JP2854586B2 - 軸流ファン - Google Patents
軸流ファンInfo
- Publication number
- JP2854586B2 JP2854586B2 JP63212808A JP21280888A JP2854586B2 JP 2854586 B2 JP2854586 B2 JP 2854586B2 JP 63212808 A JP63212808 A JP 63212808A JP 21280888 A JP21280888 A JP 21280888A JP 2854586 B2 JP2854586 B2 JP 2854586B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- blade
- axial
- axial fan
- noise
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軸流ファンに係り、特に、仕様の相異なる
ブレードを用いて低騒音化を図るに好適な軸流ファンに
関するものである。
ブレードを用いて低騒音化を図るに好適な軸流ファンに
関するものである。
自動車等の車両に於ては、例えば、エンジン冷却用の
ラジエータ或いは空気調和装置の冷却用のコンデンサを
冷却するための装置として軸流ファンが用いられてい
る。
ラジエータ或いは空気調和装置の冷却用のコンデンサを
冷却するための装置として軸流ファンが用いられてい
る。
従来、この種の軸流ファンは、例えば実開昭52−3550
8号公報、特開昭54−32808号公報に於て開示される如
く、エンジン又はモータの回転軸に取り付けられる回転
ボス部に、複数のファンブレードを固定することによっ
て構成されている。
8号公報、特開昭54−32808号公報に於て開示される如
く、エンジン又はモータの回転軸に取り付けられる回転
ボス部に、複数のファンブレードを固定することによっ
て構成されている。
そして、ファンブレードの形態としては、前進翼型フ
ァンブレードと後退翼型ファンブレードとが知られてい
る。これらは、その用途,目的に応じて適宜選択されて
使用されている。
ァンブレードと後退翼型ファンブレードとが知られてい
る。これらは、その用途,目的に応じて適宜選択されて
使用されている。
ところが、従来の軸流ファンは、生産コストの低減を
図るため、前進翼型ファンブレード又は後退翼型ファン
ブレードの何れか一方を選択すると共に、同一仕様にし
て軸流ファンを構成している。そのため、前進翼型ファ
ンブレードで構成された軸流ファンでは、第3図に示す
如く、軸流ファンが回転すると、回転の1次成分,2次成
分等の回転のn次数成分が多く含まれた耳障りな騒音が
発生し、又、後退翼型ファンブレードで構成され軸流フ
ァンでは、第4図に示す如く、軸流ファンが回転する
と、回転の1次成分,2次成分等の回転のn次数成分が多
く含まれた耳障りな騒音が発生するという不具合があっ
た。
図るため、前進翼型ファンブレード又は後退翼型ファン
ブレードの何れか一方を選択すると共に、同一仕様にし
て軸流ファンを構成している。そのため、前進翼型ファ
ンブレードで構成された軸流ファンでは、第3図に示す
如く、軸流ファンが回転すると、回転の1次成分,2次成
分等の回転のn次数成分が多く含まれた耳障りな騒音が
発生し、又、後退翼型ファンブレードで構成され軸流フ
ァンでは、第4図に示す如く、軸流ファンが回転する
と、回転の1次成分,2次成分等の回転のn次数成分が多
く含まれた耳障りな騒音が発生するという不具合があっ
た。
本発明は斯かる従来の問題点を解決するために為され
たもので、その目的は、騒音の回転のn次数成分を翼の
n次数成分に分散させることができる軸流ファンを提供
することにある。
たもので、その目的は、騒音の回転のn次数成分を翼の
n次数成分に分散させることができる軸流ファンを提供
することにある。
本発明の請求項1に係る軸流ファンは、複数のファン
ブレードが回転ボス部に固定されている軸流ファンに於
て、前進翼型ファンブレードと後退翼型ファンブレード
とが交互に等ピッチで回転ボス部に取り付けられている
ものである。
ブレードが回転ボス部に固定されている軸流ファンに於
て、前進翼型ファンブレードと後退翼型ファンブレード
とが交互に等ピッチで回転ボス部に取り付けられている
ものである。
本発明の請求項1に係る軸流ファンに於ては、回転ボ
ス部には前進翼型ファンブレードと後退翼型ファンブレ
ードとが交互に等ピッチで配置されている場合、各ファ
ンブレードが回転する際、各ファンブレード間での翼列
干渉を防止し、ノイズ成分が多数の次数成分に分散され
て騒音の音色をフラット化することによって改善するこ
とができ、軸流ファンの回転によって耳障りな音が発生
するのを抑制することが可能となる。
ス部には前進翼型ファンブレードと後退翼型ファンブレ
ードとが交互に等ピッチで配置されている場合、各ファ
ンブレードが回転する際、各ファンブレード間での翼列
干渉を防止し、ノイズ成分が多数の次数成分に分散され
て騒音の音色をフラット化することによって改善するこ
とができ、軸流ファンの回転によって耳障りな音が発生
するのを抑制することが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る軸流ファンを示す、
図に於て、10は回転ボス部である。
図に於て、10は回転ボス部である。
この回転ボス10の周囲には、2個の前進翼型ファンブ
レード12と、2個の後退翼型ファンブレード14とが交互
に、且つ、夫々等ピッチで取り付けられている。
レード12と、2個の後退翼型ファンブレード14とが交互
に、且つ、夫々等ピッチで取り付けられている。
以上の構成に於ける軸流ファン16を回転させて騒音レ
ベルを測定したところ、第2図に示す如く、騒音の周波
数成分として、翼の2次成分,4次成分,6次成分,8次成
分,9.5次成分,10次成分,11次成分等の各高次成分が発生
し、騒音レベル全体の周波数成分が分散されて音色の改
善が図れ、軸流ファン16の回転によって耳障りな音が発
生するのを抑制することが確認された。
ベルを測定したところ、第2図に示す如く、騒音の周波
数成分として、翼の2次成分,4次成分,6次成分,8次成
分,9.5次成分,10次成分,11次成分等の各高次成分が発生
し、騒音レベル全体の周波数成分が分散されて音色の改
善が図れ、軸流ファン16の回転によって耳障りな音が発
生するのを抑制することが確認された。
以上説明した如く、本発明の請求項1記載の軸流ファ
ンによれば、前進翼型ファンブレードと後退翼型ファン
ブレードとが交互に等ピッチで回転ボス部に取り付けら
れている場合には、騒音周波数の成分を分散させて音色
の改善を図ることが可能となり、軸流ファンの回転によ
って騒音が発生しても、耳ざわりな音が発生するのを抑
制することができる。
ンによれば、前進翼型ファンブレードと後退翼型ファン
ブレードとが交互に等ピッチで回転ボス部に取り付けら
れている場合には、騒音周波数の成分を分散させて音色
の改善を図ることが可能となり、軸流ファンの回転によ
って騒音が発生しても、耳ざわりな音が発生するのを抑
制することができる。
第1図は本発明の第一実施例に係る軸流ファンを示す構
成図である。 第2図は本発明の第一実施例に係る軸流ファンの騒音レ
ベルの特性図である。 第3図は従来の前進翼型ファンブレードを用いた軸流フ
ァンの騒音レベルの特性図である。 第4図は従来の後退翼型ファンブレードを用いた軸流フ
ァンの騒音レベルの特性図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 10……回転ボス部 12……前進翼型ファンブレード 14……後退翼型ファンブレード 16……軸流ファン。
成図である。 第2図は本発明の第一実施例に係る軸流ファンの騒音レ
ベルの特性図である。 第3図は従来の前進翼型ファンブレードを用いた軸流フ
ァンの騒音レベルの特性図である。 第4図は従来の後退翼型ファンブレードを用いた軸流フ
ァンの騒音レベルの特性図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 10……回転ボス部 12……前進翼型ファンブレード 14……後退翼型ファンブレード 16……軸流ファン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−150499(JP,A) 特開 昭63−170589(JP,A) 特開 昭55−25555(JP,A) 特開 昭54−32808(JP,A) 実開 昭62−74196(JP,U) 実開 昭50−150809(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】複数のファンブレードが回転ボス部に固定
されている軸流ファンに於て、前進翼型ファンブレード
と後退翼型ファンブレードとが交互に等ピッチで回転ボ
ス部に取り付けられていることを特徴とする軸流ファ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63212808A JP2854586B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 軸流ファン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63212808A JP2854586B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 軸流ファン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0261399A JPH0261399A (ja) | 1990-03-01 |
JP2854586B2 true JP2854586B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=16628709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63212808A Expired - Lifetime JP2854586B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 軸流ファン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2854586B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4140987A1 (de) * | 1991-12-12 | 1993-06-17 | Behr Gmbh & Co | Axialluefter |
JP4075264B2 (ja) * | 2000-01-28 | 2008-04-16 | セイコーエプソン株式会社 | 軸流ファン、遠心力ファン、およびこれらを用いた電子機器 |
JP2003042094A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Zexel Valeo Climate Control Corp | 軸流ファン |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5525555A (en) * | 1978-08-12 | 1980-02-23 | Hitachi Ltd | Impeller |
JPS63150499A (ja) * | 1986-12-16 | 1988-06-23 | Matsushita Seiko Co Ltd | 軸流送風機 |
JPH0663515B2 (ja) * | 1987-01-07 | 1994-08-22 | 松下電器産業株式会社 | 羽根車 |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP63212808A patent/JP2854586B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0261399A (ja) | 1990-03-01 |
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