JP2854144B2 - 芳香族ジチオカルボン酸のスルフアイド誘導体、その製法及びこれより成る天然−及び合成ゴム用の架橋剤 - Google Patents

芳香族ジチオカルボン酸のスルフアイド誘導体、その製法及びこれより成る天然−及び合成ゴム用の架橋剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規の芳香族ジチオカ
ルボン酸のスルフアイド誘導体、その製法及びゴムの加
硫戻り安定性を改良するためのニトロソアミン不含架橋
剤としてのその使用に関する。本発明によるポリスルフ
アイド誘導体は次の一般式を有する:
【0002】
【化5】
【0003】硫黄又は硫黄供与体(Schwefelspender)及
び促進剤系を用いるゴムの架橋により、一般に、その当
初相内のポリマー連鎖がポリスルフアイド性硫黄架橋に
より連結されている加硫物が提供される。ポリスルフア
イド性架橋加硫物は、多くの特性において最適の結果を
もたらす(A.V.Chapman、M.Porterの「SulfurVulka
nisation Chemistry 」、Natural Rubbur Science an
d Technology、A.D.Roberts、ed、Oxford Press
1988参照)。これは、その機械特性と並んで殊に
引裂き抵抗及び摩耗抵抗に関する。しかしながら、この
ような硫黄含有系の加硫戻りには欠点がある。加硫戻り
には、一方では加硫工程の間の加硫特性の低下及び他方
では動的負荷の際の嫌気性老化が包含される。この機構
の表明は、熱的負荷のもとで、ポリスルフアイド橋がモ
ノスルフアイド配置になるまで分解することである。こ
の際に放出される硫黄は、一方でポリマーセグメントに
貯留し、これによりそのガラス温度Tgが高まり、他方
で、加硫物上への酸素の作用に触媒作用をする。この双
方の作用は網状物の損障をもたらす。反応時間及び反応
温度に関係して既に加硫工程で使用する硫黄の前記の後
続反応(Folgereaktion)は、エラストマーの能力限界に
著るしく影響し、従って仕上げ工程の最適具体化に関し
て制限を必要とする(これに関しては同様にA.V.Ch
apman.M.Porterの前記文献参照)。
【0004】硫黄のこの後続反応を少なくする試みは、
いわゆるEV−系の使用であり;これは、最少量の硫黄
の使用と同時の高められた量の加硫促進剤より成る系で
ある。しかしながら、迅速な加硫の結果として、この加
工安定性は不利に変えられる。更に、なおより大きな影
響幅(Tragweite)で、摩耗抵抗、引裂抵抗及びコード
付着性の予め計算された影響が、まさに、タイヤ工学に
関して現われる(P.M.Lewisの“Vulkanisate stru
cture and its effects on Properties”in NR
−Technologie,Quaterly Volume17、Part4、57
頁以降1986参照)。
【0005】熱的に安定な加硫物との関連で、熱エネル
ギーの導入時に安定な網状架橋素子を放出し、脱離基
(A)として慣用の促進剤系例えばジチオカルバモイル
構造を有するポリスルフアイド誘導体が提案されている
(西ドイツ特許出願公告第2265382参照)。しか
しながら、このジチオカルバメート系の著るしい欠点
は、加硫工程の経過でニトロソアミンが形成され、これ
は、この条件下で不安定なジチオカルバメートの分解生
成物(アミン)のニトロソ化により生じる。ニトロソア
ミンは、現在の知識によれば、大抵は発癌性代謝生成物
を形成するので、健康有害物とみなすべきである(Umsc
hau1985(1)、24参照)。アミン不含のポリス
ルフアイド誘導体は、架橋剤として同様に公知である
が、まったく不充分な能力水準を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、加硫
戻りを減少し、殊にエラストマーの老化の際の能力低下
を抑制し、同時に発癌性ニトロソアミンの危険を回避す
るジエンゴム用の架橋系を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】ところで、それを用いて
この課題を達成することのできるような架橋系を発見し
た。本発明の思想は、オリゴマー性S−橋の代りに、網
状物形成のために安定な炭素含有橋(X)をアミン不含
のフエノール性チオカルボニル脱離基と、次の一般式:
【0008】
【化6】
【0009】に応じて組み合せることにある。
【0010】ここでA及びA′は異なる又は同一のもの
で、一般式:
【0011】
【化7】
【0012】〔式中n,m,p,q及びrは0又は1で
あり、但し、n+m+pは最低1の値を有すべきであ
る〕のアミン不含の芳香族チオカルボニル基である。
【0013】R1及びR2は同一又は異なるもので、次の
基である: − C−原子数1〜10のアルキル基 − C−原子数1〜10のアルケニル基 − C−原子数15までのアラルキル基。
【0014】フエノール性基は、有利にそのアルカリ金
属塩、アルカリ土類金属塩又は亜鉛塩の形で存在するこ
ともでき、zは0<z<50の整数であり、Xは2価
(z=1)又は多価(z>1)の直鎖状又は分枝鎖状の
脂肪族、脂環式又は芳香脂肪族を表わし、この際、重合
度50まで及び最低2の価数のポリマーもこれに包含さ
れる。
【0015】z=1である場合にはXは次のものを表わ
す: − C−原子数1〜30のアルキル基 − C−原子数1〜30のアルケニル基 − C−原子数40までのアラルキル基。
【0016】1<Z<4である場合にはXは次のものを
表わす: − C−原子数1〜20zのアルキル基 − C−原子数1〜20zをアルケニル基 − C−原子数20zまでのアルキル基。
【0017】有利な脱離基A、A′は、4−ヒドロキシ
−3,5−ジアルキル−ベンゾール−チオカルボニル基
であり、ここで、場合によってはフエノール基の代りに
フエノレート基も有利である。特に4−ヒドロキシ−
3,5−ジ−t−ブチル−ベンゾール−チオカルボニル
−脱離基もしくは相応するフエノラートが有利である。
【0018】架橋基Xを得るために、可能な多くの化合
物は、更に、出発化合物の入手性に依り、ジクロリド及
びジチオールに制限される。有利な架橋基Xは2価の直
鎖状アルキレン基であり、この際、特にエチレン基を使
用するのが有利である。
【0019】本発明による架橋法のために、ゴムとして
天然−及び合成−ゴムが使用される。有利な合成ゴム
は、例えばスチロール−ブタジエン−コポリマー、ポリ
ブタジエン、ポリイソプレン、インテグラルゴム(例え
ば西ドイツ特許出願公開第3710002号、同第37
24871号、同第3804547号明細書に記載)又
はこれらの混合物、又はニトリル−、クロロプレンブチ
ル−EPDM−ゴム等である。
【0020】他の慣用のゴム添加物例えば填料、可塑
剤、接着剤、促進剤、活性剤、ステリン酸、ワックス、
老化防止剤及びオゾン保護剤、発泡剤、染料並びに顔料
に関して制限はない。前記ゴム添加剤を有する加硫系の
製造は、慣用の当業者に公知の方法で行なう。
【0021】加硫は、100〜250℃有利に120〜
240℃の温度で実施される。加硫は、同様に、当業者
に公知の方法で行なわれる。
【0022】本発明によるポリスルフアイド誘導体は、
使用すべき処方で、長い加硫時間及び加硫温度の後の加
硫戻りに関して利点を有する。同時にこれは、エラスト
マー老化において、著しく僅かな能力低下を示し、発癌
性ニトロソアミンの発生の危険がない。これらは、架橋
試薬(ビス−チオ−アルカン橋)からの二重作用と酸化
防止剤(立体的障害されたフエノール)と一緒になり、
この際、後者は、付加的に、網状物中での固定の利点を
有する。
【0023】本発明のもう1つの課題は、式: A−SH 〔式中 Aは前記のものを表わす〕のジチオカルボン酸
と式:
【0024】
【化8】
【0025】〔式中 X及びzは前記のもを表わす〕の
2価又は多価のアルキル化合物の混雑塩(Buntesalz)
との反応による前記のポリスルフアイド誘導体の製法で
あり、これは、水と混じりうる有機溶剤中の溶液として
のジチオカルボン酸2モルを、水性又は水と混じりうる
有機溶液としての混雑塩1モルに、−10〜+60℃特
に20〜40℃の温度で滴加し、反応溶液又は全てのエ
ダクト( Edukt )のpH値を6〜9有利に7〜8で一定に
保持することによりなる。
【0026】有利な有機溶剤は、テトラヒドロフラン
(THF)である。
【0027】製造例 1. 1,2−ジクロルエタンの混雑塩 1,2−ジクロルエタン(97%)40.16gをチオ
硫酸ナトリウム・5水和物198.40gと共に水80
0ml及びエタノール650mlからの混合物中で還流下に
15時間煮沸する。生じたビス−混雑塩は、更に後処理
することなく次の工程に使用されうる。
【0028】2. DBCS: 4−ヒドロキシ−3,
5−ジ−t−ブチル−ベンゾールジチオカルボン酸もし
くはDBCS−K:相応するカリウム塩 窒素掃気され、還流冷却器、分液ロート及び撹拌機を有
する6l−三頚フラスコ中、窒素気下で、ジ−t−ブチ
ルフエノール1031.7gをTHF2.5l中に溶か
す。KOH−粉末561.0gの導入(発熱反応)の後
に、全フラスコ内容物を10℃まで冷却する。この温度
で、5時間にわたって、二硫化炭素380.5gを滴加
し、引続きこの温度で15時間反応させる。生じた固体
を吸引濾過し、冷アセトンで後洗浄し、真空乾燥器中、
室温で乾燥させる。GBCS−Kの粗製物1525gが
存在した(収率85%)。
【0029】3. DBEB: 1,2−ビス−(4−
ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチル−ベンゾールチオ
カルボニル−ジチオ−エタン) (IUPACによる修正名称: ビス−[4−ヒドロキ
シ−3,5−ジ−ブチル−ベンゾール−ジチオカルボン
酸−(ジチオペルオキソ)]−1,2−エタンジエステ
ル)10%水溶液としてのDBCS−K(2から)29
4.1gにTHF1200mlを加え、酢酸でpH7に調節
する。この装入物に、一方で1からの混雑塩溶液151
6.8g(混雑塩0.4モルに相当)及びこれに並行し
て37%ホルムアルデヒド溶液67.3gを3時間かか
って滴加する。引続き、pHを8に調節し、室温で15
時間、40℃で5時間後反応させる。粗生成物171g
が単離できるから、これを石油エーテルから再結晶させ
る。
【0030】 元素分析: C H O S 計算値 58.67 7.08 4.88 29.36 実測値 58.37 7.15 27
【0031】
【表1】
【0032】加硫例 実験の部 次に記載の走行面−加硫物の全ては、次のようにして製
造した:ウエルナー・アンド・フライテレル社(Firma
Werner und Pfleiderer)のGK2型の内部ミキサ
ーを用いて、50UpMのローター回転数及び40℃ジ
ャケット温度で次の基本混合物を調製する: ゴム 100 ZnO 3phr 芳香性可塑剤油 10phr カーボンブラックN−339 50phr 架橋剤 表参照 100もしくは300%伸びの際の引張り強度(モジュ
ールとも称される)は、DIN53504により測定し
た。
【0033】構造強度は、ポール(Pohle:S.Bostroe
m,Kautschuk−Handbuch、第5巻、123頁参照)によ
り測定した。
【0034】残留伸び(引張り変形残留)はDIN53
518により測定した。
【0035】硬度(ショアA)はDAN53505によ
り測定した。
【0036】反跳弾性(Elast.)はDIN53512に
より測定した。
【0037】摩耗性はDIN53516により測定し
た。
【0038】圧縮歪み(Compressionset)はDIN53
517により測定した。
【0039】発熱性(heat built−up)の試験はDI
N53533、Teil3に依り、グッドリッチ−フレキソ
メータ(Goodrich−flexometers)を用いて、方法1と
しての実験部に記載の方法により行なう。更に、実験部
に方法5として記載の次の困難な条件を選択した:荷
重:500N、当初温度:50℃、時間:25分。
【0040】その都度の荷重における球消耗(Kugel−z
ermuerbung)は、S.バストレーム(Bastroem)のカウチ
ュク−ハンドブーフ(Kautschuk−Handbuch)第5巻Ber
liner Union,Stuttgart、149、150頁により測
定した。
【0041】加硫度測定はDIN53529に依り行な
った。
【0042】
【実施例】例 1 高められた反応温度における、予め練和されたNR(ム
ーニイ70:RRSNo.3)のDBEB(7.0ph
r)による加硫(第1部)
【0043】
【表2】
【0044】比較例1 高められた反応温度における加硫系硫黄/CBS(2.
5/0.6phr)を用いる、予め練和されたNR(ム
ーニイ70;RRS No.3)の加硫
【0045】
【表3】
【0046】例 2 DBEBを用いるSBR1500の加硫
【0047】
【表4】
【0048】比較例2 硫黄/CBSを用いるSBR1500の加硫
【0049】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 591063187 Bayerwrk,Leverkuse n,BRD (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 327/36 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式: 【化1】 〔式中A及びA′は同一又は異なるもので、一般式: 【化2】 のアミン不含チオカルボニル基を表わし、ここで、n,
    m,p及びrは0又は1であり、n+m+pの合計は少
    なくとも1であるべきであり、 R1 及びR2 は同一又は異なるもので、次の基: −C−原子数1〜10のアルキル基、 −C−原子数1〜10のアルケニル基、 −C−原子数15までのアラルキル基を表わし、 zは0<z<50の整数であり、 Xは2価(z=1)又は多価(z>1)の直鎖又は分枝
    鎖の脂肪族基、脂環式基又は芳香脂肪族基を表わし、こ
    の際、これには重合度50まで及び最低2価のポリマー
    も包含され、 z=1の場合には、Xは次のもの: −C−原子数1〜30のアルキル基、 −C−原子数1〜30のアルケニル基、 −C−原子数40までのアラルキル基を表わし、 1<z4の場合には、Xは次のもの: −C−原子数1〜20zのアルキル基、 −C−原子数1〜20zのアルケニル基、 −C−原子数20zまでのアラルキル基を表わす〕の芳
    香族ジチオカルボン酸のスルフアイド誘導体。
  2. 【請求項2】 式中のAもしくはA′は4−ヒドロキシ
    −3,5−ジアルキル−ベンゾール−チオカルボニル基
    もしくは相応するフエノールである、請求項1に記載の
    化合物。
  3. 【請求項3】 式中のXはエチレン基である、請求項1
    に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 請求項1の化合物を製造するため、式: 【化3】 〔式中n,m,p,q及びrは0又は1であり、n+m
    +qは最低1であるべきであり、R1 及びR2 は同一又
    は異なるもので、次のものを表わす: − C−原子数1〜10のアルキル基、 − C−原子数1〜10のアルケニル基、 − C−原子数15までのアラルキル基〕のジチオカル
    ボン酸と式: 【化4】 〔式中zは0〜50の整数を表わし、Xは2価(z=
    1)又は多価(z>1)の直鎖又は分枝鎖の脂肪族基、
    脂環式基又は芳香族基を表わし、この際、重合度50ま
    で及び少なくとも2価のポリマーもこれに包含され、 z=1の場合にはXは次のもの: − C−原子数1〜30のアルキル基、 − C−原子数1〜30のアルケニル基、 − C−原子数40までのアラルキル基を表わし、 1<z4の場合にXは次のもの: − C−原子数1〜20zのアルキル基、 − C−原子数1〜20zのアルケニル基、 − C−原子数1〜20zのアラルキル基を表わす〕 の混雑塩とを、−10〜+60℃の温度及び6〜9のpH
    −値で反応させることを特徴とする、請求項1に記載の
    化合物の製法。
  5. 【請求項5】 請求項1から3までのいずれか1項に記
    載の化合物を含有する、天然−及び合成ゴム用の架橋
    剤。
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