JP2854633B2 - 熱交換器コアの仮組方法およびこの方法の実施に使用する熱交換器コアの仮組装置 - Google Patents

熱交換器コアの仮組方法およびこの方法の実施に使用する熱交換器コアの仮組装置

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JP2854633B2 JP30715489A JP30715489A JP2854633B2 JP 2854633 B2 JP2854633 B2 JP 2854633B2 JP 30715489 A JP30715489 A JP 30715489A JP 30715489 A JP30715489 A JP 30715489A JP 2854633 B2 JP2854633 B2 JP 2854633B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱交換器コアの仮組方法およびこの方法の
実施に使用する熱交換器コアの仮組装置に関する。
〔従来の技術〕
周知のごとく、車両には、エンジンを冷却するための
ラジエータからなる熱交換器が搭載され、このような熱
交換器の熱交換器コアは、例えば、特開昭59−174238号
公報等に開示されるような熱交換器コアの仮組装置によ
り組み立てられている。
このような従来の熱交換器コアの仮組装置は、それぞ
れチューブ整列溝を有するチューブ整列片をスプリング
を介して配設したチューブ整列部材と、このチューブ整
列部材の下部に配置されチューブ整列片を装着する装着
溝を有する上下移動可能な整列板と、チューブ整列部材
の両側に配置された圧縮板とから構成されている。
このような熱交換器コアの仮組装置では、チューブ整
列片のチューブ整列溝に、熱交換器コアに必要な本数の
チューブおよび熱交換器コアの外側に配置される保持板
をそれぞれ挿入し、これらのチューブ間およびチューブ
と保持板との間にフィンを配置した後、整列板を下げる
ことにより整列板の装着溝からチューブ整列片の下部を
抜き、保持板を両側から中央側に圧縮板により押圧して
所定寸法まで圧縮することにより、熱交換器コアが仮り
組される。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、このような熱交換器コアの仮組装置で
は、チューブ整列片のチューブ溝にチューブ,保持板を
それぞれ挿入し、これらのチューブ間およびチューブと
保持板との間にフィンを配置した後、これらのチューブ
整列片の固定の解除を行ない、圧縮板により保持板を圧
縮する必要があるため、熱交換器コアの仮り組みに手間
がかかるとともに、仮組装置の構造が複雑になり、これ
により、メンテナンスが困難になるという問題があっ
た。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、熱交換器コアを容易に仮り組みすることがで
きる熱交換器コアの仮組方法を提供することを目的と
し、さらには、構造を大幅に簡素化することができる熱
交換器コアの仮組装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1記載の熱交換器コアの仮組方法は、熱交換器
コアを構成するチューブ等の棒状部品とフィンが摺動す
るベースと、このベース上の一側に配置される右回転方
向の螺旋状凹溝を有する一側円柱棒と、前記ベースの他
側に配置される左回転方向の螺旋状凹溝を有する他側円
柱棒の間に、前記棒状部品と前記フィンとを交互に配列
して供給する材料供給工程と、この材料供給工程で供給
された棒状部品とフィンを両円柱棒を回転させることに
よって水平移動させながら、前記棒状部品相互間の間隔
およびフィン長を、ほぼ熱交換器コア組立時の最終形状
に規制していく仮組工程とで構成されるものである。
請求項2記載の熱交換器コアの仮組装置は、熱交換器
コアを構成するチューブ等の棒状部品とフィンが摺動す
るベースと、このベースの一側に配置され右回転方向の
螺旋状凹溝を有する一側円柱棒と、前記ベースの他側に
配置され左回転方向の螺旋状凹溝を有する他側円柱棒と
を備えてなる移送装置に、前記円柱棒の螺旋状凹溝間に
前記棒状部品が配置され前記棒状部品間に位置する前記
円柱棒の螺旋状凸部間に前記フィンが配置される材料供
給部と、前記熱交換器コアを仮り組みする仮組部を形成
するとともに、前記材料供給部における螺旋状凹溝のピ
ッチを前記フィンと前記棒状部品の厚さを足した長さよ
りも大きく形成し、前記仮組部における螺旋状凹溝のピ
ッチをほぼ前記フィンと前記棒状部品の厚さを足した長
さに形成し、さらに、前記仮組部における螺旋状凸部間
の間隔を、熱交換器コア組立時のフィン長に形成してな
るものである。
請求項3記載の熱交換器コアの仮組装置は、請求項2
記載の熱交換器コアの仮組装置において、移送装置の材
料供給部が棒状部品供給部とフィン供給部とからなり、
このフィン供給部を前記材料供給部の仮組部側に形成
し、前記フィン供給部における螺旋状凹溝の幅を棒状部
品の厚さよりも少々広く形成してなるものである。
請求項4記載の熱交換器コアの仮組装置は、請求項2
記載の熱交換器コアの仮組装置において、一側円柱棒と
他側円柱棒を、それらの螺旋状凹溝に両端部が挿入され
た棒状部品をベース側に押す方向に回転してなるもので
ある。
請求項5記載の熱交換器コアの仮組装置は、請求項2
記載の熱交換器コアの仮組装置において、移送装置の材
料供給部が棒状部品供給部とフィン供給部とからなり、
このフィン供給部を前記材料供給部の仮組部側に形成
し、前記フィン供給部における螺旋状凹溝のピッチを、
フィンと棒状部品の厚さを足した長さよりも大きく形成
してなるものである。
請求項6記載の熱交換器コアの仮組装置は、請求項2
記載の熱交換器コアの仮組装置において、移送装置の材
料供給部を棒状部品供給部とフィン供給部とからなり、
このフィン供給部を前記材料供給部の仮組部側に形成す
るとともに、前記フィン供給部の螺旋状凸部間の間隔を
熱交換器コア組立時のフィン長よりも長く形成し、円柱
棒を前記フィン供給部から前記仮組部に向けて漸次拡径
してなるものである。
請求項7記載の熱交換器コアの仮組装置は、請求項2
記載の熱交換器コアの仮組装置において、仮組部の螺旋
状凹溝の幅を、棒状部品の厚さよりも広く形成してなる
ものである。
〔作 用〕
請求項1記載の熱交換器コアの仮組方法では、材料供
給工程でチューブ等の棒状部品とフィンとが交互に配列
されて供給された後、仮組工程で、棒状部品とフィンが
水平移動されながら、棒状部品相互間の間隔およびフィ
ン長が、ほぼ熱交換器コア組立時の最終形状に規制され
る。
請求項2記載の熱交換器コアの仮組装置では、材料供
給部における螺旋状凹溝間に棒状部品が配置され、材料
供給部の棒状部品間に位置する円柱棒の螺旋状凸部間に
フィンが配置され、円柱棒を回転することにより、その
螺旋状凹溝により棒状部品がフィンとともに移送装置の
仮組部に移送されながら、棒状部品間の間隔およびフィ
ン長が、ほぼ熱交換器コア組立時の最終形状に規制され
る。
請求項3記載の熱交換器コアの仮組装置では、請求項
2記載の熱交換器コアの仮組装置において、移送装置の
材料供給部が棒状部品供給部とフィン供給部とからな
り、このフィン供給部を材料供給部の仮組部側に形成
し、フィン供給部における螺旋状凹溝の幅を棒状部品の
厚さよりも少々広く形成したので、フィン供給部におい
ては棒状部品が傾いた状態から正規の状態に起こされ
る。
請求項4記載の熱交換器コアの仮組装置では、請求項
2記載の熱交換器コアの仮組装置において、一側円柱棒
と他側円柱棒を、それらの螺旋状凹溝に両端部が挿入さ
れた棒状部品をベース側に押す方向に回転したので、棒
状部品やフィンのベースからの浮き上がりが阻止され
る。
請求項5記載の熱交換器コアの仮組装置では、請求項
2記載の熱交換器コアの仮組装置において、移送装置の
材料供給部が棒状部品供給部とフィン供給部とからな
り、このフィン供給部を材料供給部の仮組部側に形成
し、フィン供給部における螺旋状凹溝のピッチを、フィ
ンと棒状部品の厚さを足した長さよりも大きく形成した
ので、フィン供給部における棒状部品間の間隔が、フィ
ンの厚さよりも大きく形成される。
請求項6記載の熱交換器コアの仮組装置では、請求項
2記載の熱交換器コアの仮組装置において、移送装置の
材料供給部を棒状部品供給部とフィン供給部とからな
り、このフィン供給部を材料供給部の仮組部側に形成す
るとともに、フィン供給部の螺旋状凸部間の間隔を熱交
換器コア組立時のフィン長よりも長く形成し、円柱棒を
フィン供給部から仮組部に向けて漸次拡径したので、フ
ィン供給部の螺旋状凸部間へのフィンの挿入が容易とさ
れるとともに、フィン長が次第に熱交換器コアの組立時
のフィン長に圧縮される。
請求項7記載の熱交換器コアの仮組装置では、請求項
2記載の熱交換器コアの仮組装置において、仮組部にお
ける螺旋状凹溝の幅を、棒状部品の厚さよりも広く形成
したので、例えば、仮組部において仮り組みされた熱交
換器コアを圧縮した状態で取り出す場合に、棒状部品の
両端が螺旋状凹溝から容易に抜き出される。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細を図面に示す一実施例について説
明する。
第1図および第2図は、本発明の熱交換器コアの仮組
装置の一実施例を示すもので、図において、符号31は、
構成部品を移送する移送装置を示している。
この移送装置31は、熱交換器コアを構成する構成部品
が摺動するベース33と、このベース33の一側に配置され
た一側円柱棒35と、ベース33の他側に配置された他側円
柱棒37とから構成されている。
構成部品は、熱交換器コアの両側に配置されるレイン
フォース38やチューブ39の棒状部品40と、チューブ39間
およびチューブ39とレインフォース38間に配置されるフ
ィン41とから構成されている。
また、一側円柱棒35には右回転方向の螺旋状凹溝43が
形成されており、他側円柱棒37には左回転方向の螺旋状
凹溝45が形成されている。
そして、移送装置31には、構成部品が供給される材料
供給部47と、熱交換器コアを仮り組みする仮組部49が形
成されている。
材料供給部47における螺旋状凹溝43,45のピッチP
1は、フィン41の厚さt1と棒状部品40の厚さt2を足した
長さ(t1+t2)よりも大きく形成され、一方、仮組部49
における螺旋状凹溝43,45のピッチP2は、ほぼフィン41
の厚さt1と棒状部品40の厚さt2を足した長さ(t1+t2
に形成されている。
また、仮組部49における螺旋状凸部51,53間の間隔L1
が、熱交換器コア組立時のフィン長L0に形成されてい
る。
そして、この実施例では、移送装置31の材料供給部47
が棒状部品供給部55とフィン供給部57に分割されてお
り、このフィン供給部57が材料供給部47の仮組部49側に
形成されている。
フィン供給部57における円柱棒35,37の螺旋状凹溝43,
45の幅B1は、棒状部品40の厚さt2よりも少々広く形成さ
れており、棒状部品供給部55における螺旋状凹溝43,45
の幅B2が幅B1よりも広く形成され、この幅B2は、棒状部
品40を容易に挿入することができ、かつ、棒状部品40が
倒れない幅とされている。
材料供給部47のうち、フィン供給部57における螺旋状
凹溝43,45のピッチP1が、フィン41の厚さt1と棒状部品4
0の厚さt2を足した長さ(t1+t2)よりも大きく形成さ
れており、螺旋状凹溝43,45に棒状部品40が供給された
後に、棒状部品40間にフィン41を挿入しやすくしてい
る。
また、フィン供給部57の螺旋状凸部51,53間の間隔L2
が、熱交換器コア組立時のフィン長L0、即ち間隔L1より
も長く形成されており、円柱棒35,37がフィン供給部57
から仮組部49に向けて漸次拡径され、これにより、仮組
部49における螺旋状凸部51,53間の間隔L1が熱交換器コ
ア組立時のフィン長L0に形成されている。また、螺旋状
凹溝43,45の幅はB1からB3に漸次拡大され、螺旋状凹溝4
3,45間のピッチもピッチP1からピッチP2に漸次小さくさ
れている。
さらに、仮組部49における螺旋状凹溝43,45の幅B
3が、棒状部品40の厚さt2よりも広く形成されている。
また、一側円柱棒35と他側円柱棒37は、モータ等の回
転駆動装置59により、螺旋状凹溝43,45に両端部が挿入
された棒状部品40をベース33側に押す方向Rに回転され
ている。
以上のように構成された熱交換器コアの仮組装置で
は、先ず、移送装置31の棒状部品供給部55において、熱
交換器コアを構成する全ての棒状部品40、即ち、2本の
レインフォース40と5本のチューブ39が、その両端部を
螺旋状凹溝43,45に挿入して棒状部品40が螺旋状凹溝43,
45間に配置される。この後、円柱棒35,37を回転するこ
とにより、棒状部品40をフィン供給部57に移送し、この
フィン供給部57で、チューブ39間およびチューブ39とレ
インフォース38間にフィン41が配置される。
次に、円柱棒35,37を回転して、この円柱棒35,37に形
成された螺旋状凹溝43,45により、棒状部品40がフィン4
1とともに移送装置31の仮組部49に移送されながら、棒
状部品40間の間隔およびフィン長L0が、ほぼ熱交換器コ
ア組立時の最終形状に規制され、熱交換器コアが仮り組
みされる。
そして、第2図に示したように、フィン41の幅b1が棒
状部品40の幅b2よりも大きい場合には、仮り組みされた
熱交換器コアの上面を押圧した状態で、棒状部品40の両
端を上方に押し上げることにより、フィン41の中央部に
棒状部品40が位置される。この後、圧縮機により、熱交
換器コアが所定寸法まで圧縮され、この状態で、熱交換
器コアが上方に抜き取られる。
しかして、以上のように構成された熱交換器コアの仮
組装置では、移送装置31に材料供給部47と仮組部49を形
成するとともに、材料供給部47における螺旋状凹溝43,4
5のピッチP1をフィン41と棒状部品40の厚さを足した長
さ(t1+t2)よりも大きく形成し、仮組部49における螺
旋状凹溝43,45のピッチP2をほぼフィン41と棒状部品40
の厚さを足した長さ(t1+t2)に形成し、さらに、仮組
部49における螺旋状凸部51,53間の間隔L1を熱交換器コ
ア組立時のフィン長L0に形成したので、棒状部品供給部
55において螺旋状凹溝43,45間に棒状部品40が配置さ
れ、円柱棒35,37が回転されて棒状部品40がフィン供給
部57に移送され、このフィン供給部57において、棒状部
品40間に位置する円柱棒35,37の螺旋状凸部51,53間にフ
ィン41が配置され、この後、円柱棒35,37を回転するこ
とにより、その螺旋状凹溝43,45により、棒状部品40が
フィン41とともに移送装置31の仮組部49に移送されなが
ら、棒状部品40間の間隔およびフィン長L0が、ほぼ熱交
換器コア組立時の最終形状に規制され、熱交換器コアを
従来よりも容易に仮り組みすることができるとともに、
熱交換器コアの仮組装置の構造を従来よりも大幅に簡素
化することができる。
また、移送装置31の材料供給部47の棒状部品供給部55
とフィン供給部57とに分割し、このフィン供給部57を材
料供給部47の仮組部49側に形成し、フィン供給部57にお
ける円柱棒35,37の螺旋状凹溝43,45の幅B1をほぼ棒状部
品40の厚さt2に形成したので、棒状部品供給部55で傾い
た状態で配置された棒状部品40が、フィン供給部57にお
いて正規の状態に起こされ、棒状部品40が傾いた状態で
組み立てられることを確実に防止することができる。
さらに、一側円柱棒35と他側円柱棒37を、それらの螺
旋状凹溝43,45に両端部が挿入された棒状部品40をベー
ス33側に押す方向Rに回転したので、棒状部品40やフィ
ン41のベース33からの浮き上がりが阻止され、棒状部品
40やフィン41を円柱棒35,37により仮組部49に確実に移
送することができる。
また、フィン供給部57における螺旋状凹溝43,45のピ
ッチP1を、フィン41の厚さt1と棒状部品40の厚さt2を足
した長さ(t1+t2)よりも大きく形成したので、フィン
供給部57においては、棒状部品40間の間隔がフィン41の
厚さt1よりも大きく形成されており、螺旋状凸部51,53
間にフィン41を容易に挿入することができる。
さらに、フィン供給部57の螺旋状凸部51,53間の間隔L
2を熱交換器コア組立時のフィン長L1よりも長く形成
し、円柱棒35,37をフィン供給部57から仮組部49に向け
て漸次拡径したので、フィン供給部57の螺旋状凸部51,5
3間にフィン41を容易に挿入することができるととも
に、フィン長L0を次第に熱交換器コア組立時のフィン長
L1に圧縮することができる。
また、仮組部49における螺旋状凹溝43,45の幅B3を、
棒状部品40の厚さt2よりも広く形成したので、例えば、
仮組部49において仮り組みされた熱交換器コアを圧縮し
た状態で取り出す場合に、棒状部品40の両端部を螺旋状
凹溝43,45から容易に抜き出すことができる。
尚、上記実施例では、ベース33と、螺旋状凹溝43,45
が形成された円柱棒35,37とを備えた移送装置により、
構成部品を移送しながら熱交換器コアを仮り組みする例
について説明したが、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、チューブ等の棒状部品とフィンとを交互
に配列して供給する材料供給工程と、この材料供給工程
で供給された棒状部品とフィンを水平移動させながら、
棒状部品間の間隔およびフィン長を、ほぼ熱交換器コア
組立時の最終形状に規制していく仮組工程とから構成さ
れるものであれば、上記実施例とほぼ同様の効果を得る
ことができる。
また、チューブ39とフィン41を本発明により仮組した
後、後工程でレインホース40を供給しても良い。
〔発明の効果〕
請求項1記載の熱交換器コアの仮組方法では、熱交換
器コアを構成するチューブ等の棒状部品とフィンが摺動
するベースと、このベース上の一側に配置される右回転
方向の螺旋状凹溝を有する一側円柱棒と、ベースの他側
に配置される左回転方向の螺旋状凹溝を有する他側円柱
棒の間に、棒状部品とフィンとを交互に配列して供給す
る材料供給工程と、この材料供給工程で供給された棒状
部品とフィンを両円柱棒を回転させることによって水平
移動させながら、棒状部品間の間隔およびフィン長を、
ほぼ熱交換器コア組立時の最終形状に規制していく仮組
工程とで構成されるので、熱交換器コアを従来よりも容
易に仮り組みすることができる。
請求項2記載の熱交換器コアの仮組装置では、構成部
品が摺動するベースと、右回転方向の螺旋状凹溝を有す
る一側円柱棒と、左回転方向の螺旋状凹溝を有する他側
円柱棒とを備えてなる移送装置に、棒状部品とフィンが
供給される材料供給部と、熱交換器コアを仮り組みする
仮組部を形成するとともに、材料供給部における螺旋状
凹溝のピッチをフィンと棒状部品の厚さを足した長さよ
りも大きく形成し、仮組部における螺旋状凹溝のピッチ
をほぼフィンと棒状部品の厚さを足した長さに形成し、
さらに、仮組部における、螺旋状凸部間の間隔を、熱交
換器コア組立時のフィン長に形成してたので、材料供給
部における螺旋状凹溝間に棒状部品が配置され、材料供
給部の棒状部品間に位置する円柱棒の螺旋状凸部間にフ
ィンが配置され、円柱棒を回転することにより、その螺
旋状凹溝により棒状部品がフィンとともに移送装置の仮
組部に移送されながら、棒状部品間の間隔およびフィン
長が、ほぼ熱交換器コア組立時の最終形状に規制され、
熱交換器コアを従来よりも容易に仮り組みすることがで
きるとともに、熱交換器コアの仮組装置の構造を従来よ
りも大幅に簡素化することができる。
請求項3記載の熱交換器コアの仮組装置では、請求項
2記載の熱交換器コアの仮組装置において、移送装置の
材料供給部が棒状部品供給部とフィン供給部とからな
り、このフィン供給部を材料供給部の仮組部側に形成
し、フィン供給部ににおける螺旋状凹溝の幅をほぼ棒状
部品の厚さに形成したので、フィン供給部においては棒
状部品が傾いた状態から正規の状態に起こされ、棒状部
品が傾いた状態で組み立てられることを確実に防止する
ことができる。
請求項4記載の熱交換器コアの仮組装置では、請求項
2記載の熱交換器コアの仮組装置において、一側円柱棒
と他側円柱棒を、それらの螺旋状凹溝に両端部が挿入さ
れた棒状部品をベース側に押す方向に回転したので、棒
状部品やフィンのベースからの浮き上がりが阻止され、
棒状部品やフィンを円柱棒により仮組部に確実に移送す
ることができる。
請求項5記載の熱交換器コアの仮組装置では、請求項
2記載の熱交換器コアの仮組装置において、移送装置の
材料供給部が棒状部品供給部とフィン供給部とからな
り、このフィン供給部を材料供給部の仮組部側に形成
し、フィン供給部における螺旋状凹溝のピッチを、フィ
ンと棒状部品の厚さを足した長さよりも大きく形成した
ので、フィン供給部における棒状部品間の間隔が、フィ
ンの厚さよりも大きく形成され、フィン供給部の螺旋状
凸部間にフィンを容易に挿入することができる。
請求項6記載の熱交換器コアの仮組装置では、請求項
2記載の熱交換器コアの仮組装置において、移送装置の
材料供給部を棒状部品供給部とフィン供給部とからな
り、このフィン供給部を材料供給部の仮組部側に形成す
るとともに、フィン供給部の螺旋状凸部間の間隔を熱交
換器コア組立時のフィン長よりも長く形成し、円柱棒を
前記フィン供給部から仮組部に向けて漸次拡径したの
で、フィン供給部の螺旋状凸部間にフィンを容易に挿入
することができるとともに、フィン長を次第に熱交換器
コア組立時のフィン長に圧縮することができる。
請求項7記載の熱交換器コアの仮組装置では、請求項
2記載の熱交換器コアの仮組装置において、仮組部にお
ける螺旋状凹溝の幅を、棒状部品の厚さよりも広く形成
したので、例えば、仮組部において仮り組みされた熱交
換器コアを圧縮した状態で取り出す場合に、棒状部品の
両端が螺旋状凹溝から容易に抜き出され、熱交換器コア
を容易に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱交換器コアの仮組装置の一実施例の
一部を断面で示す平面図である。 第2図は第1図のII−II線に沿う横断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 31……移送装置 33……ベース 35……一側円柱棒 37……他側円柱棒 40……棒状部品 41……フィン 43……右回転方向の螺旋状凹溝 45……左回転方向の螺旋状凹溝 47……材料供給部 49……仮組部 51,53……螺旋状凸部 55……棒状部品供給部 57……フィン供給部。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換器コアを構成するチューブ等の棒状
    部品とフィンが摺動するベースと、このベース上の一側
    に配置される右回転方向の螺旋状凹溝を有する一側円柱
    棒と、前記ベースの他側に配置される左回転方向の螺旋
    状凹溝を有する他側円柱棒の間に、前記棒状部品と前記
    フィンとを交互に配列して供給する材料供給工程と、こ
    の材料供給工程で供給された棒状部品とフィンを両円柱
    棒を回転させることによって水平移動させながら、前記
    棒状部品相互間の間隔およびフィン長を、ほぼ熱交換器
    コア組立時の最終形状に規制していく仮組工程とで構成
    されることを特徴とする熱交換器コアの仮組方法。
  2. 【請求項2】熱交換器コアを構成するチューブ等の棒状
    部品とフィンが摺動するベースと、このベースの一側に
    配置され右回転方向の螺旋状凹溝を有する一側円柱棒
    と、前記ベースの他側に配置され左回転方向の螺旋状凹
    溝を有する他側円柱棒とを備えてなる移送装置に、前記
    円柱棒の螺旋状凹溝間に前記棒状部品が配置され前記棒
    状部品間に位置する前記円柱棒の螺旋状凸部間に前記フ
    ィンが配置される材料供給部と、前記熱交換器コアを仮
    り組みする仮組部を形成するとともに、前記材料供給部
    における螺旋状凹溝のピッチを前記フィンと前記棒状部
    品の厚さを足した長さよりも大きく形成し、前記仮組部
    における螺旋状凹溝のピッチをほぼ前記フィンと前記棒
    状部品の厚さを足した長さに形成し、さらに、前記仮組
    部における螺旋状凸部間の間隔を、熱交換器コア組立時
    のフィン長に形成してなることを特徴とする熱交換器コ
    アの仮組装置。
  3. 【請求項3】移送装置の材料供給部は棒状部品供給部と
    フィン供給部とからなり、このフィン供給部を前記材料
    供給部の仮組部側に形成し、前記フィン供給部における
    螺旋状凹溝の幅を、棒状部品の厚さよりも少々広く形成
    してなることを特徴とする請求項2記載の熱交換器コア
    の仮組装置。
  4. 【請求項4】一側円柱棒と他側円柱棒は、それらの螺旋
    状凹溝に両端部が挿入された棒状部品をベース側に押す
    方向に回転されることを特徴とする請求項2記載の熱交
    換器コアの仮組装置。
  5. 【請求項5】移送装置の材料供給部は棒状部品供給部と
    フィン供給部とからなり、このフィン供給部を前記材料
    供給部の仮組部側に形成し、前記フィン供給部における
    螺旋状凹溝のピッチを、フィンと棒状部品の厚さを足し
    た長さよりも大きく形成してなることを特徴とする請求
    項2記載の熱交換器コアの仮組装置。
  6. 【請求項6】移送装置の材料供給部は棒状部品供給部と
    フィン供給部とからなり、このフィン供給部を前記材料
    供給部の仮組部側に形成するとともに、前記フィン供給
    部の螺旋状凸部間の間隔を熱交換器コア組立時のフィン
    長よりも長く形成し、円柱棒を前記フィン供給部から前
    記仮組部に向けて漸次拡径してなることを特徴とする請
    求項2記載の熱交換器コアの仮組装置。
  7. 【請求項7】仮組部の螺旋状凹溝の幅は、棒状部品の厚
    さよりも広く形成されていることを特徴とする請求項2
    記載の熱交換器コアの仮組装置。
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