JP2858532B2 - 衛星通信用地球局サイトダイバーシティ方式 - Google Patents

衛星通信用地球局サイトダイバーシティ方式

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JP2858532B2 JP5334303A JP33430393A JP2858532B2 JP 2858532 B2 JP2858532 B2 JP 2858532B2 JP 5334303 A JP5334303 A JP 5334303A JP 33430393 A JP33430393 A JP 33430393A JP 2858532 B2 JP2858532 B2 JP 2858532B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星通信用地球局のサ
イトダイバーシティ方式において、任意の伝送路を使用
し、送信切り替え制御信号を伝送する場合の切り替え方
式の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の衛星通信用地球局切り替え
制御(サイトダイバーシティ)方式では、ダイバーシテ
ィを構成する設置場所の離れた地球局間で、切り替え制
御信号を地上の専用線を使用して伝送して切り替えてい
た。その場合、伝送路の伝搬遅延時間が一定時間である
ため、予め既知の伝搬遅延時間を補正して迅速な地球局
の切り替えを行なう事が可能であった。
【0003】しかし、専用線は一般に通常の回線よりも
回線使用料が高価となる欠点を有する。そのため、特開
昭63−179629号公報では専用線以外の地上回線
を使用する方法が提案されている。
【0004】図4は、従来使われている衛星通信地球局
切り替え制御方式の一例である。本実施例では衛星用地
球局は、送信機能のみ有する送信局であり、本送信局か
らの送信信号が衛星を介して複数の受信局が受信するス
ターネットワークを構成している。
【0005】本図は、設置場所の離れた衛星通信地球局
(主局)1aと衛星通信地球局(副局)1bの2局の送
信局を切り替えて、どちらかの局から送信信号を衛星1
1を介して複数の受信局9−1〜9−nへ送信してい
る。(但し、nは正の整数) 主局1aと副局1bとは同一の構成をとっており、どち
らに切り替えても同一の特性が得られるよう構成されて
いる。
【0006】すなわち、主局1aは、送信用アンテナ5
a,送受信装置(T/R)4a,切替装置(SW)2
a,デジタル端末装置(DTE)6a,デジタル通信装
置(DCE)3aとから構成されている。
【0007】同様に副局1bは、送信用アンテナ5b,
送受信装置(T/R)4b,切替装置(SW)2b,デ
ジタル端末装置(DTE)6b,デジタル通信装置(D
CE)3bとから構成されている。
【0008】主局1aの送受信装置4aは、機器の異常
による障害ALMや降雨減衰による送信レベルまたは受
信レベルの低下によるALMを送信し、その情報によっ
て副局1bに切り替える様動作する。
【0009】すなわち、送受信装置4aから送出される
ALM等のバックアップ情報7aをスイッチ切替装置
(SW)2aに入力する。
【0010】デジタル端末装置(DTE)6aからの通
信データは、切替装置(SW)2aで送受信装置4aま
たは、デジタル通信5置(DCE)3aのどちらかに接
続される。切替装置(SW)2aが送受信装置4aを選
択している場合は、アンテナ5aから送信されて、衛星
11を介して複数のローカル局9−1〜9−nで受信さ
れる。
【0011】衛星通信地球局(主局)1aから通信され
ている状態から、何らかの異常が発生して衛星通信地球
局(副局)1bからの通信に切り替わる場合は、次の手
順で行なわれる。
【0012】切替装置(SW)2aからデジタル通信装
置(DCE)3aに回線接続を指示する。その後DCE
3aとDCE3b間で伝送路7にて通信する。回線が接
続された後、切替装置2aをDCE3a側に切り替え
る。切替装置2aは、さらに送受信装置4aの送信信号
を断とするよう制御信号8aを出力する。衛星通信地球
局(副局)1bは、衛星通信地球局(主局)1aからの
送信信号が断となったのをDCE3aとDCE3bとの
通信により確認したのち、送信する方式がとられてい
た。なぜなら、主局の送信信号と副局の送信信号が重な
ると信号が受信できなくなり各受信局で同期はずれや、
誤りの発生が生ずるからである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4の
構成例は、専用線以外の回線を使用するために、その伝
搬遅延時間が特定されていない問題点がある。そのた
め、例えば衛星通信送信局切り替えにおいては、主局の
送信局が送信を断としたのを確認した後に、副局の送信
局が送信する方式を用いるため、確認するまでの遅延時
間が長い場合には、送信が断となる時間が長くなる。そ
の結果、各9−1〜9−nの複数の受信局の同期がはず
れてしまう欠点を有している。
【0014】
【課題を解決するための手段】 本発明の衛星通信用地
球局サイトダイバーシティ方式は、主局と従局の衛星通
信地球局のどちらかを切り替えて衛星を介して複数の受
信局へデータを送信する衛星通信用地球局サイトダイバ
ーシティ方式において、送信している主局で異常を検出
した場合に、前記主局は、前記異常検出後所定の時刻に
前記衛星への送信を断とする手段と、前記従局に対して
地上回線を用いて遅延時間測定用制御信号を送信し、前
記従局より前記遅延時間測定用制御信号を受信するルー
プバック手段と、前記第ループバック手段に基づき前記
地上回線の伝搬遅延時間を計算する手段と、前記従局に
対して前記データを前記地上回線にて送出すると共に前
記伝搬遅延時間と切替制御信号を受けて前記従局が前記
データの送信に要する時間を加算した時間だけ前記所定
の時刻よりも前に前記切替制御信号を送出する手段とを
有することを特徴とする。
【0015】
【実施例】次に、本発明を図面を参照して説明する。図
1は本発明の一実施例の系統図であり、図4の従来構成
と同一部分には同一符号を付してある。主な差違は、主
局21aに切替装置13aとDCE3aとの間にロジッ
ク装置(LOGIC)12aを追加した点である。ま
た、副局1bについても同様である。切り替え制御を短
時間に終了するには、切り替え制御信号を送る回線の伝
搬遅延時間Tdを知る必要がある。
【0016】その理由は、次のとおりである。
【0017】もし、回線の遅延時間がわからない場合の
送信局の切り替え方法は、 現在送信している送信局が、送信を断とする。
【0018】 ダイバーシティを構成し、切り替える
べき他の送信局は、現送信局が送信を断としたのを確認
する。
【0019】 前記他の送信局は、送信を開始する。
【0020】のとおり行なう。その結果送信していない
時間が発生してしまう問題が発生する。
【0021】もし、切替制御信号が伝送される回線の伝
搬遅延時間(Td)が既知である場合の送信局の切り替
え方法は、 現在送信している送信局から、切り替えるべき他の
送信局へ送信指示を行なう。
【0022】 現在送信している送信局は、指示を出
してTdに基づき一定時間後自局の送信を断とする。
【0023】 切り替えるべき他の送信局は、現送信
局から送信指示を受信した時点で自局の送信を開始す
る。
【0024】となる。この場合、予め遅延時間(Td)
を知っているため、遅延時間を見込んで送信局の切り替
えを行なうことにより、不要な未送信時間が発生するこ
とがなくなる。
【0025】伝搬遅延時間Tdの測定はロジック装置1
2aと12bにて次のとおり行なう。
【0026】図2は、ロジック装置12aと12bの構
成を示したものである。
【0027】主局21aのロジック装置12aと副局2
1bのロジック装置12bとは、同一の構成をしてい
る。
【0028】本図において本装置はマイクロプロセッサ
(CPU)21,周辺I/Oインターフェース(PI
O)23,シリアルインターフェースユニット(SI
U)22,ROM24,RAM25とから構成されてい
る。主局21aのロジック装置12aのPIO23は、
送受信装置4aより出力されるバックアップ情報入力端
子26に入力されたバックアップ情報(地球局から出力
されるALM情報や降雨によるレベル低下情報により他
の地球局へ切り替えるためのALM情報)を検出する。
CPU21は、PIO23から前記情報を入力すると、
遅延時間測定処理を行なう。すなわち、ROM24に記
憶された遅延時間測定ルーチンに従い、時間管理された
送信データ(測定用制御信号)をSIU22により対向
する副局21bのロジック装置12bに対して送出す
る。ロジック装置12bは、バックアップ入力端子26
にバックアップ情報が入力されていない場合には、ロジ
ック装置12aからの送信データをそのままループバッ
クする機能を有している。
【0029】主局21aのロジック装置12aは、ロジ
ック装置12bよりループバックされたデータを受信す
ることにより自局の送信データ送出時刻と比較して伝送
路による遅延時間(Td)を測定することができる。
【0030】次に以上の遅延時間測定処理後、CPU2
1はPIO23に対して切替制御出力信号15aを出力
する。
【0031】また、前記遅延時間測定処理後データ入出
力端子29と30の間には、DTE6aとDTE6bと
の通信データを通過することができる。
【0032】主局のロジック装置12aと副局のロジッ
ク装置12bとの伝送路遅延時間を除く通信制御に要す
る時間T1 を測定するため、両装置を最短で接続し強制
的にバックアップ情報を一方のロジック装置へ入力して
遅延時間を測定する。得られた時間T1 は機器固有の固
定的遅延時間となる。
【0033】さらに実際の伝送路を通して、ロジック装
置12aは、転送用回線が接続された時に他局のロジッ
ク装置12bへ、制御信号を送る。そのアンサーが返っ
た時間をT2 とすると伝搬遅延時間Tdは次式で与えら
れる。
【0034】Td=(T2 −T1 )/2 (1) また、主局21aの送受信装置4aの送信断を切替制御
信号8aを受けて実際に送信信号が断となるまでの時間
をTdown、副局21bの送受信装置4bが切替制御
信号8bを受けて実際に送信するまでの時間をTupと
する。
【0035】主局21aのロジック装置12aは、実際
に送信局の切り替えを実行する時間よりも、Td+Tu
p秒前に副局21bのロジック装置12bへ送信指示を
行ない、Tdown秒前に主局21aの信号を切替装置
13aによって断とすれば、予定された時間に送信局の
切り替えが終了する。副局21bのロジック装置は、主
局21aからの送信指示に従い送信信号を送出する。そ
の動作を図3に示す。
【0036】送信局の切り替え断時間が少ない程、受信
局の同期はずれを最小とする事が出来るため、本方式を
用いる事によって公衆電話回線や別衛星回線等のさまざ
まな回線を使用して衛星通信送信局切り替えが可能とな
る。
【0037】以上本実施例は主局送信局から副局送信局
への切り替えで説明したが、逆に構成しても当然成り立
つ。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、現在送信
してる送信局からサイトダイバーシティを構成する他の
送信局へ送信切替制御信号を送る時に、伝搬遅延時間が
未確定の任意の伝送路を使用しても、送信断時間が最小
である衛星通信送信局切り替えを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛星通信送信局切替制御方式の一実施
例である。
【図2】本発明のロジック装置の構成である。
【図3】図1の実施例の切り替え動作を示す図である。
【図4】従来の衛星通信送信局切替制御方式の一実施例
である。
【符号の説明】
1a,21a 衛星通信地球局(主局) 1b,21b 衛星通信地球局(副局) 2a,2b,13a,13b 切替装置 3a,3b デジタル通信装置 4a,4b 送受信装置 5a,5b 送信アンテナ 6a,6b デジタル端末装置 7 伝送路 9−1〜9−n 受信局 11 衛星 12a,12b ロジック装置 21a 主局地球局 21b 副局地球局

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主局と従局の衛星通信地球局のどちらか
    を切り替えて衛星を介して複数の受信局へデータを送信
    する衛星通信用地球局サイトダイバーシティ方式におい
    て、 送信している主局で異常を検出した場合に、前記主局
    は、 前記異常検出後所定の時刻に前記衛星への送信を断とす
    る手段と、 前記従局に対して地上回線を用いて遅延時間測定用制御
    信号を送信し、前記従局より前記遅延時間測定用制御信
    号を受信するループバック手段と、 前記第ループバック手段に基づき前記地上回線の伝搬遅
    延時間を計算する手段と、 前記従局に対して前記データを前記地上回線にて送出す
    ると共に前記伝搬遅延時間と切替制御信号を受けて前記
    従局が前記データの送信に要する時間を加算した時間だ
    け前記所定の時刻よりも前に前記切替制御信号を送出す
    る手段とを有する ことを特徴とする衛星通信用地球局サ
    イトダイバーシティ方式。
  2. 【請求項2】 前記伝搬遅延時間は、前記遅延時間測定
    用制御信号の送信時刻から前記ループバック手段で受信
    された時刻の差をT 2 、前記主局と従局との伝送路遅延
    時間を除く通信制御に要する時間をT 1 とするときTd
    =(T 2 −T 1 )/2で与えられることを特徴とする請求
    項1記載の衛星通信用地球局サイトダイバーシティ方
    式。
  3. 【請求項3】 前記所定の時刻は、前記主局から前記従
    局に前記データの送信が切り替わる時刻であることを特
    徴とする請求項1記載の衛星通信用地球局サイトダイバ
    ーシティ方式。
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