JP2857046B2 - フィルタープレスにおける濾布洗浄装置 - Google Patents

フィルタープレスにおける濾布洗浄装置

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JP2857046B2
JP2857046B2 JP5322838A JP32283893A JP2857046B2 JP 2857046 B2 JP2857046 B2 JP 2857046B2 JP 5322838 A JP5322838 A JP 5322838A JP 32283893 A JP32283893 A JP 32283893A JP 2857046 B2 JP2857046 B2 JP 2857046B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は泥水シールド工事等で
出るスラリーを脱水ケーキと清浄な濾水とに分離するフ
ィルタープレスにおいて、各濾過板間の濾布を洗浄する
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
この種のフィルタープレスとしては、例えば特開平2−
303503号公報に示すものがある。このフィルター
プレスにおいては、同公報の第1図、第4図及び第7図
に示すように、昇降洗浄体が両濾過板間に挿入され、こ
の昇降洗浄体の両噴射ノズルにより両濾過板の濾布が洗
浄されるようになっている。
【0003】この両噴射ノズルと両濾過板との間の距離
が大き過ぎると、両濾過板に対する洗浄水の衝突力が小
さくなり、洗浄効果が低下する。そのため、それらの間
の距離はできるだけ小さくしなければならない。両濾過
板間の距離は昇降機構などにより制限されて一定以上狭
くすることができない。一方、両噴射ノズルの間隔を大
きくすると、両噴射ノズルを結ぶ配管により昇降洗浄体
自体のサイズが大きくなるばかりではなく、その配管が
他の機構に干渉する恐れもある。従って、両噴射ノズル
の間隔を一定以上大きくすることは難しい。
【0004】第一の発明の目的は濾過板に対する両噴射
ノズルの配置を改良して、濾過板をむら無く洗浄して洗
浄効果を高めることにある。
【0005】また、従来の噴射ノズルでは噴射された洗
浄水が濾過板に衝突してそのまま排水されるようになっ
ている。そこで、第二の発明は噴射された洗浄水を有効
に再利用して洗浄効果を高めることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】後記する実施例の図面に
示すように、本発明にかかるフィルタープレスにおいて
は、互いに接近離間する前後方向へ相対移動可能な両挾
持盤2,5間に複数の濾過板7がその相対移動方向に沿
って前後移動可能に並設されているとともに、各濾過板
7間に二重の濾布9が設けられ、両挾持盤2,5間で互
いに圧接された各濾過板7間に両濾布9が挾持されて、
各濾過板7間には両濾布9により囲まれる濾室10が形
成されるようになっている。そして、この各濾室10に
通じるスラリー圧入口12から各濾室10にスラリーが
圧入されると、各濾室10中の水分が濾布9を通して濾
過液出口13から排出されるとともに、各濾室10に残
った脱水ケーキが各濾過板7の離間に伴い排出されるよ
うになっている。
【0007】特に図14及び図15に示すように、前記
各濾過板7の相対移動方向に沿って洗浄枠29が駆動手
段31により移動可能に支持されているとともに、この
洗浄枠29に洗浄体32が駆動手段43,48により昇
降可能に支持され、この昇降洗浄体32には洗浄時に濾
過板7を挾むように配置される両噴射管37が設けられ
ている。
【0008】洗浄枠29内に入った濾過板7の停止位置
と両噴射管37間の中央位置Cとの間の位置ずれを検出
する非接触型センサ55を両噴射管37間の中央位置C
上において洗浄枠29に設け、前記センサ55の検知信
号に基づき、この位置ずれをなくすように濾過板寄せ機
構16の駆動手段17または洗浄枠29の駆動手段31
を制御する補正制御手段57とを備えている。
【0009】特に図16に示すように、前記濾過板7を
洗浄する噴射管37には、噴射ノズル39と、その外周
に沿うはね返し板40とが設けられ、この噴射ノズル3
9とはね返し板40との間のはね返し通路40aが噴射
ノズル39の噴射方向へ開放されている。
【0010】
【作用】図18,19又は図23に示すように、濾過板
7が洗浄枠29内に入ると、それらの間の位置ずれが補
正されて濾過板が両噴射管37の中央に位置決めさ
れる。そして、図20〜22に示すように洗浄体32が
昇降すると、その両噴射管37の噴射ノズル39から洗
浄水が噴射されて濾過板7の両濾布9が洗浄される。そ
の洗浄水の一部は両濾布9で跳ね返ってはね返し通路4
0aに入った後にその跳ね返り力により両濾布9に再び
衝突する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るフィルタープ
レスを図面を参照して説明する。図1にフィルタープレ
スの一部を示し、基台1上の前後両側に固定挾持盤2と
固定支持盤3とが載設され、この両盤2,3間の左右両
側にはサイドレール4が架設されている。可動挾持盤5
はこの両盤2,3間で両サイドレール4上に支持され、
固定支持盤3に取付けられた油圧シリンダ6のピストン
ロッド6aにより固定挾持盤2に対し接近離間する前後
方向へサイドレール4に沿って移動可能になっている。
複数の濾過板7は両挾持盤2,5間で両サイドレール4
上に並設され、可動挾持盤5の移動方向へサイドレール
4に沿って前後移動可動になっている。各濾過板7の下
方で基台1上に水槽8が設けられている。
【0012】油圧シリンダ6のピストンロッド6aが前
進して可動挾持盤5が固定挾持盤2に向けて移動する
と、両挾持盤2,5間で各濾過板7が互いに圧接され
る。図2に原理を示すように、この圧接状態では、互い
に隣接する各濾過板7間で二重の濾布9も圧接されて挾
持され、この両濾布9により囲まれる濾室10が形成さ
れる。そして、各濾過板7にある連通孔11を通して固
定挾持盤2側のスラリー圧入口12からスラリーが各濾
室10に圧入されると、各濾室10内の水分が両濾布9
を通して濾過液出口13から排出される。各濾室10内
には脱水ケーキが残る。
【0013】図1に示すように、左右両サイドレール4
の内側において両盤2,3間でチェーン車14間にチェ
ーン15が掛け渡され、このチェーン15に濾過板寄せ
機構16が取着されている。固定支持盤3上に駆動モー
タ17が取り付けられ、その回転がチェーン車14に伝
達されるようになっている。そして、この駆動モータ1
7の正逆回転によりチェーン15も正逆回転すると、濾
過板寄せ機構16が両盤2,3間でサイドレール4に沿
って往復移動するようになっている。
【0014】図3に示すように、この濾過板寄せ機構1
6においては、前記チェーン15に取着された取付板1
8に第一の爪19と第二の爪20とがそれぞれ軸19
a,20aにより垂立平面内で回動可能に支持されて前
後両側で並設され、この両軸19a,20a付近で両爪
19,20間に引張コイルばね21が連結されている。
この引張コイルばね21によるバランスにより、両爪1
9,20はフリー状態にある。この両軸19a,20a
付近で取付板18に第一のストッパ22と第二のストッ
パ23とが取着され、この両ストッパ22,23に両爪
19,20の当接部19b,20bが当接して両爪1
9,20が引張コイルばね21の弾性力に抗して一定以
上回動しないように規制されている。第一の爪19の軸
19a付近で取付板18に係止アーム24と復帰アーム
25とが一体回動可能に支持され、係止アーム24が第
一の爪19の係止部26に係止可能になっているととも
に、復帰アーム25が第一の爪19の下方に延設されて
いる。
【0015】図4に示すように、油圧シリンダ6のピス
トンロッド6aが後退して可動挾持盤5が固定挾持盤2
から離間すると、固定支持盤3付近で待機している濾過
板寄せ機構16が図5に示すように固定挾持盤2へ向け
て移動する。そして、図6に示すように、第一の爪19
が1枚目の濾過板7の案内部7aに当接すると、第一の
爪19が引張コイルばね21の弾性力に抗して下方へ回
動して同案内部7aの下方を通過した後、図7に示すよ
うに引張コイルばね21の弾性力により回動して1枚目
の濾過板7の案内部7aと2枚目の濾過板7の案内部7
aとの間に位置するとともに、第二の爪20が1枚目の
濾過板7の案内部7aに当接する。
【0016】1枚目の濾過板7の案内部7aに第二の爪
20が当接すると、その当接部20bがストッパ23に
当接して、濾過板寄せ機構16の移動が阻止され、駆動
モータ17が過負荷になってその正逆転切換機構17a
が切り換わる。そして、図8に示すように、濾過板寄せ
機構16が逆に固定支持盤3に向けて移動すると、第一
爪の19により1枚目の濾過板7の案内部7aが押され
て同濾過板7が移動する。この場合、第一の爪19は同
案内部7aから力を受けて若干回動し、第一の爪19の
係止部26が係止アーム24に係止されてその力に対抗
する。図9に示すように1枚目の濾過板7が可動挾持盤
5まで移動すると、それらの当接により濾過板寄せ機構
16が停止して駆動モータ17が過負荷になり、その正
逆転切換機構17aが切り換わって濾過板寄せ機構16
が逆に固定挾持盤2へ向けて再び移動する。
【0017】その後は、前述した場合と同様に、2枚目
以降の各濾過板7が図10に示すように可動挾持盤5側
へ寄せられる。そして、図11に示すように濾過板寄せ
機構16が固定挾持盤2へ向けて移動し、固定挾持盤2
付近にある当接板27に第一の爪19が当接して下方へ
回動する(図12参照)。次に、濾過板寄せ機構16が
センサ(図示せず)により検知されると、逆転して固定
支持盤3に向けて移動し、図12に示すように可動挾持
盤5側にある各濾過板7の案内部7aの下方を通る。更
に、図12に示すように、固定支持盤3付近にある復帰
板28に復帰アーム25が当接すると、係止アーム24
が回動して第一の爪19から離れ、第一の爪19が引張
コイルばね21の弾性力により回動して図5のフリー状
態に戻る。そして、濾過板寄せ機構16がセンサ(図示
せず)により検知されて停止する。
【0018】このようにして各濾過板7が図4の状態か
ら図13の状態になるまで移される間に、各濾過板7が
離間して脱水ケーキが排出される。その後、図13に示
す状態から再び可動挾持盤5が移動して両挾持盤2,5
間で各濾過板7が図1に示すように圧接される。そし
て、前述した場合と同様にしてスラリーが水分と脱水ケ
ーキとに分離される。
【0019】図1に示すように固定支持盤3付近で待機
している洗浄枠29は図15に示すように門形状をなし
ている。前記左右両サイドレール4に沿ってガイドレー
ル30が設けられ、洗浄枠29の両脚枠部29aがその
車輪30aによりこの左右両ガイドレール30上に支持
されている。図14に示すように、一方の脚枠部29a
に駆動モータ31が取り付けられ、前記車輪30aがこ
の駆動モータ31により回転して洗浄枠29が両盤2,
3間でガイドレール30に沿って往復移動するようにな
っている。
【0020】昇降洗浄体32は両脚枠部29aに沿って
移動するスライダ33と、この両スライダ33間に架設
された洗浄配管34とからなる。また、この洗浄配管3
4は、洗浄枠29の上枠部29bに沿う環状管35と、
この環状管35の前後両側から下方へそれぞれ一対ずつ
延設された支持管36と、前側の両支持管36の下端部
間及び後側の両支持管36の下端部間にそれぞれ連結さ
れて左右方向へ延びる噴射管37とからなる。環状管3
5には水供給ホース38が接続されている。図16に示
すように、両噴射管37は円管状の噴射ノズル39と、
その外周に沿う円弧状のはね返し板40とからなり、両
噴射管37の噴射ノズル39が相対向している。噴射ノ
ズル39とはね返し板40との間のはね返し通路40a
は噴射ノズル39に沿って延設され、相対向する噴射ノ
ズル39に面してその噴射方向に開放されている。はね
返し板40の上下両側にはこの開方部分を挾ようにして
ブラシ41が取着されている。
【0021】一方の脚枠部29aに取着されたブラケッ
ト42に駆動モータ43が取り付けられ、その出力軸4
3a上に巻掛ドラム44が支持されている。このブラケ
ット42にレバー45が軸46を中心にして回動可能に
支持され、このレバー45上にプーリ47が取り付けら
れている。巻掛ドラム44に巻かれた2本のワイヤ48
がこのプーリ47に巻き掛けられ、一本のワイヤ48は
上枠部29b上のプーリ49を介して一方のスライダ3
3に連結されているとともに、他方のワイヤ48は上枠
部29b上の両プーリ50,51を介して他方のスライ
ダ33に連結されている。レバー45とブラケット42
との間には引張コイルばね52が連結され、この引張コ
イルばね52の弾性力によりレバー45がプーリ47と
ともに回動して両ワイヤ48にテンションが与えられる
ようになっている。レバー45に検出バー53が取着さ
れ、ブラケット42にこの検出バー53を検知し得る近
接スイッチ54が取り付けられている。
【0022】洗浄枠29には両噴射管37間の中央位置
C上で非接触型変位センサ55が取り付けられている。
また、洗浄枠29において濾過板7側には非接触型変位
センサ56が取り付けられている。
【0023】図17に示すように、コントローラ57に
前記近接スイッチ54及び両変位センサ55,56等が
接続され、コントローラ57はこれらの入力信号に基づ
き前記各駆動モータ17,31,43等を制御するよう
になっている。
【0024】図4に示す状態から各濾過板7を洗浄しな
がら可動挾持盤5側に寄せて図13に示す状態にする場
合には次のようにして行われる。図18に示すように、
駆動モータ31により洗浄枠29が可動挾持盤5と1枚
目の濾過板7との間の中央位置に移動すると、変位セン
サ56が濾過板7を検知して駆動モータ31が停止す
る。
【0025】次に、図19に示すよう、1枚目の濾過板
7がこれと可動挾持盤5との間の中央位置に移動して洗
浄枠29内に入る。そして、変位センサ55はこの濾過
板7との間の距離を検知する。この検知信号に基づきコ
ントローラ57は変位センサ55の検知距離が設定値に
なるように、すなわち両噴射管37間の中央位置Cに対
する濾過板7の位置ずれをなくすように駆動モータ17
を制御して濾過板7の位置を補正する。従って、濾過板
7は両噴射管37間の中央位置Cで停止する。
【0026】次に、駆動モータ43により巻掛ドラム4
4が回転して両ワイヤ48が引き出されると、洗浄枠2
9の最上昇位置にある昇降洗浄体32がその自重により
下がり、図20及び21に示すように両噴射管37が濾
過板7の最上端部に達する。そして、昇降洗浄体32が
下降しながら、噴射管37の噴射ノズル39から洗浄水
が濾過板7の両側に噴射され、この洗浄水により両濾布
10がブラシ41(図16参照)により擦られながら洗
浄される。この場合、洗浄水の一部は両濾布9で跳ね返
ってはね返し通路40aに入った後にその跳ね返り力に
より両濾布9に再び衝突する。
【0027】図22に示すように、両噴射管37が濾過
板7の最下端部に至ると、昇降洗浄体32の両スライダ
33が当接して両ワイヤ48が緩む。そのため、レバー
45上のプーリ47が引張コイルばね52の弾性力によ
りレバー45とともに回動し、レバー45上の検知バー
53が近接スイッチ54により検知される。コントロー
ラ57はこの近接スイッチ54からの検知信号に基づき
駆動モータ43を逆回転させる。この駆動モータ43の
逆転により、巻掛ドラム44に両ワイヤ48が巻き取ら
れ、昇降洗浄体32が上昇する。レバー45上のプーリ
47に両ワイヤ48のテンションが与えられると、同プ
ーリ47がレバー45とともに引張コイルばね52の弾
性力に抗して回動し、検知バー53が近接スイッチ54
から離れる。
【0028】その後、昇降洗浄体32が上昇すると、両
濾布9が前述した場合と同様にして洗浄される。両噴射
管37が濾過板7の最上端部に至ると、洗浄水が停止す
る。そして、昇降洗浄体32は洗浄枠29の最上昇位置
で停止する。
【0029】このようにして洗浄された1枚目の濾過板
7は図23に示すように可動挾持盤5側に寄せられる。
次に、図23に示すように、洗浄枠29が2枚目の濾過
板7側に若干移動し、1枚目の濾過板7と2枚目の濾過
板7との間の中央位置で停止する。そして、2枚目の濾
過板7がこれと1枚目の濾過板7との間の中央位置まで
移動して洗浄枠29内に入る。その後、前述した場合と
同様に、2枚目の濾過板7の位置が補正される。それ以
後、2枚目の濾過板7も前述した場合と同様に洗浄され
る。
【0030】このような洗浄動作が3枚目以降の濾過板
7についても繰り返され、図13に示すようにすべての
濾過板7が洗浄されて可動挾持盤5側に寄せられる。こ
のような濾過板7の洗浄は濾布9の汚れ度合に応じて適
宜行われる。また、前述した場合は各濾過板7の一回洗
浄について述べたが、汚れがひどい場合には各濾過板7
について洗浄体32を2回以上昇降させるようにしても
よい。
【0031】特に本実施例では下記の特徴を有する。 (イ)濾過板7を両噴射管37により挾むようにして洗
浄しているので、両噴射管37の間隔を狭くして昇降洗
浄体32を小形化することができるとともに、濾過板7
と両噴射管37との間の距離を小さくして濾過板7に対
する洗浄水の衝突力を大きくし、洗浄効果を高めること
ができる。
【0032】(ロ)噴射管37にはね返し通路40aが
あるため、濾過板7に噴射された洗浄水の一部により反
復洗浄することができ、洗浄効果が高められる。 (ハ)洗浄枠29にある変位センサ55により濾過板7
が両噴射管37間の中央位置Cで停止するため、濾過板
7と両噴射管37との間の距離が互いに等しくなり、濾
過板7の両濾布9を均一に且つ確実に洗浄することがで
き、洗浄効果が高められる。
【0033】(ニ)濾過板寄せ機構16とその駆動手段
(駆動モータ17、チェーン15等)により、各濾過板
7を前述したように確実に開くことができる。
【0034】
【発明の効果】本発明にかかるフィルタープレスの濾布
洗浄装置によれば、濾過板7の両濾布9に対する洗浄水
の衝突力を大きくするとともに、両濾布9を均一に且つ
確実に洗浄し、また噴射洗浄水により反復洗浄して、洗
浄効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るフィルタープレスにおいて両挾
持盤により圧接された各濾過板内にスラリーを圧入した
状態を示す一部切欠正面図である。
【図2】フィルタープレスの原理図である。
【図3】図1に示す濾過板寄せ機構の部分拡大正面図で
ある。
【図4】図1の状態から各濾過板に対する圧接を解除し
て脱水ケーキを各濾過板間から順次排出する初期状態を
示すフィルタープレスの一部切欠正面図である。
【図5】図4の状態から濾過板寄せ機構が1枚目の濾過
板に接近する状態を示す作用説明図である。
【図6】図5の状態から濾過板寄せ機構の第一爪が1枚
目の濾過板に当接した状態を示す作用説明図である。
【図7】図6の状態から濾過板寄せ機構の第一爪が1枚
目の濾過板と2枚目の濾過板との間に入るとともに、同
機構の第二爪が1枚目の濾過板に当接した状態を示す作
用説明図である。
【図8】図7の状態から1枚目の濾過板が第一爪に押さ
れて可動挾持盤側に寄せられる状態を示す作用説明図で
ある。
【図9】図8の状態から1枚目の濾過板が可動挾持盤側
に寄せられた状態を示す作用説明図である。
【図10】図8の状態から2枚目以降の濾過板も可動挾
持盤に寄せられた状態を示す作用説明図である。
【図11】図10の状態から濾過板寄せ機構が固定挾持
盤側に移動して第一爪が当接板に当たった状態を示す作
用説明図である。
【図12】図11の状態から濾過板寄せ機構が可動挾持
盤側に移動して各濾過板の下方を通り同機構の復帰アー
ムが復帰板に当たった状態を示す作用説明図である。
【図13】図4の状態から各濾過板を順次寄せて脱水ケ
ーキを排出し終えた状態を示すフィルタープレスの一部
切欠正面図である。
【図14】図1で示す洗浄装置の部分拡大正面図であ
る。
【図15】図14で示す洗浄装置の部分側面図である。
【図16】図14及び図15に示す噴射管の部分拡大断
面図である。
【図17】本実施例に係る洗浄装置の概略的電気ブロッ
ク回路図である。
【図18】図4の状態から洗浄枠が可動挾持盤と1枚目
の濾過板との間で停止した状態を示す作用説明図であ
る。
【図19】図18の状態から1枚目の濾過板が洗浄枠内
に入った状態を示す作用説明図である。
【図20】図19の状態から昇降洗浄体が下降してその
両噴射管が濾過板の最上端部に位置する状態を示す作用
説明図である。
【図21】図20の洗浄装置を示す部分側面図である。
【図22】図21の状態から昇降洗浄体が下降してその
両噴射管が濾過板の最下端部に位置する状態を示す作用
説明図である。
【図23】図22の状態から1枚目の濾過板が洗浄後に
可動挾持盤側に寄せられるとともに2枚目の濾過板が洗
浄枠へ移動する状態を示す作用説明図である。
【符号の説明】
2…固定挾持盤、5…可動挾持盤、7…濾過板、9…濾
布、10…濾室、12…スラリー圧入口、13…濾過液
出口、16…濾過板寄せ機構、17…駆動モータ、19
…第一の爪、20…第二の爪、29…洗浄枠、31…駆
動モータ、32…昇降洗浄体、37…噴射管、39…噴
射ノズル、40…はね返し板、40a…はね返し通路、
43…駆動モータ、48…ワイヤ、55…変位センサ、
56…変位センサ、57…補正制御手段としてのコント
ローラ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−148771(JP,A) 特開 昭54−57272(JP,A) 特開 昭54−133678(JP,A) 特開 昭61−238308(JP,A) 特開 昭48−32255(JP,A) 実開 昭51−148087(JP,U) 実開 昭54−155680(JP,U) 実開 平7−37304(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 25/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接近離間する前後方向へ相対移動
    可能な両挾持盤(2,5)間に複数の濾過板(7)をそ
    の相対移動方向に沿って前後移動可能に並設するととも
    に、各濾過板(7)間に二重の濾布(9)を設け、両挾
    持盤(2,5)間で互いに圧接された各濾過板(7)間
    に両濾布(9)を挾持して各濾過板(7)間には両濾布
    (9)により囲まれる濾室(10)を形成し、この各濾
    室(10)に通じるスラリー圧入口(12)から各濾室
    (10)にスラリーを圧入した時、各濾室(10)中の
    水分を濾布(9)を通して濾過液出口(13)から排出
    するとともに、各濾室(10)に残った脱水ケーキを各
    濾過板(7)の離間に伴い排出するようにしたフィルタ
    ープレスにおいて、 前記各濾過板(7)の相対移動方向に沿って洗浄枠(2
    9)を駆動手段(31)により移動可能に支持するとと
    もに、この洗浄枠(29)に洗浄体(32)を駆動手段
    (43,48)により昇降可能に支持し、この昇降洗浄
    体(32)には洗浄時に濾過板(7)を挾むように配置
    される両噴射管(37)を設け、 さらに、洗浄枠(29)内に入った濾過板(7)の停止
    位置と両噴射管(37)間の中央位置(C)との間の位
    置ずれを検出する非接触型センサ(55)を両噴射管
    (37)間の中央位置(C)上において洗浄枠(29)
    に設け、 前記センサ(55)の検知信号に基づき、この位置ずれ
    をなくすように濾過板寄せ機構(16)の駆動手段(1
    7)または洗浄枠(29)の駆動手段(31)を制御す
    る補正制御手段(57)とを設けた ことを特徴とするフ
    ィルタープレスにおける濾布洗浄装置。
  2. 【請求項2】 互いに接近離間する前後方向へ相対移動
    可能な両挾持盤(2,5)間に複数の濾過板(7)をそ
    の相対移動方向に沿って前後移動可能に並設するととも
    に、各濾過板(7)間に二重の濾布(9)を設け、両挾
    持盤(2,5)間で互いに圧接された各濾過板(7)間
    に両濾布(9)を挾持して各濾過板(7)間には両濾布
    (9)により囲まれる濾室(10)を形成し、この各濾
    室(10)に通じるスラリー圧入口(12)から各濾室
    (10)にスラリーを圧入した時、各濾室(10)中の
    水分を濾布(9)を通して濾過液出口(13)から排出
    するとともに、各濾室(10)に残った脱水ケーキを各
    濾過板(7)の離間に伴 い排出するようにしたフィルタ
    ープレスにおいて、 前記濾過板(7)を洗浄する噴射管(37)には、噴射
    ノズル(39)と、その外周に沿うはね返し板(40)
    とを設け、この噴射ノズル(39)とはね返し板(4
    0)との間のはね返し通路(40a)を噴射ノズル(3
    9)の噴射方向へ開放したことを特徴とするフィルター
    プレスにおける濾布洗浄装置。
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