JP2852770B2 - 内燃機関用ピストンの製造方法 - Google Patents
内燃機関用ピストンの製造方法Info
- Publication number
- JP2852770B2 JP2852770B2 JP1278524A JP27852489A JP2852770B2 JP 2852770 B2 JP2852770 B2 JP 2852770B2 JP 1278524 A JP1278524 A JP 1278524A JP 27852489 A JP27852489 A JP 27852489A JP 2852770 B2 JP2852770 B2 JP 2852770B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- core
- cooling cavity
- molding die
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C21/00—Flasks; Accessories therefor
- B22C21/12—Accessories
- B22C21/14—Accessories for reinforcing or securing moulding materials or cores, e.g. gaggers, chaplets, pins, bars
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
- F02F3/16—Pistons having cooling means
- F02F3/20—Pistons having cooling means the means being a fluid flowing through or along piston
- F02F3/22—Pistons having cooling means the means being a fluid flowing through or along piston the fluid being liquid
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は内燃機関用ピストンの製造方法に係り、特に
ピストンクラウン内の冷却空洞の製造方法に関する。
ピストンクラウン内の冷却空洞の製造方法に関する。
《従来の技術》 従来、ピストンクラウンの内部に冷却空洞を形成する
方法は特開昭60−72656号公報にも開示されているよう
に、冷却空洞成形用の中子部材である環状塩製中子に小
孔を設け、冷却抽出入力口成形用の鋳抜きピンを小孔に
挿入して、この鋳抜きピンに環状塩製中子を装着して、
この環状塩製中子を冷却空洞成形位置に保持し、金型内
に溶湯を注入して鋳造し、ピストンクラウン内の冷却空
洞を成形するようにしていた。
方法は特開昭60−72656号公報にも開示されているよう
に、冷却空洞成形用の中子部材である環状塩製中子に小
孔を設け、冷却抽出入力口成形用の鋳抜きピンを小孔に
挿入して、この鋳抜きピンに環状塩製中子を装着して、
この環状塩製中子を冷却空洞成形位置に保持し、金型内
に溶湯を注入して鋳造し、ピストンクラウン内の冷却空
洞を成形するようにしていた。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、このような従来例にあっては、冷却空
洞を形成するための環状塩製中子は、装着のため冷却抽
出入口を形成する鋳抜きピンに対応する箇所に位置決め
用の小孔を明けなければならず、また上下方向の移動に
対して固定できないので、環状塩製中子は、注湯時、鋳
抜きピンから離れてしまう。また2本の鋳抜きピンの軸
線に対して傾き、所望の位置に冷却空洞を設置出来な
い。また環状塩製中子を鋳抜きピンにセットする際及び
注湯時、特に溶湯鋳造製法による場合、前述した位置決
めの小孔より環状塩製中子が崩壊してしまうという問題
点があった。
洞を形成するための環状塩製中子は、装着のため冷却抽
出入口を形成する鋳抜きピンに対応する箇所に位置決め
用の小孔を明けなければならず、また上下方向の移動に
対して固定できないので、環状塩製中子は、注湯時、鋳
抜きピンから離れてしまう。また2本の鋳抜きピンの軸
線に対して傾き、所望の位置に冷却空洞を設置出来な
い。また環状塩製中子を鋳抜きピンにセットする際及び
注湯時、特に溶湯鋳造製法による場合、前述した位置決
めの小孔より環状塩製中子が崩壊してしまうという問題
点があった。
本発明は上記の問題点に着目してなされたものであっ
て、その目的とするところは、中子部材を所定の位置に
正確に配設することができて所定の冷却空洞を容易に形
成することができるし、溶湯が中子部材の小孔に流入し
てこの中子部材を破壊するという事故をも防止し得て高
品位のピストンが製造できる内燃機関用ピストンの製造
方法を提供することにある。
て、その目的とするところは、中子部材を所定の位置に
正確に配設することができて所定の冷却空洞を容易に形
成することができるし、溶湯が中子部材の小孔に流入し
てこの中子部材を破壊するという事故をも防止し得て高
品位のピストンが製造できる内燃機関用ピストンの製造
方法を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために本発明は、内部に冷却空洞
を有するピストンを製造するに際し、ピストン内部成形
金型の外周に円周方向に延在する突起を形成して、この
突起に冷却空洞を形成する可溶性中子を把持する保持部
材の脚部を該脚部の弾性を利用して前記保持部材の上方
への離脱を抑止するように係止した後、ピストン成形金
型内に溶湯を注湯し鋳造するようにしてある。
を有するピストンを製造するに際し、ピストン内部成形
金型の外周に円周方向に延在する突起を形成して、この
突起に冷却空洞を形成する可溶性中子を把持する保持部
材の脚部を該脚部の弾性を利用して前記保持部材の上方
への離脱を抑止するように係止した後、ピストン成形金
型内に溶湯を注湯し鋳造するようにしてある。
《作用》 上記した内燃機関用ピストンの製造方法により、中子
部材を所定の位置に正確に設置することができ、所定の
冷却空洞を容易に形成することができるようになる。
部材を所定の位置に正確に設置することができ、所定の
冷却空洞を容易に形成することができるようになる。
《実施例》 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
1図はピストン成形金型内に環状の可溶性の中子部材を
配設したピストン製造方法の説明図であって、図中符号
1はピストン成形金型を示し、符号2はピストン内部成
形金型を示している。ピストン内部成形金型2は抜取り
のために5分割された分割金型2a,2b,2c,2d,2eより構成
されている。詳しくは第2図に示すように、中心に配置
された分割金型2aと、これの両側に配置される分割金型
2b,2cと、さらに、これら分割金型2a,2b,2cの両側に配
置された分割金型2d,2eから構成されている。
1図はピストン成形金型内に環状の可溶性の中子部材を
配設したピストン製造方法の説明図であって、図中符号
1はピストン成形金型を示し、符号2はピストン内部成
形金型を示している。ピストン内部成形金型2は抜取り
のために5分割された分割金型2a,2b,2c,2d,2eより構成
されている。詳しくは第2図に示すように、中心に配置
された分割金型2aと、これの両側に配置される分割金型
2b,2cと、さらに、これら分割金型2a,2b,2cの両側に配
置された分割金型2d,2eから構成されている。
ピストン成形金型1の内部には環状の可溶性の中子部
材4、例えば環状塩製中子が配設されており、この中子
部材4はピストン内部金型2の外周に形成された外周溝
5によって構成される突起5aに係止する脚部8bを有する
保持部材6によって位置決め可能に保持されるととも
に、所定の冷却空洞形成位置にセットされている。
材4、例えば環状塩製中子が配設されており、この中子
部材4はピストン内部金型2の外周に形成された外周溝
5によって構成される突起5aに係止する脚部8bを有する
保持部材6によって位置決め可能に保持されるととも
に、所定の冷却空洞形成位置にセットされている。
すなわち、前記中子部材4は第3図に示される様に塩
分を主成分とする粉末を環状に成形加工したものが使用
される。
分を主成分とする粉末を環状に成形加工したものが使用
される。
また、前記保持部材6は、第4図に示すように3個の
中子受部材8を円弧状の支持体9で支持して成り、保持
部材6はリングの約3/1切欠した切欠リング形状をな
し、その両端及び中間部に前記中子受部材8を配してい
る。尚、この保持部材6は1枚の板部材からプレス成形
することによって得られる。中子受部材8は、第5図に
示すようにその上側部に中子部材4の内周部に合致した
形状の受部8aを有し、その下側部に位置決め係止用の脚
部8bを有している。
中子受部材8を円弧状の支持体9で支持して成り、保持
部材6はリングの約3/1切欠した切欠リング形状をな
し、その両端及び中間部に前記中子受部材8を配してい
る。尚、この保持部材6は1枚の板部材からプレス成形
することによって得られる。中子受部材8は、第5図に
示すようにその上側部に中子部材4の内周部に合致した
形状の受部8aを有し、その下側部に位置決め係止用の脚
部8bを有している。
そして保持部材6の弾性を利用して、各中子受部材8
の脚部8bをピストン内部成形金型2の外周に円周方向に
延在する外周溝5によって構成される突起5aに係止し
て、保持部材6の上方への離脱を抑止されるとともに、
各中子受部材8の受部8aを中子部材4の内周部に当接さ
せて、この中子部材4をピストン成形金型1内の冷却空
洞形成位置にセットしている。
の脚部8bをピストン内部成形金型2の外周に円周方向に
延在する外周溝5によって構成される突起5aに係止し
て、保持部材6の上方への離脱を抑止されるとともに、
各中子受部材8の受部8aを中子部材4の内周部に当接さ
せて、この中子部材4をピストン成形金型1内の冷却空
洞形成位置にセットしている。
そして、前記ピストン成形金型1に設けられた注湯口
3より溶湯7を注湯してピストン10を鋳造する。
3より溶湯7を注湯してピストン10を鋳造する。
そして、第6図および第7図に示されるようにピスト
ン内部成形金型2の分割金型2aを軸方向にスライドさせ
て離脱し、さらに分割金型2b(2c)を半径方向そして軸
方向にスライドさせて離脱し、最後に分割金型2d(2e)
を軸方向にスライドさせて離脱して、ピストン10が金型
成形される。
ン内部成形金型2の分割金型2aを軸方向にスライドさせ
て離脱し、さらに分割金型2b(2c)を半径方向そして軸
方向にスライドさせて離脱し、最後に分割金型2d(2e)
を軸方向にスライドさせて離脱して、ピストン10が金型
成形される。
そして、図示を省略した工程により中子部材4に外部
より水流を供給して、中子部材4を溶融させ、第8図に
示されるようなピストンクラウン11内に環状の冷却空洞
12が形成される。
より水流を供給して、中子部材4を溶融させ、第8図に
示されるようなピストンクラウン11内に環状の冷却空洞
12が形成される。
上記のように、冷却空洞12の形成に際しては、ピスト
ン成形金型1内の冷却空洞12に対応する所定の位置に環
状の可溶性の中子部材4を配設し、中子部材4の内周部
を保持部材6の中子受部材8の受部8aによって保持する
とともに、中子受部材8の脚部8bをピストン内部成形金
型2に形成した外周溝5に係止して、中子部材4を冷却
空洞形成位置に設定することができ、前記保持部材6
は、支持体9の弾性によって中子部材4をピストン内部
成形金具3に、十分な固縛力で固定できる。
ン成形金型1内の冷却空洞12に対応する所定の位置に環
状の可溶性の中子部材4を配設し、中子部材4の内周部
を保持部材6の中子受部材8の受部8aによって保持する
とともに、中子受部材8の脚部8bをピストン内部成形金
型2に形成した外周溝5に係止して、中子部材4を冷却
空洞形成位置に設定することができ、前記保持部材6
は、支持体9の弾性によって中子部材4をピストン内部
成形金具3に、十分な固縛力で固定できる。
したがって、中子部材4を冷却空洞形成位置に正確に
配設することができるようになり、所定の冷却空洞12を
容易に形成することができるようになる。
配設することができるようになり、所定の冷却空洞12を
容易に形成することができるようになる。
《発明の効果》 以上説明したように、本発明は、内部に冷却空洞を有
するピストンを製造するに際し、ピストン内部成形金型
の外周に円周方向に延在する突起を形成して、この突起
に冷却空洞を形成する可溶性中子を把持する保持部材の
脚部を該脚部の弾性を利用して前記保持部材の上方への
離脱を抑止するように係止した後、ピストン成形金型内
に溶湯を注湯し鋳造するようにしたから、中子部材を所
定の位置に正確に配設することができ、所定の冷却空洞
を容易に形成することができるようになる。
するピストンを製造するに際し、ピストン内部成形金型
の外周に円周方向に延在する突起を形成して、この突起
に冷却空洞を形成する可溶性中子を把持する保持部材の
脚部を該脚部の弾性を利用して前記保持部材の上方への
離脱を抑止するように係止した後、ピストン成形金型内
に溶湯を注湯し鋳造するようにしたから、中子部材を所
定の位置に正確に配設することができ、所定の冷却空洞
を容易に形成することができるようになる。
また、前記保持部材によって従来設けられていた鋳抜
きピン対応の中子部材の位置決め用小孔が不要となるか
ら、特に高圧鋳造法においては溶湯が小孔に流入して中
子部材を破壊するという事故を防止することができるよ
うになり、高品位の内燃機関用のピストンを製造するこ
とが可能となる。
きピン対応の中子部材の位置決め用小孔が不要となるか
ら、特に高圧鋳造法においては溶湯が小孔に流入して中
子部材を破壊するという事故を防止することができるよ
うになり、高品位の内燃機関用のピストンを製造するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る内燃機関用ピストンの製造方法に
供する製造装置の縦断面図、第2図は同じくピストン内
部成形金型の横断面図、第3図は中子部材の縦断面図、
第4図は保持部材の平面図、第5図は同中子受部材の側
面図、第6図および第7図はピストン内部成形金型の動
作説明図、第8図は冷却空洞を有するピストンの縦断面
図である。 1……ピストン成形金型、 2……ピストン内部成形金型、 4……中子部材、6……保持部材。
供する製造装置の縦断面図、第2図は同じくピストン内
部成形金型の横断面図、第3図は中子部材の縦断面図、
第4図は保持部材の平面図、第5図は同中子受部材の側
面図、第6図および第7図はピストン内部成形金型の動
作説明図、第8図は冷却空洞を有するピストンの縦断面
図である。 1……ピストン成形金型、 2……ピストン内部成形金型、 4……中子部材、6……保持部材。
Claims (1)
- 【請求項1】内部に冷却空洞を有するピストンを製造す
るに際し、ピストン内部成形金型の外周に円周方向に延
在する突起を形成して、この突起に冷却空洞を形成する
可溶性中子を把持する保持部材の脚部を該脚部の弾性を
利用して前記保持部材の上方への離脱を抑止するように
係止した後、ピストン成形金型内に溶湯を注湯し鋳造す
るようにしたことを特徴とする内燃機関用ピストンの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1278524A JP2852770B2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 内燃機関用ピストンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1278524A JP2852770B2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 内燃機関用ピストンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03141849A JPH03141849A (ja) | 1991-06-17 |
JP2852770B2 true JP2852770B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=17598481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1278524A Expired - Lifetime JP2852770B2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 内燃機関用ピストンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2852770B2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-27 JP JP1278524A patent/JP2852770B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03141849A (ja) | 1991-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5014658A (en) | Piston assembly having a fusible core to form a cooling channel and a method for the manufacture thereof | |
JPH09151786A (ja) | 内燃機関用ピストンの製造方法 | |
JPS63224858A (ja) | 内燃機関用ピストンの製造方法 | |
US5690159A (en) | Casting apparatus and casting method for producing cylinder block | |
KR100193730B1 (ko) | 중력다이캐스팅에 의한 피스톤 주조물의 제조방법 및 장치 | |
CN214442870U (zh) | 一种法兰产品浇注用复合模具 | |
JP2852770B2 (ja) | 内燃機関用ピストンの製造方法 | |
JP3173060B2 (ja) | 内燃機関用ピストンの製造方法 | |
US3552480A (en) | Pattern for making a sand mold with a back draft | |
JP2881152B2 (ja) | 内燃機関用ピストンの製造方法 | |
US4512385A (en) | Mold registration apparatus | |
US3720397A (en) | Molding structure for casting articles having a negative draft portion | |
US4662426A (en) | Interlock forming member used in metal casting | |
US4491168A (en) | Wear resistant insert for cast lightweighted pistons and method of casting | |
JPH0338942B2 (ja) | ||
JP3226441B2 (ja) | 鋳出しマーク付鋳造管の遠心鋳造用中子の造形装置 | |
JPH05146866A (ja) | 中空チルドカムシヤフトおよびその製造方法 | |
JPH0128927Y2 (ja) | ||
JPH0221904B2 (ja) | ||
JP2005081384A (ja) | 鋳造方法および鋳造品 | |
US3672435A (en) | Mold pattern | |
JPH02247040A (ja) | 鋳造用金型装置 | |
JPH05318025A (ja) | 内燃機関用ピストンの製造方法 | |
WO2001023123A1 (en) | Improved casting apparatus | |
JPH0715661Y2 (ja) | ホイール状製品成形用金型 |