JP2852928B2 - 金属薄膜を有する転写シートの製造方法 - Google Patents

金属薄膜を有する転写シートの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属薄膜を有する転写シートの製造方法に関
する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
剥離性を有する基材上に金属薄膜を有する転写層を積
層形成した転写シートは、被転写品表面に重ね合わせて
基材側より加熱することにより被転写品表面に金属薄膜
を有する転写層を転写することができるが、転写時の熱
によって金属薄膜が侵され易くクラックや変色が生じた
り、特に金属薄膜をパターン状に部分的に設けた転写シ
ートの場合、熱によって金属薄膜による模様が変形して
被転写品の所定の位置に所定の金属光沢模様を形成する
ことが困難となる。このような問題を解決するために、
金属薄膜と基材との間にポリウレタン系樹脂よりなる耐
熱層を設ける方法も提案されている(特開昭55−105574
号)。
しかしながら上記の方法ではポリウレタン系樹脂を硬
化させるために硬化促進触媒がポリウレタン系樹脂中に
添加されるが、ポリウレタン系樹脂の硬化反応が速過ぎ
て樹脂の塗布工程中で樹脂がゲル化し易く、このため樹
脂を塗布するための版の目詰まりを生じ易い等、転写シ
ート製造時の作業性が悪いという大きな問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は上記の点に鑑み鋭意研究した結果、耐熱層
を形成する架橋硬化性樹脂中に硬化促進触媒を直接添加
するのではなく、架橋硬化性樹脂を塗布する前か塗布し
た後、或いは塗布する前と後とに硬化促進触媒を塗布す
ることにより、架橋硬化性樹脂がゲル化して版の目詰ま
りを生じたりする等の作業上の問題を解消でき、しかも
架橋硬化性樹脂を効率良く架橋せしめることができるこ
とを見出し本発明を完成するに到った。
即ち本発明は、 (1) 剥離性を有する基材に金属薄膜を有する転写層
を積層形成した転写シートを製造する方法において、転
写層の金属薄層よりも基材側に架橋硬化樹脂よりなる耐
熱性層を設け、且つ該耐熱性層を形成するための架橋硬
化性樹脂を塗布する前及び/又は塗布した後に架橋硬化
性樹脂の硬化促進触媒を塗布することを特徴とする金属
薄膜を有する転写シートの製造方法。
(2) 架橋硬化性樹脂の硬化促進触媒を、架橋硬化性
樹脂塗布層と隣接する層中に添加することを特徴とする
請求項1記載の金属薄膜を有する転写シートの製造方
法。
を要旨とするものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を部分金属蒸着層を有する転
写シートを製造する場合について図面に基き説明する。
第1図において1は離型層2を有する基材で、基材1
としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ナイロン、ポリカーボネート、延伸ポリプロピレ
ン、ポリアリレート、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポ
リスチレン、ABS等のフィルム、シートの単独又は積層
体が挙げられるが耐熱性の高い樹脂よりなるものが好ま
しく、特にPETよりなる厚さ16〜100μのものが好まし
い。離型層2はポリウレタン、エポキシ樹脂、メラミン
樹脂、アクリル樹脂、アミノアルキッド樹脂、シリコー
ン樹脂等の熱硬化性樹脂やワックス、シリコーンオイ
ル、脂肪酸アミド等の離型剤をグラビアコート、ロール
コート等によって塗布して形成することができ、塗布厚
は乾燥時で0.01〜2g/m2が好ましい。
次いで上記離型層2を有する基材1の離型層2面に剥
離層3を形成する。剥離層3はアクリル系樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ゴム系樹脂、繊維素系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂等のイン
キをグラビアコート、ロールコート等によって塗布して
形成することができるが、一般にはアクリル系樹脂のイ
ンキを1.0〜10.0g/m2(乾燥時)程度塗布して形成す
る。
剥離層3を設けた面上には必要に応じて所望のパター
ンの絵柄層4が設けられる。絵柄層4は剥離層3と相溶
性の良いように剥離層3と同様の樹脂をベヒクルとした
インキをグラビア印刷、シルクスクリーン印刷、オフセ
ット印刷、活版印刷等の印刷方法によって印刷して形成
することができる。また紫外線硬化型樹脂よりなるイン
キも用いることができる。
次いで架橋硬化樹脂よりなる耐熱性層5を設けるが、
本発明においては耐熱性層5を構成する架橋硬化性樹脂
を塗布するに先だって、該樹脂の硬化促進触媒塗布層6
を設ける。上記架橋硬化性樹脂としてはポリオール/イ
ソシアネート、OH基導入エポキシ/イソシアネート、フ
ェノール/エポキシ、アミノ変性樹脂/アルキッド樹脂
等をベヒクルとし、これに溶剤及び必要に応じて体質顔
料等の艶調整材を添加し、更に必要に応じて耐熱性をよ
り向上させるために繊維素系樹脂を添加しても良い。上
記ポリオールとしてはアクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリエーテル樹脂、エポキシ樹脂等を骨格としたポ
リオール類が挙げられ、またイソシアネートとしては2,
4−トリレンジイソシアネート、65/35トリレンジイソシ
アネート、80/20トリレンジイソシアネート、4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、ジアニシジンジイソ
シアネート、トリデンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネー
ト、フェニルイソシアネート、パラクロルフェニルイソ
シアネート、オルソクロルフェニルイソシアネート、メ
タクロルフェニルイソシアネート、3,4−ジクロルフェ
ニルイソシアネート、2,5−ジクロルフェニルイソシア
ネート、メチルイソシアネート、エチルイソシアネー
ト、n−ブチルイソシアネート、n−プロピルイソシア
ネート、オクタデシルイソシアネート、1,5−ナフタレ
ンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシ
アネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、ト
ランスビニレンジイソシアネート、トリス(4−フェニ
ルイソシアネートチオホスフェート)、N,N′(4,4′−
ジメチル−3,3′−ジフェニルジイソシアネート)ウレ
ジオン、4,4′,4″−トリメチル−3,3′,3″−トリイソ
シアネート−2,4,6−トリフェニルシアヌレート、2,6−
ジイソシアネートメチルカプロエート等が挙げられる。
耐熱性層5の厚みは0.5〜2.0μmが好ましい。硬化促進
触媒塗布層6を構成する架橋硬化性樹脂の硬化促進触媒
としては、ジプチル錫ジラウレート、オクトエ酸錫、ジ
メチル酸ジクロライド、トリメチル錫ハイドロオキサイ
ド、n−ブチル錫トリクロライド、トリ−n−ブチル−
錫アセテート、塩化第2錫、テトラ−n−ブチル錫、塩
化第1錫等の錫系化合物、塩化第2鉄、第二2−エチル
ヘキソエート鉄等の鉄系化合物、コバルト2−エチルヘ
キソエート、ナフテン酸コバルト等のコバルト系化合
物、2−エチルヘキソエート鉛等の鉛系化合物、硝酸蒼
鉛、1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタン、N−メチ
ルモルホリン、N−エチルモルホリン、トリエチルアミ
ン、N,N,−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルラ
ウリルアミン、N,N−ジメチルピペラジン、トリエチレ
ンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジア
ミン、N,N,N′,N′−テトラメチルプロピルジアミン、
N,N,N′,N′−テトラメチル−1,3−ブタンジアミン、N,
N,N′,N′−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、N,
N,N′,N″,N″−ペンタメチルジエチレントリアミン、
N,N,N′,N″,N″,N″−ヘキサメチルトリエチレンテト
ラミン、ヘキサメチレンテトラミン等のアミン系化合
物、無機酸、ブタジエンスルフォンオキシ酸、パラトル
エンスルフォン酸などの酸類、リン酸エステル若しくは
ホウ酸エステル等のエステル類、ジメチルエタノールア
ミン、ジエチルシクロヘキシルアミン等のアルカリ類が
挙げられる。
耐熱性層5を設けた後に金属薄膜7が設けられるが、
金属薄膜模様を形成する目的で金属薄膜7を部分的に除
去する必要がある場合、その部分に水溶性樹脂よりなる
水溶性パターン層8を設けることができる。金属薄膜7
を構成する金属材料としては通常アルミニウムが用いら
れるが、クロム、錫、ステンレス鋼、金、銀、銅等も用
いられる。金属薄膜7は真空蒸着、スパッタリング、イ
オンプレーティング等の方法により形成することができ
る。金属薄膜7の厚さは通常100〜1000Å程度である。
水溶性パターン層8を構成する水溶性樹脂としては、
ポリビニルピロリドン、ポリビニルエーテル等の他、活
性水素を有しないアミノ基、アミド基を含むモノマーか
らなるポリアクリルアミン、同じく活性水素を有しない
ポリエチレンイミン、ポリアクリル酸ナトリウム、イソ
ブテン−無水マレイン酸共重合体等が挙げられる。水溶
性パターン層8中にはマイクロシリカ、沈降性炭酸バリ
ウム等の無機物を含有してもよいし、もしくは以下のよ
うな水の作用で膨潤する。スチレン/マレイン酸樹脂、
アクリル酸樹脂、H−SPAN(デンプンにアクリロニトリ
ル基をグラフト化し、ニトリル基をアミド基、更にカル
ボキシル基に加水分解したもの)、デンプンアクリロニ
トリル加水分解物(架橋デンプンをアクリロニトリル
グラフト化し、加水分解したもの、シアノエチル化デ
ンプンをアクリロニトリルグラフト化し、加水分解した
もの、アクリルアミド、アクリル酸メチル、アクリル
酸又はグラフトポリマーを架橋剤で架橋し、加水分解し
たもの)、ポリエチレンオキシド樹脂、ポリアクリル酸
/ジアクリレート樹脂、架橋ポリアクリルアミド、酢酸
ビニル/アクリル酸メチル共重合体もしくはそのケン化
物、ポリアクリル酸−ジアクリレート共重合体(ポリア
クリル酸−Al、Zn、Ca等の多価金属イオン、ポリアクリ
ル酸−Nメチロール尿素、ポリアクリル酸−Nメチロー
ルアクリルアミド、ポリアクリル酸−グリセリンジグリ
シジルエーテル、ポリエチレンオキシド架橋物、ポリエ
チレンオキシド−アクリル酸−2−ヒドロキシメタクリ
レート架橋物等であって、活性水素を実質上含まないも
のを上記塗料中に添加して形成すると、後の工程で水の
作用を利用して金属薄膜の除去が容易となる利点が有
る。
金属薄膜7を形成した後、水洗すると水溶性パターン
層8の部分の金属薄膜が水溶性パターン層とともに溶解
して除去され第2図に示すような部分金属薄膜模様7aが
形成される。次いでこの表面に接着剤層9を設けて転写
シート10が得られる。接着剤層9を構成する接着剤とし
ては、例えばエポキシ系樹脂、ジアリルフタレート樹
脂、エポキシメラミン系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ゴム系樹脂、オレフィン系
樹脂、アクリル系樹脂等よりなるものが用いられる。
上記実施例では耐熱性層5を構成する架橋硬化性樹脂
の硬化を促進するための触媒を架橋硬化性樹脂を塗布す
る前のみに塗布した例について示したが、該触媒は架橋
硬化性樹脂を塗布した後に塗布しても良く、また架橋硬
化性樹脂を塗布する前と塗布した後の両方に塗布しても
良い。更に触媒は硬化促進触媒塗布層6として単独に塗
布する場合に限らず、剥離層3、絵柄層4等の耐熱性層
5と接する層中に添加しても良く、このようにすると硬
化促進触媒塗布層を別の層として設けることなく、速や
かな架橋促進が行え、かつ工程を減らせる利点がある。
以下に具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。
実施例1 厚さ38μのPETフィルムの片面にアクリルメラミン樹
脂を厚さ0.5μに塗布し、150℃で20秒焼付硬化させて離
型層を形成した後、アクリル樹脂を厚さ2μに塗布して
剥離層を形成した。次いでこの表面にアクリル樹脂をベ
ヒクルとし、これに顔料を添加してなるグラビアインキ
を用いて絵柄層を印刷形成した後、この表面に硬化促進
触媒としてジブチル錫ジラウレートを溶媒(メチルエチ
ルケトン:トルエン=1:1)に0.1重量%となるように添
加した溶液を、200、30μのグラビア版で全面コート
した。しかる後、アクリルポリオール30重量部、イソシ
アネート4重量部、ニトロセルロース10重量部、酢酸ビ
ニル40重量部、トルエン16重量部、スタナスオクトエー
ト1重量部の比率よりなる架橋硬化性樹脂を塗布量5g/m
2(湿潤状態)となるようにグラビア版で塗布し、120℃
で2秒間乾燥した後、この上に金属蒸着を施すに先だっ
て金属蒸着層を部分的に除去する個所に下記組成の水溶
性インキによりグラビア印刷を行い、水溶性パターン層
を形成した。
水溶性インキ組成 ・ポリビニルピロリドン 15重量部 ・アクリル酸樹脂 10重量部 ・マイクロシリカ 20重量部 ・メタノール 25重量部 ・イソプロパノール 30重量部 水溶性パターン層を形成後、40℃で3日間養生した
後、真空蒸着機にて400Åの厚さでアルミニウムを蒸着
し、次いでアルミニウム蒸着層側に水のシャワーを浴び
せ、水溶性パターン層の部分の蒸着層を水溶性パターン
層とともに溶解除去して部分金属蒸着模様を形成した。
乾燥後、部分金属蒸着層を形成した面側に下記組成の耐
熱性塗料を用いて全面にグラビア印刷を施し、耐熱層を
形成した。
耐熱性塗料組成 ・アクリルウレタン樹脂 35重量部 ・イソシアネート 5重量部 ・酢酸エチル 50重量部 ・トルエン 10重量部 更にこの上にビニル系樹脂をベヒクルとする塗料を用
いてグラビア印刷して接着剤層を形成して転写シートと
した。
この転写シートは金属蒸着模様の耐熱性が高く、この
転写シートを射出成形用型内に装填してアクリル−スチ
レン樹脂を射出し冷却後、型より取り出して基材を剥離
したところ、射出成形品表面にクラックや変色のない美
麗な金属光沢模様が転写された。
実施例2 実施例1における剥離層形成用アクリル樹脂の換わり
に、硬化促進触媒を含有する下記組成の剥離層形成用組
成物を用いて2μの厚さの剥離層を形成し、更に実施例
1と同様の絵柄層形成用インキ中に更に硬化促進触媒と
してジブチル錫ジラウレートを1重量部添加したインキ
を用いて絵柄層を印刷した他は実施例1と同様にして転
写シートを得た。このシートにおける架橋硬化性樹脂よ
りなる耐熱性層は実施例1におけるものと同様の耐熱性
を示した。またこのシートを用いて実施例1と同様の成
形を行ったところ、成形品表面にクラックや変色のない
美麗な金属光沢模様が転写された。
実施例3 実施例1と同様にして離型層、剥離層、絵柄層を形成
した後、この表面に実施例1と同様の架橋硬化性樹脂組
成物を塗布し、次いでこの表面にスタナスオクトエート
の0.5重量%メチルエチルケトン溶液を塗布し、次いで
実施例1と同様にして部分金属蒸着模様を有する転写シ
ートを得た。このシートを用いて実施例1と同様の成形
を行ったところ成形品表面にクラックや変色のない美麗
な金属光沢模様が転写された。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明方法によれば、金属薄膜層
の耐熱性に優れ、転写時の熱によって金属薄膜層にクラ
ックや変形が生じたり、変色が生じる等の虞れがなく、
美麗な金属薄膜層を転写できる転写シートを提供でき
る。また本発明方法では金属薄膜層を熱から保護するた
めに形成する架橋硬化性樹脂よりなる耐熱層を形成する
に当たって、架橋硬化性樹脂の硬化促進触媒を架橋硬化
性樹脂中に添加することなく、架橋硬化性樹脂を塗布す
る前及び/又は塗布する後に塗布する方法を採用したた
め、架橋硬化性樹脂がゲル化する等の虞れがなく、確実
かつ容易に架橋硬化性樹脂を架橋硬化せしめて耐熱性を
形成することができる。また耐熱性層と隣接する層中に
架橋硬化性樹脂の硬化促進触媒を添加しておくと、硬化
促進触媒塗布層を別の層として設ける工程を省略でき、
しかも、別の層として設けたときと同様な架橋促進効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図、第2図はそれ
ぞれ本発明方法の一工程を示す縦断面図である。 1……基材、5……耐熱性層、6……硬化促進触媒塗布
層、7……金属蒸着層、10……転写シート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剥離性を有する基材に金属薄膜を有する転
    写層を積層形成した転写シートを製造する方法におい
    て、転写層の金属薄膜よりも基材側に架橋硬化樹脂より
    なる耐熱性層を設け、且つ該耐熱性層を形成するための
    架橋硬化性樹脂を塗布する前及び/又は塗布した後に架
    橋硬化性樹脂の硬化促進触媒を塗布することを特徴とす
    る金属薄膜を有する転写シートの製造方法。
  2. 【請求項2】架橋硬化性樹脂の硬化促進触媒を、架橋硬
    化性樹脂塗布層と隣接する層中に添加することを特徴と
    する請求項1記載の金属薄膜を有する転写シートの製造
    方法。
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