JP2855031B2 - フォークリフトのリフト制御装置 - Google Patents

フォークリフトのリフト制御装置

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JP2855031B2
JP2855031B2 JP4241325A JP24132592A JP2855031B2 JP 2855031 B2 JP2855031 B2 JP 2855031B2 JP 4241325 A JP4241325 A JP 4241325A JP 24132592 A JP24132592 A JP 24132592A JP 2855031 B2 JP2855031 B2 JP 2855031B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷物を運搬するための
フォークリフトのリフト制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフト車において、リフ
ト駆動用の油圧ポンプを駆動させる電動モータには、始
動トルクの大きい直巻モータを使用している。この直巻
モータの特性により、積載物が軽負荷である時は該モー
タは高速となり、負荷が大きい時は低速となり、操作者
が速度を任意かつ容易に調節することができるようには
なっていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、軽負荷時に
フォークの昇降スピードが速くなり、フォークに積載し
た荷物の荷くずれが発生し易い。これを防止するため
に、無負荷ないしは軽負荷時にモータの回転速度が遅く
なるように設定すると、モータ効率が悪くなり、また、
作業能率が低下するといった問題がある。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するもの
で、積載物の負荷時と無負荷時におけるモータの速度特
性を任意に選択し設定できるようにすることで、フォー
クリフトの操作者のニーズに合った速度でリフト昇降動
作を行うことができ、荷くずれの発生を防止でき、か
つ、作業効率の向上を図ることができるフォークリフト
のリフト制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、リフト昇降時に油圧を制御する油
圧ポンプと、該油圧ポンプを駆動させる電動モータと、
該モータを駆動制御する制御手段とを備えたフォークリ
フトのリフト制御装置において、上記モータは分巻モー
タであり、上記制御手段は、積載物の負荷・無負荷に対
する上記モータの速度特性を任意に選択し設定する設定
手段を有し、上記設定手段によって設定された上記速度
特性に基づき上記モータを駆動制御するものである。ま
た、請求項2の発明は、リフト昇降時に油圧を制御する
油圧ポンプと、該油圧ポンプを駆動させる電動モータ
と、該モータを駆動制御する制御手段とを備えたフォー
クリフトのリフト制御装置において、上記モータは分巻
モータであり、上記制御手段は、積載物の無負荷時に対
応して上記モータの駆動速度を高速に切り換える切換手
段を有したものである。
【0006】
【作用】請求項1の構成によれば、設定手段によって積
載物の負荷・無負荷に対する分巻モータの速度特性を任
意に選択し設定して、この速度特性に基づき分巻モータ
を駆動制御することで、油圧ポンプを駆動させる。こう
することにより、操作者の望むような、積載物に応じた
適当な速度でフォークリフトのリフトを昇降することが
可能となる。請求項2の構成によれば、積載物が無負荷
の場合、切換手段によって分巻モータが高速に駆動する
ように切り換えて、油圧ポンプを駆動させる。こうする
ことにより、無負荷時に高速でリフト昇降運転をするこ
とが可能となり、作業の効率化を図ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
るバッテリフォークリフト車の概略構成を示す。同フォ
ークリフト車1には、積載物を載せて昇降するフォーク
2と、このフォーク2の昇降を案内するマスト3と、フ
ォークリフト車1のステアリング及び走行を制御するハ
ンドル4及び走行レバー5と、不図示の油圧ポンプを駆
動させる油圧モータ(以下、モータという)6と、この
モータ6を駆動制御する昇降用荷役レバー7と、チルト
用レバー8と、リーチ用レバー9等が設けられている。
なお、このモータ6は分巻モータである。さらに、荷役
レバー7の上端部には、高速昇降運転用ボタンに相当す
る切換手段であるリフト高速釦10が設けられていて、
積載物の無負荷時にリフト高速釦10が押下されると、
後述するように、モータ6の駆動速度を高速に切り換え
て、高速でリフト昇降運転をすることができる。
【0008】図2はモータ6の制御回路を示す。モータ
6は分巻モータであり、アマチュアコイル21と界磁コ
イル22とが並列に接続されている。モータ6のアマチ
ュアコイル21と、このアマチュアコイル21に流れる
アマチュア電流IAを検出するセンサ23と、チョッパ
制御用の電界効果トランジスタ(以下、FETと称す)
25とは直列に接続されている。また、モータ6の界磁
コイル22と、この界磁コイル22に流れる界磁電流I
Fを検出するセンサ24と、FET26とは直列に接続
されている。上記アマチュアコイル21、センサ23、
FET25の直列回路と、上記界磁コイル22、センサ
24、FET26の直列回路とは並列的に接続されてい
て、これらの直列回路の両端にはバッテリの直流電圧V
が印加されている。
【0009】上記センサ23,24が検出した各電流値
はマイクロコンピュータ27に入力されるようになって
いる。マイクロコンピュータ27には、荷役レバー7
と、リフト昇降動作前に予めモードを設定しておくモー
ドスイッチ28とが接続されていて、これらからデータ
が入力されるようになっている。これらのマイクロコン
ピュータ27に入力されたデータに基づき、マイクロコ
ンピュータ27からFET25,26のゲートにチョッ
パパルスを出力することで、各コイルに流れる電流値を
チョッパ制御する。また、マイクロコンピュータ27に
はリフト高速釦10が接続されていて、積載物の無負荷
時にリフト高速釦10が押下されると、後述するよう
に、モータ6の駆動速度を高速に切り換える。
【0010】図3はモータ6の速度特性曲線である。横
軸にアマチュア電流IA、縦軸に回転数Nをとる。モー
タ磁束をΦ、アマチュア抵抗をR、アマチュア電流をI
A、界磁電流をIF、定数をk0〜k4,K1〜K3、
バッテリ電圧をVBとすると、回転数Nは次式で表され
る。
【0011】
【数1】
【0012】上式より、回転数Nはアマチュア電流IA
に反比例し、アマチュア電流IAと界磁電流IFとの比
率を設定するパラメータである定数k1,k2を各種に
セットすることにより、任意にモータ6の速度特性N
1,N2,N3(図3)などを選定することができるこ
とが分る。これらの定数k1,k2は各種運転モードに
応じて予め設定されていて、マイクロコンピュータ27
のメモリ内に記憶されている。そして、操作者が予めモ
ードスイッチ28を操作して、積載物である負荷の重
量、大きさなどに応じて所望の運転モードを選択してお
くことにより、前記パラメータの値が後述する電流値の
演算に使用され、モータ6は所定の速度特性にて運転制
御される。かくして、操作者の好みに合ったフォークリ
フト車のリフト昇降作業を行うことができる。また、リ
フト高速釦10が押下される前にはN3の速度特性であ
ったものが、同釦10が押下されると、N1の速度特性
が選択されるように設定しておくことで、積載物の無負
荷時にモータ6の駆動速度を一時的に高速に切り換え
て、高速でリフト昇降運転をすることが可能となり、作
業の効率化を図ることができる。
【0013】次に、上記制御回路の動作を図4のフロー
チャートを参照して説明する。いま、モードスイッチ2
8により所望の運転モードが設定されているものとす
る。荷役レバー7が操作されることで、その操作量に応
じたリフトの昇降速度が設定され(#1)、それに応じ
たモータ6のアマチュア電流IAが設定される(#
2)。次いで、センサ23により実際に流れているアマ
チュア電流IAを検出し(#3)、この検出電流IA
が、上記の設定電流IAに等しくなるように、マイクロ
コンピュータ27からFET25のゲートに送るチョッ
パパルスのON/OFF比をセットする(#4)。次
に、予めモードスイッチ28により設定されている運転
モードを検出し、このモードに対応するパラメータ、す
なわち定数k1,k2の値を呼び出す(#5)。このk
1,k2の値とセンサ23により検出されたアマチュア
電流IAに基づき、上述の数1のIF=k1×IA+k
2の式から、界磁電流IFを算出する(#6)。そし
て、センサ24により実際に流れている界磁電流IFを
検出し(#7)、この検出電流IFが、上記の算出電流
IFに等しくなるように、マイクロコンピュータ27か
らFET26のゲートに送るチョッパパルスのON/O
FF比をセットする(#8)。
【0014】上記の処理手順を実行することで、予め積
載物に合わせて設定された運転モードに対応するパラメ
ータの値に基づき、モータ6の速度特性を任意に選択す
ることができ、従って、操作者の所望する速度特性でも
ってリフト昇降運転をすることが可能となる。なお、本
発明は上記実施例構成に限られず、種々の変形が可能で
ある。例えば、上記では3種類の速度特性N1,N2,
N3を示したが、これに限られず、さらに多くの速度特
性あるいは連続的に特性を変更できるようにしてもよ
く、また、モードスイッチ28は1回押下される毎にモ
ードが順次、切り替わる方式や、押し続けることにより
連続的にモードが変更されるような方式を採用すること
ができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
積載物の負荷時と無負荷時におけるモータの速度特性を
任意に選択し設定することができるので、積載物の負荷
の状況に応じて操作者の所望する速度特性でフォークリ
フト車のリフト昇降運転をすることが可能となる。従っ
て、作業能率を向上することができると共に、積載物の
荷くずれや破損等を防止することができる。請求項2の
発明によれば、積載物の無負荷時に対応して一時的にモ
ータの駆動速度を高速に切り換えることができるように
しているので、積載物が軽負荷時には低速で昇降運転を
行い、無負荷時にのみ高速に切り換えて作業を行うこと
により、運搬作業を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるフォークリフト車の斜
視図である。
【図2】リフト昇降用のモータの制御回路図である。
【図3】同モータの速度特性曲線である。
【図4】同モータの制御処理手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 フォークリフト車 6 油圧モータ 7 荷役レバー 10 リフト高速釦 21 アマチュアコイル 22 界磁コイル 27 マイクロコンピュータ 28 モードスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66F 9/00 - 11/04 H02P 5/04 - 5/26 H02P 7/04 - 7/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフト昇降時に油圧を制御する油圧ポン
    プと、該油圧ポンプを駆動させる電動モータと、該モー
    タを駆動制御する制御手段とを備えたフォークリフトの
    リフト制御装置において、上記モータは分巻モータであ
    り、上記制御手段は、積載物の負荷・無負荷に対する上
    記モータの速度特性を任意に選択し設定する設定手段を
    有し、上記設定手段によって設定された上記速度特性に
    基づき上記モータを駆動制御することを特徴とするフォ
    ークリフトのリフト制御装置。
  2. 【請求項2】 リフト昇降時に油圧を制御する油圧ポン
    プと、該油圧ポンプを駆動させる電動モータと、該モー
    タを駆動制御する制御手段とを備えたフォークリフトの
    リフト制御装置において、上記モータは分巻モータであ
    り、上記制御手段は、積載物の無負荷時に対応して上記
    モータの駆動速度を高速に切り換える切換手段を有した
    ことを特徴とするフォークリフトのリフト制御装置。
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