JP2855418B2 - 紙製空間保有ボードの切断装置 - Google Patents

紙製空間保有ボードの切断装置

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JP2855418B2
JP2855418B2 JP7314638A JP31463895A JP2855418B2 JP 2855418 B2 JP2855418 B2 JP 2855418B2 JP 7314638 A JP7314638 A JP 7314638A JP 31463895 A JP31463895 A JP 31463895A JP 2855418 B2 JP2855418 B2 JP 2855418B2
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哲夫 大倉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、緩衝性や断熱性、防
音性等の機能を得るために、内部に空間を持たせた主に
厚手のハニカムボードや段ボール等の空間保有ボードの
切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハニカムボードや段ボール等の紙製空間
保有ボードの切断について、それが例えば10mmを超
えない程度の薄いときには、ギロチンと俗称される上下
する刃により剪断する方法を取っているが、例えば30
mm、60mmというように厚く緩衝性に富むときに
は、上下刃では潰れてしまうだけで切れないので、その
ような場合には、従来、丸鋸が使用されていた。
【0003】丸鋸を用いたハニカムボード等の切断装置
であると、テーブルに丸鋸を軸支してその上半部を上に
突出させ、また、テーブルの一側にガイド定規を設けた
もので、ハニカムボード等を切断する時には、製材する
ようにしてガイド定規に当てながらテーブルの上に滑ら
せることにより丸鋸に臨ませていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】丸鋸で切断する場合に
は、上記のように、厚手のものを切断することが可能で
あるが、幾つにも切断するときには、紙製空間保有ボー
ドを元の位置に戻して再度臨ませる操作を繰り返す必要
がある。そのため、それが人手によることになり、殊
に、縦横に切断してチップ状に細かく小間切れに切断す
るには多大の労力を要した。しかも、定規当てが狂いや
すく不揃いの切断幅となりやすいし、切断の際に発生す
るおが屑が飛び散って作業環境の悪化を招き、また、切
り口が粗雑となり製品の体裁が悪い等の問題があった。
【0005】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
厚手の紙製空間保有ボードであっても、確実且つ能率的
に切断できるだけでなく、切り幅に不揃いもなく端整な
切断製品が得られ、特にチップ状の小間切れにも適する
紙製空間保有ボードの切断装置を提供することを目的と
した。
【0006】滑テーブルの上に積み重ねた多数枚の紙製
空間保有ボードを左右ガイド定規で案内しながら下から
順番に先方へ送り出すようにした送出装置と、滑テーブ
ルの先方端面に周縁の切刃が接近して往復運動する回転
刃を備え且つ紙製空間保有ボードを押えで止めて横に切
断するようにした切断主装置と、送出装置から送られる
紙製空間保有ボードが切断寸法に合わせて止められるよ
うに前後調整可能なストッパーを備えた寸法出装置と、
切断された製品や残屑が受けられてその種別により左右
に仕分けされ得るように選択的に正逆回転する横方向の
ベルトコンベアを設置した排出装置5とからなるもので
ある。
【0007】また、送出装置について、前記の如く紙製
空間保有ボードWを下から順番に先方へ送り出すように
するために、滑テーブルの両側に駆動チェーンを張設
し、滑テーブルの上に前後に往復摺動する板状のキッカ
ーを載置するとともに、その往復摺動可能に両側の駆動
チェーンに連結し、さらに、堰板を滑テーブルの先端部
の位置において上下可能に設けることにより、紙製空間
保有ボードを下から順番に擦り出す出口をその上下で調
整できるようにした。
【0008】
【作 用】紙製空間保有ボードの厚みに応じて出口の高
さを、また、切断する寸法に応じてストッパーの位置を
それぞれ調整して運転を開始すると、送出装置の滑テー
ブルの上から擦り出された紙製空間保有ボードが、先端
部において押え止められた状態において、回転刃により
横に切断され、回転刃とストッパーとの間の寸法におい
て切断された製品がベルトコンベアの上で受け止めら
れ、それが左右いずれか一方に排出され、最後の切端と
しての残屑が他方に排出される。
【0009】紙製空間保有ボードをチップ状に小間切れ
とするときには、縦に切断した幾つかの長尺物を滑テー
ブルの上に長手方向を縦にして並べることによって、上
記のような要領で順次切断するが、左右ガイド定規で挟
まれ板状のキッカーで整列されながら送られ、先端部が
押えで止められるので、このような多数の長尺部材の並
びであっても同時切断が正確且つ確実になされる。
【0010】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0011】図面は、一実施例を示したもので、その切
断装置は、基フレーム1に、ハニカムボードや段ボール
等の紙製空間保有ボードWの送出装置2や、回転刃7に
よる切断主部装置3、寸法出装置4、排出装置5等を装
備して構成される(図1,図2,図3)。
【0012】送出装置2は、滑テーブル11の上に積み
重ねた紙製空間保有ボードW,W,・・をキッカー13
により堰板14の下から一枚づつ切断主部装置3へ送る
ようにしたもので、キッカー13を前後移動させるため
に、キッカー13には、滑テーブル11の上を前後に往
復動する金属板を使用し、それを駆動するために、滑テ
ーブル11の両側にそれぞれ駆動チェーン15,15を
前後に張設し、駆動チェーン15,15がキッカー13
に連結されている。そのため、滑テーブル11の前後両
端の箇所には、スプロケット17,17が軸支され、モ
ーター19により駆動されるようになっている。
【0013】キッカー13をこのように板状に形成した
場合には、滑テーブル11の上における往復運動が可能
であり、即座の復帰により次の送り体勢に素早く臨むこ
とができる。しかし、図示はしないが、駆動チェーン1
5,15に複数の棒状のキッカーを架設し、または突起
状のキッカーを左右対に取り付け、それを正回転に一方
向にのみ循環させることにより、紙製空間保有ボードW
を送るようにすることも可能である。
【0014】図2において、18は、キッカー13を収
納する格納ケースである。また、図3において、20
は、可動カイド定規であって、紙製空間保有ボードWの
幅に応じてそれを固定カイド定規24とで挟むようにな
っている。26が可動ガイド定規20を動かしてその挟
み幅を調整するハンドルである。なお、両方のガイド定
規20,24を可動にしても良い。
【0015】堰板14は、滑テーブル11の上に積み重
ねられている多数枚の空間保有ボードWのうちから下の
一枚だけを通す高さの出口21を設けるためのもので、
空間保有ボードWの厚みに応じて上下調節できるように
なっている。また、空間保有ボードWを切断する押え2
3に兼用するために、滑テーブル11の先端部の上に設
け、空気圧または油圧による流体シリンダー21,21
で上下駆動されるようになっている(図3)。
【0016】しかし、図5に二点鎖線で示すように、別
部材からなる押え23を堰板14の下端に一体的に取り
付けても良い。また、図6に示すように、別途に押え2
3を設けても良く、この場合は、その押え23にそれを
上下する流体シリンダー22,22が連結される。ま
た、同図において、28は、堰板14の高さを実質的に
高めるためのもので、基フレーム1に固定されている。
なお、紙製空間保有ボードWを一度に送る枚数は原則的
には一枚であるが、二枚、三枚というように数枚を同時
に送り、同時に切断することも可能であり、そうしても
この発明の趣旨に反しないものとする。
【0017】切断主部装置3は、滑テーブル11の先方
端面27に回転刃7の刃先が例えば5mm程度の間隔を
隔てながら沿って往復するようにしたもので、図4に示
すように、横移動体29の下に回転刃7の軸受31を設
け、上にはチエーン32を介して回転刃7を回転させる
モータ33を具備ている。また、横移動体29の移動に
ついては、横移動体29が摺動する二本の案内軸34,
34を並設し、横移動体29に駆動チエーン35が連結
されている。36がその駆動チエーン35が掛かるスプ
ロケット、37が駆動用のモータである。回転刃7は、
周縁に鋭利な切刃が形成されているので、切断において
は切込みとなることからほとんど屑が発生しなく、鋸刃
を使用する場合とは違って、作業環境が良好となる。図
2において二点鎖線で示すように、切断主装置3等をケ
ース10で囲っておけば安全であり、作業環境の保全に
も万全を期しうる。
【0018】寸法出装置4は、空間保有ボードWの先端
が突き当たるストッパー25を前後調整可能に設けたも
ので、ストッパー25の移動については、ねじによる送
機構が採用され、図5に示すように、ストッパー25の
両端が雄ねじ39とスライド軸41とに支持され、スト
ッパー25に雄ねじ39が螺合するナット40が固着さ
れているので、雄ねじ39が回転されることによって、
ストッパー25が前後に移動する。そして、回転刃7と
ストッパー25との間の寸法において、空間保有ボード
Wが切断される。
【0019】排出装置5は、切断された製品Waと最後
の残屑Wbとを左右に仕分けして排出するようにしたも
ので、滑テーブル11の前方において、低く段差を付け
てベルトコンベア43を横に配列して構成される。45
がそれを駆動するモータであって、それが正回転するこ
とにより、図1に示すように、製品Waが一方(図1の
矢印Pa)に排出され、逆回転することにより残屑Wb
が他方(矢印Pb)に排出される。なお、これは自動的
に判別して動作するようになっている。また、全体的な
運転についても、コンピュータの制御盤における設定に
基づいてほゞ自動的に行われる。
【0020】図示(図1および図3)において、切断し
た製品Waは、一度の切断により長尺であるが、四角い
チップ状に切断するときには、その長尺の製品Waをも
う一度滑テーブル11の上に並べて同時に切断する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、滑テーブルの上に紙製空間保有ボードを積み重ねて
おけば、下から順番にそれが送り出され、先端部におい
て押え止められた箇所に回転刃が横に移動するので、厚
手の紙製空間保有ボードであっても確実にそれを切断で
き、しかも、回転刃が往復動のいずれにおいても切断
し、また、製品がベルトコンベアの上で受け止められ、
製品と残屑とが左右に仕分けされるために、作業能率が
非常に良好となり、且つ省力化に適する。そして、横に
切断した長尺物をもう一度並べて切断し、チップ状の製
品を得る場合には、板状のキッカーで並びを整然となし
得るため、特に作業がしやすく、チップの正確性が得ら
れ、且つ作業能率向上が飛躍的となる。また、丸鋸で切
断する場合とは違って、粉末状の切屑の発生が少なく作
業環境の保全に適し、しかも、切幅に不揃いも生じなく
端整な切り口が得られる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙製空間保有ボードの切断装置の全体的な概略
を示す斜視説明図である。
【図2】紙製空間保有ボードの切断装置の一部切欠した
側面説明図である。
【図3】紙製空間保有ボードの切断装置の平面説明図で
ある。
【図4】主に切断主装置を示す正面説明図である。
【図5】主に切断主装置と寸法出装置とを示す一部断面
の側面説明図である。
【図6】切断主装置における押えの他の手段を示す一部
断面の側面説明図である。
【符号の説明】
2 送出装置 3 切断主装置 4 寸法出装置 5 排出装置 7 回転刃 11 滑テーブル 13 キッカー 14 堰板 15 駆動チェーン 20,24 ガイド定規 21 出口 23 押え 25 ストッパー 27 滑テーブルの先方端面 43 ベルトコンベア W 紙製空間保有ボード Wa 製品 Wb 残屑

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滑テーブル11の上に積み重ねた多数枚
    の紙製空間保有ボードWを左右ガイド定規20,24で
    案内しながら下から順番に先方へ送り出すようにした送
    出装置2と、滑テーブル11の先方端面27に周縁の切
    刃が接近して往復運動する回転刃7を備え且つ紙製空間
    保有ボードWを押え23で止めて横に切断するようにし
    た切断主装置3と、送出装置2から送られる紙製空間保
    有ボードWが切断寸法に合わせて止められるように前後
    調整可能なストッパー25を備えた寸法出装置4と、切
    断された製品Waや残屑Wbが受けられてその種別によ
    り左右に仕分けされ得るように選択的に正逆回転する横
    方向のベルトコンベア43を設置した排出装置5とから
    なり、送出装置2について、前記の如く紙製空間保有ボ
    ードWを下から順番に先方へ送り出すようにするため
    に、滑テーブル11の両側に駆動チェーン15,15を
    張設し、滑テーブル11の上に前後に往復摺動する板状
    のキッカー13を載置するとともに、その往復摺動可能
    に両側の駆動チェーン15,15に連結し、さらに、堰
    板14を滑テーブル11の先端部の位置において上下可
    能に設けることにより、紙製空間保有ボードWを下から
    順番に擦り出す出口21をその上下で調整できるように
    したことを特徴とする請求項1記載の紙製空間保有ボー
    ドの切断装置。
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