JP2858176B2 - ア−チコンクリ−ト施工用の型枠支保工 - Google Patents

ア−チコンクリ−ト施工用の型枠支保工

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JP2858176B2
JP2858176B2 JP19343991A JP19343991A JP2858176B2 JP 2858176 B2 JP2858176 B2 JP 2858176B2 JP 19343991 A JP19343991 A JP 19343991A JP 19343991 A JP19343991 A JP 19343991A JP 2858176 B2 JP2858176 B2 JP 2858176B2
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信之 松ケ下
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、アーチ橋等におけるア
ーチコンクリートの施工に適用する型枠支保工に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】アーチ橋におけるようなアーチコンクリ
ートの施工に適用する型枠支保工については、例えば特
開昭63−272861号公報に記載されているような、橋台
(橋脚)間にアーチ形のトラスを架構することが行われ
るようになり、施工性及び経済性が著しく向上されるこ
とになった。 【0003】しかし、上記方式の型枠支保工でも、長大
なスパンのものにそのまま適用するとなると、大規模な
構造物となって、その利点が失われることになる。そこ
で、特開平 2−240311号公報に記載されているような、
分割して形成したトラスと支柱との組合せによる型枠支
保工が開発され、長大スパン或は扁平なアーチコンクリ
ートの施工に適用できるようになった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の分割
トラスを支持する支柱は、それが岩盤のように強固で沈
下するおそれのない地盤に立設される場合には、トラス
と支柱との荷重分担がほぼ設計通りに行われることにな
り、問題はない。 【0005】しかし、支柱は常に強固な地盤に立設でき
るとは限らず、地盤の状態や施工上の都合で、コンクリ
ートを打設した際、支柱が若干沈下することもある。そ
うした場合、トラスには設計値を越えた過大な荷重がか
かることになる。 【0006】それを防ぐには、沈下した支柱を元の高さ
に修正して、支柱への荷重分担を設計値に戻してやる必
要があるが、そのような支柱の高さ調節は非常に面倒で
あるばかりでなく、支保工への荷重配分も均等になりに
くいことになる。 【0007】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、支柱が若干沈下した場合に、支柱の高さ
を調節することなく、トラスと支柱との荷重配分の補
正、均等化が図れるようにした型枠支保工を提供しよう
とするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、本発明は、アーチコンクリート2の
スパンを2分割した長さの分割トラス3,3を形成し、
それら各分割トラス3の下端部を橋台1に結合4すると
ともに、各分割トラス3の上端部を互いに隣接して、地
盤5に立設の支柱6により各別に支持7したことを特徴
とするものである。 【0009】 【作用】分割トラス3の上端部を支柱6で支持する上記
型枠支保工では、支柱6が強固でない地盤に立設された
ような場合だとすると、コンクリートを打設した際、支
柱6が若干沈下することがある。この場合、分割トラス
3はその上端部が支柱6の沈下に追随して降下すること
になり、分割トラス3と支柱6との荷重配分はほぼ設計
通りの値に維持され、分割トラス3の方に過大な荷重の
かかるのを防止することができる。 【0010】上記支柱の6の沈下は、通常、目立つほど
に大きなものではないから、それに追随する型枠8の変
形量も微細なものですみ、打設したアーチコンクリート
2に影響を及ぼすことは殆どない。 【0011】 【実施例】図1は本発明支保工の1実施例の概要図で、
1はアーチコンクリート2を架設する橋台(橋脚であっ
てもよい)、3はアーチコンクリート2のスパンを約2
分割した長さに形成した分割トラスで、その上弦材はア
ーチコンクリート2の弧面に沿うように湾曲状に形成さ
れている。そして、分割トラス3はその2個がそれぞれ
下端部を橋台1,1に荷重受ピン4,4により回動自在
に支持され、上端部を互いに隣接して、地盤5に立設し
た支柱6,6の上端部と荷重受ピン7,7により回動自
在に連結、支持され、全体としてアーチ状の型枠支保工
全体が構成されるのである。この型枠支保工の上面には
アーチ状の型枠8が全体を通して設置されている。 【0012】分割トラス3は、図2に拡大して示すよう
に、湾曲した上弦材9と、上弦材9より短尺に形成され
た下弦材10とを多数の斜材11等により結合した構造とな
っており、その下端部は橋台1に固設した支持台12のブ
ラケット13に荷重受ピン4により枢支されている。他
方、上記分割トラス3,3を架設する橋台1,1間の中
央部の地盤5上には、支柱6,6が隣接して垂直状に立
設され、その上端部と各分割トラス3の上端部とが荷重
受ピン7により結合されており、この支柱6,6は、型
枠8を介して各分割トラス3,3にかかる鉛直荷重の1
部を分担することになる。 【0013】上記構成の型枠支保工は、施工するアーチ
コンクリートの奥行き方向に所要の間隔をおいて複数列
設し、互いに連結杆(図示を略す)を用いて結合する。
また、型枠8は、架構された上記型枠支保工の各上弦材
9,9に取付けたボルトやバタ材等の支持具14,14を介
して架設される。 【0014】なお、上記実施例においては、分割トラス
3はその上弦材9及び下弦材10を湾曲したものとしてい
るが、それら各材9,10は直状に形成することもでき
る。その場合、型枠8をアーチ形とするために、支持具
14を各支持個所において寸法の異るものにし、或は支持
具14による支持高さを変えてやるようにすればよい。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、橋台間
に架設するアーチ形型枠支保工のトラスを2分割して、
その各分割トラスを橋台と支柱により各別に支持するよ
うにしたので、トラスの規模を特に大型とすることな
く、大スパンや扁平なアーチコンクリート用の支保工と
して適用することができ、支保工施設経費の節減と施工
能率の向上が期待できる。 【0016】また、分割トラスを支持する支柱が地盤等
の状況で若干沈下することがあっても、分割トラスが各
別にその沈下に追随することになるので、ほぼ設計通り
の荷重配分が維持され、分割トラスへの過大な負荷の防
止が図れ、全体として支保工の経済性が良好になる等、
優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明支保工の1実施例を示す概要図である。 【図2】本発明支保工の略半部を示す拡大正面図であ
る。 【符号の説明】 1 脚台 2 アーチコンクリート 3 分割トラス 4 荷重受ピン 5 地盤 6 支柱 7 荷重受ピン 8 型枠 9 上弦材 10 下弦材 11 斜材 12 支持台 13 ブラケット

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 アーチコンクリートのスパンを2分割した長さの分割ト
    ラスを形成し、それら各分割トラスの下端部を橋台に結
    合するとともに、各分割トラスの上端部を互に隣接し
    て、地盤に立設の支柱により各別に支持したことを特徴
    とする、アーチコンクリート施工用の型枠支保工。
JP19343991A 1991-07-08 1991-07-08 ア−チコンクリ−ト施工用の型枠支保工 Expired - Lifetime JP2858176B2 (ja)

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CN113981824A (zh) * 2021-10-15 2022-01-28 中建桥梁有限公司 一种拱形桁架地面反力预压装置

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