JP2858652B2 - 図形レイアウト圧縮装置及びその方法 - Google Patents

図形レイアウト圧縮装置及びその方法

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JP2858652B2
JP2858652B2 JP8274366A JP27436696A JP2858652B2 JP 2858652 B2 JP2858652 B2 JP 2858652B2 JP 8274366 A JP8274366 A JP 8274366A JP 27436696 A JP27436696 A JP 27436696A JP 2858652 B2 JP2858652 B2 JP 2858652B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は図形レイアウト圧縮
装置及びその方法に関し、特に印刷配線板や集積回路の
部品配置、配線設計についてコンパクション処理を行う
図形レイアウト圧縮装置とその方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】大規模半導体集積回路のレイアウトや印
刷配線板のレイアウトの設計には自動レイアウト装置が
利用されている。そして、この種のレイアウト装置に関
し、従来より各種のコンパクション技術が提案されてい
る。すなわち、第1の従来技術として、特開平2−16
5654号公報の「半導体集積回路の設計変更方法」が
知られている。これは、既存のレイアウトに新たな配線
を追加する場合に、操作者からのレイアウトの修正の指
令を受け取り、コンパクション分離線とその近傍の領域
を指定し、配線をコンパクション分離線を中心とする周
囲に移動させることでコンパクション分離線の近傍に空
間をあけ、そして、その空間に配線を挿入追加するもの
であった。
【0003】また、第2の従来技術として特開平1−2
79373号公報「LSIレイアウト圧縮装置」が知ら
れている。これは、LSIチップ上の各セルと配線のレ
イアウトをより小さな領域に圧縮することを目的とする
ものであって、レイアウトにおける最長の図形要素の序
列を探索しそれを表示部に表示する最長経路探索手段
と、その最長の序列を横切る空間をレイアウトに挿入す
るレイアウト拡大手段を有し、レイアウトの修正指定手
段が操作者の指令を受けて最長の序列を短くするように
その序列から素片を移動させ、そして、修正した結果の
レイアウトを圧縮するコンパクション手段を有するもの
である。
【0004】更に、第3の従来技術として特開平4−1
51855号公報の「レイアウトコンパクション装置」
が知られている。これは、各配線層毎にブロックセルに
対するコンパクション禁止領域を設定する手段と、該禁
止領域設定手段により設定された禁止領域に基づいてレ
イアウトパターンをコンパクションする手段とを備える
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコンパ
クション装置及びコンパクション方法では、配線をコン
パクション手段によりコンパクション処理することで配
線同士が寄せ合わせられ、配線間の間隙が少ない密集し
た状態に配置される。そのため、新たに配線を挿入追加
する場合には、第1の従来技術のように、追加される配
線のための空間をあけるコンパクション処理を行う必要
があった。それは多層にわたるスルーホールとその近隣
の多数の配線をコンパクション処理で移動させることに
なり多大の時間を要する欠点があった。したがって、本
発明の解決すべき課題は、可能な範囲で部品端子やビア
ホール間に余裕を持たせて配置し、これにより多大の工
数を要することなく既存のレイアウトに配線を追加でき
るようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題の解決のた
め、本発明によれば、配線、端子及びビアホールを有す
る1乃至複数層のパターンをコンパクションする図形レ
イアウト圧縮装置であって、レイアウトの修正を指示す
るとともに配線、端子及びビアホールを素片に分解し全
素片の上下及び左右の序列データを作成するレイアウト
修正指定手段(5)と、全素片の上下及び左右の順番を
計算しそれらの順位データを作成し、端子及びビアホー
ルとその近隣の端子及びビアホールとの許容間隔を計算
する許容間隔計算手段(9)と、端子及びビアホールを
下又は上詰め、左又は右詰めにて移動配置し、端子及び
ビアホールを余裕ある間隔で配置し直す許容間隔内コン
パクション手段(6)と、配線を下又は上詰め、左又は
右詰めにて配置する配線コンパクション手段(7)と、
配線を近隣の素片から許容間隔以上隔てた位置に配置す
る再配線手段(8)と、レイアウトデータを記憶するレ
イアウトデータ格納手段(12、13)と、端子及びビ
アホールの許容間隔を記憶する許容間隔データ格納手段
(11)と、を有する図形レイアウト圧縮装置、が提供
される。
【0007】また、本発明によれば、配線、端子及びビ
アホールを有する1乃至複数層のパターンをコンパクシ
ョンする図形レイアウト圧縮方法であって、入力された
レイアウトデータ中の配線、端子及びビアホールを素片
に分解する過程と、全素片の上下及び左右の序列データ
を作成する過程と、全素片の上下及び左右の順位データ
を作成し、端子及びビアホールとその近隣の端子及びビ
アホールとの許容間隔を計算する過程と、端子及びビア
ホールを前過程において求められた許容間隔を置いて下
又は上詰め、左又は右詰めに移動配置する過程と、可能
な場合に端子及びビアホールを余分に1本の配線を通す
幅を目途とする間隙補正量の余裕を持たせて再配置する
過程と、配線を下又は上詰め、左又は右詰めに配置し、
その位置を配線限界位置データとして記憶する過程と、
配線を詰めた方向と反対側に存在する素片から許容間隔
をおいた位置と前記配線限界位置データとして記憶され
ている配線位置との間の空間に最短距離となるように配
線を配置する過程と、を有する図形レイアウト圧縮方
法、が提供される。
【0008】また、本発明によれば、配線、端子及びビ
アホールを有する1乃至複数層のパターンをコンパクシ
ョンする図形レイアウト圧縮方法であって、レイアウト
データ中の配線、端子及びビアホールを素片に分解して
記憶するとともに位置変更又は追加された端子及びビア
ホールの素片を開始素片として記憶する過程と、更新さ
れたレイアウトデータに基づく全素片の上下及び左右の
序列データを作成する過程と、端子及びビアホールとそ
の近隣の端子及びビアホールとの許容間隔を計算する過
程と、開始素片及び開始素片が設けられたことにより移
動することになった素片を、近隣の端子及びビアホール
との間に少なくとも前記許容間隔を隔て可能である場合
には前記許容間隔に余分に1本の配線を通すことのでき
る幅を目途とする間隙補正量を加えた間隔を隔てて移動
する過程と、配線を近隣の素片から許容間隔以上隔てた
位置に配置する過程と、を有する図形レイアウト圧縮方
法、が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による図形レイア
ウト圧縮装置の概略の構成を示すブロック図である。図
1において、表示手段4はCRTディスプレイあるいは
液晶ディスプレイ等からなり、当初のレイアウトパター
ン、変更途中でのレイアウトパターン、最終レイアウト
パターンの外、レイアウトデータの表示を行うものであ
る。レイアウトの修正指定手段5(以下、適宜修正指定
手段5と略す)はコンソールあるいはマウスあるいはタ
ッチパネル等の入力手段を有し、入力結果及び修正結果
を表示手段4に表示する指令を発し、また入力に応じた
所定の機能手段を動作させる指令を出す手段である。修
正指定手段5が動作を指令する機能手段には、部品端子
及びビアホールの許容間隔内コンパクション手段6(以
下、適宜許容間隔内コンパクション手段6と略す)と、
配線コンパクション手段7と、再配線手段8と、部品端
子及びビアホールの許容間隔計算手段9(以下、適宜許
容間隔計算手段9と略す)と、がある。
【0010】レイアウトの修正指定手段5は、レイアウ
トパターンを構成する部品端子、ビアホール、配線のう
ち、ビアホールを層面ごとに分解し、また配線を曲がり
角ごとに分解して、部品端子、分解されたビアホール、
分解された配線のそれぞれを素片とする素片データを作
成する。そして、隣接する素片同志の上下及び左右の関
係を示す素片の上下序列データと左右序列データを作成
する。修正指定手段5の指示を受けた許容間隔計算手段
9は、全素片を上下及び左右の順番に並べる上下及び左
右順位データを作成し、さらに部品端子とビアホールの
近隣の部品端子及びビアホールとの間の許容間隔を計算
し、これを部品端子及びビアホールの許容間隔データ1
1(以下、適宜許容間隔データ11と略す)として格納
する。
【0011】許容間隔内コンパクション手段6は、部品
端子及びビアホールの許容間隔データ11に基づいて下
(または上)詰めで、また右(または左)詰めで部品端
子及びビアホールの位置を移動させる。そして、これら
の素片を移動させた場合には、許容間隔計算手段9を動
作させ許容間隔データ11の更新が行われる。この許容
間隔計算手段9−許容間隔内コンパクション手段6を巡
るループは複数回繰り返される。許容間隔内コンパクシ
ョン手段6は、更に位置指定された部品端子及びビアホ
ールを除いた部品端子及びビアホールを隣接する部品端
子、ビアホールとの間隔が可能であれば「間隙補正量」
の余裕のある量になるように移動させる。ここで間隙補
正量は、余分に1本の配線を通すことが可能となる幅程
度、即ち、配線幅に他の素片との必要な間隔を加えた量
程度に設定されるものである。許容間隔内コンパクショ
ン手段6の作成した部品端子及びビアホールのレイアウ
トデータ13は修正指定手段5に伝達され、この修正指
定手段5を介してレイアウトデータ12の更新が行われ
る。
【0012】部品端子及びビアホールの配置が確定した
後、配線コンパクション手段7は、配線を下(または
上)詰め、及び左(または右)詰めにて圧縮するコンパ
クション作業を行う。再配線手段8は、配線コンパクシ
ョン手段7によるコンパクション作業の行われた場合に
は、詰められた側の限界位置データにより決定される位
置とその反対側の素片から許容間隔をおいた位置との間
の空間に配線を再配置する。また、配線コンパクション
手段7によるコンパクション作業の行われない場合に
は、再配線手段8は、近隣の素片との許容間隔以上隔て
た位置に配線の配置を行う。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。 [第1の実施例]本発明の第1の実施例について、図1
から図8を参照して説明する。図2は、本実施例にかか
わるコンパクション処理の全体の処理手順の流れ図であ
る。図3と図4は第1の実施例の処理動作を説明するた
めの絵柄を示す平面図であって、図3(a)は、本実施
例の処理の対象となる印刷配線板の初期のレイアウトを
示す。また、図4(b)、(c)は、本実施例による処
理の終了した状態のレイアウトを示す平面図である。図
3、図4において、1は部品の端子、2は配線、3は層
間を接続するビアホールである。
【0014】以下に、図3(a)のレイアウトを本発明
の図形レイアウト圧縮装置がコンパクション処理する動
作を、図2の処理手順の流れ図に添って説明する。本実
施例においては、このコンパクション処理の終了後に、
端子Aと端子Bを接続する配線2が挿入される。ここ
で、この図3(a)の印刷配線板の初期のレイアウト
は、隣接する配線2及び端子1及びビアホール3の間隙
が設計ルールの最小間隙を守らず配置された場合であっ
ても適用可能である。設計ルールの最小寸法以下の間隙
は、本実施例による処理の過程において、是正されるか
らである。
【0015】先ず、修正指定手段5は、レイアウトデー
タ12について以下のようにしてレイアウトの認識を行
う(ステップS11)。すなわち、レイアウトデータ1
2を解析し、部品の端子1各々を1つの素片とし、ビア
ホール3を各層面に分割し各々を1つの素片とし、各配
線は曲がり角および分岐点で分割し各々を1つの素片と
した素片データを作成する。例えば、図3(a)におい
て、端子1a、1b、…、配線素片2a、2b、…、ビ
アホール3a、…にそれぞれ素片番号が付される。図5
(a)、(b)は、作成された素片データ14のデータ
構造を示す図であって、端子1及びビアホール3の素片
データ14のデータ構造を図5(a)に示し、配線2の
素片データ14のデータ構造を図5(b)に示す。素片
データ14では、1つの部品に係る端子の全素片を同じ
移動集合とし、また1つのビアホール3の全層面の素片
を同じ移動集合とした移動集合番号15が記録される。
また、端子1あるいはビアホール3に接続される配線2
の素片データ14は、配線の端に対応して、配線の端が
接続される端子1あるいはビアホール3と同じ移動集合
番号15が記録される。素片データ14には、更に座標
値が記録される。以上がステップS11である。
【0016】次に、層面ごとに上下(ここで、上下とは
図3等の紙面上における上下を意味し、紙面に対し垂直
方向を意味するものではない)に重なる素片を探索し、
図5(c)に示すデータ構造で、上に重なる素片の素片
番号と下に重なる素片の素片番号を記録する素片上下序
列データ16を作成する(ステップS12)。図3にお
いて、例えば、端子素片1aは、端子素片1bと1cと
の間に上下序列データが作られ、配線素片2aは、端子
素片1a、配線素片2b、2c、2d、2e、2f及び
ビアホール素片3aとの間に素片上下序列が付けられ
る。なお、素片上下序列データ16の最下位に、これら
の素片の配置領域の最下位の境界線Xを記録する。この
境界線Xは例えば印刷配線板の縁端部を示している。ま
た、同様に、左右方向について素片左右序列データ1
6′が作成される。そして、本発明においては、上下方
向と同様の処理が左右方向について行われるが、説明を
簡単にするため、以下主として上下方向について説明す
るが、同様の処理が左右方向についても行われるものと
理解されたい。
【0017】次に、許容間隔計算手段9が、層面毎に、
素片上下序列データ16により作られる網構造を整列し
て再下位の素片から再上位の素片までの素片に関し図5
(d)にデータ構造を示す上下順位データ17を作成す
る(ステップS13)。この上下順位データ17の順番
は、図3(a)に示されるように、下から順に、、
…と付けられる。なお、この順位付けは一意的に決定さ
れるものではなく、例えば番が付された端子素片を
番としこれから順に左へ、、と順位付けしてもよ
い。次に、許容間隔計算手段9が、素片上下序列データ
16により作られる網構造を端子1あるいはビアホール
3から始めて下から上にたどり、上に存在する端子1あ
るいはビアホール3を探索する。また、それに至るまで
に経由する配線2を記憶する。その経由する配線2の幅
とその上下端の素片の半径とそれらの間の必要最小間隙
の合計を計算し二つの素片の上下方向の許容間隔10を
求める。許容間隔10は左右の許容間隔10と上下の許
容間隔10と斜め45度方向の許容間隔10を計算す
る。図6(a)に上の素片Aと下の素片B間に2本の配
線が介在している場合を示し、図6(b)に上の素片A
を下の素片Bに対して上下に許容間隔10離した位置を
破線で示す。また、図6(c)に上の素片Aを下の素片
Bに対して左右に許容間隔10離した位置を破線で示
す。上の素片と下の素片の左右の間隔が左右の許容間隔
10未満の場合に、即ち、上の素片と下の素片とが上下
に重なる関係にある場合に、図7(a)のデータ構造で
示す、上の素片番号と下の素片番号を記録する端子・ビ
アホール上下序列データ18を作成する。ここで、上の
素片の上下方向の座標値から下の素片の上下方向の座標
値を引き、更に上下の許容間隔10を引いた値を計算
し、それを上の素片の下の素片に対する相対的限界移動
量19として端子・ビアホール上下序列データ18に記
録する(ステップS14)。図6(a)の位置関係にあ
る素片A、Bについて、図6(b)に示すように許容間
隔10を求めた場合、相対的限界移動量19は図6
(b)に示すものとなる。
【0018】次に、部品及びビアホールの許容間隔内コ
ンパクション手段6が、配線2を除いた端子1とビアホ
ール3のみを以下のステップS15からステップS17
までの手順により配置する。ステップS15では、先
ず、素片の配置領域の境界線Xの位置を固定し、位置を
指定した部品についてはその端子素片の移動集合の移動
量21を指定値に固定し、それ以外の部品及びビアホー
ル3の移動集合は移動量21の初期値を無限大に設定す
る。ここで、図7(b)にデータ構造が示される移動集
合データ22が作成される。移動量は位置が固定された
移動集合番号については更新されないがそれ以外のもの
については初期値の無限大からより小さい値に順次更新
される。端子1とビアホール3を素片の上下順位データ
17の下から上の順に選定し、それを処理素片として以
下の手順で配置する。すなわち、処理素片を上の素片と
して含む端子・ビアホール上下序列データ18を抽出
し、下の素片の属する移動集合の移動量21に相対的限
界移動量19を加えた値を処理素片の移動集合の最大限
界移動量20とする。例えば、図8に示されるように、
処理素片である素片Aに対し、下の素片Bの属する移動
集合の移動量21が図示されたように与えられていると
き、素片Aの属する移動集合の最大限界移動量20は図
示のように与えられる。この最大限界移動量が処理素片
の属する移動集合の既存の移動量21未満の場合には既
存の移動量21はこの最大限界移動量20により更新さ
れる。
【0019】この処理が下から上に向かって行われた
後、すなわち、ステップS15が行われた後、そのサイ
クルにおいて移動量21の更新が行われたか否かがチェ
ックされる(ステップS16)。更新が行われた場合に
は再度ステップS15が繰り返される。こうしてステッ
プS15、S16を複数サイクル繰り返すことにより端
子及びビアホールの下詰めが行われ、移動量の更新が行
われなくなった場合には、全ての移動集合の移動量21
が適正値に更新されたことになる。図3(b)に以上の
手順で端子1とビアホール3を移動し配置した際の位置
を示す。図3(b)で、端子1あるいはビアホール3の
みが移動され、配線2は許容間隔10の影に隠されてい
るが、許容間隔10を定める配線2の存在を破線にて示
される。
【0020】次に、位置を指定した部品を除き、部品の
端子1とビアホール3を以下のように再配置する(ステ
ップS17)。ここで、小部品以外の部品をステップS
16で得た位置に固定する位置指定も行うことができ、
その場合にはそれ以外のビアホール3と小部品を再配置
する。ステップS17では、先ず、位置指定されたもの
を除く素片の移動集合の移動量21を、ステップS15
で得た値以下の任意の初期値に設定する。次に、位置が
固定されない部品の端子1及びビアホール3の素片を素
片の上下順位データ17の上から下の順に選び処理素片
とする。処理素片毎にそれを含む端子・ビアホール上下
序列データ18を抽出し、それらに関して以下の優先順
位の条件を満たして再配置する。
【0021】(優先順位1)処理素片が端子・ビアホー
ル上下序列データ18における下の素片の場合、その移
動集合の移動量21は、上の素片の移動量21から相対
的限界移動量19を引いた値以上にする。 (優先順位2)処理素片が端子・ビアホール上下序列デ
ータ18における上の素片の場合、処理素片の属する移
動集合の移動量21を、その最大限界移動量20以下に
する。すなわち、その移動集合の移動量21を、下の素
片の初期値あるいはその後に定めた移動量21に相対的
限界移動量19を加えた値以下にする。 (優先順位3)処理素片が端子・ビアホール上下序列デ
ータ18における下の素片の場合、その移動集合の移動
量21は、上の素片の移動量21から相対的限界移動量
19を引き間隙補正量を加えた値以上にする。この間隙
補正量は配線2の幅と配線間の必要最小間隔の和に設定
する。この値は、通常の印刷配線板では0.3175m
mあるいは0.508mm程度である。 (優先順位4)処理素片が端子・ビアホール上下序列デ
ータ18における上の素片の場合、その移動集合の移動
量21は、下の素片の移動集合の移動量21に相対的限
界移動量19を加え間隙補正量を引いた値以下にする。
【0022】上記の優先順位は、順位の高いもの程優先
される。(優先順位1)は必ず満たされなければならな
いが、他のものは必ずしも満たされなくてもよい。(優
先順位1)が満たされ、(優先順位2)以降を満たすこ
とができない場合、処理素片の属する移動集合の移動量
21は、(優先順位2)の条件にできるだけ近づくよう
に選定される。同様に、(優先順位1)、(優先順位
2)が満たされ、(優先順位3)以降を満たすことがで
きない場合、処理素片の属する移動集合の移動量21
は、(優先順位3)の条件にできるだけ近づくように選
定される。また、全ての優先順位が満たされるとき、移
動量21はそれらの条件を満たす範囲内の任意の値に決
定される。以上の結果、優先順位2の条件が満たされな
いものがある場合、再びステップS17を繰り返し、優
先順位2の条件が満たされるまで続ける。こうして部品
の端子1とビアホール3は、図3(c)に示されるよう
に、間隙補正量の間隙の余裕を持って配置される(ステ
ップS17)。
【0023】これらの部品の端子1とビアホール3をそ
の移動位置に確定した後、配線コンパクション手段7が
配線2を素片上下順位データ17の順番に下から上に配
置する。この際に配線を下に詰めて配置し、その位置を
配線下限位置データ23として記憶する(ステップS1
8)。この配線下限位置データ23を図4(a)に示
す。次に、再配線手段8が、配線2の素片を、素片の上
下順位データ17の逆の順に上から下の順に選び処理素
片として以下のように配置する。すなわち、処理素片を
下の素片として持つ素片上下序列データ16を抽出し、
その上の素片の位置を読み出す。また、配線下限位置デ
ータ23を読み出し、配線2をその上の素片から許容間
隔を置いた位置と配線下限位置データ23の間の空間に
最短距離に配置する(ステップS19)。この配線結果
を図4(b)に示す。
【0024】このようにして作成した図4(b)に示す
レイアウトに対し新たに端子Aと端子Bを連結する配線
2を追加する必要が生じた場合は、図4(c)に破線で
示す配線2のように、ビアホール3も配線2も移動せず
に新配線2を挿入できる。図3、図4に図示した例は単
純なパターンの場合であったが、より複雑な場合であっ
ても、以上の手順でレイアウトを形成するならば、間隙
補正量の余裕があるため、多くの場合に端子1やビアホ
ール3を移動させずにそのままであるいは新配線を挿入
する層面のみで周囲の配線2を移動させるのみのレイア
ウト変更で新配線2を追加できる。
【0025】以上の実施例において、各ステップ毎の処
理結果であるレイアウトを表示手段4に表示させること
ができるが、自動配置・配線手段で初期のレイアウトを
形成し、その内容を表示せずにステップS11からステ
ップS19までを実行し、その結果のみを表示するよう
にすることもできる。
【0026】[第2の実施例]次に、本発明の第2の実
施例について図1、図5から図13を参照して説明す
る。図9は、本実施例にかかわるコンパクション方法の
全体の処理手順を示す流れ図であり、図10と図11は
第2の実施例の処理例の絵柄を示す平面図で、図10
(a)は印刷配線板の初期のレイアウトを示す。先ず、
レイアウトの修正指定手段5へ操作者から、端子1ある
いはビアホール3を移動するか、あるいは部品の端子
1、ビアホール3、配線2を追加する指令を受ける。図
10(b)に初期レイアウトに対しビアホールBを追加
する場合の例を示す。この指令により、修正指定手段5
は、変更したレイアウトの素片データ14を更新するか
あるいは新規に作成する。端子1およびビアホール3の
素片データ14は第1の実施例の場合と同様に図5
(a)のデータ構造に作成される。配線については、デ
ータ構造が図13(a)、(b)に示される素片データ
14と副素片データ14′とが作成される。第2の実施
例における副素片データ14′は、図5(b)にデータ
構造が示される第1の実施例における素片データ14と
同等のものであり、配線の曲がり角および分岐点で分割
して各々を副素片としたものである。これに対し、第2
の実施例において、配線の素片データ14では、各配線
を分岐点あるいはビアホールあるいは端子との接続点ま
でを1つながりの素片とする。例えば、図10(a)に
おいて、一番下の配線は、一つの素片を構成し、2g、
2h、2iの3つの副素片に分割されている。図13
(a)に示されるように、素片データ14には、その素
片に含まれる副素片群の先頭の記憶番地と副素片データ
の数が記憶される。また、変更した端子1あるいはビア
ホール3に結合された素片データ14には同じ移動集合
番号15を記録し、同じ移動集合番号15の素片は最終
的に同じ移動量だけ移動する。その移動集合データ22
のデータ構造は図13(c)に示されており、移動集合
番号15とその移動量21と上下、左右方向の各最大限
界移動量20が記憶されている。こうして変更あるいは
追加した素片は開始素片として記憶される(ステップS
21)。図示した例ではビアホールBが開始素片とな
る。
【0027】次に、第1の実施例のステップS12と同
様に、修正指定手段5により、更新した素片データ14
の上下に重なる素片を探索し、素片上下序列データ16
〔図5(c)〕を作成する(ステップS22)。次に、
許容間隔計算手段9により、素片上下序列データ16に
より作られる網構造を変更あるいは追加した素片から姶
めて上下にたどり、上下に存在する端子1あるいはビア
ホール3を探索し、第1の実施例のステップS14と同
様に上下のビアホール3あるいは端子1の素片の間の上
下の許容間隔10と左右の許容間隔10と斜め45度方
向の許容間隔10を計算する。そして図12(a)にデ
ータ構造を示す許容間隔データ11に、この上の素片番
号と、下の素片番号と、各許容間隔10と、両端の素片
間に挟まれる配線2の素片番号を記録する。ここで、新
規に配線2の素片を追加する場合はその配線2を間に挟
む端子1あるいはビアホール3の許容間隔データ11を
作成する。
【0028】また、その配線2を間に挿入する既存の許
容間隔データ11がある場合は、従来の許容間隔10を
新規の配線2の幅と必要間隙を加えた値に修正し、両端
の素片に挟まれる配線2の素片番号リストに新規の配線
2の素片番号を追加し許容間隔データ11を更新する。
開始素片が追加された素片の場合で、近接する素片との
間で必要最小間隙を満足せずに接近する場合、その開始
素片と近隣の端子1あるいはビアホール3の素片との間
の許容間隔データ11内に含まれる配線2の素片番号を
変更素片として記憶する。変更素片の場合は、その配線
の素片データ14は、副素片データを未定にして記憶す
る。また、開始素片が移動素片の場合、その開始素片と
開始素片の移動方向に位置する端子1あるいはビアホー
ル3の素片との間の許容間隔データ11内に含まれる配
線2の素片番号を変更素片として記憶する。図10
(b)でビアホールBを挿入した際には、ビアホール
A、Bに挟まれた、端子Eと端子Fを結ぶ配線と端子G
と端子Hを結ぶ配線、及び、ビアホールB、Cに挟まれ
た、二本の配線が変更素片になる。図10(b)におい
て、変更素片として記憶された配線2を破線にて示す。
これ以降の処理で素片が移動する場合も同様に、その素
片に関する許容間隔データ11に記録した配線2の素片
番号を変更素片として記憶する(ステップS23)。
【0029】次に、部品及びビアホールの許容間隔内コ
ンパクション手段6が、以下の優先順位で端子1あるい
はビアホール3の処理素片を選び以下の処理を行う(ス
テップS24)。 [第1の選択] (優先順位1)開始素片の端子1あるいはビアホール3
があれば、それを処理素片として選択する。処理素片と
しての処理の終了後、その開始素片の登録を解除する。
開始素片が配線2の場合は、それを要素として含む許容
間隔データ11の端子1あるいはビアホール3を処理素
片として選択する。 (優先順位2)処理予約されている素片があれば、それ
を選ぶ。選んだ後にその処理予約を解除する。この処理
素片を第1の素片番号あるいは第2の素片番号とした許
容間隔データ11を抽出し、この処理素片とともに記録
されているもう一方の素片を選び、近隣素片とする。そ
して、処理素片の配置位置が近隣素片から上下左右に許
容間隔10以上離れていない場合には、許容間隔10を
満足するまで離す位置を計算する。ここで、処理素片の
位置を計算する際に、以下の優先順位により優先度の高
い近隣素片との許容間隔10を満足させることを優先し
処理素片の位置を計算する。
【0030】[第2の選択] (優先順位1)位置が指定された近隣素片との許容間隔
を満足させることを優先。このために処理素片が移動す
る場合、その移動集合データ22には、その近隣素片に
それ以上近付かせないような最大限界移動量20を記憶
する。 (優先順位2)処理素片が開始素片である場合、その当
初の位置を優先。 (優先順位3)最近に配置した近隣素片との許容間隔を
満足させることを優先。その近隣素片の移動集合データ
22の移動量21が、処理素片から遠ざかる方向の最大
限界移動量20と等しい場合(すなわち、その近隣素片
がそれ以上処理素片から遠ざかることができない場合)
には、処理素片の移動集合データ22には、その近隣素
片にはそれ以上近付かせないような最大限界移動量20
を記憶する。 (優先順位4)近隣素片との間に許容間隔10に間隙補
正量を加えた間隔を満足させる。
【0031】こうして処理素片を移動させる。そして、
処理素片を移動させた場合に、同じ移動集合に属する他
の素片を処理予約する。また、それらの移動した素片毎
に近隣素片を抽出し、その近隣素片と許容間隔10を満
足しない場合は、その近隣素片も処理予約する。以上が
ステップS24である。この処理の後、開始素片あるい
は処理予約され未だ処理されていない素片の存在を判定
し、存在する場合は再びステップS24の最初に戻り処
理を続ける。処理予約されている素片がなく、全ての開
始素片の記憶も既に解除されている場合には、ステップ
S26へ進む。
【0032】以上のステップS24、S25の処理につ
いて図10を参照してより具体的に説明する。図10
(b)のように、ビアホールBを追加した場合、これが
開始素片となるため、ステップS24において、第1の
選択ではビアホールBが処理素片として選択される。こ
の場合、ビアホールA、Cが近隣素片となる。ここで、
ビアホールA、B、Cの何れもが位置指定された素片で
はないものとし、端子Dは位置が指定されているものと
する。また、ビアホールA、B間に許容間隔10が満た
されておらず、ビアホールB、C間に許容間隔10に間
隙補正量を加えた以上の間隔があけられているものとす
る。
【0033】第2の選択において、優先順位2によりビ
アホールBの位置が優先されるため、近隣素片であるビ
アホールAが移動候補になり処理予約される。そしてス
テップS25で処理予約されたビアホールAの素片を検
出し再びステップS24に戻り、ビアホールAを処理素
片とし処理を継続する〔図10(c)〕。しかし今度
は、処理素片Aの位置は、位置が指定された近隣素片D
との許容間隔10を満足させることが優先されるため
(優先順位1)、図10(c)に示す位置に設置される
ことになる。そのため、ビアホールA、B間の許容間隔
10を満足させるために、近隣素片となったビアホール
Bを処理予約する。次に、ステップS25で処理予約さ
れたビアホールBを検出し、再びステップS24に戻
り、ビアホールBを処理素片として処理を行い、図11
(a)に示すように移動させ、近隣素片であるビアホー
ルCを処理予約する。そして、再びステップS25を介
してステップS24に戻りビアホールCが近隣素片と許
容間隔10を満足していることが判明すれば、許容間隔
内コンパクション手段6によるステップS24、S25
の処理を終了する。
【0034】こうして端子1とビアホール3の位置が確
定した後に、ステップS26へ進み修正指定手段5は操
作者からの指令を待つ状態に移る。修正指定手段5が操
作者から配線を形成する指令を受けると、再配線手段8
を動作させステップS26の処理が実行される。ステッ
プS26では、変更素片として記憶された配線2の素片
の1つ毎に、それを処理素片とし以下の処理を行う。そ
の配線2の処理素片を記録した許容間隔データ11を抽
出し、そして、その処理素片の配線2から端の端子1あ
るいはビアホール3まで、あるいは位置が確定した配線
の副素片までの間の配線2の幅と必要最小間隙の和と端
の端子1あるいはビアホール3の素片あるいは配線の副
素片の半径の合計を計算し、それを端子1あるいはビア
ホール3あるいは配線の副素片から配線2までの許容間
隔10とする。この許容間隔10は、上下の許容間隔1
0と左右の許容間隔10と斜め45度方向の許容間隔1
0である。そして図12(b)にデータ構造を示す配線
近隣データ24にこれらの素片番号あるいは副素片番号
と、配線2までの間の許容間隔10を記録する。図11
(b)に端子Eと端子Fを結ぶ配線2の配線近隣データ
24の許容間隔10以内の領域を破線にて示す。
【0035】次に、図11(b)の端子Eと端子Fを結
ぶ配線2のように、配線2の経路を配線近隣データ24
の素片から許容間隔10以上隔てた位置に配線する。こ
れにより、配線2の素片データ14の副素片が確定され
る。このように、配線2は未処理の配線2の幅と間隙の
余裕を設けて配線経路を確定するため、後に図11
(c)で端子Gと端子Hを結ぶ配線2の経路を探索する
場合に備えその配線2の配線可能性を保証できる。以上
がステップS26である。このように、本実施例は、操
作者が修正指定手段5で端子1またはビアホール3を追
加若しくは移動すると、端子1とビアホール3同士の間
隔が許容間隔10以上になるように、関連する端子1及
びビアホール3を自動的に移動する。また、こうして素
片を許容間隔10以上に隔てて配置するため、配置した
素片が後の配線形成を妨げない間隔を保つことができ
る。
【0036】本実施例は、配線下限位置データ23が不
要になり本発明に記憶装置の容量を少なくできるととも
にそれを作成する配線コンパクション手段7を使用する
必要がなくなり処理時間を短くできる。また、素片の配
置位置が他の素片と干渉する場合にのみ素片の配置位置
を計算するため、素片の配置位置を計算する処理時間を
短縮することができる。そして、位置を変える素片を限
定しそれ以外の素片の位置を変えずに部分的に配置の変
更を行うことで位置変更箇所を少なくでき、処理時間を
更に少なくでき、また、配線形状に伴う伝送線路シミュ
レータの結果やノイズシミュレータの結果のデータの改
変も少なくできる利点がある。
【0037】本実施例は、ステップS25を経由してス
テップS26に至った後、操作者からの配線形成の指令
を待つものであったが、ステップS26における操作者
からの指令を自動配線手段からの指令に置き換え、ステ
ップS25の確認の後、ステップS26に移り、自動的
に配線処理を行わせるようにすることができる。また、
本発明において、ビアホールは印刷配線板の全層を貫通
するものであってもよいが、部分的に貫通するものであ
ってもよい。また、実施例では、印刷配線板について説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、半
導体集積回路に適用することも可能である。この場合、
端子にはセル乃至ブロックに設けられる端子が対応する
ことになる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の図形レイ
アウト圧縮装置及びその方法は、端子や配線をコンパク
ション処理して密集させると同時に可能である場合には
端子及びビアホールの間隙を間隙補正量の余裕を設けて
配置するため、後の配線修正の際に、それらの間に配線
を通す余裕がある可能性が高くなり、後の修正性のよい
レイアウトを設計できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の図形レイアウト圧縮装置の構成を示
すブロック図。
【図2】 本発明の第1の実施例の処理手順を示す流れ
図。
【図3】 本発明の第1の実施例の処理例の絵柄を示す
平面図(その1)。
【図4】 本発明の第1の実施例の処理例の絵柄を示す
平面図(その2)。
【図5】 本発明の実施例におけるデータ構造を示す
図。
【図6】 本発明の実施例において計算する許容間隔を
示す平面図。
【図7】 本発明の実施例における端子上下序列データ
のデータ構造を示す図。
【図8】 本発明の実施例において用いられる移動量及
び最大限界移動量を示す平面図。
【図9】 本発明の第2の実施例の処理手順を示す流れ
図。
【図10】 本発明の第2の実施例の処理例の絵柄を示
す平面図(その1)
【図11】 本発明の第2の実施例の処理例の絵柄を示
す平面図(その2)。
【図12】 本発明の第2の実施例におけるデータ構造
を示す図。
【図13】 本発明の第2の実施例におけるデータ構造
を示す図。
【符号の説明】
1 端子 2 配線 3 ビアホール 4 表示手段 5 レイアウトの修正指定手段 6 部品端子及びビアホールの許容間隔内コンパクショ
ン手段 7 配線コンパクション手段 8 再配線手段 9 部品端子及びビアホールの許容間隔計算手段 10 許容間隔 11 部品端子及びビアホールの許容間隔データ 12 レイアウトデータ 13 部品端子及びビアホールのレイアウトデータ 14 素片データ 14′ 副素片データ 15 移動集合番号 16 素片上下序列データ 16′ 素片左右序列データ 17 素片の上下順位データ 18 端子・ビアホール上下序列データ 19 相対的限界移動量 20 最大限界移動量 21 移動量 22 移動集合データ 23 配線下限位置データ 24 配線近隣データ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線、端子及びビアホールを有する1乃
    至複数層のパターンをコンパクションする図形レイアウ
    ト圧縮装置であって、レイアウトの修正を指示するとと
    もに配線、端子及びビアホールを素片に分解し全素片の
    上下及び左右の序列データを作成するレイアウト修正指
    定手段と、全素片の上下及び左右の順番を計算しそれら
    の順位データを作成し、端子及びビアホールとその近隣
    の端子及びビアホールとの許容間隔を計算する許容間隔
    計算手段と、端子及びビアホールを下又は上詰め、左又
    は右詰めにて移動配置し、端子及びビアホールを余裕あ
    る間隔で配置し直す許容間隔内コンパクション手段と、
    配線を下又は上詰め、左又は右詰めにて配置する配線コ
    ンパクション手段と、配線を近隣の素片から許容間隔以
    上隔てた位置に配置する再配線手段と、レイアウトデー
    タを記憶するレイアウトデータ格納手段と、端子及びビ
    アホールの許容間隔を記憶する許容間隔データ格納手段
    と、を有することを特徴とする図形レイアウト圧縮装
    置。
  2. 【請求項2】 配線、端子及びビアホールを有する1乃
    至複数層のパターンをコンパクションする図形レイアウ
    ト圧縮方法であって、入力されたレイアウトデータ中の
    配線、端子及びビアホールを素片に分解する過程と、全
    素片の上下及び左右の序列データを作成する過程と、全
    素片の上下及び左右の順位データを作成し、端子及びビ
    アホールとその近隣の端子及びビアホールとの許容間隔
    を計算する過程と、端子及びビアホールを前過程におい
    て求められた許容間隔を置いて下又は上詰め、左又は右
    詰めに移動配置する過程と、可能な場合に端子及びビア
    ホールを余分に1本の配線を通す幅を目途とする間隙補
    正量の余裕を持たせて再配置する過程と、配線を下又は
    上詰め、左又は右詰めに配置し、その位置を配線限界位
    置データとして記憶する過程と、配線を詰めた方向と反
    対側に存在する素片から許容間隔をおいた位置と前記配
    線限界位置データとして記憶されている配線位置との間
    の空間に最短距離となるように配線を配置する過程と、
    を有することを特徴とする図形レイアウト圧縮方法。
  3. 【請求項3】 配線、端子及びビアホールを有する1乃
    至複数層のパターンをコンパクションする図形レイアウ
    ト圧縮方法であって、レイアウトデータ中の配線、端子
    及びビアホールを素片に分解して記憶するとともに位置
    変更又は追加された端子及びビアホールの素片を開始素
    片として記憶する過程と、更新されたレイアウトデータ
    に基づく全素片の上下及び左右の序列データを作成する
    過程と、端子及びビアホールとその近隣の端子及びビア
    ホールとの許容間隔を計算する過程と、開始素片及び開
    始素片が設けられたことにより移動することになった素
    片を、近隣の端子及びビアホールとの間に少なくとも前
    記許容間隔を隔て可能である場合には前記許容間隔に余
    分に1本の配線を通すことのできる幅を目途とする間隙
    補正量を加えた間隔を隔てた位置に移動する過程と、配
    線を近隣の素片から許容間隔以上隔てた位置に配置する
    過程と、を有することを特徴とする図形レイアウト圧縮
    方法。
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