JP3270964B2 - 背板端材の処理構造を具えた製材装置 - Google Patents

背板端材の処理構造を具えた製材装置

Info

Publication number
JP3270964B2
JP3270964B2 JP31258997A JP31258997A JP3270964B2 JP 3270964 B2 JP3270964 B2 JP 3270964B2 JP 31258997 A JP31258997 A JP 31258997A JP 31258997 A JP31258997 A JP 31258997A JP 3270964 B2 JP3270964 B2 JP 3270964B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back plate
scrap
plate
backboard
sorting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31258997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11129204A (ja
Inventor
恵一郎 石田
Original Assignee
株式会社イシタ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イシタ filed Critical 株式会社イシタ
Priority to JP31258997A priority Critical patent/JP3270964B2/ja
Publication of JPH11129204A publication Critical patent/JPH11129204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3270964B2 publication Critical patent/JP3270964B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原木から厚板状に挽
き割った中間材を被加工材とし、この被加工材に挽き割
りと鉋掛けとを一挙に施し四面を仕上げた製品材を得る
装置に関するものであり、特に背板端材の処理構造を具
えた製材装置に係るものである。
【0002】
【発明の背景】例えば原木から厚板状に挽き割った中間
材を更に挽き割り角材等の製品材を得るにあたり、市場
からは表面の平滑仕上げがすでになされていることが求
められている。そしてこのような要請に応えるものとし
て、挽き割りと鉋掛けとが一挙に行える「プレーナリッ
プソー」と言われる装置が普及している。その加工形態
は概ね鋸盤で製品材の左右両面を挽き割りながら仕上げ
るとともに、上下に回転鉋刃を有した鉋盤により製品材
の上下両面を仕上げ、一挙に四面を加工するというもの
である。また被加工材はこのような挽き割り、鉋掛けを
何回か受けると最終的には製品材を残して残余の背板端
材が引き出されてくる。
【0003】その際、実際の製材現場では種々の形状や
寸法の被加工材が送られてくるため、背板端材の形状や
寸法も種々のものがあり、例えば図6(a)に示すよう
に材の途中で分断されてしまうものや、図6(b)に示
すように長手方向に一連に連なってはいるもののその途
中で細くなってしまうもの等がある。そして背板端材a
0 がこのような形状で挽き取られると製品材A1 ととも
に送り作用を受けても背板端材a0 はもともと剛性がな
い上にその途中で分断あるいは細くなっているため背板
端材a0 の部分は円滑に送られず、製品材A1 に当たっ
たり、あるいは装置に挟まったりすることがあり、被加
工材A0 の移送が円滑に行えない場合があった。そして
その場合には挟まった背板端材a0 を取り除くのに時間
もかかり、また仕上げ加工も中断することを余儀なくさ
れ、次の製材作業に支障を来すという問題が発生してい
た。
【0004】
【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景を
認識してなされたものであり、種々の形状や寸法の背板
端材が発生した場合であっても、この背板端材を合理的
に処理でき円滑な四面仕上げ加工が行える新規な製材装
置の開発を試みたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
背板端材の処理構造を具えた製材装置は、鋸刃を具えた
鋸盤と、この鋸盤の後段に設けられ上下に回転鉋刃を具
えた鉋盤と、この鉋盤の仕上げ作用部の側傍部に設けら
れ背板端材を収容する収容装置とによって、中間材の四
面を仕上げ加工する装置において、前記収容装置は、背
板端材を収容するポケット部と、背板端材を製品材から
仕切る仕切板及び製品材から仕切られた背板端材を載せ
る載置作用面とが形成された落下板とを具えて成り、こ
の落下板を、ポケット部に向けて適宜の角度回動し得る
ように構成し、落下板の傾きによって載置作用面上に残
留する背板端材をポケット部に収容できるようにしたこ
とを特徴として成るものである。この発明によれば、比
較的短寸の背板端材が発生した場合、収容装置により背
板端材を回収でき、後段に送ることがないため、被加工
材の円滑な送り状態を確保できる。また背板端材を鉋盤
の定盤上に残留させることがなく、背板端材を安全且つ
確実に収容でき、背板端材が鉋盤に挟まれることもな
い。
【0006】また請求項2記載の背板端材の処理構造を
具えた製材装置は、前記請求項1記載の要件に加え、前
記鋸盤の後方には、背板端材を製品材から仕分ける仕分
け円板を設けるとともに、この仕分け円板の反対側から
背板端材の送り姿勢を規制する横押さえ装置を設け、ま
た横押さえ装置は、仕分け円板の作用部に対向して設け
たことを特徴として成るものである。この発明によれ
ば、背板端材がその途中で細くなった状態でも搬送姿勢
が規制されているため、製品材や装置に当たることがな
く、被加工材の円滑な送り状態が確保できる。また背板
端材の搬送姿勢をより確実に規制できるとともに、横押
さえ装置を駆動することにより剛性の低い背板端材に、
引き出し作用(送り作用)を与えることが可能となる。
すなわち種々の形状や寸法を有した背板端材が発生して
も製品材に当たることや装置に挟まることがなく、被加
工材の円滑な送り状態が確保でき、能率的な製材作業が
行えるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づき説明する。本発明の背板端材の処理構造を具えた
製材装置1は図1、2、3に示すように被加工材A0
仕上げ加工を行う鋸盤2及び鉋盤3と、鋸盤2の下方に
配される送り装置4と、これらを半ば取り囲むように設
けられる加工コンベヤ5及び戻しコンベヤ6と、比較的
短寸の背板端材a0 を収容する収容装置7と、比較的長
寸の背板端材a0 を製品材A1から仕分ける仕分け円板
8と、この仕分け円板8の反対側から背板端材a0 の送
り姿勢を規制する横押さえ装置9とを具えて成るもので
ある。なお本発明の名称中の背板端材の処理構造は種々
の形状や寸法を有した背板端材a0 を合理的に処理する
部材すなわち収容装置7と、仕分け円板8と、横押さえ
装置9とを総称するものである。以下各構成部について
説明する。
【0008】まず鋸盤2について説明する。このものは
一例として二重挽きの丸鋸盤が適用され、専用のモータ
Mが搭載され、二枚の丸鋸刃21(各別に表示する場合
にはモータM側より離れた丸鋸刃を21a、モータM寄
りの丸鋸刃を21bと区別する)は、共に共通した軸に
取り付けられて回転するものである。更にこの丸鋸刃2
1の挽割準備側に定規板22が歩出し設定自在に設けら
れる。なお図中符号La、Lbは前記丸鋸刃21a、2
1bによって挽き割られる挽割線を示す。
【0009】次に鉋盤3について説明する。このものは
鋸盤2の後段に連続して設けられるものであり、一例と
して鉋掛準備側から見て概ねL字状を成すベースフレー
ム31と、被加工材A0 の上面を仕上げる上仕上げフレ
ーム32と、被加工材A0 の下面を仕上げる下仕上げフ
レーム33とを具えて成るものである。
【0010】ベースフレーム31にはその後背部前面に
垂直方向に平行した二本の昇降ガイドレール31aが設
けられる。このものは上仕上げフレーム32を昇降自在
に支持するものであって、具体的には上仕上げフレーム
32の背面に設けたリニアベアリング等が昇降ガイドレ
ール31aに嵌まり、円滑な可動状態を得ている。一
方、上仕上げフレーム32には被加工材A0 の上面を実
質的に加工する上回転鉋刃32aが設けられる。このも
のは従来公知の構成をとるものであり、薄い鉋刃状の刃
物を鉋胴に対して取り付け、この鉋胴を適宜上仕上げフ
レーム32等に内蔵したモータM等の駆動手段により回
転駆動させる。そして上仕上げフレーム32の移動に伴
い上回転鉋刃32aも昇降自在に構成されている。
【0011】また下仕上げフレーム33は昇降シフト軸
等によりベースフレーム31に支持されているものであ
り、被加工材A0 の下面を実質的に加工する下回転鉋刃
33aが設けられる。このものも前記上回転鉋刃32a
と同様、刃物が鉋胴に対して取り付けられ、適宜のモー
タM等により駆動される。そして下回転鉋刃33aに対
しては、被加工材A0 の入口側に前定盤33bが設けら
れ、対向する出口側に下仕上げフレーム33に固定され
た後定盤33dが設けられる。
【0012】なお前定盤33bは下回転鉋刃33aの作
用端から幾分下方に退去した位置に設定されることを必
要とするものであり、従って削り代設定スクリュー33
cを前定盤33bの下方に具える。すなわち前定盤33
bは削り代設定スクリュー33cによって支持されると
ともに、この削り代設定スクリュー33cは下仕上げフ
レーム33に固定されたメネジブロック等に螺合し、削
り代設定スクリュー33cの昇降がなされるのである。
【0013】次に送り装置4について説明する。このも
のは被加工材A0 を搬送するコンベヤ41と、その上方
に設けられた上押さえローラ42とを具えて成るもので
ある。コンベヤ41は一例としてスラットコンベヤの形
態を成し、上押さえローラ42は更にアーム部42aを
付設するものである。このアーム部42aはローラの反
対側を支点として回転し、ローラ側を昇降させることに
よりコンベヤ41の搬送作用面との間隔を調節し、種々
の板厚に対応して被加工材A0 を押さえ付け、被加工材
0 を安定した状態で鋸盤2から鉋盤3に送り込むよう
に構成される。
【0014】次に加工コンベヤ5及び戻しコンベヤ6に
ついて説明する。加工コンベヤ5と戻しコンベヤ6とは
共に搬送方向に対し直交する多数本のローラ51、61
を具えて成るいわゆるローラコンベヤの形式をとるが、
チェーンコンベヤ、スラットコンベヤ等、適宜目的に応
じた形式がとり得る。
【0015】次に収容装置7について説明する。このも
のは例えば挽き割りの際、材の途中で分断されるような
比較的短寸の背板端材a0 を収容するためのものであ
り、図4に示すようにポケット部71と、落下板72
と、シリンダ73とを具えて成るものである。ポケット
部71は一例として鉋盤3と戻しコンベヤ6の間に概ね
箱型状に形成されるものであり、上部が開口されここか
ら背板端材a0 を収容するものである。
【0016】落下板72は背板端材a0 を鉋盤3からポ
ケット部71に落下させるものであり、背板端材a0
製品材A1 から仕切る仕切板72aと、分けられた背板
端材a0 を載せる載置作用面72bとを具えて成るもの
である。この載置作用面72bは通常の挽割作動時には
実質的に非製品材部位の受け面として作用する。なおこ
のため仕切板72aはあらかじめ挽割線Laに合致させ
る設定がなされるものであり、載置作用面72bは鉋盤
3の定盤面とほぼ同じ高さに設定されるものである。
【0017】シリンダ73はその摺動子73aが落下板
72と連結されており、摺動子73aの伸縮に伴い落下
板72をポケット部71に向けて適宜の角度回動し得る
ように構成するものである。このため比較的短寸の背板
端材a0 は鉋盤3の定盤に残留することなく、載置作用
面72bに載せられポケット部71に収容されることに
なる。なお落下板72を傾けるにあたっては、背板端材
0 が倒れた勢いでそのままポケット部71に落下して
ゆく場合には、あえてシリンダ73の摺動子73aを収
縮させて落下板72を回動させる必要はない。またこの
実施の形態では収容装置7は鉋盤3と戻しコンベヤ6と
の間に配する形態をとるが、例えば鉋盤3の後段に連続
して配する形態が可能であり、鉋盤3による仕上げ作用
部の側傍部であれば構わない。
【0018】次に仕分け円板8について説明する。仕分
け円板8は一例として鉋盤3の後段に設けられ、鉋掛け
後の製品材A1 と背板端材a0 とを仕分けるためのもの
である。このため仕分け円板8もあらかじめ挽割線La
に合致させる設定がなされるものである。なお比較的短
寸の背板端材a0 は前段の収容装置7において主に収容
されるため、仕分け円板8により仕分けられる背板端材
0 は比較的長寸のものが主となる。そして仕分け円板
8は図5に示すようにアーム部8aが設けられ、アーム
部8aの上部を支点として回動自在に構成され、種々の
板厚に対応できるように設定されている。なおこの実施
の形態では仕分け円板8を鉋盤3の後段に配する形態を
とるが、必ずしもその必要はなく、例えば鋸盤2と鉋盤
3との間に配する形態等がとり得る。
【0019】次に横押さえ装置9について説明する。こ
のものは仕分け円板8の反対側から背板端材a0 の送り
姿勢を規制するものであって、背板端材a0 を挟んで仕
分け円板8の作用部に対向した位置に設けられるもので
あり、図5に示すようにローラ91と、アーム部92
と、シリンダ93とを具えて成るものである。ローラ9
1は一例として小型のモータMを付設し、背板端材a0
の送り姿勢を規制するとともに剛性の低い背板端材a0
に直接引き出し作用(送り作用)も与え、被加工材A0
のより安定した送り状態を確保できるように構成されて
いる。アーム部92はローラ91を回転自在に支持する
ものであり、その他端はシリンダ93の摺動子93aに
連接され、仕分け円板8とローラ91との間隔が適宜調
節できるよう回動自在に構成されている。なおこの実施
の形態ではローラ91にモータMを付設する形態をとる
が、モータMを付設せずローラ91を自由回転させる形
態もとり得る。
【0020】次に以上のように構成された製材装置1を
適用し、背板端材a0 を処理する作動態様について説明
する。 (1)被加工材の供給 例えば図1、2、3に示すように一方の端面がすでに挽
き割られた厚板状の被加工材A0 が加工コンベヤ5に供
給された場合、すでに挽き割られている一方の側面を定
規板22に当てるようにし、この定規板22を案内とし
て被加工材A0を鋸盤2に供給する。なおその際、一挙
に二本分の製品材A1 を得る場合には、図3に示すよう
に丸鋸刃21aを挽割線Laに合致させるように定規板
22の歩出し設定がなされ、次いで丸鋸刃21bを挽割
線Lbに合致させるように丸鋸刃21bの歩出し設定が
なされる。
【0021】(2)鋸盤から鉋盤への搬送 鋸盤2の設定が終了すると、被加工材A0 は加工コンベ
ヤ5から送り装置4に移送される。そして上方から上押
さえローラ42で押さえ付けられながら下方からはコン
ベヤ41により搬送され、安定した状態で鋸盤2に送り
込まれ、挽き割られた後、鉋盤3に送り込まれる。
【0022】(3)鉋盤の設定 (i)下面の削り代設定 削り代設定がなされる前、前定盤33bはその作用面を
下回転鉋刃33aの作用端と同じ高さに設定されてい
る。そして被加工材A0 が供給されてくると、削り代設
定スクリュー33cの高さを調節し、前定盤33bを降
下させ位置決めを行う。この降下分すなわち前定盤33
bの作用面と下回転鉋刃33aの作用端との段差分が削
り代であり、因みにほぼ0.5〜1.5mm程度であ
る。
【0023】(ii) 上面の削り代設定 上面の削り代設定はあらかじめ上方に退去していた上仕
上げフレーム32を昇降ガイドレール31aに沿って降
下させることにより上回転鉋刃32aを降下させ、削り
代の設定がなされる。
【0024】(4)背板端材の収容(短材) 以上のような設定がなされ鉋掛けが終了すると、図4に
示すように被加工材A0 は落下板72の仕切板72aに
よって背板端材a0 と製品材A1 とに仕切られる。その
際、仕切板72aはあらかじめ挽割線Laに合致させる
設定がなされているため、仕切られた背板端材a0 はそ
のまま落下板72の載置作用面72b上で倒れ、場合に
よってはその勢いでポケット部71に落ちてゆくが、多
くの場合は載置作用面72b上に残留する。因みにこの
ときの背板端材a0 の残留姿勢は、一例として図4に併
せて示すように円弧面を下に、平滑面を上にした状態で
あるが、必ずしもこの状態に規制されるものではない。
その後、シリンダ73の摺動子73aを収縮させ、落下
板72をポケット部71に向かって傾き状態に回動させ
ることにより載置作用面72b上の背板端材a0 がポケ
ット部71に収容される。なおここでの背板端材a0
挽き割りの際、例えば材の途中で分断されるような比較
的短寸のものが主に収容される。またこのため鉋盤3の
定盤面に短寸の背板端材a0 が残留しないのである。
【0025】(5)背板端材の送り(長材) 被加工材A0 は次いで図5に示すように仕分け円板8及
び横押さえ装置9に送られる。ここには前段の収容装置
7に収容されない比較的長寸の背板端材a0 が製品材A
1 とともに送られるが、そのような背板端材a0 は仕分
け円板8により製品材A1 から仕分けられることにな
る。その際、上方に退去していた仕分け円板8はアーム
部8aの回動に伴い被加工材A0 の板厚に応じた高さに
設定されるとともに、背板端材a0 を挟んで反対側から
横押さえ装置9のローラ91もアーム部92の回動に伴
い仕分け円板8との間隔が適宜設定される。このように
して背板端材a0 は両側から搬送姿勢が規制されること
となり、被加工材A0 全体として安定的な送り状態が確
保されることとなる。なおローラ91を付設のモータM
等で駆動させる場合には、剛性の低い背板端材a0 に直
接引き出し作用(送り作用)を与えることとなり、より
安定した送り状態が確保される。
【0026】(6)製品材と背板端材の取り出し 以上のように円滑な四面仕上げ加工がなされた後、被加
工材A0 は製品材A1と比較的長寸の背板端材a0 とに
分けられ、それぞれ適宜のコンベヤ、ストッカ等に移送
されることになる。なお被加工材A0 としてその上下両
面がすでに平滑仕上げのされているものが供給された場
合等には鋸盤2で挽き割りのみが行われる。そしてその
ような場合には鉋盤3の下回転鉋刃33aの作用端は加
工コンベヤ5の搬送面より幾分下がった高さに設定さ
れ、一方、上回転鉋刃32aは上方に退去する設定があ
らかじめなされる。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の背板端材の処理構造を具
えた製材装置によれば、比較的短寸の背板端材a0 を主
に鉋盤3の側傍部で収容でき、後段に送ることがないた
め被加工材A0 の安定した送り状態を確保できる。また
背板端材a0 を鉋盤3の定盤面に残留させることがな
く、細かい背板端材a0 を安全且つ確実に収容でき、背
板端材a0 が鉋盤3に挟まれることもない。
【0028】また請求項2記載の背板端材の処理構造を
具えた製材装置によれば、背板端材a0 がその途中で細
くなり、著しく剛性が低下した状態であっても搬送姿勢
が規制されているため製品材A1 や装置に当たることが
なく、被加工材A0 の安定した送り状態が確保できる。
また背板端材a0 の搬送姿勢をより確実に規制できると
ともに、横押さえ装置9のローラ91を駆動することに
より剛性の低い背板端材a0 に、直接引き出し作用(送
り作用)を与えることが可能となる。すなわち総合的に
は、種々の形状や寸法を有した背板端材a0 が発生して
も製品材A1 に当たることや装置に挟まることがなく、
被加工材A0 の円滑な送り状態が確保でき、能率的な製
材作業が行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の背板端材の処理構造を具えた製材装置
を示す斜視図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上平面図である。
【図4】収容装置を搬送方向から示す骨格的正面図であ
る。
【図5】仕分け円板及び横押さえ装置を示す骨格的側面
図並びに仕上げ加工終了方向から示す骨格的背面図であ
る。
【図6】挽き割りにより生じる背板端材を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 製材装置 2 鋸盤 3 鉋盤 4 送り装置 5 加工コンベヤ 6 戻しコンベヤ 7 収容装置 8 仕分け円板 8a アーム部 9 横押さえ装置 21 丸鋸刃 21a 丸鋸刃 21b 丸鋸刃 22 定規板 31 ベースフレーム 31a 昇降ガイドレール 32 上仕上げフレーム 32a 上回転鉋刃 33 下仕上げフレーム 33a 下回転鉋刃 33b 前定盤 33c 削り代設定スクリュー 33d 後定盤 41 コンベヤ 42 上押さえローラ 42a アーム部 51 ローラ 61 ローラ 71 ポケット部 72 落下板 72a 仕切板 72b 載置作用面 73 シリンダ 73a 摺動子 91 ローラ 92 アーム部 93 シリンダ 93a 摺動子 A0 被加工材 A1 製品材 a0 背板端材 La 挽割線 Lb 挽割線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−18202(JP,A) 特開 昭48−92509(JP,A) 実開 昭58−74507(JP,U) 実開 昭50−58394(JP,U) 実開 昭53−108690(JP,U) 米国特許出願公開3687260(US,A) 米国特許出願公開3205924(US,A) 米国特許出願公開1867873(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27G 3/00 B27B 29/08,31/08 B27C 9/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋸刃を具えた鋸盤と、この鋸盤の後段に
    設けられ上下に回転鉋刃を具えた鉋盤と、この鉋盤の仕
    上げ作用部の側傍部に設けられ背板端材を収容する収容
    装置とによって、中間材の四面を仕上げ加工する装置に
    おいて、 前記収容装置は、背板端材を収容するポケット部と、 背板端材を製品材から仕切る仕切板及び製品材から仕切
    られた背板端材を載せる載置作用面とが形成された落下
    板とを具えて成り、 この落下板を、ポケット部に向けて適宜の角度回動し得
    るように構成し、落下板の傾きによって載置作用面上に
    残留する背板端材をポケット部に収容できるようにした
    ことを特徴とする背板端材の処理構造を具えた製材装
    置。
  2. 【請求項2】 前記鋸盤の後方には、背板端材を製品材
    から仕分ける仕分け円板を設けるとともに、この仕分け
    円板の反対側から背板端材の送り姿勢を規制する横押さ
    え装置を設け、また横押さえ装置は、仕分け円板の作用
    部に対向して設けたことを特徴とする請求項1記載の背
    板端材の処理構造を具えた製材装置。
JP31258997A 1997-10-28 1997-10-28 背板端材の処理構造を具えた製材装置 Expired - Fee Related JP3270964B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31258997A JP3270964B2 (ja) 1997-10-28 1997-10-28 背板端材の処理構造を具えた製材装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31258997A JP3270964B2 (ja) 1997-10-28 1997-10-28 背板端材の処理構造を具えた製材装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11129204A JPH11129204A (ja) 1999-05-18
JP3270964B2 true JP3270964B2 (ja) 2002-04-02

Family

ID=18031027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31258997A Expired - Fee Related JP3270964B2 (ja) 1997-10-28 1997-10-28 背板端材の処理構造を具えた製材装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3270964B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030025562A (ko) * 2001-09-21 2003-03-29 김주태 목재 가공기
CN106166772A (zh) * 2016-08-27 2016-11-30 安徽阿莫斯泵业有限公司 一种锯床
CN106514788A (zh) * 2016-12-01 2017-03-22 合肥协佳机电科技有限公司 一种木工带锯机边沿收集装置
CN111590693A (zh) * 2020-05-25 2020-08-28 张正义 一种自动清理碎屑的木板切割装置
CN111941233A (zh) * 2020-08-10 2020-11-17 安徽宏润工艺品有限公司 一种用于木制家具加工中的木板去毛刺设备及工作方法
CN112207898A (zh) * 2020-09-29 2021-01-12 何友利 一种用于办公家具原材加工的切割装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11129204A (ja) 1999-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5511597A (en) Slabbing chipper with replaceable knives and wear plate
US5421386A (en) Breakdown of logs
JP4460618B2 (ja) 板状体のスカーフ面加工方法及び装置
SE438110B (sv) Forfarande och anordning for spanskerande sonderdelning av timmerstockar
JP4473783B2 (ja) 丸鋸切断機のワーク供給装置およびそのワーク供給方法
US6164349A (en) Machine for cutting plates from timber
CN108620648A (zh) 鞋楦预加工专用设备及其加工方法
US2884031A (en) Woodworking chipping and planing machine with cutter head and cutter blades therefor
KR20170100701A (ko) 자동 톱 기계장치
JP3270964B2 (ja) 背板端材の処理構造を具えた製材装置
JP4473782B2 (ja) 丸鋸切断機のワーク固定装置及びワーク固定方法
CN216399925U (zh) 单立轴木铣自动送料机
JP2987697B2 (ja) 四面仕上げ製材装置
KR101878818B1 (ko) 네일 파일용 컷팅 이젝터 장치
JP2855418B2 (ja) 紙製空間保有ボードの切断装置
CN111590141A (zh) 一种扁工件切削装置
CN219987898U (zh) 一种板材裁切装置
WO1987001067A1 (en) Timber planing machines
CN215038280U (zh) 一种木板自动切割机构
EP3800017A1 (en) Trimmer
CN216099070U (zh) 载带切边装置
US11465313B2 (en) Knife set-up gauge for cutter head of a wood shaper
CN116330100A (zh) 一种木门封边机开槽除毛刺封边机构
JP2858245B2 (ja) 木材の挽割供給方法
SU1623859A1 (ru) Переносной универсальный деревообрабатывающий станок

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080125

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100125

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees