、トリメチロール
プロパントリメタクリレートのごとき架橋剤(J) を所望
に応じて使用することができる。本発明を一層詳しく説
明するため、以下に実施例を示す。先ず、下記のごとき
3種のコンパウンドを調製し、それらに対して様々な量
の酸化マグネシウムおよび酸化亜鉛を縮合触媒と共に添
加した。こうして得られた組成物の性質を試験した。 [コンパウンドI] (A1)120ppm の鎖端ビニル基(VOCE)および60
0ppm の鎖上ビニル基(VOC)を有するFS重合体9
0部。
プロパントリメタクリレートのごとき架橋剤(J) を所望
に応じて使用することができる。本発明を一層詳しく説
明するため、以下に実施例を示す。先ず、下記のごとき
3種のコンパウンドを調製し、それらに対して様々な量
の酸化マグネシウムおよび酸化亜鉛を縮合触媒と共に添
加した。こうして得られた組成物の性質を試験した。 [コンパウンドI] (A1)120ppm の鎖端ビニル基(VOCE)および60
0ppm の鎖上ビニル基(VOC)を有するFS重合体9
0部。
【0027】 (B1)140ppm のVOCEを有するFS重合体10部。 (C) 225m2 /gの表面積を有するフュームドシリカ
44部。 (D) 1,3−ジビニルテトラメチルジシラザン0.1
部。 (E) MDx DVi y M(DVi含量14モル%)6部。 (F) 式HO(SiORRF )x Hのテロマー流動体11
部。
44部。 (D) 1,3−ジビニルテトラメチルジシラザン0.1
部。 (E) MDx DVi y M(DVi含量14モル%)6部。 (F) 式HO(SiORRF )x Hのテロマー流動体11
部。
【0028】(G1)オクタン酸鉄(鉄含量12%のミネラ
ルスピリット溶液)0.06部。 (G2)TiO2 0.6部。 (J1)トリメチロールプロパントリメタクリレート0.5
部。 [コンパウンドII] (A2)65モル%のFS含量、69ppm のVOCEおよび
195ppm のVOCを有するFS−PDMS共重合体
(WP200)80部。
ルスピリット溶液)0.06部。 (G2)TiO2 0.6部。 (J1)トリメチロールプロパントリメタクリレート0.5
部。 [コンパウンドII] (A2)65モル%のFS含量、69ppm のVOCEおよび
195ppm のVOCを有するFS−PDMS共重合体
(WP200)80部。
【0029】 (B2)80ppm のVOCEを有するFS重合体20部。 (C) 225m2 /gの表面積を有するフュームドシリカ
43部。 (D) 1,3−ジビニルテトラメチルジシラザン0.15
部。 (E) MDx DVi y M(DVi含量14モル%)1.0部。 (F) 式HO(SiORRF )x Hのテロマー流動体9.
5部。
43部。 (D) 1,3−ジビニルテトラメチルジシラザン0.15
部。 (E) MDx DVi y M(DVi含量14モル%)1.0部。 (F) 式HO(SiORRF )x Hのテロマー流動体9.
5部。
【0030】(G1)オクタン酸鉄0.07部。 (G2)TiO2 0.7部。 [コンパウンドIII ] (A2)コンパウンドIIの場合と同じ。 (B2)コンパウンドIIの場合と同じ。
【0031】(C) 225m2 /gの表面積を有するフュ
ームドシリカ29部。 (D) コンパウンドIIの場合と同じ。 (E) コンパウンドIIの場合と同じ。 (F) テロマー流動体6.5部。 (G1)コンパウンドIIの場合と同じ。
ームドシリカ29部。 (D) コンパウンドIIの場合と同じ。 (E) コンパウンドIIの場合と同じ。 (F) テロマー流動体6.5部。 (G1)コンパウンドIIの場合と同じ。
【0032】(G2)コンパウンドIIの場合と同じ。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】以上、現時点で好適と考えられる実施の態
様に関連して本発明を記載したが、本発明の精神および
範囲から逸脱することなしに様々な変更態様が可能であ
ることは当業者にとって自明であろう。前記特許請求の
範囲はかかる変更態様をも包括するものと解すべきであ
る。
様に関連して本発明を記載したが、本発明の精神および
範囲から逸脱することなしに様々な変更態様が可能であ
ることは当業者にとって自明であろう。前記特許請求の
範囲はかかる変更態様をも包括するものと解すべきであ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 83/08 C08L 83/08 (56)参考文献 特開 平3−39361(JP,A) 特開 昭59−27951(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 83/07 C08K 3/22 C08K 3/36 C08K 5/09 C08K 5/54 C08L 83/08
Claims (5)
- 【請求項1】 (A) MViがViR2 SiO1/2 、DF が
RF RSiO2/2 、DViがViRSiO2/2 、かつDが
R2 SiO2/2 であって、式中のRは脂肪族不飽和結合
を含まない炭素原子数1〜8(C1-8 )の1価の炭化水
素基を独立に表わし、またRF はフッ素含有炭化水素基
を表わす場合において、(A1)式 MViDF x DVi y MVi (式中、xおよびyは鎖端に120ppm までのビニル基
を有しかつ鎖上に600ppm のビニル基を有するように
選定される) によって表わされかつ25℃で50000
000〜300000000センチポアズの範囲内の粘
度を有するビニル基連鎖停止ビニル基含有フルオロシリ
コーン重合体、(A2)式 MViDF x DVi y Dz MVi (式中、x、yおよびzは65モル%のフルオロシリコ
ーンを含有すると共に鎖上に95ppm のビニル基を有し
かつ鎖端に69ppm のビニル基を有するように選定され
る) によって表わされかつ25℃で50000000〜
300000000センチポアズの範囲内の粘度を有す
るビニル基連鎖停止ビニル基含有フルオロシリコーン−
ジメチルポリシロキサン共重合体、または(A1)と(A2)と
の混合物から成るフルオロシリコーン重合体、 (B) 式 ViDF x Vi (式中、DF は前記に定義された通りであり、xは鎖端
に80〜140ppm のビニル基を有するように選定され
る)によって表わされ、25℃で50000000〜3
00000000センチポアズの範囲内の粘度を有し、
かつ前記成分(A)100重量部当り30重量部までの量
で使用されるビニル基連鎖停止フルオロシリコーン重合
体、 (C) 150〜225m2 /gの範囲内の表面積を有し、
かつ前記成分(A) 100重量部当り10〜90重量部の
量で使用される補強用シリカ充填剤、 (D) 式 ViSiR2 NSiR2 Vi (式中、Rは前記に定義された通りである)によって表
わされ、かつ前記成分(A) 100重量部当り0.1〜
1.0重量部の量で使用されるビニル基連鎖停止シラザ
ン、 (E) 式 MDx DVi y M (式中、MはR3SiO1/2、そしてDおよびDViは前記
に定義された通りであり、xおよびyは14モル%のD
Vi または4.2重量%のビニル基を含有するように選定
される)によって表わされ、かつ前記成分(A) 100重
量部当り0.5〜5重量部の量で使用されるM連鎖停止
ジメチルシロキシ−ビニルメチルシロキシ流動体、 (F) 式 HO(SiORRF )x H (式中、RおよびRF は前記に定義された通りであり、
6.3重量%のOH基を含有し、かつxが3である)に
よって表わされ、かつ前記成分(C) を基準として19〜
23重量%の量で使用されるフルオロシリコーンジシロ
キサノールテロマー流動体、 (G) 熱老化防止剤、 (H) 縮合触媒、並びに (I) 1:3〜1:5の比率で存在する周期律表第IIA族
金属酸化物と第IIB族金属酸化物との混合物(但し、前
記第IIA族金属酸化物が前記成分(A) 100重量部当り
0.5〜10重量部の範囲の量で存在し、そして前記第
IIB族金属酸化物が前記成分(A) 100重量部当り0.
5〜30重量部の範囲の量で存在する)の諸成分を含む
熱硬化性フルオロシリコーンゴム組成物。 - 【請求項2】 (J) 前記成分(A) 100重量部当り0.
5重量部までのトリメチロールプロパントリメタクリレ
ート架橋剤を追加含有する請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 前記縮合触媒が前記成分(A) 100重量
部当り0.8〜1.5重量部の2,5−ジメチル−2,
5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサンから成る請
求項1記載の組成物。 - 【請求項4】 前記第IIA族金属酸化物が酸化マグネシ
ウムであり前記成分(A) 100重量部当り0.5〜10
重量部の量で使用され、かつ前記第IIB族金属酸化物が
酸化亜鉛であり前記成分(A) 100重量部当り0.5〜
30重量部の量で使用される請求項1記載の組成物。 - 【請求項5】 前記熱老化防止剤がオクタン酸鉄または
オクタン酸鉄とフュームド二酸化チタンとの混合物から
成る請求項1記載の組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US86201492A | 1992-04-01 | 1992-04-01 | |
US862014 | 1992-04-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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