JP2857173B2 - 温度依存性圧力検出スイッチ及びその圧力検出スイッチを用いた液圧制御システム - Google Patents
温度依存性圧力検出スイッチ及びその圧力検出スイッチを用いた液圧制御システムInfo
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- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スイッチ切換設定圧力を検出して作動する
圧力検出スイッチおよびアキュムレータの圧力が所定圧
力となったときその圧力検出スイッチの作動によりポン
プ駆動用モータの電源回路を遮断するようになっている
液圧制御システムに関するものである。
圧力検出スイッチおよびアキュムレータの圧力が所定圧
力となったときその圧力検出スイッチの作動によりポン
プ駆動用モータの電源回路を遮断するようになっている
液圧制御システムに関するものである。
(従来の技術) 例えば液圧ブレーキシステム等の液圧を利用した液圧
制御システムにおいては、液圧源としてポンプ及びアキ
ュムレータが用いられていることが多い。その場合、ア
キュムレータはポンプから吐出された作動液を所定圧力
状態で蓄え、液圧ブースタ等の液圧作動機器が作動する
ために必要な圧力の作動液を、その液圧作動機器に確実
にかつ安定して供給することができるようにしている。
また、アキュムレータはポンプが故障したときにもある
程度の時間液圧作動機器が作動することができるように
する機能も有している。
制御システムにおいては、液圧源としてポンプ及びアキ
ュムレータが用いられていることが多い。その場合、ア
キュムレータはポンプから吐出された作動液を所定圧力
状態で蓄え、液圧ブースタ等の液圧作動機器が作動する
ために必要な圧力の作動液を、その液圧作動機器に確実
にかつ安定して供給することができるようにしている。
また、アキュムレータはポンプが故障したときにもある
程度の時間液圧作動機器が作動することができるように
する機能も有している。
このようにアキュムレータには所定圧の作動液が蓄え
られるようになっているが、アキュムレータ内が所定圧
に蓄圧された後においてもポンプを作動させ続けること
は、いたずらに燃料を消費するばかりでなく、ポンプの
寿命が短くなってしまう。
られるようになっているが、アキュムレータ内が所定圧
に蓄圧された後においてもポンプを作動させ続けること
は、いたずらに燃料を消費するばかりでなく、ポンプの
寿命が短くなってしまう。
そこで従来は、例えば第3図に示すように、アキュム
レータが所定圧力となったときポンプの駆動を停止する
ようにした液圧制御システムが用いられている。
レータが所定圧力となったときポンプの駆動を停止する
ようにした液圧制御システムが用いられている。
第3図において、この液圧制御システムは、例えば液
圧ブレーキブースタ等の液圧作動機器1へ作動液を供給
するためのポンプ2、アキュムレータ3およびポンプ2
からアキュムレータ3へ向かう方向の作動液の流れのみ
を許容する逆止弁4からなる液圧源を備えているととも
に、このポンプ2を駆動するモータ5の電源回路6に設
けられた圧力検出スイッチ7′を備えている。そしてこ
の圧力検知スイッチ7′により、アキュムレータ3の圧
力が所定の圧力となったことを検出して電源回路6を遮
断するとともに、アキュムレータ3の圧力が所定の圧力
より小さくなったことを検出して電源回路6を接続する
ことにより、ポンプ2の駆動を制御するようにしてい
る。すなわち、この圧力検知スイッチ7′のスイッチ切
換設定圧力は、アキュムレータ3の所定圧力に設定され
ている。
圧ブレーキブースタ等の液圧作動機器1へ作動液を供給
するためのポンプ2、アキュムレータ3およびポンプ2
からアキュムレータ3へ向かう方向の作動液の流れのみ
を許容する逆止弁4からなる液圧源を備えているととも
に、このポンプ2を駆動するモータ5の電源回路6に設
けられた圧力検出スイッチ7′を備えている。そしてこ
の圧力検知スイッチ7′により、アキュムレータ3の圧
力が所定の圧力となったことを検出して電源回路6を遮
断するとともに、アキュムレータ3の圧力が所定の圧力
より小さくなったことを検出して電源回路6を接続する
ことにより、ポンプ2の駆動を制御するようにしてい
る。すなわち、この圧力検知スイッチ7′のスイッチ切
換設定圧力は、アキュムレータ3の所定圧力に設定され
ている。
このような液圧制御システムによれば、ポンプ2を効
率よく駆動させることができるので、燃料の無駄を低減
できるとともにポンプ2の耐久性を向上させることがで
きる。
率よく駆動させることができるので、燃料の無駄を低減
できるとともにポンプ2の耐久性を向上させることがで
きる。
ところで第4図に示すように、この液圧制御システム
に用いられている圧力検知スイッチ7′は、アキュムレ
ータ3の圧液が導入される圧液導入口8と、一端にこの
圧液導入口8内の液圧を受けるとともに、他端に圧縮コ
イルばね9′による所定ばね力を常時受けるピストン10
と、このピストン10の移動により作動される押圧子11
と、この押圧子11の作動によりオフしてモータ5の電源
回路6を遮断する常閉スイッチ部12とから構成されてい
る。
に用いられている圧力検知スイッチ7′は、アキュムレ
ータ3の圧液が導入される圧液導入口8と、一端にこの
圧液導入口8内の液圧を受けるとともに、他端に圧縮コ
イルばね9′による所定ばね力を常時受けるピストン10
と、このピストン10の移動により作動される押圧子11
と、この押圧子11の作動によりオフしてモータ5の電源
回路6を遮断する常閉スイッチ部12とから構成されてい
る。
したがって、圧液導入口8の圧液がばね9′のばね力
を克服する大きさの所定の圧力となると、ピストン10が
ばね力に抗して移動し、押圧子11を同方向に移動する。
この押圧子11の移動により、スイッチ部12がオフとな
り、電源回路6が遮断されるようになる。その場合、圧
縮ばね9′のばね力が周囲温度に関係なく一定に設定さ
れているので、圧力検出スイッチ7′のスイッチ切換設
定圧力も周囲温度に関係なく一定となっている。
を克服する大きさの所定の圧力となると、ピストン10が
ばね力に抗して移動し、押圧子11を同方向に移動する。
この押圧子11の移動により、スイッチ部12がオフとな
り、電源回路6が遮断されるようになる。その場合、圧
縮ばね9′のばね力が周囲温度に関係なく一定に設定さ
れているので、圧力検出スイッチ7′のスイッチ切換設
定圧力も周囲温度に関係なく一定となっている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このように周囲温度に関係なく圧力検
知スイッチ7′のスイッチ切換設定圧力を一定としたの
では、ポンプ2のオン・オフ制御も周囲温度に関係なく
一定となってしまう。このため、周囲温度が上昇してア
キュムレータ3の内圧が上昇することにより、その内圧
が所定の大きさになったとき、すなわち周囲温度上昇に
よりアキュムレータ3の内圧が所定の大きさになったと
きにも、圧力検知スイッチ7′が電源回路6をオフにし
てしまう。このため、アキュムレータ3に蓄えられる圧
液の総量が減少してしまうという問題があった。
知スイッチ7′のスイッチ切換設定圧力を一定としたの
では、ポンプ2のオン・オフ制御も周囲温度に関係なく
一定となってしまう。このため、周囲温度が上昇してア
キュムレータ3の内圧が上昇することにより、その内圧
が所定の大きさになったとき、すなわち周囲温度上昇に
よりアキュムレータ3の内圧が所定の大きさになったと
きにも、圧力検知スイッチ7′が電源回路6をオフにし
てしまう。このため、アキュムレータ3に蓄えられる圧
液の総量が減少してしまうという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、周囲温度に依存してスイッチ切換設
定圧力を変えることのできる圧力検出スイッチを提供す
ることである。
って、その目的は、周囲温度に依存してスイッチ切換設
定圧力を変えることのできる圧力検出スイッチを提供す
ることである。
本発明の他の目的は、そのような圧力検出スイッチを
用いることにより、周囲温度に影響されないでアキュム
レータ内に必要な量の圧液を確実に蓄えることのできる
液圧制御システムを提供することである。
用いることにより、周囲温度に影響されないでアキュム
レータ内に必要な量の圧液を確実に蓄えることのできる
液圧制御システムを提供することである。
(課題を解決するための手段) 前述の課題を解決するために、本発明の温度依存性圧
力検出スイッチは、液圧がスイッチ切換設定圧力になっ
たとき切り換え作動する圧力検出スイッチにおいて、液
圧を受ける受圧部材と、この受圧部材に、所定の大きさ
に設定されたばね力を前記液圧が作用する方向とは逆方
向にかつ温度変化に関係して変化させて常時作用させる
ばねと、前記受圧部材が前記スイッチ切換設定圧力を受
けたとき前記ばね力に抗して移動することにより作動す
るスイッチ部とを少なくとも備え、前記ばねが、前記ス
イッチ切換設定圧力を温度変化に関係して変化させるス
イッチ切換設定圧力変化手段を構成していることを特徴
としている。
力検出スイッチは、液圧がスイッチ切換設定圧力になっ
たとき切り換え作動する圧力検出スイッチにおいて、液
圧を受ける受圧部材と、この受圧部材に、所定の大きさ
に設定されたばね力を前記液圧が作用する方向とは逆方
向にかつ温度変化に関係して変化させて常時作用させる
ばねと、前記受圧部材が前記スイッチ切換設定圧力を受
けたとき前記ばね力に抗して移動することにより作動す
るスイッチ部とを少なくとも備え、前記ばねが、前記ス
イッチ切換設定圧力を温度変化に関係して変化させるス
イッチ切換設定圧力変化手段を構成していることを特徴
としている。
また、本発明は、液圧作動機器と、この液圧作動機器
に所定の作動液を供給するためのポンプ及びアキュムレ
ータを備えた液圧源と、このアキュムレータの圧力がス
イッチ切換設定圧力よりも小さいときには、ポンプ駆動
用モータの電源回路を接続するとともに、前記アキュム
レータの圧力が前記スイッチ切換設定圧力になったと
き、このスイッチ切換設定圧力を検出して前記電源回路
を遮断する圧力検出スイッチとを少なくとも備えている
液圧制御システムにおいて、前記圧力検出スイッチが、
液圧を受ける受圧部材と、この受圧部材に、所定の大き
さに設定されたばね力を前記液圧が作用する方向とは逆
方向にかつ温度変化に関係して変化させて常時作用させ
るばねと、前記受圧部材が前記スイッチ切換設定圧力の
液圧を受けたとき前記ばね力に抗して移動することによ
り作動して前記電源回路を遮断するスイッチ部とを備
え、前記ばねが、前記スイッチ切換設定圧力を温度変化
に関係して変化させるスイッチ切換設定圧力変化手段を
構成していることを特徴としている。
に所定の作動液を供給するためのポンプ及びアキュムレ
ータを備えた液圧源と、このアキュムレータの圧力がス
イッチ切換設定圧力よりも小さいときには、ポンプ駆動
用モータの電源回路を接続するとともに、前記アキュム
レータの圧力が前記スイッチ切換設定圧力になったと
き、このスイッチ切換設定圧力を検出して前記電源回路
を遮断する圧力検出スイッチとを少なくとも備えている
液圧制御システムにおいて、前記圧力検出スイッチが、
液圧を受ける受圧部材と、この受圧部材に、所定の大き
さに設定されたばね力を前記液圧が作用する方向とは逆
方向にかつ温度変化に関係して変化させて常時作用させ
るばねと、前記受圧部材が前記スイッチ切換設定圧力の
液圧を受けたとき前記ばね力に抗して移動することによ
り作動して前記電源回路を遮断するスイッチ部とを備
え、前記ばねが、前記スイッチ切換設定圧力を温度変化
に関係して変化させるスイッチ切換設定圧力変化手段を
構成していることを特徴としている。
温度変化に関係してそのばね力が変化するばねは、一
例として弾性材からなる密閉容器と、この密閉容器に封
入された気体とからなる気体ばねで形成される。
例として弾性材からなる密閉容器と、この密閉容器に封
入された気体とからなる気体ばねで形成される。
(作用) このような構成をした本発明に係る温度依存性圧力検
出スイッチにおいては、周囲温度が変化するとばね力が
変化するので、スイッチ切換設定圧力変化手段により、
スイッチ部のオン・オフ切り換え作動に関連するスイッ
チ切換設定圧力が周囲温度の変化に関係して変化するよ
うになる。すなわち、圧力検出スイッチはスイッチ切換
設定圧力が周囲温度によって変化する温度依存性の特性
を有するようになる。
出スイッチにおいては、周囲温度が変化するとばね力が
変化するので、スイッチ切換設定圧力変化手段により、
スイッチ部のオン・オフ切り換え作動に関連するスイッ
チ切換設定圧力が周囲温度の変化に関係して変化するよ
うになる。すなわち、圧力検出スイッチはスイッチ切換
設定圧力が周囲温度によって変化する温度依存性の特性
を有するようになる。
また本発明に係る温度依存性圧力検出スイッチを用い
た液圧制御システムにおいては、温度変化に依存して圧
力検出スイッチのスイッチ切換設定圧力が変化するの
で、ポンプはその温度変化に応じて駆動制御されるよう
になる。したがって、アキュムレータの内圧が温度変化
によって変化することにより温度変化前の所定圧力にな
っても、圧力検出スイッチが作動して電源回路を遮断す
ることはない。そして、アキュムレータ内の圧力が温度
変化に依存して変化したスイッチ切換設定圧力となった
とき、圧力検出スイッチが作動して電源回路を遮断する
ので、ポンプが停止する。このポンプが停止したときに
は、アキュムレータには温度変化前のアキュムレータの
所定圧力によって定まる量よりも多くの量の作動液が蓄
えられる。すなわち温度が変化しても、アキュムレータ
には液圧作動機器の作動に必要な量の作動液が確実に蓄
えられるようになる。
た液圧制御システムにおいては、温度変化に依存して圧
力検出スイッチのスイッチ切換設定圧力が変化するの
で、ポンプはその温度変化に応じて駆動制御されるよう
になる。したがって、アキュムレータの内圧が温度変化
によって変化することにより温度変化前の所定圧力にな
っても、圧力検出スイッチが作動して電源回路を遮断す
ることはない。そして、アキュムレータ内の圧力が温度
変化に依存して変化したスイッチ切換設定圧力となった
とき、圧力検出スイッチが作動して電源回路を遮断する
ので、ポンプが停止する。このポンプが停止したときに
は、アキュムレータには温度変化前のアキュムレータの
所定圧力によって定まる量よりも多くの量の作動液が蓄
えられる。すなわち温度が変化しても、アキュムレータ
には液圧作動機器の作動に必要な量の作動液が確実に蓄
えられるようになる。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明に係る温度依存性圧力検出スイッチの
一実施例を示す断面図である。なお、第4図に示す従来
の圧力検出スイッチと同じ構成要素には同じ符号を付す
ことにより、その詳細な説明は省略する。
一実施例を示す断面図である。なお、第4図に示す従来
の圧力検出スイッチと同じ構成要素には同じ符号を付す
ことにより、その詳細な説明は省略する。
第1図に示すように、この実施例の温度依存性圧力検
知スイッチ7のスイッチ切換設定圧力を決定するばね
は、従来の圧力検出スイッチ7′における圧縮コイルば
ね9′の代わりに気体ばね9によって形成されている。
この気体ばね9は、ゴム等の弾性材からなり、環状に形
成された密閉容器9aに所定圧のガスGを封入することに
より構成されている。したがって、圧力検出スイッチ7
は、ガスGの封入圧に応じたばね力によって定まるスイ
ッチ切換設定圧力で作動するようになる。その場合、ガ
スGの封入圧が周囲温度の変化によって変化するように
なるので、スイッチ切換設定圧力も周囲温度の変化に応
じて変化する。すなわち、気体ばね9は本発明のスイッ
チ切換設定圧力変化手段を構成し、圧力検出スイッチ7
は温度依存性の特性を有するようになる。
知スイッチ7のスイッチ切換設定圧力を決定するばね
は、従来の圧力検出スイッチ7′における圧縮コイルば
ね9′の代わりに気体ばね9によって形成されている。
この気体ばね9は、ゴム等の弾性材からなり、環状に形
成された密閉容器9aに所定圧のガスGを封入することに
より構成されている。したがって、圧力検出スイッチ7
は、ガスGの封入圧に応じたばね力によって定まるスイ
ッチ切換設定圧力で作動するようになる。その場合、ガ
スGの封入圧が周囲温度の変化によって変化するように
なるので、スイッチ切換設定圧力も周囲温度の変化に応
じて変化する。すなわち、気体ばね9は本発明のスイッ
チ切換設定圧力変化手段を構成し、圧力検出スイッチ7
は温度依存性の特性を有するようになる。
次に、この実施例の作用について説明する。
圧液導入口8に導入された圧液が気体ばね9のばね力
を克服する大きさの所定の圧力となると、ピストン10が
そのばね力に抗して移動し、押圧子11を同方向に移動す
る。この押圧子11の移動により、常閉スイッチ部12がオ
フとなる。
を克服する大きさの所定の圧力となると、ピストン10が
そのばね力に抗して移動し、押圧子11を同方向に移動す
る。この押圧子11の移動により、常閉スイッチ部12がオ
フとなる。
周囲温度が上昇すると、密閉容器9a内のガスGがその
温度上昇に応じて膨張するので、密閉容器9a内の圧力が
上昇する。このため、気体ばね9のばね力が温度上昇に
応じて大きくなる。その結果、圧力検知スイッチ7のス
イッチ切換設定圧力も大きくなる。
温度上昇に応じて膨張するので、密閉容器9a内の圧力が
上昇する。このため、気体ばね9のばね力が温度上昇に
応じて大きくなる。その結果、圧力検知スイッチ7のス
イッチ切換設定圧力も大きくなる。
また、気体ばね9は、単一の弾性部材からなる密閉容
器9aに所定圧のガスGを封入しただけで構成されるの
で、部品点数が少なく、構造がきわめて簡単なものとな
っている。
器9aに所定圧のガスGを封入しただけで構成されるの
で、部品点数が少なく、構造がきわめて簡単なものとな
っている。
第2図は、本発明の液圧制御システムの一実施例を示
す回路図である。なお、前述の第3図に示した液圧制御
システムと同じ構成要素には、同じ符号を付すことによ
り、その詳細な説明は省略する。
す回路図である。なお、前述の第3図に示した液圧制御
システムと同じ構成要素には、同じ符号を付すことによ
り、その詳細な説明は省略する。
第2図から明らかなように、この液圧制御システム
は、第3図に示した液圧制御システムにおいて圧力検知
スイッチ7′の代わりに前述の第1図に示した圧力検知
スイッチ7を配設したものである。
は、第3図に示した液圧制御システムにおいて圧力検知
スイッチ7′の代わりに前述の第1図に示した圧力検知
スイッチ7を配設したものである。
この実施例においては、アキュムレータ3の圧液が圧
液導入口8に導入され、アキュムレータ3の圧力とほぼ
等しい圧液導入口8内の液圧が気体ばね9のばね力を克
服する大きさの所定の圧力となると、ピストン10がその
ばね力に抗して移動し、押圧子11を同方向に移動する。
この押圧子11の移動により、常閉スイッチ部12がオフと
なる。したがって、電源回路6が遮断され、モータ5及
びポンプ2が停止する。アキュムレータ3の圧力が所定
の圧力よりも小さくなると、気体ばね9のばね力が圧液
導入口8内の圧力よる力よりも大きくなるので、ピスト
ン10はスイッチ部12から離れる方向に移動し、スイッチ
部12はオンとなる。これにより電源回路6が接続され、
モータ5が駆動するようになる。
液導入口8に導入され、アキュムレータ3の圧力とほぼ
等しい圧液導入口8内の液圧が気体ばね9のばね力を克
服する大きさの所定の圧力となると、ピストン10がその
ばね力に抗して移動し、押圧子11を同方向に移動する。
この押圧子11の移動により、常閉スイッチ部12がオフと
なる。したがって、電源回路6が遮断され、モータ5及
びポンプ2が停止する。アキュムレータ3の圧力が所定
の圧力よりも小さくなると、気体ばね9のばね力が圧液
導入口8内の圧力よる力よりも大きくなるので、ピスト
ン10はスイッチ部12から離れる方向に移動し、スイッチ
部12はオンとなる。これにより電源回路6が接続され、
モータ5が駆動するようになる。
周囲温度が上昇すると、気体ばね9のばね力がその温
度上昇に応じて大きくなる。その結果、圧力検知スイッ
チ7のスイッチ切換設定圧力も大きくなる。したがっ
て、アキュムレータ3内の圧力が、圧力検知スイッチ7
の温度上昇前のスイッチ切換設定圧力となっても、この
圧力検知スイッチ7は作動しない。その結果、電源回路
6は遮断されなく、モータ5は依然として駆動し続ける
ようになる。
度上昇に応じて大きくなる。その結果、圧力検知スイッ
チ7のスイッチ切換設定圧力も大きくなる。したがっ
て、アキュムレータ3内の圧力が、圧力検知スイッチ7
の温度上昇前のスイッチ切換設定圧力となっても、この
圧力検知スイッチ7は作動しない。その結果、電源回路
6は遮断されなく、モータ5は依然として駆動し続ける
ようになる。
アキュムレータ3内の圧力が、圧力検知スイッチ7の
温尾上昇後の大きくなったスイッチ切換設定圧力となる
と、圧力検知スイッチ7が作動して常閉スイッチ部12を
オフにし、電源回路6を遮断する。その結果、モータ5
およびポンプ2が停止する。そして、ポンプ2が停止し
たときには、アキュムレータ3内には、液圧作動機器1
が確実に作動できるために必要な所定量の作動液が蓄え
られるようになる。
温尾上昇後の大きくなったスイッチ切換設定圧力となる
と、圧力検知スイッチ7が作動して常閉スイッチ部12を
オフにし、電源回路6を遮断する。その結果、モータ5
およびポンプ2が停止する。そして、ポンプ2が停止し
たときには、アキュムレータ3内には、液圧作動機器1
が確実に作動できるために必要な所定量の作動液が蓄え
られるようになる。
このように本実施例における液圧制御システムにおい
ては、周囲温度が変化してもアキュムレータ3内に、液
圧作動機器1の作動に必要な量の作動液を常時確実に蓄
えることができる。
ては、周囲温度が変化してもアキュムレータ3内に、液
圧作動機器1の作動に必要な量の作動液を常時確実に蓄
えることができる。
なお、本発明は前述の実施例に限定されるものではな
く、種々の設計変更が可能である。
く、種々の設計変更が可能である。
例えば前述の実施例では、ガスGを封入する密閉容器
9aを環状に形成するものとしているが、この密閉容器9a
は数個に分割して構成することもできる。
9aを環状に形成するものとしているが、この密閉容器9a
は数個に分割して構成することもできる。
また前述の実施例では、圧力検知スイッチ7を常閉型
のスイッチとして構成しているが、本発明は常開型のス
イッチとして構成することもできる。
のスイッチとして構成しているが、本発明は常開型のス
イッチとして構成することもできる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明の圧力検出ス
イッチによれば、オン・オフ切り換え作動に関係したス
イッチ切換設定圧力を設定するばね力を温度変化に関係
して変化するようにしているので、スイッチ切換設定圧
力を温度変化に関係して変化させることができるように
なる。
イッチによれば、オン・オフ切り換え作動に関係したス
イッチ切換設定圧力を設定するばね力を温度変化に関係
して変化するようにしているので、スイッチ切換設定圧
力を温度変化に関係して変化させることができるように
なる。
特に、請求項2および4の発明では、スイッチ切換設
定圧力変化手段を構成する気体ばねを、単一の弾性部材
からなる密閉容器9aに所定圧のガスGを封入しただけの
構成としているので、圧力スイッチの部品点数が少な
く、圧力スイッチの構造がきわめて簡単になる。
定圧力変化手段を構成する気体ばねを、単一の弾性部材
からなる密閉容器9aに所定圧のガスGを封入しただけの
構成としているので、圧力スイッチの部品点数が少な
く、圧力スイッチの構造がきわめて簡単になる。
また本発明の液圧制御システムによれば、スイッチ切
換設定圧力が温度変化に関係して変化する圧力検出スイ
ッチにより、ポンプ駆動用モータをオン・オフ制御する
ようにしているので、温度上昇にともないアキュムレー
タの内圧が上昇しても、確実にアキュムレータ内に、液
圧作動機器の作動に必要な量の作動液を確実に蓄えるこ
とができるようになる。
換設定圧力が温度変化に関係して変化する圧力検出スイ
ッチにより、ポンプ駆動用モータをオン・オフ制御する
ようにしているので、温度上昇にともないアキュムレー
タの内圧が上昇しても、確実にアキュムレータ内に、液
圧作動機器の作動に必要な量の作動液を確実に蓄えるこ
とができるようになる。
第1図は本発明に係る圧力検出スイッチの一実施例を示
す断面図、第2図はその圧力検出スイッチを用いた液圧
制御システムの回路図、第3図は従来の圧力検出スイッ
チを用いた液圧制御システムの回路図、第4図はその従
来の圧力検出スイッチを示す断面図である。 1……液圧作動機器、2……ポンプ、3……アキュムレ
ータ、5……モータ、6……電源回路、7……圧力検出
スイッチ、9……気体ばね
す断面図、第2図はその圧力検出スイッチを用いた液圧
制御システムの回路図、第3図は従来の圧力検出スイッ
チを用いた液圧制御システムの回路図、第4図はその従
来の圧力検出スイッチを示す断面図である。 1……液圧作動機器、2……ポンプ、3……アキュムレ
ータ、5……モータ、6……電源回路、7……圧力検出
スイッチ、9……気体ばね
Claims (4)
- 【請求項1】液圧がスイッチ切換設定圧力になったとき
切り換え作動する圧力検出スイッチにおいて、 液圧を受ける受圧部材と、この受圧部材に、所定の大き
さに設定されたばね力を前記液圧が作用する方向とは逆
方向にかつ温度変化に関係して変化させて常時作用させ
るばねと、前記受圧部材が前記スイッチ切換設定圧力を
受けたとき前記ばね力に抗して移動することにより作動
するスイッチ部とを少なくとも備え、前記ばねは、前記
スイッチ切換設定圧力を温度変化に関係して変化させる
スイッチ切換設定圧力変化手段を構成していることを特
徴とする温度依存性圧力検出スイッチ。 - 【請求項2】前記ばねは、弾性材からなる密閉容器と、
この密閉容器に封入された気体とからなる気体ばねであ
ることを特徴とする請求項1記載の温度依存性圧力検出
スイッチ。 - 【請求項3】液圧作動機器と、この液圧作動機器に所定
の作動液を供給するためのポンプ及びアキュムレータを
備えた液圧源と、このアキュムレータの圧力がスイッチ
切換設定圧力よりも小さいときには、ポンプ駆動用モー
タの電源回路を接続するとともに、前記アキュムレータ
の圧力が前記スイッチ切換設定圧力になったとき、この
スイッチ切換設定圧力を検出して前記電源回路を遮断す
る圧力検出スイッチとを少なくとも備えている液圧制御
システムにおいて、 前記圧力検出スイッチは、液圧を受ける受圧部材と、こ
の受圧部材に、所定の大きさに設定されたばね力を前記
液圧が作用する方向とは逆方向にかつ温度変化に関係し
て変化させて常時作用させるばねと、前記受圧部材が前
記スイッチ切換設定圧力の液圧を受けたとき前記ばね力
に抗して移動することにより作動して前記電源回路を遮
断するスイッチ部とを備え、前記ばねは、前記スイッチ
切換設定圧力を温度変化に関係して変化させるスイッチ
切換設定圧力変化手段を構成していることを特徴とする
温度依存性圧力検出スイッチを備えた液圧制御システ
ム。 - 【請求項4】前記ばねは、弾性材からなる密閉容器と、
この密閉容器に封入された気体とからなる気体ばねであ
ることを特徴とする請求項3記載の温度依存性圧力検出
スイッチを備えた液圧制御システム。
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