JP2857964B2 - 印刷版の作製方法 - Google Patents
印刷版の作製方法Info
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Description
印刷版の作製方法に関する。
に伴って、印刷技術分野に於てデジタル画像処理が注目
されるようになり、印刷版としてデジタル記録が可能な
コンピュータプレートが強く要望されている。それに応
えて、電子写真方式、銀塩拡散転写方式、高感度フォト
ポリマー方式などによる、デジタルレーザ記録が可能な
ダイレクト刷版作製システムについて鋭意研究されてお
り、一部は実用化されている。
製システムは何れも、装置が大掛かりで高価である、シ
ステムの安定性が劣る、作製された刷版が、印刷機上で
画線部の親油性と非画線部の親水性との差が小さく刷り
難い、耐刷性が小さい等の問題点を有している。
便であり、デジタル記録が可能であり、安定性が高く、
使用する装置及び刷版作製コストが安価であり、そし
て、刷り易く、耐刷性が大きく、しかも高品位の画像を
形成できる印刷版を作製することができる方法を提供す
る。
℃の融点を有するノボラック型フェノール樹脂を10〜
85重量%含む感光性塗膜が基体上に設けられたポジタ
イプのPS版と、厚さが2〜50μmのフィルム状支持
体上に、色材及び有機高分子結合剤を含み、330〜4
50nmの範囲の波長の光に対する透過濃度が0.9以
上であり且つ膜厚が2.0μm以下である転写層が設け
られた転写材料とを、感光性塗膜と転写層とが接触する
ように重ねて積層体を作る工程(以下、第一工程と言う
ことがある)、積層体のフィルム状支持体の上からサー
マルヘッドにより画像を感熱記録して、記録部の感光性
塗膜と転写層との接着力を増加させる工程(以下、第二
工程と言うことがある)、転写材料をPS版から剥離
し、記録部の転写層を感光性塗膜上に選択的に残してマ
スク画像を形成する工程(以下、第三工程と言うことが
ある)、PS版の感光性塗膜にマスク画像の上から紫外
線を全面露光して非画線部の感光性塗膜を感光させる工
程(以下、第四工程と言うことがある)、及び感光性塗
膜の感光部分を現像液により溶解除去する現像工程(以
下、第五工程と言うことがある)を順次行うことを特徴
とする印刷版の作製方法である。
が、o−ナフトキノンジアジド化合物であることを特徴
とする上記の印刷版の作製方法。
樹脂であることを特徴とする上記の印刷版の作製方法。
面を参照して詳細に説明する。
S版と転写材料との積層体の一実施例の断面を模式的に
示す断面図である。
光性塗膜3が設けられたポジタイプのPS版(プレセン
シタイズド・プレート)4と、フィルム状支持体5の上
に転写層6が設けられた転写材料7とが、感光性塗膜3
と転写層6とが接触するように重ねられて構成されてい
る。
野で使用されているポジタイプのPS版の中から、特定
の組成を有する感光性塗膜が設けられたものを選択した
ものである。PS版4の基体2としては、親水性化処理
されたアルミニウム板、プラスチックフィルム、耐水紙
などが使用される。
分解されてアルカリ水溶液に可溶性になる感光性塗膜で
あり、一般にo−ナフトキノンジアジド化合物、又は光
酸発生剤とシリルエーテル化合物等の化学増幅系組成物
等と、アルカリ可溶性のバインダーとを含んでいる。本
発明に於て使用されるPS版4の感光性塗膜3は、アル
カリ可溶性バインダーとして、50〜120℃の融点を
有するノボラック型フェノール樹脂を10〜85重量
%、好ましくは40〜80重量%含むものである。50
〜120℃の融点を有するノボラック型フェノール樹脂
は、従来公知のノボラック型フェノール樹脂の中から適
宜選択することができる。また、ノボラック型フェノー
ル樹脂は一種類であってもよく、融点の異なる二種類以
上のノボラック型フェノール樹脂の混合物であってもよ
い。
融点を有するノボラック型フェノール樹脂を特定範囲の
含有量で含むことにより、本発明の第三工程に於て、エ
ッジシャープネスが優れ感光性塗膜との密着力が高いマ
スク画像が形成される。
は、例えば、フォトポリマー・テクノロジー(日刊工業
新聞社、1988年発行)に記載されているような種々
の感光性物質を使用することができるが、刷版適性の面
からo−ナフトキノンジアジド化合物系であることが特
に好ましい。
それ自体公知である他の成分が含まれていてもよい。
版4は、感光性塗膜3に特定のノボラック型フェノール
樹脂が特定の含有量で含まれていることの他は、従来公
知のポジタイプのPS版と同様であり、それ自体公知の
方法により製造することができる。
しては、種々のフィルム形成性高分子化合物を使用する
ことができ、このような高分子化合物の具体例として、
例えば、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィ
ルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィル
ム、ポリイミドフィルム、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル
共重合体等を挙げることができる。フィルム状支持体5
は後記するように非常に薄いものであるので、二軸延伸
配向等により機械的強度を増大させたものであることが
好ましい。また、本発明の第二工程に於て感熱記録させ
るので、その感熱記録条件に耐えるような耐熱性を有す
るものであることが好ましい。
であり、特に2〜30μmであることが好ましい。フィ
ルム状支持体5の厚さが上記範囲よりも大きいと、本発
明の第二工程に於て感熱記録する際に、感光性塗膜3に
伝わるサーマルヘッドからの熱が少なくなり、転写層6
と感光性塗膜3との密着力が不十分になる。また、フィ
ルム状支持体5の厚さが上記範囲よりも小さいと、転写
材料7の形状保持、取り扱い、PS版との積層等が困難
になる。
面とは反対側の面には、サーマルヘッドの付着を防止す
るために、融着防止層等のそれ自体公知のバッキング層
を設けてもよい。また、フィルム状支持体5の、転写層
6を設けた面には、支持体5と転写層6との密着性を調
節するために、各種の樹脂及びフッ素化合物やシリコー
ン化合物等の離型剤、シランカップリング剤などの密着
増強剤等からなる下塗層を設けたり、グロー放電処理、
コロナ放電処理などの物理的処理を施してもよい。
が含まれている。転写層6に含まれる色材としては、種
々の顔料又は染料が使用できる。好適に使用される顔料
としては、例えば、カーボンブラック、アゾ系、チオイ
ンジゴ系、アントラキノン系などのスレン系、トリフェ
ニルジオキサジン系などのジオキサジン系、フタロシア
ニン系、キナクリドン系、イソインドリノン系等の顔料
が挙げられる。この他金属粉、蛍光顔料等もその目的に
応じて用いられる。また、好適に使用される染料として
は、例えば酸性染料、直接染料、分散染料、油溶性染料
等を挙げることができる。特に好ましい色材はカーボン
ブラックである。
ては、種々の有機高分子化合物が使用できる。好適に使
用できる有機高分子結合剤としては、例えば、ブチラー
ル樹脂(ポリビニルブチラール)、スチレン/マレイン
酸又はマレイン酸ハーフエステル共重合樹脂、ポリ(メ
タ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸エステル
を含む共重合樹脂、セルロース系樹脂、ポリエチレンや
ポリプロピレンのようなポリオレフィン、ポリオレフィ
ンの塩素化物、エチレン/酢酸ビニル共重合樹脂のよう
な酢酸ビニル系共重合樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエス
テル樹脂等を挙げることができる。
が得られること、及び本発明の第二工程に於ける感熱記
録の際に、転写層6と感光性塗膜3との間の良好な熱接
着性が得られること等の点から、転写層6に含まれる有
機高分子結合剤として特に好ましいものは、ブチラール
樹脂である。
ましいブチラール樹脂は、200〜800の範囲内の数
平均重合度、及び50〜85重量%の範囲内のブチラー
ル化度を有するブチラール樹脂である。ブチラール樹脂
の数平均重合度が上記範囲よりも小さいと、転写層の膜
強度(耐傷性)が低下すると共に、画質が低下し、数平
均重合度が上記範囲よりも大きいと、形成される画像の
解像力及び網点再現性が劣る。また、ブチラール樹脂の
ブチラール化度が上記範囲よりも小さいと、形成される
画像の解像力及び網点再現性が劣ると共に、保存性が低
下し、ブチラール化度が上記範囲よりも大きいと、画質
が低下すると共に、材料コストが高くなり工業的に不利
になる。
ブチラール樹脂を50重量%以上、好ましくは70重量
%以上、更に好ましくは85重量%以上含有するもので
あることが好ましい。
との混合比は、色材と有機高分子結合剤の組み合わせ、
所望する転写層6の透過濃度値によって異なるが、一般
的には色材:結合剤比が10:2〜10:30(重量
比)であることが好ましい。
することができる。使用する可塑剤は、色材及び結合剤
との組み合わせにより適宜選択される。可塑剤の例とし
ては、フタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ジーnー
オクチル(DnOP)、フタル酸ジ(2ーエチルヘキシ
ル)(DOP)、フタル酸ジノニル(DNP)、フタル
酸ジラウリル(DLP)、フタル酸ブチルラウリル(B
LP)、フタル酸ブチルベンジル(BBP)等のフタル
酸エステル類、アジピン酸ジ(2ーエチルヘキシル)
(DOA),セバシン酸ジ(2ーエチルヘキシル)(D
OS)等の脂肪族二塩基酸エステル、リン酸トリクレジ
ル(TCP),リン酸トリ(2ーエチルヘキシル)(T
OP)等のリン酸トリエステル類、ポリエチレングリコ
ールエステル等のポリオールエステル類、エポキシ脂肪
酸エステルのようなエポキシ化合物等が挙げられる。
ングリコールジメタクリレート、1、2、4ーブタント
リオールトリメタクリレート、トリメチロールエタント
リアクリレート、ペンタエリトリットトリアクリレー
ト、ペンタエリトリットテトラアクリレート、ジペンタ
エリトリットーポリアクリレートのようなアクリル酸エ
ステル類も、結合剤の種類によって好適に使用される。
これらの可塑剤は単独で、また二種以上を混合して使用
してもよい。またこれらの可塑剤に、ポリ塩化パラフィ
ンのような二次可塑剤(補助可塑剤)を配合して使用し
てもよい。
高分子結合剤との組み合わせによって異なるが、一般的
には(色材と結合剤の総量):可塑剤の重量比が10
0:1〜100:200、特に100:2〜100:1
00であることが好ましい。
更に界面活性剤、増粘剤、分散安定剤、接着促進剤、そ
の他の添加剤を含ませることもできる。
されるマスク画像として機能する。従って、転写層6は
マスク画像として最低限必要な透過濃度を有し、且つマ
スク画像の画質を高くするためにできるだけ薄い膜厚を
有するものであることが必要である。従って、本発明で
使用する転写材料7の転写層6は、330〜450nm
の範囲の波長の光に対する透過濃度が0.9以上であり
且つ膜厚(乾燥膜厚)が2.0μm以下であることが必
要である。転写層6は、330〜450nmの範囲の波
長の光に対する透過濃度が1.5以上であり且つ膜厚が
0.2〜1.5μmであることが特に好ましい。
に従って、上記のような色材、有機高分子結合剤、及び
必要に応じて可塑剤等のその他の成分を、所望の粒径が
得られるまでミルの中で粉砕し、得られたペーストを溶
媒又は溶媒混合物によって希釈して、所望の粘度の分散
物として得られた転写層6形成用塗布液を、支持体5の
上に塗布し、乾燥することにより形成することができ
る。
対側の表面には、取り扱い時の傷防止、保存時の膜面同
士の接着などを防ぐために、必要に応じてカバーフィル
ムが設けられていてもよい。これらの目的のためのカバ
ーフィルムの材料としては、一般的には例えば、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリスチレン、スチレンーアクリロニトリル共重
合体などの高分子化合物を挙げることができ、特に、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフテレ
ート等が好ましい。
材料7とを、感光性塗膜3と転写層6とが面−対−面で
接触するように重ねて積層体1を作る。この際、感光性
塗膜3と転写層6との接着力は、感光性塗膜3と基体2
との接着力及び転写層6とフィルム状支持体5との接着
力よりも小さくなるようにすることが必要である。積層
体1の形成は、サーマルヘッド記録と同時に若しくは直
前に加圧しながら行ってもよいし、又はサーマルヘッド
記録の前に予めラミネーターを通して、必要に応じて加
圧、加熱処理をして行ってもよい。
態様の一例を模式的に示す断面図である図2に示すよう
に、積層体1のフィルム状支持体5の上から、サーマル
ヘッド8を用いて画像を感熱記録する。本発明の第二工
程に於ける感熱記録は、それ自体公知の従来の感熱記録
方法により行うことができ、サーマルヘッド(発熱素
子)8を使用して、サーマルヘッド8に入力されるデジ
タル画像信号に従って転写材料7を加熱し、文字やパタ
ーンを記録することができる。
されることにより、転写層6の加熱領域6Aと感光性塗
膜3の加熱領域3Aとは軟化乃至熔融し、サーマルヘッ
ド8がこの場所から去って温度が低下したとき、両者の
間の接着力は積層体1を形成したときの接着力よりも増
加している。そして、転写層6の加熱領域6Aと感光性
塗膜3の加熱領域3Aとの接着力は、転写層6とフィル
ム状支持体5との接着力よりも大きくなくてはならな
い。換言すると、転写材料7を製造する際に、第二工程
終了後の転写層6の加熱領域6Aと感光性塗膜3の加熱
領域3Aとの接着力と、転写層6とフィルム状支持体5
との接着力とが、上記のような関係になるようにフィル
ム状支持体5の材料並びに転写層6の材料及び組成を選
択することが必要である。サーマルヘッド8により加熱
されない転写層6の非加熱領域6Bと感光性塗膜3の非
加熱領域3Bとは変化せず、積層体1を形成したときと
同じ接着力で接触している。
態様の一例を模式的に示す断面図である図3に示すよう
に、転写材料7をPS版4から剥離する。この際、転写
層6の加熱領域6Aと感光性塗膜3の加熱領域3Aと
は、転写層6の非加熱領域6Bと感光性塗膜3の非加熱
領域3Bとの接着力よりも増加しているので、転写層6
の加熱領域6Aは感光性塗膜3の表面上に残り、転写層
6の非加熱領域6Bはフィルム状支持体5に接着したま
ま感光性塗膜3の表面から剥離される。その結果、PS
版4の感光性塗膜3の表面には第二工程に於て感熱記録
された画像に対応した転写層6の加熱領域6Aからなる
画像が形成される。この形成された画像は、次の第四工
程に於てマスク画像として機能する。
態様の一例を模式的に示す断面図である図4に示すよう
に、画像が形成されたPS版4に感光性塗膜3側から紫
外線UVを全面に露光する。その結果、ポジタイプの感
光性塗膜3の非加熱領域3B(第三工程により形成され
た画像の非画線部)は、紫外線UVに露光されることに
よって光分解されて、アルカリ水溶液に可溶性になり、
他方、転写層の加熱領域6Aにより覆われている感光性
塗膜3の加熱領域3Aは、紫外線UVに露光されないの
で変化せず、アルカリ水溶液に不溶性のままである。
於て紫外線照射した後の感光性塗膜3を、ポジタイプ感
光性塗膜に使用される現像液で処理すると、感光性塗膜
の加熱領域3Bの部分のみが溶解除去され、PS版4の
基体2上には、画像の画線部に相当する感光性塗膜の加
熱領域3A及び転写層の加熱領域6Aのみが残り、その
結果、図5に示すような印刷板10が形成される。即
ち、本発明により作製された印刷版の一例を模式的に示
す断面図である図5に示すように、印刷版10は、PS
版の基体2の上に感光性塗膜の加熱領域3A及び転写層
の加熱領域6Aが形成されており、画線部を構成してい
る。
転写層からなり親油性であり、非画線部がPS版の基体
であって親水性であるので、画線部と非画線部とで性質
が大きく異なっているので、印刷に際し刷り易く、また
耐刷力に優れている。
する。
製)を使用して2時間分散処理して母液を調製した。
用塗布液を調製した。
6μmのポリエチレンテレフタレートのフィルム状支持
体の、融着防止層とは反対側の表面に、上記の転写層形
成用塗布液を、回転塗布機(ホエラー)を使用して1分
間塗布し、塗布物を100℃のオーブン中で2分間乾燥
して、黒色の転写層が設けられた転写材料を作製した。
ペクトルを分光光度計により測定したところ、330〜
450mmの波長域で、最小2.8の透過濃度を有して
いた。また、転写層の膜厚は0.6μmであった。
形成用塗布液を調製した。
意し、この親水化処理した表面に、上記の感光性塗膜形
成用塗布液を、回転塗布機(ホエラー)を使用して塗布
し、塗布物を100℃のオーブン中で2分間乾燥して、
ポジタイプのPS版を作製した。感光性塗膜の塗布量
は、乾燥基準で1.7g/m2 であった。
のラミネーターを用いて、図1に示すように転写層と感
光性塗膜とが均一に接触するように重ねて積層体を作製
した。
て得られた積層体のフィルム状支持体の上から、サーマ
ルヘッドを使用して、コンピュータからのデジタル画像
信号をサーマルヘッドに入力して、下記の条件で印字記
録した。 サーマルヘッド解像力 300ドット/インチ サーマルヘッド印加電圧 24.5V ヘッド圧力 3kg/cm2 ヘッド加熱の印加パルス時間を種々変化させて印字記録
を行った後、転写材料をPS版から剥離して、感光性塗
膜の表面に転写された印字部の転写層の状態を観察した
ところ、5ミリ秒以上の印加パルス時間で印字部の転写
層が完全に感光性塗膜上に転写されていたことが確認さ
れた。
に、PS版から転写材料を剥離したところ、PS版の感
光性塗膜上に印字部の転写層のみが綺麗に転写されマス
ク画像が形成されていた。
PS版の感光性塗膜に、マスク画像の上から紫外線露光
機(大日本スクリーン株式会社、タイプ名P607)を
使用して紫外線を4分間全面露光した。
記の組成を有するアルカリ水現像液(25℃)中に1分
間浸漬して、現像処理を行った。 現像液組成 炭酸ナトリウム 59重量部 重炭酸ナトリウム 32重量部 水 720重量部 ブチルセロソルブ 1重量部
って覆われていない部分の感光性塗膜は溶出除去され、
図5に示すようなPS版の基体上にマスク画像に対応す
る転写層と感光性塗膜とからなる画像が形成された印刷
版が作製された。
0倍ルーペにより検査したところ、サーマルヘッドに入
力されたコンピュータからの画像信号に忠実な画像であ
ることが確認された。
フセット用の黒色インキ及び湿し水を用いて、オフセッ
ト印刷機でアート紙に印刷したところ、得られた印刷物
には地汚れ(非画像部の汚れ)が無く、一万枚印刷した
時点でもハイライト、シャドウ各々の網点の劣化が認め
られず、上記により得られた印刷版は良好な印刷特性を
示した。
システムが簡便であり、デジタル信号により直接画像を
記録することが可能であり、安定性が高く、使用する装
置及び刷版作製コストが安価であり、そして、刷り易
く、耐刷性が大きく、しかも高品位の画像を形成できる
印刷版を作製することができるという顕著に優れた効果
を奏することができる。
料との積層体の一実施例の断面を模式的に示す断面図で
ある。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
に示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 50〜120℃の融点を有するノボラッ
ク型フェノール樹脂を10〜85重量%含む感光性塗膜
が基体上に設けられたポジタイプのPS版と、厚さが2
〜50μmのフィルム状支持体上に、色材及び有機高分
子結合剤を含み、330〜450nmの範囲の波長の光
に対する透過濃度が0.9以上であり且つ膜厚が2.0
μm以下である転写層が設けられた転写材料とを、感光
性塗膜と転写層とが接触するように重ねて積層体を作る
工程、積層体のフィルム状支持体の上からサーマルヘッ
ドにより画像を感熱記録して、記録部の感光性塗膜と転
写層との接着力を増加させる工程、転写材料をPS版か
ら剥離し、記録部の転写層を感光性塗膜上に選択的に残
してマスク画像を形成する工程、PS版の感光性塗膜に
マスク画像の上から紫外線を全面露光して非画線部の感
光性塗膜を感光させる工程、及び感光性塗膜の感光部分
を現像液により溶解除去する現像工程を順次行うことを
特徴とする印刷版の作製方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30180792A JP2857964B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 印刷版の作製方法 |
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US08/628,140 US5608441A (en) | 1992-10-13 | 1996-04-04 | Thermal-transfer recording process |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP30180792A JP2857964B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 印刷版の作製方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06126923A JPH06126923A (ja) | 1994-05-10 |
JP2857964B2 true JP2857964B2 (ja) | 1999-02-17 |
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ID=17901401
Family Applications (1)
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JP30180792A Expired - Fee Related JP2857964B2 (ja) | 1992-10-13 | 1992-10-13 | 印刷版の作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-10-13 JP JP30180792A patent/JP2857964B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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