JP2858486B2 - 2−ペンテンニトリルを用いたアミン類のシアノブチル化 - Google Patents

2−ペンテンニトリルを用いたアミン類のシアノブチル化

Info

Publication number
JP2858486B2
JP2858486B2 JP3082889A JP8288991A JP2858486B2 JP 2858486 B2 JP2858486 B2 JP 2858486B2 JP 3082889 A JP3082889 A JP 3082889A JP 8288991 A JP8288991 A JP 8288991A JP 2858486 B2 JP2858486 B2 JP 2858486B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pentenenitrile
cis
water
mol
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3082889A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04221325A (ja
Inventor
フランク・イー・ハークス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Publication of JPH04221325A publication Critical patent/JPH04221325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2858486B2 publication Critical patent/JP2858486B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C255/00Carboxylic acid nitriles
    • C07C255/01Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C255/24Carboxylic acid nitriles having cyano groups bound to acyclic carbon atoms containing cyano groups and singly-bound nitrogen atoms, not being further bound to other hetero atoms, bound to the same saturated acyclic carbon skeleton

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Hydrogenated Pyridines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、2−ペンテンニトリルとアミン
類との反応でアルキルアミノニトリル類およびビス−
(3−アルキルアミノ)ジニトリル類を生じさせる改良
された方法に関する。
【0002】米国特許 4,260,556 および米国特許 4,21
1,725 には、2−ペンテンニトリルと「求核的試剤」、
例えばアンモニアおよびエチレンジアミンとの反応によ
るアルキルアミノニトリル類およびダイマー類の製造が
記載されている。この反応は金属付加触媒の存在下生じ
る。
【0003】米国特許 4,496,474 には、2−ペンテン
ニトリルとアルキルアミン類との反応による相当するニ
トリル化合物の製造が記載されている。
【0004】本発明は、アルキルアミノニトリル類に関
する改良された製造方法である。反応混合物が約15〜
60重量%の水を含有している場合、より高い速度でそ
してより選択的に反応が進行することをここに見い出し
た。アルキルアミンに対する2−ペンテンニトリルのモ
ル濃度は、好適には、約0.3〜3の範囲である。この
反応混合物を、おおよそ大気圧〜約10気圧の範囲の圧
力下、約20℃〜200℃の範囲の温度で反応させる。
いかなる触媒も必要とされない。
【0005】本方法での使用に適切なアルキルアミン類
には、メチルアミン、ジメチルアミン、ドデシルアミ
ン、エチレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジア
ミン、1,3−ジアミノペンタン、1,2−ジアミノシ
クロヘキサン、3−メチルピペリジン、ヘキサメチレン
ジアミン、オクタデシルアミン、およびピペリジンが含
まれる。典型的には、本発明に有益なアルキルアミン類
は、1〜10個の炭素原子を有する。
【0006】該シアノブチル化の反応生成物は、式
【0007】
【化1】
【0008】[式中、R1およびR2は、各々、典型的に
1〜10個の炭素原子を有し、そしてアルキル、アルキ
ルアミノ、シクロアルキル、ピペリジニル、およびピペ
リジルから成る群から選択される]を有する。
【0009】これらの反応生成物は、適切な触媒上で水
素添加され、そしてポリアミド類およびイソシアネート
類のためのモノマー類として、並びに鎖伸長剤およびエ
ポキシ硬化剤として有益な1,3−ペンタンジアミン類
を生じる。適切な触媒には、ラネーニッケル、ラネーコ
バルト、パラジウム、白金、ルテニウム、鉄、支持され
ているコバルトおよびニッケルが含まれる。適切な触媒
の支持体には、アルミナ、炭素、シリカ、ケイソウ土が
含まれる。適切な水素添加温度は約75℃〜150℃で
ある。適切な圧力は約500psig〜3,000ps
igである。水素添加すべき混合物は、アンモニア、苛
性、水またはこれらの組み合わせを含有していてもよ
い。溶媒、例えばアルコール類およびエーテル類、例え
ばメタノールおよびテトラヒドロフラン、ジオキサン、
ブタノール、イソプロパノールが、必要もしくは望まれ
るとき使用され得る。
【0010】このシアノ化ブチル化反応は、大気圧また
は自然発生的圧力下、20℃〜200℃、好適には50
℃〜80℃で行うことができる。大気圧以上の圧力、例
えば10気圧にもおよぶ圧力も使用できる。水は、反応
混合物の15〜60重量%の量で存在させるべきであ
り、25〜40重量%が好適である。
【0011】アミンに対する2−ペンテンニトリルのモ
ル比は、アミン1モルに対して0.3〜3モルであるべ
きである。出発のジアミンから該ジニトリルを製造しよ
うとする場合、化学量論的量以上の2−ペンテンニトリ
ルが必要とされる。典型的には、10〜15モル%過剰
が用いられる。このシアノブチル化方法のため、シス−
またはトランス−のどちらかの2−ペンテンニトリルが
使用できる。この2つの異性体の混合物も使用できる。
【0012】このシアノブチル化反応は、一般に、無溶
媒で行われるが、この反応条件下で不活性な有機溶媒を
使用することも可能である。適切な溶媒には、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、メタノール、ブタノール、イソプロ
パノールが含まれる。
【0013】この反応は、バッチ式もしくは連続して、
液相中に均一に溶解もしくは懸濁させた水を用いて行わ
れ得る。
【0014】バッチ式の場合、該シアノブチル化は、例
えば2−ペンテンニトリル、水およびアミンから成る混
合物を、変換ができるだけ完結するまで上述した温度お
よび圧力下で撹拌することによって行われる。その後、
この反応混合物を蒸留して、所望のアルキルアミノニト
リル類を得る。
【0015】
【実施例】実施例1:シス−2−ペンテンニトリルを用
いた水系エチレンジアミンのシアノブチル化 水117g中の78g(1.3モル)のエチレンジアミ
ン溶液(水中40重量%のエチレンジアミン)を、一度
に、120g(99%、1.47モル)のシス−2−ペ
ンテンニトリルに加えた後、この混合物を75℃に加熱
した。20分後、この混合物は、均一になり、そしてガ
スクロ分析の結果、各々2:1の比率で1:1および
2:1の付加物の両方を含有していた。シス−2−ペン
テンニトリルの変換率は99%であった。該1:1付加
物、即ち3−N−(2−アミノエチルアミノ)ペンタン
ニトリル、および該2:1付加物、即ちビス(N,N’
−2−シアノエチル−1−エチル)エチレンジアミンの
収率は、変化したシス−2−ペンテンニトリルから各々
56.2%と39.8%であった。この生成混合物中に
少量のトランス−2−ペンテンニトリル(0.074重
量%)と3PN(0.32重量%)の副生成物もまた観
察された。
【0016】実施例2:無水エチレンジアミンとシス−
2−ペンテンニトリルとのシアノブチル化と、水系エチ
レンジアミンとの比較 120g(99%、1.47モル)の(シス−2−ペン
テンニトリル)および78g(1.3モル)のエチレン
ジアミンから成る混合物を75℃で加熱し、定期的にサ
ンプリングした。10%と78%の水を含むものに対す
るこの実験のシス−2−ペンテンニトリル変換率、並び
に1:1および2:1の生成物の収率に関する比較を以
下に要約する:
【0017】
【表1】 (60分) (60分) (20分) シス-2-ペンテンニトリルの変換率(%) 56.3 76.7 99 水(重量%) 0 10 37 収率% 1:1の付加物% 19.5 60.2 56.2 2:1の付加物% 0 10.7 39.8 トランス-2-ペンテンニトリル% 41.3 16.9 <1 3-ペンテンニトリル% 34.3 9.0 <1 4-ペンテンニトリル% 4.9 2.3 n.d. この比較は、水が存在していないときにの効果に対す
る、反応速度の促進および生成物の選択性に関する水の
濃度の効果を示している。シス−2−ペンテンニトリル
の変換率が、水が0%と10%のとき各々60分後56
%および77%であったのに対して、水が37%のとき
60分後99%であったことは注目に値する。
【0018】実施例3:過剰の水系エチレンジアミンと
シス−2−ペンテンニトリルを用いたシアノブチル化 水144g中の120g(99%、1.47モル)のシ
ス−2−ペンテンニトリルおよび144g(2.4モ
ル)のエチレンジアミンから成る混合物(40%のエチ
レンジアミン)を撹拌しながら75℃で15分間加熱し
た。シス−2−ペンテンニトリルの変換率は99%であ
り、1:1と2:1の付加物との比率は5:1であっ
た。シス−2−ペンテンニトリルからのこの1:1およ
び2:1付加物の収率はそれぞれ77.3%と18.9
%であった。トランス−2−ペンテンニトリル、3−ペ
ンテンニトリルおよび4−ペンテンニトリルの副生成物
の合計した収率は1%であった。
【0019】実施例4:水系エチレンジアミンと過剰の
シス−2−ペンテンニトリルを用いたシアノブチル化 水54g中の150g(99%、1.83モル)のシス
−2−ペンテンニトリルおよび36g(0.60モル)
のエチレンジアミンから成る混合物を撹拌しながら75
℃で5時間加熱した。2つの相が生じた。上部の有機生
成物は、未反応のシス−2−ペンテンニトリルと、2:
1と1:1の付加物との混合物とを、64:1の比率で
含有していた。消費されたEDAを基準としたこの2:
1の付加物の収率は67.4%であった。
【0020】実施例5:トランス−2−ペンテンニトリ
ルを用いた水系エチレンジアミンのシアノブチル化 水45g中の25g(0.309モル)のトランス−2
−ペンテンニトリルおよび30g(0.500モル)の
エチレンジアミンから成る混合物を75℃で60分間激
しく撹拌した。15分後に採取したサンプルは、75.
7%の収率で、1:1付加物へのトランス−2−ペンテ
ンニトリルの99%の変換率を示した。2:1の付加物
の収率は21%であった。この変換率および収率は、上
の実施例3に記述したシス−2−ペンテンニトリルに関
するものと同様である。
【0021】実施例6:シス−2−ペンテンニトリルを
用いた水系2−メチルペンタメチレンジアミンのシアノ
ブチル化 水171g中の76g(0.938モル)のシス−2−
ペンテンニトリルおよび114g(1.0モル)の2−
メチルペンタメチレンジアミンから成る混合物を55℃
で90分間激しく撹拌して、均一な溶液を得た。この溶
液のガスクロ分析の結果、1:1および2:1付加物へ
のシス−2−ペンテンニトリルの99%の変換率を示し
た。この2−メチルペンタメチレンジアミンの非対称性
のため、66/37のモル比で、メチルペンタメチレン
ジアミンに関して2つの1:1付加物が観察された。多
い方の1:1付加物は3−(5−アミノ−4−メチルペ
ンチルアミノ)ペンタンニトリルであり、少ない方は、
3−(5−アミノ−3−メチルペンチルアミノ)ペンタ
ンニトリルであった。この1:1のアミノニトリル付加
物を一緒にした収率は72%であった。2:1付加物に
関しても14.6%の収率が観察された。
【0022】実施例7:シス−2−ペンテンニトリルを
用いた水系3−メチルピペリジンのシアノブチル化 水80.5g中の38g(0.469モル)の(シス−
2−ペンテンニトリル)および53.5g(0.540
モル)の3−メチルピペリジンから成る混合物を95℃
で9時間激しく撹拌した。2つの層が観察され、分離し
た。有機層をガスクロで分析して、シス−2−ペンテン
ニトリルの97.7%の変換率を示した。1:1の付加
物、即ち3−(3−メチルピペリジル)ペンタンニトリ
ルの収率は95%であった。トランス−2−ペンテンニ
トリルと3−ペンテンニトリルとを一緒にした収率は5
%であった。GC/MS分析で、180のm/e(分子
量イオン)を有する2つの異性体のアミノニトリル付加
物の両方が観察された。
【0023】実施例8:シス−2−ペンテンニトリルを
用いたN−ドデシルアミンのシアノブチル化。水の有無
の比較 38g(0.469モル)のシス−2−ペンテンニトリ
ル、74g(0.400モル)のN−ドデシルアミンお
よび水40gから成る混合物を、300mLのステンレ
ス鋼製オートクレーブ中、自然発生的圧力下110℃で
5時間激しく撹拌しながら加熱した。有機層をガスクロ
で分析した結果、収率98%で、該アミノニトリル、即
ち3−(ドデシルアミノ)ペンタンニトリルへのN−ド
デシルアミンの59%の変換率を示した。過剰のシス−
2−ペンテンニトリルが、22.8%の3−ペンテンニ
トリルとトランス−2−ペンテンニトリルとの混合物に
変化した。
【0024】水無しで、同様の反応を同じ反応条件下で
行った。この場合、最初の混合物は均一であった。5時
間後、N−ドデシルアミンの変換率は12.2%のみで
あった。変化したN−ドデシルアミンを基準とする3−
(ドデシルアミノ)ペンタンニトリルの収率は81.8
%であった。38%の収率で、過剰のシス−2−ペンテ
ンニトリルが、3−ペンテンニトリルとトランス−2−
ペンテンニトリルとに変化した。
【0025】実施例9:シス−2−ペンテンニトリルを
用いたピペリジンのシアノブチル化 水100g中の182g(80.6gのピペリジンに相
当、0.398モル)のピペリジン六水化物の溶液を、
38g(0.469モル、99%)のシス−2−ペンテ
ンニトリルと一緒に、65℃で60分間激しく撹拌し
た。最初不均一であった混合物が5分後均一になった。
5分後の溶液をガスクロ分析した結果、収率99%で、
3−(ピペリジニル)ペンタンニトリルへのシス−2−
ペンテンニトリルの完全な変換を示した。いかなるトラ
ンス−2−ペンテンニトリルも3−ペンテンニトリルも
検出されなかった。25℃で3日間放置した結果、白色
の結晶性固体が析出した。赤外および質量スペクトル分
析の結果、この生成物はシス−2−ペンテンニトリルと
ピペリジンとの2:1の付加物であることを示してい
た。
【0026】実施例10:シス−2−ペンテンニトリル
を用いた水系メチルアミンのシアノブチル化 356g(99%、4.35モル)のシス−2−ペンテ
ンニトリルと400gの40%メチルアミン水溶液との
混合物を40℃で1時間激しく撹拌したが、この間に温
度が78℃に上昇した。最初不均一であった混合物は1
時間後に均一になった。この溶液をGC分析した結果、
99%のシス−2−ペンテンニトリルの変換および3−
(メチルアミノ)ペンタンニトリルの収率98%を示し
た。
【0027】実施例11:水系ジメチルアミンとシス−
2−ペンテンニトリルとのシアノブチル化 40%のジメチルアミン水溶液(580g)を、25℃
で、356g(99%、4.35モル)のシス−2−ペ
ンテンニトリルに滴下した。滴下後、温度が60℃に上
昇し、そしてこの反応を1時間継続した。2層に分離し
た。有機層および水層のガスクロ分析を行った結果、生
成物3−(N,N−ジメチルアミノ)ペンタンニトリル
に関してそれぞれ91重量%および21重量%の濃度を
示した。このアミノニトリルの収率は、99%のシス−
2−ペンテンニトリル変換率で99%であった。
【0028】実施例12:c−2PNを用いた水系オク
タデシルアミンのシアノブチル化 機械的撹拌機、温度計および冷却器の備わっている10
0mLの3つ口丸底フラスコに、2.7g(99%、
0.0336モル)のシス−2−ペンテンニトリル、1
0g(0.0372モル)のオクタデシルアミンおよび
4.25gの水(25重量%)を入れた。この混合物を
80℃で6時間激しく撹拌した後、40℃に冷却した。
この混合物に25gのメタノールを加えて、透明で均一
な溶液を生じさせた。サンプルを取り出し分析した。分
析の結果、65%のシス−2−ペンテンニトリル変換率
と、該アミノニトリル、即ち3−オクタデシルアミノペ
ンタンニトリルに関する84.5%の収率を示した。一
晩放置した後、該アミノニトリルのワックス状の白色の
固体が観察され、濾過して87%純度の生成物12gを
得た。
【0029】種々の量の水および/またはメタノールを
用いる以外は同様にして反応を行った。以下に示す結果
は、水の濃度が高い程シス−2−ペンテンニトリルの変
換率およびアミノニトリルの収率が高いことを示してい
る。メタノールは、アミノニトリルの収率に対して効果
を有していないように見える。低い濃度の水および/ま
たはメタノールを用いた場合、該アミノニトリルのいか
なる析出も観察されなかった。
【0030】
【表2】 H2O CH3OH シス−2−ペンテン アミノニトリル 重量% 重量% ニトリル変換率 の収率% 25 0 65.0 84.5 5.2 0 44.3 29.6 25 5.0 88.1 76.3 5.2 5.0 73.0 18.2 0 5.2 46.5 18.0 本発明の特徴および態様は以下のとうりである。
【0031】1.アルキルアミン、2−ペンテンニトリ
ルおよび水から成る反応混合物を、アルキルアミンに対
する2−ペンテンニトリルのモル比が0.3〜3であ
り、そして水の濃度が反応混合物の15〜60重量%に
なるようにして、この混合物を、おおよそ大気圧下から
約10気圧下、約20℃〜200℃の範囲の温度で反応
させることを含む、2−ペンテンニトリルを用いたアル
キルアミン類のシアノブチル化方法。
【0032】2.該アルキルアミンが、メチルアミン、
ジメチルアミン、ドデシルアミン、エチレンジアミン、
2−メチルペンタメチレンジアミン、1,3−ジアミノ
ペンタン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、3−メチ
ルピペリジン、オクタデシルアミン、ヘキサメチレンジ
アミン、およびピペリジンから成る組から選択される第
1項の方法。
【0033】3.該2−ペンテンニトリルがシス異性体
である第2項の方法。
【0034】4.該反応を無触媒で行う第3項の方法。
【0035】5.該反応を溶媒の存在下行う第1項の方
法。
【0036】6.該2−ペンテンニトリルがトランス異
性体である第2項の方法。
【0037】7.該反応生成物が式
【0038】
【化2】
【0039】[式中、R1は、アルキルまたはアルキル
アミノであり、そしてR2は、アルキル、シクロヘキシ
ルまたはピペリジニルである]を有する第1項の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07B 43/04 C07C 253/30 C07D 211/98

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルキルアミン、2−ペンテンニトリル
    および水から成る反応混合物を、アルキルアミンに対す
    る2−ペンテンニトリルのモル比が0.3〜3であり、
    そして水の濃度が反応混合物の15〜60重量%になる
    ようにして、この混合物を、おおよそ大気圧下から約1
    0気圧下、約20℃〜200℃の範囲の温度で反応させ
    ることを含む、2−ペンテンニトリルを用いたアルキル
    アミン類のシアノブチル化方法。
JP3082889A 1990-03-28 1991-03-25 2−ペンテンニトリルを用いたアミン類のシアノブチル化 Expired - Lifetime JP2858486B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/500,572 US5070202A (en) 1990-03-28 1990-03-28 Cyanobutylation of amines with 2-pentenitrile
US500572 1995-07-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04221325A JPH04221325A (ja) 1992-08-11
JP2858486B2 true JP2858486B2 (ja) 1999-02-17

Family

ID=23990010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3082889A Expired - Lifetime JP2858486B2 (ja) 1990-03-28 1991-03-25 2−ペンテンニトリルを用いたアミン類のシアノブチル化

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5070202A (ja)
EP (1) EP0449297B1 (ja)
JP (1) JP2858486B2 (ja)
AT (1) ATE121728T1 (ja)
CA (1) CA2039264A1 (ja)
DE (1) DE69109166T2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5334745A (en) * 1992-06-04 1994-08-02 Basf Aktiengesellschaft Preparation of 3-aminopropionitriles
US5902883A (en) * 1997-12-18 1999-05-11 E. I. Du Pont De Nemours And Company Cyanobutylation of ammonia, alkylamines and hydrazine with 3-pentenenitrile, 4-pentenenitrile or mixtures thereof
US6114585A (en) 1999-12-13 2000-09-05 Nova Molecular Technologies Inc Ether amines from 2-pentenenitrile
US6458999B1 (en) 1999-12-13 2002-10-01 Nova Molecular Technologies Inc Ether diamines and derivatives
US6384263B1 (en) * 2000-08-04 2002-05-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for making 3-hydroxyalkanelnitriles and conversion of the 3-hydroxyalkanelnitrile to an hydroxyaminoalkane
DE10249339A1 (de) 2002-10-22 2004-05-13 Bayer Ag Verfahren zur Racematspaltung von 3-Aminopentannitril
EP2322503B1 (en) 2005-10-18 2014-12-31 Invista Technologies S.à.r.l. Process of making 3-aminopentanenitrile
BR112012024182A2 (pt) 2010-04-07 2016-07-05 Basf Se processo para isomerizar cis-2-penteno-nitrila para 3-penteno-nitrilas, e, uso de amidinas, aminas terciárias ou misturas das mesmas
US8530690B2 (en) 2010-04-07 2013-09-10 Basf Se Process for isomerizing CIS-2-pentenenitrile to 3-pentenenitriles
US8772527B2 (en) 2012-04-27 2014-07-08 Basf Se Process for isomerization of cis-2-pentenenitrile to 3-pentenenitriles
EP2657224A1 (de) 2012-04-27 2013-10-30 Basf Se Verfahren zur Isomerisierung von cis-2-Pentennitril zu 3-Pentennitril

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4211725A (en) * 1977-11-10 1980-07-08 Milliken Research Corporation Nitrogen containing compositions
US4260556A (en) * 1977-11-10 1981-04-07 Milliken Research Corporation Process for preparing nitrogen-containing compounds from 2-pentenenitrile
US4496474A (en) * 1982-12-20 1985-01-29 Akzona Incorporated Asphalt emulsions comprising N-aliphatic-1,3-diaminopentane emulsifier and process

Also Published As

Publication number Publication date
DE69109166D1 (de) 1995-06-01
EP0449297B1 (en) 1995-04-26
CA2039264A1 (en) 1991-09-29
ATE121728T1 (de) 1995-05-15
JPH04221325A (ja) 1992-08-11
DE69109166T2 (de) 1995-12-07
EP0449297A2 (en) 1991-10-02
EP0449297A3 (en) 1993-02-24
US5070202A (en) 1991-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3287565B2 (ja) ジニトリルのアミノニトリルへの選択的低圧水素化
JP2858486B2 (ja) 2−ペンテンニトリルを用いたアミン類のシアノブチル化
KR100365568B1 (ko) 과알킬화된아민의제조방법
TW320628B (ja)
JPS6233211B2 (ja)
JP4040842B2 (ja) ジニトリルのヘミ水素化方法
US3591618A (en) Process for the preparation of m- and p-cyano benzylamine and the hexahydro-derivatives thereof
US6790994B2 (en) Methods for hydrogenating nitrile functions into amine functions
KR100402525B1 (ko) 지방족알파,오메가-아미노니트릴의제조방법
US6245932B1 (en) Cyanoethylation of cycloaliphatic vicinal primary diamines
US6472553B1 (en) Synthesis of new polynitriles from cycloalphatic vicinal primary diamines
US5902883A (en) Cyanobutylation of ammonia, alkylamines and hydrazine with 3-pentenenitrile, 4-pentenenitrile or mixtures thereof
US7973174B2 (en) Process of making 3-aminopentanenitrile
JP2004530719A (ja) ジニトリル類のアミノニトリル類への半水素化方法
TWI301479B (en) Process for the hemihydrogenation of dinitriles to aminonitriles
US3780083A (en) Process for preparing alpha-monocyanoethylated butanone
KR100823001B1 (ko) 아민 및 니트릴을 함유하는 혼합물 중 불포화 아민의함량을 감소시키는 방법
JP2004505944A (ja) 3−ヒドロキシアルカンニトリルおよびヒドロキシアミノアルカンの製造方法
JP2005511620A (ja) 第1級アミンとニトリルから第3級アミンを調製する方法
TW200404051A (en) Reducing the level of an unsaturated amine in a mixture containing an aminonitrile, a diamine, a dinitrile or mixtures thereof
JPS5915898B2 (ja) 低級ジアルキルアミンおよび飽和環状イミンの製造法
Marion et al. Intermediates Formation in the Catalytic Hydrogenation of Nitriles

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071204

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081204

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081204

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081204

Year of fee payment: 10

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081204

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091204

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101204

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101204

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111204

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111204

Year of fee payment: 13