JP2854929B2 - 両底開き式運搬箱 - Google Patents

両底開き式運搬箱

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JP2854929B2 JP13837890A JP13837890A JP2854929B2 JP 2854929 B2 JP2854929 B2 JP 2854929B2 JP 13837890 A JP13837890 A JP 13837890A JP 13837890 A JP13837890 A JP 13837890A JP 2854929 B2 JP2854929 B2 JP 2854929B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、スクラップ等のばら積み内容物を吊り上げ
て搬送し、運搬箱から迅速かつ安全に排出することので
きる両底開き式運搬箱に関する。
<従来の技術> スクラップ等のばら積み内容物を収容して搬送しトラ
ックの荷台等に迅速に排出するため、従来より底開き式
底板を有する運搬箱が使用されている。このような運搬
箱は、吊り上げ状態では箱本体に対して底板が両開きあ
るいは片開き式に開き、着床状態では底板が閉じる構造
を基本とするものであるが、運搬箱にスクラップ等のば
ら物内容物を収容してクレーン等で吊り上げて搬送して
いる間は前記の底板が開かないように係止する必要があ
る。
このため従来からこの種の運搬箱として種々の提案が
なされており、例えば実開昭62−136490号公報には、吊
り上げ可能な箱本体に、開放状態では先端が軸着部より
内側に入るように吊支される観音開き(両開き)式の底
板と、レバー操作による前記底板のチャック機構とを設
け、また底板先端部分に滑動用のローラを取り付けたス
クラップ処理用バッグが開示されている。
<発明が解決しようとする課題> しかるに、前記公報に開示されているスクラップ処理
用バッグは、両開き式底板を開または閉にする度毎に箱
本体側のレバー操作によりチャック機構を介してハンガ
下端部の係止凹部を底板に取り付けられた係止ピンには
め込んでロックしたり、外してロックを開放したりする
必要がある。特にスクラップをバッグから排出する際、
排出する場所においてレバー操作を行う必要があるた
め、手間が掛かるばかりでなく場所によっては危険作業
となり、安全上にも問題があった。
本発明はこのような従来技術における問題点を解消
し、スクラップ等のばら積み内容物を収容するバッグの
ような運搬箱において、特に箱本体から両開き式あるい
は片開き式底板のロックの取り外しを効率よくかつ安全
に行うことのできる底開き式底板を有する運搬箱を提供
することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明は、対向する箱本体の両下端部にそれぞれ開閉
可能に軸支された大きさの等しい2枚の底板を有する両
底開き式運搬箱において、前記底板の開閉する端部付近
に固定側係合具を、一方箱本体に、前記固定側係合具に
対する係合位置と離脱位置とに回動可能で、かつ付勢手
段により離脱位置側に付勢されている可動側係合具を設
け、さらに前記箱本体側に前記可動側係合具を係合位置
側に拘束する拘束手段を備え、かつ前記固定側係合具
は、着床状態では前記可動側係合具に係合せず、吊り上
げて底板がわずかに開いた状態で初めて係合する位置に
設けられていることを特徴とする両底開き式運搬箱であ
る。
<作用> 本発明の両底開き式運搬箱を先ず着床状態とし、固定
側係合具に対して離脱位置側に付勢されている可動側係
合具を付勢手段に抗して係合位置側に押し込んだ後、拘
束手段により係合位置側に拘束する。ここで、固定側係
合具は、着床状態では前記可動側係合具に係合せず、吊
り上げて底板がわずかに開いた状態て初めて係合する位
置に設けられていることが重要である。その後、この運
搬箱をクレーン等で吊り上げると、底板が下降してわず
かに開いた状態となり、可動側係合具が固定側係合具に
係合して底板は閉じた状態に保持されるから、そのまま
運搬箱を吊り上げることができる。
この状態において、可動側係合具と固定側係合具は係
合状態を保持できるから、吊り上げたらただちに拘束手
段を解除し、引き続き運搬箱をクレーン等で所定の位置
まで搬送する。
所定位置において運搬箱を再び着床させると、拘束手
段がすでに解除されているので可動側係合具は付勢手段
により離脱位置に回動し、固定側係合具から離脱する。
そこでこの状態で運搬箱を再びクレーン等で吊り上げる
と、可動側係合具は固定側係合具に係合していないから
底板が開き、収容されていたばら積み内容物は床上に排
出される。
<実施例> 本発明の実施例を図面により説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す運搬箱の斜視図で、
10はスクラップを運搬する運搬箱であり、この運搬箱10
は主として外壁である箱本体1と底板2とからなり、大
きさのほぼ等しい2枚の底板2は対向する箱本体の両下
端部に設けたピン8と底板2の一端に設けたブラケット
13とにより開閉可能に軸支され、いわば箱本体1に対し
て両開き式に取り付けられている。床9に着床した状態
では底板2が閉じ、吊り上げた状態では底板2は開くこ
とができる。
箱本体1の側面上部には一対の軸受11が設けてあり、
この一対の軸受11には下部に水平係合部12を有する可動
側係合具3が回動可能に吊り下げられていると共に、可
動側係合具3はばね6により箱本体1の側面から離反す
る方向に付勢されている。
また、箱本体1の側面の一対の軸受11の位置する中央
部上方には筒状ガイド部材14が設けられ、この筒状ガイ
ド部材14にはレバー7により上下動可能にロッド状係留
具5が挿入されている。
一方、底板2の開閉する端部付近の側面にはかぎ型の
固定側係合具4が設けられている。
第2図は、この実施例の運搬箱の機能を説明する部分
側面図である。(a)に示すように、箱本体1に設けた
軸受11に回動可能に吊り下げられた可動側係合具3は、
ばね6により箱本体1の側面から離反する方向に付勢さ
れているが、固定側係合具4はこのように着床状態で底
板2が完全に閉じているときには可動側係合具3と係合
するよりもやや高い位置となっているので、可動側係合
具3を箱本体1側の係合位置まで押し込んでも固定側係
合具4とは係合しないので、レバー7を操作してロッド
状係留具5を下降させ、可動側係合具3を係合位置に拘
束する。このときロッド状係留具5のレバー7は筒状ガ
イド部材14の長い方のガイド溝15aの下端に係止されて
いる。
可動側係合具3を開放するには、(b)に示すように
レバー7を操作してロッド状係留具5を上昇させ、筒状
ガイド部材14の短い方のガイド溝15bの下端に係止させ
ることにより、ワンタッチで行うことができる。ロッド
状係留具5が上昇すると可動側係合具3の水平係合部12
は開放され、ばね6の付勢力により(c)に示すように
軸受11を支点に係合位置から離脱しほぼ垂直状態にな
る。
続いて本実施例による両底開き式運搬箱10にスクラッ
プを収容してクレーンで搬送し、トラックの荷台に排出
する例について説明する。第3図はこの運搬箱の作業手
順を示す正面図である。
まず第1図および第2図(a)に示したように可動側
係合具3の水平係合部12を係合位置、すなわち運搬箱側
面寄りに押し込み、ロッド状係留具5を下降させて可動
側係合具3を係合位置に拘束した後、図示しないクレー
ンによりワイヤ16を吊り上げ、運搬箱10を床9から切り
離すと、第3図(a)のように底板2がピン8を支点と
してわずかに開き、同時に底板2に設けられている固定
側係止具4が可動側係止具3の水平係合部12に係合する
ので、底板2はわずかに開いただけでほぼ閉止状態に維
持される。
次にこの状態で第3図(b)に示すようにレバー7を
操作してロッド状係留具5を持ち上げ、水平係合部12と
の係合を開放し、可動側係止具4の拘束を解除してから
トラックの待機している場所まで運搬箱10をクレーンに
より搬送する。
到着したら第3図(c)に示すように運搬箱10をトラ
ックの荷台9a上に下ろすと、全体の重量によって底板2
はピン8を支点として回動し、完全に閉じた状態とな
る。このような着床状態では固定側係合具4は可動側係
合具3と係合しないが、すでにロッド状係留具5による
拘束は解除されているから、第2図(c)で説明したよ
うに可動側係合具3はばね6に付勢されて固定側係合具
4から離脱する。この状態で箱本体1をワイヤ16により
吊り上げると、第3図(d)に示すように底板2はピン
8を支点として回動して大きく開き、運搬箱10内に収容
されていたスクラップは荷台9a上に排出される。
なお、この実施例では可動側係合具3を付勢するため
にばね6を使用しているが、変形例として例えば第4図
(a)、(b)に示すように可動側係合具3の片側に重
錘17を取り付けてもよい。この場合も、ロッド状係留具
5を持ち上げて係留を解除すると、可動側係合具3は重
錘17により付勢され、第4図(a)に示す係合位置から
離脱して第4図(b)に示すようにほぼ垂直状態とな
る。
さらに他の変形例として第5図に示すように、箱本体
1に設けた一対の軸受11に回動自在に吊り下げられた可
動側係合具3の下部に、2個のかぎ型の係合具4aを設け
る一方、これに対応する両開き式底板2の側面にそれぞ
れ水平係合部12aを設けるようにしてもよいことはいう
までもない。
また可動側係合具3を係合位置側に拘束する拘束手段
としては、例示したロック状係留具5に限定されるもの
ではなく、可動側係合具3の一部を引っかけるフックの
ようなものを箱本体1側面に設けてもよい。
<発明の効果> 本発明によれば、両底開き式運搬箱にばら積み内容物
を収容してクレーン等により搬送しトラックの荷台に排
出する作業において可動側係合具の拘束を解除する作業
が積み込み位置等の安全な場所において、ワンタッチで
行うことができる。
そして搬送先ではすでに可動側係合具の拘束が解除さ
れているので運搬箱を所定の場所に着床させるだけで可
動側係合具の係合が離脱され、運搬箱を吊り上げる操作
のみで内容物が排出されるので、クレーンによる運搬箱
の吊り上げから内容物の排出までの所要時間が従来の1/
3に短縮され、作業能率および安全性の向上が達成され
るという、すぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す運搬箱の斜視図、第2図
は本発明の実施例の運搬箱の機能を示す部分側面図、第
3図は本発明の実施例の運搬箱の作業手順を示す正面
図、第4図は本発明の実施例の変形例を示す運搬箱の部
分側面図、第5図は同じく本発明の実施例の他の変形例
を示す運搬箱の斜視図である。 1……箱本体 2……底板 3……可動側係合具 4……固定側係合具 5……ロッド状係留具 6……ばね(付勢手段) 7……レバー 8……ピン 9……床 9a……荷台 10……運搬箱 11……軸受 12…水平係合部 13……ブラケット 14……筒状ガイド部材 15……ガイド溝 16……ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 次人 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (56)参考文献 実開 昭63−167497(JP,U) 実開 平1−111685(JP,U) 実開 昭63−161289(JP,U) 実開 昭63−11485(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 3/00 - 3/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する箱本体(1)の両下端部にそれぞ
    れ開閉可能に軸支された大きさの等しい2枚の底板
    (2)を有する両底開き式運搬箱(10)において、前記
    底板(2)の開閉する端部付近に固定側係合具(4)
    を、一方箱本体に、前記固定側係合具(4)に対する係
    合位置と離脱位置とに回動可能で、かつ付勢手段(6)
    により離脱位置側に付勢されている可動側係合具(3)
    を設け、さらに前記箱本体(1)側に前記可動側係合具
    (3)を係合位置側に拘束する拘束手段(5)を備え、
    かつ前記固定側係合具(4)は、着床状態では前記可動
    側係合具(3)に係合せず、吊り上げて底板(2)がわ
    ずかに開いた状態で初めて係合する位置に設けられてい
    ることを特徴とする両底開き式運搬箱。
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